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アップル

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Appleアップル[1]とは、アメリカ合衆国企業である。

概要

Macintosh」「iPod」「iPhone」「iPad」「Apple Watch」などのハードウェアの製造と販売、および「iTunes Store」「iBooks Store」「Apple Music」などのサービス運営している。

アメリカ合衆国カリフォルニア州パチーノの「無限ループ1番地」(Infinite Loop[2]オフィスを構える。このクパチーノを心臓部とした一帯はシリコンバレーとも呼ばれ、同社のほかにも、GoogleFacebookIntelAdobeヒューレット・パッカードなどハイテク企業の多くが本拠地としている。

アタリに勤務していたスティーブ・ジョブスロンウェイン、そしてヒューレット・パッカードに勤務していたスティーブ・ウォズニアックの三人で起業。当初は、Macintoshの前身となるコンピューター「Apple I」を手作りし、ショップへと納めていた。Apple Iと後継機のApple IIを大量生産・販売するため、1977年1月3日に「Apple Computer」として法人化。

1970年代後半~1980年代には、Apple IILisa、そしてMacintoshといった数々の名機を手掛け、1990年代現在は、さらにiMaciPodシリーズ、そしてiPhoneiPadなどの大ヒット製品を生み出した。なお、2008年iPhone発表にあわせ、社名のApple Computerから「Computer」を取り払い、「Apple」へと改めている。

2015年10月時点でのCEOはティムクック

日本法人であったアップルジャパン株式会社平成23年10月30日をもってAppleの輸入事業者であるApple Japan合同会社と合併。全業務を継承の後、アップルジャパン株式会社は解散している。

歴史

1997年以前

1983年ジョブズジョンスカリーを引き抜いてCEOに据えるが、ジョブズと経営との溝は徐々に深まっていった。1985年9月ジョブズはAppleを去り(NeXTを設立)、ウォズニアック共々「二人のスティーブ」がAppleを去る結果となってしまった。

1987年に初の一体ではない、カラー表示の可Macintoshであるmacintosh IIを発売するなど、高性・高級機として売上高を伸ばしていくが、PC/AT互換機の性が上がって出来ることに差がなくなっていくと割高なMacintoshは競争力を失うようになり、1990年にはMacintosh ClassicMacintosh LCといった廉価モデルを投入することになった。

1991年にはAIM連合が結ばれた。IBMライバルであるAppleに提携を持ちかけ、Appleが長年のパートナーであるモトローラを引き入れて新CPU開発する組みが誕生した。IBMRISC CPUであるPOWERを元にPowerPC 601が開発され、1994年Power Macintosh 6100/7100/8100のCPUとして市場に投入された。Power PCMC680x0とは全く互換性はないものの、Appleはエミュレーションを成功させ、新機種でもこれまでのソフトを使えるようにした。

しかし、Appleの業績は年々悪化していった。OSの内部設計の陳腐化(メモリ保護の欠如、プリエプティブなマルチタスク機構の欠如など)を問題視した経営は次世代OS開発を決断するが、社運をかけたCoplandの開発は失敗に終わり、やむなく他社の技術を導入することを決定した。この中の補者には、MicrosoftWindows NTまでもが含まれていた。

一時はBe社(元Appleのジャン=ルイ・ガセーが設立)のBeOS大本命とされていたが、最後の最後で大逆転して1997年NeXTの買収が決まった。そして電撃的にAppleに復帰したジョブズが、Appleを再生へと導いていくこととなった。

1997年以降

1997年12月に、Power Macintosh G3 DT/MTが登場する。低価格ながら驚くべきほどの高性を発揮したPowerPC G3PowerPC 750)を搭載しており、安価ながら高性を実現して停滞していたMacintoshにとってはカンフル剤となった。

そして1998年5月Worldwide Developers Conferenceにおいて、iMac電撃的に発表された。ポリカーボネイト素材ベースに半透明トランスルーセント)筐体を採用したことで話題をさらったが、SCSIやADBなどをレガシーインターフェースとして全し、まだ普及前のUSBを新たに全面的に採用したことでも衝撃を与えた。安価でありながら最上位のPower Macintoshに準ずるCPUを採用しており、高性をも享受出来たiMacは大ヒット商品となった。

さらに、ジョブズ1998年8月に、電撃的にMicrosoftとの特許クロスライセンスおよび業務提携をまとめた。AppleとMicrosoftは長年「ルック・アンド・フィール」を巡って争っていたが、これにより両社の諍いが解消され、経営危機に陥っていたAppleにとっても大きな助けとなった。

NeXTの技術を全面的に導入した新OSRhapsody)も、1999年に姿を見せることとなった。しかし、サードパーティの反応が鈍いと見るやこれをMac OS X Serverという別カテゴリの製品とすることとし、Carbonという旧来のMac OSからの移植性を高めたAPIが新たに開発された。2000年9月より店頭販売されたMac OS X Public Betaを経て、2001年3月Mac OS Xの正式リリース版が発売開始された。仕様が大きく変わり、当初は動作の重さも摘されたが、徐々に最適化が進み、堅かつ軽快なOSとしてユーザーにも広く受け入れられていった。

その一方、PowerPCの方に問題が生じていく。x86プロセッサの伸びに追いつけないのみならず、2002年に登場したPowerPC G5(PowerPC 970)は低消費電力・低発熱量という優位性まで失ってしまった。力商品であるPowerBookがPowerPC G4のまま据え置きとなってしまったことに業を煮やしたジョブズ2005年Worldwide Developers ConferenceにおいてインテルCPUを採用した製品を提供することを発表、翌年の2006年1月予告通りIntel Coreを搭載したMacBook ProPowerBookが改称)とiMacが登場した。

2020年6月、AppleはARMアーキテクチャにより設計されたAppleシリコンを採用することを発表した。同年11月Apple M1を搭載したMacBook AirMacBook ProMac miniが発売され、低発熱量ながらIntel Macをも上回る衝撃を与えた。

macOSデバイス

Mac(旧・Macintosh)

Apple computer(当時)が1984年から販売を開始したパーソナルコンピュータシリーズの総称。旧称はMacintoshマッキントッシュ)。

最初期から常にコンシューマ層が使用することを意識した製品思想が貫かれており、GUIを採用したOSマウスの標準化、技術用語や命調を排除した解りやすいマニュアル作り、筐体カラーリングをベージュやにする(初代)、ハード面、ソフト面における丁寧なデザイン、コネクタ接続部の説明をアイコン表示するなどといったことが施されている。

iMac

MacintoshMacシリーズのうち、初~中級者向けデスクトップパソコンに属する。

初代Macintoshの意思を受け継いだディスプレイ一体モデルの後継機種。1998年に初代モデルが発売されてから最新モデルまで、計七回ものフルモデルチェンジを経ている。都度、そのデザインは様々に変革されているものの、根底にある「ディスプレイ一体」という思想は変わっていない。

いまなお高い人気を誇る、デスクトップタイプにおける同社の軸の商品である。

Mac mini

MacintoshMacシリーズのうち、中級者向けデスクトップパソコンに属する。

mini」という名の通り、幅19.7cm x 行き19.7cm x 高さ3.6cmと、デスクトップタイプMacintoshでは最も小さいモデルとなっている。いわゆるミニPCサイズ感のMac版と言える。

他のMacintosh較して価格が安いかわりに、ディスプレイキーボードマウスなどが付属していない。それらを本製品とあわせて購入しようとした場合、オールインワンタイプiMacよりも高額になってしまう可性がある。ゆえに、すでにディスプレイなど一式を所有しているWindowsユーザーからの移行にターゲットを絞ったモデルであるとも言える。

Mac Studio

MacintoshMacシリーズのうち、上級者向けデスクトップパソコンに属する。

Mac miniと似たデザインであるが、Mac miniミニPCサイズ感であるのに対して、それよりもMac Proのようなタワーほどではないものの高さがある筐体である。

Mac miniと同様に本体のみで他の周辺機器は付属しない。

Mac Proほどの高額な商品を購入しての高度な作業は行わないが、本格的なデスクトップでの編集作業を行うなどの用途がある。

Mac Pro

MacintoshMacシリーズのうち、超上級者向けデスクトップパソコンに属する。

Power Macシリーズの後継モデルとなるハイエンドクラスの製品で、同じデスクトップタイプMacintoshであるiMac較すると、よりハイスペックに、より拡性が高くなっている。

その分Apple製品の中では飛び抜けて高額であり、プロ向けとして扱われている。

MacBook

MacintoshMacシリーズのうち、中~上級者向けノートパソコンに属する(2015年以降のモデル)。

歴代のモデルごとに都度立ち位置を変えている製品であり、初期~2011年の取扱中止までのモデルは初~中級者向けMacBook Airに相当)の立ち位置を取っていた。2015年復活したモデル以降は、事実MacBook Airの上位モデルの位置付けとなっている。一から再設計された本体に歴代Macとして初めてのファンレス構造、Retinaディスプレイを搭載し、入出力ポートがUSB Type-Cコネクタを採用したUSB 3.1端子(電ポート兼用)とオーディオ出力端子のみと割りきった仕様となった。

また、ポリカーボネート製のMacBook以来となるカラーバリエーション(3色)が選べるようになっている。

MacBook Air

MacintoshMacシリーズのうち、初~中級者向けノートパソコンに属する。

モデルは「圧倒的なコンパクトさと薄さ」という明快なコンセプトのもとに制作されており、それを実現させるため、有線LANポートやドライブといった要素は大胆に切り捨てられている。

また、ストレージはHDD(初代モデルのみ)かSSDを搭載し、後にストレージがSSDのみになりドライブ止と併せて、MacBook Airは「ゼロスピンドル」(駆動部品がない)モデルとなっている。

MacBook Pro

MacintoshMacシリーズのうち、中~上級者向けノートパソコンに属する。

過去に発売していたPowerBookシリーズの後継モデルにあたり、同じノートタイプMacintoshであるMacbook Airべてさまざまな強化が施されている。特に、MacintoshシリーズRetinaディスプレイを搭載したのは本製品が初となる(2015年4月時点では、MacBook Airを除いたすべてのディスプレイ一体MacintoshRetinaディスプレイモデルが用意されている)。

ディスプレイ表示の美しさ、動作速度ともに申し分ないが、その分価格はお高めとなっている。

iOSデバイス

iPhone

Apple製のスマートフォンで、物理ボタンを極限までし、かわりにディスプレイに直接で触れて操作するという独特なインターフェースを搭載している。

シンプルな操作性も特徴であり、従来他社製品のような複雑な階層構造のメニューにはなっておらず、トップ画面にタイル状に並べられた「電話」「カレンダー」「メール」といったアイコンタッチするだけで基本的な操作が完結する。万一操作に迷った場合などは、一前面に配置された物理ボタンホームボタン)を押すだけでトップ画面に戻ることができる。

同製品の爆発的なヒットによって、この操作性などを含めたスマートフォンの在り様が、iPhoneの発売前 / 発売後とで大きく転換している。上述の引用文にもある通り、まさに「電話を再発明」した革命的な製品である。

iPadOSデバイス

iPad

Apple製のタブレットPCiPadに複数のモデルが出てからは全体の総称である。ディスプレイ上を直接タッチジェスチャーで操作する。

前述の通り、ディスプレイ以外にに入るものが存在しないため、用途について外観からの先入観を与えない。使用する人によってiPadは額縁に見え、本に見え、楽器に見える[3]

まさに「魔法」と呼ぶべきデバイスである。

iPad(無印)

元来はiPadと言えば一のモデルであり、現在でも特に「iPad」以外の名称は付いていないモデル

当初はミドルレンジとして最も一般的なモデルであったが、iPad Airが登場してからは無印が廉価版としての位置付けになる。ホームボタンと9.7インチマルチタッチディスプレイのみ、という非常にシンプルデザインであり、そのディスプレイ上を直接タッチジェスチャーで操作する。

iPad mini

2010年iPadが登場してからの初となる「iPadファミリー」。

iPadが9.7インチというサイズであるのに対し、iPad miniは7.9インチと2インチ近くコンパクトになっている。重量についても、iPadより130g程度軽い。

当初、7インチタブレットという存在をスティーブ・ジョブズDOA(Dead on Arrival 、到着時死亡、語義としては来院時をすためすなわち即死)と呼び否定していた。しかし後に、副社長ら幹部からの説得に応じて必要性を理解し、このiPad mini開発に携わっていたとされる[4]

iPad Air

iPadのミドルレンジに相当する機種。

かつては無印iPadがミドルレンジの一般的な用途向けであったが、本機種がそのポジションを受け継ぎ、無印を廉価版とした。

iPad Pro

iPad」「iPad mini」「iPad Air」に続く4番となるiPadファミリー

12.9インチの巨大なディスプレイと高速な処理性、そして別売りで用意されているキーボード一体カバーの「Smart Keyboard」と、タッチペンの「Apple Pencil」など、よりプロ向けをターゲットとしたiPadとなっている。

スピーカーが4か所搭載されているほか、iPad Proの本体そのものがユニボディ製のエンクロージャーとなっており、中低音域が増幅されることで迫力あるサウンドを出力している。

watchOSデバイス

Apple Watch

Appleのスマートウォッチ

iPhoneBluetoothでペアリングして使用することが前提となっており、通話やメールGPSなどの通信はiPhone側にて処理し、その結果をApple Watchへと転送する手法を採用している。ただし、時計としての本体機、および活動量計機などについては単独で使用可となっている。

“i”の文字を冠しないネーミング(後述)や、多な組み合わせが可パーツバリエーションなど、従来のApple製品と較して異質な点が多く見られる製品である。

tvOSデバイス

Apple TV

Appleのセットトップボックス。公式サイト上での表記は「TV」(TV)。開発中コードネームは「iTV」。

HDMIケーブルテレビへと接続し、iTunes Storeで購入またはレンタルしたコンテンツや、各種コンテンツ事業者が用意しているチャンネルコンテンツなどををストリーミング再生することができる。また、AirPlayを使用して、MacintoshiOSデバイス映像などをミラーリングする用途でも使用可

2015年10月発売の第4世代からは新たに「tvOS」を搭載し、Siriを導入したほか、サードパーティー製のアプリApp Store経由でインストールすることが可となった。

その他・アクセサリ

iPod

Appleが発売しているポータブルオーディオの、初代の製品名であるとともにシリーズの総称。

2001年に初代iPodが発売されたのが最初であり、その後、iPod mini2004年)、iPod shuffle2005年)、iPod nano2006年)、iPod touch2007年)などのiPodシリーズが登場した。

シリーズ登場後も、「iPod」という名称は初代同様にHDD搭載のものをしていたが、2007年登場の第6世代iPodから「iPod classic」と名称変更されたため、以降はシリーズ全般をす言葉となった。

iPod classic

iPod」と名前の後ろに何も付かなかった初代の後継シリーズ

iPod nanoiPod iPod touchといったiPodシリーズが次々と登場していく中で、初代・シリーズ名同一症候群に陥ってしまったため、6代より「iPod classic」と名称変更された。

このモデルのみ記憶媒体がハードディスクであるため、大量の音楽記憶させることができる。また、USBハードディスクとして利用することができるほか、iPod nanoと同様に動画ゲームを楽しむことも可となっている。

iPod nano

iPod touchiPod shuffleの中間に位置する、小ささと機性とを両立させたiPodラインナップである。

その時代にあわせてモデル毎に著しく立ち位置を変化させるのが特徴。2014年時点の最新モデルは第7世代。

iPod shuffle

iPodシリーズの中で最も廉価なモデルである。

液晶は搭載されておらず、音楽も順番に再生ランダム再生の二通りのみとシンプルな構成となっている。

本体自体がクリップになっているので、に付けた状態で行動することができる。ランニングスポーツアップなどにあわせて使用していても邪魔にならず、非常に相性が良い。

iPod touch

iPhoneから電話を省いたもの。iPhone同様、マルチタッチディスプレイ無線LANを採用しているマルチメディアプレイヤーであり、庭や外出先でWi-Fi環境が整っていれば、メールの送受信やアプリ・楽曲のダウンロードskypeを使った通話なども可となっている。

モバイルルーターのようなデータ通信端末とセットで持ち歩くことで、iPhoneに近い使い方も不可能ではない。

なお、iPod Touch以外のiPadシリーズについては、後述の「その他・アクセサリー」項を参照。

Beats by Dr.Dre

Appleが展開する、(b)マークロゴでおなじみのオーディオブランド

ブランドの前身は、2008年に設立されたアメリカ合衆国オーディオメーカー「ビーツ・エレクトロニクス」の同名のブランドである。2014年にAppleによりビーツ・エレクトロニクスが買収され、その後はAppleがライセンスを取得している。設立に関わったのは、音楽プロデューサーラッパーの「ドクター・ドレー」と、インタースコープ・ゲフィン・A&Mレコード会長の「ジミーアイオヴィン」。両名ともに買収後はAppleに籍を置いている。

重低音と高音とのメリハリを効かせた音色のほか、ワイレス接続とノイズキャンセリングの搭載に重きを置いている。

その他ハードウェア

ソフトウェア・サービス

macOS

Macintoshに搭載されているOS。旧名称は「Mac OS X」「OS X」。前身は「Classic Mac OS」であるがOSとしての構造はClassic Mac OS 9とMac OS Xの間で全くの別物である。

トラックパッドによるタッチジェスチャー操作を軸としたユーザインタフェースや、OS上にアプリケーションダウンロード販売から自動インストールアップデートまでの仕組みを組み込むなど、先進的な機を多く搭載する事が特徴。一方でベースUNIXを用いており安定性も高い。

新しさと安定性を兼ね備え、様々なユーザーに受け入れられやすいOSとなっている。

iOS

iPhoneiPadなどのApple製品に搭載されているOS。旧名称は「OS X iPhone」「iPhone OS」。

によるタッチジェスチャーに特化されたOSで、で弾いた勢いにあわせて大きくスクロールし次第に減速していく「慣性スクロール」や、それ以上スクロールできないと逆方向に跳ね返る「バウンスバック」など、直感的な操作感を重視した作りとなっているのが特徴。

ベースとなっているのはUnixの一種であるDarwinMach、BSD系)で、APICocoaを採用しており、一部はmacOSと共通している。ただしインターフェース部分はタッチ操作に適したものになっており、その点で異なる。

Siri

iOS 5から搭載された、音声認識パーソナルアシスタント

で話しかけることにより、タッチネルを介さずにiOSの機メール・リマインダー・音楽再生など)や各種検索を利用することができる。

音声入力自然言語に対応しているので、一般的に人が会話するような自然な口調を認識し、その言葉の意味や文脈を理解することが可

Safari

Apple製品に標準で搭載されているWebKit系のウェブブラウザ

Mac OS X V10.3から導入され、現在iPhone / iPad / iPad mini / iPod touchにも搭載されている。以前にはWindows向けにもリリースされていたが、バージョン5を最後に停止している。Windows版については脆弱性が報告されているexitため、使用を中止しアンインストールすることを推奨。

iCloud

Appleが提供するクラウドサービスで、2011年10月12日よりサービス開始された。

これまではOS XWindowsインストールされたiTunesが担っていた「デジタルハブ」としての役割を、クラウド上で実現したものである。

楽曲や写真、iWorkで作成した書類、iOSデバイスバックアップブックマークといった数々の情報が、iTunesを経由せず、ネットワークを通じて自動的に同期される。

なお、iCloudの利用にはApple IDの作成、および作成したApple IDiCloudデバイスに登録しておく必要がある。

iTunes

メディアプレイヤーおよびiOSデバイス管理機をあわせ持ったアプリケーション

音楽動画インターネットラジオPodcastなどの再生や、音楽CDの取り込み、iTunes storeでの楽曲の購入などが利用できる。iOSデバイスを管理するアプリケーションという側面が強いが、iOSデバイスを持っていなくてもメディアプレイヤーとして十二分に活用できる。

2015年6月からは後述の「Apple Music」がサービスを開始しており、同サービス契約した場合はiTunes上の「ミュージック」項Apple Musicへと置き換わる形式となっている。

iTunes Store

Appleが運営する世界最大級のコンテンツ配信サービス略称iTS、旧名称はiTunes Music Store

ミュージック映画電子書籍アプリケーションといった各種コンテンツの購入・ダウンロードを行うことが可シンプルで利便性の高いUIや、Store内で定期的に特集が組まれるなど、コンテンツへの導線を強めるための仕組みが整備されている。2015年6月からは後述の「Apple Music」がサービスを開始しており、ミュージックについてはそちらへの移行が案内されている。

なお、日本におけるiTunes Store運営は、Apple日本法人ではなく、Appleの直轄組織「iTunes株式会社」が担当している。

Apple Music

Appleが運営する音楽用のコンテンツ配信サービス公式サイト上での表記は「MUSIC」(MUSIC)。

従来は個別に分かれていた「ミュージックiTunes)」「iTunes Radio」「iTunes Store」「iTunes Match」を統合し、さらに、2014年5月にAppleが買収した企業Beats Electric」の音楽コンテンツ配信サービスBeats Music」を組み込んでいる。

ストリーミング再生方式による定額制の聴き放題サービスで、ユーザー趣味嗜好を学習し提案する「For You」や、24時365日放送される「Radio」といった機により、ユーザーへ新しい楽曲との出会いを提供する仕組みが全面に押し出されている。

その他ソフトウェア

人物

スティーブ・ジョブズ

Appleの創立者のひとりであり、会長であり、前CEOであった人物である。Appleの社員番号は「0」。

常に業界の一歩先を行く、Appleのカリスマカリスマであり俺様キャラなため、一時Appleから追い出されたこともある。

パーソナルコンピュータを初めてコンシューマ用として提供し、GUIを一般に普及させた。また、iPodにより携帯音楽プレーヤーを再定義し、音楽ダウンロード販売を通じて音楽ビジネスの根底を揺るがした。更にiPhoneでは携帯電話の再定義を果たし、フィーチャーフォンからスマートフォンへの置き換えを急に加速させた(スマートフォン自体はiPhone以前から他社製品が存在していた)。iPadタブレット端末を再定義し、一般消費者にタブレット端末の利便性を認知させ普及させた。

2011年8月24日、AppleのCEOを辞任、会長職に退いた。後任は経理の上手さで定評のあるCOOティムクック

同年10月5日、膵臓腫瘍による呼吸停止により死去。

スティーブ・ウォズニアック

パソコン歴史に残る大偉業である"世界初のパーソナルコンピュータ"「Apple I」とその後継機「Apple II」の生みの。「Apple」の創立者のひとりであり、スティーブ・ジョブズにとってのドラえもん的存在である。通称は「ウォズ魔法使い」。Appleの社員番号は「1」。

ジョブズをして「天才」と評せしめる偉大なエンジニアで、現在のAppleの礎となる数々の製品を遺した。

会社経営には興味がなく、AppleのメインMacintoshになっていくにつれエンジニアとして表舞台で活躍する事がなくなっていった。現在でもAppleの肩書きなし社員でありながら大のまま、コンピュータや通信施設を小学校に設置したり、教えたりする活動に従事している。

ジョナサン・アイブ

フルネームジョナサン・ポール・アイブ。通称ジョニー広島弁でしゃべる人Appleの「チーフデザインオフィサー」(最高デザイン責任者)であり、英国王室から爵位を授かったナイトである。

1992年よりAppleのデザインチームに所属し、スティーブ・ジョブズが復帰した1997年よりインダストリアルデザイングループ担当上級副社長へと就任した。

2013年以降はインダストリアルデザインだけでなく、OS XiOSGUIへも担当範囲を広げており、役職もデザイン担当上級副社長を経て、2015年10月時点ではチーフデザインオフィサーという包括的な内容に改められている。

クレイグ・フェデリギ

Appleのソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長であり、ジョーク担当の銀髪チョイワルオヤジである。

その役職名の通り、Appleの2大OSOS X」と「iOS」の開発責任者を努める。

技術的・性格的に「ギークの神様」と評されるほどの人物であり、要職に就いた後も、技術系のフォーラムに出しているほどのテクノロジーフリークである。また、Appleの保有する特許の共同発明者として名前を連ねる発明者としての側面も併せ持っている。

Apple製品取り扱い店

Apple Store

Apple直営の製品販売店・ブランドショップ修理受付やワークショップなどの施設も店舗内に併設されている。

Apple製品のショッピング体験をコントロールする、という的で設営された販売店舗で、世界店舗数は400をえる。日本では、2003年に第1号店となる「Apple Store 銀座」がオープンして以降、2015年4月までに計9店舗が展開されている。

その他

関連動画

開封の儀・レビュー

関連静画

関連リンク

関連項目

GAFA
Google - Apple - Facebook - Amazon

脚注

  1. *その他の用法については、記事「アップル」を参照
  2. *【豆知識】「マップ」アプリのアイコンの地図は、アップル本社の所在地「Infinite Loop」exit
  3. *林 信行「iPadショック」よりexit
  4. *【iPad miniは買いか、待ちか】石川 温の「スマホ業界新聞」Vol.007exit_nicochannel
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