ゲート・オブ・アミティリシア・オンラインとは、翠玉鼬(すいぎょくいたち)氏が『小説家になろう』にて連載しているWeb小説である。株式会社マッグガーデンのマッグガーデン・ノベルズより書籍化もされている
ストーリー
VRMMORPG『ゲート・オブ・アミティリシア・オンライン』 五感を刺激するというファンタジー系仮想現実世界に、リアルにない未知の味を求めて参加した狩野拳児。アミティリシアの食材を食べ歩き、目指すは土地畑付一戸建てを得ての自給自足生活だったはずなのだが……マナーの悪いプレイヤーと対立したり、色々なNPCと親しくなったり、上位プレイヤーと懇意になったり、幻獣に懐かれ(?)たり。厄介事に巻き込まれ、時には首を突っ込みながら、今日も新たな味を求めてログインし、獲物に拳を叩き込む。
登場キャラクター
プレイヤー
- フィスト
- 本作品の主人公。本名は狩野 拳児(かのう けんじ)。リアルでは経験済みらしいが恋人などはいないもよう
- テーブルトーカーであるためGAOの世界にあっさりと順応している。そのためゲーム的要素であるマーカー機能(プレイヤーとかNPCとかを見分ける機能)を初っ端から切っている(たまにオンにするがすぐにオフにする)
- NPCの事は人間性があるNPCとしてみており、世間話をしたり、酒を飲み交わしたりと割と好感度が高い
- GAOでは食べ歩きがメインで動いている
- 森のエルフの第一発見者でもある
- 魔族襲来の時にオリジナルスキルを習得しており、脚や手で物が斬れるようになっている
- 解体スキルを広めたのも彼である(彼より前に解体スキルを取ってる人がいる描写はある)
- 解体スキルはあっさりと習得したがそれは子供の時に祖父の猟に着いていって解体しているところを見て慣れているから
- 性病プレイヤーを治療したことから『救性主』というある意味不名誉二つ名を得ている
- 現在はストームウルフ(クイン)と共に行動しているが調教しているわけではない
- 彼の事を知っているプレイヤーは彼がPVPしようとすると止めに入る(肉が食えなくなるという理由で)
- スキルはマニュアル発動派
- レイアス
- 金属製の鍛冶職人
- フィストと出会ったときは店を改装しており、露天を開いていた。フィストのガントレットは彼が作っている
- フィストの解体を見ていた為解体スキルを習得出来るがする気は無いもよう
- フィストよりも見た目は年上だが、実は年下
- ルーク
- どこぞのレプリカな貴族では無い
- フィストとは器物破損で捕まったプレイヤーを目撃したときに出会い、その後も何かと情報を教えあったりしている
- シルバーソードのギルマスで近接戦闘担当
- NPCのことはβ版でのとある出来事から唯のNPCとしては見ていない。そのため好感度は高く、見目も麗しく、正義感もそれなりにあるため、人気が高い
- 『勇者』の二つ名を当然のように持っている。後にラーサーの教えを受けて聖属性を得る事になる
- ちなみにフィストのフレンド第一号でもある
- ブルート
- 一番最初にフィストに倒されたプレイヤー
- 当初はリアルで色々あり、余裕が無く、むしゃくしゃしてただけであり、本来は割と優しい人物
- フィストに倒された後も荒れていたが、自由戦士団に入り、余裕が生まれたのか元の性格に戻った
- 何故かフィストのファンになった
- スウェイン
- シルバーソードの一員で魔術師
- フィストと同じくテーブルトーカー
- ジェリド
- シルバーソードの一員でタンク
- 偶々岩に潰されかけた地精を助けた事により『地精の恩恵』を貰い、ついでに精霊魔法を習得した(地精は岩程度に潰されるような存在では無い)
- ウェナ
- シルバーソードの一員で斥候
- フィストと同じくテーブルトーカー
- ミリアム
- シルバーソードの一員で精霊魔法がメインの弓使い
- シリア
- シルバーソードの一員で呪符魔術師
- シザー&スティッチ
- コスプレ屋という武具店を開いている夫婦
- リアルでもコスプレ屋で夫婦である
- スティッチはフィストが初来店時は霧雨魔理沙の格好をしていた
- ちなみに店には色々な武具が置いており、どこぞの黒の剣士が使っていたバカデカい大剣と漆黒の金属鎧やら金の鳥のような模様と紅い宝玉が填め込まれた青色の盾やらバルディッシュやら神剣パラディオンやら聖闘士達の鎧やらが置いてある
- やってきたエルフ(NPC)にはロードス島戦記のディードリットの防具をアレンジしたものを売っていた
- グンヒルト
- フィストが解体スキルを教えた第一号である。ちなみに女性
- βテスターだがその時とは容姿も名前も変えている(β時代はヘルヴァ)
- 後にドラードにエルドフリームニルという店を構える
- ツキカゲ
- 忍者プレイをしているプレイヤー
- 伊賀忍軍というギルドに入っている(もちろん甲賀忍軍も存在する)
- ヤスナガ
- 伊賀忍軍のギルマス
- ちなみに本物の忍者が混じっているらしい
- レディン
- 自由戦士団のギルマス
- アオリーン
- 自由戦士団のサブマス
- アイシャ
- GMコール時に出てくるGMの一人
- モーラ
- 料理研(アミティリシア料理研究会の略称)のギルマス
- ケモスキー
- 戯れ隊(モフモフと戯れ隊)のギルマス
- カーラ
- 幻獣と一緒に行動している少女
- 名前はロードス島戦記からだが幻獣がフェレットであるため魔法少女扱いされている(実際に魔術師なため間違いでは無いが)
- ドラード防衛戦に参加していた
- シェーナ
- 幻獣と一緒に行動している女性
- ドラード防衛戦に参加していた
- ミシェイル
- 幻獣と一緒に行動している少年
- ヴィントと行動するようになった経緯からか掲示板では小慶治やプチ慶治と言われているが二つ名にはなっていない
- ドラード防衛戦に参加していた
- ゴードン
- 幻獣と一緒に行動している男性
- ドラード防衛戦に参加していた
- ローゼ
- 空腹でぶっ倒れてフィストの飯を奪った(書き方は悪いが強奪とかではなくフィストが自らの意思であげた)
- その後フィストと戦い負けた
- 呪符を身体に貼り付けている
- リアル友達が始めたがその頃は事故を起こして入院中で最新話時点で退院していない
- オレ口調だが女性である
- ジョニー
- 漁師プレイヤー
- 釣った魚がドロップ化したことに嘆いてたところにドロップ化しなかったフィストに出会い、『解体』スキルを教えてもらった
- ニクス
- 第二陣の新人プレイヤー。胸はデカい(フィスト曰く愛宕梨級)
- ローゼとはリア友
- ライガ&ウルム
- 第二陣の新人プレイヤーで夫婦である
- フィストに解体スキルを教えてもらい習得した
- ライガは子供の時に父の猟に連れて行かれて解体シーンを見ていて、ウルムはそれについて行っていた為にグロ耐性はある
NPC
- パーキンス
- 訓練場の教官の一人
- コーネル
- コアントロー薬剤店の店主
- 旅に出るフィストより性病用のポーションのレシピを譲り受けた
- ローラ
- コーネルの妻
- ボットス
- 狩猟ギルドの人
- ミスティ
- アインファスト大書庫の司書だが名前が出てきたのは23話目である
- アルフォンス・ブラオゼー
- 魔族のアインファスト襲撃時にフィストに助けられた貴族の少年
- それ以降はフィストの大ファンになった
- 暴風狼(ストームウルフ)/クイン
- 魔族に襲われて負傷しているところをフィストに助けられた幻獣(負傷した状態でもブラックウルフには圧勝していた)
- それ以降は礼も含めて同行している
- ジェーンとは何故か仲が悪い
- ジャン
- コーネルとローラの息子。名前が出てきたのは40話目
- ライアー
- ゴッドビュージャーナルの新聞記者だがNPCなのか運営の人間なのかは不明だが便宜上こちらに表記
- パーチ
- 眼帯をしている傭兵。見た目は悪人だが実際には常識人。クラウンやバーンとパーティを組んでいる
- クラウン
- モヒカン頭の傭兵。見た目は悪人だが実際には常識人。パーチやバーンとパーティを組んでいる
- バーン
- 火傷跡がある傭兵。見た目は悪人だが実際には常識人。パーチやクラウンとパーティを組んでいる
- マイク
- ツヴァンドの狩猟ギルドの人
- 昆虫食に抵抗は無いようでフィストからジャイアントワスプを個人的に買い取っていた
- ラーサー
- 元騎士の老人で『聖騎士』と呼ばれ、『剣聖』の一人でもある
- 年齢により引退したが実力は衰えていない(修行場で実力を上げたルーク達が手も足も出ないほど)
- シュタール・フォルト
- フィストと同じく徒手で戦っていた王都ヌルーゼの騎士で破壊鎚と呼ばれていた
- 地底湖(ルーク曰く修行場)にて彼もしくは親類と思われるの白骨化した遺体をフィストが見つけた
- ザクリス
- 森のエルフの一人でテオドルやマウリと共にクルトを探しているときにフィストに出会った
- テオドル
- 森のエルフの一人でザクリスやマウリと共にクルトを探しているときにフィストに出会った
- マウリ
- 森のエルフの一人でザクリスやテオドルと共にクルトを探しているときにフィストに出会った
- クルト
- 森のエルフの一人だったが負傷が元で亡くなりゾンビ化した
- フィストにより倒されたが原型を止めていた為ゾンビ化してからはそんなに経っていないもよう
- フィストの案内でやってきたザクリス、テオドル、マウリの手によって里に帰り、火葬された
- ヨアキム
- フィストが出会った森のエルフの長
- マイユ
- ザクリスの妻
- シェオベーゼ兄弟
- 賞金首のNPCの兄弟
- 兄はツヴァンド、弟はエルフの村を襲った
- 兄の方はプレイヤーが多かったのもあってあっさりと終わったが弟の方はフィスト一人だったこともあり劣勢であったが最高傑作の死霊騎士を倒してルーク達が来たことにより敗走し、最終的にはルークに討ち取られた
- 死霊騎士のドロップ品は強力だが呪い+瘴気付きでまともに扱うのは不可能
- ケルベロス/ヤミカゲ
- ケルベロスの子供だが、突然変異なのか毛は白いし首は一つである
- インプリティングによりツキカゲを親だと思っている
- シールドフェレット/ロードス
- カーラが偶々落下したところにいてそれからカーラが何回か会いに行ったことにより同行するようなった
- 魔力による防御フィールドを展開する特殊能力により防御能力は高い
- サンダーバード/ファルコ
- 狩りの時に出会いその後も何かと狩りを一緒にするようになり、同行するようなった
- クインとジェーンの喧嘩には呆れているため仲が悪い原因に気付いているもよう
- フレイムホース/ヴィント
- ミシェイルが諦めずに何度も乗ろうとした事に折れて同行するようなった
- クインとジェーンの喧嘩には勝手にやれという感じで我関せずであった
- アイアンタイガー/ジェーン
- 元々はゴードンと戦っていたのだがマタタビのせいで惚れてしまったのか同行している
- 何故かクインとは仲が悪い
- ヨルグ
- ドラードの狩猟ギルドのマスター
- デトレフ・ブローベル
- ドラードに商会を構えている恰幅の良い男性
- ヘルマン
- ブラオゼー家に仕えている執事
- エドヴァルド・ブラオゼー
- ドラードの領主でアルフォンスの兄
- ゼルマ
- グンヒルトの店で働いている少女
スキル一覧
※適当に並べているだけ
スキル名 | 効果 |
---|---|
解体 | 対象を解体出来る 敵が一切ドロップしなくなるが魚などがそのまま手に入るようになる(鯨を例にすると解体スキル持ちはそのまま手に入るが持っていないプレイヤーはヒレ一つなど微々たる物になる)ため漁師系や狩人系のプレイヤーは習得しているもよう |
手技 足技 |
殴ったり蹴ったりするときなどに補正がかかる 格闘系プレイヤーはほぼ習得している |
空間収納 | リアルマネー1万で購入可能(所謂課金スキル) 買わなくても機能が付いている鞄などがゲーム内に存在する 鞄には耐久力があり、無くなると中身をばらまくなどの欠点があるため多くのプレイヤーが購入している 発動中は常にMPを1消費している。アップデートにより消費MPを増やして容量を増やせるようになった |
魔力撃 | 武器などに魔力を乗せて攻撃する 手技や足技などと併用可能 魔力変換があると属性も乗せれる |
強化魔力撃 | 魔力撃の上位版 重ね掛けすることで威力を上げれるが痛覚軽減無効や痛覚鋭敏化などデメリットが発生する |
知識系 | 対応した物の事を知ることが出来るが、プレイヤー自身の知識が無いと殆ど分からない状態になる(防具にウルフ系の素材が使われていることはわかるがどんなウルフでどの部分の素材かは不明など) |
調教 | 動物をペットにして一緒に戦えるようになる 幻獣にも使用可能だが、大抵は抵抗してくる(実際クインは抵抗し、忠告を無視したプレイヤーをかみ殺している) |
言語系 | 対応する種族と会話することが出来るようになる |
調理 | 調理をする時に必要なスキル? 無くても可能かは不明 |
調薬 | ポーションなど薬系を作るのに必要なスキル? 無くても可能かは不明 |
食品加工 | 調味料を作るのに必要なスキル? 無くても可能かは不明 |
気配察知 | 自分の周囲に何がいるかを知ることが出来るスキル スキルレベルが上がるとプレイヤーとNPCの見分けがつくようになる |
魔力制御 | 魔力を制御出来るようになる 拳全体だったのを指に集中させたりなど用途は多岐に渡る 魔力変換の前提スキルとなっている |
魔力変換 | 魔力に属性を乗せることが出来るようになる |
登攀 | 木や崖を登るときに補正がかかる 壁歩きの前提スキルになっている |
壁歩き | 木や崖で歩くことが出来る わかりやすく言うとごぼう抜きしたときのキリトの真似が出来る |
システムなど
- マーカー機能
- プレイヤー、NPC、賞金首などを気配察知系スキルなしで見分ける事が出来る
- 後のアップデートで課金要素(一定期間で切れる)となった。始めたばかりの人は一定期間使うことが出来る
- 倫理機能
- 倫理コードとも言われている。初期状態では全プレイヤーはオンになっている
- オンになっていると血や臓物などは一切出ない描写となる(相手が怪我をしているかどうかがわからない)。手足を斬っても切断面などはポリゴン描写
- 一度オフにするとオンに出来なくなり、腕などを斬れば血が出て、腹などを斬れば臓物が飛び出すようになる
- 解体スキルを習得すると自動的にオフになる。また近くに解体スキル持ちがいると一時的にオフになり、解体スキル持ちが解体を行った跡はずっと残る
- 18歳未満でもオフにすると問答無用でグロいのが見れたが後のアップデートでマイルド(?)な描写になるようになった
- 機能が働くのはグロ方面(エロは不明)だけでアルコールに関しては未成年でも飲むことが出来る
- 痛覚軽減機能
- こちらも初期状態では全プレイヤーはオンになっている
- 基本的にはオフに出来ないが一時的にオフになることがある(フィストは痛覚軽減無効や鋭敏化状態をアインファスト防衛戦後に少しの間経験している)
- 犯罪者/賞金首機能
- 実装自体は最初からだが稼働したのは途中から
- 犯罪者になると衛兵に追いかけ回されるようになり、NPCの好感度下がる
- 賞金首なると上記に加えて賞金稼ぎ(NPC/プレイヤー問わず)にも狙われるようになる
- 自首も可能
- 牢屋に入ると一定期間ログインとログアウト及び掲示板の書き込みと閲覧しか出来ず、一定期間はログアウト中は進行しない。また出所までは作り直しが出来ない
- 窃盗や傷害などの軽微な場合は『犯罪者』だが、PKやNPCを殺した場合などは『賞金首』になる
- 当然ながらNPCにも犯罪者や賞金首は存在する
- 種族
- GAOには多様な種族が存在し、ゴブリンやオーク、リザードマンなど一般的にはモンスターと言われる種族も亜人として交流があり、殺したりすると『犯罪者』や『賞金首』になる
- 実際にゴブリンに助けられたプレイヤーやリザードマンを誤って殺したために緊張状態にしてしまったプレイヤーが存在する(後者は自首したため事なきをえたもよう)
- 人間以外と会話するには対応した言語が必要になるが共通語を喋れる者もいるため、種族単位で一切の意思疎通が出来ないわけではない
- ちなみにオークにも雌は存在する
- エルフは森のエルフと海のエルフが存在し、一般的なエルフは森のエルフ、ダークエルフは海のエルフだが見た目だけでお互いに敵対関係だったりはしない
- ドワーフは一般的なイメージからは逸脱していないがエルフとは仲が悪いということはない
- 魔族もいるが固定した姿ではなく、人間及び亜人たち全ての不倶戴天の敵。詳しくは後者の魔族を参照
- 好感度
- 実装自体は最初からだが、明言されたのは犯罪者/賞金首のシステムが稼働した時のアナウンス
- フィストやルークや一部のプレイヤーは感ずいていた為に驚きは無かった
- 横入りや罵声など人としてどうなんだ?という態度をとると下がり、助けたり、世間話をしたりなど普通の行動をとると上がる
- ゴッドビュージャーナル
- 通称神視点新聞で公式サイトに記載されている新聞
- ゲーム中にも存在しており、新聞社もある
- 魔族
- 上記の通りGAOにおける明確な敵
- 様々な姿をしており、瘴気を纏っている
- 襲来についてはいくつかのランクが存在し、ランクが低いほど防御力が低くなり、最低ランクだと市民が振り回した包丁が当たっただけで倒せるほど
- ただし攻撃力についてはランクに違いは無く食らえば必殺レベルの高さを誇る
- アインファスト襲撃イベント終了直後は掲示板がお通夜状態であった(62~366ぐらいまで)
- 女王が存在し、それが門の役割をする。自爆もする
- 現れた直後の魔族はかなり弱い
- 修行場
- 名称自体は公式な名称ではなく、シークレットエリアに近い
- 内部は高重力になっている(不定期か定期かは不明だが高重力が解除されることがある)
- またスキル経験値に補正がかかり、スキルレベルが上がりやすくなる
- 小島にはMPを増加させるヴァルモレ神水がある
- 1ヶ所だけでなく複数あるもよう。ちなみにβ版からあったらしくルーク達は開始と同時に行っていたもよう
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