緒方賢一とは、男性声優・俳優。1942年3月29日生まれ。福岡県田川市出身。
かつては青二プロダクション(1970年代)、ぷろだくしょんバオバブ(~2016年1月)に所属し現在はオフィス海風に所属。劇団すごろく初代座長も務めた(2013年まで在籍)。
概要
特徴的な高い声を持ち、ギャグ役から悪役まで多彩な役を演じる超ベテラン声優。また、老人・年配役を演じる事が多い。
特にアニメ「魔法陣グルグル」シリーズのキタキタおやじ(アドバーグ・エルドル)はお気に入りであり、思い出の作品やキャラとしてたびたび名を挙げている。関連動画ではキタキタ踊りを自ら踊る姿が見られるほか、本人がキタキタおやじのコスプレをした事もある。
スーパーロボット大戦シリーズにおいてはバンプレストオリジナル皆無にもかかわらず、最も多くのキャラクターの声を当てている。(2008年現在)
劇団すごろくでは初代座長だった。劇団の公式プロフィール(退団後に削除済み)ではミドルネームに「syaresuberi」の名が当てられていたほか、5秒に1度駄洒落を言うという病気にかかっているとの記載があった。この症例は南アフリカで二例報告があるのみである。おそらく手の施しようが無い。
2011年には腎盂癌を患う。左腎臓の摘出手術後も舞台出演を続けたいという意識は見せていたものの、退団間際は舞台でも声の出演のみに抑えられていた。2013年には舞台活動を完全に引退し退団。なお、座長の座は副座長だった松本保典に託している。
声優活動は引き続き継続している。また、「緒方賢一とシャレダース」というチームを結成、後進の育成にも力を入れるようになった。
2016年にはNHKの朝ドラマ「とと姉ちゃん」で洋裁店の店主として出演し、NHK大河ドラマでは2018年の「西郷どん」や2020年の「麒麟がくる」に俳優として出演。劇団以外では長らく声の仕事が多かっただけに、実写の出演はちょっとした話題となった。[1]
2019年の声優アワードで功労賞を受ける(同時受賞は京田尚子)。
2021年には、45年以上の友人であるキートン山田から「ポツンと一軒家」のナレーションを引き継いだ。
主な出演作品
アニメ(劇場版含む。五十音順)
ゲーム(五十音順)
- アークザラッドシリーズ(チョンガラ)
- 宇宙戦艦ヤマトシリーズ(アナライザー)
- がんばれゴエモンシリーズ(エビス丸)
- クラッシュ・バンディクー(アクアク)
- ゲゲゲの鬼太郎(一反木綿)
- 戦国BASARAシリーズ(島津義弘)
- 東京放課後サモナーズ(アルスラーン)
- ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S(テオ)
- マナケミア2〜おちた学園と錬金術士たち〜(ゴトー)
- 名探偵コナンシリーズ(阿笠博士)
- らんま1/2シリーズ(早乙女玄馬)
- ロックマンDASHシリーズ(バレル・キャスケット)
その他(五十音順)
- 牙狼-GARO-(魔導具ゴルバの声)
- がんばれ!!ロボコン(ロボドロの声)
- 麒麟がくる(僧正)
- 西郷どん(中山忠能)
- ジングル・オール・ザ・ウェイ(モールのサンタ、おもちゃ屋の客、タクシー運転手の吹き替え)
- とと姉ちゃん(ナラザワ洋裁店の店主)
- はじめてのこくご ことばあ!(おがちゃん)
- ポツンと一軒家(ナレーション)
関連動画
関連商品
外部リンク
関連項目
脚注
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