表現の不自由展・その後(リンク)とは、津田大介が芸術監督を務める国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展の一つである。
概要
愛知県で令和元年(2019年)8月1日から開催した国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の一企画展として、現代の日本に於ける表現の自由をめぐる大きな問いを投げかけることを旨とし、23作品が展示された。愛知県では2010年からトリエンナーレを開催しており、この「あいちトリエンナーレ2019」は第4回の開催であった。
名称に「その後」と付くのは、この企画展が2015年に東京の練馬で開催された「表現の不自由展」(正式名称は「表現の不自由展~消されたものたち~」)の続編であるため。当時この企画展を観覧した津田大介が面白いと感じたことから、「あいちトリエンナーレ2019」の芸術監督を務めるにあたって、続編を行うことを決めたという[1]。ただし、続編であるこちら「その後」の方が後述する騒動などによって知名度が高くなったため、こちらの方が単に表現の不自由展と略されることもある。
しかし、その内容は、憲法9条改正運動への批判/安倍晋三内閣への批判/在日米軍への批判などを含む政治的な色が濃い作品や、韓国の慰安婦問題を扱った作品、昭和天皇の姿を描いた作品、など、「お蔵入り」になるだけあっていろいろとセンシティブなテーマを扱っていた。これを見た来場者や、ニュースやSNSなどで情報を漏れ聞いた人々(その中には不正確な内容もあった。詳細は後述)から「不快」「不適切」という指摘が相次ぎ、批判や電凸、さらには脅迫までもが殺到した。
特に批判を集めた展示
特に批判を集めたものは以下の4つである。
- キム・ソギョン/キム・ウンソン「平和の少女像」
公式解説はこちら(「表現の不自由展・その後」公式サイト内解説ページ)。
韓国の「慰安婦」をテーマとした、少女が座っている姿の像。
2012年に東京都美術館の「JAALA国際交流展」でミニチュアが展示されたが同館運営要綱に抵触するとして撤去されたことを受けて。
なお他にも、慰安婦をテーマにした作品としては安世鴻「重重―中国に残された朝鮮人日本軍「慰安婦」の女性たち」が展示された。 - 大浦信行「遠近を抱えて(4点組)」
公式解説はこちら(「表現の不自由展・その後」公式サイト内解説ページ)。
昭和天皇の写真を元にコラージュ的に制作された作品。
1986年に富山県立近代美術館の「86富山の美術」で展示されたが抗議が殺到、展示終了後に富山県立近代美術館が作品を手放し、作品を掲載した図録も焼却処分された。
その「図録が焼却処分された」ことを受けた映像作品「遠近を抱えてPartII」もこの展示会用に制作され、その中で「遠近を抱えて」が焼却され、灰を足で散らされてしまうシーンが挿入された。
この映像について「昭和天皇の御真影を焼き灰を足で踏みつける映像作品だ」という言説がインターネット上で拡散され、批判を集めた。
ただしこの動画中の「昭和天皇の写真が焼かれているように見える」部分は、正確には作品の該当部分が燃えているのみで、写真が焼かれているわけではないとのこと[2]。
なお、同じく「表現の不自由展・その後」に展示された別作者「嶋田美子」による作品「焼かれるべき絵」も、この「遠近を抱えて」を含んだ図録が焼却処分されたことを受けて制作されている。「昭和天皇の御真影を燃やす作品」という非難する声の一部はそちらを指していた可能性もある。
「表現の不自由展・その後」に展示された天皇制関連作品としては、他にも小泉明郎「空気 #1」がある。
また、同じ「86富山の美術」に自作が展示されたアーティスト「藤江民」が上記の図録焼却をテーマとして制作した作品「Tami Fujie 1986 work」も「表現の不自由展・その後」に展示されており、関連作品と言える。ただし、「図録の藤江民の作品を掲載したページ」が焼却される様子を描いたものであって、こちらは天皇をモチーフとしてはいない。 - 中垣克久「時代(とき)の肖像ー絶滅危惧種 idiot JAPONICA 円墳ー」
公式解説はこちら(「表現の不自由展・その後」公式サイト内解説ページ)。
円形のかまくら型の造形作品。外壁に憲法9条尊重、靖国神社参拝批判、安倍政権の右傾化への警鐘などの言葉が貼り付けられている。天頂部には出征に向けて激励する言葉が寄せ書きとして書かれた日の丸(作者の義理の父が出征に備えて準備していたものとのこと[3])があり、底部にはアメリカ合衆国の国旗「星条旗」がある。
2014年に東京都美術館の「第7回現代日本彫刻作家展」において、美術館から問題視されて部分撤去となったことを受けて。
上記の「寄せ書き付き日の丸」について「特攻隊の寄せ書きとみられる」と誤解してしまい「特攻隊の方々を「idiot(間抜け、馬鹿)な日本人の墓」として」、と憤る内容の記事が有名保守系雑誌・ウェブサイト「正論」に掲載されたことで、「特攻隊を「間抜けな日本人」として貶める内容の作品だ」という言説がインターネット上で拡散され、批判を集めた。
なお、その「寄せ書き付きの日の丸」については上記のように作者の親族のものであって、作者曰く「特攻隊でもなんでもない。親族が、海軍兵学校の途中で終戦を迎え、友だち同士で寄せ書きしたようなもの。」「自分は、特攻隊を揶揄したりは一切しない。と同時に、美化もしない。」とのことで、実際には「特攻隊とは無関係」であったとのこと[4]。 - Chim↑Pom「気合い100連発」
公式解説はこちら(「表現の不自由展・その後」公式サイト内解説ページ)。
しかし上記の公式サイト解説文は作品を全く説明しておらず、読んでもどういう作品なのかの情報が何も得られない。
発表当時の2011年にこの作品について触れているウェブサイトの記事などによると、東日本大震災後に被災地に向かったChim↑Pomが現地で出会った、瓦礫の撤去を続ける被災者の若者たちの声を収録した映像作品。若者たちととChim↑Pomメンバーらが共に円陣を組み、カメラに向かって思い思いそれぞれに100の言葉を叫ぶものであるという[5]。
この叫ぶ言葉の中に「被曝最高!」「相馬市最悪!」「放射能最高!」「もうちょっと浴びたいよ」というものがあったとのことで、被災者の感情を逆なでするものだとしてTwitter上などで批判を浴びた。
ただし、この映像作品の本来の続きではその後、一転して若者たちは「放射能最高じゃないよ」「ふざけんな!」との掛け声になっていくとのこと[6]。
この作品のリミックスバージョンをChim↑Pom自身がYouTubeで公開しているため「100の言葉」の詳細はそちらで確認できるが、他にも「復興頑張るぞ!」「ぜってえ負けるなよ!」「日本最高!」「放射能に負けないよ!」「相馬市最高!」「自衛隊の人ありがとう!」といったポジティブな言葉が並ぶ[7]。だが、そういった部分には触れずに「切り取ってそこだけ見せれば問題になりそうな部分」だけを切り取ってしまった動画や、そういった動画だけを見た人々の感想などがネット上で拡散されてしまったために批判が集まったようだ。
後にChim↑Pomリーダーの卯城竜太はラジオ番組に出演し、「気合100連発」の制作意図などについて説明した。その際、炎上のきっかけになった「展示を見たっておっしゃる方のコメント・ビデオ」について、「全然違うことを言ってる」「『朝鮮語がわかる人だったらわかるけどこれは在日の人へのメッセージだ』とか」「『放射能最高』『被曝最高』とかが一部だけ切り取られて」と語り、デマ混じりの不正確な情報によって炎上が扇動されたことを嘆いている[8]。
ちなみに、Chim↑Pomは「耐え難き気合100連発」という続編も制作しており、「表現の不自由展・その後」ではこちらも並べて展示されていたという。この「耐え難き気合100連発」は2014年のアジアン・アート・ビエンナーレに「気合100連発」を展示しようとしたときに「放射能」などという言葉がNGだとされたため、元の「気合100連発」からそういった言葉を消した、言わば被検閲バージョンだという[9]。
左派的・政治的な内容への偏り
上記4つの他にも、「いわゆる左派的かつ政治的な内容で検閲を受けた作品」が多い。
「旭日旗を思わせて軍国主義的だ」と在米韓国系市民団体「日本戦犯旗退出市民の会」から抗議を受けてしまった横尾忠則「暗黒舞踏派ガルメラ商会」のように、逆の方向からの検閲を受けていた作品もあったが、その数は少ない。
同じく横尾忠則「ラッピング電車の第五号案「ターザン」」等、政治とはあまり関係のない理由で検閲を受けた作品も少数ある。
しかし「エロ」「グロ」「残酷」等の理由で検閲を受けたものはなかった。そういった点について、社会学者の宮台真司はこのように非難もしている。
津田大介は後に発表した「お詫びと報告」においてこの宮台真司の非難についても触れ、鷹野隆大「おれとwith KJ#2」、ろくでなし子「デコまん」シリーズなどの性的な作品も候補には上がっていたものの、様々な理由で展示に至らなかったことを語っている[11]。
批判、脅迫、そして中止へ
上記のような展示物の状況について、「特定の政治的意図の下で作為的に選定された特定の政治的価値に沿った作品、反日プロパガンダ作品だ」と看做して「これらを表現の自由等の名の下に一般的な芸術作品同然として、公金を使った美術祭で扱うのは間違いである」という趣旨の非難も挙がった。
だが、「批判」や「論戦」の域を超えて抗議はエスカレート。愛知県庁や名古屋市役所には抗議の電話が殺到し、庁舎前でデモが起きる事態になった。抗議の中には「死人が出るぞ」「あなたを探し出して、母親の裸の写真を撮ります」と言った脅迫めいたものも含まれていたという。あいちトリエンナーレの協賛企業にも、商品の注文サイトに営業への妨害をほのめかす内容のメールが届いたという。
果ては、「脅迫めいた」を通り越して完全な脅迫にまで進んでいく。実在した宗教家や実在する弁護士の名を借りての県職員の殺害予告や爆破予告までされるという事態になった。さらには一宮市や知立市の幼稚園など無関係な愛知県内の自治体も爆破予告や殺害予告が相次いだ。中には「サリンとガソリンをまき散らす高性能な爆弾を2783個しかけた」というメールや、「夏休みで子供達も来館するんやろ。FAX届き次第大至急撤去しろや!!さもなくば、うちらネットワーク民がガソリン携行缶持って館へおじゃますんで」というFAXなど、同年に起きた京都アニメーション放火事件(携行缶で持ち込んだガソリンによる放火事件だった)を思わせるものもあった。津田大介氏は後に「あの事件(京アニ放火事件)に触れながら、ほとんど脅迫のような抗議電話やFAXがあった。リアリティーがすごく大きなものだった。これが職員の精神を追い詰めたところもあると思う」と語っている[12]。一部の脅迫者は後に逮捕されている。
これらの脅迫を受けて、開催から2日経過した8月3日に、実行委員会は安全上・危機管理上のリスクを懸念して「表現の不自由展・その後」の中止を決定した。
中止後も続いた混乱
展示の中止後、大村秀章愛知県知事と河村たかし名古屋市長の2人の言論戦を中心に、再開派と中止派の場外乱闘が勃発した[13]。河村たかし氏は「税金を使ってこのような展示をするのは不適切」としたが、大村秀章氏は「展示を中止するのは表現の自由に対する挑戦である」として対立した。これに対しては他の大阪府などの有力自治体の知事や、大学教授、弁護士会、国会議員などが賛否のコメントを発表している。
しかし、中止が決まって以後は、中止に対する批判も始まってしまった。
上記で引用した宮台真司のコメントを伝える記事でも、宮台真司は津田大介を非難しつつも
今回の中止は脅迫による混乱が理由で、言語道断です。毅然(きぜん)とした態度を貫かないと、脅した者勝ちになる。フランスのシャルリー・エブド紙襲撃事件では、マスコミも政治家も識者も「テロに屈するな」と叫んだはずです。
と中止については「言語道断」と憤っている。
「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」以外に作品を出展していたアーティストのうち12組が、脅迫によっての展示中止に反対して自らの展示を取り下げや変更を求めた[14]。さらには、72組という多数の参加アーティストから、脅迫に強く抗議しつつ「展示は継続されるべきであった」と表明する共同ステートメントも出された[15]。
さらに、アーティストらの一部は展示の再開を目指す「ReFreedom_Aichi」というプロジェクトを立ち上げた[16]。展示の再開を目指すだけでなく、平行して「アーカイブ(この騒動に関するステートメントや資料を収集・保存する)」「プロトコル(この騒動を通して、表現の自由を守るために今後の芸術祭や美術館など守るべき理念や具体策などの策定を目指す)」など、様々な活動目標を掲げている。活動資金は1000万円を目標にクラウドファンディングによって支援を募り、目標額を超える1141万円余りを集めた。
さらには韓国外交部報道官も、「平和の少女像」など慰安婦を扱った作品を含む展示の中止について「被害者の傷の癒やしや名誉回復に反する行為で、非常に遺憾」といった声明を出して、国際問題にまで発展してしまった。
再開
9月30日には、「あいちトリエンナーレ2019」自体の実行委員会と「表現の不自由展・その後」の実行委員会の間で、「表現の不自由展・その後」の再開が合意された[17]。10月8日の午後から再開された[18]。
但し、「安全・安心な運営を確保するため、電凸攻撃、警備対策の強化、入場者の制限、貴重品を除く手荷物の預かり、金属探知機によるチェック、動画撮影の禁止、SNS拡散の防止など、安全面、セキュリティ対策に万全を期した上で」の展示となり、「鑑賞の不自由展」と皮肉る者も居た[19]。河村たかし名古屋市長は同日、会場の愛知芸術文化センター前や県庁前で再開に抗議する座り込みを行った[20]。
SNS禁止:「中間報告」から読み取れる点
なぜ上記の再開時の対策に「SNS拡散の防止」が盛り込まれているのか?これについては、愛知県が開設した「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会」がまとめて公開した、「中間報告(※PDFファイル注意)」内を参照するとわかりやすい。
この中間報告によると、実はSNS拡散の禁止が定められたのは再開してからではなかった。開催前から、断片的な情報がSNSで拡散されて混乱が広がることを危惧して、「写真撮影禁止」または「写真撮影は許可するがSNS投稿は禁止」というルールを設けるという提案があったのである。それを受けて後者が選択され、最初の開催当時から「SNS写真投稿禁止」のルールは掲示してあったという。しかしこのルールに賛同しない一部のアーティストが「SNS推奨」の掲示を行い、芸術監督の津田大介もこれを容認してしまったことでルールが不徹底化してしまったという。
その結果として、展示に関する断片的な写真・動画・情報などがSNSなどで大いに流布された。
例えば、「遠近を抱えてPartII」について「昭和天皇を貶めるために御真影を燃やして灰を足で踏みつける作品」だという情報。「時代(とき)の肖像ー絶滅危惧種 idiot JAPONICA 円墳ー」について「特攻隊の寄せ書きが書かれた日の丸を使った上でタイトルに「idiot」と付く、墓をかたどった作品。つまり特攻隊の方々を「idiot(間抜け、馬鹿)な日本人の墓」として貶めるもの」だという情報。「気合い100連発」について「東日本大震災の被災地で被曝最高!放射能最高!と騒いでふざけた映像作品」であるという情報。
だがこれら流布された内容は、上記の「特に批判を集めた展示の紹介」の節に記載した内容に照らせば、「余り詳細・正確ではないもの」であったり、それどころか「誤情報」すら含んでいる(「特攻隊の寄せ書き」の部分など)。
この「中間報告」では、断片的で不正確な情報が独り歩きした現象を重く見てか、SNSでの部分的流布の問題点が繰り返し指摘されている。これを反省点として、再開時には「動画撮影禁止」や「SNSへの投稿禁止」がさらに厳重に定められたものと思われる。
だが、「動画を撮影する自由」「写真をSNSに投稿して表現する自由」を制限しているのは間違いない事実である。「表現の自由を守るためには、観覧側の表現の自由は一部制限しなくてはならない」という結論に至ってしまったとも言えるわけで、皮肉な結果となってしまった。
「表現の自由ってなんだ?」
文化庁の補助金
2019年の9月に入ると、文化庁が「あいちトリエンナーレ」に交付することを認めていた補助金約7800万円について、「安全に開催することが出来ない可能性を報告しなかった」という「手続きの不備」を理由として、一転して全額を交付しないことを決めたと報道された。
こちらについても賛否両論の議論が巻き起こり、愛知県知事の大村氏もこの不交付の決定を不服として、訴えを起こす考えを表明。10月24日には愛知県から文化庁に「不服の申出」(「補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律」の第25条1項によるものと思われる)も行われた。
なお、この不交付の決定についてはその意思決定の過程についての議事録が存在せずどのような過程を経て決定されたものかは不明なものとなっており[21]、また補助金採択の審査に関わっていた審査員からもこの決定前に連絡が無かったとして、文化庁を批判しつつ辞任する者も居た[22]。
その後、2020年3月には文化庁が一部減額した補助金約6660万円を交付すると変更決定した、と報じられた。これに先立って愛知県側からは文化庁に対して「安全や円滑な運営に関する重大な懸念を申告しなかったことについて遺憾の意を示し、今後の改善を表明する」という表明がなされ、また文化庁側からは愛知県に対して「お互いに意思疎通できなかったことは遺憾で、今後は認識を共有して文化芸術の発展に資するようにしたい」との表明があった[23]とされ、遺憾の意を表明しあいつつ「互いの顔を立てる」ような中間をとった形で手打ちとなった。
大村知事に対するリコールを目指す署名活動と、その失敗
2020年6月には、上記のような経緯について愛知県知事の大村氏を非難し、リコール(解職請求)を目指す政治団体「お辞め下さい大村秀章愛知県知事 愛知100万人リコールの会」が、美容外科クリニックグループ「高須クリニック」の院長として知られる高須克弥氏によって立ち上げられた。
この団体は小説家の百田尚樹氏、評論家の竹田恒泰氏、ジャーナリストの有本香氏、工学者の武田邦彦氏、名古屋市長の河村たかし氏などの保守派の著名人の応援も受けて、愛知県の有権者の署名を募る大規模なキャンペーンを行った。
しかし結局このときの署名運動は、必要な署名数約86万6500人分に届かずに失敗した。
さらには後に大規模な不正が行われて書名が水増しされていたことが発覚。この「愛知100万人リコールの会」の事務局長など数名が地方自治法違反の罪で逮捕・起訴されるなどの騒動に発展した。
この署名活動に関する詳細は、この団体「お辞め下さい大村秀章愛知県知事 愛知100万人リコールの会」の記事を参照されたい。
関連動画
「宮台真司」「ジョー横溝」による番組「深掘TV」による、「表現の不自由展・その後」の検証番組(2019年8月28日に生放送されたもの)。津田大介もSkypeを通して出演している。
「深掘TV」が有料チャンネルであるため、ニコニコ動画に投稿された上記の録画動画は同チャンネルの月額会員以外は視聴できない。ただしニコニコ生放送で配信されたもの(おそらく上記2つの動画の「(前半)」にあたるもの)は、同チャンネルの会員でなくてもタイムシフト視聴できる。
あいちトリエンナーレ2019参加アーティストが日本外国特派員協会で行った記者会見のノーカット映像。ニコニコニュース公式動画。
日本・韓国の「表現の不自由展・その後」に関する報道番組の映像を切り貼りしたものと思われる動画。映像ソースを示す記載が無いため、具体的な番組名などは不明。
関連静画
この騒動を受けて、
「あいちトリエンナーレ2019の開催イベントで、津田大介氏と大村知事らを含む多数の参加者が「チョッパリピース」という日本を貶めるハンドサインをした写真を、大村知事がTwitterで公開している」
というデマがインターネット上で流布された。実際にはこのハンドサインはあいちトリエンナーレのメインビジュアルを模したもの。詳細は「チョッパリピース」の記事を参照。
大村知事は最終的に、そう非難される元となった写真をTwitterから削除した。上の静画は、その写真で行われていたハンドサインや、大村知事がその写真をTwitterから削除したことを皮肉ったもの。
関連商品
関連リンク
- 表現の不自由展・その後 企画展のメインページ。詳細な展示の解説などはこちらに。
- あいちトリエンナーレのあり方検証委員会 - 愛知県
- 議事概要(あいちトリエンナーレのあり方検証委員会 第2回会議) - 愛知県
- 議事概要(あいちトリエンナーレのあり方検証委員会 第3回会議) - 愛知県
- あいちトリエンナーレ2019「表現の不自由展・その後」について - 愛知県
関連項目
- 表現の不自由展
- 日本人のための芸術祭 あいちトリカエナハーレ2019 「表現の自由展」
- 表現の自由
- 芸術
- トリエンナーレ
- 津田大介
- 大村秀章
- 河村たかし
- 愛知県
- 名古屋市
- 文化庁
- 慰安婦
- 昭和天皇
- 神風特攻隊 (ただし上記のように、「特攻隊員を貶める作品がある」という情報はデマだったよう)
- 東北地方太平洋沖地震
- 反日
- プロパガンダ
- デマ
- チョッパリピース
- SNS
- 京都アニメーション放火事件
脚注
- *Dream HEART vol.323 ジャーナリスト・津田大介さん - Dream Heart(ドリームハート) - 茂木健一郎 - TOKYO FM 80.0MHz
- *あいちトリエンナーレのあり方検証委員会 中間報告(※PDFファイル)
- *「炎上させずに実施できたはず」表現の不自由展中止に出展作家が反論、“少女像”と自身の作品「なぜ一緒にするんだと」 | AbemaTIMES
- *あいちトリエンナーレのあり方検証委員会 中間報告(※PDFファイル)
- *Chim↑Pomの「気合100連発」、Why Sheep?によってリミックス | BARKS
- *「被曝最高!」の叫び物議... 不自由展のChim↑Pom作品は、一体どんな中身なのか : J-CASTニュース
- *"KI-AI 100" by Chim ↑ Pom - YouTube
- *【音声配信&作品全音声】「表現の不自由展・その後」で物議を呼んでいる映像作品「気合い100連発」の制作意図とは?Chim↑Pom・卯城竜太×荻上チキ▼2019年10月10日(木)放送分(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」)
- *「あいトリ」騒動は「芸術は自由に見ていい」教育の末路かもしれない(森 功次) | 現代ビジネス | 講談社(6/6)
- *宮台真司さん「津田大介氏は未熟過ぎ、騒動は良い機会」 [「表現の不自由展」中止]:朝日新聞デジタル
- *津田大介が「表現の不自由展・その後」について「お詫びと報告」を公開|美術手帖
- *「再開を目指したいが…」 津田大介氏が語る『あいちトリエンナーレ』企画中止の全貌 「抗議が職員の精神追い詰めた」 (3/3ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト
- *「『表現の不自由展』中止は知事と市長のケンカが原因」 田原総一朗氏が喝破 – ニュースサイトしらべぇ
- *【続報】本来の状態で見られなくなった作品について | ニュース | あいちトリエンナーレ2019
- *あいちトリエンナーレ2019、国内外の参加アーティスト72組が声明を発表。「芸術祭の回復と継続、自由闊達な議論の場を」|美術手帖
- *あいちトリエンナーレ参加作家による新プロジェクト「ReFreedom_Aichi」がスタート。「あいち宣言」草案作成やコールセンターも|美術手帖
- *「不自由展」再開で合意、展示内容は維持 あいちトリエンナーレ問題 - zakzak:夕刊フジ公式サイト
- *表現の不自由展、8日午後から再開へ 大村知事が方針 [「表現の不自由展」中止]:朝日新聞デジタル
- *あいちトリエンナーレ「表現の不自由展・その後」の展示再開決定 さまざまな制限から「鑑賞の不自由展」の声も | ガジェット通信 GetNews
- *河村市長の座り込みに大村知事「常軌を逸してます」 「不自由展」再開めぐり互いにブチ切れ : J-CASTニュース
- *文化庁の補助金不交付決定、議事録存在せず|美術手帖
- *あいトリ補助金の審査員が辞任。「宮田長官は声明出すべき」|美術手帖
- *東京新聞:不交付のトリエンナーレ補助金 文化庁、一転減額交付へ:社会(TOKYO Web)
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