DAVE THE DIVER(デイヴ・ザ・ダイバー)とは、韓国企業であるネクソンのサブブランド、MINTROCKETが開発した、海洋ADV&寿司バー経営シミュレーションゲームである。
概要
| ゲーム情報 | |
|---|---|
| ジャンル | アドベンチャー RPG シミュレーション |
| 開発元 | MINTROCKET |
| 販売元 | MINTROCKET |
| 機種 | Windows macOS |
| 発売日 | |
| 価格 (税別) |
¥ 2,400 |
| 対象年齢 | -- |
| その他 | -- |
| ゲームソフトテンプレート | |
本ゲームの初出は2018年頃、ネクソンの別スタジオがモバイル向けゲームとして開発している旨が報道されたものになる。それがPC向けとして調整され、2022年10月27日にSteamからアーリーアクセスゲームとしてリリースされた。
2023年6月28日にSteam版の正式リリースが行われたが、引き続き公式ディスコード等で不具合や使用に関する意見も求めており、それを元にバグ修正等が行われている。
また、2023年9月14日のNintendo Direct にて2023年10月26日にNintendo Switchでの発売が発表された。
当初対応しているOSはWindowsのみだったが、2023年3月10日の開発レポートにて、Macintoshへの対応も行うとの告知が行われた。対応言語も、日本語・英語・中国語・韓国語の4言語でだったが、ドイツ語、スペイン語、中国語(繁体字)の追加が発表された。
あらすじ
ふしぎなブルーホールにようこそ!「デイヴ・ザ・ダイバー」は昼の間海を探検し魚を獲て、夜は得た食材で寿司屋を運営するハイブリッド・海洋アドベンチャーゲームです。個性豊かな仲間たちと共にブルーホールの奥に秘められた謎を解き明かしましょう!
システム
本作のシステムは、海で探索と食材・物品の収集を行う「ダイブパート」と、寿司バーでお客に寿司を振る舞い接客を行う「寿司屋パート」の2つに分かれる。
「ダイブパート」では、主人公が装備する「銛」や「銃器」「近接武器」を使用して泳いでいる魚を食材として収集したり、海底に生えている昆布やテングサ、ウニ等の採集も行える。また、武器の素材として沈没船から武器素材の回収も可能だ。
ゲーム開始当初は武器の威力も弱く、また潜れる深さや持てる素材の重さにも制限があり思ったように漁ができないが、ストーリーを進めることで装備の強化や新規装備の獲得によりそれらの要素が強化されていく。海が深くなるにつれ、そこにいる魚の耐久力・攻撃力は上がっていくので、どの装備を強化していくかで頭を悩ませることになるだろう。
装備は、
に分かれる。また、物語が進むと
も新たに強化項目や新しい要素として登場する。
「寿司パート」では、昼間に収集した魚を食材として使用し、料理を客に出してお金を稼ぐというものになる。当初は料理の配膳やお茶くみ、料理作成に必要なワサビの補充までプレイヤー操る主人公一人で行う必要があるため、かなり忙しい。ただ、ストーリーが進むと従業員を雇えるようになり、負担は徐々に減らすことが可能。寿司やそこから派生する料理の数は製品版で大幅に追加されて30種以上となる。
登場人物
- デイヴ - 本作主人公。寿司バー「番長」の食材収集担当兼マネージャー。困った人を見ると助けずにはいられない、本作随一の聖人。
- コブラ - 休暇中だったデイヴを呼び出してダイバーとして復帰させた、本作の元凶。過去には色々とやらかしていたようだが…
- バンチョ - 寿司バー「番長」店主にして料理人。コブラの古い友人で筋金入りの寿司職人。常識に囚われない彼の寿司に惹かれ、様々なお客がやってくる。
- ダフ - コブラの友人で武器職人。筋金入りのオタクでネクソンのゲーム「StraStella」のキャラである「レアス」をこよなく愛する。なお彼のムービーで流れるのはそのレアスの曲で、CVは洲崎綾氏。
- Dr.ベーコン - 魚人族文明の研究者。デイヴ達に巨大ブルーホールの奥に眠る魚人族文明の遺物回収を依頼してくる。
- よしえ - 寿司バー「番長」の評判を聞いてやってきた中年女性。どうやらバンチョと過去に何かあったようだが…
- オット - 寿司バー「番長」開店前にやってきて騒ぎ出した迷惑な客だったが、彼の希望を叶えてあげるると色々といいことが…
- エリー - フィリピン国立大学大学院所属の海洋研究者。傲慢不遜な物言いだが研究者としての実力は高い。デイヴに様々な依頼を持ってくる。
- サトーさん - 足漕ぎボートを漕いでやってくる赤い帽子と青いジャケットが特徴的なおじさん。海洋生物トレーディングカード「マリンカ」収集の為、デイヴに声をかけてくる。けして汚いサ〇シではない。
- マキ - 手にクリオネ人形をつけているメガネ少女。本来無口で大人しいが、クリオネ人形を通して喋ると饒舌かつ攻撃的になる。デイヴに本物のクリオネが見たいと依頼してくるが…
- ヴィンセント・ヤマオカ - 人気テレビ番組「スター★ザ・シェフ」にて料理の審査を行う寿司評論家。伝統的食材を用いた寿司を重んじ、バンチョの作る創作寿司を酷評する。ヤマオカ⇔海原…
- ユイ - 人気テレビ番組「スター★ザ・シェフ」でMCを務めるリポーター。容姿に優れ彼女がクックスタで呟くと大層バズる。
ゲームとしての特徴
ほぼ完璧な日本語訳と日本文化への理解
本作は冒頭記載の通り韓国で作られたゲームなのだが、ゲーム内の日本語訳は一部脱字や文字化けがあるものの、スラング等の表現含めほぼ完璧と言っていいレベルであり、プレイしていて全く違和感がない。またユーザーレビューでも「日本文化への理解が完璧」と言われるほど、きちんと日本の文化を理解したうえでゲームに取り入れられている。
豊富な追加要素
アーリーアクセス時点で多彩な要素が付与されており、製品版での更なる要素追加が期待されていた本作であるが、その期待に応えてか製品版では更に追加要素山盛りとなっている。とにかくイベントが続いてユーザーが飽きないように配慮がされており、いつの間にか時間が溶ける。
ネタバレ回避のため、具体的な追加要素の内容については言及を避けるが、ストーリーを進めることで畳みかけるようにイベント・追加要素が増えていき、プレイヤーは「やることが、やることが多い!」といった状態になり、余計にゲームに没入していくという循環が生まれるようになっている。
本作はストレートに進めればおよそ15時間程度でメインストーリークリアまで進められるといわれているものの、実際は色々な要素・イベントが存在し、一通りのイベント消化・要素追加をこなす場合その倍は時間がかかるのではないだろうか。
精緻なドット絵・イラスト
本作のドット絵は非常にクオリティが高く、美しい海やそこを泳ぐ魚の泳ぎ方、襲ってくるサメの獰猛な様子等が細かく描写されており、個別の魚のドット絵も非常に細かく、小さな魚でもしっかりと書き込まれている。
また、「寿司パート」では寿司バー店主のバンチョが描いたという設定で、全ての魚・食材に墨絵風のカラーイラストがある。こちらも個性的ながらしっかりと魚の特徴を捉えており、非常にレベルが高く図鑑的な要素もある。
ちなみに本作、大元のモバイルゲーとして開発されていた当時はナショナルジオグラフィック協会の協力を得て作成されており、それは生態系の表現等含めイラストの精緻な描写にも繋がっているのだろう。
登場する生物(抜粋)
ブルーホール入り口
- ネムリブカ - 体長1.6m程のサメ。その後出てくる様々なサメ類討伐の入門編的役割。序盤の寿司食材としても非常に優秀。
- カンムリブダイ - 緑色をした大型の魚。序盤の魚としてはタフで倒しにくい。また、通常の魚と異なり素材入手は剥ぎ取り式。2回合計10個の素材剥ぎ取りが可能。これを安定して店に出せると大分安定する。
- モヨウフグ - ハリセンボンのように棘を出して膨らむ魚。膨らんでいる最中は銛や銃器が無効になりちょっと厄介。毒があるせいか序盤では寿司として出すことはできないが、とあるレシピを手に入れると…
- ゴマモンガラ - 攻撃的な魚。カワハギの一種で体長70cm程。序盤では脅威になる。
- ゴンズイ - お前、まじ許さんからな。ストーリーを進めると追加される海藻マップに出現する攻撃的な魚。初見でこの魚に嬲られたダイバーは私だけではないはず。
- クロマグロ - マグロ、ご期待ください。所謂ホンマグロ。寿司ネタオブ寿司ネタ。物語が進むとブルーホールに出現し、捕獲が可能になる。超スピードで泳ぎ回るため捕獲は困難を極めるが、その分採れる素材から作られる寿司と料理は非常に魅力的。なお、近縁のキハダマグロも同じくゲーム内に出現する。
- オナガザメ - 物語中盤以降、「もうブルーホール入り口なんかじゃ死なないぜ!」と慢心したダイバーを地獄の底に叩き落しに来る開発からの刺客。名前の通り非常に長い尾を持ちそれを鞭のように振るい高速攻撃を仕掛けてくる。実装当初その頻度が余りに高く数多のダイバーが海の藻屑になった為、流石に少し弱体化された。
- アオザメ - 上記オナガザメ同様に物語中盤から登場するサメで、やはり多彩な攻撃でダイバーを狙ってくる侮れない相手。時折オナガザメとセットで居ることがある。
ブルーホール中間水域
- シマアジ - 体長100cm。食材として極めて人気が高くアジ類の王様。寿司としても料理で出しても優秀で中盤から終盤までのズッ友。
- メアジ - 体長30cm。アジ科の魚でそこそこの値段で売れる割に捕獲しやすく数も揃えやすい。中間水域入りたての頃にありがたい存在。
- ロウニンアジ - 最大で180㎝にもなる大型のアジ。通称GT(某クジラ型巨大戦艦ではない)。大変タフで倒しにくいが2回10個の素材剥ぎ取りが可能で、しかも高価。
- ミナミノコギリザメ - ブルーホール中間水域の門番。素早い突撃でこちらを攻撃してくる。横をすり抜けようとして屠られたダイバーは多いはず。
- イタチザメ - 深海水域手前に出現する。体長3~4m。体の割に素早い動きでダイバーを捕食してくる。寿司ネタとしては非常に優秀でこれが安定供給できると一気に楽になる。
- バショウカジキ - 長大な背鰭
が特徴のカジキ。体長は3mに達する。カジキ類の特徴である鋭い吻を用いた突進と、体全体をくねらせながら行う高速突撃が脅威。食材としては最高級。
- シロシュモクザメ - ハンマー型の頭部が特徴的なサメ。物語中盤から登場し、上記オナガザメと同様に慢心したダイバーに頭部を振り回して強烈な一撃を食らわせてくる。
ブルーホール深海
- ラブカ - 深海サメ。体長2m。古代から姿が変わらず生きている、所謂「生きた化石」。しかし本作ではそんな貴重な魚も寿司に…
- テングギンザメ - つぶらな瞳と長い鼻状の吻(ふん)が特徴の深海サメ。ヒレに毒を持っている。
- メガマウス - 体長5mでその名の通り1.3mまで開く巨大な口を持つ。本来はプランクトン食で大人しいサメなのだが、本作のメガマウスはデイブを呑み込む吸い込み攻撃と強烈な噛み付き攻撃で襲ってくる。
- クリオネ - 正式名称「ハダカカメガイ」。水に浮かぶ可愛い姿と捕食時のグロテスクな姿のギャップが有名。無論本作では寿司にされて食べられる。
- タカアシガニ - 日本近海の深海に生息する巨大な蟹。その飼育のし易さから日本の水族館ではよく見かけるので日本人的には割と身近なカニではあるが、実は日本近海にしか生息しておらず海外からは希少種扱いされる。序盤は石を上から落として殺すしかないが、物語終盤で生け捕りが可能になる。
- ミシマオコゼ - ゲーム中ではアオミシマとも表記されており、2種の魚が混同されている。普段は砂の中に潜っており、デイブが近寄ると砂から高速の突撃をお見舞いしてくる。銛は無効で最初は岩を落として倒すしかないが、タカアシガニ同様物語終盤で生け捕りが可能になる。
???
- デメニギス - 透明なドーム状の膜で覆われた大きな頭と、そこについた2つの眼球が特徴的な深海魚。中々グロテスクな見た目だが当然本作では寿司にされる。
- ブロブフィッシュ - 2013年「世界一醜い生き物」に選出された魚で、所謂「どせいさん」に似た姿をすたぶよぶよとした魚の姿が有名。ただしあれは深海から引き揚げられる際皮膚などがはがれてしまったからで、本来はもう少し魚らしい見た目をしている。
- イッカク - 哺乳綱偶蹄目イッカク科イッカク属に分類される鯨類。れっきとした哺乳類だが本作では魚扱いでしかも卵を入手して繁殖も可能。オスの螺旋状に伸びた巨大な牙が特徴で、本作でもそれを振るってダイバーに襲い掛かってくる。
- 南極タコ - 厳密に言えば南極タコという種はおらず、南極周辺に生息するタコ類の総称。青い血が流れており、南極周辺の海水温などに適応している…と思いきや実は暖かい海域でも生きられるらしい。
Tips
- 可能な限りゲームパッドでのプレイ推奨! - 本作はキーボードとマウスでのプレイも可能ではあるが、各種操作の関係上キーボードとマウスの場合、中盤以降の特殊操作等でかなーり辛くなる。もしPSコントローラー等USB接続可能なゲームパッドがある場合は、そちらを使ってのプレイを強く推奨。
- 特殊なお客さんの依頼はなるべく早めにこなそう - 大抵の場合それらの解決後新しい要素の開放があり、色々新しいことができるようになる。
- ネットガンと麻酔銃は早めに作ろう - 序盤はそれ程必要ないのだが中盤以降の追加要素により生け捕りの価値が一気に上がるので、早めに準備しておくのが吉。また、物語終盤に追加される最上位のネットガンと麻酔銃はそれまで捕獲不可だった魚が捕獲・睡眠状態にできるようになるため、作成可能になったら即作れるようにしておこう。
- メニューに登録するときは1つだけ置いて後は自動供給で - 素材を無駄にしない為には、メニューに寿司や料理を登録する際1つだけ出すようにして、後は「自動供給」をセットするのがベスト。
- 装備強化はまず積載箱。余裕があれば銛もお勧め - 積載箱の強化は素材の調達数に直結するので優先度高。銛は序盤だと強化コストが高いものの、1段階強化するだけで素材調達がぐっと楽になるので、1段階目の強化については早めに行うと捗る。
- アイテムの売却は少しストーリーが進んでから - 序盤から売却専用アイテムは手に入るものの、実際に売却するためには少しストーリーを進める必要があるので注意。
- 安い魚が料理で化けることもある - 本作は基本深い所にいる強い魚が高く売れるが、ブルーホール入り口付近の魚でも、料理に加工すると高く売れるものがある。製品版に伴い料理の数が大幅に追加された結果、この傾向がより顕著になった。寿司にすると売値一桁の魚が数百円で売れたりするようになるので、料理の研究はしっかりしておこう。
- スタッフの教育は可能な限り行おう - お金はかかるがスタッフを「教育」すると3レベルと7レベルで新たなスキルを覚えるほか、基礎ステータスが向上する。これにより配膳などがぐっと楽になるので可能な限りスタッフは教育しよう。また、スタッフによっては新たな料理レシピを持ってくることも…
最後に
本作はSteamでも2023年6月現在で約11,600件のレビューが付き、圧倒的好評を得ておりアーリーアクセスの時点でも非常に評価の高いゲームであったが、製品版発売後はその評価が更に高まり、2023年7月11日時点では約29,000レビューに達し、なお圧倒的好評を維持し続けている.
また、製品版発売後は日本のみならず海外でも大きな話題となり、正式版発売から約10日後の2023年7月11日に累計販売本数100万本を達成した他、2023年10月26日のswitch版発売に併せて発表されたプレスリリースにて、その時点での累計販売本数が200万本に達していることが発表されている。
ハマる人は絶対にハマるゲームなので、興味のある方は是非とも手に取ってみて欲しい。
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