ブラキディオスとは、カプコンのゲーム『モンスターハンター』(以下、MHと表記)シリーズに登場するモンスターである。
初登場作品はニンテンドー3DS用ソフト『MH3G』。『MHP3』のドボルベルクに次いで登場した、5種類目の獣竜種である。
二つ名は「砕竜」。名前の由来は英語で上腕を意味する「brachium」と、黒曜石を意味する「obsidian」からとられたものであるとのこと。
概要
獣竜種 | |
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ブラキディオス |
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別称 | |
別称 | 砕竜 |
登場作品 | |
モンスターハンターのモンスターテンプレート |
ガノトトス参戦と共にアナウンスされた、MH3G初登場のモンスターである。
生息区域は火山。のちに孤島や凍土にも出現することが確認された。
同じく火山に生息する獣竜であるウラガンキンのずんぐりとした体格と比較すると、全体的にバランスのとれたスマートな体格を持つ。ほかにも、これまでの獣竜種にはなかった巨大な前脚部が特徴として挙げられる。
さらに目を引くのは、頭部にある隆起した器官と前述の巨大な前脚部が蛍光グリーンに光り輝いていることである。この光の正体は手の甲に付着した爆発性の粘菌であり、ブラキディオスはこれを最大限に利用した攻撃を繰り出してくる。また、生態ムービーではブラキディオスがアグナコトルを狩るシーンを見ることができる。どうやら獲物の体に粘菌をまとわりつかせて爆発させ、腕で殴り止めを刺すのがブラキディオスの狩猟方法のようだ。
特徴的な頭部・更に紫がかった黒色の甲殻と粘菌の対比で、某汎用人型決戦兵器に見えるという噂が(ry
また、この粘菌とブラキディオスの密接な関係性を示すかのように、ブラキディオスの感情が激した時にはそれに呼応するかの如く蛍光グリーンの粘菌もオレンジ色に輝きを変える。
評判
発売前
そのデビューはパッケージモンスターとしての堂々たるもの!!…であったはずなのだが、同時に参戦をアナウンスされたガノトトス(※水中戦もあるよ!)の方へ完全にユーザーの興味を持っていかれてしまう。
その後の公式からのアナウンスも、数々の亜種モンスターやカヤンパ参加・Wi-Fi通信によるネットワーク協力プレイの搭載なしなどの情報にユーザーの注目が集まり、肝心のブラキディオスはとかくその陰に隠れがちであった。(実際、ブラキ自体の情報が少なすぎるということもあったのだが…)
挙句、公式からの第2弾PVのラストを激昂ジョーに持って行かれてしまい、一部では「パッケージモンスター(笑)」などと揶揄されるという不遇っぷり。どうしてこうなった。
もちろん、言い換えれば「それだけMH3Gに発売前から多くの魅力が提示されている」ということでもあるのだが、ブラキディオスはいらない子なのかと問い詰めたくなるほど不憫極まる扱いであった。
だが、ブラキディオスが皆に愛されていなかったかといえばそんなことは全くなく、ユーザーから早々に「初号機」のあだ名を献上されたり、公式サイトで名前を間違えられてひと笑い取るなど、厳つい風貌と激烈な生態に似合わぬ『なごみ系』なイメージが発売を待つユーザーの間で固まっていた。 \ブッラキーン/
ありし日のイメージAA
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発売後
歴戦の勇者たちがいざ対面してみると、彼(彼女)は歴代のパッケージモンスターの中で有数の実力の持ち主であることが判明。
2chのスレでは三乙報告が大量に上がり、ニコ百のMH3Gの記事にも連日のように「\(^o^)/」と書き込まれる始末である。前半とは何だったのか。
数ある攻撃モーションの中でも特に「跳躍から繰り出される大地を穿つ一撃」はまさに一撃必殺の威力を秘めており、これによって昇天した狩人諸氏のトラウマとなり果てた。更に伝説となった配信クエスト「黒曜石は砕けない」の存在により、ブラキディオスは一気に強キャラへの階段を登り詰めることとなったのである。
しかしそうしたリスクに対するリターンは大きく、ブラキ素材から生産できる装備は爆破属性の存在により超高性能であることが判明。そしてお約束通り、今作にもしっかり搭載された物欲センサーが武器強化に必須となる素材を出し惜しみするため、殺伐としたふいんき(ryのハンター達が幾度も拠点と火山を往復することとなった。
なお、このように狩猟における存在感では圧倒的であったブラキディオスであったが、村クエストでは交易船の船長から腕試しにと受注された単なるキークエストが初の登場であり、ラギアクルス亜種などに比べるとストーリーにほとんど絡まない、看板モンスターとしては異例の"影の薄さ"でも話題となった。\ブッラキーン/
MH4
相変わらずのスタイリッシュ田植えっぷりを遺憾なく見せつけた。
発売前情報では登場に関して一切告知がなく、これはブラキディオスごと爆破属性も黒歴史入りか…などとささやかれていただけに、ブラキ愛好家諸氏の喜びは非常に大きいものであった。
続投参戦個体にありがちな目立った弱体化もなく、新たな攻撃モーションを引っさげてMH3Gからの続投プレイヤーを悩ませているほか、MH4の目玉要素である狂竜ウイルスに罹った個体も登場する。狂竜化によるモーションの緩急とブラキディオス本来の攻撃モーションのシナジーは異様に高く、更に狂竜症発症と爆破やられのダブルパンチもあり被ダメージが恐ろしいほど伸びる。また、ブラキディオス本体だけでなく敷設する粘菌地雷も爆発するまでの時間がランダムで短縮or延長するようになるため、いつもの感覚で対応できなくなりこちらも非常に危険。
また、今作より追加された新要素であるギルドクエストにも登場している。攻撃力の上昇・固有モーションの追加・更に加えて狂竜化まで果たす高レベル帯のブラキディオスは、狂竜化イャンガルルガと並んで本作最強モンスターではないかと噂されている。
なお、(一部武器の属性解放を除けば)ブラキディオス素材武器の専売であった爆破属性は、テオ・テスカトル武器やティガレックス希少種武器などにも付与されるようになった。
また、前作MH3Gの爆破武器一強となるほどの壊れ気味な性能の反省からか、爆破属性の蓄積値と与ダメージに下方修正がなされている。これにより、どんな相手にも思考停止で持ち出すほどの性能ではなくなってしまったが、有用なダメージソースとしての地位までは譲っておらず、前作のプレイヤーからは概して「良調整」と評価されている。
ちなみに村(旅団)クエストでは、本作ではなんと受付嬢の初恋の相手という衝撃の形で登場することになり、MH3Gでは空気だったストーリー面でも活躍することになった。リア充爆発しろ
MH4G
MH4Gにも当然続投。
MH4におけるモーション変更(主に攻撃の追尾性能や攻撃範囲)があまりにも強すぎたと判断されたのか、本作では更にモーションが調整されている。抜刀中に回避不能な攻撃はほとんど見られなくなっており、高精度の殴りつけに悩まされていた剣士でもかなり戦いやすくなった。
また、イビルジョー・ラージャンに続いて更なる凶暴化を果たした特殊個体が登場。
正式名称は「猛り爆ぜるブラキディオス」で、この名前が判明するまで界隈では「臨界ブラキ」と呼ばれており、巨大な体躯に緩やかなモーション、そして過激なまでに活性化した粘菌が最大のウリ。この粘菌、なんとブラキ本体にまとわりついている段階で灼熱するほど活性化するようになり、その状態でほんのわずかなショックでも与えられればブラキディオスにまとわりついている状態であるにも関わらずいきなり爆発する。
この"その場爆発"も他の粘菌爆破と同様に高威力で、何も知らずに殴りつけに来た剣士がその場で蒸発→更に近くにいた剣士も巻き込まれて蒸発→何もわからないまま突然の3乙、という事態が頻発するほどの威力を秘めていたため、またしてもブラキは初見3乙報告の山を築き上げることとなった。
この個体の登場でブラキ武器はさらなる強化先を得ることとなり、完全に性能面で水をあけられていたテオ武器、ティガ希少種武器と堂々と渡り合えることとなった。爆破属性本家の面目躍如である。
MHX
公式からの第一弾PVに堂々と登場し、初登場したMH3Gからのシリーズ皆勤賞を確定させた。
しかしながら、危険度こそ変わらないものの他の歴代看板モンスターとクエスト出現のタイミングもほぼ同時となったほか、今作におけるモンスター強化措置である『獰猛化』の普遍性や特殊個体の未登場(かつ"二つ名モンスター"としての登場もなし)などもあり、MH3GやMH4シリーズに存在した相対的な"特別扱い"は鳴りを潜めることとなった。今までが厚遇すぎたような気も正直しなくはないが
ただし、本作の集会所ラスボスを務めるモンスターとの決戦では意外な形での登場があった。…が、そこにそうした形で登場するという事実に対してブラキ愛好家諸氏は一様に「…あっ(察し」となり、悲喜こもごもの複雑な感情を抱くこととなった。
気になるアクションについては、弱体化がささやかれた4Gよりもさらにマイルド調整気味となっている。かつての恐怖の象徴であったジャンピングパンチも若干のタメ時間の追加や追尾性の甘さが加わったほか、腕に付着した粘菌が沈静化するまでの時間が短くなっており、腕をペロペロすることで晒される隙が増えた。
ただし、圧倒的な攻撃力と爆破やられのコンボによる大ダメージは依然として健在。クロスから新規参入した新人ハンターに爆破属性の恐怖を植え付ける登竜門として、その存在感をしっかりと見せつけている。
余談ではあるが、2016年春クールから始まるとあるアニメに合わせ、あの地獄のクエストが再び配信されるのではないかという期待と不安が双方のファンの間で取り沙汰されていた。バイツァ・ダストされて「なかったことになった」のは内緒。
MHXX
集会所クエストで猛り爆ぜるブラキディオスが復活。この実装によりブラキ武器は「原種1・原種2・猛爆」という3パターンの派生が成されることとなった。致死的ダメージを与えてくる"その場爆発"は今回も健在で、剣士装備ハンターを涙目にさせている。ただしハンター側もMH4G時代とは違い各種スタイルと狩技を獲得しているため、創意工夫によって剣士装備でも渡り合うことは十分に可能な環境となっている。
また、2017年4月24日に配信されたダウンロードクエスト「急募・炭鉱採掘求ム」では、地底火山の燃石炭採掘を狙うハンターの現場監督役(=サブターゲット)として抜擢されることとなった。…のだが、実はこのクエスト「サブタゲであるブラキディオスを倒すことで、各種お守りがザックザク」という採取クエストの皮を被った討伐クエストであることが発覚。お守りの質がすべてを決めるネセトシリーズの実装や、MHX以前の作品同様に他シリーズ防具と組み合わせやすいポイント振りのなされたG級防具によって神おまの需要が最高潮に達していた環境に、突如として降臨したこのクエストは配信直後から人気が爆発。血走った目で神おまを求めるハンターの軍団が、集会酒場と地底火山を幾度と無く往復することとなった。どっかで聞いたようなフレーズである
MHF-G
MHXと同時期に、オンラインゲーム『モンスターハンターフロンティアG』にも登場することが決定した。
世界観上は『これまでメゼポルタ(フロンティアにおけるメイン拠点)周辺では目撃例のなかったモンスター』を総称する"遷悠種"としての参入である。ちなみにこの枠としては、ジンオウガとイビルジョーの参入がブラキディオスに先んじて告知されていた。
遷悠種として本家初出のモンスターの導入が決定した後も「爆破属性はフロンティアには実装されていない」という事情があったため、ブラキディオスの参入は単にモンスター単体の実装にとどまらないシステムアップデートも必要となることもあり、ほぼ絶望視されていた。しかし、後の実装予定告知の中に「導入するには大掛かりな作業が必要なモンスター」という一文があったため、予想の一つとして一応挙げられてはいた。
加えて、本家MH2からの風潮として狩猟のターン制を色濃く残すMHF-Gでは、ハンター側の攻撃チャンスを著しく制限する動作・行動が忌み嫌われている。特にMH3以降のモンスターのうち獣竜種の挙動に多く見受けられる「車庫入れ」や「隙潰し」と呼ばれるものが代表的で、実際に本家の挙動に近い形で実装されたイビルジョーが「プレイヤーのみなさんからその挙動に大変不評を頂いていることを認識している」とわざわざ運営から発表されたほどである。(なお、MHFオリジナルの獣竜種の挙動はしっかりターン制にアレンジされており、プレイヤーからは概ね好評である)
そのため、そうした動きの多さに加えて画面外に出るフットワークや爆破による範囲攻撃を持つことが知られていたブラキディオスの実装が発表された際、前述のイビルジョーの評価も相まって「あのままのブラキが来るのであれば嫌だ」と悲観する声も強く存在した。
しかも、MHFは本家シリーズと比較するとハンターのモーション自体は昔ながらかその延長線上にあるが、ハンターの火力とモンスターの攻撃性能などが比較すると極端にインフレしている環境である。そのため、運営いわく「相当の魔改造を施しての実装となる」と告知されていたのも実装前の段階では不安材料でしかなかった。
そして、実装後。
基本的にMH4個体をベースにMH3GやMH4Gの要素をハイブリッドした形なのだが、動作が他シリーズに比べて軒並み素早くなっており、HR5個体でもパンチで粘菌を中距離まで撒き散らしG級個体になるとパワーゲイザーは3WAYになるわ空中コンボはあるわ、果てはほぼ狩場全体を覆い尽くす規模の爆発を起こすわと前言通りのやりたい放題。
しかしながら、本体の攻撃と爆破の判定が別ではあるが同時でありフレーム回避可能であるなど、実装を不安視していた層を驚かせるほどに手強いながらも理不尽さが無い仕上がりにアレンジされており、メインシリーズでブラキディオスを狩ったことが無いハンターを含め、メゼポルタの地でその"強さ"をまざまざと見せつけることとなった。
MHW:I
2019年7月11日に公開されたPV第三弾にて、本体特徴的な蛍光グリーンの爆発粘菌が主任ことウラガンキンに纏わりつく様子が映像の〆に公開された。MH3Gの頃にどうしてこの扱いをしてやれなかったのか
3DS世代の狩猟世界をくぐり抜けた歴戦ハンターを震撼させるには十分な映像であったが、MHWから久しぶりにハンター業に戻ったことでその間のモンスターの知識に疎い古強者や、そもそも全く過去世代の知識がないMHWからの新米ハンターからは「え、主任どうしたの?」とぽかんとされるなど、数年ぶりのブラキの帰還は様々な反応で迎えられることとなった。
続くPV第四弾(8月20日公開)では尺の真ん中にいつもの田植えポーズで堂々登場し、待望の参戦を確定させた。が、同PVはメインモンスターである冰龍イヴェルカーナにまつわる情報に大半の尺を割いていたほか、硫斬竜ディノバルド亜種や氷牙竜ベリオロスの参戦告知も同時に行われるなどのサプライズも多発。挙げ句、PVの〆は新規参戦古龍ネロミェールの影がちらつくなど大変サービス精神旺盛な構成となっており、古参ファンにとってはいつかきた道を彷彿とさせる"わかってる扱い"をされていた。\ブッラキーン/
MH3G出身かつ携帯機を中心とした参戦という経緯もあって、今回のMHW参戦でほぼ初めて黒曜甲のきらめきや粘菌のテラつきが高画質で遺憾なく描画されることとなり、ブラキ愛好家を改めて惚れ直させている。また、直近作と比較するとフットワークに大きな上方修正が加えられており、「フェザー級のフットワークとヘビー級のパンチ」を併せ持つタフガイへと変貌を遂げた。
さらに2020年3月23日のアップデートにより追加特殊個体として、「激昂したラージャン」と共に「猛り爆ぜるブラキディオス」も実装された。外見は体色の濃くなった巨大なブラキディオス(グラフィックの刷新で昔より粘菌と甲殻の境にメリハリが付いた)だが、「怒り状態」移行時や時間経過で体表の粘菌が活性化し赤く輝く様になり、赤い部位の攻撃時に発生する粘菌の数と爆破ダメージが増大し、本体の攻撃も含む多段ヒットによってガードの上からでも結構な削りダメージが発生する様になった。また、爆破ダメージには「火属性やられ」も付与される。
MHRise
MH3Gよりメインシリーズ皆勤であったブラキディオスだが、Ver3.8現在はカムラの里での狩猟依頼はなされていない。田植えのシーズンを過ぎてしまった
メタな視点ではあるが、MHRiseのメインモンスターであるマガイマガドが同じく爆破属性の使い手であること、Ver2.0での追加枠に同じく爆破属性を擁するバゼルギウスとテオ・テスカトルが並んだこと、妖怪や心霊などの裏モチーフを当ててモンスターが起用されるMHRiseの世界観における親和性が高くなかったことなどが原因ではないか…と、ハンターの間ではささやかれている。
続くサンブレイクでの参戦が期待されていたが、上述の環境もあってか最終アップデートを終えても参戦はなかった。一時的に引退してどこかの山奥で田植えに勤しんでいるのかもしれない…。
MHST,MHST2
MHSTやMHST2でも登場。ターン制RPGである本作でも相変わらず粘菌を押し付けて「爆破やられ」にしてくるなかなかの強敵である。なお、猛り爆ぜるブラキディオスは登場しない。
ストーリーズは歴代のモンスター達を仲間にすることのできるライダーの物語で、ブラキディオスも両作で仲間にできるのだが、「絆技」がシリーズ屈指のネタ枠である。
多くのオトモンの絆技は無難にかっこいいものばかりに対し、ブラキディオスの「ブラキブラストブロー」の場合は、スポ根漫画を彷彿とさせる謎のトレーニング回想が流れる。この演出に世界中のブラキ愛好家が草もとい粘菌を生やすことになった。
しかもMHST2では回想シーンが1つ追加されている。ラギアクルス系の「キングストローム」やボルボロス亜種の「ボロスチャージ」も演出に追加や変更があったのだが、ブラキブラストブローの演出変更は予想外だったのか、更に愛好家たちの粘菌が増えることに…
攻略法
掲示板の書込み等も参照のこと。
初見で3乙した先人たちからのアドバイスとして、
- 初見で怒り時の攻撃力に対応することは不可能。怒ったときは攻撃よりも回避を優先し、挙動をよく観察すること。
- 比較的転倒を狙いやすい(ような気がする)。慣れないうちは回避もしやすい両サイドから足元を重点的に狙うこと。
- 回避行動で粘菌を消そうとすると、スタミナ切れで怒り時に緊急回避ができずやられる可能性あり。スタミナ維持のために消臭玉も併用するといい。
- トラウマの跳び込み→殴りかかりは、予備動作を確認してから相手の足元に向かって回転回避。
などが挙げられている。
ガードが中心となる装備ではスタミナを一瞬で削られたり、背後から爆発に巻き込まれたりすることもあるらしいので、回避性能防具に加えて動作の速い武器で挑めば難易度は下がる可能性がある。とはいえ、ガード性能を付与したランスでも存外相性がいいという意見もあるので、結局は好みの問題なのかもしれない。
また、ガンナーの防御力では圧倒的な攻撃力に対応しきれない、突然距離を詰められる動作パターンがあるなど、初対面の時期に関しては剣士装備での狩猟よりも不安材料が多い。両方こなせるハンターは、初めのうちは剣士での様子見をお勧めする。もちろんガンナー装備での狩猟もランスと同じく「慣れ次第」ではあるようだ。
厄介な粘菌や爆破やられはスキル「抗菌」(MH4では「細菌研究家」「バイオドクター」)、MHW以降では「爆破耐性スキル」で無効化できる。被ダメージが目に見えて減るため、慣れないうちは可能な限りつけていくといいだろう。ちなみに粘菌がついた状態でブラキディオスの爆発に巻き込まれると、誘爆効果で通常よりも高いダメージを受けるので注意が必要である。
装備について
武器
今までにない新たな属性、『爆破』を引っ下げての鮮烈なデビューを飾った。
種別としては毒や麻痺などの状態異常に当たり、一定値が溜まると最後に殴りつけた部位が文字通り爆発する。
蓄積中は緑→黄→赤(MH4以降では濃い赤→ピンク→黄)とエフェクトの色が変わっていき、いつ爆発するかのおおよその目安になる。
この爆発が非常に強力で、発動すればほぼ怯みをとれる上、部位破壊が非常に行いやすい。直接これを弱点属性とするモンスターは存在しないものの、耐性を持っている(=爆発が発生しない)モンスターも存在しないため、上位までは下手な弱点属性武器を持って行くよりも狩猟が安定してしまうという壊れ性能っぷりである。
しかし、G級以上となると毒や麻痺と同じく蓄積値の上限が爆破するごとに伸びる仕様のために、強化した属性武器のほうがダメージレースで有利であるという結論が出た。ただ、相手を選ばない汎用性は弱点属性がバラつく上に通常よりHPの低い個体が相手となる大連続狩猟などでは非常に有利であるため、当時の爆破属性使用者は非常に多かったと言われている。
そして、さすがに強力過ぎたせいかMH4では爆破ダメージに下方修正が入ることとなった。
また、新たに複数の爆破武器が登場し、その性能が爆破属性の元祖であるブラキ武器よりも概して高かったため、ブラキ武器それ自体は「繋ぎ」としての役割に甘んじることとなってしまった。
しかしMH4Gでは猛りブラキの登場で屈辱の二番手ポジから見事に下克上を果たし、その存在感を再びハンターに知らしめたのである。もう\ブッラキーン/とは呼ばせない!
しかし、続くMHXでは臨界ブラキの未登場により強化段階が縮小されてしまう。攻略途中で生産できる実用的な爆破属性武器はほぼブラキ武器一択とはいえ、MH4と同じく「繋ぎ」の立ち位置が復活してしまうこととなった。
さらに向かい風として、これまでも爆破属性のライバルとして鎬を削ってきたテオ武器の続投に加え、二つ名モンスター"燼滅刃ディノバルド"の武器も爆破属性であることが判明。「最終強化段階における性能レース」という観点では、またしても厳しい環境に放り込まれることとなった。\ブッラキーン?/
しかし、MHXではスキル強化の方向性がさらに多様化しており、今まで通りの性能を発動させにくくなった匠スキルを考慮して「緑ゲージまでしかない武器が非常に強くなるスキル」を利用するなどの新たな運用法が浮上している。研究と相手モンスター次第では、これらのライバルを蹴散らすほどの性能を発揮できる可能性は十分に残されていると言えるだろう。
MHFにおいてはブラキディオスと同時に実装されることとなった爆破属性だが、基本的な仕様は後述の内容と変わらない。しかし、蓄積値の強化は「状態異常攻撃強化」に依り、爆破ダメージの強化だけが「ボマー」に依る、という少し面倒な分化が成されている。
ボマーは発動機会の多い炎寵に内包されているので、運用時は状態異常攻撃強化、さらに劇物取扱皆伝を組み込んだ装備が適しているだろう。
また、最大の違いとしてこちらは爆破ダメージが上位のクエストであればあるほど減衰される(=全体防御率の影響を受ける)仕様であるため、相手が高ランクのモンスターであればあるほど有用性が下がってしまい、汎用性も特定の場面での有用性も低いとみられており、使用している人も少ないと思われる。
また、モンスター側が付与してくる爆破やられも同時に実装されたが、「時間経過で爆発」「回避行動や消臭玉で解除可能」という点も同様。無効化のためには抗菌系ではなく「爆破耐性」、及びそれを含む複合スキルである「状態異常無効【多種】」が必要となっている。
ちなみにMHFには、この手の状態異常として更に動きを阻害されスタミナが最低まで減る「結晶やられ」というものが黎明期より存在する。
MHW:Iにおいては、作成可能になる時期的にはそこまで悪くない性能なのだが見た目が過去作を踏襲していない&他シリーズ武器のコンパチ・最終性能も中堅どころとかなり冷遇されてしまった。容量の問題等もあるにせよ、もう少しなんとかならなかったのかとベテランハンターからは嘆きの声が上がっている。
後に追加された猛り爆ぜる個体の武器の方は覚醒武器に比肩する性能を持つ上、通常個体武器の不満点の一つだったデザインも全武器種に固有モデル(通常個体武器が固有モデルの場合はカラバリ)が用意された。
防具
また、防具であるブラキ・ブラキXシリーズは固有スキル『闘魂』により挑戦者が発動する。
スキル効果は「モンスターの怒り状態時に自身の能力がアップ」するというもの。+1で『攻撃力UP【小】&見切り+1』、+2で『攻撃力UP【大】&見切り+2』という、リスクを伴う上に時間限定はつくものの非常に強力なダメージソースとなり得るスキルである。
また、発売前に大勢が予想していたボマーももちろん発動するため、自身の武器とも相性は抜群である。さらにこれに火事場が加わり、「ピンチの時ほど自身が強力になる」防具として名を馳せた。
またMH4GではブラキXシリーズに加え、特殊個体の素材を使って作成できるブラキウム一式が登場。こちらではボマーがオミットされた代わりに強打という複合スキルが搭載されている。その効果はKO術とスタミナ奪取の合わせ技であり、若干使う武器が限られてしまうもののハマれば強力、という位置づけとなっている。
MHXでは通常の一式で発動するスキルが挑戦者と細菌研究家/バイオドクターとなった。細菌研究家は効果のひとつに「爆破やられを無効化できる」というものがあるため、ブラキディオスのみならずテオ・テスカトルなどの相手をする際にも有用。
さらに今作ではEX装備も追加された。こちらは一式で斬れ味+1とボマーが発動する。…のだが、今作では斬れ味+2まで発動させないとこれまでと同様の効果が得られないため、一式で着こむほどの人気は出ていない。\ブッラキーン…/
MHW:Iにおいては、原種装備はスキル「挑戦者」偏重気味な上にスロット数も少ないため拡張性が低く、限定状況下でしか力を発揮できないその使い勝手に疑問を呈されていた。
しかし、後に追加された猛り爆ぜる個体の防具は追加アップデートで尚且つ古龍のムフェト・ジーヴァの後ということもあり、激昂したラージャン共々その素材から生産可能な装備の性能は高く、「EXブラキウムα」がガンランス向け、βは「挑戦者」Lv7と「弱点特攻」Lv3しか付いていない代わりに頭と腕にスロット【4】が2個も空いている為、拡張性と汎用性の高い防具となっている。
関連動画
お絵カキコ
関連項目
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