東方月光鉄 (ホワイトブロント・クロニクル)とは、アーマード・コア4を題材とした東方有頂天物語である。
概要
他の東方有頂天物語とは異なり、幻想郷内の物語ではなく、アーマード・コア4の世界に、“幻想郷の面々に良く似た人物が登場する物語”と解釈するのが正しいだろう。物語の筋も、アーマード・コア4に準じて進んでゆくとのこと。ただし、キャラだけを使った作品ではなく幻想郷がある世界の延長線上となっているため妖怪などのキャラは同一人物である。
やや力技な設定といった感はあるが、このあたりは他のアーマード・コア系紙芝居と同様に作者のフロム脳とそれを受け入れるほど自由度の高い原作のストーリー性によってバランスが保たれているため、FFXI、アーマード・コア4、東方Projectといった原作を一切知らない一見さんでも原作をやりこんだガチ勢も楽しんで見れるようになっている。
……とはいうものの、動画各所に東方、ブロント語、アーマード・コア関連各種名台詞といったものが『あまりにも自然すぎて印象が違う』と言われるセリフ回しに定評があるので、予習しておくと動画のコメントと一緒に楽しむことができる。
そして誤字に定評のあるブロント語録を利用して自重しないことがたまに。いやらしい……
ストーリー
アーマードコア・ネクストの研究の先駆としてパックス・エコノミカ(企業管理の市場)において生存の場を見出してきたコロニー『アナトリア』
その研究の第一人者の死と研究内容の流失という二つのトラブルによってアナトリアは商品を失い、貧困に喘ぐこととなった。
その状況を打開すべく、八雲紫は博麗霊夢と共に新たなコロニーの商品として“戦略兵器アーマードコア・ネクストを駆る傭兵”としてある一人の男にその任を託すことを決める。
その男こそ、伝説と言われるほどの数多くの武勇伝を持ち、「騎士(ナイト)」称される元レイヴン(アーマードコアのパイロット)ブロントさんであった・・・
登場人物
※本項は編集中の項目です。書き切れてないキャラも多いので編集してくれると編集者(ナイト)助かるのだが……※
ブロントさん
パックス・エコノミカ創出の切っ掛けとなった“国家解体戦争”をレイヴン(ネクストでないアーマード・コアのパイロット)として戦い抜き、その武勇伝は伝説とされるほど。
お調子者だったり、大人気なかったり、霊夢達に頭があがらなかったり、ヘタレだったり、ラッキースケベで怒れる乙女とミツメアーウトー♪してしまったりするが、信念のためにはプライドを捨てたり、汚れ仕事も厭わないナイトらしい心根を持つ。
AMS適正やらコジマへの耐性は低く、おおよそリンクスに向いた身体でない。それを持ち前のアーマードコアに対する知識と経験によってリンクスとなって以後、急速に実績を上げている。
ホワイト・ブロント
「研究用」という名義で企業から借りパクしている機体である『TYPE-HOGIRE』を改修したもの。
カラーリングは白基調に黒をアクセントとしたモノトーンカラー。ブロントさんの希望もあって、「騎士」らしい出で立ちの一機である。
トレードマークは本人は“グラットンソード”と言い張るレイレナード製レーザーブレード『MOONLIGHT』。
これに加えて各種レイレナード系パーツによって瞬発力を高めており、空戦力を犠牲に機動力と攻撃力を高めている。
武装はコンパクトであり、ライフルとブレードの2本のみという漢らしい構築が多い。
機体名はブロントさん命名。とある居留地の独立傭兵の機体に似た名前。ついでに言うと装備品が内装に至るまで似通ってるとかどういうことなの……
博麗霊夢
自身の故郷アナトリアの困窮にあって、ブロントさんのリンクス稼業を支えることを決意した。ブロントさんとはレイヴンとして戦い、負傷したのを介抱して以来の付き合いとなり、人としての信頼関係を築いている。
今回の傭兵業に関してはビジネスとして割り切ろうと努めている節があるが、素はまだ子供らしさを残した女性である。口が悪く、金遣いが荒い他、マイペースで自由奔放。基本的に自分都合で行動するため、周りを振り回すタイプ。根は純で傷つきやすいことを務めて隠そうとする。
八雲紫
アナトリアの指導者として、新たなビジネスプランとそのために必要なブロントさんの利用を画策した人物。
こう書くと悪どい人物に思われるが、その実、ブロントさんと霊夢の間を取り持ち、子供っぽい言動を諌める常識人であり、どちらかというと母といった立場の人物。
人脈は広く、様々な企業の首脳クラスと顔見知りである可能性が高い。しかし、フリーダムなアナトリアの連中やら、不穏な世界情勢にカリカリせざるを得ず、結果的に苦労人として扱われる傾向があるが、ブロントさんを邪険に扱わず、良いパートナーとしてみている模様。ゆえに厳しいところは厳しいが。
西行寺幽々子
アーマード・コア4系における大企業であり、アナトリアの傭兵業のスポンサーでもあるグローバル・アーマメンツ(GA)の代表。
紫と顔なじみであるようだが、その掴みどころのない性格で意図が読めないことが我等のフロム脳をくすぐる味のあるキャラクターとなっている。
霧雨魔理紗
GAのリンクス養成所のたたき上げであるが、低いAMS適正ゆえに粗製と言われ続けることをコンプレックスとしており、それを払拭しようとシミュレーターで訓練している際に、ブロントさんと出会うこととなった。
なんだかんだで素質はあるようだが、頭がやや残念な子。それゆえに他人との絆を重んじ、勝気な性格で負けず嫌い、直情的な性格でリンクスとしてブロントさんを、大人の女性として霊夢を尊敬している。行動力も人並み以上で、ブロントさんと出会った翌日にアナトリアへ住み込む許可を貰って来訪するほど。
しかし、雇い主GAが打算と利害のみで動く無慈悲で冷酷な企業という現実に直面し、戦力として扱われる自身の生き方に疑問を抱き始めている。
村紗水蜜
ブロントさんの機体を奪おうと襲いかかったが、マトモに当たる武装が右手のマシンガンだけであったため、アワレにもズタズタにされたロケ厨の雑魚扱いにされた。
藤原妹紅
ホワイトアフリカの英雄と称えられるリンクスであり、無いに等しいAMS適性を不死という身体特徴を良いことに致死量ともいえる負荷によって一流の水準まで引き上げて戦っている。富裕層とされる企業から過酷な仕打ちを受ける世界を見てきたために、企業の犬として立ち向かうブロントさんをはじめ、相対する相手に容赦は無い。
イクバール製の軽量な重量から来る速度をスタミナ重視型の内装と合わせた機体。三次元機動を駆使して、間合い取りに不慣れな初心者を刈り取ってゆくその様からアーマード・コア4経験者からは『アマジーグ先生』と称される。
ブルー・ゲイル リューサン
05話登場。
霊夢とは幼馴染の仲であり、ミッションの後も打ち解けた会話をしていた。非常に紳士的な人物だが、それゆえに本心が読めないのも紳士的といえる。
コロニー“アスピナ”所属の傭兵リンクス。 パートナーの永江衣玖にミッションの仲介、支援を受けながら傭兵リンクスとして戦っている。設定上ではネクスト最初期のテストパイロットであり、ナンバーこそ40とブロントさんの一つ違いだが、リンクスとしては最古参。EN環境が切迫した機体で空中戦をやってのけ、『二段QB』を常時安定させるというベテランの名に違わない動きを見せる。
愛機である『ホワイトグリント』は速度に特化しており、企業の規格に囚われずにパーツが厳選されている。エネルギーの多くを大パワーのブーストに回しているが、小回りを得るために、パーツは徹底して軽量化されたほか、切り詰めたとはいえ、命中精度を重視した手堅い武器による恒常的なダメージも驚異であり、それらを生かした一撃離脱戦法は軽量級機体の鑑といえる傑作機である。
ちなみに、ACfA登場の「ホワイトグリント」とは別機体。しかし、設計者は同一であり、その時代を先取りするセンスの良さが伺える。
AC4におけるジョシュア・オブライエンポジション。
永江衣玖
戦局を見据える能力が高く、常にホワイトグリントの優位な状況、その後の展開まで見据えた作戦の厳選力においてリューサンの絶対の信頼を得ている様子。
ちなみに、リューサンとはネクストのテストパイロット時代からの仲。リューサン曰く“プラトニックな関係”
風見幽香
06話登場。05話の結果を重く受け止めたブロントさんとシミュレーターで出会うこととなった。
相手を見下しがちな態度を取るものの、一途なブロントさんに心打たれたりと乙女な部分も。インテリオルユニオンとはあくまでビジネスと割り切った考えにある。一見、他人には無関心のようだがブロントさんの練習相手になったり、オペレーターとして未熟な霊夢のサポートをしたりと世話焼きな面も。
シミュレーターでブロントさんの特訓に付き合った一部始終(幽香の脳内補正付)については「汚染源の人のこの音声MAD」で補完することが推奨されているが、一般人は視聴を避けたほうが無難である。
インテリオル系の重量級機体「シリエジオ」のリンクス。素の性能でいえばインテリオル系ネクスト屈指のタイマン特化型であり、中~遠距離を主体とした迎撃戦の強さによって他のネクストに見劣りしない。
魂魄 妖夢
07話登場。幽々子の付き添い人なのは相変わらず。
同時に、GA社所属のリンクスでもあり、「タイラント」のパイロット。とはいえ、腕は半人前なのか、魔理紗と同じく粗製という立場である。
雲居一輪
08話登場。バルバロイが所属していたマグリブ解放戦線の生き残り。いわいる仇討の形でアナトリアを急襲する。
ブロントさんに撃退されるも、企業によって弾圧された難民の集団であるマグリブ解放戦線の要を自らの利益のために踏みにじったという事実を告げ、去って行った。
多々良小傘
残党を率いていたが、企業からの命を受けたブロントさんに討伐されることとなった。昔の習性からか出落ちをかますが、それが逆にブロントさんの逆鱗に触れ、実弾防御特化のやわらかタンクというレーザーブレードが天敵である機体という最悪相性も含めてアワレにも短時間でズタズタにされてしまった。
河城にとり
GAヨーロッパ管轄のハイダ工廠で新型兵器を開発していた研究者の一人。
後にギアトンネルを経由してのアナトリア強襲に参加。そこで自らの種族の生命線である清浄な環境を無にするような研究に参加する意図が明かされる。
パチェリー・ノーリッジ
10話登場。GAEハイダ工廠の救援の任を受け、GA最高戦力としてブロントさんに立ちはだかる。
本編では登場しなかったものの、搭載した大火力の大型ミサイル(通称:ICBM)をはじめ、大艦巨砲主義を地で行く機体。リンクスは病弱なイメージがあるが、実際はガチガチのタフガイ機体である。
P.チルノ
12話登場。リンクスナンバー02、「アートマン」を駆る通称“イクバールの魔術師”。天才数学者でありながらリンクスであり、研究の憂さ晴らしがてらブロントさんと相対する。
対ネクストを想定した大型ショットガンとライフルの近距離型逆関節機体を操る。
原作方面では⑨(バカ)扱いの彼女だが、外見も含めて大きく雰囲気が異なるのにもこの世界ならではの理由がある。
聖白蓮
12話登場。ナズーリン、寅丸星をはじめとした聖蓮船メンバーと共にマグリブ解放戦線の難民と共に旅をしている。
封獣ぬえというリンクスとその愛機たるタンク型ネクスト「レ・ザネ・フォル」を有し、なにより数々の企業の汚れ仕事を請け負ってスキャンダラスな情報を隠し玉としているため、容易に企業が手を出せない集団のリーダーである。
温厚にして包容力のある女性に見えて自身の価値観は絶対で悪を許さない厳格な側面も。
アナトリアとはまた別の形で未来を勝ち取るための方策を模索している。
汚い忍者
13話登場。因果な腐れ縁はとあるコロニーの浴場での再会へと繋がった。
物語の核となるレイレナードの最強のリンクス、ナンバー01「ベルリオーズ」その本人。かつて流行アセンやミッションをめぐってブロントさんと喧嘩をする腐れ縁であったが、国家解体戦争期にレイヴン業を見限り、天性の才能が必要であるリンクスに鞍替えすることに成功。持ち前の現実主義に基づいたこだわりのなさゆえにレイレナード以外の機体パーツを活用し、絶対的な実践の経験値もあって他のリンクスを凌ぐ戦果を挙げた。片やレイヴンの伝説、片やリンクスの(汚い)英雄となったわけであるから因果なものである。
愛機「シュープリス」はその実力と実績を買われ、他企業のパーツで混成されており、アーマード・コア4のジャケ絵を飾っている。命中率重視のライフルを主軸とし、範囲攻撃のグレネード、防御装備のフレアといった攻防の充実をレイレナード標準機『アリーア』の弱点であるEN燃費の悪さの改善を行いつつ成功している。
レイレナード代表の古明池さとり、同盟企業アクアビット所属のリンクスである水橋パルスィのサポートを受け、最前線に立っている。ちなみに、水橋パルスィとは親密な仲であるらしい。
上白沢 慧音
インテリオル部隊の排除を請け負ったブロントさんに増援として現れたネクスト「ラムダ」のリンクス。
インテリオルの中での扱いが酷く、疎まれた存在であったらしくその結果なのか、人柄や思想の変わりように紫も驚きを禁じ得なかった。
インテリオル系列の例にもれず、光学兵器を武器としているが鈍足であり、俊敏さで上回るブロントさんには容易に制圧されてしまった。
暗黒
インテリオルのネクスト戦力「クリティーク」のリンクス。GA社所有のドルニエ採掘基地を占拠しており、その奪回役を担ったブロントさんと対立した。
ブロントさんと同じく元レイヴンという経歴もあって、レイヴンとしての英雄譚に羨望のようなものを抱きつつ、同じリンクスとして邂逅した際は戦士としての戦いを望んだ。風見幽香に片思いであったが、結果は見ての通りである。
ネクスト「クリティーク」はアルブレヒト=ドライス(アルドラ)社製の実弾・EN両面の防御力を高めたバランス型重量機。それに高火力レーザー砲「カノープス(レイヴン勢にとってはKARASAWAのほうが通りがいいだろう)」を二丁のみというシンプルな構成をとっている。
火焔猫 燐
レイレナードの地下実験場に入り込んだネクストを撃破する任を務めていたところ、実験場調査のミッションを受けていたブロントさん一行と遭遇する。
ネクストはマシンガンを主体とし、その機動力で翻弄する典型的な軽量型。対プライマルアーマー性能に優れた武器であるが、実弾耐性のあるネクストに弱いという欠点がある。
レミリア・スカーレット
ハイダ工廠襲撃事件や地下実験場の一件で仲間の増援に向かったブロントさんをネクストで足止めするなど物語の要になる事件について色濃く関わっている。カリスマは最後に投げ捨てるもの。
ネクスト「ストリクス・クアドロ」は四脚という安定性の高い脚部を活かして大反動の砲を積んだ重量狙撃機。
しかし、狙撃にあまりにも特化しているため、接近されると為す術が無い。そこをブロントさんに突かれ、中破の後に撤退している。
シャントット
恐怖のFF11勢、USC(ウルトラサディスティッククロイアクマ)。「お前みたいなタルタルがいるか!」
BFFのトップランカーであり、腕の良いスナイパーというステータスがBFFを狙撃兵器特化企業という方針に固めさせた程。その生身の戦力も単なるノーマルAC程度では歯が立たず、どこぞの東方不敗もびっくりである。
ネクスト「プロメシュース」は火力を腕部装備に限定した二脚。それゆえに軽量で狙撃型とはいうものの中距離で相手をいなす能力が高い。 が、マシンガンやブレードの距離まで踏み込むほどの瞬発力を持つ敵機が死角となる。
黒谷ヤマメ
アナトリアを強襲したコジマ兵器URSRAGNAに搭乗していた。
非常に無気力であり、自他の死に対して非常にルーズになっている様子。
原作では地底で死者と強く繋がっていただけに、この性格の変化はまさに作中の世界観を如実に風刺しているといえる。
できる女アリスの なぜなに アーマード・コア
アリス・マーガトロイド嬢と上海人形が送るおまけコーナー。
真っ向勝負の大戦争に発展する劇中ではしっちゃかめっちゃかになって分かりにくい世界情勢をできる女ことアリスとちょっと毒舌な上海人形がお送りするコーナーとなっており、AC4を知らない視聴者の方へスムーズな理解を助けてくれます。
収録環境が個室なのをいいことに少しハメを外し気味な珍しいアリスを見ることができるのもこのコーナーだけ。
ミツメアーウトー
いわゆる処刑用BGM。テーレッテー。オーモーイーガー。目が逢う瞬間。
主には、ブロントさんの不可抗力(すなわちラッキースケベ)に対する制裁(調教とする向きもあるが)が発動した際にかかり、その直後には高確率で、彼の顔(グラ)が変形するほどズタズタにされる。
なお、原曲はサザンオールスターズの名曲『TSUNAMI』の一節であり、この後に『素直にお喋り出来ない』と続く辺り、処刑人らの純粋な乙女心を表していると言えなくもない。
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