生まれる前から推していた
みんなで育てた、みんなの馬。
クールフォルテ(Coeur Forte)とは、2019年3月18日生まれの元競走馬、繁殖牝馬である。
リアルダービースタリオンの馬の一頭。
管理は大井競馬・福田真広調教師、調教ゼッケンの番号は「79**」である。(**は半期ごとの割り当てにより変動する。入厩時は7915)
父クロフネ、母シュシュブリーズ、母父フジキセキ。
父は武蔵野S、ジャパンCダートをレコード記録で快勝したクロフネ。2019年以降は体調不良で種付けをしなかったため、この世代がラストクロップとなる。母は中央で2勝し、いとこにルヴァンスレーヴやチュウワウィザードがいるシュシュブリーズ、母の父はSS初年度産駒にして「幻の三冠馬」フジキセキ。
同馬はリアルダービースタリオンの馬として、また大井競馬でデビューすることを想定してニコニコユーザーが種付け相手を考え配合し、誕生した馬である。
生まれる前からすでにファンやたくさんの保護者がいることになり、そしてそんなみんなの想いを乗せて競走馬として走り抜けていった。
2019年3月18日12時11分ニコニコユーザーが放送で見守る中、額にはリンゴのような星をもち、右後脚に小さな靴下をもつ芦毛の女の子が誕生。出生時の体重は54kg(推定)、出生翌日に計った体重は56kg。
名前の呼び方は決まっていないため、ユーザーは「クロコ、フネコ、くぅちゃんetc…」など自由に呼ぶことになっている。
牧場での愛称は「くぅちゃん」。由来は藤沢牧場スタッフの通称かにちゃんが「くぅちゃん」と呼んだ時に鳴いたから。
離乳早々に馬房で部屋を仕切る扉を尻で開けたり(痒かったらしい)、牧場スタッフが起こしに来てもなかなか起きなかったりと視聴者を楽しませる一幕もあった。(スタッフはヒヤヒヤです)
放牧地での彼女は、特に群れの長を主張することはなく適度に他馬と接していた。ただ自分が納得できないことには徹底抗議したり、親友をいじめる馬に仲裁に入ったり、牧場に侵入して来た鹿を追い払うなどプライドは持っており、他馬からモテていたようだ。
※詳しくは関連項目”今日のシュシュブリーズの娘。”へ
2020年3月18日1歳の誕生日特番で馬体重378kg、体高152、胸囲167、管囲19.8を計測。
2020年7月15日に育成牧場であるエクワインレーシングへ移動。
藤沢牧場で計った最後の馬体重は455kg。
2021年3月18日の生放送で、ニコニコユーザーからのアンケート・投票の末に、クールフォルテが第1候補となる。馬名のアルファベット表記は 「coeur forte」。意味はフランス語で「強い心」。
2021年4月5日、エクワインレーシングを卒業し、関東近郊の外厩に向けて出発。
入厩に向けたトレーニングを開始。
2021年4月13日に正式にクールフォルテとしてジャパンスタッドブックインターナショナルに登録された。
2021年5月21日、大井競馬・福田真広厩舎に入厩。入厩時の馬体重は474kg。なぜか尻尾が短くなった(お尻が痒かった?)
2021年6月11日、能力試験に合格。
走破タイム"50.7秒"は、当日の2歳42頭で1番時計。
天候:晴れ 距離:800m ゼッケン番号:23
馬体重:470kg 騎手:笹川翼
組:5(同組出走馬:ショウナンハチマン、スパルタレオニダス、パワポケトシ、インテグラーレ)
6月29日、大井競馬場第4レース 2歳新馬戦(ダート外右回り1400m)鞍上:笹川翼
念願のシュシュブリーズの仔のデビュー。
新馬戦にもかかわらず落ち着いた雰囲気で8枠10番の大外にゲートイン。スタートは大外枠のためか外に膨らみ出遅れ、序盤は中団後ろからのレースになった。しかし3コーナーに入り外からぐんぐん加速。4コーナーで先頭集団に追いつき、直線で先頭を奪ってからは誰にも譲らず、最後は2着8番モッテルネに2馬身半つけての快勝。嬉しいデビュー勝利となった。
7月13日、大井競馬場第3レース 2歳43.5万円以上(ダート内右回り1600m)鞍上:笹川翼
状態の良さと早めに賞金を積む方がよいとの判断で、中1週での挑戦となる。
枠は3枠3番。スタート直後に2番ホーリーキャットと4番ティアラフォーカスに挟まれるものの下がらず堪えた後は3・4番手を追走、直線に入る直前空いた最内を突きスパートをかける。対抗馬である1番モルトフレイバーは大外から追うも1と3/4馬身及ばず、前走を含め強いと思わせる2連勝となった。
2021年の夏は茨城県のKSトレーニングセンター(K2ステーブル)にて休養&夏合宿を行う。
ところが夏合宿終盤9月中旬、小林の福田真広厩舎に帰る直前に足に異常を感じ、帰厩は一旦取りやめ。
大きな異常は見られなかったが、念の為9月23日北海道のエクワインレーシングへ移動し精密検査を行う。検査の結果軽い捻挫ということで10月4日より治療とリハビリを開始。29日に完治の診断を受け、翌月2日福田真広厩舎へ帰厩した。
12月2日、船橋競馬場第8レース 2歳選抜牝馬 JRA認定競争ヤマノリアル・メモリアル(ダート左回り1500m)鞍上:笹川翼
中19週での出走。怪我から回復し、年末を見据えた叩きのレースとして選択。彼女にとって初めての船橋、左回り、ナイター、1500mと未知数なレースとなった。
7枠9番に入ったクールフォルテはスタートはここまで2戦に比べ問題なくその後は3番手外に3コーナーから進出4コーナーで早めに鞭を入れ、直線に入り残り200m過ぎで逃げの5番アスミを捉え一時は半馬身ほど抜け出し交わしそうになるが、ラスト50mで差し替えされアタマ差2着となった。
勝った5番アスミは終始最内に付け第1コーナーで上手くクールフォルテ含む外目3頭を追い出し、馬場の軽い最内を走れたのが功を奏したと思われる。(船橋競馬場は、水を含むと最内が軽く外が重くなる傾向がある)
一方クールフォルテは5か月の休養明け、不利な馬場を走らされたのが敗北の要因と考えられる。
しかし2着の賞金140万円を積み増し、大晦日の東京2歳優駿牝馬決戦へ向かう。
12月31日、大井競馬場第10レース 東京2歳優駿牝馬(SⅠ・ダート内右回り1600m)鞍上:山崎誠士
リアルダービースタリオンとして初の重賞レース挑戦となる。ここまで騎乗していた笹川騎手が『同レースでは他馬に乗る』ことが以前より決まっていたため、新たにアンケートで別の騎手が選ばれた。しかしその騎手が、レース2週前に落馬負傷し復帰が間に合わない為、最終的な鞍上は急遽お願いした山崎誠士騎手となった。クールフォルテもレース前日馬房で寝違え、額を負傷するというアクシデントに見舞われたが、無事出走にこぎ着けた。
前売り時点では2番人気であったが、最終的には7番人気に。
逃げ・先行馬が多く厳しいペースが予想され、レース本番もそれに違わず先頭集団が潰しあう壮絶なハイペースとなる。4枠8番のクールフォルテは中団最内につけ様子を伺い、最後の直線抜け出しを図ったが、道中の不利やコース取りの関係もあり、先に仕掛けた6番ヒストリックノヴァに1/2馬身まで迫るも届かず3着であった。
なお、勝ったのは直線で外から驚異的な末脚を繰り出し、崩れる先頭集団と先述の6番ヒストリックノヴァをなで斬りにした11番スピーディキックであった。
3着であったが大井生え抜きとしては最上位であり、また鞍上のレース後コメントもクールフォルテを称賛しているなど、これからが楽しみになる内容であった。
400万円の賞金を獲得し、総獲得賞金が1090万円(番組賞金930万円)でデビュー年を締めくくった。
そしてこの年の地方競馬ファン投票MIH2021にて全体で6位。2歳部門で2位。牝馬では全体1位の票を獲得した。
1月25日、大井競馬場第11レース 22桃花賞(準重賞・ダート内右回り1600m)鞍上:笹川翼
年が明けて3歳牝馬重賞戦線の開幕戦、前戦の直後に笹川騎手本人から騎乗依頼があり、再び鞍上を任せる運びとなった。
桃花賞の1着には南関東牝馬三冠路線の浦和桜花賞の優先出走権が、2着まではその前哨戦といえるユングフラウ賞の優先出走権が付与される。
前走までに積み重ねた賞金により、門別で重賞2勝の13番コスモポポラリタとともに他の馬より1kg重い55kgを背負っての出走。前走の内容や大井1600の経験を評価され1番人気に推された。(2番人気はコスモポポラリタ、以下門別勢が上位につける)
6枠11番に入ったクールフォルテは、珍しくパドックからゲート内まで入れ込む姿を見せるも、スタートは前戦までと比べベストと言える出足の良さを見せ、前戦の立ち回りを踏まえ前目に着けながら1コーナーに入っていった。
レースは警戒していた相手馬が上がってこず、逆に前走折り合いを欠いた4番ラインブレイカーに思い通りの逃げをさせる流れになってしまう。クールフォルテも必死に追い上げるも先にゴール板が来てしまい、クビ差2着に終わった。
3着の2番リンカイテンには2馬身差をつけたことと斤量差(1kgで1馬身のハンデと言われている)さえなければという僅差であり、悔しさは残るが確かな実力を改めて示すことはできたと言えるだろう。
前日のデビューレース中に帰らぬ身となった、牧場時代の親友に捧げるレースであった。
これにより賞金234万円とユングフラウ賞の優先出走権を獲得した。しかし適性面やローテーションの問題により厩舎側も消極的であることから優先出走権を行使せず浦和桜花賞へ直行する。
2月3日、遠征費などに補助金が出る地方競馬強化指定馬に選定された。
3月17日、浦和競馬場第11レース 桜花賞(SⅠ・ダート左回り1600m)鞍上:笹川翼
桃花賞から2週間の短期放牧を経て、南関牝馬クラシック第一弾の桜花賞へ挑戦。
浦和競馬場はコーナー半径が小さく大跳びのクールフォルテの脚質には合わないと目されており、厩舎側から出場には消極的な発言があったものの、他に出るレースがこれと言って無いことや、出走資格を持っている故の大人の事情も見え隠れする中で出走の運びとなった。
フルゲートは11頭だが、直前に有力馬でユングフラウ賞2着の6番エミーブレイズが疾病による除外となり、全10頭の出走となった。
浦和競馬場の1600mレースはスタートゲートが3コーナー中に設置されることから枠番による有利不利(イン側が有利)が非常に大きく影響する。(枠ガチャと揶揄されるほど) その中2枠2番という好位置を引いた。
ちなみに桜花賞を1600mで行うのはこの年が最後で、翌年より1500mで行われることが決定している。
クールフォルテの人気は、単勝5.5倍の3番人気。1番人気は年末の関東2歳優駿牝馬勝ち馬の11番スピーディキック(2.5倍)となるも、圧倒的と目される同馬が不利と言われる大外枠11番となったため、クールフォルテ含め5頭が10倍未満という混戦ムードとなった。
レースはスタートとともに、400mが11.9-11.3秒という激しい先頭争いによる前傾ラップとなった。クールフォルテはラチ沿いを行くが、1コーナーに入る時点で前4頭が壁になる形で5番手に、向こう正面も外に出る隙はなく3コーナーに入った頃には、大外枠スタートながらキレ脚鋭いスピーディキックが追いついてしまう、前も横も塞がれたまま4コーナー出口、すぐ外にいた3番スティールルージュを無理矢理押しのける格好で外をこじ開けるも、既に外に差し勢の8番ティーズハクアとスピーディキックが並んでスパートを切っており万事休す。7番トキノゴールドにも詰められるも3着に飛び込むのが精一杯であったが、東京プリンセス賞への優先出走権を獲得した。
勝ったのは枠不利を覆したスピーディキック、2着はティーズハクアであった。
5月11日、大井競馬場第11レース 東京プリンセス賞(SⅠ・ダート外右回り1800m)鞍上:笹川翼
桜花賞に続いて南関牝馬クラシックの第二弾、東京プリンセス賞へ挑戦。
人気は浦和桜花賞を制した7枠13番スピーディキックが圧倒的1番人気(1.4倍)となり、クールフォルテは3番人気(6.9倍)となった。
レースは道中ハロン13秒を切る緩みない展開となり、クールフォルテは中団前目の7番手最内を追走。徐々に位置を上げ4・5番手の位置で3コーナーに入り、前の逃げ3頭をかわすためやや外に出し追い始めたが反応がが遅く、ほぼ同時に追い出しにかかったスピーディキックに直線に入る頃には並ぶことなくかわされる。スピーディキックは4番レディオスターと並走の末かわし外から迫る3番コスモポポラリタを封じて1着、2冠達成となった。クールフォルテは自身過去最高の上りを見せるも4着となった。
初めて馬券外へ飛ぶ結果となってしまったが、賞金200万円を獲得した。
この日の大井は高速馬場であったとはいえ、時計は1分53秒5で同レースの過去10年で2位タイの時計であり、クールフォルテも1着から2馬身強の0.4秒差で垂れることなく走れていたが、上位8頭が上がり37・38秒台と同世代が強すぎたともいえる。また先着3頭は門別転厩組で、南関生え抜きとしては最高順位ではあった。
レース後の笹川騎手の話では「これが現状の力かな」とのこと。福田調教師の意見として「もう1段ギアはありそうだが入らない感じ」とのコメント。また、2人共「関東オークスに挑戦する段階ではない」との見解であった。
レース結果や先述のコメント、そして疲労が大きく見られたことを踏まえ関東オークスは回避。北海道のエクワインレーシングに戻し、リフレッシュと夏合宿を行う運びとなった。
9月21日に帰厩。年末のシンデレラマイルを目標に、10月25日のクイーンズオーディションに出走予定と発表するも陣営が積極的に他レースに出走仮登録をするので(仮登録料は1000円と格安)JBCレディスクラシック(JpnI、盛岡競馬場)にも仮登録したら選定馬に選ばれてしまった。
これにはリアダビ民はもとよりドワンゴ社内でも大いに盛り上がり、出走を奨める声もあったため急遽生放送でアンケートを取る異例の事態に、結果は当初通りクイーンズオーディション出走に票を集め(69.4%)、JBCレディスクラシックは出走回避となった。
結局予定は変わらなかったが、来年は大井で開催されるJBCへの出走に期待が上がった。
10月25日、船橋競馬場第11レース クイーンズオーディション(クイーン賞TR)(準重賞・ダート外左回り1600m)鞍上:笹川翼
5ヶ月半の休養明け初戦、初の古馬混合戦で11月30日のクイーン賞トライアルレースとなった。
11頭立ての3枠3番。人気は、クラシックを連戦し上位だったことから最終1.8倍の1番人気となった。
レースは、スタートはスムーズだったが出足が付かず外枠の先行勢にかわされ外も塞がれたため、前半は中団の最内からの競馬となった。やや速いペースのなか、徐々に前に上がっていき4コーナーでは先頭から4番手に。直線直前では外に回し前の3頭をかわすも、残り200m過ぎたころさらに外から追い上げてきた2番ロカマドールに半馬身かわされてしまう。さらに足を延ばし迫るもクビ差届かず惜しくも2着となった。このころになると「先頭に立った瞬間にソラを使う」という癖が皆の間でも知れ渡っており、実力は充分なのだがほんの少しの差で勝ちきれない展開が多く、「乗るのが難しい馬」であることが伺えた。なおクイーン賞(JpnIII)の優先出走権を得たが、予定通り11月17日の東京シンデレラマイルトライアルに出走・・・のはずが鞍上の笹川が「ロジータいけますよ。戦えます。」と言うもんだから調教師もやる気になり、視聴者も盛り上がりそのままアンケートでロジータ記念出走が決まった。
11月9日、川崎競馬場第11レース ロジータ記念(SI・ダート左回り2100m) 鞍上:笹川翼
南関東3歳牝馬重賞路線最終戦となるロジータ記念。クールフォルテは3番人気となった。レディオガガがレースを引っ張り、それを5頭が集団で追う展開に。クールフォルテもこの集団の後方につけた。
2周目3コーナーに差し掛かるとティーズハクアとスピーディキックが並んで先頭を走ってちぎっていき、4コーナーを過ぎるとスピーディキックの独走態勢に。終わったころには2着のティーズハクアに6馬身差をつける圧勝となった。
クールフォルテは一時は3番手まで上がったが後方から追い込んできたコスモポポラリタに差されての4着となった。これについては調教師も騎手も「着狙いではなく、あくまで勝ちに拘ったために差されたのでやむを得ない」という見解で一致していた。
11月22日の調教中に右前脚に故障が発生。腫れもあり獣医の診断の結果。屈腱炎。全治9ヶ月以上と言い渡された。
ここから治療しても再発や競走能力の低下が起きる可能性が高く、回復できたとしても復帰は5歳になってしまう。そこからどれだけレース数をこなせられるかの見通しも悪いことから、陣営はクールフォルテの引退、繁殖入りを決断した。
屈腱炎は競争馬の職業病で、クールフォルテの父クロフネや母父フジキセキも同じく若くして競走馬生活を奪われている。
このような血統的な背景でも不安材料があり、既にこの年春頃からその兆候が現れていたようで、4歳一杯までが山場とみてケアを続けてきたが、甲斐なく爆弾は破裂してしまった。
年末のシンデレラマイルを控えていただけでなく、翌年大井で開催されるJBC等これからだという中での非情な宣告であった。
それでも地方クラシック街道を走り、デビューから全戦掲示板内4着以上を守り抜いた成績は誇れるものと言えよう。
一族の競走馬としての夢は、弟たちと仔に託されることとなる。
通算成績:9戦2勝、2着3回、3着2回
11月25日付けで小林厩舎を退厩。生まれ故郷である藤沢牧場にて繁殖入り。所有権も藤沢牧場に移された。
牝馬であっても競走馬が生まれた牧場に帰れることは少なく、馬にとって幸福であると思いたい。
そして彼女は覚えているかは判らないが母との再会を果たす。
藤沢牧場に帰ってからしばらくは検疫と静養のため療養パドックにて放牧された後、他の繁殖馬と同じ広い放牧地で、母シュシュブリーズ含む親子達と一緒に放牧されている。
放牧場では初めて間近で見る仔馬に強い興味を示し、よく側を付き纏っている。(人間だったら通報されるレベルで)
リアルダビスタ定点放送カメラに映る位置にいるので、放送内で様子をうかがうことができる。
2023年4月15日にチュウワウィザードの種付をし、同月30日に受胎を確認。
2024年3月12日22時27分、待望の初仔である鹿毛、流星、左後一白の牡馬(父チュウワウィザード)を出産。
現場の判断で配信を一時止めるほどの難産であり、運営石崎氏のコメントで母仔ともに無事であることが伝えられると画面は視聴者の安堵のコメントで溢れた。
翌日に計った体重は53kg(出生時推定51kg)。
牧場での幼名は「あたる」(チュウワ→中和→中→あたるという連想から)。
クロフネ肌のオータムブリーズクロスという玄人好みな血統であり、成長後の活躍が期待される。
当初の予定通り、離乳を終えたのちに出産時に発生した直腸膣瘻の縫合手術を受け、成功。療養生活を始めていたが、10月12日15時14分、急性肺水腫を発症し亡くなったことが運営石崎さんのコメントおよびリアダビ公式Xで発表された。5歳没。
道半ばで競走馬生活にピリオドを打ったものの、血統面からも年齢面からも長く良い仔を出してくれることが期待されていただけに、あまりにも早すぎる、惜しまれる最期であった。
競走馬のクラス分けという記事にまとめているがここにも当馬が関わる事柄について簡単に記述する。
まず、3歳になると3歳格に格付けされる。その後、4歳1月までに順次古馬(4歳以上の馬のこと)混合の格付けに合流していく。
次に、1着から5着までの着内賞金の合計額を番組賞金というが、以下の例外がある。
格付けは以下の様になる。ハイフンより前は含み後は含まない
※令和4年1月1日適用の格付基準に基づく
番組賞金(万円) | 3歳4-6月 | 7-12月 | 4歳1-6月 |
---|---|---|---|
3300- | A1 | A1 | A1 |
2800-3300 | A2 | ||
2600-2800 | A2 | ||
2000-2600 | A2 | ||
1800-2000 | B1 | B1 | |
1500-1800 | B1 |
ここではクールフォルテにかかわる範囲のみ記載する(1500万円より下にはならないため割愛)
クールフォルテに関しては以下の様になる(2022年11月10日時点)
レース | 賞金(万円) | 算入率 | 番組賞金(万円) |
---|---|---|---|
2歳新馬 | 290 | 1.0 | 290 |
2歳43.5万以上 | 260 | 1.0 | 260 |
ヤマノリアル・メモリアル | 140 | 1.0 | 140 |
東京2歳優駿牝馬 | 400 | 0.6 | 240 |
桃花賞 | 234 | 1.0 | 234 |
浦和桜花賞 | 400 | 0.6 | 240 |
東京プリンセス賞 | 200 | 0.6 | 120 |
クイーンズオーディション | 280 | 1.0 | 280 |
ロジータ記念 | 220 | 0.6 | 132 |
合計 | 2424 | 1936 |
B1格に格付けされ世代重賞を除き古馬と混じって競走する。実際クイーンズオーディションはB1格として出走している。
*クロフネ 1998 芦毛 |
*フレンチデピュティ 1992 栗毛 |
Deputy Minister | Vice Regent |
Mint Copy | |||
Mitterand | Hold Your Peace | ||
Laredo Lass | |||
*ブルーアヴェニュー 1990 芦毛 |
Classic Go Go | Pago Pago | |
Classic Perfection | |||
Eliza Blue | Icecapade | ||
*コレラ | |||
シュシュブリーズ 2011 黒鹿毛 FNo.9-f |
フジキセキ 1992 青鹿毛 |
*サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | |||
*ミルレーサー | Le Fabuleux | ||
Marston's Mill | |||
ブリズデロートンヌ 2005 黒鹿毛 |
*シンボリクリスエス | Kris S. | |
Tee Kay | |||
オータムブリーズ | *ティンバーカントリー | ||
セプテンバーソング |
大人の事情により、入厩後の定点放送が出来ないこととなった。
ファンの利便性のために、デビュー前までのリアダビ公式および福田真広調教師のツイートリンクを以下に貼りつける。
リンク先に写真や動画があるため、スマホ使用時はデータ通信量に注意のこと。
また、2021年12月31日よりクールフォルテのTwitter個人(馬)アカウントも開設されたので、下記外部リンクを参照。
先ほど、連絡を頂戴しまして、
pic.twitter.com/bsZPDWFpzP
正式に #クールフォルテ 号として登録されました。
引き続き応援宜しくお願いいたします。
福田調教師が、 #クールフォルテ を見に行ってくれました。
pic.twitter.com/wjk4XRiPV4
「移動当時は、体がきつかったですが
やっと最近、体を使って走れるようになってきました。」
との事。頑張れくーちゃん。
#クールフォルテ の4/24撮影の写真が届きました。馬体重は475kg
pic.twitter.com/Gn1ZRYClfF
週3回坂路行って全体的な硬さが残ったので4/19にショックウェーブ当ててもらいましたが、徐々にペースアップして乗り込みを進めてもらってます。
pic.twitter.com/CeOmWCaIUB
pic.twitter.com/1Kl4j4F9rG
違う角度で
pic.twitter.com/GVse6Wn2Nb
#クールフォルテの装蹄後の歩様チェックの動画です。
pic.twitter.com/cWOSWOJEwA
福田師コメント「盤が出来て来て、蹄の形も良くなってきました。これからの仔で、成長が楽しみです♪」
11日の能力試験に向けた準備も着々と進んでいますね。
pic.twitter.com/4OhpBrU3vn
尻尾伸びたね
pic.twitter.com/4OhpBrU3vn
ゲート発進
pic.twitter.com/4OhpBrU3vn
7915 #シュシュブリーズ 2019 (田中洸多)
7903 #ベルシエロ 2019 (藤田凌)
7916 #ゼフィランサス 2019 (真島大輔)
内 7915 #シュシュブリーズ 2019
pic.twitter.com/4OhpBrU3vn
中 7916 #ゼフィランサス 2019
外 7903 #ベルシエロ 2019
内 7903 #ベルシエロ 2019(藤田凌)
pic.twitter.com/4OhpBrU3vn
中 7915 #シュシュブリーズ 2019(田中洸多)
外 7916 #ゼフィランサス 2019(真島大輔)
バターに結果は伏せるように言われているので、生放送でお楽しみ下さい。
pic.twitter.com/4OhpBrU3vn
#リアルダビスタ
#クールフォルテ
#シュシュブリーズ 2019
pic.twitter.com/4OhpBrU3vn
リアルダービースタリオン | |
シュシュブリーズの2018 - オーバーザリミッツ - ファニーフラッシュ - クールフォルテ - モーメントキャッチ - レライタム - ヴァンディヴェール - シュシュブリーズの2023 |
|
繁殖牝馬 | シュシュブリーズ |
---|---|
種牡馬 | ホッコータルマエ - クロフネ - モーリス - サンダースノー - パイロ |
定点放送 タイムシフト |
今日のシュシュブリーズ - 今日のオーバーザリミッツ - 今日のファニーフラッシュ - 今日のクールフォルテ - 今日のモーメントキャッチ - 今日のシュシュブリーズの息子(次男) - 今日のシュシュブリーズの息子(三男) |
関連項目 | ダービースタリオン - フジキセキ - リアルダビスタ用語集 |
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1096 ななしのよっしん
2024/10/19(土) 20:00:10 ID: yuvUWa3qkn
神無月だから、神様が目を離している間に連れて行かれてしまったのだろうか。
まだ現実を受け止めきれません。
1097 ななしのよっしん
2024/10/19(土) 20:32:26 ID: 7F9iOgV8Z+
1098 ななしのよっしん
2024/10/21(月) 16:42:51 ID: 8jJLX9sJuY
ご冥福をお祈りします、ありがとうくぅちゃん
でもさあ、初仔が離乳の時期になったからって
りくくんと遊びに行くの早すぎるよ?
たくさん子供産んで子供が重賞勝ったりして、功労馬として左うちわで悠々自適に暮らすクールフォルテおばあちゃんを見たかったよ
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最終更新:2024/12/23(月) 15:00
最終更新:2024/12/23(月) 15:00
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