エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ単語

エツィオアウディトーレダフィレンツェ
1.0万文字の記事
  • 1
  • 0pt
掲示板へ

エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ(Ezio Auditore da Firenze)は、ユービーアイソフトアクションゲームアサシンクリード(Assassin's Creed)」シリーズに登場する人物である。
初出はアサシンクリード2日本語版の声優関智一

概要

アサシンクリードシリーズ現実世界での主人公であるデズモンドマイルズが、アルタイルの次にその人生0歳から52歳まで)を体験することになる、イタリアルネサンス期のアサシンである。

登場作品は「アサシンクリード2」、「アサシンクリード ブラザーフッド」、「アサシンクリード リベレーション[1]主人公を務め、「アサシンクリード3」でも名前が登場する。また、ゲームではないが映像作品では「2」前日譚にあたる「アサシンクリード リネージ」では脇役として、「リベレーション」の後日譚である「アサシンクリード エンバース」には主人公として登場する。

アルタイルが"伝説アサシン"と呼ばれるのに対し、エツィオは"最強アサシン"と呼ばれる。実際、作中では(プレイヤーの技量次第であるが)ガチ傭兵でも手こずるような巨をやすやすと倒し、味方を逃すためにのたもとで敵兵を迎撃して流れるような体さばきで数十名を殺戮。ローマ法王の抱える最高戦力である教皇衛兵や、当時世界最強と言われたオスマン帝国が最精鋭イェニチェリですらエツィオに敵わないなど、最強アサシンに相応しい圧倒的強さを示している。あと、アルタイルと違って重たいを着こんでいても泳げる。

性格も、ストイックなアルタイルとは対照的に明るく社交的で、正義感も持ち合わせている。家族想いでもあり、を泣かせた男に制裁を加えたり、心を閉ざした母親のためにある行動を長年続けたりもしている。なお、女性に対しては紳士かつプレイボーイで、ニコニコ動画ではエツィオと発音が似ていることからH男と呼ばれる。しかし心か愛し女性は生涯で二人のみである。

その生涯(※ネタバレ注意)

アサシンクリードシリーズネタバレが満載のため、閲覧注意

生い立ち

1459年6月24日イタリアのフィレンツェ共和銀行業を営む貴族アウディトーレの次男として産まれる。産まれてから産をあげるまで少し時間差があったため、あわや死産かと両をヒヤヒヤさせた出生であった。なお、デズモンドはこの生まれる間も追体験させられる。

ジョヴァンニアウディトーレマリアアウディトーレで、兄弟がそれぞれ一人ずつの四人兄弟であった。

少年期

はフィレンツェ共和の有力者メディとも交があり、エツィオは何不自由なくフェデリコ友人仲間などとともに喧嘩にパッツィのヴィエリが相手)や女遊びにじていた。生涯の友レオナルド・ダ・ヴィンチ人となるクリスティーナともこの頃に出会っている。
とはいえ、フェデリコは遊び好きで銀行業に全に向いておらず、ペトルチオは生まれつき体が弱かったため、エツィオはなし崩し的にアウディトーレの跡継ぎとして銀行業の手伝いもせねばならず、遊んでばかりではいられなかった。

なお、この頃にフェデリコと共にフィレンツェを縦横尽に駆け回ったことで、アサシンに必要な身体力を(自覚ではあるが)すでに身に着けていたようである。

「アサシンクリード2」

1476年、エツィオの幸せ平和日常は終わりを告げる。メディを狙った陰謀と友人ベルトの裏切りによって兄弟国家反逆罪(もちろん冤罪)で捕えられ、エツィオのの前で処刑されたのである。この事件で辱めを受けたは心を病み、アウディトーレ貴族としての地位を剥奪され、検挙時偶然外出していたため難を逃れたエツィオも国家反逆罪で指名手配される立場となってしまう。しかし、使用人の伝手で潜先と協力者を得たエツィオは、壊れていたの短と籠手(アサシンブレード)をレオナルド修理してもらい、の形見であるローをまとってウベルト暗殺、滅多刺しにする。

その後、フィレンツェを離れて伯父マリオアウディトーレが治めるモンテリジョーニのヴィラ・アウディトーレへと向かい、そこでマリオから驚愕の事実を聞かされる。ジョヴァンニアサシンであったこと、アサシンは人民の自由平和を暗殺という手段で守り、人民の自由を奪うことで秩序をもたらさんとするテンプル騎士団と戦う存在であること、そして、兄弟が殺されたのはそのテンプル騎士団の陰謀であったこと……。
当初、エツィオはヴィラ・アウディトーレを一時的な避難場所だと考えていたが、これらの事実を聞き、またテンプル騎士としての顔をあらわにしたヴィエリ・デ・パッツィがモンテリジョーニへの攻撃準備を始めるに至って考えを変える。すなわち、兄弟の死に関わったテンプル騎士団にその報いを受けさせる、復讐である。

1478年、パッツィ部隊が駐留していたトスカーナ・サンジミニャーノに向かったエツィオは、マリオマリオ率いる傭兵部隊の協力を受けてヴィエリを暗殺。この際彼は陰謀の首謀者である枢機卿かつテンプル騎士団総長のロドリゴ・ボルジア、"伝説アサシン"アルタイルが残した写本テンプル騎士が狙っている「エデンの果実」と呼ばれる強力な秘宝、その秘宝と預言者によってのみ開けることのできる「宝物庫」の存在を知り、ここにエツィオは人生に選ばれて」アサシンとしての人生を歩み始める。

それ以降、エツィオはフィレンツェ、トスカーナ、フォルリヴェネツィアと北中イタリアで暗躍を重ねる。フィレンツェ盗賊の長「」、ヴェネツィア盗賊ギルドの頭領アントニオヴェネツィアにある館の女ローザ傭兵隊長バルトロメオダルヴィアーノ(と、ビアンカ)といった頼れる仲間の助力を得ながらテンプル騎士を次々と暗殺し、その陰謀を打ち砕く過程でアサシンとして、また人として成長していく。そして1488年、ロドリゴからエデンの果実の一つであるリンゴを取り戻したことでついに一人前のアサシンと認められ、アサシン教団の一員であることを示す焼印を左手に受ける。

一人前となった後はリンゴを守るようにマリオから命じられ、アサシン教団の協力者であるカテリーナ・スフォルツァが治めるフォルリへと向かう。一時はテンプル騎士団に雇われたオルシ兄弟や、テンプル騎士でもアサシンでもない修士サヴォナローラリンゴを奪われ、フィレンツェに混乱をもたらすなどの失敗もしたが、最終的に奪った者たちはエツィオにより死を与えられリンゴはエツィオの手に戻っている。

1499年、エツィオはアルタイルの写本を全て収集・解読し、写本の中で予言されたもう一つのエデンの果実が教皇のであること、秘宝が納められた宝物庫がローマ、しかもカトリック本山ヴァチカンにあることを知る。この時すでにロドリゴは教皇の地位についており、テンプル騎士団の手に落ちていた。エツィオは仲間達の支援の元、単身ヴァチカンに潜入してロドリゴと対峙、これを打ち破る。しかし、仲間と大義を得て大きく成長していたエツィオは復讐の炎に身を委ねることなく、「殺しても家族が帰ってくるわけではない。意味だ」ロドリゴを見逃す。そして二つのエデンの果実の力によって開かれた宝物庫へと足を踏み入れ、「かつて来たりし者」の一員、女神ミネルバの動く像と遭遇し、彼女からデズモンドなる者に向けられた預言を受け取ることになる。エツィオ自身が写本に書かれた預言者だったのである。しかし、エツィオにとって預言の内容は意味不明電波発言だったので「何を言っているんだお前は」と思わず口走ってしまい、「お前に話してんじゃねーんだ黙ってろ(要約)」と怒られた。

「アサシンクリード ブラザーフッド」

1500年、ローマからモンテリジョーニに帰還したエツィオの束の間の休息は、ロドリゴの息子チェーザレ・ボルジアによるモンテリジョーニ奇襲により終わりを告げる。この攻撃によりヴィラ・アウディトーレは壊滅伯父マリオはチェーザレの手により射殺され、救援要請のため訪れていたカテリーナ・スフォルツァもチェーザレ軍の捕虜となってしまう。
エツィオは再びテンプル騎士団との戦いに身を投じるため、負傷をおしてローマへと向かう。途中で落し意識を失うも、何者かの手により運ばれローマ民家覚める。世話をしてくれた民家女性から「何者か」の伝言を聞いたエツィオはアサシン教団の一員、ニッコロマキャベリと合流。ローマ解放のための戦いを始める。

ボルジア子の暗殺をするマキャベリに対して、ローマ市民を味方につけなければ暗殺も意味だとエツィオは。足場を固めるため、裏社会傭兵盗賊、そして婦)の協力を得ようとそれぞれの拠点を訪問。そこでアサシン教団同志であるバルトロメオ、さらにフィレンツェへ逃したはずのマリアクラウディアと再会。マキャベリへの不信や敵軍への対応などでバラバラだった彼らをその手腕でまとめ上げる。更に、ボルジアに不満を持つ市民を勧誘してアサシンとして育て上げる、再燃したマキャベリのスパイ疑惑をらすなどアサシン教団の強化に努め、エツィオはイタリアにおけるアサシン教団の血盟を復活させることに成功する。この功績によりエツィオはアサシンの最高位「マスターアサシンと認められ、イタリアアサシン教団の長となった。

上述の足場固めと並行して、テンプル騎士団の資金である銀行、協力者のフランス指揮官ローマの各地区を支配するボルジア兵の隊長、暴虐を振るうテンプル騎士、これらの標的群をエツィオは次々と暗殺。更に捕虜となったカテリーナの救出や、チェーザレに脅されてレオナルド開発した戦闘兵器[2]の破壊、欧州各地とオスマン帝国へのアサシン派遣なども行い、ローマ、ひいてはヨーロッパにおけるテンプル騎士団力を低下させた。

これらの結果、1503年にはチェーザレは軍を失い、さらにロドリゴと対立を起こしてボルジアは瓦解。チェーザレはを受け、ロドリゴも死亡した。この対立に乗じてエツィオはリンゴの奪還にも成功する。なおも兵を集めてアサシン教団を攻撃しようとするチェーザレに対し、エツィオはリンゴの恐るべき力を用いてチェーザレの軍勢を崩壊させる。遂にチェーザレは新たに教皇となったユリウス2世の命により数々の罪で拘禁され、ローマテンプル騎士団の手から解放されるのであった。

この後、リンゴの力によりチェーザレの脱獄と再起を知ったエツィオは1507年にナバラ現在スペインにあった王)へと向かい、チェーザレ率いるナバラ軍とスペイン軍の戦いに潜入。戦場混乱に乗じてチェーザレを襲撃し、「私は人の手では死なぬ」と語するチェーザレを「運命の手に委ねる」ことで暗殺する。要するに脱衣バトルの末にの上からチェーザレを投げ落とした。しかも後にそのことをネタに歌を作っている。エツィオさんマジドS

こうしてイタリアでのテンプル騎士団との戦いを終わらせたエツィオは、リンゴ「人の手に余る」としてある場所に封印。崩壊したヴィラ・アウディトーレにその手掛かりを残した。

「アサシンクリード リベレーション」

イタリアでの戦いが終わり、数年後の1511年。52歳となったエツィオはアサシンではない自分自身のアイデンティティめ、父親が書き残した手紙の中にあったアルタイルの書物庫」して、アサシン教団300年も前に放棄したかつての本拠地、マシャフへと旅立つ。旅の的はアルタイルが書物庫に残したという知恵であったが、マシャフでテンプル騎士団の襲撃を受け、騎士団もまた書物庫を狙い、その封印を解くを捜索していることを知ったエツィオは、自身もマルコ・ポーロがを隠したとされるコンスタンティノープル改めイスタンブールへと向かう。

イスタンブールユスフ・タジム率いる現地のアサシン教団と、ビザンツの末裔と称するテンプル騎士団の両方から手厚い歓迎を受けたエツィオは、再びアサシンとして教団騎士団の戦いに身を投じる。

長くスルタンが不在のイスタンブールにおいて、オスマン帝国皇子スレイマンの知己を得たエツィオは時にテンプル騎士団を出し抜き、時に彼らと凄まじいデッドヒートを演じながら次々とを手に入れていく。ポーロが隠した円盤状の不思議な物体であり、エツィオに「リンゴ」を思い出させた。すなわち、もまたエデンの果実であったのだ。「」、すなわち「記憶の封印」と呼ばれるエデンの果実には書物庫のを開くとしての機だけでなく、それを持つエツィオにある記憶を見せた。"伝説アサシン"アルタイルの生涯の記憶である。いかなるメッセージが込められているのかと困惑しつつも、エツィオはの収集を続け、アルタイル記憶を辿っていく。

また、争奪戦において、エツィオはかつてポーロが交易所とした場所で本屋を営む女性ソフィアサルトルと出会い、彼女に惹かれていく。クリスティーナと死別してからこのような感情を抱くとはエツィオも思っておらず、喜びを感じる半面、エツィオのアサシンとしての立場がソフィアの身命を危うくするのではと危惧し、彼女に協力してもらいながらも自分の素性を明かすことはしなかった。
しかし、エツィオの危惧していたことは現実となる。イスタンブールから離れたカッパキアテンプル騎士団が手に入れたを奪い、全てのをエツィオが手に入れた矢先、ソフィアの護衛を務めていたユスフが殺され、ソフィアテンプル騎士に攫われてしまう。やむなくエツィオはテンプル騎士との取引に応じ、全てのを渡してソフィア解放させる。その後、ソフィアと共にマシャフへと向かうテンプル騎士団を追撃。これを壊滅させて全てのの奪還に成功する。生き残ったテンプル騎士団総長の処遇に関し、エツィオも互いの思想について言葉を交わしたこともあったため、どうすべきかを悩む。しかし、当時のオスマン帝国の状況がテンプル騎士の存在を許さず、テンプル騎士団総長は新皇帝リムの手により処刑され、エツィオは外追放を宣言される。

その後、エツィオとソフィアは互いの想いを確認して結ばれ、二人はマシャフを訪れる。エツィオはそこでアサシン教団歴史、掟とその意についてソフィアに語りながら書物庫へと向かう。「アサシンとして生きる人生を悔やんだことはいのか」とソフィアに問われたエツィオは、「人生に選ばれ、虐げられてきた人々のために戦ってきたこと悔やんだことはい」と言いながらも、「そろそろ今までの人生に別れを告げ、自分の人生を歩んでも良い頃だろう」と答え、アサシン引退することを示唆する。そしてエツィオは書物庫の封印を解くと、松明を掲げ、その中にアルタイルの残した知識・叡智が存在することを期待しつつ、ソフィアを置いて一人書物庫の中に入って行った。

しかし、書物庫には本どころか知識すらかった。驚愕するエツィオが書物庫で見つけたのは、"伝説アサシン"アルタイル亡骸であった。その手に握られていた記憶の封印から、エツィオはこの書物庫が知識の蓄積しておくための場所ではなく、アルタイルの持つ二つリンゴを隠しておくための保管庫であったことを知る。再び相見えたリンゴに「二度と関わり合いにならぬ」と拒絶を示すエツィオであったが、リンゴが発した波動により不思議事実を知ることとなる。すなわち、自分の役デズモンドメッセージを送る預言者である、という事実である。そして、アサシンとしての自身の役もここで終わると知りを置いたエツィオは、リンゴの力によってデズモンドに「かつて来たりし者」のメッセージを送り、その役を終えた。

1513年、エツィオはアサシン引退イタリアに戻った彼は故郷フィレンツェ近郊の農園に居を構え、妻ソフィアと二人の子供をもうけた。

「アサシンクリード エンバース」

1524年。エツィオはアサシンとしての過去は既に捨て去り、慎重さは必要とするが穏で幸せな隠居生活を送っていた。彼はこの時すでにを患って長くない事を自覚しており、人生を振り返る回顧録をしたためるが、上手く文章をることができずにくずばかりを増やす日々であった。

そんなある日、か遠くの東の地からシャオユンと名乗る女アサシンがエツィオの元を訪ねてくる。彼女はエツィオに明のアサシン教団を再建する方法を教えてもらおうとするが、アサシン引退して久しい彼は今の自分には関係だとその頼みを拒絶、ユンを追い出そうとするもソフィアの取りなしでユンはエツィオの元に滞在することになる。
過去から逃れることはできず、この幸せ生活も長く続けるのは不可能だと悟ったエツィオは、ユンに少しずつアサシンについてのレクチャーを重ねていった。いつ家族や自分が敵に襲われるか分からない生活を送り、敵を傷つけ自分も傷つきながら、何故アサシンが戦うのか。そしてどう戦うのか。アサシン教団が「よすが」とするものは何か。

ユンへの教えも一通り済んだ頃の、エツィオ邸はユンを追ってきた刺客達の襲撃を受ける。エツィオはの患いで苦しみながらも、往年の技を振るってユンと共に刺客達を撃退。その後、アサシンとしての使命を果たすため東へと帰るユンにエツィオは餞別として小さなを与え、万策尽きたら開けるように」と伝えて彼女を送り出すのであった。

ユンとの一件で心に変化が起きたのか、エツィオは一気に回顧録を書きあげた。その日妻子と共にフィレンツェへ買い物に向かった際、市場ベンチで若者(ヴィエリ似)と会話していた時に容体が急変。若者の介抱を受けた直後、静かに息を引き取った。享年62歳。若い頃には望むべくもなかった環境を手に入れた、幸福な晩年であった。

周囲の人々

家族

ジョヴァンニ・アウディトーレ

父親。フィレンツェのメディ銀行で辣腕をふるう裏で、アサシンとしてロレンツォ・デ・メディチに仕え、テンプル騎士団の陰謀を阻止せんと戦っていた。エツィオにはアサシンについて何も教えておらず(逮捕される直前には明かすつもりだったらしい)、エツィオは銀行としてのしか知らなかった。

マリア・アウディトーレ

母親。フィレンツェにいた頃にはレオナルドの才を見込んで援助を行っており、彼とエツィオが出会う切っ掛けを作った。ジョヴァンニ逮捕された際に兵士から暴行を受け心を閉ざしてしまうが、エツィオの長年の献身により心を取り戻す。その後はクラウディアと共にエツィオの支援を行う。

クラウディア・アウディトーレ

。フィレンツェでは気の強いお転婆だったが、ヴィラ・アウディトーレでは伯父に働けと言われてやむなく帳簿をつける仕事を行う。

後年、戦いの舞台ローマにうつると、館を経営しアサシン教団のために情報収集を行う。さらにボルジア兵の襲撃をナイフ一本で撃退すると、エツィオにその実力を認められ、アサシンの一員と認められる。
中東に旅立ったエツィオからは何度か手紙を送られており、52歳にもなったから「恋したんです……」なんて惚気を聞かされた彼女の心や如何に。ただ、エンバースの時代にはとなったソフィアとその子供の訪問を受けるなど、良好な関係を築いていたようである。

フェデリコ・アウディトーレ

。非常に遊び好きで、仕事を手伝っていたことも過去にはあったが、その顧客を激怒させて20歳の時に辞めさせられた。その後はエツィオを連れ回して遊んで暮らす生活を送り、エツィオがクリスティーナと出会う切っ掛けを作った。

ペトルチオ・アウディトーレ

。生まれつき体が弱く、ベッドから長く離れることができなかった。羽根を集めるという趣味があり、彼が遺した羽根の入ったは心を病んだマリアの支えとなった。

マリオ・アウディトーレ

伯父。モンテリジョーニの領にして同地の防衛を担う傭兵隊長。エツィオをアサシンへと導き、その才を高く買っていた。1500年、チェーザレ軍に敗北し射殺される。

仲間達

パオラ

フィレンツェで館を経営する女性。陰謀で陥れられたエツィオを匿い、群衆に紛れこむ術とスリの技術を教え、更にレオナルドアサシンブレード修理を頼むように助言した。

フィレンツェ盗賊ギルドの長。1478年にフィレンツェへ戻ってきたエツィオに、情報収集の面で助力する。ローマでも同様に盗賊ギルドを組織してエツィオの行動を助ける。疑り深い人物で、マキャベリの内通を疑っていた。本名はジルベルト

バルトロメオ・ダルビアーノ

ヴェネツィア傭兵団を率いている男。快な性格だが、戦いでは陽動作戦や騙し討ちに同意するなど決して単純バカではない。機物のビアンカ)と有機物パンタレア)がいる。に捕らわれていた際の罵詈雑言は必聴。

ニッコロ・マキャベリ

アサシン教団の一員。冷静な参謀タイプで、エツィオがマスターアサシンとなってからはその助言役となった。ちなみにエツィオより10歳下であり、初登場時はマキャベリさんじゅうきゅうさい。エンバースでも名前だけ出てくる。

協力者

レオナルド・ダ・ヴィンチ

エツィオが17歳のころからの友。7歳年上。その才を活かし、アサシンブレード修理や改良、写本の暗号解読、新しい武器具の提供などでエツィオをサポートする。ボルジアが雇となってからも、自分が開発した兵器の破壊を依頼し、礼としてパラシュート[3]提供するなどその姿勢は変わらなかった。なお、ロドリゴ・ボルジアの死後、エツィオに「女性に興味はありません」意味深な言葉を吐いている。余談ではあるが、現実レオナルド・ダ・ヴィンチ同性愛の嫌疑で裁判にかけられたことがある。1519年┌(┌^o^)┐ホモォ...

ロレンツォ・デ・メディチ

フィレンツェの有力者。ジョヴァンニアサシンとして仕えた相手であり、エツィオには協力者としてメディゆかりの者を示すマント(軽微な犯罪行為なら衛兵に見逃してもらえる)を送るなど多くの助力をした。

カテリーナ・スフォルツァ

フォルリの妻。後に夫を暗殺して自らがフォルリの領となり、同時にアサシン支援者にもなる。非常に気の強い女性で、「2」フォルリの戦いにおける彼女の罵り(CV:名塚佳織)は必聴。

その他

クリスティーナ・ヴェスプッチ

エツィオの若い頃の人。アメリカ大陸を発見したアメリゴ・ヴェスプッチ従兄弟にあたる。

アウディトーレが陰謀に巻き込まれ、エツィオがフィレンツェを脱出したことでなし崩しに破局した。その後、エツィオがサヴォナローラからリンゴを奪還するためにフィレンツェへ帰還した際に再会するも、動乱に巻き込まれ亡くなってしまう。

ソフィア・サルトル

コンスタンティノープル本屋を営む女性本屋をエツィオが訪ね、そこで地下への秘密の入り口を見つけたことでエツィオに興味を持つ。その後、エツィオが持ってきた古地図解読に協力しつつ、二人は惹かれあっていき最終的には結婚。彼との間に二人の子(フラヴィア、マルチェッロ)をもうけた。

ドゥーチョ・デ・ルーカ

クラウディアの元婚約者。アサシンクリード2の序盤、浮気クラウディアを泣かせたとしてエツィオにボコボコにされる。これで婚約は破棄されたが、そのおかげでアウディトーレ落には巻き込まれなかった。その後は商人として生計を立てるが、今度はパッツィに接近してパッツィの陰謀に巻き込まれ、危うく処刑されかけたりと散々なに遭っている。

数十年後、商人としてローマダ・ヴィンチの絵を三枚買ったところ、エツィオが現れて絵をよこすように要される。ここでドゥーチョはエツィオの素性を知らずに喧嘩を売り、取り巻きともどもボコボコにされて絵を奪われた。しかもこの時クラウディアについて余計なことを口走ってエツィオの逆鱗に触れてしまい、コメカミを砕かれた挙げ句に投げ落とされてしまった。

更に数年後、コンスタンティノープルの港で美しいヴェネツィア女性を口説いていたところ、エツィオが現れたためドゥーチョはほうほうの体で逃げ出す。そして下町で自棄をあおっていたところ、通りがかったエツィオにまたボコボコにされた。その後、1520年にローマ死亡享年58歳。

以上からも察せる通り、ドゥーチョは数少ないエツィオサーガ皆勤賞である[4]

関連動画

関連商品

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

関連項目

脚注

  1. *この3作品をまとめてエツィオ三部作と呼び、2012年9月にはこの3作品にサウンドトラックやエンサイクロペディアを付録としてつけた限定品「アサシンクリード エツィオサーガ」が発売されている
  2. *機関銃戦車船舶用の多連装焼夷弾、爆撃グライダー、いずれも恐るべき威力を持つ。なお、戦車については現実にもレオナルドが描いたスケッチが残されており、計画はしたが動力の問題で頓挫したと言われている。
  3. *戦車と同じく現実でも構想されており、2000年にはイギリス人のエイドリアンニコラスがレプリカを作成し、高度3000mからの降下に成功している。
  4. *他は主人公のエツィオとデズモンドを除けば現代編のレベッカショーンの二人のみ皆勤賞

【スポンサーリンク】

  • 1
  • 0pt
記事編集 編集履歴を閲覧

ニコニ広告で宣伝された記事

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ

お絵カキコがありません

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません

エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ

26 ななしのよっしん
2016/11/20(日) 23:02:19 ID: FpJFwHAKY5
デズモンドが最後に突き付けられた選択。
多大な犠牲の果てにある自由と、犠牲はいが支配者による隷属。
エツィオなら、どちらを選んだんだろうか。
私としては、「真実く、許されぬ事もい」のだから、どれほどの犠牲を払い、何度同じことを繰り返しても、人の可性と自由を選んでほしい。
👍
高評価
1
👎
低評価
0
27 ななしのよっしん
2018/03/04(日) 01:04:10 ID: U+g7n0rC/+
ユニティシンジケートやってるとエツィオさんの異常な強さを再認識できるわ
👍
高評価
0
👎
低評価
0
28 ななしのよっしん
2020/01/21(火) 04:40:01 ID: T0Z1TNAKfR
エツィオに限らずアサシンは時代が古い程、少なくとも本人自体の強さは強い傾向にあるという
オデッセイ主人公とか、エデンの剣持アルノも一方的ボコりそうだからな

やはりハイテク装備があると人間体的に弱くなるのか……
👍
高評価
0
👎
低評価
0
29 ななしのよっしん
2020/03/10(火) 21:08:24 ID: wJ8S0izUqG
>>28
オデッセイ主人公、実はエデンのみたいなものを三本も持ってるんだよね
レオニダスダモクレスの剣ヘルメストリスメギストスの。これら全部エデンの欠片だぜ
👍
高評価
0
👎
低評価
0
30 ななしのよっしん
2020/08/15(土) 08:47:22 ID: xb68Tkjj39
ソウルキャリバーVで知ったな。やや扱いにくかったけど。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
31 ななしのよっしん
2020/12/14(月) 19:07:56 ID: e+LxSPQg+Y
オデッセイ主人公タイマンしたら勝てないだろうけど
オデッセイ主人公を暗殺できそうな主人公
暗殺のうまさはエツィオのほうが上だろうし
👍
高評価
0
👎
低評価
0
32 ななしのよっしん
2023/05/21(日) 03:35:28 ID: Fjy5S5xcLG
>>31
エデンの布着てたら多分勝てる。同じエデン持ちだし、条件はイーブンだろ?
👍
高評価
0
👎
低評価
0
33 ななしのよっしん
2023/06/19(月) 00:52:20 ID: uGH9gjzBEj
ちょっとエツィオだけ掘り下げ過ぎじゃね?と思った
だって他の主人公は一本か二本で終わってるのにエツィオだけ3本も作品あってエツィオサーガなんて専用のシリーズ展開さえされてるのはやや不
だったら他のシリーズ主人公達もそれぐらいやってくれよ
👍
高評価
0
👎
低評価
0
34 ななしのよっしん
2023/07/11(火) 23:45:54 ID: K0rXL6Uypa
>>33
シリーズ初期で展開も定まってかっただろうからなあ。後作で同じ主人公の続編出なくなったのはエツィオサーガシステムが変わり映えしないって言われたのもあると思う。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
35 ななしのよっしん
2025/10/02(木) 22:58:25 ID: NShIQ/p/3v
エツィオ「ローマ解放時は来た!

蝶野「プッwww
👍
高評価
0
👎
低評価
0