基礎データ | |
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正式名称 | 南アフリカ共和国 Republiek van Suid-Afrika Republic of South Africa IRiphabliki yaseNingizimu Afrika |
国旗 | |
国歌 | 神よ、アフリカに祝福を 南アフリカの呼び声 (1つの曲の編曲を使用) |
公用語 | アフリカーンス語、英語、バントゥー諸語(ズールー語、コサ語、北ソト語、ソト語、スワジ語、南ンデベレ語、ツォンガ語、ツワナ語、ヴェンダ語) |
首都 | プレトリア |
面積 | 1,219,090 km2(世界第25位) |
人口(’23) | 約6321万人(世界第24位) |
通貨 | ランド(ZAR) |
南アフリカ(South Africa)とはアフリカ大陸最南端に位置する国である。国土の中に独立国レソトを有する。
2010 FIFAワールドカップの開催地であり、コピペで有名なヨハネスブルグのある国でもある。あとイギリス連邦加盟国。
概要
正式名称は南アフリカ共和国(英語:Republic of South Africa、 アフリカーンス語:Republiek van Suid-Afrika、ズールー語:IRiphabliki yaseNingizimu Afrika、他8言語[1])。
面積は日本の約5倍。様々な民族と文化が入り混じる国家で11言語が公用語に認められている。
南半球に位置するので夏と冬が逆。国土が広く、様々な海流などの影響をうけるので場所によって気候が違う。内陸部は標高1200m以上の山々が立ち並ぶ。国全体の平均気温は、冬が0度から15度、夏が20から40度。首都の平均気温は一月が22℃で7月が12.1℃であり、過ごしやすい。標高の高い場所は氷点下になり雪が積もる事もあるが、全地域を通して温暖。西側は雨が多い。南大西洋とインド洋の合流地点でもあり、面白い生態系が広がる。
南アフリカでは世界で最も太陽が照っている時間が長い国の1つで一日の平均日照時間が8.5時間。ちなみにロンドンは3.8時間でニューヨークは6.9時間である。
エイズ(HIV)の感染者数が世界一で570万人(国連調べ)。一部では国民の約4~5人に1人の割合でHIVに感染しているとも言われている。4人に1人がレイプしたことがあるらしい。また処女とセックスをするとHIVが治るという迷信があるため、予防も上手くいかないようだ。
ラグビーとサッカーが盛ん。サッカーはFIFAワールドカップの開催国になり、ラグビーは映画「インビクタス/負けざる者たち」の題材となる程競技と国家の関係が深く、代表チームは「スプリングボクス」の愛称で世界的に知られている。
歴史
約330万年前から人類の祖先が住んでおり、人類の進化の過程がわかる化石が多く発見されている。そのため「人類のゆりかご」と呼ばれ世界遺産に指定されている。
1648年にポルトガルが喜望峰に到達したことを皮切りに航海上の重要拠点として注目をあつめる。
オランダ東インド会社が1652年にここに拠点を構えたことをきっかけに、オランダを中心とするヨーロッパ勢が多く入植(後にアフリカーナーと呼ばれる)。1770年頃から現地住民と戦い、勝利。その後、白人独自の国を作ったりした。そうこうしているうちに、金が多く発掘されると聞きつけたイギリスがケープタウンを占領。その後、ダイヤモンドも発掘されるようになり、現地住民やオランダ系のアフリカーナーとイギリスとの争いになったが、英国の勝利で終わる。そして、1814年に正式にオランダからイギリスに権利が移った後、本格的な奴隷解放や英国文化の取り込みが進められた。
1910年にイギリスの自治国として南アフリカ連邦設立。移民白人たちに権力を握られた国家ができる。その後、国土の13%に原住民を追いやったり教科書でも有名なアパルトヘイト法案を施行したりして、国際社会から非難を集め経済制裁をはじめ、32年間オリンピックに出場できなかったりした。60年代にはイギリス連邦から脱退し、共和制に移行したが、内外からの反発が強くなる。80年代には国が立ち行かなくなり90年代に入って廃案が決定。
1994年ついに全住民による選挙が行われ、これまた有名なネルソン・マンデラ氏が南アフリカ初の黒人大統領として就任した。その後、人種格差は少なくなっているが、失業率や犯罪率は未だに高い状態にあり、教育水準の低い非白人の貧困、治安の悪化など懸念材料も多い。
歴史
旧宗主国の影響で独裁か内戦しかないと言われているアフリカでは数少ない民主主義と複数政党制が機能する国家である。
経済
農業と鉱業、製造業が主な産業。鉱業は特に有名で、世界一の埋蔵量を誇る金や世界第2位のダイヤモンドをはじめ、クロム、バナジウム、プラチナなどの珍しい鉱物が多く採れる。
近年では金融・保険業や製造業が伸びており、リーマンショック以来続いていたGDPのマイナス成長もプラスに好転しているが、一般市民までその影響はいきわたっていないようだ。
2010年のワールドカップ開催に向けてインフラが急ピッチで整えられている。その前はよく停電した。いまもたまに停電している。
南アフリカの有名人
※ニコニコ大百科内に記事がある人物は太字。
※並びは単純50音順
- イーロン・マスク(実業家)
- ケビン・カーター(写真家、ハゲワシに狙われている餓死寸前の少女を撮った『ハゲワシと少女』で有名)
- シャーリーズ・セロン(ハリウッド女優)
- シヤ・コリシ(ラグビー選手)
- J・R・R・トールキン(作家、『指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)』の作者、国籍はイギリス)
- トレヴァー・ラビン(ギタリスト、yesで活動していた時期もある)
- ニール・ブロムカンプ(映画監督、『第9地区』で知られる)
- ネルソン・マンデラ(政治家・大統領)
- ブライアン・ハバナ(ラグビー選手)
- マイク・ベルナルド(格闘家)
関連動画
関連項目
注釈
1^ 他8言語での正式名称。
南ンデベレ語: IRiphabliki yeSewula Afrika
北ソト語: Rephaboliki ya Afrika-Borwa
ソト語: Rephaboliki ya Afrika Borwa
スワジ語: IRiphabhulikhi yeNingizimu Afrika
ツォンガ語: Riphabliki ra Afrika Dzonga
ツワナ語: Rephaboliki ya Aforika Borwa
ヴェンダ語: Riphabuḽiki ya Afurika Tshipembe
コサ語: IRiphabliki yaseMzantsi Afrika
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