日暮熟睡男の起き方一覧とは、こちら葛飾区亀有公園前派出所に登場する日暮が起きた時の状態の一覧である。
概要
オリンピックボーイこと日暮熟睡男は毎回凄まじい環境下で4年間眠り続け、さらにとんでもない生命力でどんな場所であっても必ず起きるという特徴がある。
以下に簡単にこれまでの起き方の解説を掲載する。
1980年モスクワオリンピック
- 雨戸を開けての太陽光(JC21巻「うらしまポリスの巻」)
記念すべき本編初起床。
両津が派出所でオリンピック中継が終わったことに寂しさを覚える中、そういえば今年は奴が起きる年だと名前が挙がったのが日暮に関して初めて言及があった場面となる。大原部長のセリフによれば、これ以前の本編開始前にあたる1976年モントリオールオリンピック時にも出勤していたらしいことが伺えるが、日暮エピソード0は今のところ漫画化されていない。
両津が起こしに現れた時点で寮の部屋は既に物置として使われていたらしいが、きちんと人が住んでいると反論している。この頃は4階に住んでいた。
この時点で部屋は相当汚く、どこかから蝙蝠が入ってきたようであった。真っ暗な部屋で足下の日暮を小突いたのが日暮の正式な本編初登場場面となるが、読者の印象としては完全に目覚めた次の雨戸を開けた場面の方が印象深いだろう。
雨戸から入った薄暗い強烈な太陽光を「まぶしい」と言って苦しんでいたが、両津にサングラスを取ってもらい落ち着きを取り戻した。ここから彼の特異な生活様式が明らかにされ、二層式洗濯機で風呂に入る、ゴロゴロと転がりながら移動し、トイレもおまるという具合に徹底的に立ち上がらないということを守っていた。警察官の制服もツナギになった特殊なもので、両津に着せ替えてもらわないと自分一人では着替えすらできない状態だった。なお、この時に僅かに光が差す部分で家庭菜園でキャベツを育てていることが判明したが、8年後、この植物が成長して恐ろしいことになったのかも知れない。
その後、新車のスバル360で出勤するが、運転中に居眠りをしたりと滅茶苦茶な運転で結局歩いて派出所に向かう。
なんとかたどり着くものの、寝惚け状態は解消されず、麗子に挨拶をしてようやく本来の実力を取り戻し、念写で事件解決に貢献。最後は両津の間抜けな未来を予知して本編が終わるというオチだった。
この時点では4年後に連載が続くとは想定しておらず、1回きりのゲストキャラクターとして出演させており、原作者も翌週には日暮の存在を完全に忘れていたという。
1984年ロサンゼルスオリンピック
- 腐った畳の中から引きずり出される(JC41巻「五輪男・日暮再登場の巻」)
五輪といえば・・・と前回とは対称的に大原部長が日暮の存在を思い出し、両津に起こしに行かせる。
寮はこの4年間で完全に一度取り壊して再建されたが、日暮の部屋のみ部屋ごと元のまま移築した模様で、ここだけ4年前と同じ扉のデザインとなっている。しかし、この4年で扉が完全に錆びて腐ってしまい、ガスバーナーで強引に四隅を焼き切って開けている。
両津曰く富士の樹海より酷い有様で、あちこちにキノコが生え、ものすごいカビ臭さを放っていた。
やはり蝙蝠が大量に居着いており、部屋が丸ごと畑のようになって土に埋もれている。
この中で布団はあったものの、畳が腐って陥没したことでその中に埋もれ、堆肥になる寸前のところを両津に救助された。
テレビ、電灯の紐なども全て腐ってしまい、かろうじて電球が点く程度にまで生活レベルは落ちていたが、4年前の牛乳が発酵してチーズになっている状態で現存するという悍ましい場面もあった(しかも寝起きに日暮はそれを食した)。
この年の日暮は調子が悪かったらしく、前年の三原山噴火を予言したり、自分がスターになった写真を念写したりとまるで役に立っていなかった。
1986年
- 借金取りが強引に取り立て(JC49巻「オリンピックにゃまだ早いの巻」)
日暮に貸した2万円を返してもらうという中年男性が開かずの間となっていた日暮の部屋を巨大なハンマーで扉を叩いて無理矢理押し入るが、直後に“早起き”した日暮の怒りに触れ、AKIRAの島鉄雄の如き念力パワーで周辺を破壊し尽くしていく。ニコニコ寮は何度か破壊されているが、原作本編に於いての完全破壊例の唯一の例外でこの時は両津が一切関わっていないものとなる。
その後、麗子の妹優の説得でどうにか怒りを鎮めるものの、派出所で寝かせるわけにもいかず、一同は困り果てる羽目に。彼が起きる度に街が滅茶苦茶にされてしまうということから、一芝居うって今年は1988年と騙そうとするが、これもMHK職員の受信料徴収によって失敗。
結局どうやって寝かしつけたのかは不明なまま本編は怒りの日暮が派出所を破壊し尽くすところで終わっている。
1988年ソウルオリンピック
- 食虫植物に喰われて消化寸前で救出(JC62巻「五輪男・日暮巡査の秘密!の巻」)
部長に言われて三度日暮を起こしに駆けつけ、部屋ののぞき窓や扉の隙間から葉っぱがわさわさと出た状態になっている部屋をバールのようなもので強引にこじ開けた両津だったが、直後に原始時代のような原生林になってしまった部屋を目撃することとなる。あまりに部屋が汚い為に動植物が自然発生したのでは無いか?との事だが、4年前に部屋が畑化していた点から、8年前のキャベツが畳の堆肥で異常進化してこうなった可能性も否定できない。
こんな部屋で生きているかどうかすら怪しかったが両津はハエトリグサ状植物の捕虫葉に日暮のパジャマが挟まっているのを見つけ、口を無理矢理開けるとその中で消化液に塗れた日暮を発見。間一髪のところで救助された。しかし、食虫植物はそれでもあきらめず、両津や日暮を蔦で拘束。危うく餌にされかけたが、両津のニューナンブが火を噴き、辛うじて脱出に成功する。「『やあ』じゃねえだろ 食虫植物に食べられやがって!」なんて会話、おそらく普通の生活をしていれば一生することは無いであろう。
この後、ダイナミックなそうじとして火炎放射器で完全に焼き払ったらしい(寮が火事にならなかったか誠に心配)。
この年の日暮は植物の中で寝ていたからか特に能力が凄まじく、山のようになった行方不明者のリストを次々と予知能力で解決していった。
最後は食事の儀式を行い眠りについたが、あまりに長く起きすぎたためか、両津のエナジードリンク漬けが効き過ぎたのかなかなか眠れず本編ではついぞ眠りに就くことはなかった。
1992年バルセロナオリンピック
- 既に起きており不明(JC81巻「忘れて!日暮くん・・・の巻」)
日本シリーズ4年分と新聞4年分を取っておくという約束をすっかり忘れてしまっていた両津だったが、特に前回預けられた預金通帳の1500万円分を使い込んでしまったこと、そして前回気味悪い植物でいっぱいになった部屋を開けるのが怖いと言うことで今回は起こすのを嫌がる。しかし、部長に促されて渋々寮に向かう。
この年は部屋を4階から1階の奥の部屋に移築されたらしい。既に部屋の外で何かガサガサと音がするイヤなムードが漂っていたが、ドア全体が腐っており開かないため、壁にプラスチック爆弾を仕掛けて部屋の一角を破壊して侵入。
遂に大原部長、中川、麗子も初めて日暮部屋に入ることとなるが、麗子が食虫植物に食べられかけたり、原始時代のトンボが空を飛んでいたりといったやはり異様な光景が広がっていた。
どうにか植物などを全て外に出したようだったが、それでも日暮の姿は無く、20cm四方の壁の抜け穴から這い出た事が判明。犬と食べ物を争った形跡があったほか、念力で自動販売機が曲げられていることも発見。直後に消費税を知らずにパン屋を念力で破壊しているところを両津達に発見された。
この時には遂に葛飾署内に超能力課が設置され、1992年度分捜査資料がかなり貯まっていた。
その後、あの手この手で話題を逸らす両津だったが、睡眠薬で強引に寝かそうとしたところで、日暮は両津が1500万円を使い込んだことを知り、怒りに燃えるところで本編は終わる。
1996年アトランタオリンピック
- 臨海副都心のゴミ埋め立て地から掘り出される(JC100巻「日暮巡査の潜在能力!?の巻」)
日暮登場回史上初のオールカラー掲載回で、88巻に登場したニコニコ寮カプセルホテルに寝かされていたことも判明する回。
前回植物などは全て外に出したハズだったが、日暮が寝ようとした際には全て再生してしまったのか、部屋で暮らせる状態ではなくなったとして、完全リフォームを施工。悪魔の館から白亜の城に見違えるほどきれいになったが、その部屋に別の警官が卒配されてしまったことで、カプセルホテルに寝かされていた日暮のことは4年間忘れられ、その間にカプセルホテルが粗大ゴミに出されたことも判明。
どうにか夢の島ゴミ処理所でゴミを掘り返し、臨海副都心の開発されていた部分までも中川の財力で買収してどうにか発見。両津に頬をはたかれて目を覚ましたが、仕事中もずっと身体がだるく、寝ている間はずっと蝉になった夢を見ていたという。
身体を解しにと向かったプールで、意外に水泳が得意なことが発覚して無名の新人、水の王者現るとスポーツ新聞を賑わせたがオリンピック強化合宿に連れて行かれそうになるところでこの話は終わっている。日暮の水着姿が初登場する。なお、この話は記念すべき100巻のトリの話として収録された。
- 両津に揺さぶられ無理矢理起こされる(JC別注巻「日暮2号!?登場の巻」)
2度目の登場は1000回記念1997年週刊少年ジャンプ37・38合併号及び39号で募集した“連載20周年記念「こち亀漫画構想」”の上田謙二氏の特賞アイデアを元に作品が執筆されたものとなる。
この年は日暮が2度起きた初めての年となり、また日暮フェイスが二人も登場する日暮尽しの年でもある。
ビジネス街で日暮を見かけた両津は4年間寝ているふりをして他の会社に勤めている可能性を疑ったことから、警察寮の彼の部屋に出向く。ウサギをあしらった可愛らしいカードで「2000年まで起こさないでね」と書かれていたが、無理矢理ドアをこじ開けた両津は完全な状態で冬眠中の日暮を発見。
こち亀99巻を読みながらのうつ伏せの状態だったが両津は「お前今日新橋を歩いていたよな! ビジネススーツを着て!!」と身体を揺り動かして日暮を起こしてしまう。
当然ながら寝不足の日暮は怒って念力を発動、ニコニコ寮の周辺一帯は地面が押しつぶされたように破壊され、ゴジラの如きその破壊力に手が付けられなくなる。
そこに1機のヘリが舞い降り、現れた男に一同は驚愕する。なんとそこに立っていたのは両津が新橋で目撃したビジネススーツの日暮、彼の弟「日暮起男」だった。
中川によれば経済誌に載っていた有名な超企業戦士で4年間約4万時間眠らず世界を駆け回り何千億円の契約をまとめるエリート社員らしい。彼もまた超能力者で、睡眠不足の熟睡男よりはこの時点でパワーは上だという。
しかし、商談の電話がかかってきたりとこの状態でもまだ仕事に打ち込んでいるあたり仕事とプライベートの切り離しは完全では無いらしい。
さらに爆竜大佐も援護に駆けつけ、起男の必殺技エアマックスエクスペンシブで眠りに就くかに思われた熟睡男だったが、バッチリ目が覚めてよりパワーアップ、とどめを刺す前にこの日が平成8年11月26日であることを知らされた起男は起き続けて4年経過したことで眠りの周期に入ってしまい、暴走日暮は怒りのまま周囲を破壊し続けるのであった。
2000年シドニーオリンピック
- 深海のタイムカプセルの中で熟睡後に爽やかに起床(JC123巻「2000年9月 4年ぶりにあいつが登場する!!の巻の巻」)
両津が4年前に預けた人間カプセル会社で眠りに就いたものの、その会社が潰れていたことから日暮の大捜索プロジェクトが開始され、二転三転したその行き着いた先は海底4000mの深海で、ガタルカナル島西5km付近で発見された大量の投棄カプセルの中から発見。
海洋深層水と共に音も光も無い大変静かな環境であったことから、ぐっすりと熟睡していたようである。
しかし、再び海にカプセルが捨てられてしまったことで捜査は振り出しに戻ってしまったところでこの話は終わった。
なお、この時の捜索費用は中川の財力を持ってしてもかなり捜索が難航した事もあって20億円もの大金がつぎ込まれたという。
2004年アテネオリンピック
- 派出所の前で直立(JC144巻「4年に一度の日暮祭の巻」)
前回はなかなか日暮が登場しなかったことで読者の評判もあまりよくなかったのだが、今回はいきなり冒頭から出てくる。日暮の制服姿が拝めるのは1988年以来24年ぶりのこと。
扉ページはアトランタ以来の2色カラーページで、4段ぶち抜きのスラッとした起立姿勢で登場。
本人曰く「たまには早く起きてみたかった・・・」だが、両津は「よけいな事するな」と突っ込んでいた(毎回探すの嫌がってるのに)。
この時の日暮は寝ている間にパワーアップを果たし、不完全なテレポーテーションができるようになる。
しかし、長ったらしいポーズを取った後で自分自身は5mしか移動できない。物であれば遠くに移動できるが、コントロールが難しいのか成功率は低いようだった。
その後、東京スカイラウンジで聖火の強奪事件が発生し、両津をラウンジの中にテレポートさせたほか、中の様子を手でフレームを作ると透視できる能力も披露した。
しかし、両津の健闘も虚しく、事故で聖火は消えてしまい、その場しのぎに火を誤魔化したが、その事を日暮は予知の仕事中もずっと気にしていた。
この時は新しく寮に部屋を取った模様で、1992年以来となる部屋での就寝となった。
2008年北京オリンピック
- 派出所の前で爽やかに挨拶(JC165巻「2008年8月 日暮登場の巻」)
前回同様に自分で起きてきた。前は制服が冬服だったが、今回は夏服で登場している。
夏服の日暮が登場するのは1984年以来こちらも実に24年ぶりとなる。
この年の第一声は「やあお早う!」で、歴代で最も爽やかな目覚めとなっている。
しかし、この4年間で日本の不景気は警視庁にすら及んだらしく、警視庁のリストラで超能力が胡散臭いのでクビにしてもいいんじゃないか、ということで寝ている4年分の給料も勿体ないというのが理由で2004年に解雇済みだったらしい。
しかもこの4年間で超能力すら消失したらしく、珍しく落ち込んでいる姿を見せた。
麗子の勧めでベッドや枕のモニターという天職を紹介されるも、熟睡して記憶が無いと言ったらモニターは即クビに。
その後、部長はガードマン、中川はフランス外人部隊の傭兵と嘘なのか冗談なのかよく分からない職業を薦めていたが、両津は纏を呼び出してモスクワオリンピックの時に麗子を初めて見たときと同じく完全覚醒した事を思い出し、ホストのNERUOとして就職させることを思いつく。
老け顔で水商売に不向きかに思われたが、女性の前だとよく喋るという彼の特性をよく知る両津らしいチョイスは大当たりし、なかなかの好評をもって受け入れられる。
テレポート、透視と徐々に能力も戻ったが、肝心の予知能力が戻ったかは微妙なままこの年の起床時間は終わってしまった。
なお、警察官資格については、毎回の4年分の給料は無しと言うことでクビを繋いでもらい難を逃れている。
2012年ロンドンオリンピック
- オリンピック(偽)の声援を聞きゴミ捨て場から起床(JC186巻「オリンピックだよ日暮集合!の巻」)
全世界待望のアオリ文句と共にセンターカラーで本編開始。この時期には漫画趣味がかなり市民権を得た時期だったので、登場週が近づくとネットニュースに日暮の名前が載るほどになっていた。
扉ページでは84年や88年を思わせる畳の下から食虫植物や原始時代のトンボとともにゲームボーイやラジカセなどのゴミと共に参上していたが、本編ではなかなか登場せず、両津に至っては「なんで覚えているんだお前ら! たまには忘れろ!!」と読者に文句を言っている。また、両津はこの年の5月21日に金環日食が日本で129年ぶりに観測されたことをうけて「わしの家から日食が見える年だけ登場させよう」などといった無茶を言っていた。
目覚めるといつもオリンピックが終了していてつまらないということで、現地で直接オリンピックを観るために単身渡英させていたものの、持たせていた二つ折り携帯電話は放電した状態だった。
しかし、技術進歩のお陰でケータイ履歴を辿る事ができたことで日暮の動向を探ることに成功、さらにテロ対策の監視カメラに映像が残っていたことも幸運であった。
しかし、あくまで“4年前”のデータだったため、最後に目撃があった箇所でエキストラを使いオリンピックをでっち上げることで日暮を起こすことを提案。
その声援を聞きつけた日暮はヌ~っと起き上がるが、偽オリンピックと知ると大魔神モードになってロンドン警察に逮捕されてしまった。
私服姿の日暮が登場する回は今のところこの回(と次回の回想)が唯一である。
2016年リオデジャネイロオリンピック
- 4年間起き続けて大学に進学後、NASAに就職(JC201巻「40周年の日暮はどこだ!?の巻」)
日暮起床エピソード史上初めて週刊少年ジャンプではなく、増刊号の「こち亀ジャンプ」用の描き下ろしとして発表された一編。単行本200巻は収録ページ数が限界だったため、収録できず、連載完結後の201巻に収録されている。
前回の捜索で電池切れが弱点だった携帯電話でもかなり難捜索だったことから、中川はバッテリーが4年間持続するGPS時計を付けたことでこの時は発見が容易かに思われた。
しかし、この回ではとうとう地球を飛び出して宇宙にまで進出していた。
日暮曰く、連載開始以来ずーっと寝てるから寝るのに飽きて、元々宇宙が好きだったこともあり、イギリスの大学で勉強を続け、4年かけて宇宙飛行士の資格を取り、この時のミッションで地球をアウトしたとのこと。
しかも、テレポーテーションの能力があがり、イギリスからアメリカまでテレポートで来ていたという。
しかし、両津とのテレポートテストは失敗し、一気に火星にジャンプ。この前年に世界中で大ヒットした映画『オデッセイ』に倣い、ジャガイモを育てられないか考えた両津だったが、日暮が持っていたのはポテトチップスだけだったので断念。その後、テレポートを続け、金星→土星とワープし、ようやく地球に戻ってきたが、灼熱の金星やガス惑星で地面の存在しない土星などに行って無事だった様子があるあたり両津も日暮も既に地球人の領域を越えている。
なお、この年にこち亀は週刊連載を終えることになる。アニメ版もTHE FINALを持って完結。アニメ版では原作版とは対称的に8年間誰にも起こされずに眠り続けていたことになっていた。
- 40周年記念パネルの中からつっかえ棒に支えながら登場(JC200巻「40周年だよ全員集合の巻」)
原作版最終回で復活希望キャラクターランキングの第2位で、起きているかは微妙だが、一応登場。
両津曰く4年ごとに出るので有名になったが、普段は使えない4年間寝ないといけないキャラになってしまったある意味かわいそうなキャラとなったことから、復活希望のランキング入りの理由らしい。
この時はパジャマの柄が普段とは全く違っている。
週刊少年ジャンプ版のグランドフィナーレ最終ページでは北条(残念)の下、中川の隣に半分だけ映って登場している。
なお、いずれの場面もセリフは一切無い。
2020年東京オリンピック(延期)
- 新しい部屋でNetflix映画を観ながら起床(JC201巻「日暮・・・・・・登場?の巻」)
コミックスでは前回出演回の次にまた日暮が登場する形になっている。
この時期は新型コロナウイルス感染症COVID-19が世界的大流行(パンデミック)を起こしていたことからオリンピックも前代未聞の1年延期となり、日暮の起床も1年遅らせる、ということになってしまったが、体内時計周期は正確だったらしく、日暮はきれいな部屋できちんと起床していた。
しかし、地上波テレビ放送を観ていなかったのが幸いして1年遅らせることに成功。
両津は一切の情報を遮断するためテレビのコードを切り、軽い食事をおいて出ていくとドアを溶接してその場を立ち去った。
Netflixの台頭で地上波テレビ放送を一般ピープルも観なくなったなどの世相が反映されているほか、Stay Homeが推奨されていた時期に連載当初から究極の巣ごもり生活をしていたと作者は語る。
2021年東京オリンピック
- 東京オリンピック開会式会場で寝惚ける(JC201巻「お待たせ!日暮の巻」)
連載開始からこち亀史上初となる2年連続での日暮登場。
201巻では収録順の関係で日暮登場回が3回連続で続くことになっている。
日暮捜索の度は遂に時空を越える旅に発展。この回では捜索に絵崎教授が初参戦し、日暮の能力が宇宙空間への横移動に究極進化した今、縦移動で時間移動が可能となったと結論づけた。な、なんだってー!!
そして、映画『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』に登場した洗濯機型タイムマシンを使って1964年にタイムスリップする。
そこで1964年の東京オリンピック開会式を観に来ていた日暮を発見するが、日暮は過去に来たことを理解していなかった。
タイムマシンを粗大ゴミと勘違いされて捨てられていたが、どうもマシンがこの時に故障したらしく、1日ずつしか時間移動ができなくなり、1970年まで来たところでマシンでのタイムトラベルは断念。日暮のタイムテレポートでようやく戻ってきた。
2024年パリオリンピック
- 大量の目覚まし時計に埋もれて寝惚ける(週刊少年ジャンプ2024年36・37合併号「2024年 日暮登場!?の巻」)
作りかけのプラモデルと将棋らしきゲーム盤が転がった部屋で寝ている状態で登場。
日暮史上、2020年の時と同じくらい部屋がきれいな状態での登場だった。両津曰く、急に冬眠に入ったためこうなっているらしい。
この話ではタイトルに反して主役は大原部長の方であり、珍しく部長が一本背負いで悪漢を投げ飛ばす場面なども存在している。
結局、本編中ではまだ3年しか寝ていないことから今回はどうも起きないと判断し、そのまま両津は放置していた。
最後のコマでは一応起きていたが、「なんかうるさい」がこの年の日暮唯一のセリフだった。
この話が掲載されたジャンプは『僕のヒーローアカデミア』の最終回掲載号でもあり、作者のコメントではその事に触れた内容になっていた。
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関連項目
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