『スイカゲーム』とは、スイカを作るアクションパズルゲームである。
同名のゲームがいくつかのプラットフォームに存在するが、この記事では主にAladdin X株式会社/popin株式会社から配信されているNintendoSwitch版『スイカゲーム』を指す。
2024年2月21日に追加コンテンツとして、2人プレイモード追加パックが配信開始。5月にはオンライン対戦モードが実装予定。
概要
上が空いた箱状のフィールドに、上から果物を手動で落としていく。横軸を合わせてボタンを押すことで落とせる。落とす強さは一定で真下にしか落とせず、落とした後の操作もできないため横軸を合わせる以外の調節要素はなく、落とすことに時間等の制限も存在しない。落ちてくる果物はある程度ランクの低いものからランダムで、次に落ちてくる果物(NEXT)までは確認できる。
殆どの果物は円形にデフォルメされており、物理演算で動く。2つ繋がるとくっついて、1つランクの高い果物1つに成長する。ランクの高い果物ほど大きく、最終的には最も大きい「スイカ」になる。果物がくっつくと得点が入る(落としただけでは得点は入らない)。
1つでも果物がフィールドから溢れてしまうとゲームオーバー、その時点の得点がスコアになる。単純に果物が積み上がって溢れた場合はもちろん、落下や果物がくっついた際の衝撃で軽い果物が跳ね上がってしまい、フィールドを飛び出すことでゲームオーバーになってしまうというケースもある。
平たく言えば、『2048』と『ツムツム』を足したような感じである。
使用されているBGMはAudioStockの『ほのぼの日常系BGM01(伴奏B)』という曲名の有料BGM。制作者は「tibita」氏。
アップデート
AladdinXはパッチノートを公開していないので、公式の内容は不明。
v1.0.1(2023/10/19 00:00頃)
流行が始まって以降の初めてのアップデート。具体的なパッチノートは公開されていない。Aladdin X公式Twitterもアップデートに言及していない。
NintndoSwitchの本体言語を英語にすると、HOME画面でのゲームアイコンとタイトルのテキストが英語(Watermelon game)に翻訳された。しかし、このアップデートの後に北米のNintendoストアで販売が開始された時のタイトルは「Suika Game」だった。
Switchのゲームのプロパティに表示される権利表記やお問合せ先がpopInからAladdinXに変更された。ただ、Switchのゲームのプロパティの「知的財産の表記」欄はpopInの名前が残っている。Web版のストアでの発売元表記は「家庭用プロジェクターの事業者の流れ」の項目で記載の通り、2023/10/04頃に更新されていた。
ゲーム内はタイトルロゴ含めて変化は確認されていない。左(右)キーを押したままだとループしない仕様は1.0.0から存在しており、変更点ではない。
v1.0.2(2023/10/24 00:00頃)
英語、ハングル、中国語(簡体字、繁体字)の合計4言語が追加された。それぞれのタイトルは"Suika Game"、"西瓜遊戯"、"수박게임"。簡体字は英語と同じ。v1.0.1にあったWatermelon gameの表記は削除された。
ハロウィンモードが追加された。スタート画面からLRで切替可能。プロジェクター版に同名のモードが存在する。
v1.0.3 配信日時不明
v1.0.4(2023/11/17 00:00頃)
ゲームオーバー時にフルーツのグラフィックが桃に化ける不具合が修正された模様
ゲームとしてのルール・テクニック
- 果物の種類は小さい順番に サクランボ<イチゴ<ブドウ<デコポン<柿<リンゴ<梨<桃<パイナップル<メロン<スイカ の合計11種類(公式Twitterより)
- 小さい果物は大きい果物を押しのけて下がろうとする力が働く。
- 後半になると果物が自転する事が多いが、この回転は物理エンジンの判定には関係無い模様。
- 果物は必ず2つ同士で繋がる。3つ以上で結合する事は無い。
- 果物が物理エンジンで少しづつ移動している時にも新しく落下させる事が可能なので、「隙間が果物で埋まる前に落とす」や「隙間が埋まるのを待ってから落とす」テクニックがある。
- 他の果物はおおよそ真円で重心が中央にあるとみなすことが出来るが、ぶどうは挙動が違う。
- スイカを2つ作ると消滅して更に長期間のプレイが可能になる。
格好いいテクニック名
ゲームプレイの目標
スコアアタック
スイカゲームの公式に提供されている唯一のゲームモード。フィールドから果物が溢れてゲームオーバーになるまでスコアを稼ぐ。
スコアでキリのいい数字としては3000点(スイカを1個作り、そこからある程度進んだ程度の点数)、及び3500点(スイカの2個目がもう少しで作れるぐらいの点数)が壁になっているとされており、プレイヤー間ではこのスコアを目標にして遊ぶのが主流となっている。
スイカRTA
スイカを最速で作る遊び。2023/09/24時点でハイスコアは2分程度。
最初は適当に果物を落下させるだけでそれなりのコンボになるが、後半が頭を使わないとスイカにならない。
果物詰め込み
通常とは逆に果物を進化させずに可能な限り多く詰め込む。柿までは上から降ってくるので、リンゴ以上の果物を作らずにフィールドを埋める。
最初の方はランダムに果物を落としてもそれなりに成長してしまうので、あえて成長させないような配列にする。果物が成長するとスコアが入るので、スコアが低いほうが良いとされる。
ダブルスイカ
ゲーム内の最終目標であるスイカをフィールド内で2つ作る事を目標とする。
難易度がとても高いが、スイカが2つ繋がると消えてフィールドの空きスペースが大きく復活するのでさらなる高得点を狙うことが出来る。
ストリーマーでの達成者
ゲーム開始から達成までノーカットで配信している人に限る。2023/10時点ではストリーマーでの達成者はとても少ないが、11月になると技術論も纏まってきて 出来る人は何度か出来る 程度には煮詰まってきたようだ。
- 2023/09/29 02:03 ねむゅ 7355点(Twitch/Youtube)
- 2023/10/08 13:12 なるー 6155点(Twitch/Youtube)
- 2023/10/14 19:33 ヤレヤレ 7218点(Twitcas/Youtube)
- 2023/10/23 あめみやたいよう 7041点(Youtube)
- 2023/10/29 おのののいもこ 7166点 (Youtube)
- 2023/11/05 コンニャク王子 9999点 (Twitter/Youtube)
- 2023/11/21 Vezalius Bandage 6688点 (Youtube)
ストリーマーでの達成直前者
スイカ1つ、メロン1つ以上を作ったがダブルスイカに至らなかった人の一覧。一覧は未完成。
突然の流行
2023/09/10頃からOPENRECやYoutubeの実況者の間で流行り始め、2023/09/17にはピクミン4などを抜いて任天堂eショップのダウンロードランキングで1位に上り詰めた(2位時点での記事)。その後、2023/10/21時点 マリオワンダーが発売されたにも関わらず1位を継続している。
主な出来事
2023/05/02 に 布団ちゃん のOPENRECで家庭用プロジェクターpopinAladdin版のプレイ動画が配信(Youtubeアーカイブあり)される。動画内で「こんなゲームが見れるのはここだけ!」と自負している通り、当時はゲーム実況者的にはあまり注目されていなかった。(Aladdin X版アプリのリリースは2021年なので、もちろん他のプレイ動画はいくつか存在している。2022/09/22の動画 など)
その後同じく 布団ちゃん が2023/09/07にNintendo Switch版のプレイを配信(Youtubeにアーカイブあり)し、ここからゲーム実況者のコミュニティでのブームが始まる。TwitchTrackerによると、Twitch上での数字的なバズは2023/09/15の模様。
2023/09/19にAladdin X社とSwitch版移植開発を行った株式会社エスカドラのTwitterが反応する。公式の反応はこれが初。同日、商業Vtuberグループにじさんじの笹木咲が配信を行う。
2023/09/20にプロジェクターのAladdin X社公式Twitterでプロジェクターの割引クーポン配布が、同月22日にプロジェクターのプレゼント企画が行われる。
2023/09/26に非ゲーム向けニュースサイトでの記事が公開される。
2023/09/28 チーターに荒らされていたオンラインスコアがリセットされたが、流行前の恐らく正規のスコアも巻き添えで消えてしまった。この頃からほぼデッドコピーの便乗ゲームが現れ始める。
2023/09/29 Twitchにて ねむゅ さんがストリーマーとして(初?)のダブルスイカへ到達(Youtube版あり)
2023/09/30 RTAの世界的集計サイト、speedrun.com にスイカゲームが"Watermelon Game"として登録された。メロンを作るまでのany%、ゲームオーバーまでの時間、3000点達成までの時間の3つのモードが登録されている。
2023/10/03 日テレNEWS にて「中毒性やばい『スイカゲーム』 ダウンロード数はブーム前の「5万倍以上」 人気の理由を開発元に聞いた」の記事が公開。大手マスメディアでの記事は恐らく初。この記事によると「約5万倍以上のダウンロード数となる日もある」との事で、普通に考えれば5万DL/日という意味だろう。商品化の声もかかっているので今後の展開が楽しみだ。TV局のニュースサイトだが動画はなく画像とテキストだけの記事。Yahooニュースの転載記事はこちら。
2023/10/04 任天堂が2023年09月のeショップダウンロード数ランキングを発表。堂々のスイカゲーム一位を勝ち取った。
2023/10/04頃 2023年現在の発売元であるAladdin X株式会社がスイカゲームの公式HPを作成。NintendoStoreで100万DL突破のアナウンス。動画サイトで大人気という記述や、動画投稿ガイドラインが記載されている。公式HPに掲載された動画は左からすゑひろがりず、 もこう、 壱百満天原サロメ、 不破 湊、 フルコンチャンネル、 レトルト、 兄者弟者、 Marine Ch. 宝鐘マリン、 星街すいせい ホロライブ、 jun channel、 SANNINSHOW。
2023/10/06 歌手のAdoがTwitterにて本作にハマっている事を書き込み。1万RT、11万いいねを叩き出した。Adoはその後10/09にラジオ ニッポン放送「Adoのオールナイトニッポン」でスイカゲームについての熱い想いを語った。10月21日に3049点の画像を投稿。
2023/10/10 06:46頃 日本テレビ朝の情報番組ZIP!のNintendoSwitchソフトランキングのコーナーで紹介。紹介動画の最初でしれっとダブルスイカを達成していたりするが、公式HPの動画である。ルールの説明の他、霜降り明星 せいや がプレイしてる様子や低価格さ、100万DL達成を紹介。
2023/10/12 07:18頃 フジテレビのめざましテレビで紹介。AladdinX マーケティング部 岡本岳洋 シニアマネージャーによると「一ヶ月前までは2300DLだったが、昨日(10/11)時点で142万DL突破」。街頭インタビューあり。「今後はスマホ版などの開発も視野に入れている」とコメントがあった。
2023/10/13 任天堂公式サイトのソフト紹介コーナーにてスイカゲームが取り上げられる。100万DLを突破したのが「今年10月6日」と記載されている。同日、YoutubeのTBSニュースチャンネルでスイカゲームを取り上げたニュースが配信。一言だけだが、岡本岳洋氏が動画でインタビューに答えている。
2023/10/19 バージョン1.0.1へのアップデート。詳細はこの記事のアップデートの項目で。
2023/10/20 北アメリカのNintendoStoreで配信開始。タイトルは「Suika Game」で2.99ドル。配信時間は日本時間で20日の22時ごろ。
2023/10/21 20:00頃、北アメリカのNintendoStoreのランキングで5位に登場。その後日本時間の22日23時頃にマリオワンダー・マリオカートに次いで3位、DLソフト限定では1位に到達。
2023/10/23 10:11 prtimesで10月18日時点で国内累計200万DL数突破のプレスリリース発表。同記事で20日に欧州・豪州・北中南米・韓国・香港リージョンでリリースされた事や、他言語版のリリース予定がある事が公表された。
2023/10/30 AladdinXがプロジェクターの新作発表会で最新の売上本数300万DL突破を発表。2021/12/09~2023/09/07の流行前は2351DL、2023/09/08~2023/10/29は302万2196DL。布団ちゃんのライブ配信で売上本数が急増した模様。(impressより)
2023/11/23 公式Lineスタンプ発売。AladdinX公式Twitterで累計400万DL突破を公表。
2023/11/25 東スポwebでAladdinX 岡本岳洋氏のインタビューが掲載。2023/09まで宣伝はしていなかった。爆発前のDL数は1日5~10本で合計2300本程度。9月上旬から300本になり翌日には倍。(東スポwebより)
2023/11/26 日本テレビの朝に放送されている「シューイチ」という番組で特集。8時30分頃~。岡本岳洋氏が登場。配信者が流行を作ったというコメントで布団ちゃんのSwitch版プレイ動画が引用された(厳密にはコメントがオーバーレイされているYoutube切り抜き版ではなく、コメントオーバーレイが無いOpenrecの元録画からか)。売上本数の月ごとの実数が公開。2021年12月から1ヶ月ごとに、368,119,98,68,101,83,58,58,62,50,37,45,23,(2023年1月)69,34,49,46,356,259,149,112,(9月)64万7117,256万6025,80万0172(2023/11/15まで)。9月の爆発より少し前の2023年05月からDL数が月356本になるプチバズがあった模様。11月は15日時点で80万DLなので、流石に10月の256万DLよりペースは落ちているか。番組ではAladdin X前社長 スイカゲーム開発者として 程涛(テイ トウ)氏が登場。リビングルームで家族がそれぞれ手元の画面を見ている時代に、同じ画面を見て楽しんで欲しいというコンセプト。スイカゲームヒット時にはもう会社を離れていて間が悪いとネタにしていた。開発期間は1ヶ月程度。プロジェクター版とSwitch版の動作の違いにも触れ、Switch版は物理演算をリアルにした とコメント。大ヒットを受けて会社に問い合わせが殺到との事。
ユーザーコミュニティでの大会
大会ごとにルールが異なるが、他のアクションパズルと同じく複数回のプレイで最大スコアを競う方式が多い様だ。
- 第1回スイカゲーム全国大会 (Youtube)
- 2023/11/11開催。主催は くらうど さん(Twitter)。告知は2023/10/26(Tw)。景品はAmazonギフト5000円分。
- 20:00~23:00の3時間で一番スコアが高いプレイヤーを競う。参加者62人。告知ツイートの添付画像で思いっきり誤字ってるのはご愛嬌。
- 結果は1位 7481点(ねむゅ)、2位 6753点(あめみやたいよう)、3位 3799点(かちわり)。2位までがダブルスイカ達成。
- 参加者一覧ページ、結果告知Twも参照
- 第1回スイカゲーム杯(Youtube)
- 2023/11/22 18:30~開催。主催は或世イヌ さん(Twitter)。
- スイカゲーム公式から許可を受けている。参加者10人。vtuber多め。
- 1時間で順位ごとにポイントを決めて、それを3セット。合計スコアで競う。スイカを作ると追加ポイント。優秀者にはお肉贈呈。
- ルール解説動画も参照。ハッシュタグ #第1回スイカゲーム杯 。
- NIJISANJI RAINBOW SUIKA TOURNAMENT
- 2023/11/29~30 朝8:00~開催。主催はにじさんじENのDoppio Dropscythe さん(Twitter)
- 1日目は4人づつの10分ハイスコア勝負。2日目は1vs1で先にスイカを作るスピード勝負。
- 参加メンバーは42人。
- 告知動画、告知ツイートも参照。ハッシュタグ #NIJISuika2023 。
- スイカゲーム pick-up cup
- 2023/12/05 21:00~開催。主催は pick-up さん(Twitter)
- 1試合30分セット。30分の中で最高得点を競う。
- 景品はAmazonギフト5000円分。
他プラットフォーム(Aladdin版)
このゲームのオリジナルは、恐らく2021/04/14に配信された家庭用プロジェクター(popIn Aladdin)内のゲームと思われる。popIn Aladdin版はパズルモードと、現金相当のポイント機能がある。
明確な公開時期は不明だが、同時期にAndroidアプリ版も存在してた。2023/09時点ではアプリは非公開になっている。
Nintendo Switch版は 2021/12/09発売。popIn Aladdin版と比べてフィールドが若干狭くなるなどの変更が入り、スコアの数字は伸びにくくなったが、その結果スイカに到達する事が難しくなり、ゲームの最終目標としての立ち位置が生まれた。
家庭用プロジェクターの事業者の流れ
情報を調べると、「popin株式会社」と「Aladdin X社」の2つの会社が出てくる。それらの関係は以下の通り。
- 2021/04/14 popin株式会社から家庭用プロジェクター「popIn Aladdin」シリーズ組み込みのアプリとしてリリース。
- 2022/08/15 「popIn Aladdin」シリーズがAladdin X社に事業譲渡。
家庭用プロジェクター版のスイカゲームはpopin株式会社とAladdin X社が関わっている。2023年現在現在はAladdin X社が主導を握っていると読み取れるが、詳細は不明。Nintendo Switch版の発売元はpopin株式会社表記のままになっていたが、2023/10/04付近に任天堂のソフト詳細ページのメーカーがAladdin Xに切り替わっている(2023/10/04時点ではpopIn表記、2023/10/06時点でAladdin X表記)。
Switch版のヒットでAladdin X社のTwitterアカウントが反応、イベントを行っている。TVなどの広報対応もAladdin X社が行っている。他にも(Switch版の)ゲームを移植制作した株式会社エスカドラのTwitterアカウントも反応している。
popin株式会社はSNSアカウントが無いという事もあるが、全く反応していないので2023年現在は完全にノータッチのようだ。
元ネタ
ゲームメディアAUTOMATONの記事、noteの記事によると、2021年1月に中国の米兜科技というソーシャルゲームのマーケティング企業が公開した合成大西瓜(2023/11/22リンク切れ)というwebゲームが直接の元ネタの模様。マージ系ゲームはThrees!や2048など以前からあるが、フルーツがモチーフで最終的にスイカを目指すというシステムやその他途中の果物が重複しているので直接的な影響はあるだろう。
popInやAladdinX社は公式に合成大西瓜との関係について言及していない。合成大西瓜の明確なリリース日は不明だが紹介記事が2021/01/29に書かれているのでそれ以前。スイカゲームはプロジェクター版が2021/04/14なので、最短で3ヶ月程度の間隔しか無い事になる。
2021/02に書かれた記事によると、合成大西瓜はK-POP界隈やジャニーズ界隈で最初のブームがあった模様。恐らく第三者によるソースコードが公開されているので、推しのアイドルの画像を使ったクローンが複数存在する。
合成大西瓜とスイカゲーム(プロジェクター版)の違い
大前提として合成大西瓜とスイカゲーム(プロジェクター版)は公式の繋がりは無いので、画像などは全て異なる。
果物の種類がプロジェクター版は
サクランボ<イチゴ<ブドウ<デコポン<柿<リンゴ<梨<桃<パイナップル<メロン<スイカ。
合成大西瓜は
ブドウ<サクランボ<オレンジ<レモン<キウイ<トマト<桃<パイナップル<ココナッツ<スイカ。
合成大西瓜ではスイカを2つ繋げると大スイカになり、プレイヤーを祝福するファンファーレが鳴る。ゲーム的には大スイカがクリアの証の様だ。それ以降もプレイを続ける事は可能で、大スイカは繋げても変化は無い。
スイカゲーム(プロジェクター版)はスイカが最大果物で、スイカを作っても特に演出は無い。2つ繋げても何も起きない。
これらのバージョンではスイカを消す事が出来ないので、必ずゲームオーバーになる。
スイカゲーム(Switch版)の違い
Switch版は移植開発を株式会社エスカドラが行った。サイトによると言語はunity。
プロジェクター版の公式な移植なのでフルーツの種類や画像リソースは同じ。
フルーツが成長する時の挙動に決定的な違いがある。
合成大西瓜やプロジェクター版では成長する時に片方は消えて もう片方が大きくなる挙動になる。合成大西瓜をプレイすると分かりやすいが、合体というか フルーツがもう片方のフルーツに「吸い込まれる」様な表現になっている。プロジェクター版は吸い込まれる演出は無いが、成長の瞬間をコマ送りで見ると合成大西瓜と同様の挙動をしている事が確認出来る。
Switch版はフルーツが成長する時 2つのフルーツの中間に新しいフルーツが新しく生まれる。Switch版が他プラットフォームに比べて弾けやすいのはこれが関係しているかもしれない。実際、合成大西瓜やプロジェクター版のプレイ動画ではフルーツが上に弾ける事はほぼ発生していない。
また、Switch版はスイカを2つ繋げると消滅する仕様になっている。これにより、理論上は無限にプレイする事が可能になった。
フィールドのサイズもプロジェクター版と比べて少し狭い。プロジェクター版はスイカを横に2つそのまま並べられるがSwitch版はそのまま2つ並べる幅は無い。
結果として、プロジェクター版と比べるとフルーツが弾けて不意のゲームオーバーが発生しやすくなったのと、スイカを2つ繋げると消えるようになって理論上はエンドレスゲームとなる絶妙なバランス調整になった。
パロディゲーム
元の仕様自体がシンプルな事もあり、いくつかのファンメイドのパロディゲームが作られている。デッドコピーではないゲームを以下に記載する。
- 惑星ゲーム(サイト)
- 2023/09/19に公開。作者は「toksawastika」さん(SNSや公開ツイート不明)。他のゲームより早い9月に公開。テンポはゆっくりめ。
- イコカゲーム(Steam)
- ニコ生ゲーム版(無料版)は2023/09/24に公開(ツイート)。Steam版(有料版)は2023/11/09に公開(ツイート)。作者は「岩尾」さん(ニコニコユーザーページ)。オブジェクトが数字なのが特徴。Suicaゲームに対するICOCAゲームである。ニコ生ゲーム故に「ニコカゲーム」と言い間違えられることも。
- おかねゲーム(サイト)
- 2023/10/07に公開(ツイート)。作者はVTuber「旅ノ木かなえ」さん(「連縁project」などで知られるフリーゲーム制作者「JynX」さん)。落下物は日本の硬貨&紙幣だが、ゲームの便宜上か千円以上の紙幣も「その紙幣のデザインのコイン」で表現されている。パソコン向けで、操作は矢印キーで移動、Spaceキーで落下。オリジナルモードとは別に、NEXT(次以後の落下物)が4つ先まで見ることができる「アレンジ」モードがある。スコアランキングあり。
- Suika Combination(サイト)
- 2023/10/08に公開(ツイート)。作者は「Ferdy's Lab」さん。東方Projectの二次創作ゲーム。スコアランキングあり。webブラウザでプレイ出来るが、Windows、Macのネイティブでプレイする事が推奨されている。
- ホロのスイカ(サイト)
- 2023/10/13に公開(ツイート)。作者は「ぽんず@TKGames ゲーム制作」さん。Vtuberグループホロライブのキャラクターになっている。UIが縦長でスマホに最適化されている。ドラッグ状態で指を上にスワイプするとキャンセルが出来る。
- おっぱいゲーム(サイト)
- 2023/10/13に公開(ツイート)。作者は「ねむけ」「Lバッファ」さんの連名。スイカゲームと比較して、落下物がバウンドしやすい。フィールドが溢れた場合に即ゲームオーバーではなく3カウントが入る。1プレイ中に3回まで、フィールドを"揺らす"事が出来る。スコアは無効になるが、物理演算の値を変更できるスライダーがある。同サイト内に18禁バージョンがある。
- ソ連ゲーム(サイト)
- 2023/10/15に公開(ツイート)。作者は「たアケイク」さん。ソ連の構成国を合体させてソビエト連邦完成を目指すのだが、ソ連合わせて16国もある上形状も一つ一つが国の形をしていて複雑なため難易度が高い。しかしソ連を完成させたときは、国歌が流れて完成を祝福するため難易度と合わせて感動はひとしお。バージョンアップでフィールドが溢れた場合に即ゲームオーバーではなく3秒待つようになった。スコアランキングあり。
- 北海道ゲーム(Steam)
- 2023/10/31に公開。最終的に北海道を作る事を目標とする。進化順は東京→愛知→奈良→千葉→滋賀→佐賀→栃木→広島→岐阜→岩手→北海道。ラーメンズのコント日本語学校を連想させる連鎖ボイス実装。オブジェクトの形は都道府県のそれ。値段は235円。
- クジラゲーム(Steam)
- 2023/11/09に公開。オブジェクトが海の動物になり、最終的にクジラを作る事を目標とする。ネットでの二人対戦が実装されているのが特徴。対戦ルールはおじゃまアイテムが降ってくる形式?定価240円。
関連動画
関連リンク
関連項目
- 37
- 0pt