はい! あたしが陽炎型駆逐艦五番艦「早潮」!
浦賀生まれ! 提督! よろしくね!
ねぇ、提督ってば! 聞いてる?
早潮とは、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん」に登場する艦娘の一人である。
早波とか早霜とかではない。(彼女らは後輩に当たる夕雲型姉妹の一員である。実装時のイベントでは早波・早霜もドロップしたため誤解体にご注意を…絵師もCVも出身船渠も異なる。)
いいよ?(概要の説明を)やったげようか?
早潮は、2022年5月28日未明(公式には27日深夜開始予定)より開始された春イベント「激闘!R方面作戦」の第3海域(前段最終海域)突破報酬艦として追加された大日本帝国海軍陽炎型駆逐艦五番艦「早潮」をモチーフとする駆逐艦娘である。第3海域開放が前段作戦実装翌日の28日夕方~夜のオンラインメンテ時なので、実装日も5月28日である。ちょうど6年前の春イベント「開設!基地航空隊」最終海域における攻略上の外れマスでのドロップ艦として実装された「親潮」の僚艦で、第二水雷戦隊・第十五駆逐隊の一員である。他、第15駆には初期からの実装艦「黒潮」及び第18駆からの編入艦「陽炎」が所属していた。
「親潮」実装から6年間追加実装のなかった陽炎型姉妹の、待ちに待った追加実装艦である。冬月実装を待ちわびていた涼月よりも長い時間待たされ続けてきた[1]。「親潮」はともかく(とは言え6年待ち)「黒潮」は15駆の繋がりで言えばサービス開始以降ずっと親潮以外の開戦時僚艦が未実装だった(何と9年待ち!)。この間、実装済み僚艦(陽炎・黒潮・親潮)全員の改二が実装を完了したのを始め、17駆の乙改・丁改の実装や建造可能な姉妹の改二が完了している。こうした中での「早潮」実装であり、陽炎型姉妹愛好家の喜びは想像に難くない。後述の通り改二も実装イベ直後に実装されたが、一部では「改二実装が早すぎるのではない。艦娘実装が遅すぎただけだ」という意見も。ごもっとも・・・。
一方の「夏潮」については、「みたいな!」#2のインタビュー記事にて「甲型駆逐艦・陽炎型の残されたピースを丁寧に埋めていきます」とのコメントも有ったため、少なくとも10周年までには実装される…といいなぁ…(結局10周年到達までに実装は叶わなかった…)
運営から早潮の存在が示唆されたのは2022年の早潮の史実の進水日である4月19日[2]。続いて5月1日、次期作戦海域が明示され、「ある陽炎型駆逐艦が没したR方面作戦」とのキーワードが示された。これらから、「早潮」の実装を予想する流れが決定的となった。2022年6月発売の「みたいな!」#2では担当絵師コニシ氏からのコメントに「…新艦娘「早潮」の改二は現在制作中ですので楽しみにしていただければと思います。」とのコメントが寄せられ、後述の通り2022年7月13日のイベント終了と同時に改二が実装された。
既存艦娘の声で一番近いのはIntrepidか、或いは第七駆逐隊の方か、あるいは最近艦娘担当声優に加わった榎吉麻弥さん[3]か。色々な憶測が飛び交っていたが、2022年8月18日発売の雑誌上で古川未央那さんが担当であると公表された。同期実装の倉橋共々艦これへの参加は初となる。浦賀船渠で建造された陽炎型姉妹は彼女の実装で全艦が揃った。
改装レベルは陽炎型姉妹で2番めに高いLv37[4]が必要[5]。「改」で艦隊司令部施設系[6]、大発動艇系が搭載可能となる。艦隊司令部施設系が搭載できるのは、時報にもあるように僅か数日間ではあるが当時の旗艦五十鈴より二水戦旗艦を預かった史実に基づくものである。「改」で大発動艇を搭載できる駆逐艦娘としては機能追加を含めれば実装順に「三日月」「有明」「梅」「玉波」に次いで5人目。両方を装備可能な「改」の艦娘は早潮が初となる。
制服は黒潮・親潮と共通でコニシ艦(早潮曰く「初期陽炎型」)共通の白手袋や細い紺リボンを胸元にしているのも15駆で共通。艤装は艦首と次発装填装置を省略した親潮改二に似ているが、右手に12.7cm連装砲C型、左手に25mm連装機銃を握っている。(ちょうど同じ陽炎型姉妹ではあるが絵師違いの浦風ら17駆と同じ手持ち装備[7]。)9年前の初期実装の黒潮と異なり追加艦親潮同様スパッツ非着用。第1小隊で共通だったヘアピンは艦隊編入時及び「改」の時点ではないが、改二になるとヘアピンを装備するようになる。また、胸部装甲はうらが組前期陽炎型姉妹と同じく残念なことに[8]…。(浜風・萩風・秋雲は…)また、陽炎改二や親潮と異なり改までのダメージグラでは胸部装甲付近の衣類は破けないので下着の色は判らなかった。夏潮実装を待つ必要があるが、15駆で一番のロングヘアである。目元に泣き黒子が見られる(大規模改修確認画面による目元の拡大図でなければ判別できないが)。そう言えば秋雲も泣き黒子があったような気が…
続く2022年夏イベで実装された夏雲共々再取得の機会に恵まれていなかった早潮だったが、2024年夏イベント後段作戦【新MO作戦】最終海域の第3ゲージボス・第4ゲージボスでのドロップ報告があった。が、同ポイントは中途ボスマスのため邂逅には低確率に加えガシャンとの戦いに打ち克つ必要がある。ついでに同第4ボスマスの手前では闇早潮こと外南洋駆逐棲姫も再登場を果たしている。
はい! 浦賀生まれの陽炎型駆逐艦5番艦改装早潮! 今日も元気!
ねえ、提督ってば! 聞いてる?(改二)
私と会えて本当は嬉しいでしょ?
実装イベント「激闘!R方面作戦」と「血戦!異聞坊ノ岬沖海戦」が終了した2022年7月13日、「みたいな!#2」にて紹介されていた早潮改二が早速実装された。日本の駆逐艦で艦娘実装から改二実装までの期間最短記録保持者であった江風→江風改二(256日。8ヶ月12日)を大幅に更新する46日(=2022年春・梅雨イベ期間)後の実装である。改装にはLv75、改装設計図、開発資材20が必要。(ようやくイベントをクリアした状態の提督もいる訳で、要求レベルまで彼女を育てられていない提督のほうが多いのではなかろうか。一方でイベント終了時点でLv99やケッコンカッコカリでLv175まで育てぬいた歴戦のうらが組推しor陽炎型推しor駆逐艦推し(?)提督もネット上にはちらほら…)改二のダメージグラでベストは完全に脱落し、シャツ・スカートも僅かながら下着が覗くようになる。覗いている部分から下着を類推すると紺色の縁取りでベージュ系のお揃いと思われる。ベストが脱げたことで胸部装甲はそこそこ主張してくるようになるがそれでも親潮姉ぇには勝てず…スポブラ繋がりの夕雲型岸波あたりと並ぶ程度かと思われる。(なお、風雲よりは大きい模よえ風雲さん魚雷握りしめてうぁなにするやめ…)
性能として特筆すべきは、改二になり従来の(「改」時点で装備可能となる)司令部系、大発に加え特型内火艇、中型バルジも新たに装備可能となった。現状の陽炎型姉妹で対地攻撃装備(大発系統・内火艇・WG42・迫撃砲)を全て搭載可能なのは早潮改二のみである。ステータスは雪風改二を除く他の陽炎型姉妹改二とほぼ同等、装備シナジーによる補正は他の姉妹同様であり、装備可能な種類が豊富な彼女は火力特化の陽炎型姉妹では珍しい、駆逐艦に出来る殆どの事を高い次元でこなせる万能型と云える。
なお、C型改二・C型改三(今回実装)、四連装魚雷後期型等へのフィット補正を除いた素の能力値では同じ特殊装備を装備可能となる「霞改二」(改装Lvも同じ)と比べると耐久+2、火力+2、雷装-5、対空-9、装甲±0、対潜-3、回避-3、運-22/-27。ほぼ「霞改二」同等の活用が見込める(夜戦時の魚雷CI発動率を除く)。
早潮改→改二でのパラメータ強化値は耐久+1、火力+19、雷装+8、対空+13、装甲+3、対潜±0、回避+2、運+3/+7。
どーしよっかなー? ねぇどーすんの?(性格等)
「おまきれ」キャンセル(17時時報) |
親潮とは正反対にノリが軽い。語彙がアップデートされた「漣」(「辛み」「わかりみ」などの語尾や「おつおつー」など)や「秋霜」・「巻波」に類する感情の振れ幅が特徴。親潮に対しては「我が姉ながら」と畏怖の念(というか、「お嫁さんにするには親潮姉のように何でもできる子のほうがいいよね…?」と放置時に言ってくるところを見ると、料理からきしな自分を引け目に思っているようだ)を感じている。親潮たちが朝の訓練に出ていくのを見届け、「まだ夏潮も居ないしぃ…私たちはゆっくりでよくない?」などと言っていたりする。17時の時報では、ボイス集動画でお馴染みの夕日ネタを潰しに来る(参考:右静画)。
元々提督との距離感が近く、間宮に連れて行ってくれる提督が好き(それだけじゃないけど)と言ってくるが、改二になり彼女を旗艦として再ログインすると「私と会えて本当は嬉しいでしょ?」とまで言ってくるようになる。かなり提督Love勢ですねこれは…。
ここ最近は秘書艦業務に長けている新規艦娘が多かったが、早潮は料理はからきし駄目(時報のない不知火はともかく妹時津風も料理はからきし駄目っぽい。浜風は磯風に料理を教えるくらいのスキルはあるし、萩風は健康料理オタクなだけあって料理は得意。初霜や涼波・岸波など、料理できる子もいるんだけどな…)。お茶くらいは淹れてくれる。
ツンツンボイスでは接近してくる提督に過剰な(?)反応を示す(参考:左静画)
朝食・昼食は親潮からの差し入れ、夕飯は提督に間宮行きをおねだりする。他、早潮現役時の二水戦旗艦神通や神通から臨時旗艦を継いだ五十鈴[9]が登場する。最期のセリフでは史実で後を託した白露に言及する[10]
期間限定ボイスは2023年2月現在、秋刀魚漁とクリスマス、年末大掃除、年始、節分、バレンタイン、ホワイトデーに実装されている。案の定大掃除は親潮と不知火の活躍を確認しつつサボり…。クリスマスの親潮は提督にべったり(親潮クリスマスボイスでは甲斐甲斐しく提督に料理を取り分けている)な様子をよそに七面鳥に舌鼓をうち、瑞鶴航空隊の空襲を受ける羽目となっている。この年実装されたクリスマスボイスでは更に多くの艦娘が瑞鶴航空隊の被害を受けているが…瑞鶴さん、見境いなさすぎでは?
年明けの初詣でのおみくじは小吉。出たくじに対して舌打ちをする始末で。節分では15駆の鬼役が神通と聞いて「いやーないない、無理っしょ、誰決めたの?馬鹿でしょ!?」と全否定で臨んでいる。バレンタインでは姉たち(陽炎・不知火・黒潮・親潮)に負けじとチョコを提督に渡そうとしている。この際彼女ら姉4人を(史実では同じ浦賀船渠で建造されたことしか接点がない姉不知火を含めて)「○○姉」と呼んでいることが判明した。ホワイトデーの「お返し」について半分諦めぎみだったが貰えて「提督マメっ!」と相当喜んでいた。梅雨ボイスでは(史実で梅雨入り前に戦没したためか気落ちしている)親潮を「食事のためにも励まそう」(意訳)…。
第二水雷戦隊、15駆早潮抜錨します!ついてきて!
1938年6月30日に浦賀船渠で起工[11]、1939年4月19日に進水[12]、1940年[13]8月31日に就役(「夏潮」(藤永田造船所にて建造。陽炎型姉妹最後の未実装艦)と同日。)。艦名は早い潮流を意味する。就役後は「親潮」「夏潮」とともに第十五駆逐隊に所属した。そして、「黒潮」が同年11月になってから予定通り第十六駆逐隊から編入されて四隻編成となり、第二艦隊第二水雷戦隊、通称「華の二水戦」に所属となった。
1941年に太平洋戦争が開戦し早潮戦没直前までの戦歴は、「親潮(艦これ)」記事が詳しいので当該記事に譲り、本稿では早潮戦没間際の戦史について抄出する。
1942年11月、第八艦隊(外南洋部隊)司令部を置く鳥海が損傷のため涼風を護衛に付けてラバウルからカビエンを経由しトラック諸島に向かったため、早潮は二水戦各艦と分離し、涼風の代艦としてブナ増援部隊支援隊に編入した。18日夜、ブナ増援輸送に従事中の海風がB-17の攻撃で航行不能となり、朝潮の曳航でラバウルに撤退。早潮は今度は海風の代艦としてR方面防備部隊に加えられラバウルに移動。
11月23日、東部ニューギニア方面護衛隊は「第十八戦隊(龍田欠=天龍)、第八駆逐隊(満潮欠=朝潮、大潮、荒潮)、第十駆逐隊(秋雲欠=夕雲、巻雲、風雲)、春雨、白露、電、磯波、早潮」の編成となった。春雨(第二駆逐隊司令=輸送隊司令官)、白露、電、磯波、早潮の5隻は夜陰に紛れラバウルからパプアニューギニアのラエに海軍陸戦隊を載せ向かった。24日午後7時頃、ラエ東方フォン湾でB-17 7機の攻撃を受け、早潮は至近弾により浸水、左舷機械が使用不能となり、敵機接触下での部隊揚陸は無理と判断した2駆司令は部隊の反転を命じた。更なる攻撃を執拗に受け早潮は直撃弾を受け航行不能となり、僚艦の白露の処分雷撃により沈没した。戦死者約50名。陽炎型駆逐艦としては2番めの戦没艦となった[14]。
二水戦15駆は早潮を喪った3隻編成で解隊まで戦い続ける。早速翌週のルンガ沖夜戦に臨み[15]、その後もソロモン海での鼠輸送に従事[16]、43年5月に輸送中に機雷により陽炎・黒潮・親潮が揃って沈没し全艦が喪失し解隊となっている。
金田中佐(艦長)は早潮戦没時僚艦により救助され、秋月型駆逐艦「新月」艦長に就任するが、43年7月のクラ湾夜戦にてヘレナと刺し違え戦没、その際金田艦長も三水戦司令部共々戦死している。
戦後の海上自衛隊においては、他の"x潮"シリーズの例に漏れず、"早潮"の名前も潜水艦に命名されることになる。1962年に就役したSS-521「はやしお」(はやしお型潜水艦、2隻建造)とSS-585→TSS-3606「はやしお」(はるしお型潜水艦3番艦、8隻建造)である。
初代「はやしお」(はやしお型潜水艦)は1977年に引退。2代「はやしお」は涙滴型船型の国産潜水艦の最終型で8隻が建造。同型艦には15駆僚艦の名を継ぐ「なつしお」(2番艦)、8駆の艦名を継ぐ「あらしお」(4番艦)、「あさしお」(8番艦)が存在した。いずれも一部が練習潜水艦(「あさしお」は技術開発のための改造を受ける)になりつつ、「はやしお」は2011年に、最後に除籍された「あさしお」は2017年にそれぞれ引退した。
あちゃー、ヤバっ関連動画だ。みんな、気をつけて。
関連静画?いいかも、よきよき!
関連立体?辛み……いやいや、元気!
まあ関連項目見とく? おっけ、待ってて。
- 艦隊これくしょん〜艦これ〜
- 第二水雷戦隊 / 第二水雷戦隊(艦これ)
- 第十五駆逐隊
- 激闘!R方面作戦(前段作戦)
- 血戦!異聞坊ノ岬沖海戦(後段作戦)
陽炎型駆逐艦(陽炎型姉妹) |
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1.陽炎 - 2.不知火 - 3.黒潮 - 4.親潮 - 5.早潮 - 6.夏潮 - 7.初風 - 8.雪風 - 9.天津風 - 10.時津風 - 11.浦風 - 12.磯風 - 13.浜風 - 14.谷風 - 15.野分 - 16.嵐 - 17.萩風 - 18.舞風 - 19.秋雲 |
脚注
- *10年間僚艦の実装を待ち望んでいるのは菊月(夕月)、叢雲(東雲・白雲)もいることをお忘れなく…
- *「良いきゅうりの日」なるワードから、担当絵師を暗示しているという指摘も見られていた。
- *Scampのボイスからは想像できないが、氏の公式サイト上のサンプルボイス#2は言われてみると確かに早潮みがする…。
- *実装順で同じ立ち位置(残1)の睦月型「水無月」はLv20、朝潮型「峯雲」はLv38、初春型「有明」はLv48で「改」に改装。
- *最も高いのは14年夏イベで実装された「磯風」(Lv45)。「早潮」のLv37に次いで高いのは「親潮・浦風・野分・嵐・萩風」のLv35。Lv30が「時津風・浜風・谷風・秋雲」。初期標準のLv20改装が「陽炎・不知火・黒潮・初風・雪風・天津風・舞風」。
- *秋月型姉妹を除けば、駆逐艦娘で艦隊司令部系を搭載できるのは「早潮」が初。他の駆逐艦娘で搭載可能な艦は改二(初霜・白露・村雨・海風・山風改二丁・霞改二・不知火・丹陽・雪風・夕雲・長波・高波・Fletcher(改mod2,mk2))に限られる。
- *厳密に言えば磯風の左手連装機銃は2つ組み合わせた形になっている。小松真奈艦隊の17駆3人は共通。
- *陽炎型駆逐艦の後半の艦では計画速力を達成できなかった艦が若干あり、これが改良型である夕雲型駆逐艦への設計変更に繋がったという史実があるにはある。浦賀船渠出身艦娘に限ればこの法則が胸部装甲の豊かさとして表現されているのかもしれない。
- *下記史実では触れていないが、第3次ソロモン海戦第1夜戦において二水戦旗艦を五十鈴から早潮が引き継いでいる。が、直後史実紹介のとおり11月16日に二水戦部隊から分離されたため司令部は早潮から降りショートランド泊地に残留。今度は長波に座乗しルンガ沖夜戦、照月に座乗し…。
- *白露型姉妹に後を託して逝く陽炎型姉妹は「嵐」(時雨に後を託す)に次いで2人目。
- *2日前の1937年6月28日「不知火」進水。
- *1939年2月20日「時津風」起工、5月23日「萩風」起工、11月10日「時津風」進水、11月20日「浜風」起工、12月20日「不知火」竣工。第18駆逐隊に編入。
- *6月18日「萩風」進水、7月2日「秋雲」起工。11月25日「浜風」進水、12月15日「時津風」竣工。
- *陽炎型最後の未実装艦で15駆僚艦「夏潮」は42年2月ダバオ攻略作戦中米潜水艦の雷撃により損傷、黒潮による曳航中に浸水が拡大して戦没。姉妹最初の喪失艦となっている。
- *早潮のまる2年後に竣工し第二水雷戦隊の僚艦として活躍していた「高波」がこの戦いで戦没した。
- *第二水雷戦隊から第10戦隊に籍を移した第16駆逐隊「時津風」(早潮の次に浦賀船渠で竣工した妹)が早潮とほぼ同海域のダンピール海峡にて43年3月4日に戦没した。
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