876プロ放課後怪奇くらぶプレイシリーズとは、876プロの3人+1人(愛、絵理、涼+夢子)がPCを務める放課後怪奇くらぶのキャンペーンの動画である。
概要
876プロのアイドルたちに765プロのアイドルと交流を持ってもらうためという名目で、876プロ側はプレイヤー、765プロ側は持ち回りでGMとしてTRPGセッションをするという動画である。ルールはクトゥルフ神話TRPGの類似システムである放課後怪奇くらぶを用いている。
本シリーズの特徴として、上記したように、各セッションごとにGMが変わっている。そのため、セッションごとにシナリオの雰囲気やマスタリングにGMのらしさが反映されていることがあげられる。また、バックでアイドルマスターDSのストーリーが進行していることも特徴といえるだろう。そのため、セッションの前後にDSのストーリーに関係ある話が挿入されたり、キャンペーンが進むごとにキャラクター同士の関係などが変わっていく。また逆に、このキャンペーンがDSのストーリーに影響を与えることもある。Scenario Makingの部を設けたり、セッション中もGMの心理描写を入れるなど、PLだけでなくGM側の描写にも力を入れている。このシリーズはGM持ち回りのキャンペーンということで伏線が次のGMによく丸投げされているが、そのぶん投げっぷりや、伏線がいかに回収されるかも見所である。
各動画の最後には、サイネリアなどによるミニコーナーがあり、1-0での「Data Section」ではPCのデータについての説明、1-1~4-4後編での「Rule Section」では放課後怪奇くらぶの細かいルールの説明、5-0~の「とことん!RPGが好き!」ではゲームマスター的な解説をしている。このコーナーから番外編動画が作られることもある。
キャラクター
メインPC
ここではメインのプレイヤーキャラクターとなる876プロの3人+1人の4話開始時でのデータを掲載する。これは、1~3話でのデータに矛盾点があり、4話以降は4話のデータをもとにしているためである(したがって一部成長済みであり、また、Vi、Da、Voを除いて初期値でないものを載せているが、それが初期値+成長によるものもあることに注意。Vi、Da、Voについては追加ルール、設定の項を参照。)。ただし、設定は3話時点で設定したものである(各PCの紹介の第一段落が3話で設定したものにあたる)。なお、全員本名プレイである。また、全員1年生である。
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この項目には、ネタバレが含まれますが、ネタバレ部分は白字になっています。 ネタバレを見たくない人はこの項目を選択しない様にしてください。 |
水谷絵理 帰宅部
学校には気が向いた時に行く普通の高校生。勉強はきちんとしている。オカルトとかの知識はネットで調べた。
本編ではコンピュータ&オカルト担当として働くことが多い。オカルトの技能値が非常に高いのでいろいろな呪文を覚え、さらにそれらはコンピュータ絡みであることも多い。オカルト担当ゆえ、怪しい魔導書などを率先して調べなくてはならず、SAN値は低め。ダイス目は基本的によく、思いもよらないところで成功したり(難易度「不可能」のコンピュータなど)、01を出したり、失敗すべきところで的確に失敗したりしている。要所要所で作戦を立案し、事件を解決に導くこともある。ネット依存症のようで、アンテナが立たないと精神が不安定になる。
| 能力値(含二次) | STR/7 CON/7 SIZ/13 DEX/14 APP/15 EDU/14 INT/14 POW/13 HP/7 MP/13 SAN/65 Db/-1D4 |
| 技能 | オカルト/95 隠れる/40 聞き耳/26 コンピュータ/100 電器修理/40 電子工学/90 図書館/35 目星/41 Vi/32 Da/32 Vo/30 |
日高愛 空手部
日高流空手をたった1人継いだ母親と2人暮らしをしている。涼とは昔一緒に河原でジョギングとかして腕を競い合った仲で、今でも友達。
本編では基本的に戦闘担当である。パンチ100、キック75、武道75、ダメージボーナス+1D4(1話時点)の攻撃力は伊達でなく、不良位ならば3人くらいまとめてぶっ飛ばすことができる。一方、怪異などに対する警戒心は薄く、怪異などに対しても突撃を行おうとし、それを涼などに止められるか、さもなくばピンチを招くこともある。基本的に脳筋だが、時々鋭いことも言う。また、後半になるにつれて色々考えるようになってきているようだ。
| 能力値(含二次) | STR/14 CON/17 SIZ/8 DEX/12 APP/14 EDU/10 INT/12 POW/14 HP/13 MP/14 SAN/70 Db/+1D4 |
| 技能 | ジャンプ/55 登攀/50 目星/39 パンチ/100 キック/79 武道/75 頭突き/40 Vi/28 Da/32 Vo/44 |
秋月涼 新聞部
昔から体を鍛えていたが、親戚でスクープをモノにした記者がいて、憧れて高校からは新聞部に入っている。両親は海外にいて1人でアパートに住んでいる。本が相当好き。
本編では、律子の影響で一人だけTRPG、特にクトゥルフ神話TRPG経験者であることもあり、司令塔的な役割を果たしている。また、GMの心理を読んだりメタ読みをしたりして、シナリオがスムーズに進むように気配りもする。技能は目星や図書館など調査系のものが高く、調査で活躍する一方、武道およびダメージボーナスもある程度あるので、愛とともに戦闘もこなす。反面、ダイスの出目は悪く、成功確率が高いはずの判定で数多く失敗したり、目星などの高さも相まってSAN値がよく減っている。4話の最後でNPC化。以降「魔女」涼として暗躍していたが、7話でPCとして復帰した。
| 能力値(含二次) | STR/13 CON/14 SIZ/15 DEX/13 APP/16 EDU/14 INT/17 POW/11 HP/15 MP/11 SAN/55 Db/+1D4 |
| 技能 | 言いくるめ/75 応急手当/60 オカルト/11 聞き耳/65 心理学/55 図書館/85 目星/79 パンチ/59 武道/64 Vi/32 Da/26 Vo/28 |
桜井夢子 物理部 (3話から登場)
オカルトを全然信じていない物理部の1年生。家は普通の家。他のPC3人とは特別何か関わりがあったわけではないが、オカルトとかで騒ぎ出したら否定して問い詰めるつもりである。
本編では、涼が開かずの部室のことを新聞にした時、それを問い詰めるということで他のPC3人とつながりができた。また、設定上出会うオカルトを片っ端から否定しようとして科学的な解釈を試みるが、その解釈は実際には超科学的、あるいはSF的でとても科学的とは言えないことが多い。夢子のこのような解釈はこのシリーズの名物になっている。また、ダイズが設定を汲み取ってか、SANチェックでSAN値を減らすことがほとんどなく、鋼のメンタルを持っていると言われる。技能は調査系と科学、技術系をとっていて、涼とともに調査したり、何かを修理したり、薬や宝石などを鑑定したりして活躍することが多い。
| 能力値(含二次) | STR/11 CON/9 SIZ/12 DEX/5 APP/13 EDU/15 INT/16 POW/16 HP/11 MP/16 SAN/80 Db/±0 |
| 技能 | 化学/60 機械修理/70 コンピュータ/9 地学/70 電器修理/70 図書館/80 物理学/60 目星/77 薬学/65 回避/28 Vi/28 Da/12 Vo/20 |
ゲストPC
ここでは、1、2話だけ登場したゲストPCのデータについて記述する。メインPC同様、特に記述がないときは本名プレイである。
尾崎玲子 先生
第5話に別の外せない用事で絵理が参加できず、その代打として登場。メインPCたちが通う学校の養護教諭で、メインPCと何度か顔を合わせたことがあるが、名前を覚えているほどではない。ステータスは以下のとおり。
| 能力値(含二次) | STR/11 CON/11 SIZ/13 DEX/10 APP/11 EDU/17 INT/14 POW/14 HP/12 MP/14 SAN/70 Db/±0 |
| 技能 | 医学/71 回避/40 化学/66 ジャンプ/55 生物学/61 説得/65 図書館/75 他の言語(英語)/61 目星/60 薬学/71 |
萩原雪歩 合唱部
ゲストPCとしては6話で登場(NPCとしては2話から登場している。詳しくはNPCの項を参照(ネタバレ注意))。2年生でメインPCたちにとっては先輩に当たる。愛や絵理とよく話していて、お芝居や歌の得意な先輩で、演劇のレッスンでよく一緒になっている。ボランティアでミュージカルのようなものをやっている。また、図書委員でもある。ステータスは以下のとおり。
| 能力値(含二次) | STR/7 CON/11 SIZ/10 DEX/10 APP/18 EDU/16 INT/12 POW/11 HP/9 MP/11 SAN/55 Db/±0 |
| 技能 | 言いくるめ/25 オカルト/41 泳ぐ/30 隠れる/50 聞き耳/35 経理/25 考古学/31 写真術/40 錠前/41 生物学/46 追跡/40 案内/35 目星/45 歴史/55 Vi/51 Vo/67 Da/50 |
まこ(PL:菊地真) 文芸部
第7話、第10話で登場。文芸部に所属していて今月のおすすめポエムを部で書いている女の子。PCたちとは何度かあったことがある。真はセッションで「バリバリにひ弱で可愛い、見るだけで守ってあげたくなるような、女の子」を演じようとしており、SAN値の減るロールプレイを見せてくれる。まこのステータスは以下のとおり。
| 能力値(含二次) | STR/5 CON/11 SIZ/13 DEX/9 APP/12 EDU/13 INT/18 POW/14 HP/12 MP/14 SAN/70 Db/±0 |
| 技能 | オカルト/65 回避/42 聞き耳/65 考古学/73 図書館/75 歴史/64 Vi/38 Vo/44 Da/36 |
サイネリア 留学生
第11話で登場。時間の関係でプレロールドキャラクターを10回成長判定したキャラクターである。ステータスは以下のとおり。
| 能力値(含二次) | STR/9 CON/13 SIZ/11 DEX/12 APP/15 EDU/13 INT/13 POW/14 HP/12 MP/14 SAN/70 Db/±0 |
| 技能 | 回避/69 芸術(剣道)/50 竹刀/71 忍び歩き/60 心理学/60 図書館/50 歴史/60 英語/70 日本語/50 目星/68 Vi/42 Da/33 Vo/39 |
NPC
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この項目には、ネタバレが含まれます。全て黒字で記述しているので、ネタバレを見たくない人はこの項目ごと飛ばしてください。(→次の項目:追加ルール、設定) |
八環常智先生
1話から登場し、6,9,11話を除き全話に登場している(6話にも名前だけは出てきた)。愛の担任であり、図書館資料室を管理していて、演劇部の顧問でもある35歳の男性の先生である。3話で苗字が八環であることがわかり、10話で本名が八環常智であることがわかった。PCたちは許可や手続きなどをこの先生に求めることが多い一方、この先生を通して事件を知ることも多く、また、事件の解決を依頼されることもある。10年前から学校にいて、10年前のことをある程度知っている。30年前に、先生の父親(八環常世)とともに7話の舞台に墓参りに行ったのだが、そこで父親が行方不明になり、自身も異空間に飛ばされた。その後、とある女性に助けられたが、その時「30年後に、貴方は再びここに来ます。貴方にとって大切な人をまもるために」と言われ、それ以来、父親が残した記録や民俗学、オカルトめいた諸々を調べ、その日から30年後、つまり10話のときに備えてきた。その後10話で魔女に攻撃を受け、10話終了時点で入院している。ステータスは以下のとおり。
| 能力値(含二次) | STR/14 CON/12 SIZ/11 DEX/10 APP/10 EDU/16 INT/16 POW/17 HP/12 MP/17 SAN/50 Db/±0 |
| 技能 | 応急手当/55 オカルト/60 化学/35 聞き耳/60 考古学/50 自動車運転/55 信用/70 生物学/40 説得/65 追跡/60 図書館/85 目星/85 歴史/75 芸術(民俗学)/85 芸術(教育学)/60 芸術(都市伝説)/70 クトゥルフ神話/23 |
音無小鳥
「現実と異界の狭間にある空間」(夢の世界)の管理人代行。1話から登場しているが、名前が決まったのは3話である。1話のほか、2,3,7,11話に登場し、8話では現実世界において同名のキャラが登場している。また、他の話でも名前だけがでてくることもある。夢の世界へは開かずの部室を開けたものが呼ばれ、また夢の世界に行きたいと思いながら寝ると行く事ができ、PCたちはそこで音無小鳥から手助けを受けていた。現実のほうの音無小鳥は、10年前にいろいろな事件に関わっていた、クトゥルフ神話TRPGで言うところの「探索者」であり、彼女の残した手がかり、あるいは行動の結果はPCたちを度々助けてきた。彼女は、近く人類が滅亡することを知り、それを回避するための代償として記憶を失っていたが、8話でPCたちの活躍により、10年ぶりに記憶を取り戻すことができた。夢の世界の音無小鳥と現実の音無小鳥のつながりは今のところ不明だが、つながりがあるのは確かなようである。
萩原雪歩
2話から登場し、NPCとしては他に5話、7話、12話に登場している(ゲストPCとしては6話にも登場している。詳しくはゲストPCの項参照)。初登場は2話のときで、不良に絡まれている名前も決まっていない(名前を聞かれてとっさの返事で雪歩と名前が決まった)女子生徒だった。しかし、話が進むにつれてどんどん後付で重要性が増し、天狗の子孫であり、また、雪歩が死んだり乗っ取られたりすると隕石が地表を打ち砕き、世界が滅亡することが明らかになった。
松木
3話から登場し、ほか4,5,7話に登場している。愛のクラスメートの地味で目立たない男子生徒である。3話では被害者としての登場だったが、4話で愛と涼の仲に嫉妬して涼に呪詛をかけ、5話で呪詛返しをされ女性化し、さらに「魅了」の魔法をかけられ「魔女」涼に付き従う存在となっていた。また、7話で新聞部に所属していることがわかる。7話で「魔女」涼が倒され、涼がPCに復帰してからしばらくはどうなったのかは不明であったが、11話で再登場した。その時はもう人間ではなく、松木が抱えていた妄執を核にして無数の異世界から集まった怨霊の集合体と化していた。ゲームの世界の歪みを用いて、女性化した涼と恋愛フラグを建てた上で、同様に男性化した愛または絵理の体をのっとって現実世界に戻ることを狙っていたが、PC、NPCたちの活躍により異世界に吸い込まれていった。その後、小鳥に封じられたようだ。
Colonia
3話から登場し、ほか4,6,9,11話に登場している。狭間ひかり(NPC:2話と9話に登場している女子中学生で、名前が判明したのは9話)の脳をコンピュータ上に再現した存在であり、ネットにつながっている場所に偏在している。9話時点で、都市伝説的な存在になっていたが、11話時点ではそれはだんだんと忘れられている。10年前、事故にあって意識不明になった幼少の狭間ひかりを父親が"M"の力を借りてコンピュータ上に再現しようとしたが、それは音無小鳥に壊され消えてしまった。Coloniaも狭間ひかりのコピーであるようだが、出生は不明。3話では狭間ひかりの復讐の手伝いをしていたが、4話以降ではだんだんとPCになついてくる。11話では絵理のピンチを救うため、松木の力の源である歪みを遮断するために、異なる世界同士のつながりを遮断した。この際、電子で構成されたColoniaがいる世界と現実も遮断されることになり、PCたちと接触することができなくなってしまった。基本的に彼女はとんでもなく物知りな子供であり、ツンデレでもある。名前は9話で絵理がつけた。イメージはサイネリア。
魔女
4話からの登場し、それ以降の話全てで何らかの形で登場している、このキャンペーンの黒幕的存在である。ただし、2、3話にも「あのお方」のような形で言及はされていた。ガウン4大魔女を名乗っていて、それぞれのイメージは貴音、美希、あずさ、律子である。また、涼も一時期魔女化していた。嘘は付けないみたいだが、本当のことも言わず、時に人をそそのかし、疑心暗鬼を誘導し、世界を破滅に導こうとしている。その正体は鬼、妖精などと呼ばれている異界に住む普通は存在しない存在のうち、敵意、憎悪、怨念、そういった感情を持っているものである。11話時点で貴音、美希、あずさをイメージとする魔女はPCたちの手により開放され、無害な存在、あるいは味方になっている。
また、魔女の女王という、現在は封印されている親玉的存在もいる。その正体は瑠璃という少女で、江戸時代、セイラムから魔女狩りを逃れてきた魔女(ここでは魔法が使えるもの)の子供である。当初は人間たちとうまくやっていたがやがて関係は悪化。それでも人間たちを信じていたが、人柱として埋められるにいたり、何も信じないようになり、この世界以外の不幸をこの世界に注ぎこむに至った。
瑠璃には姉がいて、彼女は瑠璃とは違い、当初から異なるものが交われば不幸が起こると信じていて、人間たちを信じていなかった。そのためあやかしを封じて回っているようで、魔女たちも敵だと思っている。強大な力を持っていて、また、魔女たちを滅ぼすために火山を噴火しようとしたり、邪魔するものを爆破したりと力技で解決しようとする。8話で封印が解かれ、雪歩に取り憑いたが、再び封印することに成功した。その後、10話や11話で、再びこの世界に出て来る危機はあったが、すんでのところで回避されている。彼女は天狗として伝承に残されていて、PCたちにも天狗と呼ばれている。瑠璃及び天狗のイメージは雪歩である。
我那覇響
8話から登場し、ほか11、12話にも登場している。また11話では、ゲームの世界の住人として生き神様のヒビキも登場している。顧問の黒井とともに、非公式の部活である「オカルト研究会」に所属していて、たいていオカルト研究会の部室に一人でいる。七不思議がいる場所に何か存在を感じ取ったり、日記にかかっている呪いがかかっていることを見抜いたりと、本当に霊感があるようである。また、タロットでの占いも得意であり、その占いがシナリオギミックとして使われることもある。ステータスは以下のとおり。
| 能力値(含二次) | STR/8 CON/14 SIZ/9 DEX/3 APP/11 EDU/17 INT/13 POW/17 HP/12 MP/17 SAN/85 Db/±0 |
| 技能 | 生物学/65 歴史/50 オカルト/89 図書館/55 目星/80 芸術(タロット占い)/89 他の言語(ラテン語)/50 他の言語(英語)/60 特殊能力/霊感 |
追加ルール、設定
基本ルールは放課後怪奇くらぶのルールであるが、このキャンペーンでは、途中で色々なルールや設定を付け足している。それを解説する。
- 3話
- 4話
- 5話
- 8話
- 9話
セッション
ここでは各セクションのGM、SMと時系列、序盤のあらすじ、その他備考を掲載する。
1話 GM:音無小鳥
季節は春、PCたちを含む1年生がようやく学校に慣れてくる頃。愛、絵理、涼の3人は掃除中、他の生徒が開けることができなかった開かずの空き部室に入ることができた。その夜、目が覚めると3人揃って開かずの部室らしき場所にいることに気づく。どうやら昔の学校のようだが……
2話 GM:菊地真
前回から数えて初めての休日、いっしょに昼食を取ろうとしていた愛と涼はガラの悪い生徒に絡まれている女子生徒を発見する。雪歩と名乗ったその女子生徒は、図書館の保管庫で見知らぬ女の子を見てから変な夢を見たり男の人につけまわされるようになったという。絵理も合流し、調べてみることになった。
3話 GM:サイネリア SM:音無小鳥
前回の2週間後、涼は登校途中にマッチを持った男子が倒れるのを目撃する。夢子を含む4人が合流し、倒れた男子(松木)のことを調査してみると、松木は友人にあるサイトにアクセスするよう頼んでいたことがわかる。そのサイトに接続してみることにするが……
4話 GM:秋月律子
前回から2週間くらいあとのある日、4人は部室で昼食を食べていたが、食べ終わってしばらくすると、涼が女体化していることに気づく。さらに、八環先生や愛が涼が男であることを忘れてしまい、また涼のカバンも女の子のものになってしまった。これに危機感を覚え、部室で見つけたノートに書かれていた方法を用い、魔女の館に殴り込みをかけるのだった。
3話とは逆にシナリオを細部まで作り込んでいる。また、セッションの大目標は「恐怖を知れ」で、前3話に比べて(これの後のセッションと比べても)難易度が苛烈になっている。なお、クトゥルフ向けのシナリオをアレンジして使ったようだ。
5話 GM:四条貴音 SM:秋月涼
夏休みが始まって一週間ほどたったあるとき、学校帰りの愛と夢子の二人が通学路にある公園で尾崎と出会う。3人は探索の後男子生徒に追われている雪歩と出会い、彼女を助ける。ついで涼と出会い、涼が魔女になったことを知る。その時雪歩から強い光が発せられ……
6話 GM:秋月涼
夏休みもそろそろ終わりという頃、声楽部との合同合宿に誘われ、新聞部の合宿に行く涼以外の演劇部の3人は途中で待ち合わせしていた雪歩と合流し、合宿所への電車に乗り込む。暇つぶしにしていたしりとりの言葉がつき、ふと周りを見渡すと乗客が消えたことに気づく。その後、出てきた魔女の召喚したものを退けようと魔法を使うと、気がついた時には見知らぬ世界にいた。
随所にパラノイアを思わせる設定がある。
7話 GM:萩原雪歩 SM:秋月涼
声楽部との合同合宿の最後の日の朝、演劇部の宿泊している部屋のドアをまこが叩いていた。まこが言うには、演劇部の合宿場所から歩いて1時間ほどで合宿していた新聞部の部員たちがいなくなったので、八環先生が呼んでいるとのこと。新聞部の合宿場所に行き、調査を開始するが……
1話~7話までが第1部、これ以降が第2部である。
8話 GM:如月千早
季節は秋、文化祭で何をやろうかという話があちこちで始まっていた。前回から部室が開かなくなったので演劇部の面々は図書室の資料室の一角を間借りして文化祭の相談を行なっていたが、あるとき、特別教室棟の補強工事による揺れで上から10年前の文化祭について書かれた学級新聞の束が落ちてくる。これは1話の調査の時に新聞部の部室から消えていたものであり、4人はその新聞に関することを調査し始める。
9話 GM:サイネリア
文化祭まで残るところあとわずか、掛け持ち部員の夢子は物理部の先輩に、保健室で寝ている物理部の男子(山崎)に伝言を頼まれる。伝言を伝えに行くと、山崎はゲームの中に消えてしまった。演劇部部室でその話を聞いた涼と愛は新聞部に調査に行くと、そこでは3話で怪異を召喚して入院していた少女(狭間ひかり)が待っていた。彼女が言うにはネット上の少女がPCたちを呼んでいるらしい。PCたちはネット上の少女から話を聞き、ゲームの中に入っていった。
10話 GM:三浦あずさ
前回までの情報を踏まえ、魔女や天狗について調べるため、PCたちは7話の舞台である電車で2時間ほどかかる場所に向かった。今までの情報をまとめつつ、図書館で文献調査をしていると、天狗などについて詳しく書かれていた2冊の本の著者が「八環常世」であることに気づく。八環先生がなにか知っているかもと考え、携帯で聞いてみようと携帯の電波が届いているところに行こうとするのだが……。
夢子が抜け、真がゲストPCとして参加。真のPCは7話と同じである。
11話 GM:日高舞
前回から約1ヶ月後、演劇部の面々+留学生のサイネリアは、「眠ったまま起きてこない、この学園の生徒が増えている」という噂を耳にする。3話の時の事件と似ていることや、Coloniaが消えたこと、眠ったままになっている生徒の一人が愛の知り合い(春香)であることなどもあり、この噂を詳しく調査することにする。まずは春香のクラスに行くことにするが……。
前回に引き続き夢子は参加せず、サイネリアがゲストPCとして参加。
12話 GM:秋月律子 SM:我那覇響
八環先生がくれた資料を読み、入院中の先生にいくつか質問をした演劇部の面々は、さらなる調査をするために、八環先生の貸し倉庫に行って調査をすることにする。調査が一段落した頃、雪歩から電話があり、愛を演劇部の部室に呼ぶ。貸し倉庫の調査の結果、学校で調査をすべきと判断していた演劇部一行は、全員で雪歩の元へ行く。そこで、雪歩が予知夢を見ていること、予知夢により戦争の勃発が予知されていることを知る。
今回から夢子が復活。また、響がSMとして、雪歩がゲストとして、NPC役で参加している。
SideStory
伏線を増やしたり回収したりしない、キャンペーンと直接関わらないセッションである。長さも短めで、前後編で終わるようになっている。
キャンペーン本編の遊び方が一般的な「放課後怪奇くらぶ」の遊び方ではない、伏線が膨大にあるせいで初心者がGMをすると事故必須である、などの理由により、まだGMをやっていないGM初心者の765プロのアイドルは外伝のGMをやることになった。
本編のシナリオと時間的に連続していないが、能力値やSAN値は前回のシナリオ終了時のものを技能成長、SAN回復させたものを用いる。
春 GM:天海春香
季節は春、あちこちで桜が咲き始めている。学校で写生大会をすることになり、先生のおすすめの場所である「丸山」に行くことになった。丸山にいる人に聞いたおすすめの場所にいくと桜が咲いていないところを見つける。学校に帰ってから、桜が咲いていない原因を調べるが、よくわからなかった。そして一日が終わり、眠ると、桜色の光をまとった何かが、少しずつ後ろに押されながらも一生懸命に、どす黒い、腐りきった水のような何かを押さえつけながら、助けを求めているという夢を見る。
セッションは11話の後に行われている。夢子は11話に引き続き参加していない。
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