544
241 ジェノサイドガン_余談
2010/08/21(土) 21:41:48 ID: CvmaT72wBU
ところで、
技術的にはユニークな発想から先鋭的な技術を誇るロシアや、莫大な資金力とそれに支えられたトライ&エラーによる技術蓄積を持つアメリカが不可能だった、レーザーライフルのリロードを可能とした日本支部陸戦隊の光学兵装部隊オメガチームの存在――
もっと言えば、リロードの為のエネルギー供給源はどこか、という疑問である。
戦災者が世界的に億単位で発生したフォーリナー大戦において、元々資源に乏しく輸入もままならない日本が、大規模施設によるエネルギーチャージが必要なレーザーライフルをどうやって連射可能にしたのか?
マザーシップやキャリアー・ガンシップに「重力制御装置」が、サイズの差こそあれど共通で搭載されているのならば、そのエネルギーの形式もまた共通ではないのか?
ちょうど人類社会で、発電所から供給されるものも、バッテリーから供給されるものも、同じ電子の流れ――「電力」であるように。
小型のガンシップにも『小箱』が搭載されていた、もしくは『小箱』のエネルギーを蓄積するバッテリーのようなものが搭載されていたのならば――
マザーシップと同等の制圧力と部隊の搭載能力(転送能力?)を有する四足のエネルギー源は一体何か――
フォーリナーを含む全世界の予測を裏切って、襲来するフォーリナー軍を悉く返り討ちにし、大戦終結まで生き残った日本支部が獲得した『サンプル』の数はいかほどか――
極々限定された特殊部隊のみとはいえ、日本支部のみがレーザーライフルのリロードを実現したのは何故か――
オメガチームがレーザーライフルに押し込んでいた『マガジン』は一体なんなのか――?
242 ジェノサイドガン_あとがき
2010/08/21(土) 21:43:58 ID: CvmaT72wBU
Easy特典の零式がどのタイミングになるかは不明だったのであえて考慮せず、代わりにALレーザー銃の登場タイミングを考えるとこうなるかなと……(雷鳴から噴出・回転木馬ときて、魔獣の群れで初登場)
結構前から「ジェノサイドガンの弾は空気」という考えがあったんですが、ここに来て理由付けができたという感じです。
巨大砲台の構造解説の段は、おかしかったり勝手に断定するのは良くないと判断されましたら、解析の結果を応用して~という感じにでもぼかしちゃってください。
「余談」は書き終えてから誤字や文章的におかしな所はないかをチェックしていた時に、ふっと思い浮かんだことを羅列してみました。
……我ながら、黒いなぁw
243 トウフウドン ◆CUSj3wKrCc
2010/08/22(日) 21:28:03 ID: MpcQNSMukf
>>237
縛りプレイ動画のストーム1が個人的イメージですw
攻略のために見ましたが、どれも上手過ぎて参考にならないという……
>>238
おおお……悪魔の箱ネタを考察してもらえるとはw
他の投稿者の方もですが、ネタ設定をうまく盛り込んでいただけて恐縮です
ジェノサイドガンの投稿を承りました
244 トウフウドン ◆CUSj3wKrCc
2010/08/22(日) 22:06:51 ID: MpcQNSMukf
>皆様へ
現在、掲載待ちの投稿記事は以下の9件です。
MG14、MG14J、AF17、アシッドガン、P78バウンドガン、AF16、AF19、ファイブカードXA、ジェノサイドガン
掲載はレス番号順となります。しばらくお待ちくださいー
245 誤字報告
2010/08/25(水) 13:16:34 ID: CvmaT72wBU
ミサイル概要
射程距離弾や速といった~
→射程距離や弾速といった~
AF18X
MFF50のように強烈な反動が~
→M“M”F50
ファイブカードXB
ファイブガードという名は~
→ファイブ“カ”ード
ストリンガーJ2
ファイブガードやライサンダーの雛型~
→ファイブカード(↑と同じ)
スプラッシュグレネードα
具体的は、開けた地形において~
→具体的“に”は(?)
MG29SJ
外郭にバウンド素材を用いた~
→外殻(?)
246 スタンピードM1
2010/08/25(水) 13:29:07 ID: CvmaT72wBU
従来の人類同士の戦闘では、付随被害や制圧後の施設・土地の再利用や対費用効果といった実質的な問題や、戦争条約などの思想的な問題から、アイデアや技術的には可能でありながら
「複数のグレネードをショットガンのように拡散発射する」携行武装が実戦配備されることは無く、試作品や特殊な目的に用いる場合以外で使用されることはまずなかった。
拡散させる為に小型化した榴弾の殺傷力と効果範囲と、その“戦果”の為に注ぎ込まれる技術力と費用と使用可能な状況を考えれば、爆撃機に爆弾を一つ余計に積んで来て貰う方がよほど現実的であった
(前述したように『拡散榴弾が最も有効な特殊ケース』が存在しないわけではないが)。
しかしガンシップによって制空権を奪い取られた今大戦では空爆支援など望めるはずもなく当然余計な一弾も存在しない、敵は条約の通じる相手ではない、
巨大生物の酸や機動兵器の光学武装によって市街地の建造物の損壊は激しく、リフォームして再利用するより建て直した方が早い、
……といった具合に『使えない理由』の一切が払拭され、地を埋め尽くして波のように襲来する巨大生物の群れに生身で立ち向かうには『単独での絨毯爆撃』が可能な携行型拡散榴弾砲は有効な兵器であるとされた。
至近距離での自爆の危険や乱戦時の誤射による被害を懸念する声もあったが、群れに対する初期制圧に使用を制限することで、当初の反対派も開発と配備に賛同した(なお、初期制圧以外の使用を禁止はry)。
グレネードを多数撒き散らすという特性上、射出角度や発射時にランチャー自体を動かして弾に射出以外のベクトルを与えることで爆撃範囲の調節が可能であり、
地を這う巨大生物に対しては、単にグレネードを強化して有効範囲を広げるよりも多大な被害を与えることが可能であった。
しかし至近距離では拡散前のグレネードが少数の巨大生物にしか当たらずに持ち味である絨毯爆撃が封殺されてしまい、複数のグレネードを射出する為の特殊カートリッジのリロードは熟練者であっても5秒もの時間を要した。
前述の反対意見がなかろうともクロスレンジではとても運用できるものではなく、拡散発射による命中性の高さ(とりあえず敵の方に向けて撃っておけばどっかで当たる)以外には近距離で使用する理由も存在しなかった。
247 スタンピードM1_余談
2010/08/25(水) 13:30:52 ID: CvmaT72wBU
なお、戦時中の最終モデルとなるXM型を携行していたある遊撃隊員が市街地に侵入したINF級ヘクトルに対した際、
ビルや瓦礫を盾に接近し、自分に向けられた発射寸前のビームバルカンの銃口に触れようかという超至近距離でXMを発射、30発全てを叩き込み、評価威力3万の圧倒的火力を以ってヘクトルの細い手足のみを残して撃破した。
また、空中に散布したグレネードの『網』で低空を匍匐飛行するガンシップを一挙に複数機仕留めたという目撃証言もあるが、
これらはむしろショットガンと同じ散弾の対空有効性と至近距離での複数命中による高火力、そして後期グレネードの単発火力に頼った『特殊な状況』での戦果であり、
あくまで「そういう使い方もある」と言うのが正確で、対空戦や接近戦で有効な兵器であると認識するのは危険であることを留意されたい。
248 スプラッシュグレネード(無印)
2010/08/25(水) 13:49:25 ID: CvmaT72wBU
グレネードを拡散発射する有効性は事実上の試作となるスタンピードM1において証明されたが、「より広範囲へ拡散することができればより多くの被害を与えることができる」と考えるのは、さほど的外れな発想とは言い切れないだろう。
問題は、そう思ってしまったのが思い付きをつい口にしてしまう司令官と、『ネジが飛んでいる』と評判の開発班がそれを聞いてしまったことである。
より広範囲へ、という命題を満たす為に外殻をバウンド素材で覆いどこまでも弾むように。
バウンドさせる為には接触信管では意味がない。信管を時限式に。
数日後、急ごしらえともいえる早さで完成した試作品の試射が行われた。
銃口から拡散しながら飛び出した20発のバウンドグレネード弾はあらゆるものを足掛かりに弾み、個人携行装備としては桁違いの範囲に拡散した。
絨毯というよりは虫食い穴と言う方が相応しい20個の爆炎を見て、元凶ともいえる司令官は「そうじゃない、そうじゃないんだ」と呟いたが、
皮肉にも試射を行った隊員が幼い頃にスーパーボールで遊んだ事を思い出して「窪地や穴の底のような地形でなら使えるかもしれない」と言ってしまった事で、制式装備として採用されてしまった。
幸か不幸か、直後に巣穴の存在が明らかとなり、縦穴や下り坂で下方に向けて撃ち込むという、変則的ながら有効な初期制圧兵器としての地位を確立した。
接触式から時限式に変更したことで炸薬量が増加し、また銃身との接触による誤爆を心配する必要がなくなったことでスタンピード型の接触センサー保護用の仕切りを簡略化することができ、その分僅かではあれど弾体が大型化。
試射に用いた型から実戦配備に向けた細かな改造が行われた結果、原型であるスタンピードM1と比べて単発火力が倍に、爆破範囲も1.5倍強に強化されている。
しかしバウンド素材の無駄な高性能さ(どこまでも跳ねる)が逆に扱い辛く、たとえ下り坂や穴の底に撃ち込んでも、その弾性によって射手の所まで戻ってくるという自爆事故が起こったことで、完成間近だったより制圧力を高めた火力強化型(αナンバー)以降の開発は打ち切られた。
249 スティッキーグレネード試作型
2010/08/25(水) 13:58:06 ID: CvmaT72wBU
スプラッシュグレネードからやや遅れて開発が始められた、「より広範囲へ」という命題に対するもう一つの回答として提案されたのがこの『グレネードの吸着』という発想であった。
攻撃行動に移った巨大生物は目標へ向かってひたすら真っ直ぐに向かってくると思われているが、実際には不意に横に逸れたり短時間止まったりと気まぐれな行動をすることもあった
(それでも全体的には高速で接近してくる事に変わりは無いが)。
また群れを作って『待機』している時も、一定の範囲内で不規則にうろうろと歩き回っている。
それに目をつけ、巨大生物に貼り付けて爆弾を運ばせ、広範囲に散らせようというのがこの兵器のコンセプトである。
いかなる角度で衝突しても張り付くよう外殻を強力な接着剤で覆い、信管を時限式にして運ばせる時間を稼ぐ。
時限式にしたことで威力と範囲の底上げはできたが、銃身と弾体、弾体同士が触れないようにする為の特殊な仕切りはスタンピードのものをほぼそのまま用いざるを得ず、威力はスプラッシュの200に対して150と一歩譲る形となっている。
250 スティッキーグレネード試作型
2010/08/25(水) 13:59:56 ID: CvmaT72wBU
――個人の携行可能な装備には限界がある。
至極当然のことではあるが、巨大生物との戦闘においては尚更それが浮き彫りとなる。
スタンピードの弱点には、接近された際の自爆の危険や持ち味である絨毯爆撃の封殺などがあるが、スティッキーはその点において意外な強みを持っていた。
クロスレンジでの戦闘を余儀なくされた際は、足元の地面や付近の瓦礫に撃ち込んで速やかに爆破範囲から逃れ、追ってきた巨大生物のみを爆発に巻き込むという使用法が可能だったのである。
熟練兵の中には、進行方向に撃ち込んだ吸着榴弾の「地雷原」を駆け抜け、爆破範囲から逃れた瞬間、背中を焼かれるほどのタイミングで起爆させるという荒技を行う者もいた
(新兵がそれを真似して、トラバサミと化した吸着榴弾に捕らえられるという悲惨な事故も起こってしまったが……)。
スタンピードの初期制圧能力と時限信管による退避猶予、爆破範囲と4秒という起爆待機時間が絶妙に噛み合い、地味ながら扱い易く、それでいて熟練者によるテクニカルな用法も可能な、応用性の広い兵器として仕上がっている。
とはいえ巨大生物の10m近い巨躯に対して8mという爆破範囲は有効であるとは言い難く、拡散投射時に必要となる単発威力の底上げは無論のこと、それ以上に有効爆破範囲の拡大を要求する声が前線の兵から寄せられ、以後スティッキーグレネードは爆破範囲を重視して開発が進められていくようになる。
251 スタンピードM2&スティッキーグレネード(無印)
2010/08/25(水) 14:07:25 ID: CvmaT72wBU
先に完成を間近に控え、そして中止されたスプラッシュグレネード(後にαナンバーを与えられる)と平行して、威力と爆破範囲の底上げを目指し開発の続行されたこの二つの拡散榴弾砲のコンセプトは、両者の中間に近付きつつも道が分かれていく。
スティッキーは運ばれた榴弾が有効に他の巨大生物を巻き込むよう爆破範囲を拡大し、
スタンピードは爆破範囲を抑えて(それでもM1よりは広い)近接戦時の自爆の危険性を減らし、範囲の拡大は榴弾の増加で補うという方法をとった。
しかし開発途中のデータを交換し合ったとはいえ、単発火力評価がスプラッシュαは1000という数字を叩き出したのに対し、400と大幅に落ちた火力は進化した巨大生物を駆逐するには足りず、より強大な破壊力を要求された結果、両者は更に道を違えていった。
吸着によるグレネードの運搬という用法が想定より効果が薄かったことから、スティッキーグレネードは吸着という特性に特化させて発射数を単発にして弾体を大型化することで高火力化を目指し、
スタンピードは本来の特性である拡散榴弾砲としての性能を突き詰めて、より強力なグレネードを、より広範囲に、より多くブチ撒ける方向へと進むこととなる。
同時期に解析が進みつつあったフォーリナーテクノロジーの応用による、高性能の爆薬や少量でも強力な粘着力を持つ接着剤を開発・使用したことで、
評価火力5000という高威力と20mの爆破半径を持ちながら従来モデルの半分の3秒という短時間でリロード可能(単発化によるカートリッジの簡素化が理由としては大きい)なスティッキーグレネードαや、
火力1000のグレネードを30個も同時発射する、最早どちらが地球を壊しに掛かっているか判らない程の携行型広範囲制圧兵器スタンピードXM等を配備することとなる。
両者の活躍はそれぞれの解説に譲るが、現在の彼ら?だけを見て、元が同じコンセプトの兵器であったと解る者は相当に勘がいい。
解ったが、勘は良くない方だし現在求職中だというあなた。EDF兵器研究開発局に履歴書を送ることをお勧めする。
大丈夫、あなたならきっとやっていける。
252 トウフウドン ◆CUSj3wKrCc
2010/08/25(水) 23:18:45 ID: MpcQNSMukf
>>245
おお!ありがとうございます。
EDF3を購入して3年余り……ずっとファイブ“ガ”ードと呼んでました;
>>246-251
ご投稿を承りました
現在、掲載待ちの投稿記事は以下の14件です。
MG14、MG14J、AF17、アシッドガン、P78バウンドガン、AF16、AF19、ファイブカードXA、ジェノサイドガン、スタンピードM1、スプラッシュグレネード(無印)、スティッキーグレネード試作型、スタンピードM2、スティッキーグレネード(無印)
今しばらくお待ちください
253 ななしのよっしん
2010/08/26(木) 02:38:03 ID: SMsjB9Y8Mm
縛りプレイでも馬糞以外一切見かけないUMシリーズ
普通にプレイしても馬糞以外一切使わないUMシリーズ
グレネードランチャーUM1
グレネードランチャーのEDF採用トライアルは行われなかった。
なぜなら、採用トライアルが行われるはずだったその日はフォーリナーの襲来してきた日でもあったためである。
世界規模の混乱のため、採用トライアルは急遽中止。
EDF陸戦部隊はグレネードランチャーや迫撃砲の兵装を持たないまま戦いへ駆り出されることになった。
兵士達から不満が紛糾してくると、EDFはグレネードランチャーの採用トライアルを再び行うことを決定した。
グレネードランチャーのEDF採用トライアルは行われなかった。
なぜなら、採用トライアルが行われるはずだったその日はガンシップが出現した日でもあったためである。
ガンシップの攻撃により、採用トライアルの準備中、会館が崩壊し関係者の多くが死亡したため急遽中止。
なし崩し的にEDFが独自にグレネードランチャーを開発することになった。
しかし世界各地で行われた迫撃砲を用いた巨大生物掃討作戦が失敗に終わったことで、グレネードランチャーに対する期待は少なく、予算があまり確保できなかかった。
さらに前述のトライアルへの空襲によりEDFのグレネードランチャー開発の担当者が複数人死亡したため、開発は大きく難航した。
開発は人員不足のため手榴弾開発チームと共同で行われたが、グレネードランチャー開発のノウハウの無い彼女等との共同作業により開発はさらなる混迷を極めていくことになってしまった。
結果、開発されたグレネードランチャーの性能は……イマイチと評せざるを得なかった。
発射された榴弾は風に敏感であらぬ方向に飛んでいってしまい、初速の遅さから飛距離もでない有様であった。
ただ装填方式を単純な構造にしリロードのスキが大幅に低下。弾丸も破砕範囲こそ従来に劣るものの小型で持ち運びがしやすいため、一部の隊員には愛用されたようである。
しかし全ての隊員がそうだったわけではなく、多くの隊員はその国ごとに採用されている従来のグレネードランチャーを密に使用していた。
以降の戦いも人工筋の開発により手榴弾そのものを遠く投げられるようになり、グレネードランチャーの地位は低下。
スタンピードが開発されるまでグレネードランチャー開発チーム及びUMシリーズは冷遇されることとなってしまった。
254 トウフウドン ◆CUSj3wKrCc
2010/08/28(土) 01:11:02 ID: MpcQNSMukf
>>253
ご投稿を承りましたー
各武器の概要ではゲーム映像を見てネタを考えましたが、グレランだけは見覚えのない形で困りました。てっきりリボルバータイプのランチャーだと思ってたので。
現在、掲載待ちの投稿記事は以下の14件です。
MG14J、AF17、アシッドガン、P78バウンドガン、AF16、AF19、ファイブカードXA、ジェノサイドガン、スタンピードM1、スプラッシュグレネード(無印)、スティッキーグレネード試作型、スタンピードM2、スティッキーグレネード(無印)、グレネードランチャーUM1
255 ななしのよっしん
2010/08/29(日) 05:32:14 ID: CvmaT72wBU
グレネードランチャーのアイコンは、現在のドイツ製HK69が一番近い形状ではないかと。
ただHK69は単発式で、UM系は全て(重要)4発以上の連発式なんですよね。
2では連発式ランチャーだとリボルバー型になるので、アイコンやモデリングが変化しないだけで3でもリボルバー式ランチャーなのかもしれません。
仮にそうだとすると、UMAX以外のUM系ランチャーが3秒以下の高速リロードであるのに対しUMAXのみが倍以上の6秒なのは、
現在のリボルバー拳銃のスピードローダーのように装填数をまとめた状態でパッケージされていて、ライフルと同等のリロード時間を実現しているけど、
UMAXだけは実験段階のものを戦場に『放り出した』ということもあってパッケージされておらず、レンコン弾倉に一発一発押し込む必要があったのかもしれません。
それなら単発式があってもよさそうなもんですが、EDF製の単発式ランチャーは拡散榴弾の特殊カートリッジ専用のものしかなく、新たに単発式を開発する時間も余力もなく、結果単発式UMランチャーは配備されずじまい。
しかしEDF製ランチャーの無い(配備が間に合わなかった・弾だけを何らかの手段で手に入れた)レジスタンスや各国軍等では同口径のランチャーで代用していて、
これが意外にも使い勝手が良く、非公式ながらそれら国軍兵の『遺品』となった単発式ランチャーで巨大生物の群れを掃討したEDF兵の記録なんかもあるかもしれませんね。
256 ななしのよっしん
2010/08/29(日) 20:05:36 ID: o0PpVnrRyH
>>241
司令官「フォーリナーのレーザー兵器みたいなのがほしいなぁ」
研究員「光学兵器は出力の維持が難しい。各国が取り組んでいるが…」
司令官「そうだ! ガンシップのバッテリーを使ったらレーザー撃てないか?」
研究員「あのなぁ…。………ふむ」
こういうことですねわかります。
ライサンダー
フォーリナーが放った戦力の中でも最も恐ろしい兵器の一つに数えられる四足要塞は、世界各地で猛威をふるっていた。
それの破壊に成功したEDF日本支部。当然彼らの戦闘記録は戦略情報部にて分析され、四足要塞攻略戦術が構築された。
攻撃部隊が壊滅に近い被害を被った原因も調査され、主な理由としては四足下部の砲台の稼働を許したことにあると推測された。
それらの点を踏まえ、「射程外からの狙撃で砲台を破壊、それに同調して足元に潜伏した攻撃隊がハッチに集中砲火を仕掛ける」という
戦術が最も効果的であると戦略情報部は進言(この戦術は情報部の認識の甘さに不安感を持つ陸戦隊の予想に反して一定以上の効果を上げ、後期にはフォーリナー側も四足の護衛としてヘクトルを付随させるという対抗策をとったが、ゴリアスランチャーやライサンダー、アサルトライフルのSTモデルといった瞬間火力の大きい装備で身を固めた陸戦兵とセントリーガンの前ではさしたる役には立たなかった。
一方で、「戦力が文字通り枯渇した大戦末期までに四足要塞をすべて破壊できていなかったら、今こうして兵器図鑑を眺めているのは我々人類ではなくあの醜い昆虫どもだっただろう」と言われている。攻撃部隊の人数を揃えられる余力のあるうちに有効な戦術が確立できたのは僥倖だった)。
それを受けた上層部は、フォースフィールドの隙間を縫って遠距離から砲台を破壊できる狙撃銃の開発を指示した。
257 ななしのよっしん
2010/08/29(日) 20:06:50 ID: o0PpVnrRyH
面白くないのが兵器開発局である。
ストリンガー狙撃銃など対四足要塞用兵器の開発が頓挫する一方で、歩兵部隊のマンパワーで四足が倒されてしまい、
あまつさえ「予算の無駄だし、もう対四足兵器は無理みたいだからいいよ」と言われ意固地になってしまったため開発は混迷を極めた(実際に言ったのかは通達者が総司令部と共に消失したため不明だが、少なくとも研究員らは通達をそう受けとったようである。
なお、四足の破壊に初めて成功した支部の司令官が開発の頓挫を自慢たらたらに揶揄したのを研究員が挑戦と受け取ったからだと言う噂もあるが、当人は否定している)。
258 ななしのよっしん
2010/08/29(日) 20:07:58 ID: o0PpVnrRyH
「今度こそ完璧な性能を誇る銃を作ってやるよ」
と有り余る熱意と探究心があまり宜しくない方向に暴走し、躍起になった研究員は、MMFシリーズとは根底から異なる新規の狙撃銃を設計。
精度と火力を極限まで高めるために、幾度となく錯誤と再計算、調整を繰り返し、研究員が身銭を削ってまで惜しみなく予算をつぎ込み、銃身のマイクロ単位での寸法からグリップを止める小さなネジに至るまで『完璧』を求め続けた。
そうして完成したのが、外見こそMMF狙撃銃に似ているが(設計思想が根底から異なる銃の外見に似せるのは構造から考えれば足枷にしかならないが、それを承知でこなしたのは研究員らのポリシー…いや、執念である)、
ボルトアクション式で、中身はもはや精密機械の域に達している狙撃銃『ライサンダー』である。
電子制御装置などは使われておらず、それでいてMMF狙撃銃とは比較にならない精度で、ロケットランチャーの直撃に匹敵する測定値の威力を見せながらも、ほとんど反動を感じさせず、重量は子どもでも扱えそうなほど軽かった。
銃本体も、射手に合わせてストックやグリップを調節可能で、利き腕を問わない構造になっている。
試射のために召集された狙撃手に、
「これでマトを外すようならそいつには銃ではなく掃除用具でも持たせた方がいい」
とまで言わしめた。
完成品のテストを見た上層部の人たちはその出来栄えの素晴らしさに驚愕し、その直後渡されたやけにブ厚いカタログに目を通しもう一度驚愕した。
なんだ、これは。
259 ななしのよっしん
2010/08/29(日) 20:09:00 ID: o0PpVnrRyH
凄まじい数の部品が精巧複雑に絡み合った機関部。
それに伴う整備の手順と必要な特注の工具の数。
およそ7割が手作りの部品。
射手の手の型を取ったオーダーメイドのグリップなどの『オプション』を抜きにしてなお、桁が4つほど間違っているのではと疑いたくなる製造コスト。
上層部の人らは研究員を問い詰めようとカタログから目を離し、しかし研究員の満面の笑みと、その眼の奥にある言葉では決して表現できないナニカを感じ取った彼らに出来たのは、ひたすら目を逸らし思い浮かぶ限りの賞賛と感謝の言葉を絞り出すことだけだった。
戦場を生き延びて培ったカンに触れるものを感じた陸戦隊所属のスナイパーは早々に逃げ出し、目を合わせようとしない上層部のお偉方からOKを貰い研究員が立ち去った後、身動きのできなかった上層部の面々は頭を抱えた。
何でこんなことになってしまったんだ、と。
なお、ライサンダーの名前の由来は、北米の研究所と日本の支部の共同開発(日本は精密部品の技術と、四足との戦闘経験や各国の陸戦隊員と比較してもトップクラスの戦果を誇る遊撃隊所属のスナイパーの意見と言った『情報』を提供した)の折りに、
「フォーリナーに電撃のような一撃を喰らわせる」という意味を込めて、『雷』を意味する日米の単語を組み合わせたものである。
…とされているが、一部では「EDFの守護神に由来するものだ」「開発メンバーの家族の断末魔の叫びが研究員の想いをこめてつけられたらしい」といった意味不明の噂が今なお囁かれている。
260 ななしのよっしん
2010/08/29(日) 22:31:42 ID: 9+l4C/indb
礼賛の初登場がノーマル28地底進攻P4だからその説明だと少し遅い気がします。
自分としては礼賛はヘクトル対策として狙撃銃の強化を進めてる時にできたMMF41-B3が対ガンシップだと使いづらくて「ヘクトルを攻撃するのに十分な威力を持ちつつガンシップを効率よく撃破できる狙撃銃」を目指して開発されたものだと思うのですが。
261 ななしのよっしん
2010/08/29(日) 22:50:04 ID: SMsjB9Y8Mm
トウフウドン氏へ
グレランUM1なんだが、内容の変更要請。
>>初速の遅さから飛距離もでない有様であった。
これ無かったことにしてくださいー。使ってみたら意外と飛んだわ。
代わりに「スティングレイシリーズが優秀すぎたため……」とかの理由にしてください。
262 トウフウドン ◆CUSj3wKrCc
2010/08/30(月) 19:45:24 ID: MpcQNSMukf
>>256のご投稿、承りましたー
現在、掲載待ちの投稿記事は以下の14件です。
AF17、アシッドガン、P78バウンドガン、AF16、AF19、ファイブカードXA、ジェノサイドガン、スタンピードM1、スプラッシュグレネード(無印)、スティッキーグレネード試作型、スタンピードM2、スティッキーグレネード(無印)、グレネードランチャーUM1、ライサンダー
263 トウフウドン ◆CUSj3wKrCc
2010/08/30(月) 19:52:37 ID: MpcQNSMukf
>>255
おー! 確かにHK69が構造的に一番近いですね!
一段落したらですが、グレネードの概要に加筆する際に参考にさせていただきます。
>>261
>使ってみたら意外と飛んだわ。
あるあるあるwwwですw
考察のために意識して使ってみると、普段のイメージと違って意外なことってありますね。
変更了解しましたー
264 トウフウドン ◆CUSj3wKrCc
2010/08/30(月) 20:11:28 ID: MpcQNSMukf
>ライサンダー
MMF41-B3のようなバースト機能を用いずとも標準型のMMFスナライよりも高火力で、一撃必殺型のストリンガーに匹敵する威力を有しながら汎用性も兼ね備えている「ハイパフォーマンス・モデル」という感じでしょうか。
クルマに例えれば、走行性と居住性を両立した高性能さが漂わせる機能美と、量産性を無視して緻密に創り上げた故の工芸品的な美しさで官能をくすぐる高級スポーツセダンみたいな?
265 ななしのよっしん
2010/08/30(月) 20:16:28 ID: o0PpVnrRyH
>>260
それは私も悩んだのですが、ライサンダーシリーズは性能で考えると「耐久力が高い少数の敵」を想定しているんですよ。
各戦線での戦力不足が深刻になる中数で押してくるヘクトル&ガンシップ用としては不適切かな、と。
266 ななしのよっしん
2010/08/30(月) 20:58:19 ID: 9+l4C/indb
>>265
少し考えなおしてみたのですが、礼賛は対四足の決戦兵器として開発されたものという解釈はどうでしょうか。
作戦では足元からゴリアス隊が攻撃することになっていましたが、万が一失敗した際の予備もしくは外周の遊撃隊の支援火器として開発されたものだと考えれば時期的にちょうどいいと思います
267 ななしのよっしん
2010/08/30(月) 21:26:56 ID: o0PpVnrRyH
あともう一つ、これは個人的な見解なのですが。
私はヘクトルを『二足歩行型戦車』と解釈しているのですが、現実世界では
戦車に歩兵が対抗するには火力をあげればいい→銃の口径を大きくしよう→戦車の装甲が厚くなった→これ以上口径を大きくすると人では扱えない→ロケットランチャーの登場
大雑把に言うとこういう流れなのですが、ここに来て「フォーリナーの戦車に対抗するために新型狙撃銃(≒対物ライフル)を作ろう!」と来るのはおかしいだろ、と思ったわけで。しかも一からだし。
ゲーム中ではシステム上、どんな武器でも一定のダメージを与えればヘクトルを倒すことはできるのですが…。
極端な話「動いている車両を破壊しろと言われた時ライフル銃とバズーカではどちらが楽で確実か?」と言う話なのですが、わざわざライフル銃を使わせることを納得させられる理由とか考察とかが思いつきませんでした。
で、それなら対四足用の『ライサンダー』→廉価版の『ライサンダー2』→フォーリナーの技術が組み込まれた『ライサンダーF』→マザーシップとの最終決戦のためのZプラン『ライサンダーZ』というのが一番無理がないかなと思ってこうなりました。
>>264
凡庸かつそれなりの性能ならMMFでしょう。ライサンダーはどちらかと言えば特化型で凡庸性に欠けているかと。ゴリアスシリーズみたいな。
車に例えるなら…無駄に高級な軍用ビーグル? ライサンダーZが芸術品のような超高級車というのは異論はありません。
268 ななしのよっしん
2010/08/30(月) 21:35:12 ID: o0PpVnrRyH
>>266
それだと確かに時期的にはちょうどいいし筋も通るのですが、何で四足の砲台を無視したんだという話になってしまうんです。
だから
四足を遠距離攻撃出来る精度・威力を備えた武器がなかった→主力攻撃隊ほぼ全滅→砲台を安全地帯から攻撃できる武器が必要だ→ライサンダーの投稿記事へ
という流れにしたのですが…。
>>266の解釈だと、
司令部が無能だったか作戦がズサンだったか前線からの生存者やスカウトチームの報告が端から無視されたという嫌な感じの理由づけしかできないですし…。
困った武器だ。
269 ななしのよっしん
2010/08/30(月) 21:57:14 ID: 9+l4C/indb
>>268
四足の下部砲台は過去の作戦で散々見てるのにどうして懲りずに下から行くのか……謎ですね。
ひとつ仮説を立てるとするなら、外周から援護するストームチームにライサンダーを持たせてレンジャーチーム突入にあわせて下部砲台を破壊するはずだったが、連携がうまくいかずにレンジャーチームの突入が少し早くなってしまった、という感じでしょうか。
一応どの難易度でも速攻で砲台を破壊すればレンジャーチームも救出できるようになっているので、ミッション開始直後はまだカバーすることができるかもしれないという段階と考えれば本部があわてて砲台の破壊をストーム1に指示したことも納得出来るような気がしなくもないと思いますが。
270 ななしのよっしん
2010/08/31(火) 15:35:34 ID: CvmaT72wBU
>>269
砲台があろうがなかろうが、足元からしか攻撃が通じそうになかったからでは?
地球の戦車は正面突破を旨とするために正面装甲が最も厚く、次いで側面、背面、上面、下面の順に薄くなっていきます(重量の問題からもこうならざるを得ない)
下は大地という強靭無比な盾に張り付いているから下面装甲は薄くてもさほど問題にはならず、それを突いたのが地面から吹き上がる対戦車地雷であるわけで。
四足の場合、正面はプラズマ砲があり、フォースフィールドまで存在する。
上面を狙うトップアタックは、制空権を奪われた状況ではプロミネンスミサイルくらいしか手段がない。しかも数が揃っていない。
側面、背面も同様。加えてフォースフィールドまである。
背面……ゆっくり歩いているのになんてスピードだ!
残る下面への攻撃を選択。下面にはキャリアーに似たハッチがあり、その内部ならばより大きな損傷を与えられるはずだ。
武器は威力も高く数も揃えられるゴリアスランチャー。奇襲攻撃で撃破してしまえば砲台もさほど脅威とはならない。
だが判明している脅威を取り除いておくことも重要だ。下部に設置された砲台はガトリング式。ピンポイントで機関部を破壊すれば機能停止させられるだろう。
純粋な威力ではゴリアスランチャー一択だが、発射炎目掛けて砲撃を返されてしまう。
ならば狙撃銃だ。それもフォーリニウム製の砲台をも一撃で破壊しうる、高威力・高精度の。
→ライサンダー開発開始→配備・四足破壊作戦→連携失敗(状況>>269)
→ストーム1、砲台を破壊しろ!急げ!
と、考えてみたのですが、いかがでしょう?
地球製の戦車と四足を同じように考えるのは間違っていそうではありますが
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