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ガンダムエアマスター

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ガンダムエアマスターとは、機動新世紀ガンダムXに登場する架空兵器である。
型式番号はGW-9800。劇中でのパイロットはウィッツ・スー。

ガンダムエアマスター

旧地球連邦軍が開発したガンダムタイプMSの1機で、フラッシュシステムを搭載し専用のGビット(GWビット)を操るニュータイプ専用MSでもある。
だが、劇中ではニュータイプではないウィッツ・スーでも搭乗出来るため、フラッシュシステムが使えなくなる以外には、操縦において特に弊害は存在しないようだ。

赤を貴重としたボディカラーが特徴で、ファイターモードと呼ばれる戦闘機形態への変形能力を備えたトランスシステムを持つ。

高機動タイプということで装甲は薄そうなイメージがあるが、ガンダムX世界のガンダムタイプの例に漏れず量産型MSの攻撃くらいでは直撃を喰らっても無傷なくらいの装甲も持つ。

二丁のバスターライフルとバルカン砲、そして少数のショルダーミサイル以外に武器はないというある意味漢のガンマンMSであるが、ウィッツはその機動性(とガンダムの硬さ)を活かし格闘戦でも十分な能力を発揮した。

武装の一覧

  • バスターライフル×2
    両手に装備した専用ビームライフル。本体と同じルナ・チタニウム合金製で軽量化により通常の半分の重量しかない超軽量ライフル。威力は通常のビーム兵器と同等以上だがそれほど違いは無い。連射と速射性能が非常に高くエアマスターの機動性とその連射性能で威力を発揮する。ガンダムWに登場する武器と同名だが前述の通り名前以外は別物である。
    ちなみにガンダムXでは他にもバスターライフルが出てくるが各ガンダムで全く特徴が異なる専用品となっている。(ガンダムXはシールドと一体化、DX用は大型で高威力等)
     
  • ヘッドバルカン
    頭部に装備したバルカン。
  • ノーズバルカン 
    ファイターモードの機種部に搭載されたバルカン。大口径で高威力。MS形態では対空火器として使用できる。
  • ショルダーミサイル
    パトゥーリア戦にて追加装備された両肩に設置する大型多弾頭ミサイル。着弾時に無数の小型弾に拡散し、広範囲に威力を発揮する。
  • GWビット×12
    エアマスター専用のGビット。本体同様に飛行形態への変形能力を持ちバスターライフルを二丁装備している。本体と12機の計13機を1セットとして運用する。原作では過去の大戦で失われており回想のみの登場。

その性能から、機動性を生かしたヒット・アンド・アウェイで攻めていくMSであるのだが、Gビットの無い原作の状態では火力不足がたたることもしばしばであり、後の強化案でもその点は重視された。

火力不足ではあるものの、飛行MSは大戦中に多くが失われたため、エアマスターはその圧倒的な空戦能力自体が最大の武器となる。
しかし物語中盤でエアマスター以上の空戦能力と機動性に特化した変態MAガディールの登場により敗北。機動性のみ追及したコンセプトの変更を余儀なくされ、火力と機動性特化のエアマスターバーストに改修される。

劇中ではウィッツ・スーの愛機として登場。以前所属していたバルチャーのリーダーの形見として譲られたものであるという出自が明かされている。

ガンダムエアマスターバースト

餌マスターとか悪口言う奴は何も喋るな

戦闘で中破したガンダムエアマスターの強化機体。
フリーデンが一時的に身を寄せていた国、エスタルドにおいて、国の軍関係者の協力とフリーデン整備士のキッド・サルサミルの力によって生まれ変わった。

かねてより懸念されていたエアマスターの火力不足を補うため、ビームキャノンなどを大量増設、それによって重量こそ増えたが機動性自体は大型ブースターによってお釣りがくるほど上昇した。 

特に機首部に新設されたノーズビームキャノンはエアマスター待望の大火力兵器であり、またブースターも兼ねたブースタービームキャノンx4の追加など強化前のしょぼい火力からは考えられないほどの火力の超強化に成功。

強化前のエアマスターがガディール2機に中破に追い込まれたのに対し本機はガディール3機でも相手にならず一蹴してみせた。

さらにその高機動を活かした回避盾として餌…もとい囮としても優秀な戦果をあげている(通称餌マスター)

機体のカラーは赤からブルーへとチェンジし、外見のイメージも大きく変わっている。

武装の一覧

  • バスターライフル×2
    改修前から引き続き装備した専用ライフル。改修時にこちらも強化されたらしいが詳細は不明。相変わらずマシンガン並の連射性能で改修後もメインウェポンとして活躍した。
  • ヘッドバルカン 
    こちらも改修前から引き続き装備された機関砲。
  • ノーズビームキャノン×2
    機首下部に新たに搭載された大口径ビーム砲。複数のMSを一掃する破壊力を持つ。また多くの文字設定では×2と設定されており、機首上部にもビーム砲のデティールが存在するが、原作では使用描写が無いため詳細は不明。
    MS形態時は対空火器として使用可能。
  • ブースタービームキャノン×4
    両翼ブースター部に搭載された2連装ビーム砲。翼を展開することででMS形態でも使用可能。
  • ミサイルライフル  
    劇中では未使用だが、1/100プラモデルに付属してきた装備。オプション武装であり、ビームライフルとミサイルの複合火器。外見はショットガンに似ている。もう1クールあれば登場していたかもしれない装備。

ノーズビームキャノンは主にファイターモードで使用するものだが、MS形態でも対空火器として使用可能。また、ブースタービームキャノンは翼の角度を変えることによりMS形態でも使用可能でバスターライフルとの一斉射撃のような形態も取れるが原作では使われることはなかった。

外部作品での扱い

コラボレーションゲームでは比較的ガンダムX勢力の数合わせ的な存在としてほぼ常連的に出演する。しかしアクションゲームでの出演は少ない(A.C.E.など少数)。

強化前の素のエアマスターはスパロボやGジェネでは火力もしょぼく機動性以外に取り柄がない事が多いが、A.C.E.3の超絶連射性能のバスターライフルやカプセルファイターオンラインの超機動と誘導ミサイルの鬼だったりと強い時は素のままでもかなり強い。

後継機のバーストはGジェネでは格闘武器は無いが高い機動力に加え多段武装が多く火力も異様に高い強力なユニットになる。スパロボでも一部作品を除き良好な燃費と高移動力で突撃役として優秀な機体になっている。ただし弾数は物足りないところも。
第2次Z再世編などではエアマスター・アサルトなる必殺技まで増設された。しかもかっこいいので一見の価値あり。

かたやGジェネ最新作であるオーバーワールドでは、なんと強みの多段攻撃がシステムから廃止されていまう悲劇に見舞われた。エアマスターの明日はどっちだ

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関連項目

  • 機動新世紀ガンダムX
  • ウィッツ・スー
  • ガンダムX
  • ガンダムレオパルド
  • ガンダムシリーズのMS・MAの一覧
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