ダブデとは (ダブデとは) [単語記事]

ダブデとは、機動戦士ガンダムに登場するジオン公国軍の艦船である。ダブデ級陸戦艇とも。

概要

主に指揮官が搭乗し付近の部隊を指揮を執る、言わば地上におけるジオン軍の移動司令塔。オデッサ作戦ではマ・クベ大佐もダブデに搭乗した。艦艇の色は暗緑色。マ・クベ搭乗艦には水爆が搭載されていた。

無限軌道による移動方法を採用しているが地形走破能力に問題があり、砂漠や平原といった開けた土地でしか運用できない。そのため陸戦艇でありながら前線で戦うのに不向きという欠陥を抱えている。この欠陥をジオン軍も把握しており、ダブデは後方からの支援砲撃や前線司令部の役割を担っている。司令部の役目を持っているためダブデには必ず護衛が付けられている。ダブデの四隅には固定用の接地ダンパーが備え付けられており主砲発射時にはこのダンパーを接地させる事で衝撃を抑えている。

武装は主砲の大型連装砲塔2基4門と艦橋の両側には対空砲4門。後部には飛行甲板が存在し、VTOL機の発着が可能となっている。またこの飛行甲板に護衛のザク2機を載せていた事があった。
主砲の威力はまさに激烈で、IGLOO2の3話において猛威を振るった。撤退する味方の支援をするため長距離から連邦軍を砲撃、着弾点にいた陸戦型ジム3機を粉みじんに吹き飛ばした。着弾を免れた周囲のジムや61式戦車も衝撃で大きく吹っ飛ぶという恐ろしい破壊力を見せ付けた。
防御面も高水準で、陸戦強襲型ガンタンクの砲撃を弾き返し無傷という凄まじい防御力を窺わせた。

ちなみにダブデは、地球連邦のヨーロッパ方面軍が開発していた陸戦艇をジオンが奪取して転用したものだという説が存在するが詳細は不明。
ダブデ級はオデッサの各地に配備されていたが、それ以外の戦線では殆ど見受けられない。