ひざまずいて手を取って……お次は?
そう――つまらないのね
メジロラモーヌ(ウマ娘) とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
実在の競走馬「メジロラモーヌ」をモチーフとするウマ娘である。CV:東山奈央
概要
誕生日:4月9日 身長:165cm 体重:嫉妬する程に理想的
スリーサイズ:B87・W57・H90名門メジロ家の中でも異彩を放つ才貌両全なウマ娘。
畏れすら感じるほどの美貌と妖艶な立ち居振る舞いは、まさに魔性。
数多の存在を虜にする彼女がすべてを捧げ、愛を貫くのはレースにのみ。
何人たりとも間に入ることはできない。
2021年11月に実装されたメジロドーベルの育成ストーリー内で存在が初めて言及されたことを始め、他キャラの育成ストーリーやキャラストーリーなどで、存在と本人を思わせる会話が登場するだけであったが、2022年11月5日に開催されたウマ娘4thイベント「SPECIAL DREAMERS!!」追加公演1日目で立ち絵が公開された(公式サイトの発表まとめ)。
その後、ぱかライブTV Vol.26『2周年記念 ウマ娘冬の陣!』にて詳細なプロフィールとCVが公開され、2周年のアップデートに伴って本編に実装されることが明らかになった。
泣きぼくろのある色っぽい姿をしており、とても高校生とは思えない大人びた雰囲気のウマ娘である。言動も含めたその「魔性」は、時に狂信的な人間を生み出してしまうほど。
メジロの令嬢として礼儀正しく振る舞う一方で、気まぐれで、時には酷く冷淡になるが、それを「許されてしまう」美と才を持ち合わせている。そのうえ遠回しな表現を好むため、真意を窺い知るのは非常に難しい。唯一、走ることに対してを除けば。
ゲームでの扱い
前述の通り、その存在が匂わせられるだけの状態が長らく続いていた。
メジロドーベルの育成ストーリー
ドーベルがトリプルティアラに言及する場面や、アルダンがラモーヌからの伝言を伝えるシーンなどで、ウマ娘の世界に「メジロラモーヌ」が存在している事が確認される。作中の実況では"魔性の青鹿毛"とも。競走馬は原則として母親が同じ場合のみ兄弟姉妹扱いになるのだが、アルダンはラモーヌの事を「姉様」と呼んでおり、ウマ娘においてもビワハヤヒデ/ナリタブライアン姉妹同様、ラモーヌとアルダンも姉妹になることが確認できた。
メジロアルダンの育成ストーリー/ウマ娘ストーリー
こちらでもアルダンから姉としてちょくちょく存在が仄めかされ、たづなからは「メジロの名高き至宝」として史実をモチーフにした、デビュー戦での20バ身差での圧勝劇や、ジュニア級時点でマルゼンスキーに迫るタイムを出したなど、輝かしい戦績が語られる。ラモーヌ本人らしきセリフも見られるが、相変わらず姿は描かれなかった。
本格的な登場
2周年でついにサポートカードとしてゲーム内に初実装され、2周年記念ストーリーや、同時に開催された新登場ウマ娘紹介の色を持つストーリーイベント「Leap Into a New World!」にも登場している。
ただし、アオハル杯で走らせられるようになったものの、シナリオ内レースへの出走は未だない。とはいえ、現在ウマ娘の中に同じレースを走った相手がいないため、登場するタイミングはかなり限られるとは思われるが……?
サポートカード
賢さSSR[燦爛]が2023年2月24日の2周年ガチャで登場。
レアスキルはマイル・中距離の2つに対応する中盤速度新スキル「優位形成(下位:しとやかな足取り)」。
「最大5個まで速度が上がるスキルの所持数に応じてトレーニング効果アップ」という大変ユニークな固有ボーナスを持つ。これは4%刻みで上昇する(=最大20%)ようで、最大状態になれば友情・非友情共に抜群の効率を持った初期SSRの雄[感謝は指先まで込めて]ファインモーションと互角、スキルptボーナスがあるため総合的にはそれ以上。
そして所持スキルはマイル・中距離の速度スキルが大半。そして最大ヒントLvボーナス+4なのでヒントLv最大で獲得でき、単純にヒント源として優秀なうえ、条件となる速度スキルを気兼ねなく回収しやすい構造となっている。
マイル・中距離という主流の距離帯への適性が強く、かつトレーニング効率も最高峰というシンプルに超高性能なカード。短距離や長距離用の育成では、自身の有効なヒントが(イベント込みでも)「直線巧者」1つになってしまうのでヒント回収を他でフォローする意識は必要だが、それを差し引いてもサポート効果だけで過去の賢さ強SSRと対等の評価を受ける。
「無駄を出したくないのでヒントは最後にまとめて取る」派のプレイヤーだと習慣でスキルを放置してしまったりするリスクがあるのが数少ない大きな弱点。
あとは、安定して機能するスキルを大量にくれる反面、特定の条件下においては極端に強くなるような類のスキルは一切ないという、良くも悪くも汎用的なところが欠点と言えなくもないか。
関連ウマ娘
- メジロアルダン
- 史実での半弟で、ウマ娘では実妹。ラモーヌからは「姉様」と呼ばれており、優秀な姉に対する感情は複雑なようだ。
- メジロドーベル
- 同じメジロのティアラ路線(牝馬)として、ドーベルのストーリー内で、度々超えるべき目標としてラモーヌの名前が挙がる。
- シンボリルドルフ
- 史実では最も近い世代の三冠馬。同年に顕彰馬に選出されており、二頭の間に産駒もいる。
基本的に誰からも敬意を持って接されるルドルフに対しても、他のウマ娘に対してと同じように一切の遠慮なく接する。 - デアリングタクト
- 史実では2020年の三冠牝馬。ラモーヌが完全三冠なのに対しこちらは無敗三冠。
史実
86年 桜花賞
その美しき黒い流線形。
嫉妬すら追いつかない。憧れすら届かない。
その馬が史上初の三冠牝馬になることを、まだ誰も知らなかった。
”魔性の青鹿毛” その馬の名は──
史上初の牝馬三冠馬であり、そのトライアルレースも全て勝利し史上唯一の完全三冠を為し遂げた伝説の名牝。
※以下、馬齢表記は当時の数え年表記(現在の実年齢+1歳)で記載。
1983年生まれ(シンボリルドルフなどの2歳下、タマモクロスなどの1歳上)。父*モガミ、母メジロヒリュウ、母父*ネヴァービート。モガミ産駒は気性難で見栄えがよくない馬が生まれがちだったのだが、彼女はスタイル抜群の美しい青鹿毛に愛らしい顔立ちをした、史上稀に見る美女であった。気性も普段はモガミ産駒とは思えないほど大人しかったそうだが、レースではイレ込み癖で沈むこともあった。
半弟にメジロアルダンがいる。
1985年10月の新馬戦(ダート1400m)でデビューすると、いきなり約20馬身差つけて圧勝。続く京成杯3歳S(OP、現:京王杯2歳S)は5頭立て4着に沈んだが、条件戦を快勝すると、テレビ東京賞3歳牝馬S(GⅢ、現:フェアリーS)ではこの年の朝日杯3歳S(GⅠ)や阪神3歳S(GⅠ)の勝ち時計より速い、1分34秒台というマルゼンスキー級のタイムを叩き出して楽勝。最優秀3歳牝馬を受賞する。
4歳初戦のクイーンC(GⅢ)はイレ込んで敗れたが、続く桜花賞トライアルの4歳牝馬特別(西)(GⅡ、現:フィリーズレビュー)から河内洋に乗り替わると、ここから伝説の連勝街道がスタート。まずはここをとんでもない末脚で差し切ると、本番の桜花賞(GⅠ)は先行押し切り、文句なしの強い内容で完勝する。
ここまでの2敗がどちらも府中だったため、オークスに直行せずトライアルの4歳牝馬特別(東)(GⅡ、現:フローラS)に向かうと、ここも注目馬ダイナアクトレスをまるで相手にせず楽勝。本番の優駿牝馬(GⅠ)は中団から直線入口で先頭に抜け出してそのまま押し切るという圧巻の内容で二冠達成。
秋は挫石で調整が上手くいかず、トライアルのローズS(GⅡ)は勝つには勝ったがクビ差の辛勝。本番のエリザベス女王杯(GⅠ)(当時はまだ秋華賞はなく、エリ女が旧4歳限定戦だった)では調教師曰く「いいとこ70%」という状態だったが、早め先頭からスーパーショットの追撃を凌ぎきって、1970年のビクトリアカップ創設で牝馬三冠が確立されて以来、史上初の牝馬三冠を達成した。重賞6連勝は当時の最多記録である。
その後は有馬記念(GⅠ)に2番人気で挑むも、直線で狭いスペースに他の馬と一緒に突っ込んでしまい、失速して不完全燃焼の9着。年度代表馬もダービーと有馬記念を勝ったダイナガリバーに持って行かれてしまった。馬主の意向もあり、このレースを最後に引退。
現代では桜花賞勝ち馬がオークスとの間にトライアルを挟むというローテーションはまず考えられないため、メジロラモーヌの牝馬三冠&トライアル三冠は永久に彼女だけの勲章になると思われる。
引退後は繁殖牝馬となったが、父モガミの気性難の血が隔世遺伝しがちで、直仔からは目立った活躍馬を出せなかった。12頭の仔を残し、2005年に老衰のため22歳で死亡。メジロ牧場がなくなった現代でも牝系の血は繋がっており、香港ヴァーズを2勝したグローリーヴェイズ(3代母メジロラモーヌ)などの血統表に名を刻んでいる。
ちなみにウマ娘化された馬では、シンボリルドルフ、メジロライアン、エルコンドルパサー、タニノギムレットとの間に産駒がおり、グローリーヴェイズの祖母メジロルバートはライアンとの仔。
詳細は当該記事へ→メジロラモーヌ
関連静画
関連項目
- ウマ娘 プリティーダービー
- メジロ家
- 1986年クラシック世代
- 河内洋 - 史実での主戦騎手
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- キングヘイロー(ウマ娘)
- スペシャルウィーク(ウマ娘)
- サイレンススズカ(ウマ娘)
- トウカイテイオー(ウマ娘)
- メジロマックイーン(ウマ娘)
- ナイスネイチャ(ウマ娘)
- アドマイヤベガ(ウマ娘)
- アグネスタキオン(ウマ娘)
- ビワハヤヒデ(ウマ娘)
- シンコウウインディ(ウマ娘)
- スーパークリーク(ウマ娘)
- ライスシャワー(ウマ娘)
- アグネスデジタル(ウマ娘)
- フジキセキ(ウマ娘)
- エイシンフラッシュ(ウマ娘)
- メジロドーベル(ウマ娘)
- メイショウドトウ(ウマ娘)
- マヤノトップガン(ウマ娘)
- ナカヤマフェスタ(ウマ娘)
- ゼンノロブロイ(ウマ娘)
- スイープトウショウ(ウマ娘)
- カレンチャン(ウマ娘)
- ミスターシービー(ウマ娘)
- ツインターボ(ウマ娘)
- イクノディクタス(ウマ娘)
- メジロパーマー(ウマ娘)
- マチカネタンホイザ(ウマ娘)
- キタサンブラック(ウマ娘)
- サトノダイヤモンド(ウマ娘)
- ダイタクヘリオス(ウマ娘)
- モブウマ娘
- シリウスシンボリ(ウマ娘)
- ヤエノムテキ(ウマ娘)
- サクラチヨノオー(ウマ娘)
- メジロアルダン(ウマ娘)
- メジロブライト(ウマ娘)
- ナリタトップロード(ウマ娘)
- サクラローレル(ウマ娘)
- アストンマーチャン(ウマ娘)
- ヤマニンゼファー(ウマ娘)
- ツルマルツヨシ(ウマ娘)
- コパノリッキー(ウマ娘)
- シンボリクリスエス(ウマ娘)
- タニノギムレット(ウマ娘)
- ワンダーアキュート(ウマ娘)
- ホッコータルマエ(ウマ娘)
- デアリングタクト(ウマ娘)
- ケイエスミラクル(ウマ娘)
- ダイイチルビー(ウマ娘)
- シュヴァルグラン(ウマ娘)
- サトノクラウン(ウマ娘)
- カツラギエース(ウマ娘)
- ジャングルポケット(ウマ娘)
- タップダンスシチー(ウマ娘)
- ネオユニヴァース(ウマ娘)
- ヒシミラクル(ウマ娘)
- サウンズオブアース(ウマ娘)
- ノースフライト(ウマ娘)
- ドゥラメンテ(ウマ娘)
- ヴィルシーナ(ウマ娘)
- ヴィブロス(ウマ娘)
- サムソンビッグ(ウマ娘)
- ロイスアンドロイス(ウマ娘)
- シーザリオ(ウマ娘)
- デアリングハート(ウマ娘)
- ラインクラフト(ウマ娘)
- エアメサイア(ウマ娘)
- オルフェーヴル(ウマ娘)
- ジェンティルドンナ(ウマ娘)
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