「それを……変えたくて……!」
ライスシャワー(ウマ娘) とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
実在の競走馬「ライスシャワー」をモチーフとするウマ娘である。CV:石見舞菜香
概要
誕生日:3月5日 身長:145cm 体重:増減なし スリーサイズ:B75/W51/H76
周りで起きる不幸は全て自分のせいと思い込んでいる臆病で弱気なウマ娘。
実際は単に間が悪いだけだが、完全にジンクス化していて、どうにか拭おうとしている。
趣味は絵本を読むことで、とくにお気に入りの本は『しあわせの青いバラ』。
素直で純粋な性格のウマ娘。自分がいると周りが不幸になってしまう…と思い込んでおり、他人を避けている。
とても気弱で何かあるとすぐに泣いてしまうが、誰かのためなら一生懸命頑張る事ができる健気な少女である。(リニューアル前)
小柄で色白、気弱そうな雰囲気のウマ娘。嬉しくても悲しくても泣いてしまう泣き虫だが、誰よりも優しい性格。トレーナーのことは大好きな絵本の登場人物になぞらえて「お兄さま」と呼ぶ。守護らねば…
勝負服はオフショルダーのドレス風。首回りが寂しくならないようにかモコモコしたティペット(?)が巻かれている。モチーフになった勝負服と同じ青い胴に赤い袖だが、色合いはより黒っぽく、腰に斜めにかけたベルトには短剣を装備した「刺客」スタイル。
いつも被っている帽子と勝負服の胸元には、「奇跡」の花言葉を持つ青い薔薇がつけられている。守護らねば…
2021年9月29日から実装されたハロウィンイベントの衣装替え勝負服では、ヴァンパイアのコスプレで八重歯のような牙が生えた彼女ががお~とポーズを取る姿が見られる。守護らねば…
自分を奮い立たせるためによく「がんばるぞ、おー……!」と仕草つきで口にする。これは母に教わったものであるらしい。守護らねば…
なお、高等部である。
アニメでの活躍
OVA
Blu-ray第4コーナー収録の新規エピソード「BNWの誓い」に登場。ビワハヤヒデ率いる「チームB」の一員として「BNW駅伝」の第1走者を務め、「チームN」のミホノブルボン、「チームW」のアイネスフウジンと激突。グラスワンダーからは「狙われたら怖い、黒い刺客」と称された。
Season2
三冠ウマ娘を目指しトレーニングに励むミホノブルボンをストーキングマークするかの様に影に隠れていた。
そして迎えた菊花賞。無敗の三冠ウマ娘が掛かるブルボンを破り勝利を果たすが、彼女を迎えるのは重賞ウマ娘の誕生を喜ぶ祝福ではなく、偉業達成を見られなかった落胆、それを阻んだ者への冷ややかな反応ばかりだった。
そして次のレースは天皇賞(春)。メジロマックイーンの三連覇が掛かるこのレースへの出走を取りやめようとする。
自分がレースに勝つことで誰かが喜んでくれる、そのために走っている彼女にとって、レースに勝っても皆が嘆くのでは何の意味もない。ましてや先の菊花賞と瓜二つの状況、自分が勝てばどうなるかなど目に見えている。
そんな思いはよく知らぬまま、ウマ娘としてレースを諦めることをよしとしないスピカの面々は下手な説得および誘拐を試みるが、その理由を語ると共に頑として拒否。
諦めきれないトウカイテイオーは、彼女が不幸にしてしまった者の代表とも言えるブルボンを引き込んで再三の説得を試みる。彼女が走り続けることを望むブルボンの言葉を受けて、勝利の先に何が待つとしてもレースに挑む決意をするのだった。
第8R『ささやかな祈り』
この項目は、物語の重大なネタバレ成分を含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
そこにはテント暮らしの山籠りを行い、タワーブリッジをするマックイーンの写真を手に、スパルタで鳴らしたミホノブルボンがドン引きするレベルの日夜走り込みを敢行するライスシャワーの姿があった。その執念は遂に、遠く離れたトレセン学園のマックイーンにすらプレッシャーを感じさせる程に膨れ上がった。
そして迎えた天皇賞(春)当日……。心身共に充実したマックイーンの前に現れたのは、「鬼」と化したかのごとき異様な雰囲気を纏ったライスシャワーであった。
さらにこの回のOPは、本来なら「可愛らしいライス→ボスっぽいビワハヤヒデ」となる部分がまるごと迫力のありすぎる鬼ライスに差し替えられた特別仕様に。
その一連の様は視聴者をして「的場均インストール」「ホースの暗黒面」「シンデレラグレイ化」と言わしめた。
特に最後については「ウマ娘 シンデレラグレイ」作画担当の久住太陽氏もツッコミを入れ承知しており、次のようなイラストを投稿している。少なくともOP版よりはプリティ。
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/KUZUMI777/status/1364054877345734658
運命の発走の時。チームスピカ、カノープスやライスにOPから追い出されたビワハヤヒデが見守るなかで「猛獣(ライスシャワー)」に気圧されてゲート入りを躊躇するマックイーンと、対照的に鬼気迫るライス。
レースはマックイーンにプレッシャーを与えるかの様なライスのマーク走法にスペシャルウィークに「宝塚のグラスを思い出す」と言わしめ、タイミングを計ったかのようにスペの後ろから現れたグラスワンダーも「他人とは思えない」と評した。
この時、「上の人」という謎ワードが囁かれるように
そして、メジロマックイーンの盾三連覇目当てで来た観客に「悪役(ヒール)」呼ばわりされながらも「ヒールじゃない……ヒーローだ!」と自らを鼓舞して執念の勝利をもぎ取る。
菊花賞と同じくレコード勝ちを収めるも、観客はお通夜ムード。しかし気丈に振る舞いながらコースを後にしようとする。
しかしそのとき、出走したウマ娘たち(と一部の観客)からは祝福され、ミホノブルボンから労らわれて、ライスシャワーは大粒の涙を流しながらも、皆のヒーローになれるその日まで、走り続けることを約束するのだった。
ゲームでの扱い
育成ウマ娘:ローゼスドリーム
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育成ウマ娘:Make up Vampire!
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育成目標(開催!URAファイナル・アオハル杯)
- ジュニア級6月:メイクデビューに出走
- クラシック級3月後半:スプリングS(G2)で5着以内
- クラシック級5月後半:日本ダービー(G1)で5着以内
- クラシック級10月後半:菊花賞(G1)で3着以内
- シニア級3月後半:日経賞(G2)で3着以内
- シニア級4月後半:天皇賞(春)(G1)で1着
- シニア級6月後半:宝塚記念(G1)で3着以内
- シニア級12月後半:有馬記念(G1)で1着
概要
☆3キャラとして初期実装。2021年9月29日にハロウィンイベントにて衣装替え☆3キャラが加えて実装。
サービス開始はちょうどアニメでライスが大活躍した直後であり、迷わず☆3引換券を捧げたお兄さまも多いだろう。
本作には性別設定があるため、女性にした場合は「お姉さま」と呼んでもらえる。これでおねロリに開眼してしまったトレーナーが一部に居る模様。因みにこの性別差分はウマ娘名鑑内のトレーナーノートには別個のボイスとして登録される。その為期間限定ボイス等でお兄さま/お姉さまと呼んでいる場合は注意が必要となる。
脚質は劇中でもステイヤー扱いの為、基本長距離寄りだが、史実での短距離マイル戦でも勝ちがある為他の長距離メインのウマ娘より短・マイルの適性がある(ゲームではメイクデビューは新潟2000mだが、史実は1000mを勝利。OPで1600mのマイル戦を制している)
しかし通常verの彼女は初期☆3キャラの中では恐らく一番、初期実装全ウマ娘の中でもトップクラスに完全クリアが難しいキャラとされており、そうやってライスを選んだお兄さま・お姉さま方が険しい壁にぶち当たり、ある種の罠と化している。
理由はいくつかあり、
- 勝利必須の天皇賞(春)で戦うことになるメジロマックイーンが異様に手強い+他のネームドウマ娘も強豪ばかり
- 根性+20%、スタミナ+10%という成長率配分。スタミナより要求値が低い根性の補正が大きいという形で、ステイヤーウマ娘に多いスタミナ+20%に比べて(育成途中では若干の差だが)見劣りしやすい
- 最初の目標でのみマイルのスプリングSに臨むことになるが、適性Cなうえに2で示した能力傾向的にも不向きなので、GⅡ・5着以内という緩めの目標ながら事故を誘発しやすい(適性を上げるにしても、序盤かつここ一箇所の対策のためだけに因子を費やすことになり割に合い難い)
- 固有スキルの発動が不安定で、先行のみAなのに後方からの方が使いやすい条件
- かと言って差しにすると適性上げに加えて必要パラメータが先行より多くなり、スタミナ・根性の長所が相対的に活かしにくくなる
- ライスに限った難関ではないが、最後の目標は有馬記念勝利。また、天皇賞(春)と有馬記念のどちらにも勝利必須の目標があるのはサービス開始後しばらくの間ライスのみであった。
- これも長距離系共通の悩みだが、長距離レースの絶対数が少ないので、レースに多く出すとURAファイナルズが中距離になってしまうことが多い(ライスは前述の通り正念場がいずれも長距離なので、長距離前提で育てがち=被害を被りやすい)
等が挙げられている。まずはサポートカードの増強、育成ウマ娘の覚醒等で下準備を徹底すること。フレンドの伝手を頼っての因子補強・サポートレンタルも有効。
ハロウィン勝負服なら成長率の配分が良く、自前の回復手段も通常verより充実しているのでこちらの方が幾らか楽か。
彼女に鬼を宿らせ、祝福をもたらすことができるかはトレーナーの手腕次第である。
なおその後、1着指定だらけの目標レースに加えて「ハードモード」仕様を併せ持つナリタブライアンが登場したことでライスを最難関とする声は少なくなった。が、比較対象が『俺より強い奴に会いに行く』ウマ娘のハードモードって時点なんかおかしいよなぁ?
しかし、2022年2月24日のリリース一周年に伴うバランス調整で根性の扱いにテコ入れが入ったことで成長率補正も悪いことばかりではなくなり、固有スキルの性能も改善されて総じて強化。
また、同時に追加された新シナリオ「Make a new track!!」では目標レースがなくなっているため、最大の問題である目標の過酷さも同シナリオ内での育成に限れば無関係になり、シナリオ周りでの苦労はともかくガチ育成はしやすくなった。
個別シナリオはある程度史実に沿うが、アニメ版のような菊花賞や春の天皇賞のような出来事は起こらずマイルド寄り。要因としてブルボンは確かに三冠の期待が高いが、他にも候補が多い為(ルドルフ・テイオー・ブライアン等)菊花賞時点であくまで同世代の対等のライバル扱い。春の天皇賞は史実通りメジロマックイーンは連覇しているが、対するライスもチャレンジャーとして実績があり、かつ休養中のブルボンに代わって同世代の代表という立場になっている為。
トレーナーたるお兄さま(orお姉さま)と二人三脚で歩むライス自身の前向きかつ芯の強さを実感するシンデレラストーリーである。
その一方、マックイーンに打ち勝った後、ライスは宝塚記念に投票1位で出走。しかも、諸事情により京都での代替開催が行われる展開となる。史実の「それ」は本来なら2年後、シナリオの期間外の出来事だが……
この時の目標は3着以内だが、ここで1着を取ると…続きは自分の目で確かめてほしい。そして、ラストは復活したブルボン・マックイーンと有馬記念にて世代最強を競い合う流れになる。
総合的に、こちらは「史実由来のifストーリー」タイプのシナリオと言える。
固有二つ名「黒い刺客」は菊花賞・天皇賞(春)を2番人気以上で勝利し、重賞23戦以上出走してファン数320000人に到達するのが条件。目標で出走する重賞(GⅠ・GⅡ)が7戦のみなので、残り16戦(URAファイナルズ除く)を追加する必要がある。出走が条件なので必ずしも勝利する必要はないため、ジュニア級の早いうちから多めに出走するか、スキルを充実させるためにクラシックやシニア級のGⅠ出走中心にするか方針を決めての育成が求められ……ていたが、レース出走のメリットが大きく増加している「Make a new track!!」だと、真っ当な育成の範疇でも余裕で達成しうる数字になり、育成と二つ名の両立が容易になった。
なお、長距離レースの数が少ないという性質上、出走数を増やすほどURAファイナルズ・トゥインクルスタークライマックスを長距離にするのは困難になるので注意。
由来は史実でのライスシャワーの4年半の競走馬として走った記録(GⅠ11戦・GⅡ10戦・GⅢ2戦)。それを2年半で達成する必要があるのでそりゃ過酷である。
メインストーリーでは第2章の主役。
扱うエピソードとしては育成シナリオの宝塚記念より前までを描き、同時期に放映されていたアニメ2期7~8話と大半が重なる(こちらではその後の低迷期まで描かれる)、エピソードの基本解釈もアニメに近いと言うか一部もっと酷いのでライスがしっかり曇る。第1章からの流れでマックイーンとの関わりが深いことなど、細かな違いによる再解釈的な内容が楽しめる。そしてアニメ未見でも罠にかかるお兄さま・お姉さまが生み出されていくことに。
こちらや後述するナリタブライアンの育成シナリオが史実寄りとなっており、逆境の中でもなおも走り続けているライスの姿は痛々しくも力強い彼女の一面が垣間見れる。
2021年8月30日に実装された新シナリオ『アオハル杯~輝け、チームの絆~』ではメインキャラの一人を務める。
メインキャラの中で長距離担当という立ち位置もあって、ストーリー内ではライバルの片割れリトルココンとの因縁が生まれたりもして目立つ役回りである。……が、アオハル杯決勝ではリトルココンを無視してビターグラッセにぶつける方が有効だったりする(後述)。
2021年9月29日からのイベント『Make up in Halloween!』では同室のゼンノロブロイと一緒に、寮合同ハロウィンパーティーの実行委員長となったミホノブルボンを手助けする役回りで登場している。
固有スキルについて
育成ウマ娘:ローゼスドリーム
修正前「ブルーローズチェイサー」の具体的な条件は、「最終直線で、4番手以上の状態から1人追い抜く」というシンプルなもので、決して極端に厳しい条件ではなかった。
では何故使いにくい扱いをされたのかというと、
- 育成中のレースは概ねプレイヤーが能力有利なので、先行ウマの前にいる程度の数なら最終コーナーで抜かせてしまうことが多い(その結果リードを稼げず差し切られてしまう、先を行くブルボンやマックイーンなどに対して2番手につけてしまい固有で逆転することができなくなる、などに繋がる)
- 終盤における最終直線の割合は、コース次第ではあるが傾向としては全体の距離に反比例する(例として天皇賞(春)は4割程度)。つまり、ライスの得意な、そして育成の壁となる長距離戦だと尚更コーナーのうちに抜ける相手を抜いてしまいやすい
つまり「先行」だけでなく「ステイヤー」とも相性が良くないのである。
このあたりの仕組みを理解した結果、所持スキルや成長率や設定などを投げ捨てて「差しマイルライス」(両方Cなので同時補正は十分可能)という運用に挑戦するお兄さまも少なくなかった。
翻って継承固有としては使い勝手がそこそこ良く、「○番手以上」という条件は人数が少なくても問題ない=チャンピオンズミーティングにも適合性が高い。
そして、1周年のバランス調整にて、条件を満たすタイミングが「最終コーナー以降」に拡大された。
完全克服とはいかないものの上記の問題が明確に低減され、また発動タイミングは最終直線で固定されているため逆に発動が早すぎてしまうことも少なく(※)、ライスに噛み合う形で強化されている。
(※従来なら最終直線の途中で抜かして発動するところで最終直線に入った瞬間に発動する場合があるため、終盤の大半が直線という条件においてはマイナスになりうる)
育成ウマ娘:Make up Vampire!
2021年9月29日から実装された衣装替えでの固有スキル「Drain for rose」は「レース中間付近を好位置(2位~6位以上)で走行中に1秒以上詰め寄られると前方のウマ娘から持久力を吸い取り減速させる」というものになっていた。
相手のスタミナを吸い取る量は多くはないものの、追加メリットつきの中盤回復であり習得の手間なく使えるため、育成目標で長距離を多く走る彼女にとってシナリオクリアを助けるスキルとなっている。
こちらもバランス調整でタイミングの「中間付近」が「中盤」に広がり、不発リスクが減少して強化されている。
また、成長率もスタミナが15%・パワーが15%とステイヤーとして必要なステータスが通常verより上げやすい。スキル構成が固有に加えて「スタミナキープ→余裕綽々(覚醒レベル3)」「コーナー回復○」と回復系スキルやデバフスキル「逃げためらい(覚醒レベル4)」「見惚れるトリック(覚醒レベル5)」も「トリック(前)」の上位互換で無駄が無く充実した半面、速度加速系スキル「直滑降」「登山家」が無くなっているので因子継承から持ってくる準備がいる。継承ウマ娘の速度系の固有スキルがあれば育成の幅もかなり広い(通常verの非推奨である逃げも実用的。但しその場合はスタミナキープ→余裕綽々が使えないので注意)
サポートカード
保有スキルは育成版でも持っている「直滑降」「登山家」といった坂に関するスキルや「京都レース場○」、長距離向け回復スキル「深呼吸」を有する他、先行系デバフ3種(けん制、焦り、駆け引き)や「かく乱」を所持しているのが特徴。
2021年8月30日に実装された新シナリオ『アオハル杯~輝け、チームの絆~』において下記のサポートカードを編成することで「シナリオリンク」と呼ばれる特別なボーナスが得られるようになる。
具体的には特殊なチーム名を決められるようになり、そのチーム名でアオハル杯を優勝するとURAファイナルズ後に決まったレアスキルを確定入手できる。ライスシャワーの場合は長距離用回復スキル「クールダウン」となる。
他にはアオハル特訓/魂爆発の際のステ上昇にボーナスがかかるようになる等の恩恵があるので覚えておきたい所。
アオハル杯のチームメンバーとしては、非編成時の固定加入の場合は他同様ステータスで遅れを取りがちなものの、スキル構成のデバフガン積みぶりから、戦力が偏っていて2番手以降が役に立たなそうな距離に弱くてもいいのでデバッファーとして入れておくという役割が可能。先行以外がエースだと効果が薄いので対戦画面で目星をつけたり、決勝ではビターグラッセを狙い撃ちにすべくリトルココンとの因縁を無視して中距離に送り込むのが有効。
SSR[『幸せ』が舞う時]
R[トレセン学園]と共に初期実装。友情トレーニング対象はどちらも「スタミナ」。
メインストーリー第2章を最後まで読むと1枚手に入れることができ、2枚目以降の入手はサークルポイントで交換して入手することになる。
交換SSRであるため性能はほぼSR相当であり、取得できるレアスキルもゲームシステムとの噛み合わせが最悪な回復スキル「別腹タンク」の上位版である「火事場のバ鹿力」。
とはいえ交換SSRの為完凸が容易であり、得意トレーニング対象が長距離ではあるだけ欲しいスタミナなので総じて長距離・先行用の育成に向いたサポートカードと言える。イベ限定配布サポカなどと違い、ストーリーを読めばいつでも入手できるというのも強い。
高めのヒント発生率とヒントレベルボーナスも所持しているため、デバフ要員の作成にもかなり有効。
また、アオハル杯においては前述の通りこのカードを入れることで「クールダウン」が取れるようになるので、第1章のSSRである[『エース』として]メジロマックイーンと実質同じように扱える。カード自体は一長一短なので、サポートイベントの成功とアオハル杯優勝のどちらのランダム性に命運を託すかというところ。
バランス調整で「火事場のバ鹿力(別腹タンク)」が癖はあるがまともに使える仕様に改善されたため、いくらか強化されたと言える。「Make a new track!!」ではシナリオリンクがないので痛し痒しではあるが……
SSR[幸せは曲がり角の向こう]
2021年8月30日にSSR[徹底管理主義]樫本理子と共に実装された。友情トレーニング対象は「パワー」。
一番の魅力は何といってもSSRスーパークリークや一部のウマ娘の覚醒スキルでしか入手できなかった「円弧のマエストロ」を確定入手できることに尽きる(但し、継続イベント最初の選択肢で「ポジティブにいこう!」を選ばないとイベントが進まないので注意)
さらにスタミナボーナスを固有ボーナスで所持しているためパワーを盛りつつスタミナもある程度盛れるようになっているのが特徴で、「スタミナにもうひと押し欲しいがクリーク=スタミナサポカを混ぜたくない」という状況において唯一無二の力を発揮する。
限界突破を重ねていく事で最終的にスタミナ/パワーのWボーナスになる他、高めの得意率とトレーニング効果アップにより高い練習性能を発揮するようになる。
反面、ヒント関連が低め(無凸段階からヒント発生率20、ヒントレベル1があるが成長しない)、トレーニング効果アップを自前で覚えるのは3凸以降からで、やる気効果アップがないので2凸以下では非友情トレーニングでの効果が弱すぎるといった点が欠点。
恐らく元ネタは元F1ドライバー、アレッサンドロ・ザナルディの2012年パラリンピックのインタビューから。「パワー」の「ライス」と言う事で「チカラメシ」「力飯」とか愛称付けられてる事もある。
楽曲
- ささやかな祈り
- 作詞:宮嶋淳子(SUPA LOVE) 作曲:成本智美(SUPA LOVE) 編曲:賀佐泰洋
- CD「ANIMATION DERBY Season2 vol.2『木漏れ日のエール 』」及びゲームでも収録。
詳しくは同項目にて。
- NEXT FRONTIER
- ゲーム版で歌唱対応。
- 目標レースとして天皇賞春・有馬記念
詳しくは同項目にて。 - WINnin' 5 -ウイニング☆ファイヴ-
- ゲーム版で歌唱対応。メンバー以外だとミホノブルボンも対応
- 詳しくは同項目にて。
関連ウマ娘
- ミホノブルボン
- 絶対的な強さに憧れ、追いかけ、そして追い越す相手。お互い敬意を持って接するので人間関係としては終始良好であり、『うまよん』などでは単に仲の良い友人。小柄で華奢なライスに対して、彼女はライスを放り投げられるくらいの怪力(まあ、ライスもウマ娘なので見た目よりは怪力と思われるが……)。モチーフ馬は同期のライバルであり、「偉業を阻まれた」1頭目。ライス経由でアニメではトウカイテイオー、ゲームではハルウララ・ゼンノロブロイ(育成シナリオ)/メジロマックイーン(メインストーリー)とも親しくなる。
- メジロマックイーン
- モチーフ馬はライスシャワーにより天皇賞(春)三連覇の「偉業を阻まれた」2頭目。アニメ版Season2・第八話では文字通りの『漆黒のステイヤー』になったライスからの強烈なプレッシャーを受ける。ゲームにおいても因縁のタイトル天皇賞(春)でライスが対峙する最大の強敵・・・に加えて、メインストーリーではマックイーンがリーダーを務める「チームシリウス」に加入する流れの第二章はライスが主人公であり、いわば新旧主人公と云える立場。育成・メインストーリー問わず毅然とした姿はライスの憧れの存在。でも設定的にはマックイーンの方が後輩(ライス高等部、マックイーン中等部)の為たまにマックイーンが困惑してたり
- ハルウララ
- 『うまよん』で友人となり、ウララの小さいことを気にしない明るさに支えられている。ゲームでも健在であり、後述のゼンノロブロイと共にライスの背中を押してくれるムードメーカー。モチーフ馬はライスシャワーの境遇と対照的な、負け続けても愛された馬。『アオハル杯』ではチームメイトとして互いにガンバル姿が見られるようになる。
- ゼンノロブロイ
- ルームメイトでありお互いに絵本好きでもある大切な友人。ゲームではハルウララとも親友であり、真っすぐに声援を送ってくれる二人にはライスも大いに勇気付けられている。天皇賞(春)に向かってブルボンの手も借りた史実もかくやのトレーニングをこなすライスの姿から『執念の鬼』なる綽名を付けている。前述通り、期間限定イベントでライスと行動を共にしている事が多く、お互いのSSRサポートでもライスとの会話が中心。モチーフ馬としては共にコースレコードを打ち立てた高速ステイヤーながら、非常に対照的な軌跡を描いている(ライスシャワーのG1勝ち星は菊花賞・天皇賞(春)に対してゼンノロブロイは天皇賞(秋)・ジャパンカップ・有馬記念→秋シニア三冠)
- グラスワンダー
- アニメ一期でライスの異名に言及した。モチーフ馬の主戦騎手がライスシャワーと同じ的場均師だった縁。なお、アプリ版メインストーリー最終章宝塚記念では、ライスが立場を逆にする形で「運命レベルの繋がりを感じる」と返した。
- スーパークリーク
- モチーフ馬が共に同世代のアイドルホース(ミホノブルボン・オグリキャップ)に対するヒール役、かつ戦績も共に菊花賞・天皇賞を掴み取ったステイヤー同士。ウマ娘としてはハロウィンイベントで新勝負服が同時実装され、劇中でも実行委員として困難に直面したブルボンと支えたいが迷惑でないかと迷うライスの背中を押し、成功に結び付けた。ライスにとって行動力と包容力を併せ持つクリークは尊敬の対象。
- ウイニングチケット
- モチーフ馬は1歳年下、かつ祖父(母方の祖父)が同じマルゼンスキーという縁。93年のジャパンカップ(この時同じ1枠同士)・有馬記念で対戦もある。ウマ娘としても様々な意味で対照的な軌跡を描いている。チケゾー及びマルゼンスキーの育成シナリオ及びメインストーリー第3章で共演、「チームシリウス」のチームメイトになる。
- ゴールドシップ
- モチーフ馬は接点皆無だが、アニメ及びゲームのメインストーリーで何かにつけて面倒を見てくれている。ゲームでは「チームシリウス」のチームメイトである。
- ナリタブライアン
- ゲームでのライスのシナリオでは関係はほぼ皆無だが、ブライアンのシナリオではライバル枠として何かと絡む機会が多く、彼女からも逆境の中で尚も走り続ける姿勢に敬意を持たれている。史実紹介の通り、タイミングが悪く対戦の機会が得られなかったif展開と云えるのがブライアンシナリオでの天皇賞(春)になる。メインストーリー第4章では「チームシリウス」に加入したブライアンと切磋琢磨して成長していく。
- マルゼンスキー
- モチーフ馬が祖父(母父)。適性もあってライスのシナリオではライバルなどの登場は無いが、不幸体質を気にせずドライブに何度も誘ってくれるマルゼンに懐いており、マルゼンの育成シナリオでは学園祭の盛り上げ役としてウイニングチケットと共に協力(同じくマルゼンスキーの孫である縁?)底抜けの明るさと天性の盛り上げ屋としてのマルゼンに憧れを抱いている。
- ナリタトップロード
- 『RTTT』及びナリタトップロード育成シナリオで共演。ハルウララと共に日本ダービー後夏合宿でも落ち込むトップロードを励まし、菊花賞でも応援に駆け付けている。史実における菊花賞勝利及びステイヤーとしてのレコードホルダーであると共に、鞍上に的場均騎手が関わった縁(2000年の有馬記念・翌年の京都記念で騎乗している)
史実
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菊花賞と天皇賞(春)を共にレコード勝ちし、同時に他馬の大記録を阻止したことから「レコードブレイカー」と呼ばれた馬。
1989年生まれの牡馬。父リアルシャダイ、母ライラックポイント、母父マルゼンスキー。馬名は結婚式のライスシャワーのように、この馬に触れる全ての人に幸せが訪れるようにと願いが込められている。気性がとても良く手のかからない馬であり、育成は他の馬よりスムーズだったという。
2歳(当時で言う3歳)の8月にデビュー戦を勝ち、2戦目を大敗の後に3戦目でオープン戦を勝利するが、骨折が判明して休養に入る。明けて3歳の3月はスプリングステークスで宿敵ミホノブルボンと初対決し4着に敗れる。皐月賞では主戦騎手となる的場均を初めて鞍上に迎えるもブルボンの8着。G2NHK杯も8着に敗れるが、東京優駿(日本ダービー)では逃げるブルボンのすぐ後ろにつけ、18頭中16番人気という大穴ながら4馬身差の2着に入る。
秋はセントライト記念を2着後、京都新聞杯で四度ブルボンに敗れ2着、しかし着差は1.5馬身まで迫る。ダービーから一転して2番人気を背負った菊花賞では、無敗の三冠制覇がかかったブルボンを当時の日本レコードで下し、5度目の挑戦で雪辱を果たすと共に重賞初制覇をG1で決める。4歳時の天皇賞(春)では同競走2連覇の当代最強馬メジロマックイーンを目標に過酷な調教が行われ、極限まで削ぎ落とした馬体で現れたライスシャワーはマックイーンに2馬身半差をつける快勝。再びレコードタイムを記録する。
しかしライスシャワーには勝利と同時にミホノブルボンとメジロマックイーンの大記録を止めた「悪役」のイメージが与えられることとなり、鞍上の的場均共々「関東の刺客」の異名がつけられた。的場はこれらに「気持ちのいいものではない」と不快感も示している。
そしてマックイーンを破ったことで最強ステイヤーの座に……と思いきや、天皇賞の後はツインターボに敗れるなど長くスランプに陥り、連覇を目指した5歳時の天皇賞(春)の前には重度の骨折で一時は引退を検討される。結果として予想よりも順調に回復し、秋には実戦に復帰。有馬記念では3着に入り、ナイスネイチャ(5着)の連続3着記録を3年でストップさせるレコードブレイカーぶりも健在。
6歳時の天皇賞(春)では本命不在の状況も味方し、2着に僅か10cmの差で2年ぶりの勝利を挙げた。三冠馬ナリタブライアンが怪我で離脱する中、ライスシャワーは怪我から復活したヒーローとして一転人気を得ることとなり、宝塚記念のファン投票ではなんと1位に選ばれた。
この年は阪神・淡路大震災の影響で阪神競馬場が使えなくなり、宝塚記念は過去3度G1を制した得意の京都競馬場での開催という、まさにライスシャワーのための主役の舞台に。しかし当日ライスシャワーは不調であり、的場は無事にレースを終えることに徹しようとしたが、勝負所でライスシャワーが自らスピードを上げてしまう。そして――第3コーナーで前のめりになった後に崩れ落ちたライスシャワーは左前脚に致命的な重傷を負っており、診療所に運ぶこともできずに安楽死処置がされ、的場に最期を看取られた。1995年6月4日、6歳没。
死後はその死を悼む声が過熱し、過度の感傷を快く思わない者や、悪役扱いからの掌返しに憤る者で混沌としてしまい、その評価は死後に至るまで人間の感情に振り回されることとなった。
馬はただ一生懸命に走っただけ。健闘を称えられ、勝利を賞賛され、非業の死を静かに悼まれるべき一頭の名馬がいただけである。
詳細は当該記事へ→ライスシャワー
関連動画
JRA・CMシリーズ
ライス回(8話)直後に投稿された結果、かぶっちゃった結婚と化した(ライスシャワーなだけに)
モチーフ紹介
関連静画
関連立体
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- アグネスタキオン(ウマ娘)
- アグネスデジタル(ウマ娘)
- アストンマーチャン(ウマ娘)
- アドマイヤベガ(ウマ娘)
- イクノディクタス(ウマ娘)
- ウインバリアシオン(ウマ娘)
- ケイエスミラクル(ウマ娘)
- エアメサイア(ウマ娘)
- エイシンフラッシュ(ウマ娘)
- エスポワールシチー(ウマ娘)
- オルフェーヴル(ウマ娘)
- カツラギエース(ウマ娘)
- カルストンライトオ(ウマ娘)
- カレンチャン(ウマ娘)
- キタサンブラック(ウマ娘)
- キングヘイロー(ウマ娘)
- コパノリッキー(ウマ娘)
- サイレンススズカ(ウマ娘)
- サウンズオブアース(ウマ娘)
- サクラチトセオー(ウマ娘)
- サクラチヨノオー(ウマ娘)
- サクラローレル(ウマ娘)
- サトノクラウン(ウマ娘)
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