日本で起きた災害の一覧は日本国内で起きた災害(地震・火災・火山・台風など)をまとめたものである。記事があるもの、主要であるものをこの一覧に記述する。尚、記述中にある暦はグレゴリオ暦。
一覧(大百科に記事があるもの、もしくは主要な自然災害)
1000年代以前
- 白鳳地震(東海地震・南海地震)
- 684年11月29日に発生したM8.4(くらい)の地震。
- 貞観地震
- 869年7月9日に発生したM8.3~8.6(くらい)の地震。
- 仁和地震(東海地震・南海地震)
- 887年8月26日に発生したM8.0~8.6の地震。
- 十和田湖の大噴火
- 915年に発生した十和田湖の噴火。日本における過去2000年間での最大の噴火。
1000~1500年代
- 永長東海地震
- 1096年1月24日に発生したM8.3(くらい)の地震。
- 康和南海地震
- 1099年2月22日に発生したM8.0~8.3の地震。
- 正嘉大地震
- 1257年10月2日に発生したM7.0~M7.5の地震。
- 弘安の役台風
- 1281年7月30日に大きな被害を出した台風。その名の通り弘安の役中に襲い、東路軍・江南軍で死者10万人余り。通称"神風"。
- 鎌倉大地震
- 1293年5月20日に発生したM7.1(くらい)の地震。
- 正平南海地震
- 1361年8月3日に発生したM8.2~8.5の地震。
- 文明大噴火
- 1471年9月12日に発生した桜島の噴火。
- 1498年日向灘地震
- 1498年7月9日に発生したM7.0~7.5の地震。南海地震の可能性がある。
- 明応東海地震
- 1498年8月25日に発生したM8.4(くらい)の地震。
1510~1890年代
- 天正大地震
- 1586年11月29日に発生したM7.9~8.4の地震。日本では歴史上最大の直下型地震で、近畿・東海・北陸で大きな被害をもたらした。若狭湾や伊勢湾では津波も発生したと言われている。
- 慶長伊予地震
- 1596年9月1日に発生したM7.0の地震。それ以上とする説もある。
- 慶長豊後地震(大分地震)
- 1596年9月4日に発生したM7.0~7.8の地震。瓜生島が津波で沈んだとされる瓜生島伝説といわれるものがある。[1]
- 慶長伏見地震
- 1596年9月5日に発生したM7.1の地震。築城されたばかりの伏見城が倒壊した。
- 慶長地震
- 1605年2月3日に発生したM7.9の地震。南海トラフの地震と考えられているが、詳細は不明。
- 慶長会津地震
- 1611年9月27日に発生したM6.9の地震。死者約3700人。
- 慶長三陸地震
- 1611年12月2日に発生したM8.1の地震。
- 北海道駒ケ岳の大噴火
- 1640年に発生した北海道駒ケ岳の噴火。大規模な山体崩壊を起こし、大量の土砂が近くの噴火湾に流れ、大津波を発生させた。また寛永の大飢饉をもたらしたとされてる。
- 外所地震(1662年日向灘地震)
- 1662年10月31日に発生したM7.6の日向灘地震。有史にある日向灘地震の中では最大規模のものである。死者約200人。宮崎県沿岸部で津波が発生。現・宮崎市木花地区では地盤沈下が起きて入り江になった所がある(加江田川の河口部)。
- 寛文の有珠山の噴火
- 1663年に発生した有珠山の噴火。この噴火以降有珠山の火山活動が活発になる。
- 樽前山の噴火
- 1667年に発生した支笏カルデラの噴火。
- 延宝房総沖地震
- 1677年11月4日に発生したM8.0の地震。死者約600人。
- 元禄関東地震
- 1703年12月31日に発生したM8.1の地震。
- 宝永地震(東海地震・南海地震)
- 1707年10月28日に発生したM8.6の地震。国内史上二番目に大きかった地震とされる(東北地方太平洋沖地震発生前は史上最も大きかった地震とされていた)。
- 宝永大噴火
- 1707年12月16日に発生した富士山の噴火。この噴火で宝永山が形成される。
- 北海道南西部の津波
- 死者1467人。発生要因が地震説と渡島大島の山体崩壊説に分かれてる。
- 戌の満水
- 1742年8月30日に大きな被害をもたらした台風。
- 津軽地震
- 1766年3月28日に発生したM6.9の地震。死者約1500人。
- 八重島地震
- 1771年4月24日に発生したM8.0の地震。死者約12,000人。
- 安永大噴火
- 1779年11月7日に発生した桜島の噴火。江戸や長崎にも降灰。
- 島原大変肥後迷惑
- 1892年5月21日に発生したM6.4の地震や噴火。眉山が地震によって山体崩壊を起こし、それが有明海に雪崩れ込み大津波を発生させた。死者約15,000人。
- 寛政宮城県沖地震
- 1793年2月17日に発生したM8.2の地震。死者12名。
- 象潟地震
- 1804年7月10日に発生したM7.1の地震。死者約500人。
- シーボルト台風
- 1828年9月17日に大きな被害をもたらした台風。九州上陸時に900hPaだったとされている。死者二万人以上。
- 1843年十勝沖地震
- 1843年4月25日に発生したM8.0の地震。
- 善光寺地震
- 1847年5月8日に発生したM7.4の地震。死者約1万人。
- 伊賀上野地震
- 1854年7月9日に発生したM7.6の地震。死者995人。
- 安政東海地震
- 1854年11月4日に発生したM8.4の地震。
- 安政南海地震
- 1854年12月24日に発生したM8.4の地震。
- 豊予地震
- 1854年12月26日に発生したM7.4の地震。
- 安政江戸地震
- 1855年11月11日に発生したM6.9の地震。死者約4000人。
- 飛越地震
- 1858年4月9日に発生したM7.1の地震。死者426人。
- 浜田地震
- 1872年3月14日に発生したM7.1の地震。死者552人。
- 磐梯山の噴火
- 1888年7月15日に発生した噴火。大規模な山体崩壊を起こし、堰止湖を形成した。
- 濃尾地震
- 1891年10月28日に発生したM8.0の地震。死者7000人超。内陸部で起きた地震の中で最大の地震。
- 明治東京地震
- 1894年6月20日に発生したM7.0の地震。死者31人。
- 庄内地震
- 1894年10月22日にM.0の地震。死者739人。
- 明治三陸地震
- 1896年6月15日に発生したM8.2-8.5(くらい)の地震。死者行方不明者約22,000人。
- 陸羽地震
- 1896年8月31日に発生したM7.2の地震。死者209人。
- 1897年宮城県沖地震
- 1897年8月5日に発生したM7.7の地震。
1900年代
1910年代
- 喜界島地震
- 1911年6月15日に発生したM8.0の地震。死者12人。
- 大正大噴火
- 1914年1月12日に発生した桜島の噴火。この噴火で桜島と大隅半島が陸続きになる
- 1910年関東大水害
- 1910年8月11日に大きな被害をもたらした台風。死者行方不明者1379人。
- 1917年関東大水害
- 1917年9月30日に大きな被害をもたらした台風。死者行方不明者1324人。
- 1918年択捉島沖地震
- 1918年9月8日に発生したM8.0の地震。死者24人。
1920年代
- 関東大震災
- 1923年9月1日に発生したM7.9の地震。死者数10万人。関東全域に大きな被害をもたらした。
- 北丹馬地震
- 1925年5月23日に発生したM6.8の地震。死者428人。
- 北丹後地震
- 1927年3月7日に発生したM7.3の地震。死者2925人。
1930年代
- 北伊豆地震
- 1930年11月26日に発生したM7.1の地震。死者272人。
- 室戸台風
- 1934年9月21日に大きな被害をもたらした台風。死者行方不明者3066人。
- 1936年宮城県沖地震
- 1936年11月3日に発生したM7.4の地震。
- 昭和三陸地震
- 1933年3月3日に発生したM8.1の地震。
1940年代
- 昭和13年茨城県沖地震
- 1943年5月23日に発生したM7.0の地震。
- 鳥取地震
- 1943年9月10日に発生したM7.2の地震。死者1083人。
- 昭和東南海地震
- 1944年12月7日に発生したM7.9の地震。死者・行方不明者1223人。
- 三河地震
- 1945年1月13日に発生したM6.8の地震。死者1180人。
- 枕崎台風
- 1945年9月17日に大きな被害をもたらした台風。死者行方不明者3756人。
- 昭和南海地震
- 1946年12月21日に発生したM8.0の地震。死者1330人。
- カスリーン台風
- 1947年9月に大きな被害をもたらした台風。死者行方不明者1930人。
- 福井地震
- 1948年6月28日に発生したM7.1の地震。死者3769人。
- アイオン台風
- 1948年9月16日に大きな被害をもたらした台風。死者行方不明者838人。
※ 鳥取地震、昭和東南海地震、三河地震、昭和南海地震の4つの地震は敗戦前後という日本が最も戦争の渦中にあった時期に4年連続で死者1000人以上を出した地震であることから、太平洋戦争終戦前後における「4大地震」と呼ばれている。
1950年代
- 1952年十勝沖地震
- 1952年3月4日に発生したM8.2の地震。死者28人、行方不明者5人。
- 昭和28年西日本水害
- 1953年6月25に発生した集中豪雨。死者759人、行方不明者242人。
- 南紀豪雨
- 1953年7月16日に発生した集中豪雨。死者713人、行方不明者411人。
- 洞爺丸台風
- 1954年9月21日に発生した台風。九州から北海道にかけて被害をもたらした。死者数は1361人。
- 諫早豪雨
- 1957年7月15日に発生した集中豪雨。死者行方不明者992人。
- 狩野川台風
- 1958年9月27日に大きな被害をもたらした台風。海上での中心気圧877hPaという記録を出す。死者行方不明者1269人。
- 1958年択捉島沖地震
- 1958年11月7日に発生したM8.3の地震。
- 伊勢湾台風
- 1959年9月に発生した台風。紀伊半島や東海地方に多大な被害をもたらした。死者数は4697人。
1960年代
- 1960年チリ地震
- 1960年5月22日に発生したM9.5の地震。地震発生22時間半後に津波が日本の沿岸部を襲った。日本国内での死者行方不明者142人。
- 昭和38年1月豪雪
- 1963年1月に発生した豪雪。世界的な異常気象で、日本国内で死者228人、行方不明者3人。
- 1963年択捉島沖地震
- 1963年10月13日に発生したM8.3の地震。死者2人。
- 新潟地震
- 1964年6月16日に発生したM7.5の地震。死者26人。
- 1968年日向灘地震
- 1968年4月1日に発生したM7.5の地震。
- 1968年十勝沖地震
- 1968年5月16日に発生したM7.9の地震。死者52人。また、約10時間後にM7.5の余震が発生した。厳密には十勝沖ではなく、三陸沖北部の地震とされている。
- 1969年北海道東方沖地震
- 1969年8月12日に発生したM7.8の地震。
1970年代
- 1973年根室半島沖地震
- 1973年6月17日に発生したM7.8の地震。
- 長良川大水害
- 1976年台風17号の風水害によって発生した大規模な水害。死者行方不明者169人。
- 伊豆大島近海地震
- 1978年1月14日に発生したM7.0の地震。死者25人。
- 1978年宮城県沖地震
- 1978年6月12日に発生したM7.4の地震。死者27人。
1980年代
- 長崎豪雨(長崎大水害)
- 1982年7月に発生した集中豪雨。死者行方不明者345人。
- 日本海中部地震
- 1983年5月26日に発生したM7.7の地震。秋田県を中心に大津波の被害。死者104人。
- 三宅島噴火
- 1983年10月3日に噴火した。犠牲者はいなかった。
- 1984年日向灘地震
- 1984年8月7日に発生したM7.1の地震。
- 長野県西部地震
- 1984年9月14日に発生したM6.8の地震。死者29人。御岳山の一部が崩落した。
- 千葉県東方沖地震
- 1987年12月17日に発生したM6.7の地震。死者2人。
1990年代
- 雲仙普賢岳火砕流
- 1991年6月3日に発生。死者43名、負傷者9名。
- 平成3年台風第19号
- 沖縄九州東北地方に被害。記録的な風台風となり、青森県では収穫前のリンゴが軒並み落ちてしまったため、りんご台風とも呼ばれる。
- 釧路沖地震
- 1993年1月15日に発生したM7.5の地震。
- 北海道南西沖地震
- 1993年7月12日に発生したM7.8の地震。主に奥尻島などで津波被害を受けた。
- 1993年冷夏
- やませの影響で東北地方の米が軒並み不作となり、翌年の米不足に繋がった。1991年のフィリピン・ピナトゥボ山噴火の影響と言われている。
- 1994年北海道東方沖地震
- 1994年10月4日に発生したM8.2の地震。死者9人。
- 三陸はるか沖地震
- 1994年12月28日に発生したM7.6の地震。死者3人。
- 兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)
- 1995年1月17日に発生したM7.3の地震。最大震度は7、死者数は6433名。震度7が初めて適用された地震であり、戦後で二番目に死者数が多い災害となった。
2000年代
- 有珠山噴火
- 2000年3月31日に噴火した。地殻変動により周辺地域に被害が相次ぐ。死傷者なし。
- 三宅島噴火
- 2000年6月26日に噴火した。この噴火以降火山性地震が相次ぎ、後に全島避難に。死傷者なし。
- 平成12年台風第14号
- 2000年9月11日~12日にかけて東海地方で記録的大雨となり、名古屋市など愛知県・岐阜県を中心に大規模浸水(東海豪雨)。死者10人。
- 鳥取県西部地震
- 2000年10月6日に発生したM7.3の地震。兵庫県南部地震と同規模であった。
- 2001年芸予地震
- 2001年3月24日に発生したM6.7の地震。特に広島県西部で被害が顕著であった。
- 宮城県北部地震
- 2003年7月26日に発生したM6.4の地震。宮城県で3回にわたり最大震度6弱~6強を観測。
- 2003年十勝沖地震
- 2003年9月26日に発生したM8.0の巨大地震。津波に飲まれて死者行方不明者2人。
- 2004年の台風集中上陸
- 台風16号が8月30日~31日、18号が9月7日、23号が2003年10月19~21日にかけて日本全国に暴風・大雨・高潮の被害をもたらした。3つ合計で死者不明者160人。23号は2000年以降では最悪の台風被害である。
この年は台風が日本列島に19個接近、うち10個が上陸しており、2019年時点においても最多記録である。これ以外の台風でも各地で被害が出ている。 - 新潟県中越地震
- 2004年10月23日に発生したM6.8の地震。21世紀に入って初めて震度7を記録した地震である。死者68人。
- 福岡県西方沖地震
- 2005年3月20日に発生したM7.0の地震。阪神大震災以降に政令市(福岡市)で震度6以上を観測した地震。死者1人。
- 平成17年台風第14号
- 2005年9月5日~8日にかけ台風とそれに連なる前線の影響によって各地で大雨となった。渇水に陥っていた高知県の早明浦ダムなどでは貯水率が1日で0%から100%へ回復した。また宮崎県でも洪水によって住宅一階部分が丸ごと水没する被害が相次ぎ、県北にあった高千穂鉄道は路盤ごと流されて廃線となった。
- 平成18年豪雪
- 2005年11月から2006年2月にかけて発生した豪雪。死者行方不明者150人以上。
- 北海道佐呂間町竜巻災害
- 2006年11月7日に北海道佐呂間町で大規模な竜巻が発生。死者9人。
- 平成19年能登半島地震
- 2007年3月25日に発生したM6.9の地震。
- 新潟県中越沖地震
- 2007年7月16日に発生したM6.8の地震。
- 平成20年茨城県沖地震
- 2008年5月8日に発生したM7.0の地震。
- 岩手・宮城内陸地震
- 2008年6月14日に発生したM7.2の地震。土砂災害が多発した。
- 岩手県沿岸北部地震
- 2008年7月24日に発生したM6.8の地震。
- 駿河湾地震
- 2009年8月11日に発生したM6.5の地震。東名高速道路が路肩崩落により通行止となり、お盆の帰省ラッシュに大きな影響が出た。
2010年代
- 2010年元日豪雪
- 前年12月31日から1月2日にかけて北陸地方・山陰地方において大雪。特急列車が30時間以上立ち往生し、Uターンラッシュにも影響。
- 2010年チリ地震
- 1960年と同じく日本に津波が襲来。予想された津波よりは小さいものであったため、翌年の東日本大震災における津波からの避難遅れに繋がったと言われている。
- 新燃岳噴火
- 2011年1月26日から噴火、その後噴火の規模が大きくなった。4月中旬の噴火以降は沈静化。
- 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)
- 2011年3月11日に発生したM9.0の巨大地震。国内観測史上最大の地震で、最大震度7を観測。東北地方を中心に太平洋沿岸部に巨大津波が襲来し、犠牲者は関連死を含め2万人以上。
福島第一原子力発電所事故も発生するなど、日本は戦後最大ともいえる国難に直面した。 - 長野県北部地震(栄村大震災)
- 2011年3月12日に発生したM6.7の地震。長野県栄村では震度6強を記録しており、家屋の倒壊や土砂崩れなどの被害を受けた。前日の東北地方太平洋沖地震で誘発された地震とみられる。
- 福島県浜通り地震
- 2011年4月11日に発生したM7.0の地震。東北地方太平洋沖地震で誘発された地震。福島県いわき市で震度6弱を記録。また同市で土砂崩れにより3人が死亡した。またこの地震で復旧中の電力が途絶し最大約21万戸が停電した。翌日、同じような場所と深さでM6.4、最大震度6弱の地震が発生したが、この地震で誘発されたと思われるもので、厳密には別の地震である。
- 紀伊半島大水害
- 平成23年台風第12号の影響で、紀伊半島で記録的な豪雨となり、甚大な被害が発生した。
- つくば市竜巻災害
- 5月6日、茨城県つくば市などで大規模な竜巻が発生。死者1人。
- 2013年猛暑
- 8月上旬から中旬にかけて全国的に猛暑となり、高知県四万十市江川崎で当時国内観測史上最高となる最高気温41.0℃を観測した。各地で熱中症による救急搬送も多数あった。
- 平成25年台風第26号
- 東京都の伊豆大島にて記録的な大雨による土石流が発生。集落を飲み込み死者行方不明者39人。
- 平成26年豪雪
- 普段は雪の少ない太平洋側でも大雪となり、首都圏などでスリップ事故が相次いだ。特に岐阜県・山梨県・長野県では大雪で孤立する集落が相次いだ。
特に鉄道の立ち往生が相次ぎ、中央本線では丸2日以上止まっていた列車もあった。 - 2014年広島市土砂災害
- 2014年8月20日に広島市北部の安佐北区・安佐南区の複数箇所にて大規模な土砂災害が発生。土石流などで死者74人・家屋の全半壊255軒。広島市内の地質が影響し被害が拡大した。
- 2014年御嶽山噴火
- 2014年9月27日11:52、登山客が山頂に多数居る時間に突然噴火。多くの登山客が巻き込まれた。死者57人。
- 平成27年小笠原諸島西方沖地震
- 2015年5月30日20:23に発生したM8クラスの大規模な地震。最大震度は5強を観測したものの、緊急地震速報なしという意外な自然災害だったことも。震源の深さは681㎞を観測するという日本で発生した深発地震としては観測史上最大の規模となる。この地震発生によるマグニチュードはMj8.1(モーメントマグニチュードではMw7.9)を観測した。
震央から近い東京・小笠原村母島で震度5強を観測。ここだけでなく、震央からはるかに離れた本州、神奈川・二宮町にも同様で震度5強を観測した。次に強い震度5弱を観測した地域は、埼玉県の2市1町で観測。その他、北海道から沖縄県まで全都道府県に震度1以上を観測したという相当珍しい地震記録だとみなされる。そのため、震央の場所と全く異なる場所でも強い地震が発生したとして異常震域にもなる。
なお、震度5強を観測した小笠原村母島に関連する同村父島では震度4を観測した。 - 平成28年熊本地震
- 2016年4月14日21:26に前震(M6.5)が発生し、最大震度7を益城町で観測。その後、4月16日に本震(M7.3)が発生し、熊本県益城町(2回目)、西原村で最大震度7を観測したほか、熊本県と大分県の広範囲で震度6強~6弱を観測。なお、本震の際には大分県中部でも誘発地震が同時発生していた。
- 熊本県阿蘇地震
- 2016年4月16日3:55に発生したM5.8の地震。平成28年熊本地震に誘発された地震。
熊本県産山村で最大震度6強を観測。熊本地震の本震で震度6強の揺れに見舞われた南阿蘇村などでは、被害の拡大を招いた。 - 大分県中部地震
- 2016年4月16日7:11に発生したM5.3の地震。平成28年熊本地震に誘発された地震。
大分県由布市で最大震度5弱を観測。熊本地震の本震(ほぼ同時発生した大分県中部の誘発地震)で震度6弱の揺れに見舞われた由布市・別府市などでは、被害の拡大を招いた。 - 平成28年(2016年)台風第7号、第11号、第9号、第10号及び前線による大雨・暴風
- 2016年8月16日~8月31日に発生した台風及び北海道地方に停滞した前線による大雨により死者25名、住屋倒壊や浸水などの水害、農作物への甚大な被害(ポテトチップス用のジャガイモ、トウモロコシ、玉ねぎなど)をもたらした。
- 平成29年7月九州北部豪雨
- 2017年7月5日~6日、福岡県と大分県で集中豪雨。死者行方不明者42人。JR日田彦山線の添田駅〜夜明駅において、線路が路盤ごと流されるなどの甚大な被害が発生。BRT転換による復旧(事実上の廃線)を余儀なくされた。
- 大阪府北部地震
- 2018年6月18日7:58に発生した大阪北部を震源とするM6.1の直下型地震。大阪北部で観測史上最大の震度6弱を観測した。
- 平成30年7月豪雨(西日本豪雨)
- 2018年7月上旬に発生した豪雨災害。広島県、岡山県、愛媛県などに甚大な被害をもたらし、死者は200人超。水害による死者100人越えは平成に入ってから初、昭和期に遡っても長崎豪雨以来である。
- 2018年猛暑
- 5年ぶりに40度超え、熊谷市で最高気温記録を更新する41.1℃を観測した。下呂市、美濃市でも41.0℃を観測した。他に都内の青梅市で40.8℃、名古屋市で40.3℃、京都市で39.8℃を観測した。
- 平成30年台風21号
- 1993年以来25年ぶりに「非常に強い」勢力で上陸し、大阪府などに記録的暴風をもたらした。大阪湾で第二室戸台風の時を上回る3mを超す高潮を観測し、関西国際空港では滑走路が浸水し、連絡橋にタンカーが衝突して孤立状態となった。
- 平成30年北海道胆振東部地震
- 2018年9月6日3:08に発生したMj6.7の地震。厚真町で震度7、札幌市東区や新千歳空港などで6弱を観測。苫東厚真火力発電所の緊急停止から発生したブラックアウトにより全道295万戸が停電となった。
- 令和元年房総半島台風(令和元年台風15号)
- 関東南部で暴風となり、特に千葉県房総半島に甚大な被害。大規模停電は2週間以上続いている。関東としては過去最強クラスの勢力で直撃した。
- 令和元年東日本台風(令和元年台風19号)
- 令和元年台風15号を更に上回る勢力で伊豆半島~関東・東北を直撃。関東甲信越・東北地方を中心に記録的な豪雨となり、多数の河川が氾濫・決壊、甚大な被害をもたらした。
- 令和2年7月豪雨
- 九州全域で記録的豪雨となり、熊本県球磨地方を中心に多数の犠牲者を出した。岐阜県や長野県でも河川氾濫等が相次いだ。
- 令和3年7月豪雨
- 関東南部と東海地方で大雨となり、静岡県熱海市で大規模な土石流が発生した。死者27人。
- 令和4年8月豪雨
- 前線の影響で、北日本(東北地方や北陸地方など)を中心に記録的な豪雨となった。気象庁は、この年の東北と北陸では梅雨明けが特定できなかったと発表した。
- 令和6年能登半島地震
- 2024年1月1日(元日)16:10に発生したM7.6の地震。石川県能登地方で最大震度7を観測。津波、建物の倒壊、火災、土砂崩れなどにより能登半島を中心に多数の死傷者を出す甚大な被害が発生。
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関連項目
脚注
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