フレッチャー級姉妹とは、STGアプリゲーム『アズールレーン』に登場する、第二次世界大戦時のアメリカ海軍に所属したフレッチャー級駆逐艦をモチーフにしたキャラクター（KAN-SEN）の便宜上の総称である。
概要
史実のフレッチャー級駆逐艦については、当該記事を参照されたし。→フレッチャー級
ユニオン（アズレン世界でいうところのアメリカ）に所属する、フレッチャー級駆逐艦の艦船（KAN-SEN）の便宜上の総称である。
サービス開始時には、ネームシップであるフレッチャーと、いわゆる「ビーバーズ隊」の5人の合わせて6人が実装されていたが、その後も実装人数が増加し、2020年1月現在は17名の大所帯となっている。
（ただし、フレッチャー級は全部で175隻なので、実装されたのはまだ1割にも満たないのである）
アズレンのサービス開始当初は駆逐艦ということで、わりとロリペド幼い容姿のKAN-SENが多かったのだが、後で実装されたKAN-SENの中には「おまえのような駆逐艦がいるか」と言わしめるような者もおり、バラエティに富んでいる。
しかし全員集めるのは至難。というのも、2020年1月現在で3人が難易度が上がる9面のみのドロップであり、3人は期間限定実装（うち1人は2月初旬まで入手可）、1人がログイン報酬で入手不可である。お迎えするには、まず初期実装組を集めてから、9面を攻略できる実力を磨きつつ、他のメンバーはじっくりと次の機会を待つことをお勧めするにゃ。
以下、アズレンに実装されたフレッチャー級のKAN-SENを史実の艦籍番号（ハルナンバー）順に紹介する（実装順ではないので注意）。なお、個別記事が存在する場合はそちらへの誘導となっていることをご了承頂きたい。
DD-445 フレッチャー 〈USS Fletcher〉
→フレッチャー（アズールレーン）を参照
DD-446 ラドフォード〈USS Radford〉
フレッチャー級の二番艦。起工が早い分、姉妹の中でも精神年齢が高く、朗らかで大人しい性格。キャンディが大好きで、肌身離さず持ち歩いているほど、かなりの甘党。
2017年11月16日実装。レアリティはR。
第九章の9-2でのみドロップする。
USSラドフォードは1942年7月竣工。艦名はウィリアム･ラドフォード海軍少将に因む。クラ湾夜戦、コロンバンガラ島沖海戦に参加し、1943年11月25日には伊19を爆雷で撃沈している。
終戦後も朝鮮戦争、ベトナム戦争に従軍。バトルスターを第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争でそれぞれ12個、5個、4個の計21個受章した武勲艦である。
公式紹介にもあるとおりのキャンディ好きで、とにかくあちこちのセリフにキャンディが出てくる。指揮官にも出会った場面でキャンディを勧めてくれる良い子である。重桜の睦月とはキャンディ仲間の模様。
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DD-447 ジェンキンス 〈USS Jenkins〉
「ふぅ……緊張して心が張り裂けそうだったよ…び、ビクトリー！」
フレッチャー級の三番艦。緊張しやすい性格で、いつも戦いは苦手だと言い張っているが、いざ緊迫した状態になると、火事場の馬鹿力で妹たち以上の戦果を発揮することもある。
2017年11月16日実装。レアリティはR。
第九章の9-2でのみドロップする。
USSジェンキンスは1942年7月に竣工。艦名はソーントン・A・ジェンキンス海軍少将に因む。
コロンバンガラ島沖海戦等歴戦を重ね、終戦まで生き残った後、朝鮮戦争やベトナム戦争にも従軍。1969年2月に退役し、1971年2月17日にスクラップとして売却された。受章したバトルスターは第二次世界大戦で14個、朝鮮戦争での1個と合わせて15個だった。
緊張しやすい性格のようで、指揮官の前ではおどおどしてしまうようだが、いざとなって肝が据わると（自棄になると、ともいう）実力以上を発揮するタイプである。
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DD-449 ニコラス 〈USS Nicholas〉
フレッチャー級・姉妹艦の中では一番早くに進水した五番艦。いつもだるそうな感じだが実は天才肌。どこか間延びした口調が特徴的。
2017年11月16日実装。レアリティはSR。
第九章の9-3でのみドロップする。現時点フレッチャー姉妹では唯一改造が実装され、また、着せ替えも2種（「ニコナース」（常設）、「ミスパッケージング？」（2018年12月20日～26日の期間限定））実装されているなど、フレッチャー級姉妹では優遇されている。
もちろん、その優遇には理由がある。史実では1942年6月に竣工し、以降太平洋戦争、朝鮮戦争、ベトナム戦争の3つの戦争を生き延び、受章したバトルスターはそれぞれ16個、5個、9個の合計30個で、これは全艦艇を通して最多受章である（太平洋戦争単独ではサンディエゴ、エンタープライズ達に続き第7位タイ、駆逐艦としては第2位タイである）。太平洋戦争ではクラ湾夜戦、コロンバンガラ島沖海戦といった海戦に参戦し、終戦後戦艦ミズーリが東京湾に入る際には僚艦オバノンと共にその護衛を務めるという栄誉を担った。その後も最前線で戦い続けたニコラスは、1970年1月に退役、1972年にスクラップとなった。その30年に及ぶ艦暦を称え、米海軍屈指の殊勲艦と呼ぶ者は少なくない。
とはいえ、そんな殊勲なんて知ったことじゃないとばかりにアズレンのニコラスは常に眠そうにしている幼女である。ちなみに通常絵では普段から眠そうに片目を閉じているので判りにくいのだが、右目が赤眼、左目が金眼のオッド・アイの持ち主だったりする（改造後や各着せ替えで判る）。
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DD-470 バッチ 〈USS Bache〉
→バッチ（アズールレーン）を参照
DD-478 スタンリー 〈USS Stanly〉
フレッチャー級の一隻で、ビーバーズ隊の名誉メンバー（？）。
自分の調子、やる気、ステータスなどを「なんとかスタイル」と表現しているが特に意味はなく、なんかかっこよさそうだから言ってるだけ…多分。
2019年9月5日のアップデートにて、特別ログインボーナスとして実装。ログイン14日目の報酬なので、お迎え出来るのは最短でも9月18日ということになる。ログボの実施期間は10月10日までなので、一度もアズレンにログインしないで9月27日を過ぎたら物理的に入手不可となってしまう。お忘れ無きよう。その後、11月14日から小型建造に恒常実装された。
〈USSスタンリー〉は1942年10月15日竣工。艦名は南北戦争時代の軍人ファビウスMスタンリー提督に因む。慣熟訓練後、1943年夏には太平洋に出て、〈チャールズ･オースバーン〉らと部隊を組んでソロモン海域で活動した。その後も南太平洋からグアムやサイパンまで活動しつつ、戦争を生き延びた後、1946年10月に退役。そのままモスボール化されていたが、1970年に抹消され、1972年に解体された。太平洋戦争で受章したバトルスターは9個。
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DD-511 フート 〈USS Foote〉
「これぐらいのこと、褒めてくれなくてもいいよ」
USSフートは1942年12月22日に竣工した。艦名は南北戦争時代の軍人ウィリアム・ハル･フートに因む。
半年の慣熟訓練を経て、1943年6月には第23駆逐部隊、通称「リトル・ビーバーズ」に加わる。
1943年11月2日、ブーゲンビル島沖海戦（米名：エンプレス･オーガスタ湾海戦）にて日本軍第27駆逐隊による雷撃を艦尾に受けて大破（というか艦尾が吹き飛び航行不能になった）するが、懸命なダメコンにより沈没は免れ、修理に入る。
修理ついでに近代化改修も受け、1944年10月にようやく復帰。以降は輸送船団の護衛任務を忠実に果たし、戦争を生き延びた。受章したバトルスターは4つ。
戦後すぐの1946年4月に除籍。それから長い間モスボール状態で保存されていたが、1972年10月1日に米海軍艦籍簿からも外され、1974年1月2日にスクラップとして売却された。
アズレンのフートは、「面倒臭い」が口癖のダウナー系少女。とにかく面倒くさがりで、強くなることすら面倒くさがる。また五月蠅いことも嫌いなようである。
そんな面倒くさがりな彼女の真の気持ちに気付く事が出来るか、指揮官の力量が試される。
DD-512 スペンス 〈USS Spence〉
「ふぅ…た、大変だった…」
USSスペンスは1942年5月18日起工、1942年10月27日進水、1943年1月8日に竣工。艦名は米英戦争等で活躍した海軍軍人ロバート・T・スペンスに因む。
慣熟訓練を終え、1943年10月からは「リトル・ビーバーズ」の一員として活動する。しかし、早々の11月1日に発生したブーゲンビル島沖海戦にてサッチャーと衝突して損傷しつつも、初風の撃沈に貢献した。また同月25日のセントジョージ岬沖海戦では大波、巻波の撃沈に貢献。1944年もマリアナ沖海戦などに参加したが、12月10日、コブラ台風の波浪によって沈没した[1]。
普段から泣き顔なのが印象深い子。史実からしてサッチャーに衝突されるわ最後は台風で沈没するわと不幸だったことを引きずっているのか自己評価が低い。ちなみにサッチャーは艦籍番号、起工、進水、竣工日すべて後なのだが、なぜか「姉さん」と呼んでいる。
DD-514 サッチャー 〈USS Thatcher〉
USSサッチャーは1942年6月20日起工、1942年12月6日に進水、1943年2月10日に竣工した。艦名はヘンリー・K・サッチャー海軍少尉に因む（当然イギリスの鉄の女といわれた元首相とは関係ない）。
スペンスの項にあるとおり、ブーゲンビル島沖海戦にてスペンスと衝突して損傷。その修理を終わらせて復帰したのは1944年3月になってからであった。その後マリアナ沖海戦などに参加。
1945年の沖縄戦では2度に渡って神風特攻隊による攻撃を受けたが、なんとか生き残った。1945年12月に艦籍簿から除外、1948年1月にスクラップとして売却された。
イタズラ好きな少女で、主に被害者はスペンスと指揮官。なお、本人曰く「イタズラは愛の形」だそうである。えっちな事にも割と抵抗がないようで、お触りしても「ここも～一緒に触ってみなぁい？」と誘ってくるし、中国版壁紙ではスペンスの胸をわしづかみにして揉みしだくという暴挙に及んでいる（いいぞもっとやれ）
DD-521 キンバリー 〈USS Kimberly〉（安陽（アンヤン））
「いいコンビネーションでした。次もよろしくお願いします」
冷静沈着で命令に忠実、若干無感情な雰囲気をまとっているが、 本当な彼女は……？
ほかのフレッチャー級より大人しく見える外見は 「安陽（アンヤン）」としての一面もあるから…かもしれない。
2019年1月の旧正月イベント復刻に合わせて、小型艦建造に実装された（期間限定）。レアリティはR。
同時に行われた小イベント「ワイワイ旧正月・春節すごろく」の10周報酬として、着せ替え「安陽の異文化勉強」が配布されている。
USSキンバリーは1943年9月に竣工。艦名はルイス・A・キンバリー海軍少将に因む。
竣工後は太平洋戦線を転々としながら、フィリピンや沖縄の戦いにも参加。特攻機に悩まされつつも終戦まで戦い抜いた。戦後、降伏調印式が行われた戦艦ミズーリの帰途を護衛して本国に戻る。
戦後は朝鮮戦争にも参加した後、1954年1月15日に退役した。
その後、1967年6月1日付けで中国政府に貸与され、ROCS DD-9安陽（アンヤン）と改名された。それから30年以上中国海軍として活動したが、1999年9月16日に退役となり、2003年10月14日に標的艦として沈没した。竣工から実に60年後のことであった。
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DD-528 マラニー 〈USS Mullany〉（慶陽（チンヤン））
「わたしが一位？ん…わたし、指揮官のお役に立てたなら嬉しいかな」
CV:大亀あすか（2019年2月21日実装）、デザイン：twinbox
世話焼きでちょっとだけおっとり、人懐っこい性格。 料理が趣味だが……？
ほかのフレッチャー級より大人しく見える外見は 「慶陽（チンヤン）」としての一面もあるから…かもしれない。
2019年1月の旧正月イベント復刻に合わせて、小型艦建造に実装された（期間限定）。レアリティはSR。
また、同時に着せ替え「慶陽の手料理特訓」が実装されている。
USSマラニーは1943年4月に竣工した。艦名はジェイムス・ロバート・マディソン・マラニー提督に因む。ちなみに日本では読み方を間違えたのか他の問題があるのか、「ムラニー」と呼ばれることが多いが、実際の発音はアズレンで採用されている「マラニー」の方が近い。ちなみに、当初は「ベティ」と名付けられるはずだったが、色々あって建造中に名前が現在のものに変わったという経緯がある。
南太平洋での戦闘を経て、マラニーは沖縄戦に参加したが、そこで1945年4月6日、特攻機に突っ込まれて大火災を起こす。一時は総員退艦まで発令されるほどのピンチだったが、かろうじて生き残ることが出来た。曳航されて真珠湾基地まで戻ったマラニーは9月に修理を終えたが、その時にはもう太平洋戦争も終わっていた。
戦後のマラニーは大西洋艦隊に配備されたこともあって戦闘とは無縁の日々を送っていたが、1965年からベトナム戦争に参加。1968年までそこで戦闘に加わっていた。その後は練習艦として余生を送っていたが、1971年10月6日に中国に譲渡され、慶陽（チンヤン）と改名された。
1999年7月16日に退役。2001年11月1日に人工漁礁として海に沈められた。
発表されるやいなや、その駆逐艦にあるまじき胸部装甲で話題を攫った（おかげで同時実装されたキンバリーの影がすっかり薄くなってしまった）。おまけに艦名に「マラ」とか「チン」とかいかがわｓ
余談だが、2019年5月21日のアップデートにて「マラニーの制服の胸の布地が厚くなる」という不具合が発生するも（一説では、大鳳の時と同じく規制の厳しい大陸版のデータが紛れ込んだとも）、指揮官達からの懇願 申告を受けて僅か2日で元のように修正された。というか、並べて見比べてようやく判るレベルの修正に気付く指揮官達って・・・。
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DD-529 ブッシュ 〈USS Bush〉
「えへへー。楽勝楽勝！」
2018年10月のログインスタンプ報酬として実装された。レアリティはR。
現在は入手不可 2019年5月9日のアップデートで無事に小型艦建造に実装された。
USSブッシュは1943年5月に就役した。艦名は米英戦争時の軍人ウィリアム・シャープ・ブッシュ中尉に因む（当然だが、戦後に親子共に大統領になったブッシュとは関係ない）。太平洋のアラスカから南太平洋まであらゆる戦場に顔を出すタフな駆逐艦だったが、沖縄戦に参加していた1945年4月6日、警戒任務中に特攻機3機に続けざまに体当たりされ、轟沈した。受章したバトルスターは7個。
艦を模した艤装のうえにちょこんと座るポーズが可愛いちみっこ。ワンピースの上にジャンパーを羽織っている。ポーズのせいかはいてない疑惑をかけられたが、よく見るとちゃんとホットパンツのようなものを履いている。史実での最期のせいか、「コウクウキ」を怖がっている。
2019年5月には、着せ替え『リトルペインター』が実装された。
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DD-531 ヘイゼルウッド 〈USS Hazelwood〉
フレッチャー級の「ブッシュ」の妹。 運動全般が得意で、小麦色に焼けた肌が自慢。
ブッシュと違い飛行機アレルギーがないのは「戦闘機指揮艦」を担当したカンレキからか、それとも天然さの賜物か定かではない。
2018年12月のログインスタンプ報酬として実装された。レアリティはR。
現在は入手不可。
USSヘイゼルウッドは1943年6月に竣工。艦名はジョン･ヘイゼルウッド海軍准将に因む。
主に南太平洋からフィリピン、沖縄戦に従軍し、1945年4月29日には沖縄で神風特攻機に突入され艦橋が大破、艦長を含む46名が戦死するという大被害を被る（なお、この様子は映像が残っていたりする）が、なんとか自力で真珠湾まで戻り修理を受ける。
1946年1月には一旦退役するが、1951年9月に朝鮮戦争をふまえて再就役。さらに中東方面に配属されたり、キューバ危機に出動したりと、きな臭い国際情勢の中、各地に転戦した。
その後は兵器実験（無人ヘリコプターの運用実験）にも関わっていた。
そして1974年12月1日に退役。1976年4月にスクラップとして売却された。受章したバトルスターは第二次大戦時の10個。
褐色の肌ともっさもさな髪の毛が印象的な元気っこ。ちなみに肌の色は日焼けのようで、よく見ると（ＭＰさんこちらです）。
日本版では問題無かったが、大陸版（あちらでは11月のログインスタンプ報酬だった）では、ヘイゼルウッドを受け取ると無限ループするというバグがあった。
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DD-538 ステフェン・ポッター 〈USS Stephen Potter〉
「仕事という名の地獄へようこそ～。まああまりにも忙しくなったら助けてあげるねぇ」
駆逐艦 ステフェン・ポッター 真面目で仕事をすることがほとんどない気まぐれの「さぼり屋」。 尤も仕事自体は嫌ではなく、捕まったら「サボれなくても別にいっかー」と、ちょっと達観的（？）な考え方を持っている模様。
2021年3月25日のアップデートでのイベント「開かれし紺碧の砂箱（復刻）」の追加限定建造として実装された。レアリティはSR。
現在は入手不可。
USSステフェン・ポッターは1943年10月に竣工。艦名はステフェン・ポッター海軍中尉に因む。
主に太平洋戦線での空母機動部隊の護衛任務に従事。1944年4月にはインディペンデンス級空母モンテレーとファラガット級駆逐艦のマクドノーとの共同作戦で、日本の潜水艦伊-174を撃沈する戦果を挙げている。1944年6月、マリアナ沖海戦に参加。次は沖縄や台湾への航空攻撃を開始した機動部隊を護衛。日本軍の反撃も激しく、ボルチモア級重巡キャンベラ、クリーブランド級軽巡ヒューストンなどが魚雷を受けて大破し、僚艦に曳航されるのを守る役目を負ったこともある。
1945年に入ると、いよいよ日本本土の空爆を始めた機動部隊の中で、防空とパイロット救助に走り回ることになる。5月11日、特攻機に襲われて大破したエセックス級空母バンカー・ヒルの乗組員たちを救助している。それから一旦オーバーホールを受けるために米本土に戻り、そこで終戦を迎えた。
1945年9月には一旦予備役となるが、1951年3月に再就役。大西洋艦隊での任務についた。
1950年代にはヨーロッパ各地を回り、ベルギー、ドイツ、ノルウェーに寄港している。
そして1958年に予備役に入り、1972年12月1日に除籍。1973年11月にスクラップとして売却された。受章したバトルスターは第二次大戦時の12個。
白い肌に金髪の、ちょっと露出度が大胆なセーラー服姿。よくフーセンガムを噛んでいて、立ち絵ではいつも膨らませている。能力的には自身の対空と回避バフ、仲間にもバフがかかるスキルを持っており、なかなかの強力さである。
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DD-565 スモーリー 〈USS Smalley〉
「ふぅ、いい感じ」
かの大戦で大きく活躍しなかったものの、色んな任務をこなしたカンレキを持つフレッチャー級の一隻。 口下手で若干ぶっきらぼうな印象だが、使命に忠実し切磋琢磨に余念がなく、根は真面目な子である。
2019年10月23日のアップデートで小型艦建造に実装。アズレン運営にしては珍しく、メンテ寸前まで実装が公開されなかったため、驚きの声が上がっていた。
USSスモーリー（日本語の表記ゆれでスモーレイとする文献もある）は、1944年3月31日竣工。艦名は南北戦争時代の軍人アンソニー・A・スモーリーに因む。
竣工日からも判る通り、太平洋戦争の終盤になってからの参加だが、千島列島から沖縄方面まで多くの作戦に参加。終戦後は朝鮮戦争にも参加した。1957年に退役し、予備役となっていたが、1966年に除籍され、スクラップとして売却された。受章したバトルスターは太平洋戦争で3つ、朝鮮戦争で1つの合わせて4つ。
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なお、実装当日にハロウィン着せ替え「お菓子トランスレーター」も合わせて実装されたにゃ。
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DD-569 オーリック 〈USS Aulick〉
→オーリック（アズールレーン）を参照
DD-570 チャールズ・オースバーン 〈USS Charles Ausburne〉
DD-579 ウィリアム・D・ポーター 〈USS William D. Porter〉
2019年2月時点ではまだ未実装ではあるが、しっかりとゲームに登場している。ロード画面の進捗バーで魚雷を抱えている子と言えばお判りかと。界隈では「NowLoading娘」とか「ナウロ娘」とか呼ばれているとかいないとか。
他にも、図鑑の報酬画面で本来の画像が読み込まれる前に一瞬ちらっと見えているデフォルト画像も彼女らしい。
ちなみに、サッチャーの項でちらっと触れた中国版壁紙にも登場しており、全裸で魚雷を抱えている。
魚雷にこだわってるのは、史実で味方に魚雷を撃って大騒ぎになった件からであろう。
〈USSウィリアム・D・ポーター〉は、1943年7月に竣工。艦名はアメリカ海軍のウィリアム・D・ポーター提督に因む。
竣工後初の任務となる、北アフリカに会議に向かうルーズベルト大統領を乗せた戦艦〈アイオワ〉の護衛任務兼訓練中に魚雷を間違えて、よりによって〈アイオワ〉に向けて発射するという大失態をしでかす。幸い魚雷は逸れたものの、水雷長は責任を取らされて強制労働の刑となってしまった。
その後、北太平洋方面やフィリピン方面の任務を経て、〈ウィリアム・D・ポーター〉は他の姉妹同様に沖縄戦に挑むことになった。
そして1945年6月7日、〈ウィリアム・D・ポーター〉に向け、日本の九九艦爆が急降下特攻をかけてきた。巧みな操艦によってそれをかわし、九九艦爆は海に没した。……だが、不幸なことに、〈ウィリアム・D・ポーター〉が水中に沈んだ九九艦爆の上を横切ろうとした正にその瞬間、九九艦爆の抱いていた爆弾が水中で大爆発を起こした。
真下から跳ね上げられる形になった〈ウィリアム・D・ポーター〉は、艦体に大ダメージを負い火災も発生、3時間あまりかけたダメコンも空しく、総員退艦が命じられた。その12分後、艦は右に横転し、沈んでいった。
DD-686 ハルゼー・パウエル〈USS Halsey Powell〉
「指揮官がピンチ？私の助けが必要？美味しいおやつをいっぱいくれたら助けてあげるよ！」
常に姉妹艦の中で目立っちゃおうと考えている、フレッチャー級の駆逐艦の一隻。 素直で子供っぽく、当初の目的を簡単に見失ってしまうため、考えつく方法が空回りすることも多い
2020年1月21日のアップデートで小型艦建造にピックアップの限定建造として実装された。
USSハルゼー・パウエルは、1943年10月25日竣工。艦名は第一次世界大戦時代の軍人ハルゼー・パウエル大佐に因む。
太平洋戦争がいよいよ米軍優勢が決定的になってきた1944年、当艦はマーシャル諸島上陸支援に、サイパン上陸を支援。その後、マーク・ミッチャー中将率いる第38任務部隊に参加。台湾沖航空戦における防空に活躍した。
レイテ沖海戦では栗田艦隊を空襲する任務部隊を護衛。部隊はシブヤン海で戦艦武蔵を沈めた。1945年に入ると、硫黄島、沖縄方面まで続く多くの作戦に参加。日本軍の特攻による破損もあったが、終戦を迎えて東京湾での降伏文書調印式に列席した1艦となった。
終戦後は朝鮮戦争にも参加、その後在韓国米軍の一員として中国・北朝鮮ら共産主義勢力に睨みをきかせる重要な役割を長年にわたって果たした。1968年、韓国軍に譲渡され、DD-912「ソウル」となった当艦は、実に1982年に解体されるまでその姿を留めることになった。
太平洋戦争中の功績で7つのバトルスターを受け、そして朝鮮戦争で更に2つを受けている。
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なお、実装当日に春節（旧正月）着せ替え「新春のラッキースター！」も実装されている。
他の艦船擬人化ゲームでの実装状況
「戦艦少女R」においては、フレッチャー級駆逐艦は以下が実装されている（赤太字はアズレン実装済）。
- DD-445 フレッチャー
- DD-450 オバノン
- DD-502 シグスビー
- DD-509 コンバース
- DD-514 サッチャー
- DD-515 アンソニー
- DD-532 ヒーアマン
- DD-533 ホーエル
- DD-537 サリバン （正式名は「ザ・サリヴァンス」）
- DD-557 ジョンストン
- DD-570 チャールズ･オースバーン (日本版は未実装)
- DD-571 クラクストン
- DD-572 ダイソン
- DD-579 ウィリアム・D・ポーター
- DD-630 ブレイン
- DD-793 カッシン・ヤング
「艦隊これくしょん～艦これ」では、DD-445フレッチャー、DD-557ジョンストン、DD-663ヘイウッド・L・エドワーズが実装されている（後者二隻はアズレン未実装）。
関連動画
フレッチャー級姉妹(アズールレーン)に関するニコニコ動画の動画を紹介してください。
関連静画
関連商品
フレッチャー級姉妹(アズールレーン)に関するニコニコ市場の商品を紹介してください
関連項目
脚注
- *当時は台風についての研究などほぼ為されておらず、気象衛星はもちろん気象レーダーすらない時代であったため、季節外れの台風の直撃など避けようがなかった。なお日本は戦前の第四艦隊事件で暴風雨には痛い目に遭っており、以降各種対策を行っていたのだが、当然ながら敵国であるアメリカと情報共有などしていなかった。なお、最新鋭駆逐艦のスペンスが沈没したのは、この時は嵐の中で燃料補給を失敗しており、本来は重くなっているはずの艦底の燃料タンクが空っぽで重心がトップヘビーになっていたためである。
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