![]() |
ウルトラシリーズに登場する怪獣、宇宙人の中でも特に知名度が高いシリーズ屈指の人気怪獣。
同じく初代に登場するバルタン星人と並んでウルトラマンを代表する敵の一体である。ピグモンとの共演が多い。
体の色は肌色。ガラガラヘビの尻尾のように蛇腹になった体と、頭頂部に向かうにつれて細くなっていくデザインが特徴。(これは怪獣を大きく見せる効果を狙ったものだとか)
基本的に特殊な能力は持たないが怪力の持ち主で、他の怪獣と戦う時はそのパワーで圧倒することが多い。 得意技(?)は岩石投げ。
非常に凶暴で好戦的だが頭は悪く、初代やマックスではバカっぽい動きや愛嬌のあるしぐさをすることも多かった。
登場する際はほぼ必ずと言っていいほど他の怪獣を倒してからウルトラマンとの戦闘に入っている。
これは初代ウルトラマンにおいて、ウルトラマンが強力な存在であることを際立たせるために、「複数の怪獣が登場するときはまず怪獣同士で戦って、勝利した方がウルトラマンと勝負する」という形式をとっていたことが影響している。
知名度が高く、初めて作中で「強い」と明示されたので強豪怪獣のイメージが強いが、初登場時はお山の大将的な存在でウルトラマンにはあっさりと倒されてしまっている。
2代目以降はそれなりの勝負を繰り広げることも多くなったが、それでも怪獣の中では比較的弱い存在である模様。
後に、暴君怪獣タイラントの脚部分として初代マン怪獣からは唯一のパーツ参加を果たしている。
「レッドキング」という名前の由来には諸説あり、『ウルトラマンの仮タイトルだったレッドマンに登場する最強怪獣だったから』という説や、『元々は赤い体の怪獣としてデザインされたから』という説などがある。
現在では後者の説がやや優勢であるが、詳細は不明。
命名したのは「怪獣無法地帯」を担当した脚本家の上原正三氏。彼は赤い怪獣をイメージしていたが、スーツを作る工場が間違って肌色のペンキを塗ってしまった、というのが現在主流の説である。
だがデザイン時の構想では体色は銀と青だったらしい、わけがわからないよ。
後の円谷による後付け設定では、『この上なく凶暴で血を見る事を何よりも好むため』となっている。
どくろ怪獣:レッドキング | |
登場作品 | ウルトラマン |
登場エピソード | 第8話「怪獣無法地帯」 |
身長 | 45メートル |
体重 | 2万トン |
長い間多々良島で眠っていたが、火山活動と地震の影響によって他の怪獣とともに目覚める。
科学特捜隊が多々良島の調査に訪れたときはチャンドラーと戦闘を繰り広げており、チャンドラーが羽根を使って起こす突風などに対し、キックや岩石投げで応戦、首筋にかみつかれるものの得意の怪力でチャンドラーの羽根ごと右腕を引きちぎり撃退する。(マグラーはレッドキングの姿を見ただけで逃走した)
科特隊と行動していたピグモンに岩を投げつけて殺害した後、変身したウルトラマンと戦いジャイアントスイングとウルトラ背負い投げを連続でくらって絶命した。
チャンドラーの腕を引きちぎったり、ピグモンを殺害したりと暴力的な性格が強調されているが、スペシウム光線に驚いて投げようとした岩を足の上に落してしまい痛がるなど、コミカルな動きも見せていた。
この初代レッドキングのせいか、レッドキングと言えば岩石投げのイメージが強い。PS2のゲームではレッドキングの岩石投げの距離を競うミニゲームもある。
なお、このレッドキングの体の色は青の上から肌色を塗ったような感じになっているが、それが上記に書いてある「デザイン時には青と銀の予定だった」ことと関係あるのかは不明。
ちなみにこのレッドキングのスーツはその後アボラスに改造され今度は青一色になる。
どくろ怪獣:レッドキング | |
登場作品 | ウルトラマン |
登場エピソード | 第25話「怪惑星ツイフォン」 |
身長 | 45メートル |
体重 | 2万トン |
第25話「怪惑星ツイフォン」で登場。金色に近い体が特徴。
オホーツク海に廃棄されていた水爆を飲み込んでしまっている。
正月に放送された新怪獣二体とレッドキングが登場する豪華エピソード。例によってレッドキング無双である。
怪惑星ツイフォンが地球に近づいてきたときに地上に現れ、ツイフォンからやってきたドラコ、雪男の怪獣ギガスと対決。ギガスを適当にあしらい、ドラコも羽根をもいだあと逆エビ固めで倒す。
今回はウルトラマンが水爆を考慮して全力を出していない可能性はあるがかなり善戦し、パンチや首絞めで攻撃するもののウルトラ念力で動きを止められ、最後は八つ裂き光輪二つで切断され絶命。水爆がある頭部はウルトラマンが宇宙に運んで行った。
2代目は特に人間臭い動きが多く、ドラコとギガスの戦闘に乱入した時はうろたえるギガスの頭をはたいて脇にどかし自分がドラコと戦い始めた。
ギガスに対しては特に敵意を抱いてないのか適当にドラコを痛めつけた後ギガスをけしかけ、2体の戦いを「いいぞもっとやれ」と言わんばかりに座りながら観戦していたが、攻めきれないギガスに業を煮やしたのかやっぱり乱入して結局自分でドラコを倒す。
今回のレッドキングもやや金色に近いカラーリングで赤くはない。スーツは初代を改造したアボラスを再び改造したものである。
どくろ怪獣:レッドキング | |
登場作品 | ウルトラマン80 |
登場エピソード |
第46話「恐れていたレッドキングの復活宣言」 |
身長 | 45メートル |
体重 | 2万トン |
第46話「恐れていたレッドキングの復活宣言」に登場。
他のレッドキングと区別するために「3代目」と呼ばれることもある。
今回のレッドキングは壺の精マアジンが子供たちの「レッドキングのおもちゃが欲しい」という願いを勘違いして召喚した偽物である。
しかも召喚したレッドキングのせいで壺が壊れ、レッドキングをもとに戻せなくなってしまう。迷惑極まりない壺の精である。
召喚されたレッドキングは80と街中で激しい戦闘を繰り広げ、80のキックをかわしたり、噛みつきや尻尾攻撃で苦戦させるが最後はサクシウム光線を受け倒された。
どくろ怪獣:レッドキング(雌) | |
登場作品 | ウルトラマンパワード |
登場エピソード | |
身長 | 60メートル |
体重 | 3万トン |
第3話「怪獣魔境に飛べ!」で雌雄つがいで登場。
パワード・レッドキングとも呼ばれる。
ギアナ高地でレイロホと呼ばれ恐れられている怪獣。チャンドラーに縄張り争いの戦闘をしかけ、一度は敗北するもリベンジして倒す。
パワードとの戦いで不利になると鳴き声をで雄のレッドキングを呼び、二体で戦うがストライクビートルの攻撃で視界を奪われ、その状態でパワードに体当たりしようとしたせいで崖から落ちてしまった。
どくろ怪獣:レッドキング(雄) | |
登場作品 | ウルトラマンパワード |
登場エピソード | |
身長 | 70メートル |
体重 | 4万2000トン |
同じく第3話につがいで登場。
第12話にも別個体と思われる雄が登場する。
シリーズ初の「赤いレッドキング」である。
また、顔もよりガイコツに近い見た目になっている。
パワードとの戦いで不利になった雌のレッドキングの鳴き声を聞き駆けつけてパワードと戦う。
これまでの野蛮なイメージの強いレッドキングと違い、雌を助けるために現れ、パワードを弾き飛ばした後雌を気遣うようなしぐさを見せた。
雌との挟み撃ちでパワードを苦戦させるが、視界を奪われた雌が誤って崖から落下してしまい、その後を追って崖を降りようとするもするもパワードに引き留められる。その後雌を失ったことを嘆くように鳴き声を上げていた。
雌が崖から落ちてしまったあとパワードに対して攻撃してないことからもこの雄は攻撃的な性格ではないと思われる。
12話にも別個体と思われる雄のレッドキングが登場しドラコと戦うが、まるで別の世界の復讐と言わんばかりのパワードドラコに瞬殺された。
装甲怪獣:レッドキング | |
登場作品 | ウルトラマンマックス |
登場エピソード |
第5話「出現、怪獣島!」 第6話「爆撃、5秒前!」 第36話「イジゲンセカイ」 |
身長 | 60メートル |
体重 | 7万トン |
第5、6話に登場、第36話にも別の個体が登場する。
なぜか今作のレッドキングのみ「装甲怪獣」と呼ばれる。
今作のレッドキングは体内に爆発性の岩を大量に飲み込んでおり、それを吐き出すことによって攻撃するなど、シリーズ唯一のパワー以外に武器を持つレッドキングである。
第5話で謎の島サブジェクトファントムに出現。古代人に封印されていたが、怪獣島・サブジェクトファントムを制御するシステムだったピグモンの石像が壊れたせいで復活してしまう。
ピグモンを守っていた怪獣サラマドンを圧倒し、ミズキ隊員を助けるために変身したマックスと戦闘する。
怪力と口から吐く岩石の攻撃でマックスのパワータイマーを点滅させるが、突進した際自分の攻撃でできた穴に足を引っ掛けて転倒、ジタバタと悔しがっている隙にマクシウムソードで真下の爆発性岩石を起爆され地中に埋まったまま気絶した。
第6話で目覚めパラグラーを倒した後マックスと再び戦闘。マックスに宇宙空間に運ばれた上でマクシウムカノンを受け完全に倒された。
第36話ではシャマー星人によって別の世界から呼び出されたレッドキングが登場。
突然街中に出現させられ本人も戸惑いを隠せない様子だったがとりあえず暴れ始める。
シャマー星人に「あいつは単細胞だからねぇ~」と言われたり、コバ隊員からも「こいつも頭悪そうな顔してやがるぜ」と言われるなど本編でもバカ扱いされる。
2度目の出現でマックスと戦い、その馬鹿力と岩石弾で苦戦させるが、最終的には閉鎖空間に閉じ込められた上でギャラクシーカノンを撃たれ爆散した。
余談になるが、5,6話に登場したレッドキングはその体色故か放送当時、「モロコシキング」と呼ばれていた。
どくろ怪獣:レッドキング | |
登場作品 | ウルトラマンメビウス |
登場エピソード | 第42話「旧友の来訪」 |
身長 | 45メートル |
体重 | 2万トン |
第42話「旧友の来訪」にガディバが同化した状態で登場。
ガディバによってパワーアップされているが頭の悪い部分は変わらず、岩を投げようと探し回ったり、投げようとした岩を足に落して痛がったり、その痛む足で岩を蹴飛ばそうとしたりなど、今回もコミカルな動きが多い。
岩場に頭から突っ込んでふらついているところにメビウスのメビュームシュートを受け倒されたのだが・・・。
その怪獣の中での圧倒的な人気から大怪獣バトルシリーズにおける登場回数はかなり多い。
ゴモラとは初代に登場するパワータイプの人気怪獣という共通点もあり、ウルトラシリーズの怪獣ファンにとっては「夢の共演」とも言える対決を果たしている。
どくろ怪獣:レッドキング | |
登場作品 | 大怪獣バトル |
登場エピソード |
第1話「怪獣無法惑星」 第7話「怪獣を呼ぶ石」 第11話「ウルトラマン」 |
身長 | 45メートル |
体重 | 2万トン |
第1話「怪獣無法惑星」に登場。
※言うまでもなくタイトルはレッドキングが初登場するウルトラマン第8話「怪獣無法地帯」のオマージュ。
ZAPの前で小競り合いを始めたテレスドンとサドラの間に乱入、2体を一方的に痛めつけサドラの首を絞め倒す。(テレスドンは逃げ出した)
そのZAPのペンドラゴンを襲おうとするもレイのゴモラと戦い超振動波を受け爆散した。
第7話でもブルトンに召喚されテレスドン、ネロンガなど初代組と共に登場。他の2体が倒されるまでのんびり見ていたが2体が倒されるとゴモラに襲いかかり、ゴモラを上回る怪力で追い詰めるが、リトラのアシストで動きが止まり続けてゴモラの超振動波を受け倒される。
どくろ怪獣:レッドキング | |
登場作品 | 大怪獣バトルNEO |
登場エピソード |
第10話「新たな戦いの地平で」 第12話「グランデの挑戦」 第13話「惑星崩壊」 |
身長 | 45メートル |
体重 | 2万トン |
第10話以降でキール星人グランデの操る怪獣タイラントの後釜として登場。
前作はやられ役になってしまったが、今回は最強のレイオニクスであるグランデの怪獣として登場、初登場時には
と負けフラグを立てたペダン星人のキングジョーブラックをお得意のプロレス技で圧倒、最後はライダーキック飛び蹴りで完膚なきまでに破壊してみせた。
そして第12話ではレイの操るゴモラと激突。肉弾戦で互角以上の勝負を繰り広げ、さらにブレイブバーストを起こしゴモラをギリギリまで追い詰めるも、レイがレイモンとしての力に覚醒しゴモラもブレイブバースト状態となって形勢が逆転し敗北した。
その後第13話の最終決戦でグランデがレイの救援として現れ、ゴモラと協力しアーマードダークネスと戦う。
その戦いの中でEXゴモラと共にEXレッドキングとして覚醒しアーマードダークネスを倒す。
EXレッドキングになった後は腕がかなり太くなり、さらに全身が黒と赤の皮膚に覆われた、まさに「最強のレッドキング」と言える状態になった。
なお、EXレッドキングは元々PS2用ソフト『ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth』に「改造レッドキング」として登場したもの。
バードンとバンピーラの戦闘に割って入り、三つ巴の戦いを繰り広げた。翼のある怪獣とは何かと縁があるようだ。
対怪獣用超高性能地雷の上に倒れ込み爆発に巻き込まれるが無傷。地雷の上に乗っていたピグモンは今回もひどい目に遭わされた。
第11、12話内のシチュエーションコント「不良怪獣ゼットン」に赤王高校のトップとして登場。
ゼットン君の彼女(?)カオリを人質にしてゼットン君を追い詰めるが、ゼットン君の友人らによってカオリが奪還されると形勢逆転、至近距離から火球を食らって敗北した。
ゼットン君のよそ見を誘ってその隙に攻撃するという、珍しく頭を使った戦い方を見せている。
バット星人グラシエが甦らせた地獄の四獣士の一体で、グラシエに「宇宙を砕く超絶の豪腕 怪力大将軍 ザ・レッドキング」というキャッチフレーズを付けられている。
EXレッドキングにパワーアップしテクターギアを装着させられたウルトラマンゼロを叩きのめした。
その後グラシエの命令でピグモンを襲い、それを庇ったゼロを更に痛めつけるが、グラシエが余計なことを口走ったおかげで激怒しストロングコロナゼロにモードチェンジしたゼロにウルトラハリケーンで投げ飛ばされ、ガルネイトバスターで粉砕された。
ちなみに映像作品でEXレッドキングがウルトラ戦士と戦うのは本作が初である。
ウルトラマンティガ、ダイナに登場する「剛力怪獣シルバゴン」はその馬鹿力とお茶目な行動から平成のレッドキングと呼ばれていたりする。
▶もっと見る
掲示板
78 ななしのよっしん
2023/10/03(火) 06:09:14 ID: +Ria/YwCNk
79 ななしのよっしん
2023/12/12(火) 08:25:03 ID: mEEr1OMaId
友達に異常にレッドキングの声真似が上手いやつがいて
名前とか姿見るたびに思い出すわ
80 ななしのよっしん
2024/05/14(火) 22:09:48 ID: 6ZzBuROZeB
実は意外と善玉で登場することも多い
大怪獣バトルではグランデの相棒として最終的に味方になったし、ゲーム・漫画版NEOでは主人公アイの相棒となっている(ちなみにグランデがレッドキングを相棒にしたのはアイの影響)
ギンガでは美鈴がウルトライブしたし、ギンガSでは1話こそ敵として登場したが、ビクトリーのウルトランスで力を貸してくれたり、ヒカルがウルトライブしたりとギンガとビクトリーの大切な仲間として扱われている
超闘士激伝では闘士怪獣五獣士のリーダー格として活躍したり、初代のソノシートドラマでも宇宙怪獣に立ち向かうものがあったという
また、セブンの企画段階ではカプセル怪獣としての登場も検討されていたという
善玉というわけではないが、パワードやZでも単なる敵ではなく可哀そうな存在として描かれていた
急上昇ワード改
最終更新:2025/03/22(土) 23:00
最終更新:2025/03/22(土) 23:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。