マゼラアタックとは、機動戦士ガンダムシリーズに登場する、ジオン公国軍の戦車である。
1年戦争においてジオン公国軍はモビルスーツ(以下MS)開発に成功し多大な戦果を挙げた。そしてMSは重力下でも運用可能であり、来るべき地球侵攻でも主力となることが期待された。しかし、戦線はそれこそ地球圏全体におよび、またジオン公国自体が資源や生産力といった国力に乏しいこともありどうしても数が不足しがちであった。そこで、地球の重力戦線においてMSの支援を行い、その数不足を補うために開発されたのがマゼラアタックである。
マゼラアタックは当初、あくまでもMSを支援する自走砲としての役割が強く、そのために車体は戦車としては巨大で背も高く、砲塔部は旋回機能が無い。しかし、MSに比べればコストは少なく重力戦線における実質的な主力兵器として活躍し続けた。
武装は砲塔部の175mm無反動砲、通称マゼラトップ砲と車体部の3連装35mm機関砲である。マゼラトップ砲は改造によりMS用の携行兵装とすることができ、狙撃や支援砲撃など多岐に使用された。
さて、本機でもっとも特徴的なのは、その砲塔であるだろう。マゼラアタックは砲塔部のマゼラトップと車体部のマゼラベースに分かれている。マゼラベースは無人であり(兵員輸送スペース、あるいはカーゴスペースはある模様)、マゼラトップ側から1人で運用できる。そしてこのマゼラトップ、飛行することが可能である。マゼラトップにはしっかりと翼が生えており、翼と砲塔本体に推進器が備え付けられている。これにより胴体部が破壊されるなどした際にVTOLにより飛行することができる。飛行状態でも戦闘は可能ではあるが、射撃精度に難があり飛行時間も5分しかない。しかも一度切り離したらその場での再接続は不可能である。それにもかかわらず胴体部が無事であるのにマゼラトップで分離、攻撃する光景も見られた。また、マゼラトップのみを砲座として運用することもあった。
また、マゼラトップを失ったマゼラベースは、脚部を失ったザクと合体させられてザクタンクとなることもあった。
なお、いまだ61式戦車と違い主役に抜擢されたことの無いマゼラアタック(マゼラトップ)だが、ガンダムを撃破直前までもっていったり陸戦型ガンダムと互角の勝負をしたりと以外に活躍シーンがある。まぁその分やられ役も多いのだが。
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最終更新:2025/12/21(日) 04:00
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