カイリューとは、ポケットモンスターに登場するNo.0149のポケモンである。初登場は赤・緑。
基礎データ | |||
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名前 | カイリュー | タイプ | ドラゴン ひこう |
英語名 | Dragonite | 高さ | 2.2m |
分類 | ドラゴン | 重さ | 210.0kg |
性別比率 | ♂:50.0% | 特性 | せいしんりょく |
♀:50.0% | ― | ||
グループ | すいちゅう1 ドラゴン |
隠れ特性 | マルチスケイル |
孵化歩数 | 10,240歩 | 捕捉率 | 45 |
世代 | 第1世代 | 努力値 | 攻撃+3 |
進化 | ミニリュウ→ハクリュー(Lv.30)→カイリュー(Lv.55) | ||
図鑑データ | |||
全国図鑑 | #0149 | 図鑑の色 | 茶 |
ジョウト | #243 #248(HGSS) |
ホウエン | #304 #―(ORAS) |
シンオウ | #― | イッシュ | #― |
カロス | #147(マウンテン) | アローラ | #283(アローラ) #098(ポニ) (USUM) #381(アローラ) #128(ポニ) |
ガラル | #196(カンムリ) | ヒスイ | #― |
パルデア | #349 |
図鑑説明
- ポケットモンスター赤・緑、ファイアレッド、X、バイオレット
- おおきな たいかくで そらを とぶ。 ちきゅうを やく16じかんで 1しゅう してしまう。
- ポケットモンスター青、リーフグリーン
- すがたを みたひとは すくないが じつざいする うみのけしん。 ちのうも にんげんに ひってき するらしい。
- ポケットモンスターピカチュウバージョン
- ひろい うみの どこかを すみかにし とんで いどうすると いわれているが あくまで うわさに すぎない。
- ポケットモンスター金、ハートゴールド
- うみで おぼれている ひとを たすけるため ひろい うみを いつも とびまわっている という。
- ポケットモンスター銀、ソウルシルバー
- りっぱな たいかくで あれくるう うみを ものともせずに じゆうにとびまわる うみのけしん。
- ポケットモンスタークリスタル、スカーレット
- ひろい うみの どこかには カイリューだけが あつまって くらす しまが あるらしい。
- ポケットモンスタールビー・サファイア、エメラルド、オメガルビー・アルファサファイア
- 16じかんで ちきゅうを 1しゅうできる。 あらしで なんぱしかけた ふねを みつけると りくちまで ゆうどうする やさしい ポケモン。
- ポケットモンスターダイヤモンド・パール、プラチナ、ブラック・ホワイト、ブラック2・ホワイト2、Y
- ひろい うみの どこかに すみかが あると いわれている。 なんぱした ふねを りくまで みちびいてくれる。
- ポケットモンスターサン
- そうなんした おとこが たすけられ つれていかれた ことう は カイリューだけの らくえんだった。
- ポケットモンスタームーン
- ふだんは きわめて おだやかだが その げきりんに ふれると すべてを こわしつくすまで おさまらない。
- ポケットモンスターウルトラサン
- あれくるう うみも もろともせずに とんでいく。 そのすがたを みかけた せんちょうは うみのけしんと よんだ。
- ポケットモンスターウルトラムーン
- こころ やさしい ポケモンで うみで おぼれた にんげんや ポケモンを たすけたという はなしを よくきく。
- ポケットモンスターソード
- おぼれている ひとや ポケモンを みつけると たすけずには いられない こころ やさしい ポケモン。
- ポケットモンスターシールド
- うみの けしんと よばれる。 カイリューがたの ちょうぞうを へさきに つける ふねも おおい。
概要
- 元祖ドラゴンにして元祖600族。初代でドラゴンタイプはこの進化系列のみである。
- ステータスこそ高めであり、特にこうげきは伝説のポケモンも凌いでトップを誇り特殊技も幅広く覚えるのだが、肝心のタイプ一致の物理技がピカチュウ版で追加された「そらをとぶ」、ドラゴンタイプに至っては固定ダメージの「りゅうのいかり」しかなく、「でんじは」+「まきつく」or「つのドリル」といった戦法に頼らざるを得なかった。また当時はふぶき全盛期。4倍弱点を突かれることから使用者はかなり少なかった。もっとも、当時のふぶきは倒されることよりも氷漬けにされ「かげぶんしん」を積まれることの方が危険なため「カイリューはふぶきを中途半端に耐えず倒れるのが長所」と言われるほどである。
- またさらに問題なのが進化レベルが55であるため公式大会のルールではエースとしての運用を強いられる点であった。
- 2世代ではタイプ一致の技こそ習得したものの、当時はまだ特殊攻撃でかつ2~3ターン行動不能な「げきりん」と威力僅か65の「つばさでうつ」とイマイチな仕様。どちらかといえば持ち前の技範囲と高水準なステータスで幅広く相手をする戦い方になる。仕様変更された技としては「すてみタックル」の威力が120に上昇し、「つのドリル」もレベル差がある相手には命中率が上がった点。新しく追加された技としては「ばくれつパンチ」でカビゴンに打点を見込めるようになった。
- 3世代で追加された特性は「せいしんりょく」。「ねこだまし」を封じる程度の効果であったが、後にいかく無効の効果も追加されることになる。新技としては強力な積み技「りゅうのまい」があるのだが、この時代そもそもレベル55で使用できるルールがほとんどなく、対戦の出番がないという有様であった。
- 第4世代では仕様変更で物理化した「げきりん」(後述の理由で価値は下がったが)、他にもサブウェポン増加のおかげで「りゅうのまい」の活かし易さがかなり向上した。
- 第5世代では夢特性にて「マルチスケイル」を獲得。効果は「HPが満タンである場合、あらゆる技からのダメージを半減する」と言うもの(技なので状態異常や天候、設置物からのダメージは除く)。これはカイリュー系列を除けばルギア(同じく夢特性)しか持っていない準専用特性。
- 第4世代までのカイリューは、ステータスも極めて高水準で「しんそく」やその他サブウェポンの豊富さ等光る部分は数多くあったものの、素早さ80と言うのが足を引っ張り、頻発するドラゴン同士のタイマンで勝てないという悩みを抱えており、ガブリアスやボーマンダ等のメジャーなドラゴンに比べると一歩退いた位置にいた。
しかし、マルチスケイルによる耐久力大幅アップでタイマン性能を克服。それどころか不一致のめざパ氷程度なら4倍弱点を突かれても倒れないどころかHPが赤くすらならないほどの耐久力を手に入れ、従来のアタッカー型に加えて「はねやすめ」も用いた耐久型も出現し、一気にドラゴン族筆頭クラスにまで返り咲いた。第6世代では新アイテム「じゃくてんほけん」とマルチスケイルの組合せが強力。迂闊に弱点攻撃を仕掛けると手が付けられなくなる可能性も。
- 第4世代までのカイリューは、ステータスも極めて高水準で「しんそく」やその他サブウェポンの豊富さ等光る部分は数多くあったものの、素早さ80と言うのが足を引っ張り、頻発するドラゴン同士のタイマンで勝てないという悩みを抱えており、ガブリアスやボーマンダ等のメジャーなドラゴンに比べると一歩退いた位置にいた。
- かつて完全レベル50戦で使用可能なカイリューが配布されていた。これで性格固定でなければ言うことなしだったのだが…。
- HGSSとクリスタルバージョンでは龍の穴のイベントである条件を満たした場合、「しんそく」を覚えたミニリュウが手に入る。HGSSでは「しんそく」を遺伝させることも可能になったので、是非オスを狙いたい。
- 秘伝要員として非常に優秀。フラッシュとロッククライム以外の全てのひでんわざを覚えられる。ただ第四世代まではレベル55に上げてまでカイリューを使うより他のポケモンを複合で使ったほうが早かったりしたが、第5世代ではそのまま野性で登場してくれるので大いに活躍してくれる。
- Pokèmon GOではトレーナーレベルが高ければ上限CP3000越えという馬鹿ステータスの持ち主だけあり、配信当初から世界中のジムでカビゴンとともに猛威を振るっている。第2世代参入後はハピナスやバンギラスなど高CP勢の台頭で少しは多様化してきたが、それでもカイリュー人気は収まる気配がない。
- 20年に渡りひょろ長いハクリューから何故カイリューという二足歩行で手がある姿に進化するのか?変わりすぎでは無いか?と疑問視されていたが2019年から放送開始の「ポケットモンスター」にて人や子供を救うために手が生えたという心温まる準公式設定がアニメから出ることとなった。
レベルアップで覚える技
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※第8世代準拠。
ワタルのカイリュー
劇中ではワタルの切り札という印象が強いカイリューだが、正規の手段では決して再現できない仕様が搭載されていることで有名である。
- 本来習得不能なバリアーを覚えている(赤緑青。現在でも習得不可能)
(プログラム上のバグで技コードが一つずれており、本来は「れいとうビーム」を覚えさせる予定だったと思われる。) - レベルが50以下(金銀クリスタル、ポケスタ金銀。レベル50の配布カイリューは第四世代のもののため当時は再現不可)
そんなワタルのカイリューであったが、初登場から20年以上経つ2016年3月に開催されるカントークラシック大会で公式に配布されることが決定した。レベルや技構成は赤緑青当時のワタルのカイリューそのもので、もちろんバリアーも覚えている。ちなみに特性は「せいしんりょく」。
カイリュー以外にも、金銀クリスタルの岩雪崩プテラ(習得可能なのは第三世代以降)、ポケスタ金銀のレベル50バンギラスの存在、更に同じくポケスタ金銀で持ち物重複禁止ルール適用時の持ち物重複から、ワタルはしばしば改造厨という扱いを受け、ネタにされやすい。
アイリスのカイリュー
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- ポケットモンスターベストウイッシュシーズン2 第5話で初登場。サザンドラの攻撃からマメパト達を庇って翼に傷を負い、変電所に不時着して暴れていたところでサトシ達と出会う。ジュンサーにより強制排除されそうになるが、アイリスが身を挺してカイリューを庇ったことでアイリスを気に入り、自らついていった。
- 通常のカイリューと違い目が鋭いのが特徴であり、また非常に負けん気?が強くてアイリスの指示をあまり聞かない為、初期のサトシのリザードンのようなポジションである。
- ポケモンワールドトーナメントジュニアカップの初戦ではアイリスのライバルであるラングレーのツンベアーと対戦。本来苦手な筈の氷技を正面から受けきり(途中氷漬けにされるが自力で氷を割って脱出)、最終的に「かみなりパンチ」で一撃KOと言うワタル・ユウジのカイリューに負けないチートっぷりを発揮した。さらに2回戦ではヒカリのマンムーと対戦し、氷技を受けながらも「ドラゴンダイブ」で撃破。
準決勝ではサトシのワルビルと対戦。この頃にはアイリスとの息も合ってきており、「かえんほうしゃ」「れいとうビーム」の連続攻撃でワルビルを追い詰めるが、土壇場で進化したワルビアルの「ドラゴンクロー」を受けてあまりのダメージに暴走し、そのまま「ストーンエッジ」で倒された。 - 最近はアイリスの言うことを聞くようになってきており、ショウブのサザンドラを落ち着かせるのに協力したり、れいじゅうフォルムのコピペロストルネロス・ボルトロス・ランドロスと戦ったりと活躍している。
- ソウリュウジムではシャガのクリムガンとバトル。相手と同じ条件で戦うことを望み、空を飛ばずに陸上戦で勝負するが、クリムガンの圧倒的なパワーの前に敗れた。
- 使用技は「かえんほうしゃ」「れいとうビーム」「かみなりパンチ」「ドラゴンダイブ」。
サトシのカイリュー
ポケットモンスター(2019)では、サトシのポケモンとしてレギュラー入り。
- 元々は、カイリュー系統だけが暮らす島に生息する野生のハクリューだった。空を飛べずに悩んでいたが、ゴウの指摘を受けたサトシとの特訓で「りゅうのまい」を使えるようになり、飛べるようにもなった。ロケット団に捕まった仲間をサトシ達と助ける中で、荒れ狂う海に落ちそうになったサトシを助けようとした際にカイリューに進化。ロケット団を撃退した後、サトシについていくことを決めてゲットされた。
- 非常に人懐っこく、気に入った相手に抱き付く(ハクリュー時代は巻き付く)癖がある。
- ゲーム・アニメ共に、種族として強力なポケモンと認知されやすいため、視聴者からは相当な実力を持っているんじゃないかとは言われていた。実際、サトシとゴウを含む5人のトレーナーのポケモンを軽々退ける巨大ゴルーグを相手に互角のバトルをしており、高い実力の片鱗は見せている。その後も、カロス地方のバトルフェスでのコルニとの再戦や、イッシュ地方のチャンピオンにまで上り詰めたアイリスとのバトル等、いくつもの熾烈なバトルで輝かしい成績を収めている。
- ちなみに、上記の「カイリューに進化すると手足が生える理由」は、ハクリューの身体に掴まることができずに海に落ちそうになったサトシが、進化したカイリューに救われたことから考えついた仮説である。
- 使用技は、「りゅうのまい」「ドラゴンクロー」「ぼうふう」「はかいこうせん」。アイリス戦では、相手の「りゅうのはどう」を「ぼうふう」に巻き込んで掌握し、「りゅうせいぐん」に昇華させている。
ドット絵
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関連項目
600族のドラゴンタイプ |
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カイリュー(第1世代) / ボーマンダ(第3世代) / ガブリアス(第4世代) サザンドラ(第5世代) / ヌメルゴン(第6世代) / ジャラランガ(第7世代) ドラパルト(第8世代) / セグレイブ(第9世代) |
サトシの新無印編手持ちポケモン一覧(ゲット順) |
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ピカチュウ♂ | カイリュー♀ | ゲンガー♂ | ルカリオ♂ | ネギガナイト♂ | ウオノラゴン |
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