「CV-3 Sara、出撃します。みなさん、行きましょう!」
サラトガ(Saratoga)とは、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」に登場する艦娘である。モデルはアメリカ合衆国海軍に所属していたレキシントン級航空母艦2番艦『サラトガ』。
艦隊前進! 概要に移行します、Saraに続いて!
2016年11月18日から12月9日まで開催されている2016年秋イベント『発令!「艦隊作戦第三法」』にて先行実装された正規空母艦娘。同イベントMAPの第5海域(最終海域)『渚を越えて』の突破報酬としてのみ入手可能(ちなみに第4、第5海域が解放されたのはイベント開始日の翌日深夜に行われたオンラインメンテナンス以降なので、正確な実装日付は11月19日となる)。イベントが終了してからはしばらくは入手不可だったが、2017年9月12日のアップデートで大型建造枠として本実装。「Iowa」か「神威」を旗艦にしての建造をする必要がある。(アイオワはともかく何故神威?と思われるむきもあるかもしれないが、実は神威はサラトガと同じニューヨーク造船所出身である)
Iowaに続く艦これで2隻目のアメリカ艦娘であり、海外空母艦娘としてはグラーフ・ツェッペリン、アクィラに続く3隻目であるが、空母の先の2隻は未成艦だったので、実働した海外空母艦娘としては初になる。ゲーム内では「Saratoga」と表記される。
外見・デザイン
外見は薄く赤みがかった茶色の髪をポニーテール状にまとめ、袖の短い白のロングワンピース状の軍服を着用した清楚なお姉さん。
しかししずま氏の俺ルールに則りお色気も抜群で、マリリン・モンローばりに翻ったスカートからガーターソックスとその上の際どい部分が覗いており、非常に豊満な胸部装甲も印象的。
そして中破絵ではスカートや胸部など衣服のあちこちが焼け落ちており、魚雷の直撃したお尻を覗かせて四つん這いになった非常にけしからんポーズを見せている。
艤装は背中に挟み込むようにして体と接続されており、実際のサラトガの構造を反映して、大型の煙突を模した帽子や主砲等は身体の右側、甲板は左側に配置されており、甲板のトリガーは左手で握っている。その飛行甲板はマガジンとストックが合体したような銃のような構造をしており、持ち手だけ見るとトミーガンにそっくり。なお、マガジンは通常タイプのもの以外にドラムタイプのものもあり、それをスカートの裏に携帯している。
改造すると衣装と艤装の色がティターンズカラー濃紺に変更され、スカートが二枚構造になりやや露出度が下がる。どちらの色もそれぞれ人気があるため、複数艦所持したいという提督も多数。
細かい変化として改装前と改装後の甲板トリガーに刻印されているアメリカ海軍国籍章(通称海軍マーク)が改装前は1943年以前の「青い円形に白の星・中心に赤い点」に対して、改装後は現在もアメリカ軍用機で使用されている「青枠付きの白い星」にチェンジしてる。
性格はおっとりとしていて包容力があり、提督に対しても終始好意的。アイオワと比べてあまり英語が混じらない話し方をするが、時報で時刻を読み上げる際は英語のままで、あちらの代表的な感嘆詞である「Oh, My God!」をよく使うため、根は生粋のアメリカンなのは変わらないようだ。最期を共にした長門やプリンツ・オイゲン(英語表記の「ユージン」と呼ぶ)、同時期に似たような経緯で誕生した赤城、加賀らと仲が良く、時報では彼女たちとのやりとりがある。なお、時報ではヨーキィことヨークタウンの名前も出ている(実装フラグか?)。また、同僚のアイオワとは飲み仲間でもある模様。ちなみに、一人称はサラ。
性能
それまで実装された海外空母艦娘のグラーフ・ツェッペリンとアクィラは未成艦ということもあってか控えめな性能だったが、サラトガは全空母中トップの耐久と対空を始めとして、装甲も翔鶴改二甲に並び、その他のステータスも軒並み高水準にまとまっている。生き残って終戦を迎えているところから運も高く、現時点で瑞鶴改二・飛龍改二に続く正規空母第3位である。
搭載数は初期状態で27・19・19・15で最初から80機もある。改造すると36・18・18・18と2~3番目スロットの搭載数が1だけ減ってしまうが、合計では90機と加賀さんや五航戦姉妹の改二に次ぐ大容量となる。
第1スロットが一番多い配分から、一品物のレア攻撃機などを運用するのに向くが、残りのスロットが平坦で特別少ない搭載数のスロットが無いので、彩雲の運用には向かない。(※他に空母がいるならそちらに任せた方が効率的という意味で、サラトガだと彩雲の効果が下がるという訳ではない)
全体として高ステータスなのだが度重なる被雷損傷を反映してか回避があの大鳳すら下回って全空母でダントツの最下位となっている。運補正を考慮しても油断は禁物。そして五航戦改二姉妹(甲化前)に並ぶ燃費の悪さで搭載機数も多いので、資源の消費にも注意が必要である。
改造前はグラーフ・ツェッペリンと同じく夜戦で砲撃行動が可能であり、かつデフォルトの射程が「中」となっているが、改造するとこれらの特徴は消え、夜戦で行動できず射程短の通常の空母と同じ状態になる(まぁ、そもそも味方空母の夜戦能力はお察しなのだが)。
これは最初の真珠湾での修理の際に8インチ連装砲を降ろして5インチ高角砲に換装している事を反映したものである。
なお後述の史実の項にもあるとおり、クロスロード作戦の標的艦として最後を迎えているため、長門・酒匂・プリンツと同様に16秋イベのE5ボス艦隊に対して高い攻撃力を発揮する特効効果(通称「クロスロード組特効・クロスロード真拳」)持ちであった。
これはで、ボス艦隊に含まれる敵艦全てに対してキャップ後火力2.5倍と言うとてつもないパワーを持つ。長門が最近また急にゴリラ呼ばわりされるようになった理由である
サラの場合、未改造・未改修状態でもそれなりの艦載機を積んでやるだけで空母棲姫に昼砲撃で300以上のダメージを与えたりするほどの凄まじい攻撃力を持つため、制空を他の空母に任せて攻撃機ガン積みでボスと戦わせると、開幕で大量に爆撃をばら撒き、昼に砲撃を2順行う手数の多さで恐ろしいスピードで敵艦隊を殲滅しMVPを取っていった。
惜しむらくはサラトガ自身がこのE5のクリア報酬であるため攻略には使えないが、クリア後の掘りに使う事はできた。サラトガのレベリングをしつつ、圧倒的火力で攻略時よりも楽にボスをタコ殴りにできたのである。
Beautiful. いいMk.IIですね。
2016年の末の時点から、サラトガに改二を実装したいという声は運営側から漏れていた(ムック本に掲載された運営インタビューなど)。そして、2017年の夏が近づくにつれ、「海外正規空母の改二を準備中」という言葉が漏れてきてはいたのだが、実装されることなく夏イベントが開始された(ほとんど例外的な例を除くと、イベント中に改二実装は行われないのが通例)。
「これは夏イベ終わってから実装だな」という提督たちの予想通り、2017年夏イベントの終了と同時に、ある海外正規空母の改二実装が行われることが公表された。そして(リンガ泊地サーバがダウンした影響で、イベント自体が1日延長されるというハプニングはあったが)、2017年9月12日のメンテナンスで、Saratoga Mk.IIが実装された。
(海外艦の場合、「改」と違い「改二」はドイツのzwei、イタリアのdueのように、それぞれの母国語がつけられるのが通例となっている)
しかもそれだけではなく、さらにコンバート改装可能なSaratoka Mk.II Mod.2も同時に実装された。
正規空母の改二、およびコンバート改二の実装は瑞鶴改二・改二甲以来約2年ぶり、アメリカ艦娘の改二は初、海外正規空母の改二としても初である。しずま艦の改二としては意外にも長門改二に続いてまだ2人目だったりする。
改装レベルはともにLv85。Mk.IIへの改装時には改装設計図に加えて試製甲板カタパルトが必要となるが、これは直前の夏イベントでのE6の突破報酬(難易度問わず)となっていたことから、予想していた提督も多かった。
しかし、Mk.II Mod.2へのさらなる改装も同じLv85で行えた、というのは予想外であった。というのも、コンバート2段階目の改装は1段階目より高レベルが要求されるのがこれまでの通例だったためである。
ただし、このMk.II Mod.2からMk.IIに戻すときはLv90が必要である、というある意味罠が仕掛けられており、とりあえず図鑑埋めでMk.II Mod.2にしてから、改めて任務のためにMk.IIに戻そうとした提督をうろたえさせた(一部には、戻せないぞ、コンバートになってない、バグだと騒いだ者まで出たとか)。なお、Mk.IIでなければ達成できない任務があるので改造は慎重に。
Mk.IIで特筆すべきは、初の「夜戦可能空母」という点である。
このときのアップデートで、空母にも「夜間作戦航空要員」と「夜間戦闘機型艦載機」を搭載することで夜戦可能となったが、Mk.IIは最初からこの「夜間作戦航空要員」が内蔵されている、という扱いになっており、貴重なスロットを埋めることなく「夜間戦闘機型艦載機」を搭載するだけで夜戦が可能になる。
また、カタパルトを搭載したためか、射程が短から中に伸びている。スロットの搭載数は32/24/18/6の合計80機と、改時点の90機から減少しているので注意(スロット別機数が傾斜配分となったので偵察機などの運用はむしろやりやすくなったといえる)。後に史実でも関係深かった赤城改二戊・加賀改二戊が夜戦空母として加入
ちなみに「夜間戦闘機」のF6F-3N、F6F-5N及び「夜間攻撃機」TBM-3Dの入手にはMk.Ⅱ(で実施する任務)が必須であり、両装備と一部艦上攻撃・爆撃機を組み合わせた「夜間航空カットイン」は非常に強力でMk.Ⅱの高火力も相まって雷巡のカットイン雷撃と共に決戦装備になりつつある(入手難易度が雷巡より格段に高く、使いどころが雷巡より難しいため認知されにくいが)
あまりの強力さでこんなケースも・・・
Mk.II Mod.2は、翔鶴・瑞鶴の改二甲と同様の装甲空母化。Mk.IIのような夜間戦闘はできなくなる(誤解する人が多いが、「夜間作戦航空要員」内蔵ではなくなった、という意味で、スロットに「夜間作戦航空要員」を乗せれば夜戦は可能)。また、鶴姉妹の改二甲とは異なり、噴式機の運用はできない。概していえば、鶴姉妹というよりは大鳳の方向にさらに極めた、というイメージで、もちろん装甲空母なので中破でも戦闘可能。スロットの搭載数は37/24/19/13の合計93機に増加し、鶴姉妹改二甲と同数で空母第2位タイとなった(1位は加賀改の98機)。ただし、火力は58と(なぜか)Mk.IIの68から大幅に下がっている。大鳳改が59なので、現時点で装甲空母では最低の火力となっている。
また、燃費がすさまじく悪化。正規空母最低燃費のアクィラと比べると実に2倍の消費である。まぁ大和型やアイオワと比べるとまだまだたいしたことない、という意見もあるかもしれない
(実際には艦載機の改修を含めて収集しにくいボーキサイトの消費が膨大なのでランニングコストでは翔鶴型改二甲・加賀改二護と並んで全艦娘中トップクラスの高コストではある・・・ジェット機が使えないだけ鋼材の消費はやや少ない)
服装はMk.IIで以前からの白に黒いラインがより太くなり、ベルトやスカーフも黒くなっている。これは史実の1944年頃のサラトガに施されていた対水上・対潜迷彩塗装(海上艦の迷彩とは隠れるためではなく形をごまかすためのもの)が元になっている。なお、このときの飛行甲板に「3」と描かれているのは、サラトガの艦番号(CV-3)が元ネタ。更に航空甲板を模した赤・白・木甲板色のスカーフが赤白のシンプルなものに変更。
Mk.II Mod.2は改と同じ色調の濃紺制服になる(こちらにも黒いラインが入るが1期は殆ど見えず、高解像度になった2期で認識出来るようになった提督がかなりいる)。これは装甲空母化を意味していると思われる(大鳳と同じパターン?)。
どちらにせよ、あの見事なおっぱいは別に減った様子はないので安心されたし。むしろおっぱいが強調され、「尻のノーマル(改)」「おっぱいのMk.Ⅱ(mod.2)」とも・・・MPさん違うんです手が勝手に……
ちなみに二期からの高画質化の恩恵でスカート脇のスリットの詳細も明らかになっており・・・実際の姿はゲームで確かめられたし
なお、一部提督の元で改造を行ったところ、サラトガ級浮遊要塞一番艦が出現すると言う怪現象が起きた模様。→タコトガ(何これ)
あの大きな戦いでは最初から最後まで頑張ったんです
アメリカ合衆国海軍初の大型正規空母『レキシントン級航空母艦』の2番艦がサラトガである。自分でも言っている通り艦番号はCV-3、つまりアメリカ海軍の3番目の空母であった。太平洋戦争勃発時から終戦に至るまで戦い抜いた3隻の空母のうちの1隻であり、実働17年で98,549機という空母着艦数の最高記録を持つ。名前はアメリカ独立戦争の古戦場にちなんでおり、アメリカ海軍で代々受け継がれてきた由緒正しきものであり、サラトガはその5代目にあたる(ちなみに、6代目となるフォレスタル級空母「サラトガ」も1994年に引退済みで、2016年現在は7代目待ち(?))。「サラ」、「シスター・サラ」、「サラ丸」などの愛称で呼ばれていた。詳細はレキシントン級航空母艦の項も参照されたし。
第一次世界大戦後、獲得した植民地が増えたことに伴い、海軍力の整備・増強の必要性が高まったアメリカでは、ダニエルズ・プランと呼ばれる海軍拡張計画を策定し、多数の艦船を建造して海軍力の向上に努めた。その計画のひとつが40.6cm砲を8門備えたアメリカ初のレキシントン級巡洋戦艦の建造である。
当初、6隻の建造が計画され、工事も進められていたが、1922年のワシントン条約によって各国が保有できる戦艦の数が制限されることになり、建造途中だったレキシントン級は廃棄対象となってしまう。完成が困難となったレキシントン級だったものの、ワシントン条約では戦艦から空母への改装が認められていた。そのため、工事が進んでいたレキシントンとサラトガの2艦を大型航空母艦へと改装することが決定し、実行に移された。アメリカ初となる大型正規空母レキシントン級の誕生である。奇しくも、赤城や加賀と似た経緯でこの世に生を受けている。
以上のような経緯で完成したサラトガは全長270m、排水量43,000tという空母として規格外の巨体を誇り、姉妹艦であるレキシントンと並び『Queen of the flattops(空母の女王)』と称された。これは日本海軍最大級の赤城やあの大和型と比較しても一回り大きい。
動力は巡洋戦艦時代に設計されたターボ・エレクトリック方式がそのまま採用され、14万キロワットに達する発電能力と最大21万馬力もの出力を発揮し、最高速度35.6ノットという高い運動性能を獲得した。同時期の赤城が13万3千馬力31ノット、日本空母の集大成である翔鶴型や大鳳ですら16万馬力34ノットほどであることを考えるとまさに規格外。
ただしこの大出力を実現したレキシントン級は16ものボイラー缶を搭載しており、特徴的な大煙突が必要になるほど猛烈な排煙や、当然のように燃費が悪いなどの欠点があった。これをセット運用できたのは圧倒的な技術&資源を持ち得た米国だからこそだろう。
また、長大な船体を活かした一枚甲板は78~90機もの艦載機を搭載することができ、空母としての能力は太平洋戦争開戦当初から一線級を誇った。飛行甲板右舷側にある巨大な煙突がトレードマークであり、レキシントンと識別できるように側面中央部に太い縦帯が塗られていた。また、飛行甲板にも識別塗装が行われており、艦尾にSARAと書かれていたことが愛称の由来となっている(ちなみに長女の「レディ・レックス」ことレキシントンの艦尾にはLEXと書かれていた)。
1925年に進水したサラトガは1927年に就役し、しばらくの間は演習や訓練に従事していたが、真珠湾攻撃によって太平洋戦争が勃発すると、太平洋側に存在していたアメリカ空母がレキシントンとエンタープライズのみだったため、急遽ウェーク島の救援に向かうため出撃する。しかしすでに日本軍によってウェーク島が占領されていたため、エンタープライズと合流しようとしていたところで伊6の雷撃を受けて中破してしまう。修理のためアメリカ本国に帰還したため、ミッドウェー海戦に参加することはなかった(ただし、サラトガの航空隊は折しも直前の珊瑚海開戦で自分の航空隊を失っていた空母ヨークタウンに乗って参加、日本の空母蒼龍を沈める殊勲を挙げている……が、ヨークタウンは飛龍航空隊の反撃に遭って中破し、ミッドウェーからの帰途に伊168の雷撃によって沈められてしまった)。
ミッドウェー海戦他の緒戦で失った航空隊の補充として再出撃したサラトガは、空母ワスプや重巡ニュー・オーリンズらとともにソロモン方面へ進出。1942年8月の第二次ソロモン海戦では、サラトガの航空隊が龍驤を撃沈させる戦果を挙げたが、その後伊26の雷撃によってまたもや中破したため、真珠湾へと帰還して修理を受けた。
修理完了後、サラトガは戦線に復帰し南太平洋方面へ再出撃するが、当時エンタープライズはオーバーホールのため本国へ戻っており、他の空母は日本軍との戦闘で喪失ないし損傷していたため、ソロモン方面で稼働している正規空母はサラトガのみという状態であり、機動部隊再建まで屋台骨として活躍した。その後、新しく就役した軽空母プリンストンと共に第38任務部隊を形成し、1943年10月からブーゲンビル島攻略支援に参加。11月にはラバウルへ大規模な空襲を行い、大きな戦果を挙げた。ギルバート諸島を攻略完了後、サラトガは一旦本国へ帰還し、オーバーホールを受けている。
1944年1月に戦線復帰すると、マーシャル諸島攻略作戦への支援に参加したのち、同年3月にはインド方面へと進出する。イギリスの空母イラストリアスらと連合艦隊を結成し、スマトラ方面やスラバヤの日本軍に対して奇襲を行った。その後は本国へ帰還して整備を行ったのち、1944年9月に真珠湾へ復帰した。
この頃は、既にエセックス級を始めとする新鋭空母(いわゆる「週刊仮設空母・月刊正規空母」)が相次いで戦線に投入されており、一線級を退いたサラトガは航空隊の訓練に従事していたが、その巨体が夜間の攻撃機の発着に最適ということで急遽硫黄島攻略作戦へ駆り出されることとなる。硫黄島上陸に先立ち日本本土へと空襲を行い、1945年2月21日に父島へ空襲を行うために出撃したところで特攻隊の集中攻撃を受け大破。以降、戦線復帰することなく終戦を迎えた。終戦後はアメリカへ帰還する復員兵の輸送を行った。
大戦後期の練習空母、復員艦としての扱いは日本における元祖空母の鳳翔にも通じるものがある。
太平洋戦争が終結し、開戦当初から生き残った空母はサラトガを除けばエンタープライズとレンジャーのみとなっていた。殊勲艦であったサラトガは練習空母として活用される計画もあったが、すでに旧式化していた上に圧倒的なペースで過剰なまでに量産された空母群の存在もあって予算面の都合がつかず、予備役になることもなく廃艦が決定した。
あまりの巨体故に記念艦としての引き取り手もスクラップとして解体されることもなく、他の殊勲艦や日本の長門、酒匂、ドイツのプリンツ・オイゲンらとともに核実験『クロスロード作戦』の標的艦となる。最初の核実験は耐えたものの、二回目の核実験で船体を損傷し、1946年7月25日に沈没。太平洋戦争開戦初期から幾度も負傷しながらも米機動部隊の一員として奮闘した殊勲艦サラトガはビキニ環礁でその生涯を閉じたのだった。1946年8月15日に除籍。
それから70年が経過した現在は、放射能汚染も短時間であれば問題無いレベルまで軽減されており、浅瀬(水深20~30m程度)に比較的原型を保ったまま沈没しているため、民間人のダイビングスポットとしても人気があるようだ。また、海中で劣化し海洋生物に寄生されたその姿がまるで怪物のようだと一時期話題になったこともあり、E-5ボス『深海海月姫』のモチーフになっている。
いい動画。この子もいいですね
excellent! 関連静画、ありがとうございます
え、飛行甲板に!? 関連コミュニティを!
関連項目ですね? Saraが整理してお持ちします
- 艦隊これくしょん~艦これ~
- 軍用艦艇の一覧
- 空母(艦これ)
- アメリカ合衆国海軍
- 戦艦:アイオワ(艦これ) / コロラド(艦これ)
- 空母:サラトガ(艦これ) / イントレピッド(艦これ)
- 護衛空母:ガンビア・ベイ(艦これ)
- 重巡洋艦:ヒューストン(艦これ)
- 軽巡洋艦:アトランタ(艦これ)/ヘレナ(艦これ)
- 駆逐艦:フレッチャー(艦これ) / ジョンストン(艦これ)
- 護衛駆逐艦:サミュエル・B・ロバーツ(艦これ)
- 赤城(艦これ) / 加賀(艦これ)・・・共に条約が元で産まれた関わりが深い艦
- 深海海月姫
クロスロード組 / クロスロード作戦 (標的艦) |
日:長門型戦艦 - 長門 独:A.Hipper級重巡洋艦 - Prinz Eugen 日:阿賀野型軽巡洋艦 - 酒匂 米:Lexington級航空母艦 - Saratoga |
2016年秋イベント 『発令!「艦隊作戦第三法」』 新規実装艦娘 | ||||
|
- 7
- 0pt