バブルガムフェロー(ウマ娘)とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
実在の競走馬「バブルガムフェロー」をモチーフとするウマ娘である。CV:神谷早矢佳
誕生日:4月11日 身長:166cm 体重:宣言通りの仕上がり
スリーサイズ:B82・W58・H84ハジけるポテンシャル。勇猛果敢な切り込み隊長。
強靭な精神と飲み込みの早さを持ち、自身がやると宣言したことは必ずやり遂げる傑物。
父のクラブでは『四天王』の1人と称され、同じように呼ばれたウマ娘たちと、レースでの活躍を誓い――日々、夢に向かって励んでいる。
2024年8月23日の「ぱかライブTV Vol.44」で発表されたウマ娘。社台レースホースの所有馬としては(名前だけ登場済みのステイゴールドを除くと)ネオユニヴァース、デアリングハートに次いで3頭目のウマ娘化。エアグルーヴとシンコウウインディしかいなかった1996年クラシック世代からも3頭目の登場である。
明るい鹿毛のロングヘアをハーフアップにした容姿。名前の由来でもある風船ガム(バブルガム)をいつも嚙んでおり、ガムを膨らませる専用モーションがある。その一方で、ガムの残量を見誤りきらしてしまうとヘロヘロになり調子が落ちてしまう。
そのワイルドな見た目や、爽やかでサバサバした言動、常に風船ガムを噛んでいる所作などからヤンチャそうな印象を受けるが、実際はかなりの優等生。ホーム画面の会話でも「小テストの結果が楽しみ」「テスト前はエアグルーヴと勉強をしている」と語っているなど、学業の成績は良好とみられる描写が多々ある。
レースクラブの経営者である父親からの指導を受け、走りの才能が開花。そのレースクラブではバブルガムフェロー以外にも将来有望な3人のウマ娘がおり、バブルガムフェローを含めて「四天王」と呼称されている。元ネタとしては、1996年の牡馬クラシックにおいて同じサンデーサイレンス2年目産駒のダンスインザダーク・イシノサンデー・ロイヤルタッチとともに「サンデー四天王」と呼ばれたことが由来と思われる。ゲーム内では、その他の四天王はワルツオブシャドウ、ソルラピス、ホーリーキュアという名称で固有モブウマ娘として登場した。
96年、天皇賞(秋)。
挫折が教えてくれる道がある。
全治6ヶ月の悔しさは、エネルギーへと化けた。わずか3歳で天皇賞を勝つなんて。
グレード制導入後初となる3歳(現表記)での天皇賞(秋)制覇を果たした、1996年クラシック世代「サンデー四天王」の一番槍。
1993年4月11日生まれ。父*サンデーサイレンス、母*バブルカンパニー。母母ProdiceはフランスG1馬で、母の全妹にアメリカGI3勝馬Sangue、半兄にも南米の名種牡馬Candy StripesやフランスG1馬Intimisteがいる良血馬である。馬名の意味は「風船ガムを噛む奴」。
SS産駒としては2世代目だが、初年度産駒の時点で既にSS産駒の気性の荒さは知れ渡っており、母父Lyphardもまた気性難の血統だったので育成牧場はかなり警戒したそうだが、バブルは全く手の掛からない素直な馬だったそうである。
社台RHにて1口90万円の40口で募集され、美浦の名門・藤沢和雄厩舎に預けられたバブルガムフェローは、名手・岡部幸雄を鞍上に10月の東京でデビュー。初戦は岡部がレースに慣れさせることを優先したため3着に敗れたが、折り返しの新馬戦をほとんど追うこともなく逃げ切って楽勝すると、オープン特別の府中3歳S(現在の東スポ杯2歳S)でも1番人気サクラスピードオーを蹴散らして余裕の勝利。
岡部騎手はクラシックを見据えて中山・芝2000mのホープフルS(オープン特別。現在の同名のGⅠとの関係はややこしいので当該記事参照)への出走を進言したが、クラブの意向もあって1600mのGⅠ朝日杯3歳Sへ出走。ハイペースの流れで行きたがるバブルを岡部騎手がなだめながら進め、武豊騎乗の2番人気エイシンガイモンが仕掛けたロングスパートを余裕の手応えで差し切って完勝。
一方関西では、出世レースのGⅢラジオたんぱ杯3歳S(現:ホープフルS)でロイヤルタッチ・イシノサンデー・ダンスインザダークのSS産駒3頭がワンツースリー。この年のクラシックをSS初年度産駒が蹂躙したこともあり、この4頭が2世代目のSS産駒組として「サンデー四天王」と呼ばれることになる。
明けて4歳、トライアルのGⅡスプリングSを勝利し、クラシックへ向けて万全……のはずだったバブルガムフェローだったが、皐月賞直前にまさかの故障発生。右後脚の骨折で無念の全治6ヶ月、春のクラシックは棒に振ることになってしまった。
しかし休養中にじっくりと力を蓄えたバブルガムフェローを見た藤沢師は、当初の予定通り、距離適性を鑑みて秋は菊花賞ではなく天皇賞(秋)に向かうことを宣言。休み明けのGⅡ毎日王冠で古馬に初挑戦し3着とまずまずの結果を出し、本番の天皇賞(秋)に臨んだ。
ところがまたもここでトラブル発生。タイキブリザードのアメリカ遠征で渡米していた岡部幸雄が、レースの順延で秋天に騎乗できなくなってしまったのである。急遽代役を務めることになったのは、当時27歳、なかなかGⅠを勝てずにいた蛯名正義であった。この年の春天を勝ったサクラローレル、GⅠ初挑戦のマーベラスサンデー、宝塚記念を勝っているマヤノトップガンらが揃う中、ローレルとマベサンに次ぐ3番人気に支持されたバブルガムフェローは、好位先行から鋭く抜け出し、追いすがる古馬三強を振り切って勝利。1937年の第1回以来59年ぶり史上2頭目となる現3歳での天皇賞(秋)制覇を果たし、蛯名正義は悲願のGⅠ初制覇となった。
続いて戻った岡部とともに意気揚々とジャパンカップに乗りこんだが、ここではズルズルと後退して謎の13着大敗。故障ではなく、理由のわからない負け方に岡部幸雄は「壊れたのは馬の頭だよ」とコメント。この後予定されていた海外遠征は白紙になってしまった。
結局秋天の消耗が予想以上に激しかったということのようで、このあと半年以上休むことになり、明けて5歳は6月のGⅡ鳴尾記念で復帰。ここは格の違いを見せて勝利したが、蛯名正義が騎乗した宝塚記念はマーベラスサンデーにクビ差競り負けて2着。秋初戦の毎日王冠は馬体を戻して勝利したものの、天皇賞(秋)では「バブルか!エアか!」の名実況で知られる女帝エアグルーヴとの熾烈な叩き合いに競り負けてまた2着。因縁のジャパンカップではピルサドスキーとエアグルーヴに届かず3着に敗れ、このあと屈腱炎を発症。藤沢師いわくそれほど重いものではなく、翌年も現役続行のつもりだったが、社台グループの意向もあって現役引退、種牡馬入りとなった。
古馬となってからの戦績も立派なものではあるが、3歳で秋天を勝った時点でかけられた期待からすると不完全燃焼に終わった感もあり、GⅠ2勝馬ながら「未完の大器」的な扱いを受けることもある馬である。
種牡馬としてはシャトル供用されたニュージーランドでGI馬を出したが、国内では産駒は概ねダート向きで、障害を含めても中央重賞馬3頭、交流重賞馬3頭と期待されたような結果は残せなかった。2010年、肺炎のため17歳で死亡した。
現役でその血を引く馬は決して多くは残っていないが、母父バブルガムフェローを持つダンシングプリンスが2022年のJBCスプリントを制して種牡馬入りを果たしている。
詳細は当該記事へ→バブルガムフェロー
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最終更新:2025/12/09(火) 07:00
最終更新:2025/12/09(火) 06:00
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