G-セルフとは、アニメ『ガンダム Gのレコンギスタ』に登場するモビルスーツである。
本作の主役機。その姿から、かつての「宇宙世紀」で活躍したガンダムタイプのモビルスーツだと思われる。
発祥は謎に包まれており、どの国家や軍にも属さず突如本機に乗って地球に降下した“謎の少女”からもたらされた(少女はラライヤ・マンディと名付けられる)。
若干曲線的な部分的に丸みを帯びたフォルム、「テスタメントガンダム」を思わせる“鬼のツノ”のように前方に突き出たブレード・アンテナ、ツイン・アイも比較的大型の物になっている。また角が取れた胸部排熱ダクトの形状や独特なパネルラインも特徴。
G-セルフに用意された複数のバックパック・モジュールは様々な局面での運用を想定した物で、空戦用形態や宇宙専用形態など作戦に合わせた換装を行える他、副次的な効果として装着ごとに機体色が変化していく(これと同様の装甲色の変化に『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』におけるヴァリアブルフェイズシフト装甲が挙げられる)。
パイロットの生還率を高めるコア・ブロック・システムを採用する。コックピットは可変機構を持ち、小型の戦闘機「コア・ファイター」に分離変形可能となっている。すなわちこれが本機の“核”となる部分。コア・ブロック・システム自体は宇宙世紀で採用された技術の一つで、ガンダムと呼ばれる機体はかなりの数が採用していた。
モビルスーツとしては致命的だが何故か動かせる者が限定されており、起動にも特定の条件があるようだ。現状はラライヤ・マンディ、アイーダ・レイハントン、そして主人公のベルリ・ゼナムしか動かすことは出来ない。
後に海賊部隊で使用する事となりアイーダ・レイハントンが搭乗。フォトン・バッテリー強奪任務において投入するも、捕獲されそこでベルリと邂逅する。このG-セルフをベルリが起動出来た事によって運命が大きく動き始める。
富野がガンダムエース2010年12月号における創刊100号記念に寄稿したGレコのプロット、小説「はじめたいキャピタルGの物語(仮題)」で、“G”という名の人型兵器が登場している。
パイロットは宇宙海賊のアイーダ・クロノス(アニメでのアイーダ・レイハントン)。この時にベリル・ゼナム(アニメでのベルリ・ゼナム)の搭乗するマンマシーンと戦闘に入った。アイーダは本機を何も知らずに乗っていたらしく、その際に「ラライヤ」という名の人物が挙げられた。名称はパネル上のマニュアルにGと表示される事からそう呼んでいる。
地の文から形状はマンマシーンより一回り大きく、さらに前世紀のマシンにそっくりだという事からマンマシーンとはまた異なる機体であったと考えられる。
HG「G-セルフ」が発売予定。しかしまだ詳細は不明。
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最終更新:2025/12/13(土) 09:00
最終更新:2025/12/13(土) 08:00
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