ガ・ゾウム

ガ・ゾウムとは、アニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』『機動戦士ガンダムUC』に登場するMSである。

概要

GA-ZOWMN ガ・ゾウム
型番	AMX-008
頭頂高	18.0m
重量	31.6t / 58.2t(全備)
出力	1,840kw
推力	腕部：8,640kg×4 背部：9,620kg×6 総推力：92,280kg
搭乗者	ゴットン・ゴー
兵装	ハイパー・ナックルバスター
	ビーム・サーベル×2 (ビームガン×2)
	AMS-06H 9連装ミサイルラ ンチャー

ネオ・ジオン軍が開発したMS時の戦闘能力と対MS戦を重視したガザ系MS。

元々、次期主力量産機（ガザE）開発計画のⅠ案「MS形態を重視した機体」をコンセプトに、Ⅱ案と競作の形で開発されていた。しかしⅠ案は新規フレームの採用に伴う骨格レベルの相違や性能向上が著しかった点から「ガ・ゾウム」の名が新たに与えられ、Ⅱ案が正式な「ガザE」となった。

フレームの刷新によって形状は従来のガザ系MSから大きく変わっている。競作機のガザEがズサっぽい体型であるのに対し、本機のそれは一般的なMSに近い。

実は殆どのスペックではガザDに劣っており、火器もかなり減らしている。
とはいえ、少なくとも推力面では脚部内に隠れたスラスター(MA形態で露出)を始めとする配置の見直し、腕部スラスター、左右6基の大型スラスターを搭載した背部モジュール、スラスターの推力方向の統一で効率化されている。

背部のスラスターモジュールは「ムービング・スラスター」と呼称され、左右独立した稼働が可能となっておりAMBAC肢の役割も持つ。

• ハイパー・ナックル・バスター
  Eパック式ナックル・バスター。火力と取り回し・運用面で優れる主力兵装。
  従来の物は本体に搭載されたジェネレーターとの直結式であるため固定兵装扱いだったが、本兵装では大型Eパックとグリップとトリガーの新設によってオプション(携行兵装)扱いになっている。
  出力はガザDのナックルバスターには劣る。そのかわり連射が効くしEN消費も抑えられる。
• AMS-06H 9連装ミサイルランチャー
  肩部に装備したウェポンラックに収納されたセミ・アクティブ・ホーミング・ミサイル。赤外線誘導式。
  MA形態では下面に向く（爆撃用）。
• MA形態
  通常ガザシリーズとかなり形状が異なるMA形態。
  肩部ウェポンラックが機首となり、背部ムービング・スラスターは左右にウイングとして展開、脚部が2つに割れスラスターが露出する。腕部のスラスターは両サイドに展開する。

ガ・ゾウム後期型(ガンナータイプ)

1/144ガ・ゾウムに掲載された機体。

ガ・ゾウムは長期間に渡る生産に伴い、改良・パーツの変更も行われた。
違いが顕著なのは頭部デザインと膝部追加スラスターである。とはいえ一部パーツの既製品を取り換えたコスメチェンジレベルであり、ザクⅢ後期型ほどの性能の差異は見られなかった。

旧キット解説書に掲載された後期型はウェポンラックをメガランチャーに換装、レドームユニットを装備している。

ガ・ゾウム マリンタイプ

ハイゴッグ？→え、ガ・ゾウム型MS？→水中型ガ・ゾウムでした。
公式外伝のAOZ第3弾『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ 黒うさぎの見た夢』に登場。

U.C.0091年に火星ジオン残党「ジオン・マーズ」が開発した水中用MS。ガ・ゾウムの胴体部をガザ・マリンタイプ、腕を伸縮式のフレキシブルアームとヒート式アイアンネイル（旧ジオン系に見られるビームガン内蔵式）に変更。またナックルバスターを廃して肩部ミサイルが追加された。
実は設計はネオ・ジオン軍の地球降下作戦後に使われる予定だった機体の流用である。

火星ジオン残党「レジオン」が建造中の決戦兵器 ガンダムTR-6[インレ]を奪回する為に改修されたが、ジオンマーズはレジオンに敗戦しゲリラ活動中だったために満足な生産を行えず、気密性に問題が生じ、水中での活動時間も切り詰められている。
フレームにも過度な負荷がかかるためメンテナンス性も悪い。設備・資源に乏しいジオン・マーズには不適な機体だったりするのだが、次のインレ奪回作戦が最終チャンスと割り切っている事から特に支障はなかったようだ。

通常機と比べ装甲が分厚い猛牛コルトの専用機も存在し、インレ奪回作戦へと投入された。

関連動画

ガ・ゾウムに関するニコニコ動画の動画を紹介してください。

関連商品

関連項目

• 機動戦士ガンダムΖΖ
• ガザ(ガンダムシリーズ)
• ガザE
• ガンダムシリーズのMS・MAの一覧