この項目では漫画作品について記述しています。 アニメ版の主題歌については「健全ロボ ダイミダラー(遠藤会)」を参照。 |
『健全ロボ ダイミダラー』とは、健全な作品である。すけべーなことなど何もない!ちょっとでも不健全なことをしようとしたらペンギン帝王様のお仕置きが待っているぞ!
本当の概要
なかま亜咲の漫画である。ギャグやお色気要素を取り入れたロボット漫画。
『Fellows!』(エンターブレイン)にてvolume2(2008年12月)からvolume25(2012年10月)まで連載された。続編『健全ロボ ダイミダラーOGS』が、『ハルタ』(エンターブレイン)にてvolume8(2013年10月)からvolume35(2016年6月)まで連載されて完結した。
物語
時は2065年。突如として出現した知的生命体ペンギン帝国。人類側は友好使節を派遣するも壊滅。ペンギン帝国との果てしない小競り合いが始まった!彼らの駆る南極ロボット(人類側の呼称はペンギンロボ)は人類に多大な迷惑を催す。対抗できるのは秘密組織美容室プリンスの開発した健全ロボダイミダラーのみ。特殊因子「Hi-ERo粒子」によって稼働するダイミダラーを操縦できるのは粒子を発生できる因子保有者(ファクター)だけ。これは因子保有者達とペンギン帝国が織りなす壮大な物語である。
用語
Hi-ERo粒子
エネルギー保存の法則を無視して生み出される未知のエネルギー資源。因子保有者と呼ばれる人間の感情により生み出される。一度に数GJものの莫大なエネルギーを発生する(原子炉1基程度に相当)ため、因子保有者は保護対象になる。発生時は体が光り輝き腕力などが増すがあくまで副産物。直接触れても害はない模様。
健全ロボダイミダラーOGSでの説明によると因子保有者により粒子そのものの性質も異なるらしい。
なお、真玉橋孝一が女の子にエッチなことをしないと生み出さないため誤解しがちだが、必ずしもエロ行為をしなければ粒子を生み出せないわけではない。因子保有者にもよるがもしかしたら勇気によりエネルギーを生み出す者もいるかもしれない。
アニメ版
宇宙にあまねく存在する全ての生命体が宇宙の創造主からもたらされた、種を繁栄させるための命のエネルギーであり、Hi-ERo粒子を物理的をパワーに変換、増幅し発揮できる能力を持つ特異体質者が因子保有者とされる。
チャクラ由来のエネルギー故、Hi-ERo粒子ジェネレーターを搭載する機体は人型をしなければならない。
ペンギン帝国
突如として現れた高度な科学力を有する知的ペンギン集団。とある目的のために高エネルギー資源であるHi-ERo粒子とその発生源である因子保有者を求めている。
ちなみにアニメ製作委員会は「ペンギン帝国」となっている。こっちが主人公なんですか?
美容室プリンス
もともとは何の変哲もない美容室だったが高度な技術を持つ美容師たちが集まり世界規模の秘密組織となった。陸自と協力しているなど割とオープンな印象がある。因子保有者を保護しペンギン帝国と対抗する人類の砦。
もともとの美容室プリンスと秘密結社としての美容室プリンスは別のものとなっている。
ちなみに、名前の元ネタ&外観は作者の母親が営む美容室である。
アニメ版
経緯は変わらないが、もともとの美容室の地下に基地が存在しており組織が一体化している。マイティジャックや秘密戦隊ゴレンジャーが元ネタ。
ダイミダラーを毎回パラダイムシティのネゴシエイターのロボットばりに出撃させるので大変迷惑。なお出撃時のゲート名は四十八手が元ネタ。
ペンギン装置
物体を転送できる便利な装置。次元すら超えることができるが莫大な燃料がいる。新ペンギン計画のかなめ。生物に使用すると何か一つ失われてしまう(スカートや体色やブラなど)
新ペンギン計画
「火星ロボ大決戦!」の世界で行われたペンギン計画(全鳥類ペンギン化計画)に次いで立案された計画。ペンギン装置を利用するようだが……。
登場人物
美容室プリンス
- 真玉橋孝一(まだんばし こういち) - CV:島﨑信長
「ひょっとしてアンタは…欲情しているのか?」
女性の持つ豊かな双丘に夢中な16歳の少年。その身に未知のエネルギー「Hi-ERo粒子」を宿すがために戦いに巻き込まれダイミダラー2型の操縦士となる。美容室プリンスに保護された最後の因子保有者である。Hi-ERo粒子発生要因は性欲。訓練を受けていないため未熟だが、高いポテンシャルを秘めている。
すけべ野郎だが熱血漢でもある古き良き主人公格。もともと石川賢作品ばりのぐるぐる目になるなど凶悪な顔つきだったがアニメでさらに兇悪顔になった。修行の結果Hi-ERo粒子を事前に発生し蓄積できるようになる。割と序盤に別の場所に飛ばされるなど真ゲッターロボ世界最後の日の流竜馬をオマージュしている節が見られる。
アニメ版
第一部の尺が伸ばされ登場する女性キャラクターが増えたため対象が増えたが基本的に恭子一筋であることは変わらない。コマンダーシックスのような強敵も追加されたために増長も抑えられている。
なんだかんだ言いながら恭子を守ろうとしたりふざけて元気づけようとしたりと対恭子絡みが増えている。特に吉岡たかを脚本回で顕著。血を流しながら恭子を衝撃から庇い、最後はエロ行為無しでHi-ERo粒子フルバーストを行い一人コックピットに残って散っていった。
- 楚南恭子(そなん きょうこ) - CV:日笠陽子
「し、失礼ね!それが初対面の女の子に言うセリフ?」
美容室プリンスの構成員。23歳。作中屈指のおっぱいの持ち主でHカップである。数少ないまともな思考を持った人間なのだが主に真玉橋からの被害を受けしょっちゅう揉まれて剥かれて嬌声を上げているかわいそうな女の子。主にダイミダラーの情報を担当する。過去に起きたある事件がきっかけで、ペンギン帝国を憎み嫌っている。
漫画ではメガネやポニーテール、パイロットスーツ姿を披露する。どれも可愛いのだがアニメでは見られない。
- 天久将馬(あめく しょうま) - CV:花江夏樹
「霧子ちゃんのことがずっと好きだったんだ」
入学式の時に一目ぼれした霧子に釣り合うために猛勉強し、MITへの留学を目指すほどの学力を持っている努力の人。高校3年生。霧子のHi-ERo粒子による発光を抑制する体質の持ち主であり、晴れて霧子とカップルになった後は究極のバカップルの片割れと化す。息子のサイズは最大時で7cmだが、父親秘伝の「ガリバー●ンポ」という必殺技を持っている。
- 喜友名霧子(きゆな きりこ) - CV:石上静香
「喜友名霧子は天久将馬クンが本当の本当に好きなんです!」
真玉橋がダイミダラーに乗る前から美容室プリンスでダイミダラーを操縦していた因子保有者。18歳の高校3年生。因子発生要因は「情愛」である。字面はいいが要するに頭がお花畑なので一人では因子発生が不安定。将馬と出会ってバカップルとなってからは強力な因子保有者へと変貌した。頭の髪飾りが重要な秘密を握っている。又吉には大か小か微妙なおっぱいといわれていたがE(66)と世間一般では巨乳の部類である。正確にはB85・W57・H85。清楚貞淑であるがだんだん汚れキャラになっていく。
- 又吉一雄(またよし かずお) - CV:子安武人
「お前のはただ乳房にむしゃぶりつくだけの児戯なんだよ!」
美容室プリンス戦術教官。彼自身はHi-ERo粒子を発生できないが、卓越したロボット操作技術を有しており、プリンス所属因子保有者は皆彼の指導を受けている。一見厳格に見えるが、エロに大して正直であり孝一に「真っ直ぐなすけべだ。チ●ポも真っ直ぐに違いねえ」といわれるぐらいである。基本的に味方の生存を重視する司令官であるが、敵に対しては容赦がなく最終的にはペンギン帝国と彼のどっちが悪人なのかわからない。
アニメ版
美容室プリンス長官となっている。えらくなったもんだ。
- 南風原良輔(はえばる りょうすけ)
「お年寄りを傷つける奴は討つ!」
陸自陸士長の因子保有者。OGS編の新主人公。老人フェチの正義漢で、その心でHi-ERo粒子を単独で発生できる。操作技術もファクター最強レベルであり、パイロットとしては最もまともなのだが、背徳感を感じたときにHi-ERo粒子を爆発的に発生させることができる。ただし、Hi-ERo粒子発生量はBランクと孝一や霧子に数段劣る。
- 當間ほづみ(とうま ほづみ)
「全身全霊をかたむけてカッコよくしてあげる」
美容室プリンスの美容師であり因子保有者。OGS編の新ヒロイン。Hi-ERo粒子発生量がDランクと4人の中で最も低く、Hi-ERo粒子の力をダイミダラーではなく、ヘアカットに活かすHi-ERo美容師である。他人に尽くすことでHi-ERo粒子を発生させる「献身」の因子保有者であり、粒子発生の際は彼女自身に負担がかかりやすい。良輔に片思いをしており、朴念仁な良輔にいつもやきもきしている。
※なお、真玉橋孝一以外の因子保有者3人の名前は「装甲騎兵ボトムズ」のキャラ(キリコ・キュービィー)や関連人物の名前(声優の郷田ほづみ、監督の高橋良輔)が由来である。また、全員が沖縄に実在する姓を付けられている。
ペンギン帝国
- リカンツ・シーベリー (Rikantz "Ritz" Seaberry)- CV:洲崎綾
「朕を仲間に入れて!」
ペンギンを病的に愛するアメリカ少女。登場時は13歳。一人称は朕。愛称はリッツ。「火星ロボ大決戦!」 の人気キャラ "フンボルト" の系譜であるすけべ少女。その変態レベルはペンギンコマンドにすら自重しろといわれる。
卓越した操縦テクニックと格闘センスを有しており、彼女の駆る南極シリーズには人類では到底敵わないレベルである。当初は貧乳キャラ(B75・W57・H81)だったのだが、回を重ねるごとに性徴 成長し最新話段階でDカップ(身長157cm・体重47kg・B81・W55・H82)である。一応処女。
アニメ版
初めからトップバストが81と胸が大きい(Dカップ)。また、因子保有者とされる。なお、原作でも因子保有者のはずだったが、原作者のなかま亜咲がうっかり忘れていた。DHAが足りていないね!
- ペンギン帝王 - CV:堀秀行
「今日からお前は我々の仲間……いや!家族(ファミリー)だ」
「火星ロボ大決戦!」 の世界よりやってきたペンギン帝国の王。登場時は御年95歳。威厳があり、なおかつ部下思い。理想の上司を具現化したようなお方である。又吉はぜひとも彼を見習ってほしい。
「火星ロボ大決戦!」 の世界にいた当時から南極シリーズを開発していたのは彼であり、その知能は計り知れない。 「火星ロボ大決戦!」 世界の南極はスーパー系ロボットの格好良さがあったのだがこちらの世界に来てからはペンギンセンスの衰えにより珍妙なフォルムの機体ばかり作ってしまっている。
基本はすけべなのだが、伊達に年は取っておらず不健全なキャラクターに突っ込みをいれてくれる。
- ペンギンコマンド
- マイケル(Michael) - CV:村田太志
- デニス(Dennis) - CV:浅沼晋太郎
- ジェイク(Jake) - CV:伊藤健太郎
- ジム(Jim) - CV:保村真
- ネルソン(Nelson) - CV:福島潤
- マカロニ (Macaroni)- CV:加隈亜衣
旧ペンギン帝国からペンギン装置により呼び出された最強五人衆の一人。イワトビペンギン(Eudyptes chrysocome)の近縁種であるマカロニペンギン(Eudyptes chrysolophus)から人間に改造された。見た目どおりのうぶなお嬢様であり、「~ですわ」を末尾につける。きわめて珍しいエロが苦手な娘。
物品引寄(アポーツ)の能力を持つがちんけな能力であり主に被害にあうのは與那嶺ギコのブラジャーであった。専用機体は超南極Macaroniで自機も含めた何でも切り裂く欠陥兵器高周波ブレード「南極ブレード」や何でも防ぐ指向性防御装備の「南極シールド」を持つ。
- フンボルト(Humboldt)- CV:巽悠衣子
旧ペンギン帝国最強五人衆No.2の貧乳淫乱少女。火星ロボ大決戦!の風紀を乱す一人。発情中のフンボルトペンギン(Spheniscus humboldti)を人間化したのでこうなってしまった。こうみえても処女。超感覚者(スキャナー)の能力者で相手の考えを読み戦闘に役立てるがあることないことを織り交ぜるので読まれたほうは大変迷惑である。
敵である水星ロボの操縦者、銘苅正に惚れ一途にアタックし最終的には乳繰り合いながら互いに戦闘していた。恋に関しては割りと純情乙女であり、霧子・将馬カップルに比べて大変ほほえましいバカップル。
専用機体は超南極Humboldt。バランスの取れた格好いい機体だが、エネルギー運用面で難がある。
なおスーパーロボット大戦シリーズプロデューサーの寺田貴信氏は彼女のファンである。
登場ロボット
ダイミダラー
秘密組織美容室プリンスの開発したスーパーロボット。いくつか種類があり、またファクターの名前を最後につけるため「ダイミダラー○型・○○」と呼ばれる(例:ダイミダラー2型・孝一)。型式番号はHEP-Rで表す。
ダイミダラー2型(HEP-R02)
Hi-ERo粒子をエネルギー源とし、ファクターのみが操れる。巨大な左腕と貧相な右腕が特徴。左脚の鎖はウルトラマンレオのアストラがオマージュ元。主に孝一・恭子ペアが操縦する。
初期は単座だったが孝一が美容室プリンス所属となってからは直列の複座へと変更された。
- 指ビーム:Hi-ERo粒子フルチャージで左掌から放たれるエネルギー砲。別名・Hi-ERo粒子砲。
- 指パンチ:Hi-ERo粒子をまとった左拳で敵を殴りつける近接戦闘用の武器。
- 指ビーム連射:Hi-ERo粒子の扱いに慣れた孝一の編み出した連射業(グミ撃ち)
なお、劇中では確認されていないがダイミダラー3型の描写から2型も右腕先端から実弾が撃てる模様。
アニメ版追加技
ダイミダラー3型(HEP-R03)
Hi-ERo粒子ではなくプラズマ駆動の量産機(ネオゲッター)であるため因子保有者ではなくとも操縦可能。そのため主に陸自に配備されている。プラズマ熱戦砲が主兵器だがそのたびに機体が壊れる(スコープドッグ)。主に良輔が操縦する。南風原良輔はOGS1巻ですでに3機を壊している。
プラズマジェットエンジンとホバーユニットを有し機動力は高いが残念ながら空を飛ぶことは出来ない。それでも操縦していると楽しくなってくる。
ダイミダラー6型(HEP-R06)
対リカンツ=シーベリー用に開発された最新鋭機。出力800MW(ジャイアントロボの通常出力に匹敵する)、重量400t以上。通常時はバイザーのかぶった(コンボイ顔)ロボットで左右の腕の均衡も取れているが、Hi-ERo粒子フルバーストによりディスガイズするとその姿は変貌する。搭乗者は喜友名霧子と天久将馬。コックピットは当初の単座から並列式の複座へと換装された。
- ディスガイズ:エネルギー充填後マニュアル操作で行う変形。尾部が展開し左腕部と合体、バイザーが開きダイミダラー特有のフォルムになる。
- CPスラッシュ:ディスガイズ後に発動する左腕部による薙ぎ払いエネルギー攻撃。街に放てば迷惑する。
ダイミダラー超型
「火星ロボ大決戦!」の世界で手に入れた新たな力、超火力発電システムを搭載した2型の改造機。超火力発電システムはあちら側の世界に於ける人類側のロボ「惑星ロボ」の基本動力源であり、第五種永久機関に分類されるほど高性能なものであるが、見た目がロウソクでダサイという欠点を持つ。旧ペンギン帝国がねらっていた。
超型は火力発電とHi-Ero粒子ジェネレーターという二つの動力炉を有しているため稼働時間が長く、超火力発電パワーは攻撃にも転用できる。アニメOPの冒頭のダイミダラーは実はこの機体。一話から出ていたけど気付いていました?
指ビーム使用時は髪の毛が左腕にコネクトするため、それが超火力発電の補助だと思われる。ダイミダラー6型の巨腕を右腕に接続しツインアドバンスドUDE(ウデ)システムを発動できる。ダイミダラーとしては劇中最強クラス。
アニメ版
左腕を此方の世界に残し転送されたためHi-ERo粒子ジェネレーターが使えないため超火力発電に換装した。(原作では上記の通り併用型)
ペンギン装置によって火星ロボの世界から様々な技術(超南極など)を仕入れているペンギン帝国に対応するかのように、空を文字通り割って出現した。
南極シリーズ
ペンギン帝国が開発したロボット。型式番号はANT-で表す。名前の元ネタは空気嫁である。作中に登場するのは8号機以降となるが、これは「火星ロボ大決戦!」の世界で7号機まで登場していたためである。
南極8号(ANT-008)
先行者チックな直線で構成されたロボット。人類をびっくりさせるために建造された。鋭い腕部の直接攻撃、胸のミサイルポッドによる中距離攻撃が可能なオールラウンドな機体。股間の巨砲は非常に強力。
アニメ版
アニメ3話で再登場。リッツ用に操縦席を設置。原作のリッツカスタムと同じ立ち位置となる。能力に関しては後述のリッツカスタムを参照。
南極9号(ANT-009)
愛くるしいフォルムのロボット。集団で日照権を侵害する。目的は洗濯物を生乾きにさせたりフカフカなお布団で寝られなくさせたりなどの迷惑をかけることである。特に武装は無い。
アニメ版
1機のみで襲来。その代わりに多数の武装が追加された。
- 分離:機体を前後に分離する。
- ミサイル:くちばしからミサイルを発射する
- 電撃:翼の先から電撃を発射する。
- アイアンメイデン:元の機体の接着面からとげを出し相手を挟む。
- 頭突き:バーニアで加速し体当たりする。
- 腹部砲:腹部からエネルギー砲を発する。火星ロボでの南極ビームに似ている。発射のチャージに10カウントもかかる。
- 夜が来れば巣に帰る
- 巣に帰れば子作りする
- 子作りすればHi-ERo粒子が満ちる
- それを回収する
というペンギンから見れば至極妥当な作戦であった。しかし、人類と鳥類の性質の差により失敗に終わった。
南極10号(ANT-010)
気づいていたらやられていた。記念すべき10号なのに扱いが雑である。(登場コマ数3つ)
アニメ版
大幅に武装を強化。またフォルムにもアレンジが加えられており、腕部を翼に変更、股間砲が追加された。
- 擬態: 日影地獄作戦時にダイミダラー2型・孝一の姿を模して登場。市民を混乱に陥れた。正体を現した際の強引極まりないギミックから、変形というよりは変身。まさに擬態の能力といえる。
- 翼ガトリング(先端):翼の先端からガトリングを発射する。牽制用には十分な威力。
- 翼ガトリング(側面):翼の側面から実弾を連射する。翼の付け根で回転させ広範囲を攻撃する。はっきりいって大迷惑である。
- しっぽパンチ:前しっぽから強力な有線ロケットパンチを発射する。
- しっぽビーム:前しっぽからパラボラアンテナ状のビーム装置を展開し発射する。
南極11号(ANT-011)
愛くるしいフォルムなのだが、全エネルギーリミッター解除により気色悪い美丈夫形態に変形する。美丈夫形態になるとエネルギーを使い果たし6000マイル離れたペンギン帝国まで徒歩で帰らなければならない。
アニメ版
南極8号リッツカスタムにお株を奪われたので別の技を披露。
南極8号リッツカスタム(ANT-008R)
リカンツ=シーベリー専用機。遠隔操作型だった南極8号を無理やり搭乗型に改造したため操作性は最悪。せめて格好良くしようとツノまでつけたものの、デッドウェイトとなってしまいその所為で機動性まで低下した欠陥機。しかしリッツの卓越した操縦技術によってダイミダラー2型・孝一を圧倒するほどの戦力を発揮した。
- コケコッコアタック:高速の突きで相手をはめ殺しする必殺技。しかし代償として操縦者はつわりになる。もともとはペンギンサーガ初期の「カニメガ大接戦!」(単行本化されていない)に登場するペンギン番長(後のペンギン帝王)配下のニワトリの比嘉(比嘉修)の技である。
- エヴォルト:ペンギン線の導きにより進化する。
アニメ版
アニメ5話で初登場。フォルムは同じだが美丈夫(びじょうふ)形態に変形しHi-ERo粒子ジェネレーターを使用することができる。
前述の通りアニメ設定ではロボットが人の形を取ることが重視されるため、人型を模した美丈夫形態は変形前とは比べ物にならない性能を発揮する。なお、南極8号の美丈夫形態時の手足は原作の10号に似た形状である。
超南極Humboldt改/アラタメ
「火星ロボ大決戦!」 の世界から転送した超南極シリーズのうちの一つ。元の操縦士はフンボルトだがもういらないらしい。多分正とよろしくやっているのだろう。
「火星ロボ大決戦!」 の世界でも猛威をふるった強力な機体で、その拳から放たれる烈風ペンギン突きはHi-ERo粒子がオーバーバーストした状態のダイミダラー6型・霧子が放つ極大CPスラッシュをも打ち破る威力を秘めている。名前が長く言いにくいためリッツが「アラタメ」という愛称を付けた。
テレビアニメ
2014年4月~6月に放送された。全12話。原作が連載中の上、無印ダイミダラーが中途半端なところで終わっているので終盤はオリジナル展開である。三博士などのアニメオリジナルキャラクターも存在する。
また、制作スタッフは2012・2013年のハイスクールD×Dのスタッフメンバーとほぼ同じである。
アニメオリジナルキャラクター
ナレーション
小山力也が担当。基本的に物語の締めくくりを担当するナレーションだが、その発言の内容が内容のため良い話であっても台無しとなってしまう。
美容室プリンス
すけべーがテーマの割に登場する女性の割合が少なく、美容室プリンス作戦室に野郎しかいない(おかっぱの男性研究員がやたらキャラが立っている)ために追加されたとみられる。
名前や趣味からすぐわかるとは思うが元ネタはマジンガーZのもりもり博士・のっそり博士・せわし博士である。
- 友寄もり子(ともよせ もりこ) - CV:大橋彩香
対ペンギン秘密組織《美容室プリンス》の三博士の一人。ダイミダラーの開発した中核メンバー。巨乳で妖艶な色気を漂わせている。趣味はボウリング。パンツは赤。年上らしい余裕を見せ孝一をあしらう。 - 真境名そり子(まじきな そりこ) - CV:木戸衣吹
対ペンギン秘密組織《美容室プリンス》の三博士の一人。ダイミダラーの保守担当。三博士の中で一番のしっかり者で孝一を技術的な側面からサポートする。ボウリングが趣味。普乳で常時レオタード。 いわゆる解説役だが話が長すぎるため聞いてもらえない。 - 呉屋せわし子(ごや せわしこ) - CV:田所あずさ
対ペンギン秘密組織《美容室プリンス》の三博士の一人。ダイミダラー運用時の管制官。見た目は幼い少女だが、決めるところはきちんと決める。趣味はボウリング。常時鼻にティッシュを詰めている。貧乳でパンツはピンク。下ネタも担当。
ペンギン帝国
- コマンダーシックス/ヘンリー(Henry) - CV:中村悠一
リカンツ・シーベリーのHi-ERo粒子を抽入して作られたHi-ERoペンギン。その名の通りHi-ERo粒子を使用することができる。「コマンダー」が付くのは火星ロボ大決戦!の2巻に登場するメタモルフォーゼ能力を有するジェイムズ(James)が由来。またシックスの名はサイボーグ009(白黒)2話の「Xの挑戦」がオマージュ元である。決してまぐわいを意味するド直球な名前ではない。
ヘンリー自体は原作から登場するペンギンコマンド。
スタッフ
- 監督 : 柳沢テツヤ
- シリーズ構成 : 吉岡たかを
- キャラクターデザイン・総作画監督 : ごとうじゅんじ
- メカニックデザイン : やまだたかひろ
- 音響監督 : 明田川仁
- 音楽 : 中西亮輔
- プロデュース : ジェンコ
- 制作 : ティー・エヌ・ケー
主題歌
- オープニングテーマ「健全ロボ ダイミダラー」
- 作詞:milktub / 作曲:遠藤正明 / 編曲:宮崎京一
- 歌:遠藤会(遠藤正明、bamboo、やまけん、鷲崎健)
- エンディングテーマ「Suki Suki//Links」
- 作詞:畑亜貴 / 作曲・編曲:佐々倉有吾
- 歌:友寄もり子(大橋彩香)、真境名そり子(木戸衣吹)、呉屋せわし子(田所あずさ)
放送局
放送局 | 放送開始日 | 放送時間 |
---|---|---|
AT-X | 2014年4月5日 | 土曜 18:30~19:00 |
チバテレビ | 2014年4月6日 | 日曜 25:30~26:00 |
テレ玉 | ||
tvk | ||
とちぎテレビ | 日曜 25:45~26:15 | |
群馬テレビ | 2014年4月7日 | 月曜 25:30~26:00 |
BS11 | 月曜 27:30~28:00 | |
サンテレビ | 2014年4月10日 | 木曜 26:00~26:30 |
各話リスト
話 数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 動画 |
---|---|---|---|---|---|---|
第01話 | 揉め!ダイミダラー出撃! | 吉岡たかを | 柳沢テツヤ | 南康宏 | ごとうじゅんじ | |
第02話 | 危機!奪われた太陽 | 植竹須美男 | 大畑晃一 | 玉田博 | 門智昭 藤原潤 |
|
第03話 | 脅威!灼熱のジェイクあらわる! | 藤田けい | こでらかつゆき | 橋口洋介 | 佐久間信一 斎藤佑 |
|
第04話 | Sixの挑戦 | 植竹須美男 | 柳沢テツヤ | 吉田俊司 | 神田岳 石動仁 |
|
第05話 | 乱舞!恐怖のペンギンビラ! | 吉岡たかを | 越智一裕 | 南康宏 | 芳賀亮 池津寿恵 |
|
第06話 | 登場!ショウマとキリコ | 藤田けい | こでらかつゆき | ながはまのりひこ | 山崎展義 | |
第07話 | 万歳!南極11号登場 | 植竹須美男 | 平野俊貴 | 吉田俊司 | 神田岳 石動仁 |
|
第08話 | 便利!電動歯ブラシ | 藤田けい | 縞リュウ | 日下直義 | 山形孝二 | |
第09話 | 警報!閉ざされたゲート | 吉岡たかを | 西澤晋 | 橋口洋介 | 佐久間信一 斎藤佑 |
|
第10話 | 発動!ヨーゼフのシンボル | 植竹須美男 | なかの☆陽 | 南康宏 | 中島美子 曾我篤史 |
|
第11話 | 動転!帝王のセクハラ | 吉岡たかを | ながはまのりひこ | 山崎展義 楢澤雄二 |
||
第12話 | 決戦!健全ロボ対ダイミダラー | 越智一裕 柳沢テツヤ |
吉田俊司 | ごとうじゅんじ |
関連動画
関連チャンネル
関連項目
- カニメガ大接戦!(ペンギンサーガの時間軸では一番最初の作品。学園アクションギャグ漫画)
- 火星ロボ大決戦!(前作。平行世界の物語だが時間軸の乖離は無い模様)
- 真ゲッターロボ 世界最後の日(オマージュ元のひとつ)
- 装甲騎兵ボトムズ(オマージュ元のひとつ)
- 愛生会病院(公式サイトデザインの元ネタのひとつ)
- 三菱東京UFJ銀行(公式サイトデザインの元ネタのひとつ。見れば分かる)
- ハイスクールD×D(同制作スタッフの前作品)
外部リンク
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