東方三英雄とは、東方Projectと戦国BASARAをクロスオーバーさせた二次創作作品で、
幻想入りシリーズのひとつである。サブタイトルは「Hero's Faith.」。
作者は軍艦鳥氏。
概要
作品系統は、立ち絵と小説仕立ての文章で構成されたAVG形式。全5章構成。
章ごとに、まず幕開け(プロローグ)から始まってそこから主人公である
黒田官兵衛、立花宗茂、島津義弘それぞれを中心に据えた物語が順に描かれる。
(例えば第二章では、幕開け→官兵衛→宗茂→島津→官兵衛)
また、上記3名以外に幻想入りした武将が主人公の外伝もある。
作中におけるBASARAキャラの設定や過去は3と3宴ベース(4以降の作品の要素もいくつかある)、
幻想郷や東方キャラの時系列設定は神霊廟と心綺楼の間となっている。
本作では幻想郷にザビー教の布教活動が起きて、一部の東方キャラも入信し洗礼名が与えられている。
そのためザビー教のカオスさが動画のあちこちに蔓延し、程度の差はあれキャラ崩壊も起きたりする。
また、登場人物の台詞のみならず地の文にもところどころパロディやネタが織り交ぜられている。
ギャグ要素の多い作品ではあるが、原作においての設定や元ネタ・史実を活かした
人物描写とバトル描写も見どころのひとつ。
物語
雪が深く降り積もった道を彷徨う一人の男がいた。
男の名は毛利元就。戦国乱世の最中において安芸を統治している謀将だが
気が付くと何故か見知らぬ土地――幻想郷を歩いていた。
記憶も朧気なまま人里へと辿り着いた彼は、かつて自らが入信していた
ザビー教の教祖・ザビーと思わぬ再会を果たすことになった。
人里の多くの住人はザビー教に入信しており、彼らは毛利に歓迎の歌声を浴びせかける。
それを聞いた毛利はもがき苦しみ、内側に眠る「何か」を引きずり出されていった。
それから数日後、乱世に生きる三人の英雄がそれぞれ幻想郷に迷い込んだ。
両腕に嵌められた枷の鍵を求める不運の知将・黒田官兵衛。
主君に放逐され当て所なく海を彷徨っていた仁将・立花宗茂。
九州同盟締結に向けて行動を開始した勇将・島津義弘。
各々の目的のために幻想郷各地を行脚する彼らは、やがて幻想郷全体を巻き込んでいく
ザビー教とそれに対抗する者たちとの宗教戦争へ身を投じることになるのだった。
主な登場人物
主人公~九州の三英雄
- 黒田官兵衛
- 四字称号:機略重鈍(きりゃくじゅうどん)
この物語のメイン主人公で、非常に優れた慧眼とそれを遙かに凌ぐ運の悪さを持つ厄男。
手枷の鍵を求めて最上領に向かう道中(3・官兵衛ストーリー青ルート参照)
山中で「災い転じて」を使って転がり落ちたことで幻想郷へ迷いこむ。
そのあと雛に助けられ、枷を外すことと元の世界へ帰還することを最大の目的として
幻想郷各地を行脚することになった。
本作では、彼の手枷と鉄球には大谷吉継によって強力な術がかけられているという設定があり
如何なる道具や攻撃をもってしても傷ひとつつかず、解呪も非常に困難な代物になっている。
大谷と毛利に四国の壊滅を強いられた事に強いトラウマを抱え、その事件をきっかけに
ザビー教に入信していた過去を持ち、ジョシー黒田という洗礼名を与えられていた。
枷を破壊して貰おうと紅魔館へ向かう途中、情報を得るために潜入した神子の仙界に幽閉されるが
仙界の封印が緩んだところを青娥にこじ開けてもらい脱出に成功、命蓮寺に辿り着く。
そしてザビー教との決戦に集った面々に対して策を使い、彼らの士気と結束を大いに高めた。
-
- 立花宗茂
- 四字称号:青天白日(せいてんはくじつ)
「鎮西一の勇者」と謳われる仁将。度々心の声でツイートするのは原作同様。
ザビー教に傾倒する主君・大友宗麟を諫めようと頬を張ったため島流しにされる(宴・宗茂ストーリー参照)。
小舟で海を彷徨った末に海戦真っ直中の瀬戸内海へ迷い込み、そこで猿飛佐助と風魔小太郎の闘いに
巻き込まれて小舟から海に転落した後、幻想郷にある守矢神社の参道へ流れ着いた。
早苗に助けられ守矢神社に連れられた後、神奈子からザビー教が人里に蔓延している事を聞き
対ザビー教への協力を申し出る。
その後、早苗を伴って妖怪の山を下りる途中に官兵衛たちと会い、以後共同戦線を取ることになった。
しかし人里潜入作戦が失敗に終わったその晩、竹林に現れた神子に心の隙をつけ込まれて洗脳されてしまう。
入信後はギャロップ立花として教団の忠実な戦士となって働き、旧都への侵攻布教にも参戦したが
紫の策略におびき寄せられた先の博麗神社にて、早苗・神奈子との激闘の末に打ち負かされ洗脳が解かれた。
自害しようとするも早苗や神奈子らの言葉に救われ、その恩に報いるべく再びザビー教と戦うことを決意する。
命蓮寺がザビー教合奏団により危機にさらされた際には、早苗らとの奮闘により合奏団を撃破した。
-
- 島津義弘
- 四字称号:一刀必殺(いっとうひっさつ)
「鬼島津」の異名を持つ薩摩の猛将。
かつてザビー教に入信しチェスト島津という洗礼名を与えられ、サンデー毛利と並ぶ伝説の信者と呼ばれていた。
他国の軍勢から故郷・九州を守るべく官兵衛や宗茂と手を結ぼうと(3・島津ストーリー青・緑ルート参照)
彼らの元に向かうために硫黄泉へ飛び込むが、移動した先が地底界は旧都にある温泉の女湯だった・・・という
ラッキースケベ突飛な経緯にて幻想入りを果たす。
勇儀と戦った後に意気投合し彼女の助けを得て元の世界に帰ろうとするが、ザビーが幻想郷にいることを知って
彼と再会し、勇儀共々再びザビー教徒となって官兵衛たちを勧誘しようとした。
官兵衛と雛に破れて説得を受け、以降は官兵衛たちの側に着いて行動する。
勇儀と共に再度地底に赴いた際にザビー教の襲撃を受け、焦土となった旧都の惨状を見て
教団の暴挙を止めるために戦うことを決意した。
妖怪の山にザビー教が攻め込んできた際には、敵陣中央突破作戦を提案し
走伝部隊に加わって山を駆け下りた後に慶次一行と合流。彼らとともに命蓮寺へと辿り着いた。
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幻想入りした婆娑羅者
※現時点でザビー教に入信しているキャラについては後述
- 武田信玄
- 四字称号:戦神覇王(せんじんはおう)
かつての武田軍総大将であった甲斐の虎。
現在は病床に伏せっており、武将としての精神が生霊のような形となって幻想郷の三途の川に流れ着いた。
病により長らく戦から離れていたため、その力は弱体化している。
生死の狭間から復活する活力を得るべく小町を相手に修行に励んでいたが
ザビー教から逃げ出し自棄に任せて襲いかかってきた屠自古の目を覚まさせた後、彼女に助力を申し出た。
その後、小町や屠自古と共に神子の仙界へと乗り込み、窮地に陥っていた官兵衛一行に加勢する。
布都の謀略により彼ら共々仙界に幽閉されていたが、脱出に成功した。
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- 前田慶次
- 四字称号:絢麗豪壮(けんれいごうそう)
上杉軍に士官している風来坊。
かつての親友・豊臣秀吉の死についてわだかまりを抱えていたが、親しい人々の助言を受け
徳川家康との対話を果たし、現在は立ち直っている(3・慶次ストーリー紫ルート参照)。
京都花火祭にて花火として打ち上げられた自称・無敵の同僚を捜しているうちに
幻想郷の竹林へ迷い込んでいたところを鈴仙に発見され、永遠亭に身を寄せることになった。
輝夜が打倒ザビー教に向けて行動を開始したのを受けて、彼女たちに同行することを決意する。
京都で知り合った宗茂の窮地を救い、彼らと合同で人里潜入作戦を決行した。
その際、窮地に陥っていたところをマミゾウに救出され、命蓮寺に匿われることになった。
マミゾウの情報を受けて赴いたプリズムリバー邸を探索しているうちに、ザビー教の拠点を発見し
慧音やヒゲ天使と交戦。ヒゲ天使の攻撃によって重傷を負うが、命蓮寺で治療を受け回復した。
そして「友垣」を守るべく、慧音とザビー教を止めることを強く決意する。
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幻想郷の住人たち
※現時点でザビー教に入信しているキャラについては後述
チーム機略重鈍
- 鍵山雛
- 四字称号:吉凶禍福(きっきょうかふく)
厄神の少女で、幻想入りして妖怪の山で倒れていた官兵衛の第一発見者。
あまりに並外れた厄を持つ官兵衛に対して強い興味と使命感を抱き、行動を共にすることを決意する。
戦闘では官兵衛の知略を活かし、彼と息のあった連携を見せる。
島津・勇儀との戦いで、官兵衛の厄を転用し攻撃力を増加させることを思いつくが、
攻撃後に周囲へ厄が振りまかれるというリスクがあるため迂闊には使えない。
官兵衛の厄さに影響されてか、彼女自身もいろいろな災難を被っている。
仙界に幽閉された際、厄の受け渡しが出来なくなったことにより厄を溜め込む状態になってしまう。
厄神の役目を果たせないことを受けてのアイデンティティの崩壊や、仲間に災厄をもたらしかねないことなどへの
不安から悲観に陥り厄をひどく淀ませるという事態を招くが、官兵衛らの説得により立ち直った。
官兵衛の鉄球に腰掛けるのがお気に入り。巨乳。
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- 霍青娥
- 四字称号:古蠢妖仙(こしゅんようせん)
非常に自己中心的な性格の邪仙。
芳香が官兵衛を引きずって来た際、その仕打ちに憤った官兵衛の宣戦布告を受け入れ交戦し、
壁抜けの鑿で官兵衛の首を狙うも、大谷の術がかけられた彼の手枷に穴どころか傷ひとつ付けられず防がれた。
そのことがきっかけで官兵衛に強い興味を示し、彼らに同行することを決める。
「ある事」を確かめるために仙界に向かおうとしており、官兵衛の提案を受けて彼らを仙界へと導いた。
罠にかかり仙界に幽閉されるも、封印が弱まってきたところをこじ開けて脱出に成功する。
フリーダムな言動で敵味方問わず周囲をいじり、引っかきまわしている。メタ発言もしばしば。
-
- 宮古芳香
- 四字称号:衛令忠傀(えいれいちゅうかい)
青娥が操っているキョンシー。
雛によって顔面に札が貼り付けられた官兵衛をキョンシーと勘違いし、彼を引きずって青娥の元に連れてきた。
官兵衛や雛と戦った後、主が官兵衛らに同行することにしたのに伴い、自らも一行に加わる。
普段は抜けているが、時に鋭い発言をすることもある。
-
チーム青天白日
- 東風谷早苗
- 四字称号:天佑神助(てんゆうしんじょ)
守矢神社に仕える現代っ子の風祝。
神社の参道で雪に埋もれていた宗茂を助け、守矢神社へと連れてきた。
ザビー教への対抗に協力を申し出た彼を手助けするため、行動を共にしている。
神奈子と対等に渡り合う程の力量を見せた宗茂に尊敬の念を抱いており
また島流しされた末に幻想郷という見知らぬ土地へと迷い込んだ彼の心中を案じて何かと気にかけている。
友人である霊夢がザビー教に入信したと知った際には強くショックを受け
以後は彼女の目を覚まさせることも目的となった。
宗茂がザビー教に入信したと知った際には打ち拉がれていたが、魔理沙の叱咤を受けて立ち直る。
その後、紫の策略で博麗神社におびき寄せられた宗茂と対峙し、援軍に来た神奈子と共に激闘の末
勝利を収めた。
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- 霧雨魔理沙
- 四字称号:天彗行空(てんせいこうくう)
魔法の森に住まう普通の魔法使い。
香霖堂を訪れていたところを、そこに来た宗茂と早苗に助力を請われて二人に同行している。
彼女が鈴仙を助っ人に加えるのを提案したことで、宗茂一行は永遠亭に向かうことになり
結果として彼らと永遠亭の面々が共同戦線を張るきっかけを作ることになった。
「腐れ縁」と嘯いているものの霊夢を友人として大事に想っており、彼女を救いたいと強く願っている。
紫の策略で霊夢・宗茂・神子が博麗神社におびき寄せられた際には、師匠の魅魔と共に
霊夢と交戦するが、逃げられてしまった。
頭の回転が速く、一行のブレーン的存在としての活躍が目立っており
命蓮寺がザビー教の侵攻を受けていた際にも作戦を立案し、その窮地を救った。
-
チーム一刀必殺
- 星熊勇儀
- 四字称号:怪力乱神(かいりょくらんしん)
地底に住まう、鬼の四天王の一柱。
幻想入りした島津に勝負を申し込み、自分と対等に渡り合った彼を気に入って
元の世界に帰る手助けをすることを約束する。
島津を連れて地上に出た直後に偶然ザビー教のビラを見て人里へ赴き、熱烈な歓迎を受けて
ノリで島津共々入信し、デュエル星熊という洗礼名を与えられた。
その後、島津と共に地底へ布教に向かう途中に、立ち寄ったにとりの家にいた官兵衛たちを
入信させようとしたが、官兵衛と雛に破れて説得を受けザビー教に対抗すべく協力している。
旧都がザビー教の襲撃を受けた際には町と仲間を守れなかったことを悔やみ、
ザビー教を止めるべく戦うことを決意した。
妖怪の山にザビー教が攻め込んできた際には、走伝部隊に加わり隊士たちを守り抜いた。
-
- 八坂神奈子
- 四字称号:独立不撓(どくりつふとう)
守矢神社に祀られている神の一柱。
ザビー教が人里に広まっていることを苦々しく思っており、宗茂が早苗に連れられた際には
ザビー教の手先と勘違いして問答無用で襲いかかるも、宗茂の力を前に御柱を叩き斬られて敗れた。
誤解が解けた後、対ザビー教への助力を申し出た彼に同行することにした早苗の決意を受け入れ、
二人を送り出す。
神社を訪れた島津らが地底に向かうことを聞き、ザビー教布教の対策を取るために同行するも
後手にまわる羽目になった。
妖怪の山にザビー教が攻め込んできた際には、山の防衛に当たろうとするも
紫から宗茂や早苗らが博麗神社に向かっているのを聞き、彼女と共に神社へ向かった。
その後、早苗と共に宗茂を激闘の末打ち負かし洗脳を解くことに成功した。
-
- 比那名居天子
- 四字称号:有頂天変(うちょうてんへん)
有頂天な天人くずれ。
「たまたま里の様子を見たら愉快そうな連中がいたからヒマ潰しに」という理由でザビー教に入信し、
ヴァレイ比那名居という洗礼名を与えられていた。
強引に入信させた衣玖と共に増援の命を与えられて地底に向かっていたところ
温泉地帯で島津一行に遭遇し、教団から離反した粛正と称して島津と剣を交えるが敗れ
二人して捕虜となる。
要石を一刀両断した島津の圧倒的な強さに恐怖を抱いていたが、彼と会話していくうちにうち解け
剣の稽古に付き合うようになった。
旧都がザビー教に襲撃された際に衣玖が取り込まれ、教団の暴挙に憤りを抱き
ザビー教との戦いを決意する。
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チーム戦神覇王
- 小野塚小町
- 四字称号:渡霊供花(とれいきょうか)
三途の川の渡し守を務める死神。うp主の嫁。
川に流れ着いた精神体の信玄を発見するが、彼女が自分の魂を狩り取りに来たと勘違いした信玄に
問答無用で攻撃される羽目になる。
誤解が解けた後に、見回りと説教に来た四季映姫から彼が元の体に戻れるよう協力することを命じられる。
怠惰な性格で極度のサボり魔であり、信玄に付き合わされている武田式修練に閉口気味。
情に厚い一面も持ち合わせており、信玄が屠自古への助力を申し出た際にも
死神としての立場から当初は反対するが、結局折れて自らも同行することを決めた。
- 戦国時代に散っていった数多の人々の魂を渡していき、彼らの嘆きに耳を傾けていたこともあって
「戦国武将」という存在に複雑な感情を抱いている。
映姫様ラヴ。
-
- 蘇我屠自古
- 四字称号:雷煌怨赫(らいこうえんかく)
豊聡耳神子に仕える亡霊。
神子に伴って自らもザビー教へ入信することになり、ブリッツ蘇我という洗礼名を与えられた。
しかし他の信者たちとは異なり洗脳されておらず、やがて主がザビー教に傾倒する現状に耐えられなくなり
誰にも告げることなく逃げ出した。
自暴自棄になって彷徨った末に賽の河原の近くに迷い込み、信玄や小町にやり場のない怒りを雷として
ぶつけてきたが、体を張って相対した信玄に敗れた。
目覚めて鬱憤が晴れた後に信玄の問いかけを受けて、自分の帰る場所を取り戻すことを決意し、
彼に助力を請う。
仙界から脱出した後、神子の安否に対する不安に押しつぶされそうになるが
信玄の叱咤激励を受けて立ち直り、決意を新たにした。
-
- 射命丸文
- 四字称号:風神少女(ふうじんしょうじょ)
パパラッチ新聞記者を営む烏天狗の少女。
ザビー教の布教活動と戦国武将たちの幻想入りによって、次々と事件が巻き起こる幻想郷各地を
嬉々として飛び回る。
ザビー教が妖怪の山も狙っていることを知った後は、官兵衛ら対ザビー教勢力に協力しており
分担して行動している各武将一行の動きを把握しつつ、情報の橋渡し役を務めている。
官兵衛一行が仙界に探ることになった際に、自らも同行して仙界に行くことを決め
また信玄一行が仙界に奇襲をかけるよう働きかけた。
仙界に幽閉された際には、はたてに念写させて教団の企てを外に伝えさせようと報告書を作っていた。
その後も写真を通して、はたてたちに情報を送っている。
カプ厨の傾向強し。
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チーム絢麗豪壮
- 蓬莱山輝夜
- 四字称号:月華流麗(げっかりゅうれい)
永遠亭の主である月人の姫君で、幻想入りした慶次を永遠亭に受け入れている。
鈴仙が勧誘に遭ったことと、慧音から助力を請う手紙が送られたことをきっかけに
ザビー教と戦うべく立ち上がった。
天真爛漫な性格で身内想いではあるが、一方でドSな一面も持ち合わせており、
妹紅をして「月からではなくサディスティック星からやって来たのではないか」と言わしめる程。
命蓮寺に匿われていた際、神子に家人を傷つけられたことを知り激しい怒りを抱く。
廃洋館へ赴き、その先で交戦したヒゲ天使を咲夜の協力を得て叩きのめした。
重傷を負った慶次が回復し目覚めた際には、安堵のあまり涙を流した。
廃ゲーマー。
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- 鈴仙・優曇華院・イナバ
- 四字称号:幻朧月睨(げんろうげっけい)
永遠亭に住まう妖怪兎の少女。
人里に薬を売りに来た際に、ヒゲ天使率いるザビー教信者からセクハラ紛いの勧誘を受けて逃げ出した。
「狂気を操る程度の能力」で精神の波長を操ることにより、洗脳された信者を正気に戻すことができる。
大きな切り札となる能力であるが、これで妹紅らを正気に戻したことによって信者を奪われたザビー教から
敵視される羽目になった。
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- 藤原妹紅
- 四字称号:蓬火不尽(ほうかふじん)
竹林に住まう蓬莱人の少女。
親友の慧音と共にミスティアの屋台を訪れた際、そこにいたザビーたちから歌を聴かされて洗脳され、
コニーデ藤原という洗礼名を与えられて入信した。
ヒゲ天使や人里の信者数名と共に永遠亭へ布教に赴いた際、竹林で宗茂や輝夜らと相対し、
鈴仙の能力で正気を取り戻した。
その後は永遠亭側に加わり、慶次の励ましを受けて慧音や人里の住人を助けることを決意する。
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その他の住人たち
- 八雲紫
- 四字称号:現夢潜顕(げんむせんけん)
幻想郷の管理者であるスキマ妖怪。
ザビー異変が起こった後もしばらくは冬眠していたが、眠りから覚め異変に対抗すべく行動を開始した。
幻想郷において最上位の力を持つ大妖怪だが、不安定となった結界の維持に追われており
あまり身動きができない状態となっている。
稗田邸内で窮地に陥った宗茂一行を逃がした後ザビーと一戦交え、その正体を見抜いた。
策略により霊夢らを博麗神社におびき寄せた後、仙界に幽閉されていた官兵衛らの事を知る。
彼らを解放すべく神子をスキマに引きずり込み、激闘の末に重傷を負わせ仙界の封印を緩ませた。
戦闘では、戦国BASARAの世界から所有者が失われた武器を取り出して戦う場面もある。
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- 八意永琳
- 輝夜の従者である永遠亭の薬師で、永遠亭を実質的に仕切っている女性。
屋敷の留守を預かっており、人里潜入作戦後は救出した里人たちを保護している。
ザビー野菜やザビー水に対して実験サンプルとしての興味を示し、紫が人里からくすねたそれらを
持ち込んだ際には、調査により「ある事」を発見する。
早苗と魔理沙が博麗神社に向かう際には、治療薬と国士無双の薬を渡して送り出した。
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- 因幡てゐ
- 竹林に住まう妖怪兎のリーダー。
永琳の手伝いをしたり、救出された人里の住人を永遠亭に迎え入れる手引きをしたりなど
裏方のような役割が主となっている。
人里潜入作戦が失敗した日の夜、宗茂の護衛をしていた際に潜入した神子に斬られ負傷した。
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- 洩矢諏訪子
- 四字称号:名存実亡(めいぞんじつぼう)
守矢神社に祀られている神の一柱。
神奈子ほどザビー教への敵愾心は持っておらず、常に飄々としている。
早苗や加奈子がザビー教への対策のため出払った後は、ひとり神社の留守を預かっている。
ザビー教が妖怪の山に侵攻してきた際には、天狗軍団と共に山の防衛にあたった。
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- サニーミルク、ルナチャイルド、スターサファイア
- 博麗神社の裏の大木に住まう光の三妖精。
霊夢がザビー教に入信して神社がザビー教の手に落ちたことにより、魔理沙の家に転がり込んだ。
宗茂一行が人里に潜入する際に魔理沙に連れ出され、各々の能力を駆使して彼らの潜入を助けていた。
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- 古明地さとり
- 四字称号:傷心眸弄(しょうしんぼうろう)
地霊殿の主。
旧都がザビー教に襲撃された際に燐と共に毛利・布都と交戦した。
毛利の心を読み取って具現化させた「あるモノ」を使って、彼の動揺を誘い重傷を負わせたことにより
ザビー教を撤退させることに成功した。
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- 火焔猫燐
- 四字称号:轍爛屍伎(てつらんしぎ)
さとりのペットである火車。
旧都がザビー教に襲撃された際には、さとりと共に毛利・布都と交戦し
ゾンビフェアリーを率いて彼らの足止めに尽力した。
教団が撤退した後に妖怪の山へ事態を知らせに向かい、そのまま山の防衛戦にも加わった。
-
- 姫海棠はたて
- 四字称号:庵中飛躍(あんちゅうひやく)
新聞記者を営む鴉天狗の少女で、文とはライバル同士。
人里の様子を探らせようと目論んだ文に、勝負をけしかけられたことがきっかけで
ザビー教の事件に関わることになった。
仙界に幽閉されていた文の報告書を、彼女が念写で発見したことにより
教団の陰謀が妖怪の山へと伝えられた。
ザビー教が山に侵攻してきた際には、塞狼長率いる走伝部隊に加わって紅魔館に辿り着いた。
その後は、レミリアたちの戦力として館に留まっている。
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- 犬走椛
- 四字称号:豺狼偵律(さいろうていりつ)
妖怪の山の懲戒を務める、白狼天狗の少女。にとりとは友人同士で、雛とも顔見知り。
雛と幻想入りした直後の官兵衛が一悶着を起こしていた直後に現れ、二人を屯所へと連れて行った。
ザビー教が山に侵攻してきた際には、島津らと共に塞狼長率いる走伝部隊に加わって奮戦し
紅魔館に辿り着いた。その後、隊ともども紅魔館の戦力となる。
-
- 聖白蓮
- 四字称号:如法暁光(にょほうぎょうこう)
命蓮寺の住職を務める尼公。
ザビー教に対しては表向き中立の立場を取りつつも、人里から逃れた里人を匿ったり
門下の妖怪たちに教団の内部を探らせたりしていた。
人里潜入作戦が決行された日の翌日、ザビー教に直談判に向かうも失敗に終わる。
教団の陰謀を知り中立を捨てて彼らと戦う決意をした直後、響子らザビー教合奏部隊の襲撃を受けるが
怒りの鉄拳制裁にて彼女を沈めた。
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- 二ッ岩マミゾウ
- 四字称号:僅有絶無(きんゆうぜつむ)
強大な妖力を有する、由緒正しい化け狸。
白蓮に頼まれ、ぬえと共にザビー教の内部を密かに探っていた。
人里潜入作戦に失敗し追いつめられていた慶次一行を、布都に化けてその窮地から救う。
その後、白蓮に依頼され宗茂の監視にあたり、博麗神社で宗茂らと早苗らの決戦の場に居合わせた。
決着後に宗茂一行を命蓮寺へ連れて行き、彼らと共に寺に侵攻していたザビー教合奏部隊を撃破した。
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- 封獣ぬえ
- 四字称号:夜空凶響(やくうきょうきょう)
白蓮を慕う命蓮寺門下のひとりで、マミゾウの旧友。
白蓮の頼みでザビー教に潜入し内部を探ったこともあったが、教団のカオスぶりに精神的にまいってしまい
ロクに成果は得られなかった。
ザビー教合奏部隊が命蓮寺に侵攻してきた際には、寺に向かっていたマミゾウや宗茂らに助けを求め
彼らと共に合奏部隊を撃破した。
-
- レミリア・スカーレット
- 四字称号:傲望侭紅(ごうぼうじんく)
紅魔館の当主である吸血鬼の少女。
ザビー異変に対し長らく関わっていなかったが、調査に赴いていた咲夜の報告を受けて教団の陰謀を知る。
塞狼長らの要請を受け、ザビー教との戦いに参ずることを宣言。
霧の湖周辺に紅霧を張り、教団に宣戦布告した。
-
- フランドール・スカーレット
- レミリアの妹。
「ありとあらゆるものを破壊する程度の能力」を有しており、官兵衛はこの能力で枷を破壊してもらおうと
紅魔館を目指していた。
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- 十六夜咲夜
- 四字称号:快刀乱麻(かいとうらんま)
紅魔館のメイド長。
美鈴がプリズムリバー邸の異変を察知したことがきっかけで、廃洋館周辺の調査を開始する。
そこで慶次一行に遭遇し、彼らの窮地を救った。
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- ルナサ・プリズムリバー
- プリズムリバー三姉妹の長女。
ザビー教が廃洋館への布教を行った際には、紅魔館に呼ばれてソロライブに赴いており
魔の手を逃れることができた。
以後も紅魔館に滞在しており、レミリアが教団との戦いを決意した際には
彼女の一戦力として加わることになった。
-
- 魅魔
- 四字称号:久遠漂昏(くおんひょうこん)
魔理沙の師匠であり、霊夢とも因縁を持つ悪霊。
紫に請われ彼女の策略に協力し、博麗神社では魔理沙と共に霊夢と戦った。
その後は紫と行動を共にしている。
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- 森近霖之助
- 古道具屋「香霖堂」の店主。
「道具の名前と用途が判る程度の能力」を持ち、それによって店に訪れた宗茂の素性を察した。
輝夜に吹っ飛ばされたヒゲ天使が訪れた際にも、能力によって正体を見抜き
彼が記憶を取り戻すきっかけを作ることになった。
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- 天魔
- 妖怪の山に住まう天狗たちの長。
本作ではアナゴ声の第六天魔王が代役を務めている。ただし中身や喋り口は別モノのおっさん。
ザビー教が山を狙っていることを知った後、気取られぬよう平静を装いつつもも山の警戒を強化していた。
教団が山に侵攻してきた際は当初恐慌に陥るも、島津の献策を受け
山を防衛すべく自ら陣頭指揮にあたり奮戦した。
配下に、慈悲深き怪僧が代役を務める大天狗や、
爆弾魔の梟雄に激似の塞狼長(本作オリジナル設定の役職で白狼天狗の軍団長)がいる。
-
幻想ザビー教団
- ザビー
- 四字称号:南蛮我道(なんばんがどう)
「愛ミナギル」を合い言葉とする、ザビー教の開祖。
数日前に幻想入りし、行き倒れていたところを稗田邸に担ぎ込まれた。
その後、ザビー賛歌の洗脳効果によって瞬く間に信者を増やしていき
人里の住人の大半が入信するまでになった。
幻想郷全土をザビ色の愛に染め上げることを目指している。
(重大核心につき反転)その正体は、ザビー本人ではなくザビー教信者たちの信仰による小神霊の集合体。
信仰が強まれば強まるほど強大な力を得る存在であり、稗田邸内に侵入した宗茂一行を追い詰め、
紫に手傷を負わせる程の強さを見せた。
-
- サンデー毛利
- 四字称号:詭計智将(きけいちしょう)
ザビー教の戦略情報部隊長を務めるタクティシャン。
かつてザビーが戦国の日ノ本で布教を開始した頃に入信しており、伝説の信者として語られていたが
後に正気を取り戻して棄教し、当時の記憶は秘めた黒歴史となっていた。
三英雄が幻想入りする少し前に何故か幻想郷へと迷い込み、辿り着いた人里でザビーや信者たちから
賛歌を浴びせかけられて「タクティシャン・サンデー」として再誕する。
布教拡大の為に采配を振るう姿には、本来の冷酷な謀将の面影が微塵もなく
教団内でも一番のキャラ崩壊っぷりとハジけっぷりを見せるが、知略の方は健在である。
(重大核心につき反転)実は信玄と同様、肉体を離れ幻想郷へと迷い込んだ精神体。
官兵衛に唆された大友宗麟の押しかけを受けて覚醒したサンデーの人格により(宴・宗麟ストーリー参照)
肉体から追い出された「毛利元就」の精神が具現化した存在である。
幻想郷でも、ザビー教によってサンデー毛利として覚醒させられ愛の信徒として生きることを
強いられているという状況に置かれているが、「毛利元就」の人格は未だ消滅しておらず
必死に抵抗を続けている。
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- アルケー豊聡耳
- 四字称号:聖徳道士(しょうどくどうし)
サンデー毛利と双璧を成す大幹部であるアドミニストレーター。
人里で相談屋のようなものを開いており、その際にザビーのリサイタルを聞かされたことがきっかけで入信した。
愛と道(タオ)の織り成す人の和を目指し、従者であるコロナ物部らと共に布教拡大を押し進めている。
(重大核心につき反転)神霊を操る力を持ち、ザビー神霊なる欲霊を操って信者を取り込んでいる。
実質的な教団の「管理者」であり、今回の異変の中心人物。
教団とは別の目的を胸に策謀を巡らせる。
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- コロナ物部
- 四字称号:局統火輪(きょくとうかりん)
アルケー豊聡耳の腹心である、権謀術数に長けた道士。
優れた知将であるサンデー毛利に敬意を抱き、彼と共に布教拡大のため策謀する。
クロス博麗が教団に加わった後は、毛利と合同で「モノノベノミクス」なる布教指針を打ち出している。
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- プリマ稗田
- 幻想ザビー教団における第一の信者であるレコードキーパー。
行き倒れていたザビーが自らの屋敷に担ぎ込まれた際に、お礼と称してザビー賛歌を聞かされ洗脳される。
屋敷を教団の本部として提供しており、サンデー毛利やアルケー豊聡耳に並ぶ大幹部となった。
合奏部隊を率いて命蓮寺に侵攻し、寺に集った対ザビー教勢力の面々を追いつめるが
寺に駆けつけた宗茂一行に打ち倒された後、隊もろとも捕縛された。
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- クロス博麗
- 四字称号:行雲流水(こううんりゅうすい)
博麗の巫女。
特別布教と称してザビー率いる大勢の信者が博麗神社まで押しかけた際に、
サンデー毛利とアルケー豊聡耳を相手に戦うが敗れ、毛利の「賽銭箱の中身が溢れかえる」という言葉に
揺らいだ隙をつけ込まれてしまい、洗脳され入信した。
彼女の入信が「文々。新聞」で幻想郷中に広まったことによって、ザビー教は勢力の増強に成功する。
また、博麗神社がザビー教の支配下に置かれたことで、図らずも三英雄が幻想郷に閉じこめられるという
結果を生んだ。
紫の策略で博麗神社におびき出された後に魔理沙や魅魔と交戦し、重傷を負った神子を連れて撤退した。
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- ファランクス上白沢
- 四字称号:匡塵刻史(きょうじんこくし)
寺小屋の教師をしているワーハクタクの女性で、妹紅の親友。
度重なるザビー教の勧誘を断り続け、寺小屋周辺の住人と共にザビー教への抵抗活動をしていた。
しかし、クロス博麗の入信で勢いを増した信者の攻勢を受けて入信してしまう。
プリズムリバー邸の側に作られた教団の拠点を歴史喰いの能力で隠していた。、
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- サタデー永江
- 四字称号:綾羅錦繍(りょうらきんしゅう)
天子のお目付け役的存在である竜宮の使い。
天界からの命を受けて地上に降りたところで彼女を見つけ、力ずくで連れ戻そうとするが
逆に敗れて入信させられる羽目になった。
天子に伴って地底に向かう道中の温泉地帯で島津一行と戦うが、二人して敗北した後に捕虜となる。
島津一行に協力するつもりでいたが、旧都襲撃の際にミッシング伊吹の攻撃により洗脳され
再度ザビー教徒として取り込まれた。
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- ミッシング伊吹
- 鬼の四天王の一柱。
クロス博麗が入信した日の夜、博麗神社で催されたザビー教の宴会に紛れ込んだ際に
ザビー酒を口にし、その翌朝にアルケー豊聡耳に洗脳され入信した。
勇儀がザビー教に背いたことに対して憤りを抱いている。
彼女が単身角土竜を使って旧都に乗り込んだことによって、それを好機としたザビー教が旧都に侵攻する
きっかけを生んだ。
妖怪の山布教の際には、入信させた旧都の鬼たちを率いて攻め込んだが
天狗たちの激しい抵抗を受けて撤退した。
(重大核心につき反転)アルケー豊聡耳の手ほどきを受け、密と疎を操る程度の能力によって
ザビー神霊を操る術を身につけており、瓢箪の中のザビー酒を口に含んで霧として吹き付けることで神霊を
散布させることができる。
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- ジェバンニ河城
- 妖怪の山に住む河童の少女で、雛とは友人同士。自宅にて三英雄合流の場に居合わせた。
三英雄一行が去った後に官兵衛が落とした「角土竜」の設計図を見つけ、仲間の河童たちと共に
改良を加えて完成させるが、その直後に自宅へ押しかけたミッシング伊吹の布教(物理)を受けて
仲間たちごと入信させられる。
その際に「角土竜」を含めた制作品を一切合財押収され、また彼女の証言によって
三英雄ら対ザビー教勢力の存在が教団側の知るところとなった。
以後、教団の下で様々なカラクリ兵器を製造している。
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- 直(SUNAO)・ローレライ
- 八目鰻の屋台を営む夜雀。
屋台を訪れたザビーたちのザビー賛歌によって、洗脳され入信している。
「歌で人を狂わす程度の能力」を持ち、洗脳効果を有するザビー賛歌との相性は最凶最悪といえる。
かつて組んでいたバンド「鳥獣伎楽」の相方であるレゾナンス幽谷を勧誘し、ザビー教の下でバンドを復活させた。
合奏部隊の一員として各地の布教作戦に従事していたが、命蓮寺侵攻の際に宗茂一行に倒され捕縛された。
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- レゾナンス幽谷
- 命蓮寺に入門している山彦の少女。
かつて直・ローレライと共にパンクバンド「鳥獣伎楽」を結成し、夜な夜な騒音被害を起こしていたが、
白蓮の鉄槌を受けて解散していた。
ザビー教徒となった直・ローレライの誘いを受けて入信し、教団の下でバンドを再結成した。
合奏部隊の一員として各地の布教作戦に従事していたが、命蓮寺侵攻の際に白蓮の鉄拳制裁を受け撃沈し
捕縛された。
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- ストロフェ・プリズムリバー、エポード・プリズムリバー
- プリズムリバー三姉妹の次女と三女。
「鳥獣伎楽」を加えたザビー教の布教ゲリラライブによって洗脳され、合奏部隊に加えられた。
各地の布教作戦に従事していたが、命蓮寺侵攻の際に宗茂らに撃破・捕縛された。
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- フォール秋、オータムナル秋
- 幻想郷の秋を司る姉妹神。
ザビー教信仰の恩恵によって大幅に力が強化されており、地底の鬼とも渡り合えるほどになっている。
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- イグナイテッド霊烏路
- さとりのペットである地獄鴉。
その身に宿した八咫烏の力をザビー教に狙われ、旧都襲撃の際に灼熱地獄跡地に角土竜で穴を空けた
ジェバンニ河城におびき寄せられた後、アルケー豊聡耳率いる隊に洗脳された。
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- ヒゲ天使
- 四字称号:天啓染教(てんけいせんきょう) 勿怪跳躍(もっけちょうやく)
素敵天使を自称する、ヒゲが自慢のザビー教大幹部。
信者たちからは「ヒゲさん」「ヒゲ殿」と呼び親しまれている。
ある日、突然空から人里の龍神像前に落下し、頭から地面に突き刺さっていたところをザビー教に発見され
記憶を失ってはいたものの生きていたことから、奇跡性を讃えられて天使として祭り上げられることになった。
アルケー豊聡耳が記憶を失った自分を利用していることを知りつつも、自分の存在に「意味」を与えてくれた
ザビー教に対し感謝の念を抱いている。
道化じみた振る舞いの影に、掴み所のない一面を隠し持つ。
慶次一行が廃洋館近くの拠点に潜入した際に交戦し、慶次に重傷を負わせるも
怒れる輝夜の壮絶な反撃を受けて吹き飛ばされた。その後行方知れずとなっていたが・・・。
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幻想ザビー教団の信者・兵器
- 愛袋
- 「愛」の文字が書かれた袋を被った不気味な信者たち。モノノベノミクス第三の矢として組織された集団。
人里の信者の中から、信仰心に篤く霊力の素養が高い者が選び出されている。
モチーフは罪袋。
(重大核心につき反転)ザビー酒やザビー野菜などでザビー神霊を体内に取り込み、アルケー豊聡耳から
欲霊を操る術を仕込まれている。
また、彼らの産み出す欲霊によって信仰を力とする者たちを強化させることができる。
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- 角土竜
- 官兵衛が設計・開発した大型削岩重機。
官兵衛はこの重機の設計図を幻想入りした際にも持ち歩いていたが、
雛とのケンカでにとりの家に落としてしまう。
にとりがそれを拾い改良を加えて作り上げたが、直後ミッシング伊吹によって入信させられ、
角土竜も押収された。
- その後、ジェバンニ河城ら河童によって何台も量産され、教団の強化に使われている。
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- メカザビー
- ザビーを模して作られたカラクリ人形。
かつてにとりと魔理沙が共同開発したマジックシールドが用いられ、マスタースパーク級の攻撃を
防げるほどの防御力を持つ。
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