もう一つの艦これとは、ユーザー名「雪崎」氏によってニコニコ動画に投稿されている「艦隊これくしょん~艦これ~」の二次創作動画シリーズである。
3DCGムービー作成ツール「MikuMikuDance」を使用したMMDドラマ形式となっている。
概要
陸の孤島になっている僻地の鎮守府を舞台としている。ほのぼのした会話シーンも多いが、SRPG風に解釈した戦闘シーンにおいては提督と艦娘が深海棲艦との死闘に身を投じていく等、笑いと涙ありの緩急ある作品となっている。
アドベンチャーゲーム風の会話パートと、SRPG風のマップ描写を使用した戦闘パートが組合わさった構成。さらに展開に応じたBGMも駆使されている。静止画を使ったMMD紙芝居風パートも多いが、MMDモーションやアニメーション、カメラ移動、エフェクトなどを使った動きのあるシーンも多い。戦闘回の前に、方針を検討・伝達するためのブリーフィング回が挟まるのも特色。
世界観設定として、地図において日本列島の一部が大きく欠損しているなど深海棲艦に対する人類の劣勢を伺わせるような描写もある。その結果なのか原因なのか、人類側から艦娘の人格や権利が軽視されているようなフシもある。そのような逆境にあっても艦娘の幸せを願う一人の提督が、優れた智略と艦娘たちとの絆を力として苦戦の連続を乗り越えていく姿を描いている。
登場キャラクター
基本的に艦娘たちはみな原作ゲームでの描写に近い性格だが、それぞれに大なり小なりのオリジナルのキャラ付けが追加されている。短編では他の鎮守府から見た第二中央鎮守府の艦娘達の評価が垣間見られるが、その曲者っぷりが如何無く発揮されている(とくに駆逐艦)。どうしてこうなった。
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提督
丁寧で穏やかな態度の男性。艦娘に対しても敬語で接している。優れた洞察力と判断力を持っており、深海棲艦との戦いにおいては非常に的確で効果的な戦闘指揮を見せる。また非戦闘時の鎮守府内でも艦娘らの心情を汲んだ交流を重ね、信頼関係を築いていく。
「艦娘が笑って暮らせる世の中を作る」ことを目標と語り、その言葉に違わず艦娘たちを大事にしている。艦娘たちを自分の娘のように思っているとのこと。だがその余りに、艦娘の命を優先するため自分の命を危険にさらすような行動をとってしまう時もある。艦娘に関係した辛い過去を秘めているらしい。
老成した丁寧な語り口や類まれな智力から某刑事ドラマのナイスミドルな主人公を連想する視聴者も居るようだ。だが、シリーズのマイリストに掲載されている雪崎氏の解説によると想定年齢は20代後半とのこと。とか思っていたら提督のBGMが相棒のOPテーマになってしまい半ば公式化してしまった。
※第九回レディー大戦 予選を書類通過。本選不参加ながらも審査員特別賞を受賞した、暁も認めるレディー()である。
艦娘
- 五月雨
第二中央鎮守府の初期メンバーの一人。提督が鎮守府に着任して最初に出会った艦娘であり、真の初期艦ともいえる存在。提督が鎮守府に着任してからも秘書官を務めており、提督と最も長く時間を共にしている存在。但し提出している報告書は顔文字だらけであったり、お茶を運べば転んでしまい提督にぶっかけてしまうことが日常茶飯事と、務め切れているかは不明だが、提督はあまり気にしておらずずっと秘書官を任せている。
なお、この物語では姉妹艦でも妹が姉を呼び捨てにすることは珍しくなく、五月雨はのちに合流した白露型の姉たちを「○○お姉ちゃん」と呼んでいる(他には、神通が川内を「姉様」。暁型四姉妹で雷のみ「暁ねぇ」。羽黒が妙高型の姉達を「○○姉さん」など)。
ドジっ子で、一日一回転びます!いぇい!
どんなときも明るく前向きで人当たりが良く、第二中央鎮守府の精神的支柱であり潤滑油。普段はあまり激しい主張を得意とせず、のんびり屋でマイペースな緩い性格をしている。一方で鎮守府の艦娘一人一人のことをよく理解しており、3-1ではなぜ彼女が秘書艦を任せられているのかがよく見て取れるだろう。赤城からも「人を励ます力がある」と評価されており、多くの艦娘から慕われている。また妄想癖があり、ドジッコサミーとして一人で話の方向が暴走してしまう事も。天然ボケの気もあり、提督と五月雨の会話に他の艦娘が入るとカオス極まりない事態にすらなる。
そのドジっ子とカオス要素が昇華されたものが、のちの短編での「五月雨スイッチ」であり、五月雨がお茶を運んでいる時に転んでしまうと、どのような状況下でも必ず五月雨が淹れたお茶を提督がかぶってしまうというもの。その運命に抗おうとする程、最終的に提督が悲惨な目に合う。激流に身を任せどうかしている。
戦闘面においては川内隊に所属。川内からも気配を隠すのが抜群に上手いと、夜戦での能力を見出されている。普段の戦闘の際は前線で戦う金剛や赤城、五十鈴と比べると余り目立った活躍こそしてないものの、その性格から多くの艦娘の精神的な支えとなり、提督も良い意味で場の空気を緩めてくれると評価している。
提督の過去にも深い関わり合いがあるようで、物語の行く末に大きな影響を与えるであろう重要な鍵を握る艦娘である。
戦う理由は、「鎮守府の家族に戦う理由があるから」。
・スキル「祈る」・・・全軍の士気↑↑
・スキル「聖女の祈り」・・・全軍の士気&各能力↑(艦これにおいてお祈りは重要である)
- 暁
第二中央鎮守府の初期メンバーのうちの一人。
五月雨の項に記載したように姉でも呼び捨てや、名前+ちゃん付けで呼ばれることの多いこの物語において、妹たち全員から「暁ねぇ」と呼ばれている。第八回レディー対戦「もっと頑張りま賞」受賞者。
子供である駆逐艦ですら戦争と向き合わなければならない、艦娘にとって厳しい世界観であるにも関わらず、どんな時も子供らしい我儘や遊び心を一貫して忘れない希少な艦娘。ある意味提督の理想に最も近い艦娘と言える・・・かもしれない。
淑女同盟という遊びを立案した張本人。レディーのレディーによるレディーのための世界平和を目的とし、世に潜むレディー候補生をレディーの道に引きずり込み、一人前のレディーに育て上げるための存在らしい。ちなみに暁の掲げるレディー三ヶ条とは「①どんな相手にでも優しい」「②どんな場面でも心を乱さない」「③タイが曲がっていたら直してあげる」「④声が伊藤美紀」。
しかし遊びかと思いきや、最初は暁、大潮、夕立だけだった同盟もその輪は徐々に広がりつつあるようで、他の鎮守府どころか、海を越えた先にも同志がいるという、暁の謎のカリスマ性が発揮されていたりもする。あと提督のゲイ疑惑の発端かもしれない。
戦争という避けられない現実に戸惑い迷いながらも、しっかりと考え向き合う強さを持つ立派なレディーである。優しい性格から誰かと争うことを本能的に嫌いながらも、護るべきもののためなら自分の犠牲も厭わず戦える勇敢な心も持っている
戦闘面においては川内隊に所属。探照灯を装備する機会が多く、敵の背後を取るのが上手かったり、夜戦では戦艦二隻を相手にしても怯まないなど、川内の影に隠れがちだが暁自身の夜戦能力も相当に高いようだ。
ちなみに夜戦特化のこの隊名は夜戦エンジェルズ(名付けたのも暁。所属メンバーには隊長の川内を含めて好評のようだが、雷からはダサいと言われてしまっている)。
戦う理由は、『目の前の命を救うため』。
・スキル「レディーの意地」・・・中破でも通常通り行動可能 - 響
第二中央鎮守府の初期メンバーのうちの一人。なお、この物語においては、姉の暁からだけでなく、妹の雷・電からも「響」と呼ばれている。提督との初対面ではまだ警戒している節があった。
クセの強い第二中央の面子の中では真面目で冷静沈着。駆逐艦の中でも大人びた発言が多いが、戦闘以外では甘いものが好きだったり真面目を装ってネタに走ったりと、提督を信頼するようになってからは回を追うごとに子供らしい一面を覗かせる事も多くなった。暁型の中では彼女達のストッパーとして働く事が多く、喧嘩することの多い暁と雷の仲裁に入っている。お菓子はトッポ派。
冷静に周囲の状況を分析できる知性派で、圧倒的に不利な状況でも動じなかったり、突如一航戦の赤い方が戦闘海域に乱入し敵味方が混乱している中でも的確にツッコミを入れたりと、ちょくちょくフリーダム胆力と順応性はピカ一。時雨や羽黒と同じく、幸運艦特有の危機察知能力も備えているらしい。
真面目で頑張り屋だがそのせいで一人思い詰めることも多く、夏の章以降は様々な悩みと共に向かい合ってきた。
初期メンバーの中では唯一まともに水上歩行・走行ができるなど有能さを見せており、その後の物語でも精鋭部隊によく選抜されたり、提督から暁型姉妹の中でその実力に最も信頼されていたりと、駆逐艦の中でも練度は相当に高い模様。中でも水上・対空射撃を最も得意としており、1-1では1発しかない虎の子の魚雷を仲間達のサポートを受けて見事に命中させてみせ、その才能の片鱗を見せていた。
教官の五十鈴とは最初に彼女と組んでからも共に精鋭部隊に選ばれており、訓練時間外でもよく彼女に教導を習っていたりと、姉妹を除けば最も長く時間を共にしている存在。
戦闘面でも体調の五十鈴のことはとても深く敬愛しており、死地となった1-3で最前線に赴く際にも「五十鈴とならば怖くない」と発言しているなど、その信頼の高さが窺える。彼女の才能は五十鈴も買っており、「射撃の腕はいつか自分を超える」と評価している。
・スキル「信頼の重み」・・・火力&命中↑ - 雷
第二中央鎮守府の初期メンバーのうちの一人。
提督が最初に出会った駆逐艦五人の中では最も提督を元気に温かく迎え入れており、艦娘の中でも人間との関係がまだ一筋縄では無かった頃から好感度が高かった。
駆逐艦ながらに鎮守府の洗濯や料理など家事の一切を取り仕切っており、その姿はまさに自他共に認める小さな「お艦」。提督も鎮守府のお母さんと称しており、第二中央の艦娘が増えても家事は彼女を中心に回っているようだ。朝の目覚ましはチクタクバンバン(使い方違うけど)。
着任前の艦娘学校時代は訓練後にわざわざ鳳翔に家事を習いに行くほど世話焼きでガッツがあり、雷の作る料理やお菓子の評判はかなり高い模様。但し龍田曰く、あまり酒のつまみになるようなつまみは作ってくれないらしい。
提督LOVE勢の一角に数えられる彼女らしく提督に頼られたいと真っ直ぐに好意をぶつけたり、早く大人になりたいという子供らしい思いを持つ一方、絶望的な命の危機を前にしても、最後まで鎮守府の家族の生活を想う優しさも持ち合わせている。暁とは負けず嫌いな性格でよく喧嘩し、五十鈴や金剛には少々強い態度で当たってしまうようだ。
戦闘面では球磨隊に所属。他の駆逐艦達と比べ、着任早々の球磨の走り込みにも余裕でついていけるほど体力面で秀でており、皆を引っ張っていける本番に強いタイプ。
・スキル「お艦」・・・旗艦かばう率&装甲↑ - 電
初期メンバーの一人で、暁型四姉妹の末っ子で人見知り気味な艦娘として登場。 1-1の射撃訓練では目を瞑っていても命中させる程の勘の良さを見せ、後にその勘の良さからある作戦に推挙される程に・・・・。性格は人見知りではあるが、慣れてしまえば思った事を素直に口にしてしまうくらい素直な子ではあるのだが、主に素直すぎてトラブルになる事も。 - 五十鈴
初登場は1-2。駆逐艦達の三人の教官のうちの一人として鎮守府に着任し、射撃訓練を担当している。
鎮守府では事務と経理も担当している。弟子は響と電。
登場直後は軽巡達のまとめ役を担っており、駆逐艦達への訓練メニューを組んだのも彼女。優秀で教官としてのプライドも高いがゆえに、当初は提督の態度に突っ掛かることもあったが、自分の非を認め改める素直さも併せ持っている。山本五十六を誇りとしており、彼の言葉の多くを信条としている。料理の腕は響と電曰く、栄養のバランスは考えられているが普通に美味しくないらしい。下着は2500円くらいのやつ。
瑞鳳は艦娘学校からの親友であり、悪態を突きながらも一番の親友と言っている。提督曰く「辛めの五十鈴を瑞鳳が甘く包み込む感じ」。厳しい印象を持たれがちだが、阿武隈や鬼怒など姉妹への想いも強く、本当は人一倍感情的。
なぜか特に大きなミスをした訳ではないのに、不発した魚雷が爆発して巻き込まれたなど戦闘の度に悉く大破者に名前を連ねてしまっている。神通と高雄からは「鎮守府一の不憫艦」と言われる始末で、誰が言ったか軽率巡洋艦。彼女が大破することが多いのは、事務仕事に追われ赤疲労で出撃してるからではなかろうか。
その結果暁や雷からは、球磨や川内と共に「ダメ軽巡トリオ」と呼ばれてしまっており、その努力が報われず周囲から評価されない日々が続いていた。その負い目と自身のプライドから一時は鎮守府から去ろうとするまで失意の底に沈んでいたが、瑞鳳に諭され戦う意味を見つめ直し、再び戦場に立つことを決める。
本人はまだ不満を持っているようだが、その実力は作中でも間違いなくトップクラスで、鎮守府の戦力が層の薄い頃から提督を支え続けてきた立役者。初期の頃の防空訓練を行えていない鎮守府では唯一の対空戦力で、特に1-3での空母との戦闘では特筆した実力を見せつけ、生存の可能性すら碌に無かった鎮守府防衛線を満身創痍になりながらも戦い抜いた。
まだ成長の伸びしろがあるがゆえ未熟なところも多い第二中央で戦闘面・精神面での大きな支えとなっており、絶望的な状況を前にしても決して諦めず、提督のどんな命令にも忠実に実行し時に明石や提督にすら戦場で叱責するという芯の強さを持ち、提督の女房的立ち位置にいる。特に響からは絶対の信頼を寄せられており、公言されることは少ないものの多くの艦娘に認められその意志は伝わっている。
特に射撃の腕は艦娘学校時代でトップで、艦娘全体で見ても五指に入ると豪語するほど。その技術は響や山城など他の艦娘にも受け継がれ、活路を開く要因になっている。初登場以降から精鋭部隊として選ばれる機会も増え、水雷戦隊だけでなく作戦の要として部隊を任せられることも多い。
オプティマイズからはエースと称され、相性はあれど戦闘では単騎でnamed級の深海棲艦と対等に渡り合った唯一の艦娘でもある。
戦う理由は『相棒として提督を護り支えたいから』と、他のメンバーよりも一足早くその理由を明らかにしていた。
・スキル「五十鈴には丸見えよ」・・・命中率↑↑
・スキル「最後の舞闘」・・・回避↑↑
・スキル「不屈の闘志」・・・戦闘中一度だけ体力全回復
・ユニゾンスキル「親友」・・・どちらかが轟沈するまで大破でも行動可能 - 球磨
初登場は1-2。駆逐艦達の三人の教官のうちの一人として鎮守府に着任し、基礎訓練を担当している。
基礎訓練の他に普段は訓練時間外の駆逐艦達の面倒を見ており、弟子は雷。活躍の機会に恵まれにくくなった時は二人協力しての必殺技を編み出しており、以降は持ち前の機動力を生かした奇襲部隊として活躍の場を広げている。軽巡らしく索敵など、芸の幅も広い。
悪名高いと噂される球磨型ファミリーの長女を務めているだけあって意外と姉御肌。その評判通りちょっとやそっとのトラブルでは微塵も動じない程図太く、スーパー北上様も全く勝てる気がしないというほど。ちなみに球磨型が何かと問題を起こしては木曾が頭を下げに行くらしい。
姉妹間については普段はあまり気にする素振りは見せないものの、投コメでは彼女らについて何度か言及しており、出撃前には必ず妹達の写真を眺めているなど、長女としての強い想いが窺える。
戦う理由は、『姉妹の中で一番の姉ちゃんだから』。
・スキル「クマまっしぐら」・・・移動速度↑↑
・ユニゾンスキル「雷光疾駆」・・・敵の防御陣を破壊 - 夜戦仮面川内
初登場は1-2。駆逐艦達の三人の教官のうちの一人として鎮守府に着任し、夜戦訓練を担当している。
夜間の見張りを担当しており、弟子は暁と五月雨。
例に漏れず夜戦バカで、動画の夜のシーンでは度々外で彼女が活発化していると思われる台詞や砲撃音が響いており、夜中に勝手に艤装を持ち出してはぶっ放し、挙句の果てに夜戦代と書いた領収書を提出するほど。実は夜の砲撃の回数は鎮守府の資材の備蓄量に応じて変化しているらしい。提督に説教されて以降はちゃんと許可を貰い、ちゃんと書類をまとめ事務処理を通すようになった。
一時間に一度は夜戦成分を補給しないと体がデロデロになる呪いをかけられており夜戦禁止を言い渡されたときは三日で生気の抜けた姿になってしまった。
しかし一方で発言や言動の多くが夜戦に向けられたものゆえにそればかりに着目しがちだが、初登場で五十鈴すら見抜けなかった提督の言葉の真意を理解したり、今この瞬間だけでなく、次の戦いを意識しての心の持ち方や、提督の見据える未来を想定しての発言など、先見の明を感じさせる切れ者でもある。
夜戦に関しての能力は間違いなく本物で、一見ふざけているように見えても状況把握は怠らず、作戦ごとの自分達の役割を弁え決め所をきっちり理解しており、夜戦の中核としての指揮能力や実力は圧巻の一言。1-4の夜戦ではその一騎当千の無双振りを如何無く発揮しており、その戦闘力・指揮能力・対応力は提督も文句なしの太鼓判を押すほど。改二以降はその実力にも拍車がかかっている。
戦う理由には『わからない』と答えており、未来で自分が何をやりたいのかを模索中だと言っている。
・スキル「夜戦万歳」・・・夜戦能力全般↑↑↑
・スキル「夜を駆け往く三水戦」・・・夜戦時は必ずクリティカル - 明石
初登場は1-2で、教官の軽巡三人よりも少し遅れて鎮守府に着任し、次の回にて紹介された。
今の艤装開発の基礎を作ったと言っても過言でないらしく、提督もこと艤装開発において彼女以上に優秀な人は知らないと太鼓判を押しており、第二中央鎮守府でも重巡の艦娘とともに艤装開発を担当している。但しなぜかよく爆発して艦娘が大破する。(そんな事やってるから経費が嵩むんじゃないですかねえ・・・)
その評価に恥じず、艤装や高速修復材などゲームに準じた装備や道具だけでなく、水上飛行ユニットや狙撃専用の艤装など、オーパーツとも呼べる装備をも生み出している。第二中央の艦娘の改二の改造を請け負っているのも彼女。
一方で戦闘技術は皆無のようで、昔射撃訓練中に誤射して隣にいた深雪を病院送りにしたほど。ちなみに今も深雪は西方鎮守府にて健在です。
前線では工作艦として艦娘の修理を任されており、千歳が着任してからは二人で後方から味方のサポートに回る縁の下の力持ち。また専用の艤装が届いてなかったときはオペレータとして戦況を分析したり、看護師の資格を持っていたりと意外と多芸。
技術屋上がりの元提督の部下で、分野は違うものの付き合いは着任前からあったらしく、鎮守府着任前の提督を知るであろう数少ない艦娘。その言動や振る舞いは提督と艦娘という立場だけでは説明のつかないものが多々ある。
戦う理由は、『提督の意思を全うするため』。
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提督
- 天龍
初登場は1-3。龍田と同じく隊長格として、由良や白露型の子らと共に壊滅した中央鎮守府から配属され着任した。
接近戦訓練を担当しており、弟子は朝潮と大潮。
情に熱く勇敢で、仲間想いな性格なのだが、着任当初は中央鎮守府の提督に裏切られたことから、何かと棘のある物言いが目立ってしまい、第二中央の艦娘との衝突もあり、提督にも不信感を抱き反抗的な態度を取ってしまうようになる。
提督に信頼を置くようになってからは本来の姿が戻り、駆逐艦達を気遣う言動も増え、時に提督を庇う言動も見せるようになった。
作者からも脳筋枠と言われてしまうほどで、龍田曰く説得も料理も勉強も(物理)で熟してきたらしい。物理万能説。
戦闘の機会は少ないものの、最強と謳われた中央鎮守府の生き残りなだけあって精鋭の名に恥じない実力者。接近戦や防空も上手いなど、艦隊運動以外にもトリッキーな動きを見せる。遠征任務が多いため、緊急時以外普段は鎮守府にいない事が多く、初期のころから物資不足に悩まされてきた第二中央鎮守府を支えてきた。流石の遠征番長である。
戦う理由は、『提督について行くという誓いを守るため』。 - 龍田
初登場は1-3。天龍と同じく壊滅した中央鎮守府から配属され、神通や朝潮型の子らと共に着任。
雷撃訓練を担当しており、弟子は満潮と荒潮。天龍とは反対に、第二中央の技巧派枠。戦闘以外にも情報収集やら屋内に罠を張ったりするのを得意としており、鎮守府近海にボーキサイト貯蔵庫に対赤城用トラップを仕掛けたりもしている。そしてまた経費が嵩む。
姉妹であり遠征任務などで行動する機会が多いため、普段から何かと熱くなりやすい天龍のストッパー役になっているが、時にその立場が逆転することも。天龍を前線から外した提督に対して獲物を突きつけるなど、配属時もおっかない言動が目立っていた。
姉想いな性格で自分よりも天龍に対する言動が目立ち、姉妹仲は結構良く、風呂上りには天龍に髪を梳かしてもらっていたりする。髪は元々腰辺りまで伸ばしていたらしいが、敵の砲撃をもらってしまって短くなってしまったそうだ。椿油や柘植の櫛での手入れなど、髪にはこだわりがあり、故に髪を無下に扱われた際の怒りは尋常ではなく、天龍曰く「死ぬことよりも怖い事」らしい。フォントも変わる。
戦う理由は、『たった一人の姉である天龍の背中を守りたいから』。 - 神通
初登場は1-3。天龍や龍田と同じく、壊滅した中央鎮守府から配属され着任した。
総合訓練を担当しており、弟子は夕立と時雨。
普段は常識人かつ気弱で穏やかなのだが、訓練となると鬼の如く厳しく、一切の容赦を許さない過酷さを強いるため、駆逐艦どころか同じ姉妹や軽巡達からも怖がられ距離を置かれる警戒されるほど(しかも自覚無し)。神通の訓練で「神通怖い」と震え唱えてしまうような「神通病」という症状すら引き起こさせてしまうほど。呼ばれ方も「二水戦のマジキチ担当」「鬼枠」「心痛」「ヴォ〇デモートあのお方」「トラウマ製造機」「恐怖の権化」「趙丁紗調停者」等々、艦娘からも視聴者からも散々である。お前ら・・・。
但しギャグ風味に流されてはいるが、神通もそれが役目とは言え周囲からのイメージにはかなり傷ついているようであり、戦闘から離れれば仲間想いでごく普通の優しいお姉さんなので、本人も教え子や仲間とはもっと仲良くしたがっていた。仲良くするための努力の方向を間違えたりと、結構抜けた一面も見受けられる。
長い間その扱いに心を痛めていたようだが、愛宕や霧島達と話し、自分の戦う理由を見つめ直してからはその迷いも吹っ切れたようで、「たとえ自分が鬼と言われようと、戦場からみんなが生きて帰って来てくれるならそれでいい」と、自分のやるべきことを再認識し、覚悟を決めたようだ。
戦闘に入れば普段の大人しそうな顔を露ほども見せず、武人としての誇りや矜持を前面に押し出した、華の二水戦の旗艦に相応しい姿を見せる。良くも悪くもスイッチが入ると豹変するタイプ。
趣味はダンス・・・というより舞。
戦う理由は、『為す術無く仲間が沈む姿に後悔したくないから』。
・スキル『華と呼ばれし二水戦』・・・接近戦は必ずクリティカル - 由良
初登場は1-3。天龍や龍田と同じく、壊滅した中央鎮守府から配属され着任した。
対潜訓練を担当しており、弟子は白露と村雨。一番平和な隊。
作者からも『癒し枠』と称されるほど優しく穏やかな人物。天龍が頭に血が上っていた時も最後まで駆逐艦の子達への配慮を忘れていなかった、第二中央鎮守府最後の良心。
特に歌う事が好きで、作中の曲やBGMは彼女が歌っていることがままあったりする。そのせいで物語中にBGMが流れるたび、彼女がどこかで歌っているのではと思わせるという爪痕を残した。BGMをどうやって歌うのか・・・。
更にその曲やBGMのバリエーションも非常に豊富で、女声は勿論、果てには男声すら使いこなす事が可能。五月雨曰く「第二中央鎮守府の歌姫」。とか言ってたらとうとう公式で歌手デビューを果たしてしまった。
那珂とは艦娘学校時代、寮で部屋が同じだったことから知り合い。歌の面白さも彼女から教わったそうで、歌の先生と呼んで尊敬している。
電と同じく、他鎮守府との合同作戦では対潜部隊の代表として出向いている。対潜番長の名は伊達ではない。
戦う理由は『将来のんびり歌って暮らしたいから』。 - 瑞鳳
初登場は1-4で、第二中央鎮守府初の航空戦力として配属される。駆逐艦達の防空射撃訓練を担当しており、後に五十鈴の事務仕事も手伝うようになる。
登場直後から豊富な表情を見せており、特にとびっきりの笑顔が眩しく、多くの視聴者をメロメロにしている。2-3ではお約束のネタも披露。場の空気を変えようとするとオヤジギャグを挟みたがるが、あまりうまくいった試しはない。
五十鈴曰く「提督や明石と同じあっち側の人間」で、第二中央の誇る変態技術屋の一人。艤装開発の腕は明石にも劣らず、彼女の開発した自律式のオートマターである「妖精さん」は、後々まで鎮守府を支える要因になる。
また艤装や艦載機の知識が豊富で、艦載機に疎い提督にも教導を執るようになるが、艦載機好きが行き過ぎて少々マニアックなレベル。西方鎮守府の大鳳とは艦載機について鉄と油塗れの女子トークを繰り広げるほどに愛を注いでいる。「九九艦爆は、脚が可愛いのよ、脚が」。
五十鈴とは艦娘学校時代からの友人で同時に良き理解者であり、着任した際は提督に一足早く紹介されていた。五十鈴が挫けそうになっていたときは彼女を鼓舞し、鎮守府に留まらせたなど、その絆は非常に強い。
提督のことは好きと公言しており、天然ゆえに恋愛には疎かったものの、雷に諭され恋心を自覚。第二中央の提督LOVE勢の一人に数えられる。
戦う理由は、『傍で提督の笑顔を護っていきたいから』。
↓以下反転 ネタバレ注意
2-4にてネクサスの脅威から文字通り命を賭して提督を護り、第二中央鎮守府初の轟沈者となってしまう。それまでどんな死地も乗り越えて来れたがゆえに提督や艦娘達の心に深い爪痕を残し、多くの視聴者を悲しみに暮れさせた。雪崎氏も、最後まで瑞鳳を轟沈させるかは迷い悩んでいたようである。
・スキル「ファイナルストライク」・・・命の全てを火力に変換
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赤城
初登場は1-4で、瑞鳳と同じく第二中央鎮守府の数少ない航空戦力として配属された初の正規空母。
本当は瑞鳳と共に着任する予定だったのだが、「寝足りない」と着任前夜から遅刻をかましており、しかも登場から僅か数十秒後で戦闘不能になる慢心っぷりを見せつけている。あの提督ですら嫌味を言ってしまうほど。
この動画において、艦娘にオリジナルの性格が反映されている事は珍しくないのだが、その中でも赤城は群を抜くほどのクセのある個性の持ち主で、他の二次創作で大食い扱いされているのが可愛く見えるレベル。図々しさが天元突破していっそ清々しいほどの態度を見せており、提督の説教の常習犯。勝手にボーキサイトに手を出したり、夜中に冷蔵庫の中身を漁ったり、訓練をサボり挙句の果てには提督を知らない子呼ばわりと、前科を数えればキリがない。視聴者からも「妖怪食っちゃ寝」「慢心王」「第一盗食戦隊」と評価は散々。その上面白そうな事があれば場を引っ掻き回して議論がややこしくなるのを楽しんでおり、その度に羽黒や雷から制裁を受けている。
但し普段はアレなものの、その実力は間違いなく一航戦の名に恥じぬ実力者。飛行可能という強みを抜きにしても強さは抜きん出ており、三十隻以上の敵の部隊を半壊にしてみせるほど。さらに未だその実力の底を見せていない描写もあり、第二中央どころか全艦娘の中でも練度は頭一つ抜き出ている。
また提督の戦術を理解し仲間に真意を伝えるなど、提督のオブサーバー的な立ち位置に着く事が多く、ドライに一歩引いたところから提督や艦娘と接している面が目立つ。何度か提督を試すような言動も垣間見え、回を追うごとに本来の「一航戦赤城」の姿が見られるようになっていく。
戦う理由は無いと言っており、『力ある者としての義務を果たしているだけ』と五月雨にのみ語っている。
・スキル「慢心」・・・索敵↓↓ 火力↑↑
・スキル「真の一航戦」・・・攻撃回数増加
深海棲艦
- オプティマイズ
艦種は空母「オ」級named。初登場は2-2で、ネクサスと共に極東方面軍総司令官として登場。
まだ無名だった頃の第二中央の戦いぶりにいち早く目をつけ、強敵と危惧し潰そうと動くなど、幾度となく第二中央鎮守府を危機に追い込んできた、提督最大の好敵手とも言える存在。中央鎮守府襲撃作戦を立案・命じた張本人でもあり、天龍や金剛など、多くの艦娘達の宿敵とも言える。
その指揮能力は確かなもので、戦局の流れを見抜き敵の策や作戦を完璧に読み打ち破るなど、他の深海棲艦とは一線を介する知略に富んだ高い頭脳を持ち合わせている。提督との頭脳戦や駆け引きは非常に見応えがあり、登場以降戦局はほぼ二人が握る形となっている。
人物像も異色であり、人間への憎しみ一辺倒な深海棲艦とは違い、艦娘や人間に対する理解も深い。「優秀な者は人間も艦娘も関係ない」と公言するなど、一定の敬意を払い賞賛を贈ることもある。
また卓越した指揮能力だけでなく空母としての性能も凄まじく、艦載機の搭載数は1000機という規格外の数を誇り、タコヤキ艦載機を自在に操る実力者。ネクサスを力づくで従わせるなど、実力は長い間未知数だったが相当の強者である事が窺い知れる。
一方で深読みをしてしまい判断を誤る事もあり、自身もそれを弱点と認識している。イニティ曰く「戦うことを嫌う優しい人」で、前線に立つのは無駄な犠牲を出さずに済むからであると語られている。
ちなみにオプティマイズとは、英語で「optimize(最適化する)」などの意を持つIT用語。 - ネクサス
艦種は重巡ネ級named。初登場は2-2で、オプティマイズの副官として登場した。
作者曰く「ストレートな悪役脳筋キャラ」。副官という位置づけにいながらその思考はオプティマイズとは全くの逆であり、自身も「正面から打ち破ることにしか興味はない」と言い切っている。
その強さは戦艦長門を前にしても全く怯まず返り討ちにするほどであり、多くの艦娘を相手に蹂躙しかなりの猛威を振るっている。提督の試算によれば「大和型の五倍の火力でないと貫けない装甲を持つ、防御に特化した重巡」で、金剛からの至近距離の連撃を受けても小破にすらならなかった。しかも防御態勢の霧島を一撃で大破させるほどの火力も持っており、少し強化された重巡というレベルでは説明がつかない。第二中央鎮守府初のnamed級との戦闘として描かれており、多くの視聴者に衝撃を与えた。策を弄する水雷戦隊主軸の第二中央鎮守府にとって、性能も性格も相性最悪の相手とも言える。
但しオプティマイズからは「武人としては優秀だが、指揮官としては頼りない」と言われており、第二中央との初戦闘ではその指揮能力の未熟さを指摘されてしまっている。
・スキル「ヘルズガード」・・・一定以下のダメージを無効化 - タキオン
艦種は光速戦艦タ級named。初登場は3-1で、深海棲艦北方部隊に参加するまでは欧州の国々と戦っていた描写がある。
ブロンドの髪に丸眼鏡を掛けており、他のタ級のような六つの砲門が無い。名前はオプティマイズの口から一足早く出ており、副官としての信頼度は相当に高いようだ。
豪放磊落な性格で、部下思いで人懐っこい性格から多くの部下から信頼を集めている。笑い方は「ハッハッハ」。オプティマイズの友人でもあり互いに憎まれ口を叩くものの気を許し合っており、彼女の夢を叶えるためという意志の下共に戦っている。
艦娘らに対しては「遠き同胞」と呼んでおり、時に敵味方の範疇を超え一人の武人として敬意を表すこともある。深海棲艦や艦娘の在り方、鎮守府という言葉の成り立ちなど、人間や艦娘以上に聡明で博識な一面を覗かせる。
オプティマイズの新たな副官として登場したが、自らが指揮を執り必要とあらば進んで前線に立つこともある。率いている寡兵の深海棲艦は全てflagshipと、それまでの数に頼る戦法だけでなく伏兵を用いた連携など、部下一人一人の連度も高い。
何気に、提督と会話を試みた初の深海棲艦でもある。第二中央との初戦闘にてその真の姿を現し、赤城・加賀・蒼龍・飛龍ら南雲機動部隊四名と互角に渡り合う実力を見せつけた。 - イニティ
艦種は駆逐イ級named。初登場は3-1で、MMDモデルはPiT氏の「くちくいきゅう」。しかし火力がいちご2個分だったりはしないし、モ○ハンともド○クエとも関係はない。
named級ではあるが深海棲艦として生まれて日が浅いらしく、艦娘を見るのもまるゆが初めてだったとのこと。彼女とは仲が良くおはじきをしたり相談を持ち掛ける仲。
タキオンが戦場の空気に慣れさせようと連れてきたので戦闘経験もなく、第二中央との戦闘でもほとんど後方で動かずにいた。
オプティマイズ曰く「個性を持って生まれた者」らしく、自分やタキオンは相応の連度を積んで名を持つようになったらしい。彼女を様付けで呼び、「共に夢を叶える手伝いがしたい」と言うほどに慕っている。
他の深海棲艦とは違い、争い事を好まずこの戦争を平和的な解決で終わらせたいと考え少しずつ行動を試みるが、はてさて。
・スキル「秘めたる力」・・・雷撃二倍
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