エニアグラムとは、人間の性質を分かりやすく9つに分類した人格論である。
概要
1950年代に精神教師のオスカー・イチャソが作ったと考えられており、1970年代に彼に師事した精神科医のクラウディオ・ナランホが手を加えたものが広まった。この2人の理論実践がベースとなっており、支持者たちによって多様化した。
端的に言うと人間の性格を9つに分けて、「本人の根源的欲求」を探っていく。 「ウィング」と言うものを加えると18タイプになり、トライタイプまで入れると27タイプになる。
人間の「願望」・「行動の動機」・「囚われ」・「信念」・「欲望」などの人の本質に踏み込んだ性格診断である。
こんなことを言ってはあれだが、MBTIや生得本能と組み合わせることでよりその人の性格が分かるようになるが今記事では割愛させて貰う。
エニアタイプ
タイプ1
このタイプは理想・理念・倫理基準が恐ろしく高い。間違ったことが許せず、整然とされていないと苛立つ。「こうあらねばならない」という『べき論』を心の中に掲げており、ストイックに完璧を追求する。人からは「常にピリピリしてる真面目で怖い人」と見られがち。
そんなこのタイプの囚われは「不完全・怒り」である。常に完全でないと堕落してしまい、人としての尊厳が無くなるんじゃないかと恐れているからこその完璧主義なのである。完璧でないものに怒りを向けるのは、自分が堕落するのを恐れているから。完璧でない自分を認められない節もある。
このタイプの欲求は「間違いを正す人」でありたい、というもの。間違っていたりするのが何よりも怖いし、間違っているのが正しくないから『まずは自分から』と真面目で正しい振る舞いを心掛けている。人々は常に真面目で正しく、高潔であるべきだと信じているある種の理想主義がある。
タイプ2
「どこまでも寛大な支援者」
このタイプは人とのつながりを大切にする。思いやりがあって面倒見がよく、優しい。お節介で世話焼き。良いことをして「ありがとう」「助かったよ」と言われると心の底から満たされる。人からは「いつも優しくしてくれる聖人」と見られがち。
そんなこのタイプの囚われは「必要とされない事・高慢」である。「何で俺/私を必要としてくれないの!?」と自分から怒ってしまう状況を恐れている。常に誰かに愛されたい、だから優しくする。見返りだって欲しいし、それ以上に「誰かにとって必要な存在」でありたい。人が思っているよりこのタイプは高慢で鼻につく。
このタイプの欲求は「愛されたい」というもの。困っている人を助けたら、道案内したら、人に優しくしたら「俺/私が必要とされ、愛される」。こんな世界を望んでいる。人にどう見られているか、愛され、必要のある存在に映っているか。そんなことを気にしながら今日も生きていく。
タイプ3
「良く見られたい見栄っ張り」
このタイプは成功志向で実利的。自分の価値を高く評価してもらうために頑張る。常に思い描くのは「成功してる優れた自分」。何でもいいから高評価が欲しい。有能だと思われるための努力ならなんだってしてる。人からは「ギラついた自信家」と見られがち。
そんなこのタイプの囚われは「失敗・見栄」である。失敗して低評価を付けられるのが何よりも怖い。価値のない無能だと見下されたら死ぬ。「次は成功するからさ! 見捨てないでよ! 俺/私を見放さないでよ!」と必死でもがいている。だから成績や成果など分かりやすく評価が出るものにしがみつく。自分が成功していると確実に確信できるから。
このタイプの欲求は「価値のある存在になりたい」というもの。とにかく優秀で居たいし、バリバリ頼られたいし、そんな自分に一番価値を感じている。ドンドン目立ちたい、ガンガン成功したい。自分をよく見せるための嘘だってついちゃう。ヒールやシークレットブーツを使用することも厭わない。
タイプ4
「個性的な芸術家」
このタイプは繊細で、直感的で、感受性豊か。自分の事を「普通じゃない個性的な人」だと思っている。空想is正義であり、現実の事象には全く興味ない。美しいものとそれに囲まれてる自分が美しい。人からは「とてつもない変人」と見られがち。
そんなこのタイプの囚われは「平凡・憂鬱」である。「平凡・普通なのが一番嫌いなんだよ!!」……そんなタイプである。自分が平凡な存在だと認めた瞬間に見えてる世界が瓦解する。「みんな分かってくれない」→「みんな分からない自分って特別!」……そんな幻想ともいえる思い込みで自分の心を守っている。平凡なんだ、普通なんだと思うと憂鬱で吐きそうになる。でもひそやかに「普通」への憧れがある。
このタイプの欲求は「自分自身でありたい」というもの。特別な自分でありたい。そんな自分になりたい。とにかく自己を確立したい。普通じゃ自分じゃない。「特別」になれてやっと「自分」。そしてそんな特別な自分を表現したい。そんな風に生きていたい。
タイプ5
「学術的な観測者」
このタイプは集中的に頭を使うし、常に思考する。タイプ3とは別の意味で有能でありたい。そのために知恵を溜めに溜めまくる。頭で理解したい、すべての事象を。解明し、観測し、そして理解する。何か一つでも秀でたところがあればなおいいと考える。人からは「合理的で落ち着いた人」と見られがち。
そんなこのタイプの囚われは「空虚・溜込」である。空虚で何もないと分かるのが怖い。常に物事には意味があって、その意味を集めることによって無能と言われないように、有能だと思われるために動いている。カオスな世界で何一つできない空虚さが、このタイプを不安へと掻き立てる。「何もないなら知る意味ないじゃん」……そんなのは嫌だ。内面に寂しさを抱えているケースも多い。
このタイプの欲求は「有能になりたい」というもの。得意な分野で知識を溜め込み、観察し、発見し、知り尽くして有能になりたい。知識というものは自分が有能だと証明できる唯一のツール。だが別に知識を溜め込む事自体が嫌いなわけじゃない。このタイプに研究者や博士が多い理由が何となく分かったろう?
タイプ6
このタイプは安全志向で、石橋を叩いて渡る様なタイプ。信頼できる存在が欲しくて、信頼できる人に忠実に尽くす。誰かに従っていたい。仲間外れは嫌だ。みんなが良いって言ったものが良いに決まっている。そうでなきゃ困る。人からは「従順で臆病な奴」と見られがち。
そんなこのタイプの囚われは「規範からの逸脱・臆病」である。捨てられる子猫にはなりたくない。迷える子羊にはなりたくない。迷子になるのは嫌だ。臆病なのは分かっている。けれど怖いものは怖い。変わるのが怖い。自分は普通で良い。目立ちたくないし悪目立ち何て論外。流行りの服は裏切らないし、信頼出来る人からの言うことに従わないと破滅が待っている……。
このタイプの欲求は「支えてくれる人と強く繋がりたい」というもの。とにかく誰か助けてくれ。不安で不安で、誰かの目を気にしないと生きていけないよ。情けなくてごめん。本当にごめん。だから忠誠を誓わせてください。「俺/私を側に置いてください」。手綱を握っててください。離れるのが怖いんです。常識を守れない罰を受けるのが怖いんです……!
タイプ7
「過熱する冒険者」
このタイプは全タイプ中最も外向的。「もっと楽しい事しようぜ!」の人。ポジティブで刺激的なことが大好き。自由をこよなく愛する。衝動性・多動性が目立つ。常に元気。文字通り色んなことに手を出す。人からは「ヤバいぐらい明るい人」と見られがち。
そんなこのタイプの囚われは「苦しみ・過多」である。苦しい事やツラい事が大嫌い。そんなことからは逃げ出してしまいたい。自由が好きということは責任を負いたくないという事。また、過剰に何でもするためにそれについて悩まされることも多々ある。可能性を奪われ、束縛され、決めつけられるのが一番嫌い。悪く言えば無責任すぎる。
このタイプの欲求は「ずっと満たされたい」というもの。過去も、今も、未来も、ずーっと満たされていたい。具体的には楽しい事とか楽しい事とか楽しい事とか。暇なんて作りたくない、常に忙殺されていたい。「今、何が起こった!?」そんな時、このタイプは駆け付けます。楽しい匂いを嗅ぎ取ることに敏感なんです。
タイプ8
このタイプはとにかく遠慮しない。ズバズバ物を言う。「敵を作りたくない? 甘えたこと言ってんじゃねえよ」。傲岸不遜で唯我独尊。強い自信が備わっていて、強者のオーラを感じさせる。世の中は弱肉強食で、弱い者は淘汰されるべき。勿論自分は強者側。人からは「ムスッとしたボス」と見られがち。
そんなこのタイプの囚われは「自分の弱さ・欲望」である。自分が弱者側に立つなんて考えられない。そんなんじゃ人間として終わってる。人に攻撃され、蹂躙されるのが何よりも嫌だ。そんな事になるなら死んでやる、とまで考える。欲望も強い。自分の欲望と向き合えないことが多い。強く、尊大で、誰にも倒せない。そんな存在になりたい。
このタイプの欲求は「強くなりたい」というもの。とにかく強くなれば誰も邪魔しない。誰も俺/私に文句は言えない。いや、言わせないぐらい強くなる。主導権は常に握る側でいる。敵を攻撃するのは当たり前。潰されてたまるものか。弱っちい自分なんて要らねぇ。
タイプ9
このタイプはとにかく穏やか。人に安心感を与えさせる人間マイナスイオン。そしてなにより平和を好む。めったに怒らないし、怒る事にエネルギーを使いたくない省エネ主義。自分がどう思ってるのかとか興味無いし分からない。人からは「温厚で植物みたいな人」と見られがち。
そんなこのタイプの囚われは「葛藤・怠惰」である。平和主義は裏返せば色んなことで悩みたくない。何にも選びたくない。怠惰で流されるがままに生きていたい。だって面倒じゃん、色々考えるの。平和で居れば何もないから色んなことを考えずに済む。逃げ? 逃げて何が悪い。逃げるのも一つの術であり生き方だ。
このタイプの欲求は「平和で居たい」というもの。平和でいいじゃん、何も言わなくていいじゃん、だってなんか言ったら面倒臭いじゃん。このままでいいじゃん。何か不満でもあるの? 俺/私は無いけど。とにかく平穏に生きようよ。面倒事に巻き込まれないなら何でも良いわけじゃないし、巻き込まれない保証は無いから仲裁はするけどさ。
3つのセンター
3つのセンターによって「潜在意識」・「時間感覚」・「反応の仕方」・「感覚」・「エネルギー」が大きく異なる。
ガッツセンター
ハートセンター
ヘッドセンター
ハーモニックグループ
肯定型
常に明るい見通しを立てて、楽観的に物事を考える。何事も肯定的に受け止め、前向きに対処しようとする。物事の否定的な側面は見ないように・認めないようにする傾向が。「何があっても大丈夫」と自分や他人に言い聞かせ、物事の重大さを過小評価しようとする。
合理型
問題に対し、客観的・理性的に対処しようとする。自分の感情は脇に置いて、合理的に問題解決を図ろうとする。他人に対しても自分と同じような物事の考え方を求めることがある。自分や他人の感情に気づきにくい面がある。
反応型
問題・葛藤に対して感情的に反応する。自分がどう感じているかを表現し、他者にもそれを強要する。自分自身の感情処理が第一優先。感情を爆発させさえすれば、問題を解決した気になりがち。
ホーネピアングループ
主張型
外の世界に関心が強く、積極的に自分を前に押し出していく。自分が何を求めているかが明確に分かっていて、その欲求に従ってアグレッシブに行動する。自分の能力・魅力に自信を持ち、欲しいものは自分の手で勝ち取りたい。現実的・実際的な面がある。競争社会を生き抜く術を身に着けている。自分の内面感情はシャットアウトしがち。自分の気持ちをあまり抑えず、基本的にストレート。常に一人称視点。自分を前に押し出し、物怖じせず、積極的にハキハキと喋る。
協調型
協調性があり、周囲の人との和を大切にする。価値判断基準を外側に求め、親の価値観・世の中の常識・他人の期待・規則・ルールに従う。他人の気持ち・ニーズに敏感。人と人との間で揺れ動く。自分が一番であるより、皆が同じであろうとする。他人の評価に影響されやすい。常識的で、義務や責任を果たそうとする。人に影響されやすい面があり、優柔不断。興味関心が持てない事でも周りの状況や人に合わせて行動する。その場での振る舞いにはかなり気を使う。出過ぎてはいけないし、気が利かないのも良くない。「協調性がありますね」は誉め言葉。
遊離型
内向的で、人との間に距離を置き、自分の内面に引き籠ろうとする。あまり多くを望まず、競争・成功を避けて孤高を保とうとする。他人に邪魔されたくないと思っており、外部から何かを強いられると必死で抵抗する。期待されるのが嫌。少数の人々との親密な結びつきを求める。人前では控えめで自分の意見を主張しない傾向がある。一人でいることが苦にならない。孤独な作業やクリエイティブな作業に向いている。自分の世界を持っていて、それを大事にしている。大人しい印象。積極的に人には近づかない。人と親しく「出来ない」と感じている。他人の輪の中に入れないし入ろうとも思わない。
ウィングについて
ウィングがあることでより鮮明に違いが分かるようになる。 基本的にウィングは両隣のタイプしか選べない(翼は基本的に左右にしかないだろう? 例えばタイプ1なら9か2。1w4とか1w7はありえない)。 そしてウィングがあることで「タイプ1でもなんか傾向が違うな……?」という事象が解決できる。 「あれ? 俺/私ってタイプ8じゃないのかな……?」……そんな時、ウィングがあれば「ああ! 俺/私は7w8だったのか!」と納得することが出来る。
ぶっちゃけ9つだけでは全てを説明するのが難しいのでウィングがあるといった方が覚えやすい。
ウィングも含めたエニアタイプ
1w9
「理想主義者」
このタイプ1はより自閉的。とにかく理想に燃えていて、悪く言えば独り善がりなところがある。環境問題・社会の改善に意識が向くことが多い。 ウィングが9なので通常のタイプ1と比べると怒りが緩和され、自分の世界に籠るようになる。格式ばる傾向があり、人との関わり方に柔軟性があまりない。
1w2
「擁護者」
このタイプ1はより開放的。社会で不当な扱いを受けている人を見ると許せない。所謂「弱者の味方」である。ウィングが2なのでよりウェットで人と関わろうとする。熱血教師的な人が多い。人が成長することに大変喜ばしさを感じる。1w9と比べると熱くなりやすく、物事に批判的。完璧主義を押し通すために行動する。
2w1
「尽くす人」
このタイプ2はより理想主義的。ウィングが1なのでなにかと勤勉で真面目な人が多い。自分をあまり表に出さず、出来るだけ利他的でいようとする。義務感で優しくする感じで少し堅苦しい面が見受けられる。倫理道徳に指針を求める傾向にある。「愛されたい」と「こうあるべきだ」で葛藤を感じる。
2w3
「もてなす人」
このタイプ2はより社交的。明るく、愛らしく、感情に訴え、情熱的。2w1と比べるとウェットで開放的であり、肉体関係を持ちたがる。客をもてなす主人のように、みんなを喜ばせたい。ウィングが3なので「愛を勝ち取りたい」と動くこともあり、計算高い面がある。愛されるための資質や能力を磨く努力を惜しまない。
3w2
「魅了する人」
このタイプ3はより成功志向。外見を整え、自信に満ちた態度を取り、魅力的な人であろうとする。自己顕示欲が強く、個人的な結びつきを求める。成功者としても人間としても好きになってほしい。ウィングが2なので「愛されたい」という欲求も入ってきてこのようにフレンドリーで寛容な性格になっているのかもしれない。対人関係に力を入れる傾向にある。
3w4
このタイプ3はよりキャリア志向。勤勉、真面目、努力家。より有能であろうとする。人間として好きになってもらう事より、仕事人として有能かどうかを評価されたがる。ウィングが4なため、通常のタイプ3より傷つきやすく失敗を恐れる。だから人と距離を置く。傷つけられたくないから。仕事の実績がそのまま自分の価値に繋がると考えている。
4w3
「貴族」
このタイプ4はその名の通り気品が高い。より洗練された美しいものを好み、耽美的。美意識が高く、人からどう見られているのかを気にする。ナルシスティックな傾向があり、自分こそ一番美しいとまで思っている。他者とオリジナリティを競う傾向にあり、人より優れている部分を欲しがるまさに貴族。
4w5
「ボヘミアン」
このタイプ4はより内向的。だが自由奔放。他人の意見は一切気にせずにマイワールドに籠る。通常のタイプ4よりも、4w3よりも平凡を嫌う。自分を磨くために、自分だけの時間を贅沢に使う。風変わりで個人的な自己表現をする。ウィングが5なので考えることが大好きで、内省的。哲学チックになることもあるが根本的にはやはり特別な自分を見て欲しい。
5w4
「因習を打破する人」
このタイプ5は既存の概念にとらわれず、革新的な発想が出来る。より内向的で引きこもる傾向がある。ウィングが4なので繊細な部分があり、創造的。他者と一緒に働くことが難しい。一般的なタイプ5と違って科学的な事に興味を持たないことが多い。不思議なものに惹かれる。芸術家になる事も。とてもユニークな思考回路を持ち、枠組みが大嫌いで破壊したくなる。
5w6
「問題解決者」
このタイプ5は完全にヒトよりモノ。5w4に比べたらとてつもなく合理的。ウィングが6な為か、保守的な傾向にある。通常のタイプ5や5w4と比べて人と関わる傾向がある。完全な理系脳であり、科学的なことやシステマティックな事に興味を持つ。とにかく問題を解決することに重きを置く。周りの世界を観察したうえで分析的な思考をする。
6w5
「ディフェンダー」
このタイプ6は生真面目。お堅い組織に抜群に向いている。ウィングが5なので率直な意見を言う傾向にある。技術面の問題を解決するのに向いている(5w6と似ているがこちらは現実的な事、あちらは思考的な事)。意外にも人生への哲学がある(これもウィングの影響だろう)。全体的にかなり保守的で、伝統を守る。人に好かれようとはしない。
6w7
「バディ」
このタイプ6は楽天的。社交的で遊び好き。人に好かれやすく、友達が沢山居る。チームプレイを楽しみ、ユーモアがある。一見するとタイプ7っぽく見えるがやはりタイプ6。信頼できる人やものに依存していないと不安でしょうがない。また、かなりの気遣い屋。自分の悲しい事は冗談として話す傾向がある。全体的に不安を表に出さない。
7w6
このタイプ7はとにかくエンターテイナー。人志向で人との結びつきを求める。社交的で好奇心旺盛。パーティ・イベントが好き。一人よりも誰かと一緒に居た方が絶対に楽しいと考えるタイプ。純粋に楽しさを求めたいだけ。ウィングが6なのか自分の居るコミュニティに点数を付け、ある程度の忠誠心を置く。
7w8
このタイプ7は地に足付いている。独立心があり、野心的でアグレッシブ。「現実主義者」とは言うが現実に抵抗しまくって生きている。物志向でビジネスに関心がある。情には絆されない。人とは付き合うが密接に関わりたくないし依存したくない。でも根はタイプ7なので世俗的なところがあり、なんだかんだ言って楽観的。
8w7
「独立した人」
このタイプ8は全タイプ中最も攻撃的。ゴーイングマイウェイで7w8以上にアグレッシブでエネルギーに溢れている。個人的生活より公的生活が中心。裏表が無く、正直。本音100%でぶつかり合える世界を求めている。いつも本気でおふざけ禁止。自分から積極的に台風を起こす。リスキーな賭けにも応じる。
8w9
「クマさん」
このタイプ8はボスであり、親分。受容的な姿勢を見せる。ウィングが9な為かくつろいだ感じが出る。家庭的で他者と簡単に関わる。激しい二面性を持ち、家では穏やかなのに仕事場では攻撃的なんて事も。とにかくどっしりと構えており、テリトリーに踏み込ませない。踏み込んだら全力で怒る。
9w8
「調停者」
このタイプ9は感覚的でパワフル。地に足がついていて実際的。とにかく審判のように両方を取り持つ。一言で言うなら「キレたら怖いタイプ」。平和を保つために決断力を発揮する。ウィングと本来のタイプが相反している気質の為、怒りを限界まで溜め込んでいるといった感じ。ただ、怒るのは平和を保つ為であることを留意していただきたい。
9w1
「夢見る人」
このタイプ9はより夢想家的。自分の頭の中の空想に住んでいる。漠然とした理想を持ち、悠久で広大なファンタジーを好む。ウィングが1な為、保守的で秩序を重んじる。現状維持者で場に適応する。争いの無い世界が大好き。超然としている。とにかくどこか夢の中にいるような、そんなタイプ。怒りを完全に抑圧出来る。
トライタイプについて
アメリカのエニアグラム専門コーチ&エニアグラム研究者であるキャサリン・チャーニック・フォーブルによって提唱された新しいエニアグラムである。
具体的には、エニアグラムの3つのグループであるガッツセンター(8・9・1)・ハートセンター(2・3・4)・ヘッドセンター(5・6・7 )からそれぞれ3つずつ当てはまるものを選んで27通りに分析したもの。エニアグラムの最終形態と思った方が良い。
125
「指導者」
非常に勤勉で知識豊富。思いやりがあり、自身が得た知識・知見を人を導くことに使いたがる傾向にある。理想主義に傾倒している。「優しさ=甘さ」ではなく手厳しい傾向にある。人の成長に本気になれる。世話焼きだが、世話を焼き過ぎてその人の成長を妨げることもある。困っている人を導くのが理想。過剰に理性や正しさに頼ろうとする面がある。
- 基本タイプが1→力を求め、有能でありたいと願う。その為に物凄く努力する。
- 基本タイプが2→実務的で有能な面が強い。ルールなどの体系に依存しがち。
- 基本タイプが5→ルールに従う傾向が強い。外向的で人と関わる。
126
「支える人」
基本的に思いやりが強く、仲間に対して協力的な善人。組織内での自分に対する期待や周囲のニーズに敏感、かつ積極的に介入しようとする。責任感が強く利他的で、良くも悪くも自分よりも他人の利益を優先する傾向が強い。他人から感謝されると心の底から嬉しくなる。サポート役に徹しがちなところがある。マニュアルが無いと安心出来ない。見捨てられるかどうか不安。とにかく健気。
- 基本タイプが1→保証を求め、危険・侮辱を恐れる。人当たりが良い。
- 基本タイプが2→用心深く自己批判的。人がやりたがらないことを率先してやる。
- 基本タイプが6→几帳面で世話焼き。周囲の人から頼りにされるように心がける。
127
「教師」
ポジティブで遊び心があり、「なんとかなるさ」と割と気楽に構えていているような印象がある。どこか目標や学びの時間を求めており、何かと教えたがりだったり人を目標に向かわせようとする面がある。ダラダラ遊ぶことは好まず、目的意識を見出すなど、どこか教育的。楽しみながら色々な学びを得て、人生をより有意義にしていきたい。お堅い印象はあるが、「ただ学ぶだけではつまらない」とも思いがち。調子を崩すと一気に落ちる。スピリチュアルにハマりやすい。
- 基本タイプが1→ポジティブ。フレンドリー。だが、根は真面目。
- 基本タイプが2→理想を追求。その他大勢のように扱われるのが嫌い。
- 基本タイプが7→ルールに従う。周囲をコントロールしようとする。自分を律する面が強い。
135
「技術者」
超合理主義者タイプ。感情は捨て置け。理性と頭脳で困難を切り開く。正確さを意識する。どのタイプよりも「有能である事」に対する渇望が強い。Yes/Noハッキリさせたい。目的志向が強い。他タイプより結果や目的達成に執着しやすい。良くも悪くも遠回りが出来ない。最適最短。迅速に結果を出すのではなく、緻密に精巧に目標を達成できる筋道を設定していくことを好む。簡単に言うなら「ロボットタイプ」。敵を作りやすい。自分の感情をとにかく無視しがちでメンタルが崩壊したら終わり。
136
「監督官」
真のタスクマスター。真骨頂は、現場で実質的に機能するマニュアルやルール作り。最も社会的成功を求める。非常に勤勉で、目的意識が強く、知的好奇心が旺盛。中間管理職の様な振る舞いが得意。最も高い成功志向(それも「社会が求める優等生型」で無いと許せない)。本質はプレーヤー。「間違っている」「不正確」「無能」と言った評価を受けるのを嫌い、日々正確さと実務的な人物像を目指している。現場主義で実務的。堅実志向。自分の内側の気持ちには無関心。自分に従わない相手には高圧的。
137
「システム構築者」
やるべきことをやるだけではダメ。大事なのはそれらを効率的に、効果的にやっていくためのシステム作り。秩序を発展させる事にエネルギーを使う。何も無い所からルール・手法を組み立てるのが得意。「より楽な方法はないか? もっと正確な方法はないのか? こうしたら楽しくなるんじゃないの?」と考えるときがある。物事の黎明期や始まりの時に必要な要素を大体把握する力に長けている。野心家で成功志向。ナルシストで、人を使えるかor使えないかで見ているように見える。リアリスト風。自分を把握出来ていない。
145
「研究者」
詳しい情報・正しい知識が大好き。無知・不確かである事を恐れ、そう思われない為に自分を知識習得に駆り立てる。知識に対するプライドが高い。内側に熱いものを秘めながらも、それを表に出すことは無い。よそよそしく、気難しい。高潔かつストイック。ポーカーフェイス。理解し、教える事が本分。知識人としての資質は本物。冷静に構えつつも、内面はかなり揺れ動いている。実務的では無い。超尖った人。ちょっとでもはみ出してると許せない、と自分を追い詰めがち。知ったかぶりをしてしまう。
146
「哲学者」
道徳的で善良だが、かなりの激情家。勤勉で、直観的で、探求心旺盛。善悪にうるさい。モラルや道徳に目線を向けており、モラルに反する事や道徳的にアウトな相手に対しては激情を露わにして断固反対の意思を取る傾向にある。最も満たされる時は、自分の中の真実を見つけた時。自分に自信が有る無しに関わらず、「こうあるべきだ!」という確かな確信がある。少々批判的でねちっこい。とても慎重で落ち着いたような印象を与えやすい。人への批判や嫌味・否定的な言い方が目立つタイプだが、そのくせ自分は批判されることを嫌う。独善的で視野が狭く、融通が利かない。
147
「永遠の夢追い人」
究極的な理想主義者。自分が興味を持っている事について「何か変えなければならない」と考えている。常に改革意識を持っている。常に、何が欠けていて、何が本質で、何を変えるべきかを見抜く「批判的な目」を持っている。非常にエネルギッシュな人であり、口先だけで愚痴を言うよりは確実に現状を変えていこうとする。先見の明に優れている人も多い。ガタガタに見えて意外と統制が取れている。危機や危険に対するアンテナの鋭さは人一倍。「このままではダメだ」「もっと良い変化を」と求めるあまり、ついつい態度が頑なになりやすい傾向がある。ハードルが無限に高い。
- 基本タイプが1→何事にも楽観的でビックマウス。無いものねだりが激しく欲張り。
- 基本タイプが4→絶望しやすい。やや現実的。二面性がある。
- 基本タイプが7→どこか惜しい! 高い洞察力・直感力があり、真の空想家。
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かなり複雑な二面性を持っている。よく行動し、よく考える。何よりも人が大好きで、欲張り。アツい人格と冷たい人格がある。攻撃的・戦闘的。狙われた場合は戦う事を前提で考える。自分の弱さに直面することを恐れている。基本的にはゴチャゴチャでバラバラだが「何かと戦う」と言う所だけでは一致する。自己主張が強く、空気が読めない所が目立つ。自分の考えに固執して視野を狭めてしまう。
259
「知恵袋」
落ち着いていてゆったりしている。知識や情報を活用し、人々を助けて、みんなが平和に慣れる世界を望んでいる。内向的でちょっと距離があり、人当たりがよくあまり動じないほんわかした性格をしている。博愛主義者。よそよそしさが目立つが、困っていれば手を差し伸べる。勉学や技術習得、何らかの研究に精を出す。孤独をどこか恐れている。MBTIで言うならINFJっぽい。受動的で自分から率先して動くことが少ない。「助けて」と頼まれなかったらなかなか人助けしない。自分の内面にある課題・問題をすっ飛ばしてしまう。
268
「正義の味方」
不平等・不条理の敵。他者を危機から救うことに対して意識が高く、それを己の信念としていて、他者支援を喜びとして、またその他者支援の中で苦しむことがある。外敵・危機に敏感。色々な危険を見つけ、颯爽と人々を救い、あわよくばその事でちょっと周囲に認められたり……周囲の人々を支配下に置ければいいな……なんて。体裁・大義名分を気にするし好き。あらゆる面で自分が動くための理由を喧伝しようとする。無欲に動ける献身家。人助けが出来ないと落ち着かない気質。自分の信条に殉じたい。助けたいがあまりに空回る。
269
「良識ある善意の人」
善きサマリア人。大真面目に善行を働くタイプ。平和的で善良で、人をよく助けようとするタイプ。人が大好きで、大勢の人と打ち解けているときに幸せを感じる。自分というものが無く、自己主張する事は滅多に無い。「人と仲良くなる=偉い=強い」。このタイプの自尊心や自信はどれだけ人と仲良くなれたか、どれだけ人の役に立てたかに懸かっている。打算や損得を抜きに人助けが出来る。平和・友好を大事にする。波風立てず、平和に、みんなが納得するように。ただの「良い人」で終わってしまう。自分自身には興味が無い。
278
「楽観的自由人」
明るく楽しげで、一緒に居るだけで面白くなってくるタイプ。最もポジティブで自由を愛している。各トライタイプ中最も外向的。積極的・行動的だが圧は無く、気さくで周りの人達に優しくフレンドリー。未開拓の分野ではリーダーとして非常に頼りになる。エキセントリックで常識に囚われない。飲み会大好き陽キャタイプ。内側の感情を処理することが苦手。ネガティブを抑圧してしまいがち。
279
ハッピーセット!278よりポジティブ。人に対しては優しく、楽しませて、リラックスさせている。明るく平和的でとにかく場を和ませようとする。場が荒れそうになれば、取り敢えず冗談や面白いことを言って場を和ませ、なんとか対立を回避しようとする人物。一家に一台欲しい、居れば楽しくなれる人物間違い無し! とにかくポジティブなところしか見たくない。沈黙・悲観・怒りなどのネガティブな側面やよそよそしい態度を向けられる気が滅入る。ネガティブに対しては感情を爆発させて対処する。何があっても「幸せ」だと思い込む。
358
「ザ・問題解決者」
良くも悪くも凄まじい性格をしている。経験を大事にしており、「頭でっかちになるな!」が信条。図太さ・タフネスさが半端無く、遠慮が無い。問題や課題を徹底的・合理的に解剖し、問題解決の糸口を見つけるまでひたすら考え、そしてどんな困難な事にもめげずに取り組んでいく。現実的な問題を解決することに情熱を注ぐ。言動に隙が無い。ある種ドM。基本的には非常に有能で、問題解決能力が高く、常識に囚われず、結果主義者。馴れ合いには興味が無いし露骨に苛立つ。チェスの様な思考の持ち主。MBTIならxNTJに多い。感情面の配慮が苦手。
- 基本タイプが3→出世意欲に磨きがかかっている。相手の話は聞かない。
- 基本タイプが5→結果をとことん追求するアウトプット型。解決策を一緒に考えてくれるが……。
- 基本タイプが8→現実的かつ有能。「問題=敵=戦う」。
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「思索家」
非常に内気だがパッと見は人懐っこい。合理的・理論思考・頭脳派・非常に賢い。自分の本心を隠して、波風立てずに、自身の目的を粛々と達成するべく戦略的な振る舞いを心がける。知的な印象もあって人懐っこいので人気があるタイプかも……? 合理的に人間関係のトラブルを仲裁できる。内向きになっているのは戦略で、何かを成し遂げようと外向的な振る舞いをすることが多く、結果的に人懐っこさに繋がっている。自己肯定感の高さが最も顕著に表れるタイプ。結構ガチガチの理屈屋。そしてガチガチの秘密主義者。「人とは距離を置きたいけど、人には認められたい」と葛藤する。プライドが高く、人に弱点を晒したくないと思っている。
- 基本タイプが3→少し控えめ。誰かと対立することを露骨に恐れている。
- 基本タイプが5→周りと調和する。野心家で人当たりが良い。
- 基本タイプが9→現実的な有能さを身に着けている。プロフェッショナル感を漂わせている。
368
割と攻撃的。悪や不当な搾取は論外で、即刻叩き潰すべき愚かな存在。非常に忠実であり、何事に対しても意欲的で、意志が強い。ヒーロー願望があって「良い事したらみんなに褒めてもらえるかな?」とか考えてる。多少の論理の破綻なら余裕でカバー出来るので、討論者と呼ばれることも。「憎き悪党から弱者を守る」……そんなことをして承認欲求を満たしているタイプ。アメコミヒーロー。クラス・組織で人気を得やすい。大義名分が好き。弁舌家。「デキる」感じに振る舞うのが得意で、虚勢を張る。自分を知ることが出来ない。
369
「カメレオン」
「群れの中で生きるタイプ」「何者にも染まれるタイプ」。人との繋がりを求め、非常に強く社会の影響を受ける。バランスの取れた状態を作ろうとし、偏った状態だと落ち着かなくなる。我を貫いて積極的に波風立たせるタイプでは無い。周囲から認められ、仲間として周囲から受け入れられ、そして揉め事もトラブルもない状態というのが最高の世界。基本的に争いの調停・周囲からの頼み事を引き受ける事には積極的。自分というものを持たず、周囲に合わせて生きていく。自分が環境に適応していく。期待されている自分を目指す傾向にある。自分というものをいとも容易く捨て去る。周囲に溶け込んでたせいか、自分が迷子になる。
- 基本タイプが3→反応的。自分の事をタイプ3だと思って無い事が多い。
- 基本タイプが6→磨きのかかった適応力を発揮する。自分を守る為に自分を演じている。
- 基本タイプが9→より社会的。けど、行動原理は「分からない」。
378
非常に野心的であり、攻める生き方を求める。おまけにかなりタフ。超行動派。常に満たされていて、自分の気持ちや欲求に正直でありたいと願っている。「欲しいものはなんであれ手に入れる!」という信念があり、目的に集中する。心のどこかで「未来は良いものだ」と信じており、本当に良いものにするために行動し、その障害になるものは何であっても何人であっても敵とみなしてぶっ潰す。ゴリゴリの改革派。「ガンガンいこうぜ!」。かなりの野心家。自分の道を阻むものは全て敵。自分、ひいては人類のやる事成す事夢見ることを「可能」「不可能」で見極め、「可能」かつ「やりたい」と思えたことをとことん極め、前例も常識も無視して自分がやれると信じた道を突き進む。拡大志向。本気で神になりたいと思っている。周囲には全く興味無い。
379
「大使」
言いたい事は言うが、楽観的かつ可能な限り平和なやり方を好む。人から良く思われたいけど楽しく無いのも嫌だし、周囲を犠牲にするつもりもない。人好きで、付き合いがよく、誰とでも仲良くなれる性格。成功を勝ち取る為に穏便な手法を使う事が多い。人の懐に入って、相手と良好な関係を築き、人の才能を開花することに長けている。効率的で手っ取り早く上手く行く方法を求めていながら、同時に他人に配慮して誰も傷つかない方法も模索している。汚い事はしない。悪意に一線を引いている。あくまで自分最優先。ネガティブなことを忌避してしまう。
458
「人文学者」
最も強烈で激しいタイプ。自分が外向的なのか、内向的なのか迷っている。最も暗く、アンニュイ。とにかくダークで陰鬱。他者を寄せ付けず、我が道を往く様な生き方をする。内気であんまり人と打ち解けるわけでは無いが、その思考や態度は良くも悪くも超然としており、そして自分の考えに対して愚直とも言えるほどに真っ直ぐ。幼少期から自我が強く、成人するまでに何らかの人生哲学を確立している人が多い。ガラスの心を持ちながらも、防弾ガラスのようなタフさを身に着けている。色々と矛盾していて謎めいた存在。人間嫌いの人間好き……というか、人間は嫌いだがヒト(ホモ・サピエンス)は好きといった感じか。良くも悪くも自分のやりたいようにしか生きられない。
459
かなりの引き籠り体質。各トライタイプ中最も一人の時間を必要としている。最も空想の世界に傾倒するタイプ。ドが付く程内向的・受動的。自分の内面世界を守る為に外界では演技をする。どこまでものんびりしていて、「真のタイプ9」なんて言われる事も。必ずと言って良いほど考え事をして、妄想をする。アウトプットは大の苦手。脳内世界の住民で、独自の世界観を持つ。外界に対してATフィールドを張っている。自分の世界を広げる為には人付き合いが必要だと分かっていても、誰かと関わろうとすると激しくエネルギーを消耗する。対人関係を喪失してしまう。
468
「予言する人」
炭鉱のカナリア。最もユニーク。このタイプを完全理解するのは無理。「超過敏」・「過剰反応」し、他タイプとは異なった視点で、世の中を見ている。危険な予兆・他人の言動の矛盾が無いかをつぶさに観察し、どんな小さな危険も見逃さない危険意識の強い人物。偽善者・詐欺師絶対殺すマン。安心・安全に対して過剰なまでの拘りがある。嘘、偽善、詐欺……こう言ったものに対しては非常に敏感に反応する。かなり激情家。何かしらの問題・敵対行為と思わしきものには、まずもって感情的に反応する。小さな問題を過剰に気にかけたり、逆に大きな問題を放置したりしてしまう。
469
「自分探しの旅人」
性格診断が大好き!常に「自分とは」と自分探ししている。疑問を持ち続け、その疑問に答えを出さない。自分の事をタイプ5だと思っている事が多い。性格類型ジプシー。人から離れたいor離れたくないの二律背反。個性的で居ても無個性で居てもダメ。結果的に全てを投げ出しちゃったりする。自分という存在を高度に掘り起こし、最終的に非凡なまでの自己理解を極めることが出来るという強みを持っている。大器晩成型が多い。絶え間無い自意識に苦しめられる。思考が麻痺してなかなか行動に写せない弱点がある。
478
「発信者」
直観的で、革新的で、保守的。他人に束縛されるタイプでは無い。非常に派手で目立ち、何よりフリーダムで常識に縛られない。倫魁不羈。他人の敷いたレールに従って生きることを嫌い、世間の常識に対して問題点を見つけ出し、自身の主義主張を発信するときに生きがいを感じる。好き嫌いが極端に分かれるタイプ。自己主張が激しい。フリーダムであると同時に極めて革新的。生粋のクリエイターであり、新しい価値観を喧伝するメッセンジャー。内面は意外と繊細。何気ない一言に傷つく。無自覚に周囲から顰蹙を買い、敵を作ってしまう。派手に自己中心的。
479
「妖精」
最も感情豊かで情緒豊か。ポジティブ。付き合いやすさは最高と言って良い程。夢想家なところがある。快適かつポジティブなものを優先して、自分の真意や気持ちを塗り固めようとする。気さくでサバサバしている。ピュアな人達。ネガティブを見るのも嫌いだし、自分のネガティブも嫌い。人を癒す事が本分。自らの創造性を発揮して、平和的に表現することで、人々を幸せへと導きたい気持ちがある。ネガティブを徹底的に嫌う一方で、実はネガティブや暗い部分をよく知りたいと考えている所も存在する。理想的な世界を妄想する癖があり、超ポジティブ主義な面がある。問題からは目を逸らす。
統合
要は成長である。
経験・知識の増加と共に上手く対処出来るようになったりする。 退行もそうだが、あくまで一時的なものが多い事を留意していただきたい。 自分の心がプラスになるとき、心が穏やかな時に人は統合する。自分らしく居られるときに新しい特徴が出ているとも言える。 まとめるとこうだ。
退行
要は分裂である。
経験・知識を増加してもいつまでも上手く対処出来なかったりする。統合もそうだが、あくまで一時的なものが多い事を留意していただきたい。 自分の心がマイナスになるとき、心が荒んでる時に人は退行する。自分らしく居られない時にダメな特徴が出ているとも言える。 まとめるとこうだ。
段階
要は「健全度」である。
数字が大きくなるごとに健全度が下がっていく。統合/退行とは似て非なるもの。具体的に言うと、人間強度みたいなものである。人間強度を上げて健全な人間になろう! 逆に人間強度を下げすぎると……?
健全(段階1~3)
文字通り健全。自由や解放感を感じられ、囚われ・恐れ・欲求がほぼ無くなっている状態。この状態だと余裕も出てくる。
段階1
最も理想的な状態である。
しかし人間がこの状態に辿り着くことはなかなか難しい。何故ならこの姿は「心の底から根源的欲求・囚われ・恐れを克服した仏」のような状態だからである。もう枷なんて何もない。自由で健全で、人によっては神や天使に見える事もある。人間全てがこの状態なら世界は平和だろう。
段階2
何かしら強い自己イメージを持っており、それに則って自分を高めていっている。
健全には違いないが、1と比べるとまだまだ恐れや欲求を解消しきれていない。まだまだ精進が必要ではあるが、ぶっちゃけこの状態でも十分ではある。
段階3
自己実現のためにしっかり自分と向き合える状態。
健全ではあるが、1や2と比べると鍛錬が必要。未完成でこれからが楽しみな段階。とはいえこの状態もなかなかに完成はされている。数値で言うと75%ぐらい。ただし油断すると通常段階に落ちるので注意が必要。
通常(段階4~6)
普通の人は大半がこの状態。囚われ・恐れ・欲求に囚われている。まあまあ、まずまずといった状態。
段階4
漠然と根源的恐れを感じている状態。
一抹の不安を抱いている状態。十分に心のバランスは保てては居るが焦りを感じ始めている。それぞれのタイプが悪い顔を見せ始めるのもこの段階だと言えるだろう。
段階5
自分の考えた自己像や囚われへの固執を見せる。
4と比べると段階も当然落ちてきているので、「自己中心性」が顔を見せ始める頃合い。否定的な考え方も増え、対人関係の苦労も増える。ここが瀬戸際で、ここで頑張れれば上に行けるがここで頑張れないと……。
段階6
色々と危うくなってくる。
ここまで来ると、普通なのではあるが健全さで言ったらう~ん……な段階。目に見えて余裕が無くなり、恐れに対して過剰防衛しているような状態。他人を貶めたり、過度に嘲笑的になったりもする危ない状態。ここから上がるには相当な努力が必要。
不健全(段階7~9)
文字通り不健全。自由が制限され、心身共に苦しい状態。所謂「病んでいる」。ここまで落ちると、助けを呼ぶか自分で決着をつけるしか無くなる。
段階7
侵略されている!
自分を守る壁が無くなり、恐れ・囚われ・欲求に蹂躙され放題な状態。生き残る為に打開策を講じるも上手く行かない。「何も信じられない」ともがく中で、どんどん溺れていく……。
段階8
もがいても無理、あがいても無理。じゃあもう逃げるしかない。現実何て聞こえない。耳に届かない。俺/私が悪いんじゃない。世界の方こそ間違っている……。やがて統を失う。
段階9
THE・END
この状態になったらもうおしまいです。末期癌です。手の施しようがありません。自我は崩壊しました。守れなかった。守る事が出来なかった。さようなら。暴力でも、依存でも、破壊でも、自殺でも、なんでもしていいよ。
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関連項目
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