Heroes(ウマ娘)とは (ヒーローズとは) [単語記事]

Heroesとは、2021年 4月～5月にかけて放映された、『ウマ娘プリティーダービー』のテレビCM シリーズである。

概要

2021年 4月30日からスタート。それまでの「プリティー」なイメージを覆し、「原作」を意識した彼女らの異名と偉業をクールなナレーションと共に提供する。

構成は、過去 JRAが放映していたTVCM シリーズ『THE WINNER』を意識していると思われる。

実際の競走馬が歩んできた道のりは、ウマ娘に翻案されても決して衰えはしない。
『ウマ娘』は、女の子のコスプレ競走ではなく、人の姿を取った競馬の物語である。

ファンなら誰でも知っていることを、現実の競馬ファンにも示してみせた名CMである。

全7回。

王道こそが証明だ。篇

誰もが一度は夢に見る。

誰もが一度は手を伸ばす。

栄光のその道に、己の蹄跡を刻め。

王道こそが証明だ！

ウマ娘プリティーダービー

564キャンペーン中！

ナレーター:大塚明夫

その世代の主役にふさわしい、王道を歩んできたウマ娘達を紹介している。

放映時は「ゴルシウィーク」キャンペーン中だったため、大塚明夫の無駄にいい声で「564キャンペーン中！」のナレーションも流れる。

期待を背に日本総大将スペシャルウィーク
- 1999年ジャパンカップにて、並み居る世界の強豪をねじ伏せ、内国産馬の意地を見せつけた。『ウマ娘』アニメ第1期では堂々の主役。栄光と挫折と友情の果てに日本総大将となるまでの道のりが描かれた。
七冠を戴く “絶対”なる皇帝シンボリルドルフ
- 「競馬に絶対はないが、シンボリルドルフにはある」と称された絶対王者にして、ウマ娘では不動の生徒会長。誰もが彼女の背中を追いかけ、追い抜かれてもなお憧れは消えない。
メジロの誓い最強のステイヤーメジロマックイーン
- 「退屈だ」とさえ言われたほどに安定した勝利を誇る、最強のステイヤー。天皇賞馬を育てることを最大の目標とするメジロの最高傑作。ウマ娘でもメジロの誇りを胸に努力を欠かさないお嬢様である。
勝利の方程式に死角なしビワハヤヒデ
- 王道勝ちパターンで通算15連対。その偉大なる実績と顔面は今も多くのファンに愛されている。ウマ娘では頭でっかちボリューミーな髪質の頭脳派で交友関係も広く、妹ナリタブライアンにのよき姉と名脇役振りを発揮している。一方、レースでは史実通りの絶対王者として、第2期主人公トウカイテイオーに立ちはだかる。

70秒の最速物語。篇

ファンファーレが轟く。

誰もが息を呑む。

その一瞬の勝負に、人は永遠なる夢を見る。

70秒の最速物語

ウマ娘プリティーダービー

まさにゴールデン！

ナレーター:大塚明夫

短距離で結果を出したウマ娘たちが紹介されている。

「70秒」とはいうが、ここで紹介されているウマ娘は、史実で全員これ未満のタイムを出している。ちなみにJRAの1200mレコードは66秒7(ビッグアーサー・ロードカナロア)。

放映時、レジェンドレースでスプリンターズステークスが扱われていたため、そこでレジェンドウマ娘として登場するメンバーが採用されている。

引き続き、ゴルシウィークキャンペーン中だったため、大塚明夫の「まさにゴゥールルルルデン！」の無駄にいい声が鳴り響く。しかも「ル」は巻き舌。

無敵の驀進王サクラバクシンオー
- ご存じ、元祖短距離王。1400m以下では1回しか負けなかったという最速ぶりと、それ以上では全然勝てない特化機ぶりは今もなお語り継がれ、短距離 GⅠ充実の契機とすらなった名馬である。
  『ウマ娘』では学級委員長として全距離制覇する、などととんでもないことを言い出すのをトレーナーが言いくるめながら短距離街道をバクシンする。スピード全振りでクリアできるシナリオの低難易度と、短距離レースでの圧倒的な強さでゲーム版プレイヤーの印象に強く残る。
瞬き許さぬ可憐なる閃光カレンチャン
- 春秋スプリントを制覇した快足牝馬。現実では特に二つ名はないが、香港では「真機伶(真に頭の切れる、賢い)」の名を与えられた。「閃光乙女」はウマ娘オリジナルの二つ名。
  『ウマ娘』では、好敵手ロードカナロアをはじめとして同期の短距離馬がほとんど未実装であることから、実装済みの歴代短距離ウマ娘たちとS NS対決を繰り広げ、短距離レースの注目度を上げるという目標になっている。
『力』と『速さ』世界のマイル王タイキシャトル
- 日本のマイル路線を総なめにしたのみならず、海外にまで進出した絶対王者。
  『ウマ娘』でもそのパワフルさは健在。マイル路線やマイルダート路線のトロフィー集めに重宝すると共に、(ガチャで引ければ)サクラバクシンオー対策の筆頭候補である。
不屈の王一流の証明キングヘイロー
- GⅠなら何にでも出走するあまりにもめちゃくちゃな出走歴、どれだけ負けてもこだわり続ける諦めの悪さ、その果てに11回目の挑戦でつかんだ高松宮記念の栄冠。全てが揶揄され、応援され、称えられた、「キング」というにはあまりにも泥臭い雑草魂の持ち主。現実の馬にステータス画面など存在しないので、自分の道を探すためだけに半生を費やした王者であった。
  『ウマ娘』でもあらゆる距離を走らされるが、ステータス上は短距離適性Aに設定されている。レジェンドレースではスプリンターズステークスの先鋒を務めるまでになったため、ウマ娘しか知らないユーザーにとっては彼女がここにいることに違和感はない。
  しかしながら、現実には、菊花賞5着・有馬記念6着に4着と長距離でもそこまで大負けはしておらず、安田記念・マイルCS・スプリンターズSも大の得意というほどの成績ではない。ウマ娘を知らない当時の競馬ファンからは「なんでキングヘイローが歴代短距離王と一緒にいるの？」と思われているかもしれない。

ただ一度も先頭を譲らなかった事実。篇

時に圧倒的に、時に計算高く、時に泥臭く。

逃げに正解などない。

あるのは、ただ一度も先頭を譲らなかった事実。

ウマ娘プリティーダービー

ナレーター:大塚明夫

逃げで名を馳せたウマ娘たちが紹介される。

アイネスフウジンやツインターボなどは、育成未実装のため紹介されていない。逃げ切りシスターズ…

なお、史実では負けたレースもあるし、マヤノトップガンに至っては逃げたのは一部のレースだけなので、「ただ一度も先頭を譲らなかった」はさすがに誇張表現である…マルゼンスキー以外は。

その先の景色へ異次元の逃亡者サイレンススズカ
- 誰もがその二つ名を疑わない伝説の大逃げ馬。毎日王冠での圧勝と、天皇賞(秋)の悲劇は競馬ファンなら必修科目と言っていいほど。
  『ウマ娘』でもその逃げっぷりを遺憾なく発揮。先頭に立つ者以外誰も見ることのない景色と栄光の日曜日を、今日も求め走り続ける。
深紅の閃光スーパーカーマルゼンスキー
- こいつを「逃げ」に分類していいのか1号。確かにずっと先頭ではあったが、実力が圧倒的すぎて誰も追いつけなかったとされる無敵の、そして悲劇の名馬。
  『ウマ娘』ではステータス上逃げに分類される。また、ゲームバランスをぶっ壊すほどの高性能ではなく、強いことは強いが育成次第では中途半端に終わることもある。『うまよん』では、「年齢から逃げ切りたい」という理由で逃げ切り☆シスターズに加入している。
正確無比なる努力の権化ミホノブルボン
- 正確極まるラップタイム、猛調教の果ての肉体美を誇る無敵のサイボーグ。
  『ウマ娘』では本当にサイボーグっぽい衣装と口調のキャラになっている。ダービーだろうが菊花賞だろうが逃げまくるN PCブルボンに「どうやってスタミナ鍛えてるんだよ！」と憤慨することしきり。自分で育てるとあんなに苦労するのに…
観衆を魅せる砂塵の隼スマートファルコン
- 地方ダートコースを逃げまくったそして中央GⅠは出走から逃げまくった「砂のサイレンススズカ」。
  『ウマ娘』では「地方ドサ回り」の史実が「ウマ娘アイドル」に翻案されており、ダートレースを盛り上げるため全国を走り回る。ちゃんと中央GⅠも出るよ
変幻自在芝にて飛び立つマヤノトップガン
- こいつを「逃げ」に分類していいのか2号。逃げ・先行・差し・追い込み全ての脚質で勝利した変幻自在の脚質で、逃げて勝ったレースは有馬記念だけである。
  『ウマ娘』では、逃げと先行がAだが差しと追い込みもBであり、どんな脚質で育てても強い。もっとも、このゲームはバ群ブロックで沈む事故が怖いので、逃げで育てるトレーナーが多い。そのため、実馬を知っている人よりも「逃げ」に違和感がないプレイヤーも多いかもしれない。公式プロフィールでは、リニューアル前は「自在」だったがリニューアル後は「逃げ」に分類されている。

勝利を望むは本能だ。篇

執念か、矜持か、宿命か、意志か。

死闘の先でしか摑めぬ誉れを求めて。

勝利を望むは本能だ。

ウマ娘プリティーダービー

ナレーター:津嘉山正種

特定のライバルへや、特定のレースを執念深く追い求めたウマ娘たちが紹介される。

この回からナレーターが交代。より渋い声で「ウマ娘プリティーダービー」と流れる。

理想の体現永遠なる女帝エアグルーヴ
- 親子2代オークス制覇を成し遂げ、並み居る牡馬を蹴散らした女帝。
  ウマ娘に「牡馬」はいないが、生徒会副会長としてその威厳を保っている。
誰より渇望し誰より鍛えたメジロライアン
- 同期メジロマックイーンへの勝利を渇望し、宝塚記念で雪辱を果たした角刈りの優駿。
  『ウマ娘』ではメジロ家令嬢を思わせない筋肉少女にしてマックイーンの好敵手。彼女を野球沼に引きずり込んだ張本人であるが、マックイーンの方がハマってしまって困惑している。何より、シリアスでもボケでもマックイーンの方がキャラが立っていることが成績以上に問題である。
最速『勝利』行きウイニングチケット
- 日本ダービー勝利が現在まで語り継がれ、柴田政人にダービーを取らせるために生まれた馬とさえ言われたダービー馬の代表格。まさに勝利への特急券。
  『ウマ娘』でもダービーに強い憧れを持ち、勝利のための努力を欠かさないばかりか、ダービーウマ娘の歴史を詳細に記した「ダービーノート」を書いている。
不撓不屈退かぬ不死鳥グラスワンダー
- 同期スペシャルウィークを執拗に付け狙い、徹底マークからの差し切り勝ちで宝塚記念を制した。「不死鳥」はウマ娘オリジナルの二つ名だが、怪我に悩まされ前評判が悪いときにこそ実力を発揮する様は現役時代から有名だった。
  『ウマ娘』アニメ第1期でも、スペシャルウィークのライバルとして彼女を徹底にマーク。その勝負根性を見せつける。ゲームでは、普段は物腰穏やかだが時折勝負への執念を見せ、野武士とまで称される。

記録と記憶を塗り替えろ。篇

道などない。道などいらない。

あなたは誰にも続かない。

その両脚で、全てを越えてゆく。

記録と記憶を塗り替えろ。

ウマ娘プリティーダービー

ナレーター:津嘉山正種

記録を塗り替え、新たな道を開拓したウマ娘たちが紹介されるが、史実で果たせなかった夢をウマ娘の世界で超えようとするウマ娘も紹介されている。

切り開く者最強のアウトローウオッカ
- 64年振りの牝馬ダービー制覇を果たした女傑。2009年安田記念では、絶望的な馬群ブロックから道を「切り開き」、2連覇を果たしたことはウマ娘でも1期OP、ゲームの固有スキルでも拾われている。
  『ウマ娘』では同期の名牝ダイワスカーレットとのライバル関係が注目されるが、一方ティアラ路線(牝馬三冠)をあゆみながらダービーを志す常識破りも語られている。
『1』への意志緋色の女王ダイワスカーレット
- 牡牝問わず同時代の名馬相手に一歩も退かず生涯連対。ウオッカとの牝馬二強時代を築き上げた。
  『ウマ娘』では、ウオッカとのライバル関係と共に「1番」への強いこだわりがクローズアップされている。天皇賞(秋)におけるハナ差2cmの雪辱もここでなら果たせる。マツリダゴッホはよ来い
全てを序曲に世紀末覇王テイエムオペラオー
- ミレニアムイヤーを一人舞台に変えてしまった世紀末覇王。2000年の1年でGⅠ5勝を含む重賞8連勝という大記録を打ち立てた。
  『ウマ娘』でも、自分を覇王と信じて疑わず己の道を突き進む。
未だ見ぬ果てへ光速の探求者アグネスタキオン
- 無敗のままわずか4戦で引退してしまった幻の三冠馬。塗り替える伝説もへったくれもないので、『ウマ娘』では「屈腱炎による引退」という自らの史実を塗り替えることになる。そのためには手段を選ばない狂気のウマ娘になっているが、そのトレーナーを申し出るあなたも既に狂気の渦中である。
世界最強の怪鳥エルコンドルパサー
- 1998年黄金世代と激戦を繰り広げ、世界の舞台へ飛び立った怪鳥。
  『ウマ娘』アニメ1期では、史実では叶わなかったダービーに出走し同着優勝。天皇賞(秋)でも優勝するなど、やはり自らの史実を塗り替えている。ゲーム版には外国産馬制限はないため、クラシックだろうが天皇賞だろうが思う存分出走して、さらに記録を塗り替えよう。

不屈のドラマがそこにある。篇

過去は痛むか。脚は重いか。

あの日の残響は、今なお胸にあるか。

それでも、心は燃えているか。

不屈のドラマがそこにある。

ウマ娘プリティーダービー

ナレーター:神谷浩史

怪我やスランプにより、苦難の道を歩んだウマ娘たちが紹介されている。

ナレーターは神谷浩史に交代。彼もまたバイク事故で生死の境から復活を果たした声優である。

史実では復活できなかったウマ娘もいるが、ゲームの世界ならトゥインクル・シリーズを勝ち抜き、URAファイナルズ優勝に導くことも可能である。

宿命の流星その名は帝王トウカイテイオー
- 史実では父、『ウマ娘』では憧れの生徒会長であるシンボリルドルフから受け継いだ「流星」。皇帝の名を継ぐウマ娘が、無敗の三冠を目指す。史実とアニメ2期では、菊花賞直前に骨折し無念の回避。その後も怪我や不調に悩まされた苦難の道のりの果てに、有馬記念で奇跡の復活を果たす。
  ゲーム版では、怪我はするものの出走回避はしないため、三冠もルドルフの七冠も夢ではない。彼女の掲げる三本指を現実にしてあげよう。アーモンドアイが来るまでに九冠いってやれ
小さき体に宿る鬼神ナリタタイシン
- 皐月賞で驚異の鬼脚を見せ、BNWとして三強の一角に躍り出たものの、菊花賞を病気で惨敗。その後も体調不良に悩まされた半生であった。
  『ウマ娘』では、菊花賞前の不調を乗り越えた後は「練習上手◎」がつき、最強追い込みウマ娘として覚醒する。前を走るビワハヤヒデをぜひ最終直線でぶち抜いてあげよう。
手を取り勝利へ母なる大河スーパークリーク
- 武豊を最強の騎手に育て上げた名馬。しかし、青葉賞前に骨折で離脱し、皐月賞と日本ダービーを棒に振ってしまうことに。
  『ウマ娘』でもこれが反映され、クラシック期間にバッドコンディションがつくが、トレーニングにしか影響はないので皐月賞やダービーには普通に出られる。鞍上に武豊はいないが、トレーナーに三冠をプレゼントする偉大なるママになることも可能であるがそれよりマエストロください。
黒き刺客君に幸福を捧ぐライスシャワー
- ミホノブルボンの三冠、メジロマックイーンの天皇賞(春)三連覇を阻止したレコードブレイカー。しかし、その後は「悪役」としての評価と長い長いスランプに悩まされる。
  『ウマ娘』アニメ第2期でも、観客の側からはブルボンとマックイーンの記録を阻止したことを非難されるが、よきライバルや友人に恵まれ、自分の勝ちを肯定的に見られるようになる。ましてゲーム版では、全国のお兄様お姉様がライスシャワーの味方である。スランプを乗り越え、幸福のライスシャワーで満たすことも夢ではないはずだ。攻略最難関とかいわれてるけど！
天賦の怪物ナリタブライアン
- 兄ビワハヤヒデを超えるとも称された不動の三冠馬。しかしその後は股関節炎に悩まされながらの古馬戦線となった。
  『ウマ娘』ではそれが反映されず、特にバッドコンディションもなくシニア級を進められる。しかし、彼女のシナリオには異例のハードモードが実装されており…

過去も未来も愛される。篇

万雷の拍手と、地鳴りにも似た歓声。

走り続ける彼女たちに、勇気を、希望を、夢を貰った。

過去も未来も愛される。

ウマ娘プリティーダービー

ナレーター:神谷浩史

多数のファンに支えられたアイドルウマ娘たちが紹介されている。
勝ち続けたことで、または負け続けたことで愛され、今なお「愛された」ということが語り継がれる名馬たちである。

地方より来る芦毛の怪物オグリキャップ
- ハイセイコーに次ぐアイドルホースにして、第2次競馬ブームの立役者。圧倒的な強さと目立つ芦毛、旺盛な食欲は「オグリギャル」と呼ばれる女性ファンを呼び、ぬいぐるみが売れに売れる事態となった。
  『ウマ娘』ではアニメの主役でこそないものの、山盛りの食事とボテ腹で背景キャラとしての印象を残し、ゲーム版では愛すべきクールボケキャラ、初心者にも比較的楽な攻略難易度、貴重なダートトロフィー収集要員として活躍している。ついにはスピンオフ『シンデレラグレイ』が連載されるまでに。
いつか花咲くその日までハルウララ
- 113戦0勝を誇る最弱の名馬。何度負けても走り続ける姿は多くのファンを生み、風前の灯火だった高知競馬場を復活させたピンクのメンコの救世主。
  『ウマ娘』でも負け続きという設定だが、ゲームでは適性さえ合えば普通に勝ててしまう。しかし育成最終目標は、適性の全く合わない「有馬記念出走」。地方最弱のウマ娘が中央最高峰のレースに挑む終わりなき戦いが始まる。そして、さらなる最終目標、二つ名「ハルウララがんばる」はファン数55万人。ファン数のみで競馬界を生き残った、現実の自分自身への挑戦である。
愉快こそ至高黄金の不沈艦ゴールドシップ
- 圧倒的な強さと豪快な負け方、膨大な数の奇行、その全てが愛された「白いアレ」。
  『ウマ娘』では実馬以上の奇人変人でありながらチームメンバーを気遣う優しさも見せる愛されキャラである。謎の声に導かれ、黄金の旅路を進み続ける。
万福招来豪脚ステイヤーマチカネフクキタル
- いかにもおめでたい名前から、晩年は見学者が絶えなかったという菊花賞馬。名前だけでなく、クラシック戦線における驚異の末脚からその実力でも評価されている。
  『ウマ娘』アニメ版ではただの占いキャラとなっており、ゲーム版でも目標レースが一部運任せだわ、固有スキルまで運頼みだわで一見ギャグ臭あふれるウマ娘である。しかし、しっかり育てれば最終直線でミサイルの如くぶっ飛んでいき、菊の舞台どころか年末の中山にも福をもたらすであろう。
名脇役では終われないナイスネイチャ
- そのブロンズコレクターぶりがGⅠ戦線を盛り上げた名脇役。デビュー時から現在に至るまで人に恵まれ、30歳を超えた現在も存命の最長寿馬として愛され続ける。
  『ウマ娘』でも、卑屈と思いきや熱い思いを秘めた性格や、商店街での愛され振り、友人やライバルに対する気遣い、そして何よりトレーナーに対するかわいい反応などもあって実馬さながらの大人気ウマ娘となった。レースでは「3番手につくとスピードアップ」という固有スキルが実装され、中段追い上げからの差し切り勝ちという史実の高松宮杯のような激走を見せる。