本記事では、ニコニコ美術館公式生放送の過去放送回のうち、第42回〜第60回を掲載する。なお、公式生放送については「ニコニコ美術館公式生放送」を参照。
過去放送回一覧
※第41回が第40回との併合回であったため、第42回からの掲載とする。
※第41回以前、第61回以降については、以下の記事を参照。
- 第1回~第20回 ⇒ 「ニコニコ美術館公式生放送:過去放送回一覧(第1回~第20回)」 へ
- 第21回~第41回 ⇒ 「ニコニコ美術館公式生放送:過去放送回一覧(第21回~第41回) 」へ
- 第61回~第80回 ⇒ 「ニコニコ美術館公式生放送:過去放送回一覧(第61回~第80回)」へ
- 第81回~ ⇒ 「ニコニコ美術館公式生放送」記事内の過去放送回一覧へ
第42回~第51回
【第42回】明治、大正の美人を見まくる24時間《ニコ美》 ~ポーラ美術館「モダン美人誕生-岡田三郎助と近代のよそおい」展より~(2018.12.16放送)
【第43回】ポーラ美術館「モダン美人誕生-岡田三郎助と近代のよそおい」展を巡ろう《ニコ美》(2018.12.17放送)
第42回放送概要
近代のよそいの変遷を辿るとともに、新しい「美人イメージ」がどのように生み出されたかを探るポーラ美術館「モダン美人誕生-岡田三郎助と近代のよそおい」展
17日(月)20時~の解説生放送に先駆け、展示予定のものも含む、明治、大正の美人絵はがきを、24時間見まくります。
第43回放送概要
現代の「美人」の原点はどこにあるのか?
日本近代のよそおいの変遷を、
絵画約40点や着物、化粧道具などで辿ります。
ポーラ美術館で開催される展覧会「モダン美人誕生-岡田三郎助と近代のよそおい」の会場から生中継番組をお送りいたします。
本展では、近代の美人イメージの創出に大きな役割を担った洋画家の岡田三郎助(1869-1939)を中心に、日本初の美人写真コンテストや百貨店による流行創出などの時代背景と、ファッションや化粧道具の変遷を追い、現代に通じる「モダン美人」の原点を、岡田ほか藤島武二、村山槐多などの絵画約40点、化粧道具類約100点、着物約10点、ジュエリー約20点に、ポスター・雑誌・写真などを加えた計約200点の展示作品で探ります。
展覧会概要
近代のよそおいの変遷を辿るとともに、新しい「美人イメージ」がどのように生み出されたかを探ります。
現代の「美人」の原点はどこにあるのか?
絵画や化粧道具、着物等、約200点により、生誕150年を迎えた岡田三郎助をはじめ画家たちが新時代の「美」を紡ぎだした様子をご紹介します。
【第44回】『明治150年記念 華ひらく皇室文化―明治宮廷を彩る技と美―』展を巡ろう 《ニコ美》(2019.3.16放送)
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中継会場: 泉屋博古館分館 (東京都港区六本木1-5-1 ⇒Googleマップで見る
)
- 出演者
放送概要
明治期の宮廷文化にスポットを当てた『華ひらく皇室文化展』を泉屋博古館分館の会場から、解説生中継。
明治期の皇室が伝えた美と技を観ることができるこの展覧会の見どころを、豪華解説陣の徹底解説付きでご紹介します。
展覧会概要
明治期の宮廷を彩る調度品や美術工芸品を紹介する「明治150年記念 華ひらく皇室文化 ―明治宮廷を彩る技と美―」展は、2018年春から名古屋・秋田・京都へ巡回し、最後の東京会場では、学習院大学史料館と泉屋博古館分館の2館で本展を開催します。
近代国家をめざした明治という時代、政府と皇室は、欧米諸国との融和をはかるため、明治初期の延遼館、鹿鳴館、そして明治宮殿において、外国使節をもてなすとともに、日本独自の芸術品を広く海外に紹介しました。
こうした動きは日本の国際的地位を高める一方で、江戸時代から続く美術・工芸の保護育成に大きな役割を果たしました。本展覧会は明治期の皇室が伝えた美と技を観ることができるまたとない機会であり、華やかな明治期の宮廷を彩った調度品や染織品、帝室技芸員の絵画・工芸品を一堂に集め、明治期の日本の、美と技の粋を堪能していただきます。
【第45回】【密教の真髄】仏像曼荼羅と対話する24時間放送 ~特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」より~≪ニコ美≫(2019.5.21放送)
【第46回】東京国立博物館 特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」 を巡ろう 【橋本麻里×おかざき真里×西木政統 ニコ美解説生中継】(2019.5.22放送)
第45回放送概要
空海が密教の真髄を目に見えるかたちで表した立体曼荼羅。
東寺講堂から15体の仏像が集結した、史上最大規模の仏像曼荼羅を、その全体像から細部まで、静かにそして心行くまでじっくりとご覧いただきます。
空海にまつわる数々の名宝をはじめ、東寺に伝わる文化財の全貌を紹介する特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」 から特別番組。
第46回放送概要
360度、圧巻の空海ワールド!
史上最多!!立体曼荼羅から15体集結!
空海にまつわる数々の名宝をはじめ、東寺に伝わる文化財の全貌を紹介する特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」 を解説生中継。
東京国立博物館の会場を、橋本麻里さん×おかざき真里さん×西木政統さん(研究員)と巡りながら、その見どころを徹底的にご紹介します。
展覧会概要
東寺(教王護国寺)は、平安京遷都に伴って、王城鎮護の官寺として西寺とともに建立されました。
唐で新しい仏教である密教を学んで帰国した弘法大師空海は、823年に嵯峨天皇より東寺を賜り、真言密教の根本道場としました。2023年には、真言宗が立教開宗されて1200年の節目を迎えます。
空海のもたらした密教の造形物は、美術品としても極めて高い質を誇り、その多彩さや豊かさはわが国の仏教美術の中で群を抜いています。
本展は、空海にまつわる数々の名宝をはじめ、東寺に伝わる文化財の全貌を紹介するものです。
空海が作り上げた曼荼羅の世界を体感できる講堂安置の21体の仏像からなる立体曼荼羅のうち、史上最多となる国宝11体、重文4体、合計15体が出品されるほか、彫刻、絵画、書跡、工芸など密教美術の最高峰が一堂に会します。
東寺が1200年にわたり、空海の教えとともに守り伝えてきた至宝をご堪能ください。
【第47回】アボガド6 Art Gallery 『肉眼』会場から生中継(2019.7.18放送)
放送概要・展覧会概要
7月19日(金)からスタートする「アボガド6」の初個展。
ニコニコ生放送では、個展会場であるアートギャラリーの様子を、一足先に生中継でお届けします。
生中継の前には「アボガド6」が手がけた傑作MVを一挙見でお楽しみいただきます。
SNSで注目を集め続けるアーティストの独特な世界観に、思う存分ひたってください。
アボガド6はネットを中心に、イラスト・マンガ・映像など様々な分野で活動する気鋭のクリエイターです。
SNS上での創作活動が大きな話題を呼び続け、 Twitterのフォロワーが130万人を超えた今、 アボガド6が個展のタイトルに選んだ言葉は『肉眼』でした。
個展会場では、これまでディスプレイを通して観ていた作品を、生で観て感じることができます。
イラストを含む120点以上の作品が展示されるほか、 イラストの制作過程が生配信されるなど、 まさに肉眼の眼福といえる個展会場から、その様子を生中継いたします。
また、アボガド6は ボカロPの「バルーン」ことシンガーソングライター須田景凪と長年タッグを組み続け、 様々なミュージックビデオをニコニコ動画で発表してきました。
これまでに手がけてきたイラストとともに、傑作MVを一挙見でお届けいたします。
【第48回】【リアル三国志の世界へ】特別展「三国志」@東京国立博物館 解説付き生中継《ニコ美》(2019.7.30放送)
放送概要・展覧会概要
東京国立博物館 平成館で開催されている特別展「三国志」の会場から、解説付き生中継番組をお送りいたします。
本展は、「リアル三国志」を合言葉に、漢から三国の時代の文物を最新の成果によって読み解きます。
2世紀末、漢王朝の権威がかげりをみせるなか、各地の有力武将が次々に歴史の表舞台へと躍り出ました。
そうして魏(ぎ)、蜀(しょく)、呉(ご)の三国が天下を分かち、新時代へと向かう大きなうねりとなりました。
近年、三国志をめぐる研究は曹操高陵(そうそうこうりょう)の発掘など空前の活況を呈しています。
それらは実物ならではの説得力と、歴史書や物語をしのぐ迫力があります。
2019年夏、三国志の"新時代"が始まります。
【第49回】大塚英志&片渕須直と「高畑勲展」を巡ろう【東京国立近代美術館から生中継】(2019.8.29放送)
放送概要
東京国立近代美術館で開催中の「高畑勲展─日本のアニメーションに遺したもの」。
その会場内を、まんが原作者・国際日本文化研究センター教授の大塚英志さんと、アニメーション映画監督の片渕須直さんと巡る「生中継番組」をお届けします。
展覧会概要
高畑勲は、1960年代から日本のアニメーション界を牽引してきました。
また、作品ごとに革新的なアニメーション表現を追求してきたことでも知られています。
半世紀に渡り進化を続けた高畑勲は、絵を描かず、「演出」に専念してきました。
高畑勲の演出術の秘密に、「ジブリの教科書(文春文庫)」で高畑作品を細かく論じてきた大塚英志と、『この世界の片隅に』の監督でもあり、高畑勲の演出助手を務めたこともある片渕須直が、生解説で迫ります。
番組前半では片渕須直による各展示についての解説を、そして後半では大塚英志による「リアリズムとアニメ」についての解説をお届け。
別々の視点から高畑勲の仕事に迫り、高畑作品の魅力を読み解いていきます。
【第50回】【vol.1】津田大介と「あいちトリエンナーレ2019」を巡ろう《ニコ美》(2018.10.11放送)
【第51回】【vol.2】津田大介と「あいちトリエンナーレ2019」を巡ろう《ニコ美》(2018.10.12放送)
- 第50回(vol.1)放送中継会場
- 第51回(vol.2)放送中継会場
- 出演者
第50回放送概要
3年ごとに開催される「あいちトリエンナーレ」。
4回目の開催となる「あいちトリエンナーレ2019」では、「情の時代」をテーマに90組を超える国内外のアーティストが集結。
ニコニコ生放送では、様々な話題を振りまく芸術祭の全貌を、現場から生中継いたします。
国内最大規模の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019 情の時代」を、芸術監督を務める津田大介氏や、キュレーター、作家の方々の生解説付きで巡ります。
今回は、豊田市美術館のほか、豊田市駅と新豊田駅の周辺のエリア、そして「円頓寺商店街」「円頓寺本町商店街」沿いの建物などでの展示を中心にお届けします。
第51回放送概要
3年ごとに開催される「あいちトリエンナーレ」。
4回目の開催となる「あいちトリエンナーレ2019」では、「情の時代」をテーマに90組を超える国内外のアーティストが集結。
ニコニコ生放送では、様々な話題を振りまく芸術祭の全貌を、現場から生中継いたします。
国内最大規模の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019 情の時代」を、芸術監督を務める津田大介氏や、キュレーター、作家の方々の生解説付きで巡ります。
今回は、愛知県美術館を含む愛知芸術文化センター、そして名古屋市美術館のエリアを中心にお届けします。
展覧会概要
あいちトリエンナーレは、2010年から3年ごとに開催されている国内最大規模の国際芸術祭です。
4回目となる2019年は、国内外から90組以上のアーティストを迎えます。
国際現代美術展のほか、映像プログラム、パフォーミングアーツ、音楽プログラムなど、様々な表現を横断する、最先端の芸術作品を紹介します。
関連生放送
放送にあたって、以下の関連生放送が行われた。
第52回~第60回
【第52回】「特別展 流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」を巡ろう(出演:橋本麻里)【ニコニコ美術館@京都国立博物館】(2019.11.1放送)
放送概要
京都国立博物館にて開催中の「特別展 流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」。
こちらの展示の模様を美術ライターの橋本麻里さんと巡る生放送をお届けします。
展覧会概要
三十六人の優れた和歌の詠み人「歌仙」を描く、鎌倉時代の名品《佐竹本三十六歌仙絵》。
かつて二巻の絵巻物だったこの作品は、大正8年(1919)に一歌仙ずつに分割され、別々の所有者のもとに秘蔵されました。
2019年は《佐竹本三十六歌仙絵》が分割されてからちょうど100年を迎える年です。
これを機に、展覧会としては過去最大の規模で、離れ離れとなった断簡37件[3]のうち31件が一堂に会します。
【第53回】「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ―線の魔術」を大塚英志と巡ろう【ニコニコ美術館@京都文化博物館】(2019.11.6放送)
放送概要
京都文化博物館の会場から生中継で、日本で絶大な人気を誇る
「ミュシャ」の知られざるストーリーをお届けいたします。
展覧会概要
アール・ヌーヴォーを代表する芸術家アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)。
彼が紡ぎだした、「線の魔術」ともいえる華やかな作品は、没後80年経った今なお、世界中の人たちを魅了し続けています。
本展では、ミュシャが手がけたポスターなどのグラフィック作品はもとより、ミュシャ幼少期の作品、蔵書や工芸品、アトリエで撮影された写真、祖国チェコへの想いを込めた作品などを通して、ミュシャの多様な魅力に迫ります。
ほかにも、ミュシャの作品から影響を受けた明治期の文芸誌から、1960-70年代のイギリス・アメリカを席巻したグラフィック・アート作品、日本のマンガ家やイラストレーターの作品まで、およそ250点を展示します。
時代を超えて愛される画家の秘密をひも解く、これまでにないミュシャ展です。
【第54回】特別展「三国志」関連イベント『夜な夜な三国志』@九州国立博物館 生中継(2019.11.23放送)
放送概要
※展覧会については第48回放送「【リアル三国志の世界へ】特別展「三国志」@東京国立博物館 解説付き生中継《ニコ美》
」を参照。
日中文化交流協定締結40周年記念 特別展「三国志」の関連イベント
『夜な夜な三国志』を生中継でお送りします。
コーエーテクモゲームスの鈴木プロデューサーと越後谷プロデューサー、さらに、三国志を愛する芸能人を交えた、一夜限りのプレミアムトーク。
虚実を取り上げる“ゲームの世界”を切り口に、展覧会の“リアル”な魅力に迫ります。
九博ロビー中央の壁面が巨大スクリーンに変身!
三国志のゲームをプレイしながら、歴史や魅力を語り合う新感覚“歴史探訪”コンテンツ。
ゲーム好きも、三国志の歴史が分からないあなたもこれを見れば「特別展」をもっと楽しめるはず・・・。
【第55回】三菱一号館美術館「印象派からその先へー世界に誇る吉野石膏コレクション展」解説付き生中継 ~モネ ゴッホ ルノワール 西洋近代絵画の軌跡を辿る~《ニコ美》(2019.12.7放送)
放送概要
三菱一号館美術館で開催されている「印象派からその先へー世界に誇る吉野石膏コレクション展」の会場から、解説付き生中継番組をお送りいたします。
展覧会概要
印象派などの名品で世界に誇る吉野石膏コレクションは、優しく、親しみやすい作品が多く、フランス近代絵画の流れを一望できるものです。
ルノワールの初期から晩年までの重要な作品、モネの《睡蓮》や、ピサロ、シスレー、セザンヌの詩情豊かな風景画、ルノワール、ドガ、カサットによるパステル画、ピカソの肖像画、国内有数の質と量を誇るシャガールの油彩画など、選りすぐりの72点が一堂に会します。
本展では、石膏ボードでおなじみの大手建材メーカー・吉野石膏株式会社による、珠玉のコレクションを紹介します。
【第56回】橋本麻里と巡る「最古の日本刀の世界 安綱・古伯耆展」於 春日大社国宝殿《ニコ美》(2019.12.29放送)
放送概要
刀剣史上初!
刀匠・安綱一門の国宝・重文が集結!
三条・古備前など最古級の名宝も展示
春日大社国宝殿で開催される「最古の日本刀の世界 安綱・古伯耆展」の会場から、解説付き生中継番組をお送りいたします。
展覧会概要
平安時代に伯耆国(現在の鳥取県中・西部地域)に現れた安綱は、京都の三条宗近らと並ぶ最古級の刀匠です。
安綱とその一門の太刀は、源氏をはじめとする武家社会で尊ばれ、秘蔵され、そして神へとささげられました。しかし門流はいつしか途絶え、作品も多くは残っていません。
本展には、安綱の最高傑作で、門外不出の国宝「童子切」をはじめ、北野天満宮所蔵の「鬼切丸」(重文)や、河内源氏の氏神として尊崇された壺井八幡宮の「天光丸」(重美)など、国宝・重要文化財に指定された安綱・古伯耆のほぼ全ての作品と、源義経が奉納したと伝わる箱根神社の「薄緑丸」など同時期の名刀が、900年の時空を超えて集結します。
また、直刀から日本刀への変化の過程を示す、鋒両刃造の剣などを通して、日本刀成立の謎に迫るほか、外装である拵も併せて紹介し、日本刀の変遷をたどります。
謎につつまれた安綱とその一門の名品、拵に込められた武士の美意識にせまる、画期的な展覧会です。
【第57回】漫画で読み解くメキシコ文化「イストリエタ」展から生中継【ニコニコ美術館@京都国際マンガミュージアム】(2020.1.20放送)
放送概要
19世紀から20世紀にかけて、メキシコで風刺画や娯楽読み物、広告や教育などにまたがり、民衆の漫画文化へと広がっていった「イストリエタ」[5]。
その歴史的なあゆみと多彩なジャンル、そして現在の姿を、作品の原画やそれぞれの時代の雑誌・新聞とともに紹介する展覧会の様子を、漫画研究者のお二人の解説とともに生中継します。
展覧会概要
京都国際マンガミュージアムでは、メキシコで生まれ育った漫画文化である「イストリエタ」のあゆみと、その世界を紹介する展覧会を、国際日本文化研究センターと共同開催の下、開催します。
19世紀から20世紀にかけて、メキシコで風刺画や娯楽読み物、広告や教育などにまたがり、民衆の漫画文化へと広がっていった「イストリエタ」。その歴史的なあゆみと多彩なジャンル、そして現在の姿を、作品の原画やそれぞれの時代の雑誌・新聞とともに紹介します。
メキシコ社会のなかで、市井の人々の生活と強く結びついて広がっていった民俗文化としての漫画のかたちをご覧ください。
【第58回】特別展「出雲と大和」を原武史、河野正訓研究員の解説付きで巡る生放送 於 東京国立博物館 平成館《ニコ美》(2020.1.30放送)
放送概要
日本のはじまり、ここにあり。
東京国立博物館 平成館で開催されている日本書紀成立1300年 特別展「出雲と大和」の会場から、解説付き生中継番組をお送りいたします。
展覧会概要
令和2年(2020)は、我が国最古の正史『日本書紀』が編纂された養老4年(720)から1300年という記念すべき年です。その冒頭に記された国譲り神話によると、出雲大社に鎮座するオオクニヌシは「幽」、すなわち人間の能力を超えた世界、いわば神々や祭祀の世界を司るとされています。
一方で、天皇は大和の地において「顕」、すなわち目に見える現実世界、政治の世界を司るとされています。つまり、古代において出雲と大和はそれぞれ「幽」と「顕」を象徴する場所として、重要な役割を担っていたのです。
国宝・重要文化財を含む約170件もの作品により、古代日本の成立やその特質に迫ります。
出雲と大和が誇る名品の競演をご堪能ください。
【第59回】休館中の江戸東京博物館「江戸ものづくり列伝-ニッポンの美は職人の技と心に宿る-」展から生中継《ニコニコ美術館》(2020.3.10放送)
放送概要
東京都江戸東京博物館で開催されているものの、臨時休館のため見ることのできない、特別展「江戸ものづくり列伝 -ニッポンの美は職人の技と心に宿る-」の会場から、解説付き生中継をお送りいたします。
展覧会概要
2020年東京オリンピック・パラリンピック開催年にあたり、その幕開けにふさわしく、日本が世界に誇る「ものづくり」をテーマとした特別展を開催いたします。
日本の伝統美術は、日本人の暮らしとともにありました。
四季折々の生活シーンに応じて配される建具や調度品は、人びとに潤いと彩りを与えました。
豊かな遊び心と繊細な美意識- それを作り上げてきたのが、「ものづくり」に生きる職人たちです。
本展では、特色ある名工たちを取り上げます。
また、ベニス東洋美術館所蔵「バルディコレクション」の日本初公開をはじめ、当館の所蔵資料を中心に、江戸東京で活躍した職人たちの仕事と人生に光を当ててまいります。
【第60回】休館中の三菱一号館美術館「画家が見たこども展」から生中継(出演:坂本美雨)《ニコ美》(2020.3.12放送)
放送概要
さあ、こどもに戻ろう。
坂本美雨と巡る「画家が見たこども展」
三菱一号館美術館で開催されているものの、臨時休館のため見ることのできない、「画家が見たこども展」の会場から、解説付き生中継をお送りいたします。
展覧会概要
- 展覧会概要: 「画家が見たこども展」
- 開催期間: 2020.2.15(土)~2020.6.7(日)
※新型コロナウイルス対策のため、2020.2.28(金)~2020.3.16(月)まで臨時休館中
⇒2020.3.31(火)まで休館期間延長
⇒休館期間再延長、期限未定
三菱一号館美術館の開館10周年記念となる本展では、ナビ派と呼ばれる画家たちによる作品にスポットを当てています。
ナビ派は印象派に続く世代の芸術家グループで、1888年から1900年頃のパリで起こった芸術運動の一つです。
ナビ派はゴーガンの総合主義や、対象を太い線で囲みその中を平らな色面で塗るクロワゾニスムに影響を受ける一方、ファン・ゴッホもまた若い芸術家たちを魅了しました。
とりわけ二人の画家が力強い色彩や単純化された素朴な表現で描き出す「子ども」は、ナビ派の作家たちにもインパクトを与えたと言われています。
親密さや素朴さを追求したナビ派の画家たちにとって「子ども」は近代の都市生活の体現者であると同時にそれと対峙する夢のような幻想世界や親密な内面性の象徴でもあります。
放送元チャンネル
【2016年~】
【不定期】
関連項目
関連リンク
脚注
- *※学習院大学史料館
と同時開催 - *※会期中、一部の作品は展示替を行います。
・前期:10月12日(土)~11月4日(月・休)
・後期:11月6日(水)~11月24日(日) - *※三十六歌仙に住吉大明神図を加え三十七図
- *※前期・後期2クールで開催
・前期:2019.12.28(土)~2020.1.26(日)
・後期:2020.2.1(土)~2020.3.1(日) - *◆「イストリエタ」とは・・・
中南米のスペイン語圏で用いられる、現地の漫画を意味する言葉です。
スペイン語の「イストリア」が「歴史」や「物語」を意味するのに対し、「イストリエタ」という言葉には「歴史になりきれないもの」、あるいは「小さな物語」といったニュアンスがあります。
なかでもメキシコではイストリエタが盛んに描かれ、人々の人気を集めました。
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