ときめきメモリアルシリーズとは、コナミから発売された恋愛シミュレーションゲーム『ときめきメモリアル』を軸としたグッズ、ゲーム、ラジオ、アニメ、映画等の多岐に渡るメディアミックス企画の総称のことである。
以下、各シリーズに共通する大まかな概要を簡単にまとめる。
各作品についての詳細は、作品項目を参照してください。
ゲームについて
共通のシステム
↑告白が成功するか否か?
- 【ときめき度】
- ヒロインとの好感度や親密度をあらわす値のことで、「友好度」とは分けて設定されている。パラメータを上げたり、デートを成功させたりすることで上げることができる。
ときめき度の数値によってヒロインのこちらに対する態度が変わっていき、ときめき度の低いヒロインは態度が悪く、セリフが総じて辛辣!(あまりの辛辣さゆえ、逆にこのことをネタにした動画が好評を得ているみたいだ。)
このときめき度を高め、ときめき状態に持って行くことがヒロインから告白される条件の一つである。
- 【爆弾】
- ヒロインに冷たくしたり無視したりしてヒロインを傷つけると、ヒロイン達の間で妙な噂が流れ、噂を流したヒロインの評価のところに爆弾マークがつく。この爆弾マークがついたヒロインを放置しておくと、爆弾は爆発してしまい、登場しているすべてのヒロインのときめき度が下がってしまう。爆弾は、爆弾マークがついたヒロインをデートに誘うことによって解除することができる。一度のプレイで一人のヒロインだけではなく、色々なヒロインと接触させ、プレイのマンネリ化を防ぐことが狙いのシステムである。
音声合成システム
『2』以降の作品にはEVS(Emotional Voice System)という、入力した主人公の名前をヒロインに呼んでもらえるシステムが搭載されている。『1』では名前を呼んでくれなかったが、『2』以降はプレイヤーの名前を呼んでもらえるため感情移入がしやすくなった。ただし、基本的に不適切な言葉は認識せず、入力の時点で弾かれる。
『2』では「アペンドディスク」と呼ばれる追加ディスク(元は雑誌の付録で、現在はプレイステーションストアで販売されている)を使わない限り陽ノ下光と麻生華澄以外のキャラクターのEVSは作れないが、このディスクを使おうが使うまいが、作れるのはたった一人分であり、さらにメモリーカード一枚分の容量を使ってしまうため、メモリーカードは実質二枚必要と不便そのものだった。
『3』と『Girl's Side』シリーズでは、最初にEVS登録すればゲーム中に登場したキャラクター全員が主人公の名前を呼び、さらにゲーム中のオプション画面で登場したキャラクターの呼び方を変更する事が出来る。その呼び方は『2』よりも自然になっているが、『3』では「おにいちゃん」、「だんなさま」といった言葉を何故かさらにスムーズに言ってくれる。
『4』ではEVSではなく、株式会社アルカディアの「SpeeCAN」という別のシステムが搭載されているが、PSPのネット環境がないと設定できない点や、設定画面でテストできるキャラクターが星川真希のみで、他のキャラクターがどんな呼び方をしてくれるのかはゲーム中に登場しないと分からず、ゲーム中にも修正できないという点が不便であった。
うんちく
このゲームは以降のギャルゲーなどと違い、「彼女を振り向かせるために自分を磨く」という男らしいゲームでもある。
ひたすらパラメータを上げて、甲子園で優勝したりインターハイに行ったり、巨大ロボを作ったりして関心を買う。
『1』で言うならば、強制登場となるメインヒロインの藤崎詩織とライバル?の伊集院レイ、親友の早乙女好雄と妹・優美以外は、パラメータや所属クラブの関係で出現を抑えたり出来るが、あまりキャラを出しすぎるとデートが重なったりして不満を持った女の子から「悪い噂」(爆弾)が流れてまともにクリアできなくなるため、攻略するキャラクター以外は考えて調整する必要が出てくる。
このあたりのシステムは続編シリーズでも継承されているため、「いかにしてキャラを出さないか」という他のゲームでは一見考えられないプレイが常識である。
また、自ら上げたパラメータ数値以外の必須イベントがほとんど無く、ファミ通のやりこみで一回もデートせずにハッピーエンドを迎えるなんて事も可能なほど自由度が高かった。
だが、『2』以降は必須イベントが増えているが……イベントを見てない筈なのに告白してくるキャラも居る。
慣れてくると、2時間ほどで終わる。
キャラ商売イメージが先行しているが、シミュレーションゲームとして十分成立している作品である。
ただ文章を呼んでいくだけ…の紙芝居ギャルゲーよりはゲームとして十分の出来である。
シリーズ作品一覧
コンシューマ作品
本家シリーズ
- 第1作
- 第2作
- 第3作
- 第4作
- ときめきメモリアル4
- ときめきメモリアル4 mobile(携帯電話作品)
- ときめきメモリアル4 Chu!(携帯電話作品。ときメモ版怪盗ロワイヤル?)
GSシリーズ
- 第1作
- 第2作
- 第3作
- 第4作
アーケードゲーム
- ときめきメモリアル~おしえてyour heart~
- 『ときめきメモリアル~forever with you~』を基にしたアーケードゲーム。
「ときめきセンサー」という機械で心拍数を図り、同じ選択肢を選んでも心拍数の具合でそれが本心かどうか分かる仕組みらしい。デート中に女の子に悪い印象を与えればライフが減り、期間は三年間でも途中でライフが0になってゲームオーバーなる事もある。後にWindows95にも移植されており、マウスがときめきセンサーの代わりとなる。
オンラインゲーム
- ときめきメモリアルONLINE
- 以前存在していた、MMOゲーム。
ネームバリュー狙いの鳴り物入りで投入されるも、色々遭って早々に散っていった。そのため「黒歴史」扱いとなり、シリーズに含めるかは現在も賛否両論となっている。
スマートフォンアプリゲーム
テレビアニメ
- ときめきメモリアル OnlyLove
- 上記の『ときめきメモリアル ONLINE』をベースにしたテレビアニメ作品。
アニメなので登場キャラクター全員に声がついているが、『ONLINE』ではモブどころかヒロイン三人にも声がついていなかった。深夜枠の放送でありながら最高視聴率2.6%と、惨敗だった『ONLINE』に比べると好調だった。
ラジオ
- CLUBときめきメモリアル MC:丹下桜
- もっと!ときめきメモリアル MC:丹下桜
- もっと!モット!ときめきメモリアル MC:神田朱未
- あなたと!ときめきメモリアル MC:大亀あすか、滝田樹里
- もっと!あなたと!ときめきメモリアル MC:大亀あすか、滝田樹里、阪口大助
映画版
概要
何をトチ狂ったのか、『ときめきメモリアル』を実写映画化してしまった!そして、あの女優・吹石一恵のデビュー作!
だけど、「ときメモ」的にはとってつけた程度の作品。しかしこの映画、作品よりも主題歌が凄まじい。
| タイトル | ときめきメモリアル |
|---|---|
| 公開日 | 1997年8月9日 |
| キャスト | 岡田義徳(鈴木明彦役)
榎本加奈子(西村小麦役) 中山エミリ(遠野波絵役) 矢田亜希子(原田夏海役) 山口紗弥加(横山美潮役) 吹石一恵(藤崎詩織役) |
| 主題歌 | 「セピアの夏のフォトグラフ」 作詞・作曲:広瀬香美 歌:吹石一恵 |
関連動画
外部リンク
関連項目
親記事
子記事
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- ときめきメモリアルシリーズのキャラクター一覧
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- ときめきメモリアル2 Substories
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