ニュードと指導教官霧島とは、ヤーデVMT氏によるBORDERBREAK((C)SEGA)と艦隊これくしょん((C)角川ゲームズ)のクロスオーバーMMD映像作品群である。
ストーリー
宇宙からもたらされた無限に増殖するエネルギー源”ニュード”
ニュード研究のパイオニアであるGRFと、反ニュード団体EUSTの二勢力によって形どられる採掘戦争にはいつしか最新鋭の兵器『ブラストランナー』なる大型人型機動兵器を操るプロフェッショナル……「ボーダー」を斡旋する傭兵派遣企業マグメルが欠かせなくなっていた。
復興歴と呼ばれる時代であるーーーそんな折、突如海から侵略者が現れた。
そのヒトサイズの化け物らはのちに『深海棲艦』と総称される。
人類側はマグメルを中心としたブラストランナーによるGRF、EUSTの連合軍でそれに反抗するも、資源戦争のためのシーレーンを確保したところでそれは中止され、なおも海の脅威は残ったままであった。そんな中、ブラストランナー以外の対抗策が発見される。
同じく人型のスケールでありながら、第二次世界大戦で活躍・没した軍艦の来歴を記憶として有する少女たち、人呼んで「艦娘」である。
彼女らは人類の海を取り戻すべく、様々な海や空の下、戦いを繰り広げていた。とある海軍の拠点港……鎮守府のエースであり、その総指揮である提督の秘書も務める艦娘「霧島」は新たに設営される鎮守府で初心者である新任の提督や艦娘たちをベテランの側から指導する指導教官として派遣される。
それは激戦(?)に忙殺されていた霧島にとってもなお激動の日々の幕開けであった。
概要
ヤーデVMT氏の手によるMMDドラマ作品群。
ボーダーブレイクの世界観を基準にうまく艦隊これくしょん側の舞台設定を構築した上で製作されている。
全体的にギャグ多めであり、そのギャグもドタバタコメディを中心としたわかりやすいものでまとまられており、両作品を知らない人も安心の設計となっている。もちろんシリアスシーンもしっかりしているのでご安心を。
それ以上に両作品のユーザー間の発見やネタがふんだんに盛り込まれているため、プレイヤーだからこそわかるネタがわかると非常に密度の高い作品となっている。ぜひ下調べして……できればプレイしていただけると一層楽しめる作品である。
主な登場人物
- 霧島
本作の主人公にあたる、新設鎮守府への指導官として上位鎮守府から派遣された艦娘。
メガネとボブカットに巫女装束風の着衣が特徴の見た目通り真面目な性格の艦娘。
……なのだが、不良パワハラ提督の下でその後処理というお詫び行脚を秘書として一手に引き受けてきた経歴からツッコミ体質が板についてしまっており、周囲に振り回される日々に疲れを感じている。
高速戦艦(巡洋戦艦)という機動力と砲火力の2点に特化したバランスの良い艦種であり、ゲーム内でも多彩な戦局に対応する。
- 提督
霧島の上官であり、戦艦を含む文字通り艦隊を指揮する立場にあることから将官クラスの地位を持つ自称「上位鎮守府提督」。
確かな艦隊運営の手腕と知識を持っており、霧島を含む新設鎮守府のアドバイザーであり、マグメルとその統括責任者とも言えるとある人物にパイプを持っているなど、ボーダーと艦娘の橋渡しをするキーマン。
だがその実は自分の欲望に忠実すぎるあまり様々な難題を地位とコネをもって通してしまう天然パワハラオヤジ。いわばデカいクレヨンしんちゃん。霧島の派遣を決めたのも自由になるための厄介払いという陰謀も含んでいたらしい。 だが、自身と世間の緩衝材を取り除いた結果ーーー
- 焔提督
新設鎮守府に派遣された輸送艦の操舵手でありボーダーであり新任提督である人物。
個人乗りの輸送艦に乗ってきたことから鎮守府の艦娘たちからは船長とも呼ばれている。
【とある人物(検閲済み)】により、着任前の事故にかこつけて首から上をブラストランナー「フォーミュラF型」そっくりなマスクに接続された不遇な人物。
ボーダーとしての腕は確かであり、ある程度の高級機フォーミュラF型を運用している他、深海棲艦の性能を把握した上で戦況を作る手腕がある。
さて、提督としてはどうか……はこれからといったところ。
ちなみに、「焔(ほむら)」のコードネームはフォーミュラのゲームプレイヤー間での愛称でもある。
ネタ解説
クロスされた両方のゲームの細かいネタを拾ってギャグシーンに使っているのも本作の魅力。
なので、仕込まれたネタを可能な限り解説してゆく。なんかこれ某カスタムロボゲーのクロスの再来じゃない?
1話
- ブラストランナー
略称「ブラスト」。ニュード採掘戦争の主力兵器。
身体各所に配されたニュード出力で動作する高性能なモーターによる繊細かつパワフルな動き、腰部によるブースターによる浮遊を伴う跳躍、ニュード充填装甲で部分的な装甲の再生を可能にした全高5メートル程度の人型の機動兵器。
頭・胴・腕・脚の4部位の関節が規格化されている他、マグメル所属のボーダーは「強襲」「重火力」「狙撃(新Verの”X”では「遊撃」)」「支援」の4つの兵装による各4つの武装+チップによるソフトウェアの改造までできるのが特徴。これが戦場のエースであり、あまりの普及率に採掘戦争を50年も続けさせている原因でもあるとされる。
また、ニュード増殖により入り組んで舗装も不安定な環境で運用できる機械として採掘用途や救助用にも運用されるロボットであるとされている。
ただし搭乗にはあらゆる部位に使われたニュードに侵されない体質…「ニュード耐性」が必要であり、そうした体質は「ボーダー(所以:人間ではない奴)」と蔑まれることとなり、生物的にも社会的にも厳しい環境に耐える必要がある。
- センサー支援
「支援」兵装の中のバリエーションの一つ。
ゲーム展開がめまぐるしいため、味方メンバーの中に索敵系のトラップを用意できるプレイヤーが必要となる。その一つが”センサー”を設置して回るセンサー支援である。
本体かセンサーそのものが破壊されるまで永続してセンサーから周囲数メートルの敵を発見し、味方で共有のマップや視覚アイコンに表示させる機能により、敵機の奇襲による戦力配分の乱れを防ぐ縁の下の力持ちである。
本編では敵の深海棲艦の発見に尽力した。
- LZ-ヴェスパイン
不埒にも単騎で港に侵入してきた軽巡ホ級を狙い撃ちした緑の光線銃。
4兵装のうちの「狙撃」の主武器(「遊撃」の副武器)にあたる狙撃銃のLZシリーズのハイエンドモデル。「蜂の一刺し」を意味する名前を持つ。
ニュードを励起させた力を収束させてレーザー(熱光線)として照射・対象を破壊するというブラスト携行型光線中のなかでも上から数えられるほどの高火力を持つ代物。
威力だけを考えれば他のモデルもあるのだが、今回みたいな不意打ちにおいて充填に発光が少なく弾道が素直な特性はまさにマッチしているといえるだろう。ただし、ゲーム内でのブラストの動作は等速直線運動ではないのでまず当たらない。
ちなみにこれを運用したセイバーⅡ型は索敵特化ゆえに射撃補正(弾道安定)が悪いためよっぽど安心して待ち伏せできる状況でないとミスマッチな組み合わせと言える。
- 妖精さん(艦これ)
ヒトサイズの艦娘において搭乗員や整備士なども相応に小型化されているらしく、二〜三頭身で10cmサイズのゆるキャラが艦これゲーム内で働いているのを見ることができる。
母校特有のゆるい雰囲気を作り出す反面、ランダム性や乱数に依存しやすいゲームシステムからかプレイヤー間では全般的に気分屋扱いされている。
そして中央の妖精さんの両手にはボーダーブレイク屈指の危険物が……(後述)
- 41型強化手榴弾
中央の妖精さんが持っていた緑の危険物。「強襲」兵装用の手榴弾であり、ロボのマニピュレーターを器用に使って投擲し、一定時間後に炸裂する。
そのなかでも加害範囲が広く、威力も平均的なブラストを爆心地で破壊できる程度あり、3.5秒という長い起爆時間から遠擲ができる上に搭載荷重も軽く、開発開始も早いという願ったり叶ったりな性能をしている。
牽制から雑魚散らしといった戦場での状況を整える用途に極めて適性があり、なおかつその威力で固定目標……特に主攻撃目標たるコアへの攻撃力を保証する。
緑の弾道や丸い形状、そして大きな握り飯を「ばくだんおにぎり」と呼称することから転じて”41おにぎり”などと通称される。
左手に持っていた紫のモデルはこれの改良型で効果範囲や起爆時間を短縮する代わりに威力を上げることで固定目標への攻撃力を向上させたバリエーションモデルである。こちらも”ゆかりおにぎり”と恐れられる代物。
- クーガー1型(公道仕様)
霧島を送迎に来たブラスト。TSUMOIインダストリアル製。
新米のボーダーに無償でマグメルから供与される所以「初期機体」とされるモデル。にして、ブラストランナーという兵器の始祖にあたる。
なんだかんだ50年近いロングセラーであるが、無料支給ゆえに性能は凡庸ながら平均的に低く(特に足回りが貧相)、ゲームに慣れてくるに従って早い装備更新が待たれる機体である。ちなみに改修モデルは最新モデルと遜色ない性能を発揮している。
一応採掘重機としての側面があるのでクラクション等々のヒトが周囲にいる状況を想定した機器が搭載されていても不思議ではないのだがゲーム内では使用できない。ゆえにあのクラクションのシーンは原作に馴染んだボダ勢達にとってはフェイントとして働いていたことは知っておくとニヤリとできる。ところで、ナンバープレートやウィンカーは付いているのだろうか。
- 説教20分:1200GP也。
ボーダーブレイクはクレジット制の部分的フリーイン・フリーアウト形式のマッチングを採用しており、各種ゲームプレイにおいて1秒あたり1GPを消費する。すなわち1分60GP。たとえ立ち止まっていても勝手に消費されるため、説教だけで20分も待たされるのは正直勘弁願いたいものである。
ちなみに1試合600GPであり、100円で250GPを購入できることから概算でこのクーガーの運転手は500円近く浪費させられている。
あと、ボダ勢は「俺の財布がボーダーブレイク!」という単語があるだけに金やGPの計算にうるさい。
- 残念このブラストランナーは一人乗りなんだ
ブラストランナーの操縦席は高度な気密(それこそ機体がボロクズになっても操縦席だけは守るニュード硬化技術)を誇っている反面、単座で極めて狭いため、霧島が乗れる座席は一つとしてなかったのである。
やったね霧島ちゃん、憧れのオープントップよ!
- メタモチップ30個
BORDERBREAKの世界では不特定に増殖するニュードとその採掘戦争で国境や国家が事実上衰退しているため、金や銀といった貴金属でのやりとりに逆戻りしている。
その中でもニュードで変質した金属は研究分野で高く取引されるため代替通貨としても珍重されている。
ゲーム内でも武装の開発素材としてGPとは別に要求されるものであり、機体強化に必須のものである。そして高度なレアリティのものはボトルネックになりやすい。
(艦これでいうネジに相当するものといえばわかるだろうか。)
特にメタモチップはレア5に相当し、一応最上位と呼ばれるSランク以上のミッションではよく報酬として提供されるのだが、初期機体しか持ってないような駆け出しボーダーにとってその報酬は良識を大破させるには十分なものである。
- ブラストランナーの最高速
足底部に配置された履帯(ローラー)により、足を地面につけたまま、ブースターの出力で推進できる。
「ブースターによる機動力は新兵器を”ブラストランナー(轟音と共に疾走する者)”と名付けるものであった」
そう記述されるほどブラストは速いロボットである。
1話のオチを飾るクーガー1型は時速71kmにコンマ数秒で到達する代物。ノットに換算すると40ノットであり、あの島風や翔鶴に匹敵できるスピードを尋常ならぬ加速で発揮されたら艦娘とて気絶してもおかしくはなかろう。(これでもまだ遅いほうなのがブラストの世界である)
2話
- ブラストの移動中の屈伸動作
ボーダーブレイクの仕様を利用したテクニック。
「ブーストは接地中のブーストを消費しない行動中に回復する」という仕様から、ブースト移動の慣性移動中にブーストのいらない”しゃがむ”アクションを挟むことで、慣性が切れるタイミングよりも早くブーストの回復を行い、最高速の部分だけを効率良く移動手段としながらブーストの消費量を抑えるというもの。
結果、ボーダーブレイクの世界ではそこかしこに移動中に唐突にスクワットするロボが跋扈している。
見た目はシュールだがパイロット達は真面目です。
- アスラ参型
工廠を蹴破って現れたブラストランナー。ナクシャトラ製。
見た目通りの細身の軽量級であり、その最終モデルとして大型の推進システムを搭載することでクーガー1型を上回るどころかほぼ全てのブラストの最高値に近い秒速27.75m(時速99.9km)を最高速とする機体。
棒にも等しいフレームでそれだけの速度に耐える強靭製がある反面、装甲が脆弱で被弾に関してはまさに消えるような速さで撃破されてしまう。
- クイステ
明石が乗り込んだアスラ参型の変態機動。
ゲーム内でも実際に実行することができ、特に強襲兵装で提供されるアサルトチャージャー(増槽)でブースターのリソースを上手く分散させると消費量が回復量を上回る文字通りの休憩いらずの機動ができる。さらにロックオン阻害機能までついた強化版が発布されてえらい悪さをしたのも最近の話。
もちろん、その分散テクニックがかなりの難易度であり、安定させるには長く練習する必要がある。
……ということなのでこの鎮守府の明石はそうとうブラストを乗りこなしている模様。ゲーム筐体の方で頑張ってたのかな?
- メインブースターがイカれただと!
(二脚)ブラストはあくまで地上用であり、水中での活動は想定されておりません。
ゲーム内では水中に入るとダメージを受けてゆき、耐久が無くなれば逃亡扱いとして減点された上で機体を放棄し、リスポーンとなる。
\警戒を怠った結果がこれだよ! フゥハハハハハハッ!/
3話
- 帰る家が無くなる
3話動画説明文より。
ボーダーブレイク武(ver.4.7)から登場したキャラクター「不敵」の台詞より。
ボーダーブレイクでプレイヤーの分身(公式だとキャラクター、俗称でアバター)となり、見た目やチャットなどの内容を決める部分の一つであるキャラクター。
なのだが、他のキャラでは「ベースを守って!」等、通信らしい面白み無い台詞が多い中、なぜかこの不敵くんだけ「ベースを守れ!帰る家が無くなる!」という所帯染みた台詞を言いだしたのである。
両陣営をふらふらする傭兵稼業なのに「あれ(味方ベース)が家なのかよ」というツッコミどころを提供したおかげでVer武ロケテストの時点で大きな話題となり、おうちを死守する不敵くんが大量発生したとか・・・。
『もしかしたら収入減で家賃が…』とかいうマジレスはもっと心が寒くなるのでやめよう。
- 秋刀魚
動画説明文および3話冒頭のコメントより。
当時、艦これでは「秋刀魚を集めてアイテムや資材と交換しよう」という、冷静に考えれば先の不敵くん台詞並みにネタ溢れるイベントを行っていた。
海上での食糧問題は冷蔵庫の登場までそれはもう切羽詰まっていたので設備しっかりの軍艦でも漁をしなければやってられなかったらしい……という史実はさておいて、こちらでは漁の成果を左右する探照灯などを満載した大淀さんと夕張さんが大量発生していた。(大淀&夕張は、軽巡洋艦の中で例外的に装備を4つ乗せることができるため、こういった装備品で成否が決まる場所では大活躍する)
- ほっぽ
動画説明文より。
艦これの敵キャラ、北方棲鬼のこと。「ほっぽちゃん」とも。
名前とは裏腹にようじょキャラで、見た目恐ろしい艦これ敵キャラの中では癒し的存在。とはいえ一応は航空基地が元ネタなのでまるで癒しにならないくらい強いけど。とくに航空戦。
なぜかアイテム収集系イベントでアイテムドロップ要員にされており、クリスマスやひな祭りに年端もいかない少女からプレゼントや菱餅を強奪する、という鬼畜生な提督が続出した。つかここをドロップに指定した運営が悪い。
それを先読みしてか、この秋刀魚イベントでは「持ってません」と言わんばかりのグラフィックに変更されるという妙なサプライズがあった。詳しくは「ほっぽちゃん」←こちらから。
4話
- フォーミュラ
エアロンエアハート社製、高速ホバーブラスト。
最高速度を追求したホバー型ブラストランナーで、前述のクーガーでも出した通り、艦と比べちゃいけないくらいの速度が出る。
その速度実に80km/h。ノット換算43ノット。
さらに言えば、クーガーと違いチップ等の強化要素を乗せやすく、現環境でのアサルトチャージャー有りの瞬間最高速度は148km/h、ノット換算80ノット。35ノットじゃ遅すぎるのも当たり前である。
また、常に浮いているため、通常の二脚だと沈んでしまう水上移動もお手の物。
ただし、欠点として装甲が薄く(アスラほどじゃないけど)、ホバー型の特徴としてちょっとの攻撃でよろけたり、ダウンしやすいため、正面きっての戦闘は不向き。
あくまで速度と、ホバー特有の空中移動を武器にしたかく乱、特攻向きの機体。
ゲーム内だと水上移動中は最高速度が落ちるとか言っちゃいけません。
- フィオナ
CV.七緒はるひ
ボーダーブレイクのシステムオペレーターを務める女性。役職は傭兵組織マグメルのオペレーター。
出撃待機画面(ネットワークのマッチング処理)で登場するため、多くのボーダーに知られる存在。
フォーマルな衣装にもかかわらず外見からでも圧縮されていることを察し得る恵体をしたボインボイン姉貴であるため最初の大型アップデートで真っ先にπタッチが実装されるなどお色気要員。そして劇中時間では何十年も経っているのにもかかわらず外見がほぼ変わらない(むしろ若返っている…?)ことも含めて謎が多い。
オペレーターにも関わらずマグメルでのプロジェクトを主導したり、30年以上も長期化した採掘戦争の真相や舞台裏を知っていることをほのめかすなど、いろいろと黒い噂が絶えないため、劇中でも描写はそれに倣っている模様。 ちなみに下着も黒い。
- フォーミュラ頭
トンデモ・・・に見えるが、SEGA公式のニコ生、通称「ボダ生」において登場する開発チーム内のテストプレイヤーである”アレックス”なる人物もクーガーのお面を被って宣伝をするなどちゃんとした公式ネタのリスペクト。
おかげで公式イベントに登場ロボの頭部を再現したお面を被ってくるコスプレイヤーが現れるなど、ロボゲーであるボーダーブレイクの象徴的現象でもある。
なにより有名どころでいうとアリーヤ川手をはじめ、ロボ頭と人の衣装という組み合わせが案外似合ってしまうのが憎い。
ボーダーブレイクのキャラクターカスタマイズには「ブラストランナーなりきりパーツ」のようなものが存している。前述のクーガーであればキャラクター「熱血」にそれが割り当てられている。ちなみにフォーミュラの場合、おうちこわれる家が無くなる不敵くん。
このブラストコスプレアバターシリーズ、地味によれていたりパーツごとにセロハンテープで接着してある手作り感までしっかり再現していて凝っている。
5話
- ブラスターやストーム相手でも〜
どちらもブラストランナー用の武器。
ストームはフルオート式散弾銃で、一射辺りの発射数は少ないものの、超速の連射が可能で、いわゆるDPS(秒間火力:FPS用語で、一秒辺りのダメージ量)が高い武器。
ブラスターガンは一発辺りのダメージが小さいものの、短時間に数発当たるとスパークを起こし大ダメージを受ける武器。
どちらも現在(ver武)の主流武器であり、ボーダーブレイクX(Ver5.0)で弱体化されたがオンリーワンな性能が功を奏して大きく人気を落とすに至らなかった。
- リアインⅢでサッカー
チップ「リアインパクト」のこと。
いわゆる鉄山靠。わざわざボーダーブレイクのプロデューサーがバーチャファイターの開発チームに許可取って作ったとかなんとか。
前述の屈伸で出た「しゃがみ」が使用できなくなる代わりに、ボタン一つで近接攻撃ができるもの。ダメージが高く、喰らえば間違いなく吹っ飛ばされる。
つまりリアインでサッカーはリアイン→吹っ飛ばし→リアイン→吹っ飛ばしのコンボを喰らってるという意味。
ちなみに、かなり昔のバージョンでは同じくチップ「タックル」で簡単に同様のハメが成立してしまったため、現在では修正されていてできないが、かつて妖怪ブラスト転がしとかスナイパー空手が得意としていた。動画は残っているので興味があったらどうぞ。
- デリHell
アーケードゲームの常で、情報交換の主たる場は公共のSNSであり、それゆえにネットミームに強く影響されてしまう。 なのでボーダー達も情報を収集する上でそういったネットで騒がれるフリー素材やらに必然詳しくなってしまうのである。 そんなこと知ろうとしなくていいから(良心)
6話
- 艦これアーケード
更新が滞っている間に稼働した艦隊これくしょんのアーケード版。開発はボーダーブレイクと同じSEGA。
ちゃんと艦娘が3Dのグラフィックで躍動するギャルゲーという要素を抑えながらもしっかり艦隊戦を再現したバトルシステム、そして母港の熾烈な開発競争を反映するカードシステムなど、艦これでありながらアーケードゲームとしての魅力に落とし込んだ作品であるともっぱらの評判。
稼働して数ヶ月間は過疎なゲームセンターでもほぼ満席で待ち時間が必要といわれるほどの人気を得た。
どうやら作者もばっちりやりこんだようで、冒頭の任務での描写においてこの作品のイメージが多分に反映されている。
- 魚雷を回避される
艦これをプレイしていると忘れがちだが魚雷を当てるのは至難の技。当時の乗組員も曰く「一撃必殺だけど当たれば一生の儲け」。統計を取ると命中率一桁パーセントだった模様。
どれくらい困難かを体感したい場合はユニオンバトル開催日にボダブレを開始し、ブースト満タンで空を飛び回るエースにサワードコングで50m以上離れた位置から直撃させてみよう。
……そんなレベルの神業なので、射線を増やすために多連装化し、発射する場合は敵艦に肉薄して行うものとされている。ちなみに1発あたり今でいう1000万円相当なので無駄撃ちも厳禁。
- 資材を抱えたブラスト 通称:運搬(うんぱん)マン
ボーダーブレイクでは「サテライトバンカー」なるブラストの腰丈ぐらいのポッドを運搬し、目的地で起動させ、衛星からの強大なエネルギー照射を要請する作戦が展開されることがある。
人で言えばパンパンに詰まった旅行鞄を持つような状況なので、そのサテライトバンカーの重量で機動力が落ちてしまうため、作戦時に機動力が落ちないほど装備重量に余裕をもたせた機体設計で出撃するボーダーが何人か現れ、彼らを「運搬マン」と呼称するようになった。
平時は重機として運用されることから劇中での資材を両手に腰の高さで抱えた姿も正しい姿なのだが、その牧歌的姿になぜか笑いを堪えられないのは戦士としての性なのだろうか。
- 高速修復材(ブラストランナー用)
金属とニュードが層状に重なった「NCメタル(ニュード充填金属)」を装甲材にしているブラストランナーならではの修理法。
大きな構造的な損害がなく、コックピット等の制御系が無事ならば、新たにニュードを与えてやれば、装甲のニュード部分が増殖して穴を塞ぎ、前述の通りに再起動させることができるのがブラストランナーの特徴。まさしく艦娘がドックで高速修復材により復活するのに似ている。
そのため、支援兵装の特別装備枠には、ニュード由来の修復材をなんらかの形で注入する「リペア」機能が搭載されており、これによる現地修復による撤退なき進軍は脅威となっている。
ただし、過大なダメージでの損傷や撤退の際にはパイロットだけを脱出させて自爆する「大破」するため、再起動できなくなる。
ちなみにその修復材は液体〜半液体の白くべたつく何かニュードである。
- ニュードは危険物
ニュードは僅かな刺激で高いエネルギーを発生させ、増殖して量を増やす無尽のエネルギー資源であるという反面、その正体は有機・無機問わず侵食してニュードと化すという意思を持たないSF超生物である。
採掘戦争で空爆が地表面を焼くだけの低威力に抑えられているのは、下手な高い貫通力を持つ刺激をニュードに与えると大増殖して採掘場としての機能すら破壊しかねない危険があるため。
もし人体にニュードに侵食すればそのまま多臓器不全、最終的にはニュード結晶……すなわち石と化してしまう。
そのため、ニュード採掘にあたっては前述のブラストランナーの項で説明した通り、ニュードと共存できる体質…「ニュード耐性」が必要であり、そんな危険物をあらゆる部位に使用したブラストランナーに乗るボーダーたちはもれなく耐性を持っている。
もちろん艦娘とて安易に触るわけにはいかず、最も安定状態といわれる球体の”卵”状態でも細心を払う。
そんなものを妖精にぶつけたド外道がいるらしい……
- BENNO (ベンノ)
ブラストランナーを製造する企業の一つ。旧ドイツにあるザクセン連邦に本社がある。
丸みのある装甲面が特徴のブラストを手がける。元々弾道制御を得意とした軍需産業の老舗であり、ボーダーからの確かな人気を伴った実力派のメーカーである。
なお、焔提督の愛機、フォーミュラーを製造したAE社とは犬猿の仲である。
〜〜〜〜〜〜 ここまで指導艦プリンツ・オイゲンの認識 〜〜〜〜〜〜
実はボーダーたちの間では斜陽企業のイメージがこびりついている。
全体的に総合性能を犠牲に一芸特化する傾向があり、それゆえに目立った欠点を数多く持つ。結果的に同世代よりも見劣りするスペックの機体ばかり輩出する問題企業というポジションに長らくあった。
特に『ツェーブラ』はフルセットの使用は肉体派ギャグとまで言われるほどに腕と足が環境ニーズに合っていない。プリンツがクソホバーと蔑んだフォーミュラー以上に『ネレイド』はホバー機として求められる仕事ができない残念機体となっているなど、問題児だらけ。アップデートの数の多さもそれに拍車をかける。
擁護するとパーツ単位では光るものを持っているため、別のブランドとの混合機を愛するボーダーには根強い人気を誇る。また、最近では『グライフ』や『ガルム』といった機体は一芸特化とバランスの共存に成功して人気を取り戻している。
関連動画
関連商品
ニュードと指導教官霧島に関するニコニコ市場の商品を紹介してください。
関連コミュニティ
ニュードと指導教官霧島に関するニコニコミュニティを紹介してください。
関連項目
- 0
- 0pt

