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なお、一部政党名は日本語訳が定まっていないため初版編集者が独自に日本語訳したものがある。必ずしも正確なものではないということを留意していただきたい。
目次
概要
この記事ではベルギー政治の背景にある戦後欧州政治の動向と国内政治の展開についても解説した後、政党を一覧として取り上げる。
取り上げる政党は2023年現在、ベルギーの連邦政府、地方政府、共同体政府に議席を持つ政党に限定する。
戦後欧州政治について
戦後の欧州政治は自由主義・キリスト教民主主義・社会民主主義という主要3勢力に後発の勢力が成長してきたという構図がおおよその国で成り立っている。しかし、憲法・安全保障問題を対立軸とした自民党優位の左右の対立しか経験していない我々日本人にとってはそれぞれの思想を理解しにくい部分がある。そこで本節では戦後欧州の各勢力の思想を簡単であるが説明することにする。
- 自由主義
- 個人の自由を尊重し、絶対的な王権や国家権力に反対する思想。イギリス名誉革命、アメリカ独立戦争、フランス革命、ベルギー独立革命による政府転覆を正当化する論理として持ち出された。
- 同性婚や妊娠中絶、安楽死といった現代的なテーマに対して積極的な姿勢を見せる点で革新的と言えるが、企業の経済活動の自由を認め、所得の再分配に消極的な点では保守的とも言える。それゆえ中道、もしくは社会主義に反対する文脈で中道右派に位置づけられる。
- 一方で個人の自由が保障されればよいという自由主義に対し、政府による弱者救済の役割を強調した考え方も生まれた。日本政治においては前者を「自由主義」、後者を「リベラリズム」と区別するが、どちらもLiberalismという意味なので記事内では後者を「社会自由主義」と呼んで区別する。
- キリスト教民主主義
- キリスト教勢力は1850年代から70年代にかけての自由主義勢力による世俗化(政教分離)政策に反発し、教会の利益を擁護する文脈で政党を組織した。当初は宗派政党という意味合いが強かったが、教会から自立すると宗教利益の追求という色合いは薄れた。1891年、ローマ教皇レオ13世は資本主義の弊害、社会問題について言及した『レールム・ノヴァールム』という回勅を出し、その後のキリスト教政治勢力の運動方針を決定づけた。
- 第二次世界大戦後、多くの保守勢力はナチスに協力したとして信用を失ったが、キリスト教民主主義はむしろナチスに解散させられた側であったので保守の重要な担い手として信用されることになった。
- キリスト教民主主義は国家と個人の中間に存在するコミュニティを重視する。道徳観はキリスト教に基づいているので保守的であるが、社会問題には積極的に取り組む姿勢であるので一般的には中道右派と呼ばれることが多い。
- 社会民主主義
- 19世紀末、暴力革命とプロレタリア独裁を容認する正統派マルクス主義に対抗して議会制民主主義の中で社会主義を実現しようとする修正主義が唱えられた。この両者はロシア革命以降分裂し、前者が「共産主義」、後者が「社会民主主義」と呼ばれるようになった。
- 第二次世界大戦後の東西冷戦で分断は決定的なものになり、社会民主主義勢力は1951年の社会主義インターナショナルによる「フランクフルト宣言」で反共主義の立場を明確化した。
- 1980年代、イギリス労働党のトニー・ブレアは市場原理主義を一部取り入れながら結果の平等ではなく機会の均等を目指す「第三の道」を唱えた。この路線は各国の社会民主主義政党にも影響を与えており、従来の社会主義の立場から自由主義に接近するものであるため、中道化としてみなされる。
- 緑の党
- 1970年代の環境問題への関心の高まりを受けて各国で結成された政党。環境保護だけでなく、反戦・人種的平等・脱資本主義・多文化主義・参加型民主主義を重視する。アメリカ・イギリス・日本など小選挙区制の国では国政への影響力は殆どないが、ドイツやスウェーデンなどでは主要な政治勢力となっている。
- 国際的なネットワークが強力なことも特徴で、国際組織グローバルグリーンズが制定した「グローバルグリーン憲章」はその後の緑の党の指針となっている。
- ポピュリズム
- ポピュリズムの定義はさまざまであるが、カス・ミュデの「社会が究極的に『汚れなき人民』と『腐敗したエリート』という敵対する2つのグループに分かれていると考え、政治は人民の一般意志を表現するべきだと訴えるイデオロギー」という定義が学術的には定説になりつつある。
- ナチズムもポピュリズムの一種であり、ドイツ人の優秀性を唱える一方、ユダヤ人・共産主義者・同性愛者を敵として設定する。メディアを巧みに利用しつつ支持を拡大させ敵を排除しつつ独裁体制を確立した。
- 現代におけるポピュリズムもナチズムとの共通点から非民主的なものとされることもあるが、ポピュリストは直接民主制での多数決を重視するという意味では民主的であり、エリートが国民の要求を無視して自分の利益を追求している代議制こそ非民主的であると主張する。一方で、イギリスのEU離脱国民投票のように48%の少数派の意向が無視されるという問題も指摘されている。
- 欧米においては2000年代からグローバル経済の拡大、移民・難民の大量流入などへの反動から、イギリス・ドイツ・フランス・イタリア・オランダ・ベルギーなどで右派ポピュリズム政党が台頭した。これら右派ポピュリズム政党は反移民、反EU、反LGBTを訴えている。
- 他方、2010年のギリシャ危機に端を発するEUの緊縮財政への反動からギリシャ・スペインなどでは左派ポピュリズム政党が登場し勢力を拡大してきている。
ベルギーについて
伝統3政党の成立
ナポレオン戦争後、ベルギーはネーデルラント連合王国としてオランダ人に支配された。国王ウィレム1世はオランダ人を優遇した権威主義的な政治を行い、フランス革命に影響を受けたベルギーの自由主義派の反感を買った。また、ベルギーはカトリック教徒が多かったが、ウィレム1世はプロテスタントを信仰していたためカトリック勢力も支配に不満を持っていた。1830年、ベルギー独立革命が起こると自由主義勢力とカトリック勢力が革命を主導し独立を果たした。
独立後いち早く全国政党を組織したのが自由党である。自由党は国家の世俗化を推進し、学校での宗教教育を禁止した。これに対し、自由主義勢力と協調路線をとっていたカトリック勢力はこれに反発。内紛を克服してカトリック党を結成すると選挙で圧勝した。
19世紀後半には産業革命の成功により労働問題が深刻化。労働環境の改善を訴えるベルギー労働者党が結成された。
この3つの政党は強力な組織を形成し、独自の病院、学校、新聞、銀行などを通して支持者を囲い込んだ。カトリック・自由主義・社会主義の3勢力はベルギーの主要勢力であり、独立から2023年現在に至るまで首相はこの3勢力からしか誕生していない。
言語問題とフランデレン運動
主要3政党に遅れて誕生したのがフランデレン地域の地位向上を訴える政党であった。もともと、ベルギーには主にフランス語話者とオランダ語話者がいたが、エリートたちは皆フランス語を使用していたため、フランス語だけが公用語であった。そのため、教育や行政、司法の場でオランダ語を用いることは禁じられており、オランダ語話者の多いフランデレン地域の住民は民族主義運動を組織するようになった。この民族主義運動を「フランデレン運動」という。
フランデレン運動はオランダ語の公用語化という成果を出したが、第2次世界大戦中にナチスに加担したとして戦後は下火になった。それでも1954年にVU(民族同盟)が設立されると徐々に議席を拡大して言語問題は再びベルギーの主要な政治問題となった。
言語問題は伝統3勢力にも波及した。1968年にカトリック勢力のCVP-PSCが、1972年に自由主義勢力のPVV-PLPが、1978年に社会主義勢力のSP-PSが言語別に分裂した。
連邦化とその後
VUをはじめとする地域主義政党の台頭を受けてベルギーでは各地域と共同体に自治権を与える国家改革が進められた。1970年から1993年に至るまで4度の憲法改正を経て漸次的に連邦制となっている。
連邦の構造は以下の表の通り。
連邦 | ベルギー | ||||
地域 | フランデレン | ブリュッセル | ワロン | ||
共同体 | フラマン(オランダ)語 | フランス語 | ドイツ語 |
- 連邦は外交・国防・財政・社会保障などを担当しており、議会は上院と下院の二院制。
- 地理的な区分によって分けられた地域は雇用・経済・環境・通商などを担当しており、フランデレン・ブリュッセル・ワロンのそれぞれに議会がある。
- 言語によって分けられた共同体は文化・教育政策を担当している。フランス語共同体・ドイツ語共同体に議会があるが、フラマン語共同体議会はフランデレン地域議会と統合されている。また、フランス語共同体議員はブリュッセル議会のフランス語系議員によって選出された議員とドイツ語話者を除くワロン議員で構成されているが、ドイツ語共同体議会の議員は直接選挙されるという違いがある。
ところで、連邦化の達成によって衰退したのは皮肉にも連邦化を訴えていた地域主義政党であった。目標の達成で活動の意義を失ったためである。フランデレン運動の担い手であったVUは党員の離脱が相次ぎ、2001年に分裂して消滅した。
その一方で強烈な存在感を示したのがVUから離脱したグループで結成された極右政党VBであった。VBは新たに反移民を争点とし、フランデレンで支持を拡大した。しかし、2010年の選挙ではVBの議席は大幅に減少。かわってこの選挙で躍進したのがVUから分裂したN-VAである。N-VAはより穏健な形での自治拡大や移民の厳格化を訴え、前回2007年選挙では主流政党のCD&Vと選挙協力を行ったことで支持を拡大させていた。これ以降フランデレンではN-VAが第一党となっているが、2019年選挙ではVBも勢力を盛り返すなどしている。
ベルギーの選挙制度
ベルギーの選挙は比例代表制を採用しており、単独過半数を確保することがかなり難しく、小党分立状態になりやすい。また、候補者はいずれかの政党から立候補しなければならない。政党は事前に候補者名簿を作成し、当選の優先順位を決めておくため、誰を当選させるかある程度決められる政党の権力が強くなっている。
また、ベルギーは「投票が義務」であり、行かないと罰金が科される国だと言われるが、厳密には投票所に行くことが義務である。投票所に行けば棄権しても白票を投じても罰金にはならない。
政党の一覧
本記事では2023年現在、ベルギー国会、フランデレン議会、ワロン議会、ブリュッセル議会、フランス語共同体議会、ドイツ語共同体議会に議席を保有する政党のみを以下に取り上げる。
()内は日本語での名称。党名をクリックすると政党の概要に飛ぶ。
各議会での議席数(2024年)
定数 | キリスト教民主主義 | 自由主義 | 社会民主主義 | 地域主義 | 極右 | 緑の党 | 急進左派 | 多文化 | 無所属 | ||||||||||||
CD&V | LE | CSP | O-VLD | MR | (PFF) | Viva | Voor | PS | (SP) | N-VA | DéFI | ProDG | VB | Groen | Ecolo | PVDA | PTB | TFA | |||
欧州議会 | 22 | 2 | 2 | - | 1 | 3 | - | - | 2 | 2 | - | 3 | - | - | 3 | 1 | 1 | 2 | - | - | |
連邦上院 | 60 | 5 | 5 | - | 3 | 9 | (1) | - | 4(※3) | 6 | - | 10 | - | - | 8 | 2 | 1 | 6 | - | - | |
連邦下院 | 150 | 11 | 14 | - | 7 | 20 | - | - | 13 | 16 | - | 24 | 1 | - | 20 | 6 | 3 | 15 | - | - | |
フランデレン議会 | 124 | 16 | - | - | 9 | - | - | - | 18 | - | - | 31 | - | - | 31 | 9 | - | 9 | - | 1 | - |
ブリュッセル議会 | 89 | 1 | 8 | - | 2 | 20 | - | - | 2 | 16 | - | 2 | 6 | - | 2 | 4 | 7 | 15 | 1 | 3 | - |
ワロン議会 | 75 | - | 17 | - | - | 26 | (1) | - | - | 23 | - | - | - | - | - | - | 5 | - | 8 | - | - |
フランス語共同体議会 | 94 | - | 19 | - | - | 31 | - | - | - | 24 | - | - | 1 | - | - | - | 7 | - | 12 | - | - |
ドイツ語共同体議会 | 25 | - | - | 5 | - | - | 3 | 4 | - | - | 3 | - | - | 8 | - | - | 2 | - | - | - | - |
※1 ()内の政党は左隣の政党内のグループであることを示す。
※2 ()内の議席数は左隣の政党の議席数に含まれていることを示す。
※3 本来5議席だがVooruitは上院廃止を訴えて同党に割り当てられていた1議席に議員を送っていない。
各共同体の連立政権の構成
政府 | 首相(所属) | 構成 | 成立日(選挙からの日数) |
ベルギー政府 | ※暫定政権 アレクサンダー・デ・クロー(OpenVLD) |
CD&V+OpenVLD+sp.a+Groen PS+Ecolo+MR |
2020/10/1(494日) |
フランデレン政府 | ※暫定政権 ヤン・ヤンボン(N-VA) |
N-VA+CD&V+OpenVLD | 2019/10/2(129日) |
ワロン政府 | エイドリアン・ドリモント(MR) | MR+LE | 2024/7/15(36日) |
ブリュッセル政府 | ※暫定政権 ルディ・ヴェルヴォート(PS) |
PS+Ecolo+DéFI Groen+OpenVLD+sp.a |
2019/7/17(52日) |
フランス語共同体政府 | エリザベート・デグリーズ(MR) | MR+LE | 2024/7/16(37日) |
ドイツ語共同体政府 | オリバー・パーシュ(ProDG) | ProDG+CSP+PFF | 2024/6/13(4日) |
※sp.aは現在のVooruit
※2024年8月5日現在、一部政府は連立交渉進行中のため前政権が暫定政権として留任中
各政党の概要
タップで展開。
オランダ語圏
ベルギー北部のフランデレン地域ではおよそ680万人が暮らし、オランダ語が使用されている。例外として首都ブリュッセルはフランデレン地域にあるものの、歴史的にフランス語話者が多いため二言語併用地域となっている。20世紀に入ると急速に経済が発展。ヨーロッパ最大級の貿易港アントウェルペンを中心にグローバル経済を支える重要拠点となっている。
政治的には保守政党が支持されやすく、左派政党は中道化にかじを切っている。また、歴史的に自治の拡大、分離独立を訴える運動も根強い。
オランダ語話者が獲得できる議席は上院35議席、下院88議席、ブリュッセル議会17議席、フランデレン議会124議席。
CD&V(キリスト教民主フラームス)
Christen-Democratischen en Vlaams |
|
キリスト教民主フラームス | |
---|---|
基本情報 | |
略称 | CD&V |
国・地域 | ベルギー・オランダ語圏 |
本部所在地 | ベルギー・ブリュッセル |
成立年月日 | 1884年(設立) 2001年(現名称) |
イデオロギー | キリスト教民主主義(中道右派) |
国際組織 | 中道民主インターナショナル |
欧州議会会派 | EPP(欧州人民党グループ) |
シンボルカラー | オレンジ |
公式サイト | www.cdenv.be |
政党・政治団体テンプレートボックス |
ベルギーの独立以降長らく権力の座についていたカトリック党を祖とし、1968年にCVP-PSC(キリスト教社会党)からCVPとして分裂。
長らくフランデレンの第一党だったが、1999年に野党に転落。党改革の一環として2001年に現在の名称となった。それでも支持は回復しなかったが、2007年にN-VAと選挙協力を行うと与党に復帰した。2014年以降はフランデレン第一党の座をN-VAに明け渡しているが2007年から2023年現在に至るまで連邦政府与党にいる。
イデオロギーは中道右派。「連帯と正義」をスローガンに掲げ、地方創生や年金削減反対などを訴えている。支持者はカトリック教会や地方の農民が多い。最大政党の座はN-VAに明け渡したものの、長らくベルギー連邦政府・フランデレン政府の与党の地位にいる。
OpenVLD(開かれたフラームス自由民主)
Open Vlaamse Liberalen en Democraten |
|
開かれたフラームス自由民主 | |
---|---|
基本情報 | |
略称 | OpenVLD |
国・地域 | ベルギー・オランダ語圏 |
本部所在地 | ベルギー・ブリュッセル |
成立年月日 | 1846年(設立) 2007年(現名称) |
イデオロギー | 自由主義(中道右派) |
国際組織 | 自由主義インターナショナル |
欧州議会会派 | Renew(欧州刷新) |
シンボルカラー | 青 |
公式サイト | www.openvld.be |
政党・政治団体テンプレートボックス |
ベルギーの独立に貢献した自由党を祖とし、1972年にPVV/PLP(自由と進歩の党)からPVVとして分離。1980年代後半から野党の期間が続いた。1992年にVLD(フランデレン自由民主党)を結成し、党名に「フラームス」をいち早く入れたことで民族主義者の一部を取り込むことに成功した。その後、外国人参政権の導入をめぐる議論では内紛が起きて一部のメンバーが離党する事態となった。2007年に党名にOpenを加えて現在の名称となった。
経済的な自由を訴える自由主義政党。フランデレンでは最大の党員数を誇る。同性婚や安楽死、妊娠中絶に前向きな姿勢を見せる一方、国境の解放は支持しておらず、西欧的価値観を身に着けた上での移民統合や不法移民の迅速な追放を訴えている。
Vooruit(前進)
Vooruit | |
前進 | |
---|---|
基本情報 | |
略称 | Vooruit |
国・地域 | ベルギー・オランダ語圏 |
本部所在地 | ベルギー・ブリュッセル |
成立年月日 | 1885年(設立) 2021年(現名称) |
イデオロギー | 社会民主主義(中道左派) |
国際組織 | 進歩同盟 |
欧州議会会派 | S&D(社会民主進歩同盟) |
シンボルカラー | 赤 |
公式サイト | www.vooruit.org |
政党・政治団体テンプレートボックス |
ベルギー初の社会主義政党、BWP(ベルギー労働者党)を祖とし、戦後にBSP(ベルギー社会党)と名称を変更した後、1980年にSP(社会党)として分裂した。
最近までsp.a(社会党・別)という名称であったが、2020年にVooruitに変更された。フランデレンでは第2党~第3党の位置にいる。
ワロンのPSとは姉妹政党の関係であるが、こちらは新自由主義的な政策を訴えたり、PSが所属している社会民主主義政党の国際組織、社会主義インターナショナルから離脱したりするなど中道寄りになりつつある。
N-VA(新フランデレン同盟)
Nieuw-Vlaamse Alliantie | |
新フランデレン同盟 | |
---|---|
基本情報 | |
略称 | N-VA |
国・地域 | ベルギー・オランダ語圏 |
本部所在地 | ベルギー・ブリュッセル |
成立年月日 | 2001年(設立) |
イデオロギー | 地域主義(右派) |
国際組織 | 欧州自由同盟 |
欧州議会会派 | ECR(欧州保守改革グループ) |
シンボルカラー | 黄・黒 |
公式サイト | www.n-va.be |
政党・政治団体テンプレートボックス |
フランデレンの地域主義政党VUが2001年に左右両派によって分裂し、その右派によって結成された政党。
フランデレンの最大政党かつベルギーの最大政党。フランデレンの自治拡大と移民の厳格化を訴える。2009年から急速に勢力を拡大。その主張のためフランス語圏政党から距離を置かれている。特にワロンのPSとは犬猿の仲。フランデレン政府の最大与党であるが、連邦政府では野党の立場にいる。
後述する極右政党VBと主張が似通っているが、こちらは必ずしも即時分離独立を訴えてはいないため穏健派とされる。
VB(フラームス・べラング)
Vlaams Belang | |
フラームス・べラング | |
---|---|
基本情報 | |
略称 | VB |
国・地域 | ベルギー・オランダ語圏 |
本部所在地 | ベルギー・ブリュッセル |
成立年月日 | 1978年(設立) 2001年(現名称) |
イデオロギー | 地域主義(極右) 右派ポピュリズム |
国際組織 | 欧州自由同盟 |
欧州議会会派 | ID(アイデンティティと民主主義) |
シンボルカラー | 青・黄 |
公式サイト | www.vlaamsbelang.org |
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1978年にフランデレンの地域主義政党VUから分裂した2党を合同して誕生したフラームス・ブロックを祖とする。2001年に人種差別に対する有罪判決を受けて「フランデレンの利益」を意味するフラームス・べラングに変更された。
フランデレンの分離、移民排斥を訴える極右政党。あまりにも過激な主張のため、他の政党はこの党といかなる協力もしないという協定を結んでいる。このような対策が功を奏したのか、2007年以降の連邦選挙ではN-VAや支持が流れて低迷した。しかし、2019年選挙で復活し、2023年現在でも世論調査でフランデレン首位の支持率を記録するなど復調気配。
フランデレンの即時分離独立のためにN-VAとの協力関係を模索しているが、相手方の態度は微妙。
Groen(フルン)
Groen | |
フルン | |
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基本情報 | |
略称 | Groen |
国・地域 | ベルギー・オランダ語圏 |
本部所在地 | ベルギー・ブリュッセル |
成立年月日 | 1977年(設立) 2012年(現名称) |
イデオロギー | エコロジー(左派) |
国際組織 | グローバルグリーンズ |
欧州議会会派 | Greens-EFA(欧州緑グループ・欧州自由連盟) |
シンボルカラー | 緑 |
公式サイト | www.green.be |
政党・政治団体テンプレートボックス |
フランデレン地方の環境保護運動アハレフ(Agalev)を祖とする環境政党。ワロン地方の緑の党にあたるEcoloと密接な関係にあるが、起源は異なる。
1999年に初の与党入りを果たすが、2003年総選挙では得票率5%に届かない政党には議席を配分しない阻止条項の導入によって全議席を失った。
これを受けて党名をGroen!に変更するなど党内改革を行った結果、2007年には連邦議会に復帰するなど党勢の回復に成功している。2012年に党名の!が省略され現在に至る。
党内民主主義を掲げており、重要事項の決定は党員の意向に沿う形で行われている。
Team Fouad Ahidar(チーム・フアード・アヒダル)
Team Fouad Ahidar | |
チーム・フアード・アヒダル | |
---|---|
基本情報 | |
略称 | TFA |
国・地域 | ベルギー・オランダ語圏 |
本部所在地 | ベルギー・ブリュッセル |
成立年月日 | 2024年 |
イデオロギー | イスラム教・多文化主義 |
国際組織 | なし |
欧州議会会派 | 欧州自由パレスチナ党 |
シンボルカラー | 紫 |
公式サイト | fouadahidar.com |
政党・政治団体テンプレートボックス |
Vooruitに所属していたブリュッセル議会議員フアード・アヒダルを中心とする政党。同氏は2024年に当時のVooruit党首コナー・ルソーによる人種差別発言に反発し離党して同党を結党した。ブリュッセル西部を地盤とする。
多文化主義を謳い、国内のイスラム教徒の利益を主張している。パレスチナ紛争においてはパレスチナ側を支持している。
2024年選挙ではフランデレン議会とブリュッセル議会オランダ語名簿に立候補し、それぞれ1議席、3議席を獲得。後者ではフルンと並ぶ第一党となっているが、協力する政党の不在により野党になる可能性が高い。
フランス語圏
ベルギー南部のワロン地方は人口およそ370万人で主にフランス語が話されているが、一部でドイツ語が使用される地域がある。かつては炭鉱業の後押しで大陸ヨーロッパで初の産業革命を起こした先進地域だったが、20世紀前半には産業の中心はフランデレンに移っていいったことで次第に衰退している。
政治的には左派政党が支持されやすく、保守政党は中道化を試みている。フランデレンの分離主義運動には反対する勢力が多い。
フランス語話者が獲得できる議席は上院24議席[1]、下院62議席、ブリュッセル議会72議席、ワロン議会75議席(フランス語共同体議会は仏語系のブリュッセル議員によって選出された19議席+ワロン議員で構成されるので94議席)。
Les Engagés(関与)
Les Engagés | |
献身 | |
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基本情報 | |
略称 | Les Engagés |
国・地域 | ベルギー・フランス語圏 |
本部所在地 | ベルギー・ブリュッセル |
成立年月日 | 1884年(設立) 2022年(現名称) |
イデオロギー | キリスト教民主主義(中道) |
国際組織 | 中道民主インターナショナル |
欧州議会会派 | EPP(欧州人民党グループ) |
シンボルカラー | ミントグリーン |
公式サイト | www.lesengages.be |
政党・政治団体テンプレートボックス |
ベルギーの独立以降長らく権力の座についていたカトリック党を祖とし、1968年にCVP-PSC(キリスト教社会党)からPSCとして分裂。
1999年、CVP(現在のCD&V)とともに野党に転落したが、ワロン政府、フランス語圏政府、ブリュッセル政府全てで野党となった。その後の2002年、cdH(人道民主中道)に党名を変更し中道化を推進した。しかし、選挙の度に得票率は減り続けている。2022年にLes Engagésに党名を変更し、さらなる改革を行った。
MR(改革運動)
Mouvement Réformateur | |
改革運動 | |
---|---|
基本情報 | |
略称 | MR |
国・地域 | ベルギー・フランス語圏 |
本部所在地 | ベルギー・ブリュッセル |
成立年月日 | 2002年(設立) 2011年(現体制) |
イデオロギー | 自由主義(中道右派) |
国際組織 | 中道民主インターナショナル |
欧州議会会派 | Renew(欧州刷新) |
シンボルカラー | 水色 |
公式サイト | www.mr.be |
政党・政治団体テンプレートボックス |
2002年にフランス語圏のPRL、FDF、MCCの3党とドイツ語圏のPFFが合同する形で結成された自由主義政党。2007年には長らくワロン第一党だったPSを破り第一党となった。2011年、ブリュッセルの地域主義政党FDF(後のDéFI)が離脱して3党合同の体制となった。
自由主義に基づいて個人の権利を尊重する姿勢であるが、同性婚合法化の議決の際には自主投票とし、多くの議員が反対に回った。また、2014年以降のシャルル・ミシェル政権下では与党としてヴェールを被ったムスリム女性が公務員になることを禁じる法案に賛成した。
PS(社会党)
Parti Socialiste | |
社会党 | |
---|---|
基本情報 | |
略称 | PS |
国・地域 | ベルギー・フランス語圏 |
本部所在地 | ベルギー・ブリュッセル |
成立年月日 | 1885年(設立) 1978年(現名称) |
イデオロギー | 社会民主主義(中道左派) |
国際組織 | 社会主義インターナショナル |
欧州議会会派 | S&D(社会民主進歩同盟) |
シンボルカラー | 赤 |
公式サイト | www.ps.be |
政党・政治団体テンプレートボックス |
ワロン地域の最大政党。協力な組織力を持っており、1978年から2014年の間は常に与党の座に就いていた。2014年に下野したものの、2019年には再び与党に返り咲いた。社会党分裂後から2023年現在に至るまで党名を変更していないのは主流政党の中でこの党だけである。
長年権力の座にいたためか、党員による汚職・スキャンダルがしばしば報じられ批判されることも多い。2007年以降、EcoloやPTBなど新興左派勢力の活躍もあって議席は伸び悩んでいる。
DéFI(独立連邦民主主義者)
Démocrate Fédéraliste Indépendant |
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独立連邦民主主義者 | |
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基本情報 | |
略称 | DéFI |
国・地域 | ベルギー・フランス語圏 |
本部所在地 | ベルギー・ブリュッセル |
成立年月日 | 1964年(設立) 2010年(現名称) |
イデオロギー | 社会自由主義(中道) 地域主義 |
国際組織 | |
欧州議会会派 | 議席なし |
シンボルカラー | 紫 |
公式サイト | www.defi.be |
政党・政治団体テンプレートボックス |
1962年から63年にかけて成立した言語法によってブリュッセルのフランデレン化を危惧した人々によって1964年に結成されたFDF(フランス語民主戦線)が起源。
1980年代に支持が落ち込むと自由主義陣営と接近した。FDF含む自由主義政党の連合は2002年にMRとなったが、2011年連合を離脱した。2015年にフランス語で「挑戦」という意味のDéFIに党名を変更した。
フランデレンにおけるフランス語話者の保護とブリュッセルとワロンの結びつきの強化を訴えるブリュッセルの地域主義政党。また、連邦の分権化やフランデレン分離主義にも反対している。
Ecolo(エコロ)
Ecoologistes Confédérés pour l'Organisation de Luttes Originales | |
本来の闘争を組織するための エコロジスト連合 |
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基本情報 | |
略称 | Ecolo |
国・地域 | ベルギー・フランス語圏 |
本部所在地 | ベルギー・ブリュッセル |
成立年月日 | 1880年(設立) |
イデオロギー | エコロジー(左派) |
国際組織 | 中道民主インターナショナル |
欧州議会会派 | Greens-EFA(欧州緑グループ・欧州自由連盟) |
シンボルカラー | 緑 |
公式サイト | ecolo.be |
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1999年選挙では環境問題が争点になったことで躍進して政権入りを果たしたが、ブリュッセル空港の夜間飛行に反対を貫いたことで政権から離脱。続く2003年選挙では議席を大幅に減らすこととなった。その後も支持率は低迷したが、2019年選挙で過去最高の13議席を獲得して与党入りを果たした。
オランダ語・フランス語合同
ベルギーの政党はほとんど言語別に分化しているが、全国規模の政党も少数ながら存在する。
PVDA/PTB(ベルギー労働者党)
Partij van de Arbeid(蘭) Parti du Travail de Belgique(仏) |
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ベルギー労働者党 | |
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基本情報 | |
略称 | PVDA/PTB |
国・地域 | ベルギー |
本部所在地 | ベルギー・ブリュッセル |
成立年月日 | 1979年(設立) |
イデオロギー | マルクス主義(極左) |
国際組織 | 共産党・労働者党国際会議 |
欧州議会会派 | GUE/NGL(欧州議会左派グループ) |
シンボルカラー | 朱 |
公式サイト | www.pvda.be www.ptb.be |
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ベルギー唯一の全国政党。1960年代のレーニン主義、毛沢東主義の影響を受けた学生運動を起源に持つ社会主義政党。
1981年から選挙に立候補していたが、30年以上地方レベルの議席も獲得できない泡沫政党に過ぎない存在であった。しかし、2012年の地方議会選挙で初の議席を獲得し、続く2014年の下院選挙でも議席を獲得した。2019年下院選挙では投票数が倍増するという大躍進を果たしている。
他国の共産党同様、反資本主義・反帝国主義を訴えており、党規約には「社会主義2.0」を目指す「現代共産党」であるという記述がある。また、党内は民主集中制に基づいて統治されることになっている。
Agora(アゴラ)(解散済)
Agora | |
アゴラ | |
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基本情報 | |
略称 | Agora |
国・地域 | ベルギー・ブリュッセル |
本部所在地 | ベルギー・ブリュッセル |
成立年月日 | 2018年(設立) |
イデオロギー | 参加型民主主義 |
国際組織 | |
欧州議会会派 | 議席なし |
シンボルカラー | エメラルドグリーン |
公式サイト | www.agora.brussels |
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2023年現在ブリュッセル議会に1議席のみ保有する小政党。くじ引きから無作為に選出された89人からなるブリュッセル市民集会を主催しており、議員はこの集会の決定に則って活動している。
2019年選挙ではオランダ語リストから立候補したが、運動の性格上両言語併用の政党として分類した。
2024年に解散。
ドイツ語
ベルギー東部ではドイツ語が使用されており、人口はわずか7万8千人程度しかいないが、連邦化に伴ってドイツ語共同体議会(25議席)が設置されている。
CSP(キリスト教社会党)
Christlich Soziale Partei | |
キリスト教社会党 | |
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基本情報 | |
略称 | CSP |
国・地域 | ベルギー・ドイツ語圏 |
本部所在地 | ベルギー・オイペン |
成立年月日 | 1945年(設立) 1971年(現名称) |
イデオロギー | キリスト教民主主義(中道右派) |
国際組織 | 中道民主インターナショナル |
欧州議会会派 | EPP(欧州人民党グループ) |
シンボルカラー | オレンジ |
公式サイト | www.csp-dg.be |
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議席数・党員数ともにドイツ語圏の最大政党。キリスト教民主主義政党CVP-PSCの一部としてドイツ語コミュニティの利益を代弁し、1946年から1999年の間継続的に国会の議席を確保していた。
1971年の分裂後以降ドイツ語圏議会で多数派を形成しているが、1999年に国会での唯一の議席を失うとドイツ語共同体政府でも野党に転落。それ以降得票率も減少の一途であり有力保守政党の座をProDGに奪われつつある。
それでもベルギーのドイツ語圏に割り当てられた欧州議会の1議席は2023年現在もこの党が独占している。
PFF(展望、自由、進歩)
Perspectiven, Freiheit, Fortschritt | |
展望、自由、進歩 | |
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基本情報 | |
略称 | PFF |
国・地域 | ベルギー・ドイツ語圏 |
本部所在地 | ベルギー・オイペン |
成立年月日 | 1961年(設立) 2023年(現名称) |
イデオロギー | 自由主義(中道右派) |
国際組織 | 自由主義インターナショナル |
欧州議会会派 | Renew(欧州刷新) |
シンボルカラー | 紺 |
公式サイト | www.pff.be |
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1971年、ベルギーの独立に貢献した自由党を祖とするPVV/PLP(自由と進歩の党)からフランデレンのPVV、ワロンのPLPが分裂した後、ドイツ語圏部門として残存した政党。2023年現在はワロンのMRの一部を構成している。
1995年から1999年を除いて常にドイツ語共同体政府の与党となっている。
Vivant(ヴィヴァン)
Vivant | |
ヴィヴァン | |
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基本情報 | |
略称 | Vivant |
国・地域 | ベルギー・ドイツ語圏 |
本部所在地 | ベルギー・ビュリンゲン |
成立年月日 | 1997年(設立) |
イデオロギー | 社会自由主義(中道) |
国際組織 | |
欧州議会会派 | Renew(欧州刷新) |
シンボルカラー | 紫 |
公式サイト | vivant-ostbelgien.org |
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ベルギーの起業家、ローラン・デュシャトレが設立した政党。政治的スキャンダルに抗議した政党、BANAAN(何もしない無気力として追求される、より良い代替案)の元メンバーが多く参加していた。当初は主にブリュッセルで活動する政党であったが、2007年にOpenVLDに吸収されてドイツ語圏で活動するのみとなっている。
直接民主制やベーシックインカムの導入を訴えており、党の吸収後も得票率が増加するなど一定の存在感を示している。
SP(社会党)
Sozialistische Partei | |
社会党 | |
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基本情報 | |
略称 | SP |
国・地域 | ベルギー・ドイツ語圏 |
本部所在地 | ベルギー・オイペン |
成立年月日 | 1885年(設立) 1978年(現名称) |
イデオロギー | 社会民主主義(左派) |
国際組織 | 社会主義インターナショナル |
欧州議会会派 | S&D(社会民主進歩同盟) |
シンボルカラー | 赤 |
公式サイト | www.sp-ostbelgien.be |
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ワロンのPSのドイツ語圏のための支部。支持率はかなり安定しており、1990年から2019年選挙ではドイツ語共同体議会で4~5議席を維持している。ドイツ語共同体政府で野党だったのは1986年から1990年だけ。
ProDG(ドイツ語共同体ごとに)
Pro Deutschsprachige Gemeinschaft |
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ドイツ語共同体ごとに | |
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基本情報 | |
略称 | ProDG |
国・地域 | ベルギー・ドイツ語圏 |
本部所在地 | ベルギー・オイペン |
成立年月日 | 1971年(設立) 2008年(現名称) |
イデオロギー | 地域主義(中道右派) |
国際組織 | 欧州自由同盟 |
欧州議会会派 | 無所属 |
シンボルカラー | 水色・オレンジ |
公式サイト | www.prodg.be |
政党・政治団体テンプレートボックス |
1971年にCSPからCWU(キリスト教選挙同盟)として分裂。同年の選挙で成功を収めるとPDB(ベルギー人ドイツ語話者の党)に党名を変更し、ドイツ語圏の自治拡大を訴えるようになった。
1980年代、PDBはネオナチ組織から資金提供を受けていたとして関係が疑われたが、証明ができないとして罪には問われなかった。
連邦化によってドイツ語圏に自治権が与えられると活動の意義を失い、2006年選挙で敗北。今後はドイツ語圏コミュニティの利益を代弁する政党として再出発するとして党名をProDGに改めた。
参考文献
- 石部尚登(2011)『ベルギーの言語政策 方言と公用語』大阪大学出版会
- 津田由美子、松尾秀哉、正躰朝香、日野愛郎(2018)『現代ベルギー政治 連邦化後の20年』ミネルヴァ書房
- 松尾秀哉(2014)『物語 ベルギーの歴史 ヨーロッパの十字路』中公新書
- 松尾秀哉(2015)『連邦国家ベルギー 繰り返される分裂危機』吉田書房
- 松尾秀哉、今井緑、小松﨑利明、原田麻也子、宮内悠輔(2022)『ベルギーの歴史を知るための50章』松尾秀哉 編、明石書店
- 水島治郎(2016)『ポピュリズムととは何か』中公新書
関連リンク
オランダ語系政党 |
フランス語系政党 |
ドイツ語系政党 |
関連項目
脚注
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