トリビアの泉とは (トリビアノイズミとは) [単語記事]

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「トリビアの泉」の記事がある

へぇ　へぇ　へぇ　へぇ　へぇ　へぇ　へぇ

「それでは見ていきましょう。こちらが確認の概要です。」

トリビアの泉とは、視聴者から投稿された人生に全く必要の無い無駄な知識(トリビア)を品評する場である。

（番組公式より引用）

2002年～2006年にフジテレビ系で放送していた雑学バラエティー番組。
イタリアのローマにある観光名所「トレビの泉」と、ラテン語に起源を持つ「くだらないこと、瑣末なこと」を意味する英単語「トリビア」(triv ia)をかけたタイトルとなっている。
（意味の通りトリビアという言葉は神聖でも何でもないが、音の響きとしてはどこか綺麗なので、OPで歌い上げられても違和感がない。ト〜リ〜ビ〜ア〜♪）

視聴者から送られてきたムダ知識「トリビア」を紹介し、パネラーが「へぇ」と思ったら、押すたびに「へぇ」と鳴る「へぇボタン」を押して評価。最後は各回で最も多くの「へぇ」を獲得したトリビアを送った視聴者に「金の脳（金色の脳の形をしたメロンパンケース）」をプレゼントする…というのが番組の大まかな流れ。

この番組の最大のキモは雑学を解説するVTRの面白さである。有名大学の教授や海外の専門家のもとへ赴きくだらない雑学を解説させるのは当然のこと、再現 VTRに大御所俳優やミュージシャンを出演させたり、解説イラストに雑学と全然関係ない人気漫画家を起用したりするなど、番組スタッフによる全力のふざけっぷりを楽しむことができた。そのおかしさも雑学を際立たせる点において重要な役割を果たしていた。

当初は月曜深夜 25時40分（関東地区）放送で、深夜番組ながら高視聴率を獲得。（なお、この時にセットで放送されていた番組が後にヒット番組となる『クイズ！ヘキサゴンⅡ』の前身番組『クイズ！ヘキサゴン』である。）
2003年 3月で深夜帯での放送を終了。3ヶ月ほどの充電期間を経て、2003年 7月から水曜夜 21時のゴールデンタイムへ移動した。（2004年に一度番組をリニューアルしたが、番組自体を一新するというものではなく司会担当の高橋克実がカツラをとって坊主にしただけだった。）
「深夜から鳴り物入りで昇格する番組は当たらない」という当時のジンクスに反して大ヒット番組となり、最高平均視聴率は27.7%を記録。また、へぇボタンは実際にグッズ化し大ヒットするなど、「へぇ」はこの番組を象徴する流行語となった。

ゴールデンへ移行してからは、視聴者からの疑問を検証して雑学を作る「トリビアの種」や、巷で語られる誤った雑学を紹介し封印する「ガセビアの沼」などのコーナーも放送されるようになった。

2006年に放送終了後は特番として年1回程度の放送となるが、2025年時点では2012年の特番が最後の放送となっている。

さらに大百科記事は出演者の詳細を教えてくれた

高橋克実: シス・カンパニー所属の俳優。司会の一人。; 「トリビアプレゼンターのボス的存在」とのことだが、仕切りはほとんどせず、出演者から蔑ろにされたりしてしまうかわいそうな存在。; トリビアの最後には哀愁漂うオチの一言を添える。たまにド下ネタを添えたりもする。; 番組最後には、マイ・フェイバリット・トリビア（大体下ネタ）に対し「銀の脳（5つ集めると金の脳と交換可能）」を贈呈していた。
八嶋智人: シス・カンパニー所属の俳優。司会の一人。; 仕切りや補足トリビアの説明など、基本的な番組進行のほぼ全てを担当する。; 進行だけは真面目だが、それ以外ではVTRにガヤを入れるなど全力でふざけ倒す。
タモリ: ご存知ビッグ3の一角。ゴールデン移行後のレギュラーパネラーにして、トリビア品評会の会長を務める。; 80へぇを超えたトリビアの投稿者に送る粗品の選定も担当する。大体ダジャレ。
ビビる大木: 当時解散したてホヤホヤだったピン芸人。品評会会員。深夜時代からレギュラーで出演しており、どんなトリビアにもとにかくへぇを押しまくる優しい人。; ゴールデン移行に伴い、プロデューサーによって降板させられかけたが、番組スタッフの熱い声によって降板に至らなかったそう。
MEGUMI / ベッキー: 女性タレント枠の準レギュラー。リアクション・ツッコミ要員として重宝。
荒俣宏 / 糸井重里: 作家・知識人枠の準レギュラー。そのキャリアが活かされることは稀。
中江真司→窪田等: ナレーター。バカバカしいトリビアの文章も淡々と読み上げる。中江氏の死去後にナレーターが交代した。

実際に主なトリビアを書き出してみた

目黒駅は目黒区になく、品川駅は品川にない
笑点のテーマには歌詞がある
モスクワにはヤキマンコという場所がある
「できるかな」のノッポさんはしゃべったことがある
タイの首都バンコクの正式名称は長い
正露丸は日露戦争のために作られた
「ルパン三世」の銭形警部の名前は「幸一」である
おみやげのマリモは人が手で丸めている
オジサンという魚がいる
アンパンマンは昔人間の顔をしていた
K-1 ファイター「武蔵」は「一休さん」で有名な「新右衛門さん」の子孫である　→　森昭生
海上自衛隊は金曜日に必ずカレーライスを食べる
西郷隆盛の肖像画は本人ではない
イナバ物置のCMの座り位置は営業成績で決まる
「超ド級」の「ド」は戦艦ドレッドノート号の「ド」からきている
「流氷の天使」クリオネのエサの食べ方は恐い　→　バッカルコーン
何をしても死なない虫がいる　→　クマムシ
「巨人の星」の星飛雄馬はクリスマスパーティーで失敗したことがある　→　何がクリスマスじゃあい!
時報の声の主は中村啓子さんという人である
アメンボも溺れる
マクドナルドのキャラクター「ドナルド」の本当の名前は「ロナルド」　→　ロナルド・マクドナルド
テンガロンハットは「水が10ガロン入る」という意味で付けられた
山下清画伯は旅先ではなく家に帰ってから絵を描いていた
「北斗の拳」を描いた原哲夫はふかわりょうのいとこ
ガチャピンが子供を食べようとする歌がある　→　たべちゃうぞ
太宰治は「芥川賞をください」と必死に頼み込んだことがある
稲川淳二はグッドデザイン賞を受賞したことがある
任天堂は昔、愛を測る機械を発売していた　→　ラブテスター
「伯方の塩」はメキシコ産
「黒ひげ危機一髪」のもともとのルールは飛ばした人の勝ち
桃太郎は桃からではなく桃を食べて若返ったおじいさんとおばあさんの間に生まれた
西郷さんの名前は「隆盛」ではなく「隆永」
水戸黄門は思春期の頃かなりグレていた
峰不二子のスリーサイズはすべてゾロ目
横浜ベイスターズの古木克明選手は小学校の卒業文集に「絶対に行きたくない球団は大洋」と書いていた
「カモシカのような足」のカモシカの足は太い
チャールズ･チャップリンのマネージャーは日本人
水野晴郎がプロデュースした「世界のパトカー」というレコードがある
浦島太郎は玉手箱を開けておじいさんになったあと鶴になった
ちびまる子ちゃんの声優の「TARAKO」はタラコを食べてお腹を壊し入院した事がある
織田信長は豊臣秀吉を「猿」と呼んでいたが、「はげねずみ」とも呼んだことがある
アリジゴクは2年間ウンチをしない
15代将軍徳川慶喜は、大政奉還のあとカメラマンを志した
新撰組の土方歳三は「モテてモテて困る」という手紙を親戚に送ったことがある
ウルトラマンはカラータイマーをとられるとしぼむ
ミツバチは巣にスズメバチが侵入すると蒸し殺す
モーツァルトは「俺の尻を舐めろ」という曲を作ったことがある
力士は食べるものを全て「ちゃんこ」と呼ぶ
シンデレラは人を殺したことがある
「ひとりぼっち」の「ぼっち」の意味は「お坊さん」
三毛猫の99％はメス
ゴジラは空を飛べる
ペンギンの脚は長い
結婚式でよく使われる「婚礼の合唱」を作曲したワーグナーは3回不倫をした
ゴリラの学名は「ゴリラゴリラ」
福沢諭吉は夏になると全裸で暮らしていた
演奏するのに18時間かかる曲がある　→　ヴェクサシオン
4分33秒間全く演奏しない曲がある　→　4分33秒
演奏時間が1秒しかない曲がある　→　You Suffer
ティラミスの意味は「私を持ち上げて」
視力検査に使うマークの名前は「ランドルト環」
「水戸黄門」のアニメがある　→　ザ・チャンバラ（『まんが水戸黄門』のOPソング、番組のEDソングに採用された）
ケンタッキーフライドチキンは最初ガソリンスタンドだった
三遊亭小遊三はオリンピックの聖火ランナーだった
戦国時代に「愛」という字を掲げた兜をかぶった武将がいた　→　直江兼続
「できるかな」のノッポさんは「ひらけ！ポンキッキ」の台本を書いていた
「ドラゴンボール」の孫悟空の声優野沢雅子は姪の友達一人ひとりに電話で「オッス！オラ悟空」と言った事がある
「チャーゴグガゴグマンチャウグガゴグチャウバナガンガマウグ」という名前の湖がある
「走れメロス」は作者の太宰治が借金を返すために走り回ったことから生まれた
核戦争後の世界を舞台にしてファミコンを武器に戦うマンガがある　→　ファミコマンドー竜
イッカクの角は歯
一青窈の「もらい泣き」の再生速度を遅くすると平井堅が歌っているように聞こえる　→　ピッチ変更で●●似シリーズ
「役不足」は誉め言葉
「バッハ」という名前は日本語に訳すと「小川」さん
宇宙科学で実現可能とされてきたワープは1997年不可能という結論に至った
プロ野球で背中越しにボールを投げる投手がいた　→　小川健太郎
水野晴郎はお札を速く数える大会の岡山県代表だった
「ゴキブリ」は元々「ゴキカブリ」だったが本の印刷ミスから「ゴキブリ」となった
牛乳を温めたとき表面に膜ができることを「ラムスデン現象」という
アニメ「北斗の拳」のケンシロウが「あたたたた」と言う時最後は「終わった」と言っている　→　神谷明
ゲジゲジの正式名称は「ゲジ目ゲジ科ゲジ」
文字をずっと見ていて「こんな形だっけ」と感じる現象の名前は「ゲシュタルト崩壊」
竹下登元首相の孫は漫画家で総理大臣と女子高生のラブストーリーを描いていた　→　影木栄貴
「笑ゥせぇるすまん」の主人公「喪黒福造」のモデルは大橋巨泉
「包丁」の由来は「包丁」という料理人の名前
ことわざ「急がば回れ」で「回れ」と言われていたのは琵琶湖
筑紫哲也はエープリルフールに「宇宙人との交信に成功した」というウソのニュースを読んだことがある
ガーナサッカー協会会長（当時）の名前はニャホニャホタマクロー
「笑福亭鶴光」の正しい読み方は「しょうふくていつるこ」
モグラの学名は「モゲラ」
「白雪姫」はもともと王子のキスではなく王子の召し使いに背中を殴られ目覚めた
指名手配犯が自分で警察に捕まりに行っても「自首」にはならず罪も軽くならない　→　出頭
「こんとんじょのいこ」と言うとえなりかずきが「簡単じゃないか」と言っているっぽく聞こえる
「ゾウリムシ」の英語名は「スリッパ小動物」だが「スリッパ」を知らない京都大学の教授により「ゾウリ」と訳された
「あみだくじ」の語源は阿弥陀如来の「阿弥陀」
「てめれめせけぜです」と早口で言うと田村正和っぽくなる
「11：3=B」を縦にするとバカボンのパパっぽく見える
NHKの将棋番組で初歩的なミス「二歩」で負けたプロ棋士がいる
ルパン三世は元々長髪だったが描くのに手間がかかる為短髪になった
黒柳徹子は「徹子の部屋」で「美少女戦士セーラームーン」のコスプレをしたことがある
パソコンで「杏マナー」と連続で書くと文字全体が右下がりに見える錯覚が起こる
セシールのCMの最後で言っている言葉は「愛と信頼をお届けする」という意味のフランス語
「ショートケーキ」の「ショート」は「さっくりとした」という意味
アニメ「北斗の拳」の次回予告のナレーターは最終回に近づくにつれてどんどんテンションが上がっている　→　千葉繁
「TM NETWORK」の「TM」とは「タイムマシン」の略とされているが本当は「多摩（TAMA）」からきている
ドラえもんの声で有名な大山のぶ代はブロック崩しゲームアルカノイドがうまい　→　大山のぶ代はアルカノイドがうまい

ちなみに、番組で紹介されたトリビアの一部は時代が進むにつれて変化が生じている。
例えば「天然のウナギの卵は人類史上未だ発見されたことがない」というトリビアは、放送当時は確かに未発見の謎だったが、放送から5年後に日本の調査隊がその卵と稚魚の発見に成功している。また、「「ルパン三世」の子孫を描いた「ルパン八世」という作品がある」というルパンマニアには比較的有名なネタも、放送当時は永遠の封印作といった紹介がされたものの、こちらも2012年のルパン三世40周年記念DVD『ルパン三世 Master File』にパイロット版とダイジェスト版が収録され、陽の目を見るに至っている。

トリビアの泉の補足トリビア

『トリビアの泉』にはプロトタイプとなった番組が存在する

1996年、テレビ東京系で放送されていた『知ってドーするの！？』という番組である。
視聴者からの疑問をその場で電話帳から答えてくれそうな人を探して電話し、疑問を解決する番組だった。

しかし、当時裏番組には『夜もヒッパレ!!』（日本テレビ）、『ブロードキャスター』（TBSテレビ）、『ゴールデン洋画劇場』（フジテレビ）、『土曜ワイド劇場』（テレビ朝日）があり、この激戦区の中では歯が立たず、僅か半年で打ち切りになった。

このアイディアを同じ放送作家が改良して持ち込んだのが『トリビアの泉』である。

へぇボタンは『ためしてガッテン』のガッテン台のパクリ

作家・馬場康夫のYouTube チャンネル「ホイチョイ的映画生活〜この一本〜」に高橋克実が出演。トリビアの泉が放送される前、当時のディレクターが打ち合わせで「へぇボタン」を持ってきた時のことについて語った。

んで（ディレクターが）「こういうことを言った後に、このボタンを押すんです」つってそうすると、そのボタンがもうできてて、でこれ押すと、女の子の声で「へぇ、へぇ」やる気のな〜い「へぇ、へぇ、へぇ」っていう声がして…

ほんで、これはでもなんか…見たことあるなって思って…たらなんか、（ディレクターが）「はい、あのこうやって押すのは、NHKのあの『ためしてガッテン』のパクリです」て…「あ、パクリなの？」みたいな…

引用：【ショムニ】「バイトしながら出演」ドラマ『ショムニ』の舞台裏を回想 | “トリビア”きっかきで出演『拝啓、父上様』名脚本家・倉本聰との縁【高橋克実 × 馬場康夫】〈後編〉