ユウキ・タツヤとは、ガンダムビルドファイターズの登場人物である。
主人公達のよきライバルであり、公式チームからのスカウトが来るほどの実力者。
CV:佐藤拓也
ガンダムビルドファイターズにおける主人公、イオリ・セイと同じ聖鳳学園に通う高等部三年生。
中・高合同の生徒会の会長を務めており、そのつながりでコウサカ・チナからは「会長(ユウキ会長)」と呼ばれている。
家柄も良く、人当たりが柔和で生徒からの人気・信頼も厚い。なかなかのグッドルッキングのようで、女生徒曰く「趣味が偏ってなければ完璧」と称される。
そんな彼のライフワークはガンプラとバトルであり、同学園の模型部部長を務める。
その実力は世界大会に現役高校生ながら出場するほどで、通称「紅の彗星」
勝負へのこだわりも人一倍で、全力を発揮することを至上とする。
髪を搔き上げてバトルベースに向かう際は声色が強くなるなど秘めたる熱さが露になる。
その時のセリフ回しがかなり大袈裟で独特。視聴者からは「第二のグラハム・エーカー」だの「スクライドかよ」と言われるほど。(これは両方ともシリーズ構成を担う黒田洋介氏の代表作であることも含めてのネタである)
彼との戦いの際に流れるマリアッチ風BGMもあいまって彼のガンプラに賭ける情熱を体感できるシーンである。
第二回ガンプラバトル選手権準優勝者を父に持つイオリ・セイとそのパートナーレイジが、地区で腕利きのサザキ・ススムを破ったと知り、彼のガンプラとの対戦を望む。
一悶着ありつつもビルドストライクガンダムの戦いぶりを見ていてもたってもいられず乱入。レイジを一蹴するも、ビルドストライクの未完成さを理由に再戦の約束を交わす。 その時からイオリ・セイ、レイジの二人にとって超えるべきライバルとなる。
その後、第七回ガンプラバトル選手権大会では対戦相手に圧倒的な実力を見せるも、レベルの低さに不完全燃焼な(本人曰く「燃え上がらない」)心をひとりごちていた。
二代目のメイジン・カワグチと親交がある様子で、4話では病の一報を聞いて学校を休学、大会も辞退して駆けつけた。それで再戦を楽しみにしていた主人公二人を失意させるも、個人的に彼らと接触し、人の居ない学校で彼らと再戦。両者一歩も引かぬ激闘を演じた。
それに前後して、PPSE社(ガンプラバトルを主催する企業)にメイジン・カワグチ襲名のオファーが来ていた。
「やられメカなのに愛され、その後の展開で多くの派生機を作ってもらった」ことにロマンを感じて作られたガンプラ。
基本的なカラーリングは「シャア専用ザク(MS-06S)」と同じピンクカラーだが、ベース機は「高機動型ザク(MS-06R)」であり、腰回りに暗めのカラーが使われていないことで見分けられる。
デザインは機動戦士ガンダム00でティエレンなどのデザインを務めた寺岡賢司氏。
遠近万能な装備を施した重装備型で、武装も戦車模型の砲などのスケール違いのキットを流用して問題なくガンプラバトルできる凝った作り。満載した見た目とは裏腹に多数のブースターや操作技術で鈍重さを全く感じさせない驚愕すべき(amazing)戦いぶりを見せる。
武装は以下の通り。全て実弾系であり、ビーム優勢のガンダム界隈では粋な設計思想である。
電撃ホビーマガジンで連載されている作例付き小説『ガンダムビルドファイターズD(ドキュメント)』とその漫画化作品である『ガンダムビルドファイターズA(アメイジング)』がガンダムエースで連載されている。
彼の過去が舞台として描かれており、7歳の頃は父の跡継ぎとして勉強に励む毎日だったが、夏休みの避暑地で出会ったサツキ・トオルの誘いでガンプラにのめり込んでゆく。
その中では“戦いの熱さ”を覚える前の彼や、処女作のνガンダムにフィンファンネルを付け忘れたり、気を利かせて甘えてくる世話係の長身巨乳のメイドを軽くあしらううらやまけしからん生活等、アニメ本編とは違った彼の側面を見ることが出来る。
また彼が中学を卒業した後の、アニメでもその存在が語られた「ガンプラ塾」編も連載。
アランやジュリアンとの出会いも描かれるなど、より本編と密接にリンクしたエピソードが展開されている。
トオルの影響を受けた7歳の頃の彼が作った初めてのガンプラ。
Hi-νガンダムを意識した紺色ベースのカラーリングが特徴の機体。
前述の通りフィンファンネルは本体の作成に夢中になってしまい作り忘れ(突っ込まれた際の言い訳は「アナハイムでテスト中」)、またその後も彼自身がファンネルの操作に馴染めなかったこともあって、終始未搭載のままであった。
完成後も短期間の間に何度か手を加えられており、いくつかのバージョン違いが存在している。
完成当初は純粋な(フィンファンネルのない)νガンダムの色違い。
その後、彼なりに独学でスケールモデルの技術や文法を取り込み全身をくまなく改造、トオルから譲り受けた複合武器マーキュリーレヴを装備した、リアルタイプ仕様のνガンダムヴレイブ。
そしてトオルとの最後の戦いのためアンテナを新造し、マーキュリーレヴに大剣をプラスした中距離戦仕様のνガンダムヴレイブ+である。
特筆すべき点は1/144スケールながらフレームを内蔵している点で、その確かな作り込みも相まって、装甲をパージしての捨て身の一撃はイオリ・タケシの操るガンダムにも一矢報いたほどである。
ガンプラ塾入塾後はその方針により手元から離れることとなってしまったが、約7~8年の長きに渡る彼の愛機であった。
なお珍しいネーミングのため間違えられやすいが、「ブレイヴ」や「ブレイブ」ではなく「ヴレイブ」が正解。
スペルの方もしっかりと「VRABE」になっている。
由来はおそらく彼自身の名字であるユウキ(勇気)から。
ガンプラ塾入塾後に得た経験を活かして作り上げられたガンプラ。
νガンダムヴレイブの発展機(という設定)で、ベース機であるHi-νガンダムからほぼ全身に渡って手が加えられ見た目上もほぼ別物、より鋭角的かつヒロイックなシルエットを構成している。
翼のように横に開かれたフィンファンネルが大きな特徴。
デザインは電撃ホビーマガジンなどでモデラーも務めるNAOKI氏。
タツヤに怒りの念を抱くカイラとのバトルで初お披露目となったが、この時武装類は未完成であった。
大きなハンデを背負った戦いだったものの、ステージに隠された武器を「創意工夫」することでそれを補い、見事初陣を飾った。
その後ブースター付きの巨大なシールドやかつてのマーキュリーレヴのものを思わせる大剣、そしてフィンファンネルを完成させたフル装備状態を見せているが、まだ何らかの隠されたギミックが存在している模様。
本機を参考にアラン・アダムスが「Hi-νガンダムインフラックス」を作り上げたが、本来使ってもらうはずだったタツヤに渡る事は無く、最終的に別の人物によって黒く染まった姿でHi-νガンダムヴレイブと激闘を繰り広げた。
ガンプラ塾での「特別授業」で使用されたホビーハイザック。
完全非武装でクラス全員のガンプラを相手にする32VS1という無茶な状況ながらも、持ち前の操縦技術に加え敵の武器を奪ったり的確に弱点を突いていくなど、試合中断まで一歩も退かない戦いぶりを見せた。
なお、この際のバトルでの活躍がアランとの出会いの切っ掛けとなる。
外見上の差異は全く見受けられないが、同じく塾時代に使用していたギガンやヴァイエイト、アビスガンダムやハンブラビにも一様に「ヴレイブ」の名が付けられていたことから、過去に彼が作ったガンプラには決まって付けられるネーミングだったのかも知れない。
PPSEがユウキ・タツヤに襲名することを勧めていた要職であり、実在の人物とその通称から取られている。
ちなみに本編で登場するのは三代目。
元となった人物は 本名「川口克己」氏。分かり易く言えばガンプラの父である。
大学時代に3人チームで全パーツを自作(フルスクラッチ)で制作した『機動戦士ガンダム』のモデルを模型雑誌の月刊ホビージャパンに投稿し、その反響からバンダイにアニメキャラクターのプラモデルという商品展開を決意させた人間の一人。
その後、模型のカリスマとしての経歴を伏せながらバンダイに入社(当時、「バンダイはオタクは採用しない」という噂が流れていたため)。機動戦士ガンダムΖΖから模型部門に携わっていた。
このような経緯からか、この方をモデルとした作中の初代メイジンもその筋では神格化されている模様。
なお、川口名人本人が「自分≠初代メイジン・カワグチ」という旨の発言もしている(あくまでも単なるモデル)ため、混同は避けよう。
この作品においては襲名の勧誘の際にガンプラバトルの技術を判断材料にしていたところを見ると、その業務実態はハドソンの高橋名人を想像するのが正しいのかもしれない。
二代目はかなりの勝利至上主義者であったらしく、そのスパルタ振りや勝利主義すぎて面白みに欠ける点を二代目が講師を務めていたガンプラ塾の元塾生達いわく、「ビルダーとしては尊敬する」「反面教師」などと述べられていた。18話でのレナート兄弟が三代目に対して「お前はメイジンにふさわしくない!」と口にしたのは、彼らが二代目の思想に共感していたからとされる。
現在二代目は療養中である。
三代目はメイジンとしてのカリスマを死守するべくフェアな状況での戦いを信条とし、その上で勝利することを第一とする性格。その信念は固く、例えスポンサーであっても横槍に対して強く反発する。しかし勝利至上的なイメージを覆すべく自らに課したハードルは高く、必勝の二文字によって二代目を否定するプレッシャーは重く、それを果たそうとする意思もまた固い。この思想は「ガンプラは楽しむ物」をモットーとする初代メイジンのものと同じ部分が多い。
同じガンプラ塾の先輩であるジュリアン・マッケンジーを準決勝で退け、世界大会の決勝戦まで駒を進めるものの、レイジ排除を目論むマシタ会長に利用される事となる。
この際の三代目は何か色々中二病っぽくて凄い事になってるんですが、それは…
いろいろな特徴から果たしてその正体は一体誰であろうか。顔見知りから正体がバレていましたが。
三代目のメイジン・カワグチがPPSE社のテストベッドとして運用するガンプラ。
デザイナーは超速変形ジャイロゼッターや機動戦士ガンダムUCのメカニックデザインで知られる石垣純哉氏。
鈍鉄色のカラーリングと左右対称に配置されたスパイク、黄色く塗装されたハードポイントが大きな見た目の違い。
概ね元のケンプファーと同じ仕様だが、原作のようにジェネレータ出力の信頼性を考慮する必要がなくなったため、ビーム系射撃兵器も積極的に活用する。勿論、背部の『アメイジング・ウェポンバインダー』によって原作の重積載なフォルムはそのままである。
ちなみに背部のバインダーにはその名の通り武器が内蔵されており、内部レールに沿って火器が射出され、手に持って射撃する。また、バインダー自体もブースターを備え、推力パーツとしても活用可能。(また、プラモデルでは専用の持ち手により、大型のランチャーとしても運用可能というギミックが存在する。)
ライフルは銃身パーツで出力と連射性を変化することができる。11話ではショートタイプの二挺持ち射撃、12話ではスナイパーライフル状態で伏せ姿勢からの狙撃を披露。
以上のように、かなり射撃戦に寄った運用をする機体となっている。
PPSEのワークス・モデル(モータースポーツでいう自動車会社提供の車「ワークス・マシン」と同義か)であり、新型のポリキャップや耐水実験等のテストのために運用されているシーンが見られる。
ワークスモデルはユウキ・タツヤの相棒のアランによると自信を持って高性能と言い切れる代物であるらしい。
最大の見せ場は18話のレナート兄弟が駆るジムスナイパーK9戦。
狙撃合戦から、敵機発見からの市街戦、お互いの策を巡らす頭脳戦が展開される中、市街という動きにくい環境で敵のトラップと包囲網を避ける抜群の運動性能を発揮。
バインダー内には折りたたみ式の説明書読んだら素人でも撃てそうなミサイルランチャー、空冷フィンのついたケンプファーのトラウマガトリング砲が搭載されていたりなど、ギミックはさらに進化していた。しかしそれでも相手が地利を得ていたため多くを使い捨てる結果となる総力戦に突入し、大いに苦戦することに。
片腕や足を破損する満身創痍の中で、レナート兄弟の慢心と決死の誘導によって勝利を収めた。
20話でPPSEにより開発が続けられていたが急遽開発中止の後にメイジンとアランの元に届けられたガンプラ。
ベース機はプラモとしての人気の高いガンダムエクシア(エクシアリペアⅡ)
22話では2人の最終調整により完成率80%の状態で準決勝に挑んだ。
デザイナーは元になったガンダムエクシアの生みの親・海老川兼武氏。
GNソードとシールド以外はビームサーベルすら持たないプレーンなエクシア。だが、額のアンテナがVではなくMになるような造型になっている他、肩アーマーや膝アーマー、シールド部分の構造などオリジナルな造型が盛り込まれている。ザクアメイジングやケンプファーアメイジングとは対照的に近距離と格闘戦に特化した戦闘スタイル。
相手は次期メイジン候補の最有力であるジュリアン・マッケンジーであり、彼を超えるべく未完成のトランザムシステムを発動。紅蓮をまとったエクシアはまさに"紅の彗星"となって対戦相手の『ガンダムF91イマジン』を打ち破った。
その後、トランザムブースターを装着し完成となったがマシタ会長の介入によりエクシアダークマターに改造されることとなる。
世界大会決勝戦で披露となった、アメイジングエクシアの完成形。黒基調にワインレッドという機体カラーという禍々しいガンプラと厨ニ病全開の衣装を身に纏ったメイジンに、会場は物々しい雰囲気に包まれた。
GNソードの直剣状態を流用した「プロミネンス(紅炎)ブレイド」と「ブライニクル(氷柱)ブレイド」という二振りの大剣をメイン武装とする。ガンプラバトルにおいてはプロミネンスブレイドはまさしく炎をまとい、ブライニクルブレイドは鍔ぜりあったスタービルドストライクのビームサーベル二振りを凍結させて見せた。炎と氷が合わさり最強に見える
右腕にはGNソードのライフル形態に限定し、ビームサーベル発振機能を持ったダークマターライフルを射撃武器として備える。なお、このビームサーベルは戦国アストレイの刀同様ビームを切り裂く機能を持ち防御兵装としても機能する。
背後に搭載された巨大バックパックユニット「ダークマターブースター」を搭載。蝙蝠を髣髴とさせる翼や鋭利なスラスターユニットが特徴。GNドライブもそちらへ移設されている。さらに、ダークマターブースターで赤色の大きな翼は左右それぞれ取り外すことで「ダークマターブレイド」という大剣になる。ダークマターブースター単独での戦闘、及びトランザムも可能であり、ブースター時の頭部にはビームキャノンも装備されている。
実は、ダークマターライフル、プロミネンス&ブライニクルブレイド、ダークマターブレイド×2、腕部のGNバルカン兼ビームサーベル×2で本家エクシアと同じくセブンソードとなる。
デザイナーは同じくガンダムエクシアの生みの親・海老川兼武氏。
氏いわく、「ガンダムビルドファイターズだからこそできる“本家のエクシアでやっちゃいけない”デザイン」とのこと。
レグナントやガ系MSのような爪先のディテールやダークマターブースター等、どう見ても悪役な“世界の歪み”ぶりである。
24話ではスタービルドストライクを相手に暗く激しく、非情に徹したバトルを展開するとのこと。
その言葉に違わず、出撃直後に蹴りをかます、鍔迫り合い中に頭部を殴りメインカメラをつぶす、プロミネンス&ブライニクルブレイドで突き刺して動けなくした後に何度も殴りつけるなど血も涙もない圧倒的な戦いを見せ付けた。
しかし、スタービルドストライクの再起動後はダークマターブースターを拾われたブライニクルブレイドにより破壊され、ビームサーベルによる攻撃をGNドライヴの臨界状態も合わせて行うも、スタービルドストライクのWビルドナックルにより腹部を貫通され敗北した。撃破の瞬間には塗膜や追加パーツが剥がれたのか元のアメイジングエクシアの姿に戻った。
別名「パーフェクトガンダムIII」とも呼ばれるフルスクラッチモデル「レッドウォーリア」へ独自の改造を加えたガンプラ。
イオリ・タケシと彼が作った「パーフェクトガンダム」への尊敬の念を込めている事に由来する作品という事だが、
カラーリングや機体本来の特徴的な設定が持ち主の異名「紅の彗星」や「三代目」を見事に体現している。
これまでのメイジン作の機体同様複合武装による相手を選ばない戦闘スタイルは健在だが、装備を選択する事でレッドウォーリアの特色である高い運動性を損なわないセッティングに振り分けられており、加えてコントロールが極めて遊びが無く、ピーキーなため相手を圧倒する機動性と素早い攻撃態勢への移行を両立している。
外伝ビルドファイターズ「A-R」に登場するストライクフリーダムガンダムベースのガンプラ。
上記のアメイジングレッドウォーリアが元になった機体から外見の変化が殆ど無かったのに対して、こちらは全身に手が加えられておりシルエットはストライクフリーダムから大きく変化している。ドラグーンユニットが翼状に取り付けられていた元機体に対して、ブースターポットを兼ねた複合武装「ヴレイブドラグーン」になりライフル装着して出力を上げたり運動性の向上に繋げている。フレームは赤く光り輝き正に「紅の彗星」に相応しい
ビルドファイターズトライアイランド・ウォーズで登場した新型バトルシステム対応ガンプラであるスクランブルガンダムの試作品をメイジンが改修したガンプラ。名前の由来は2016年にガンダムゲーム30周年を迎えた始祖である「機動戦士Zガンダム ホットスクランブル」から。
2017年2月『機動戦士ガンダム EXTREME VS MAXI BOOST ON』に第12弾追加機体として参戦。また2月28日に『SDガンダムGジェネレーション ジェネシス』でもDLC配信されている。
スクランブルガンダムがベースのため変形機構を有しており、メイジン作のガンプラとしては唯一の可変機というのが特筆される。
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最終更新:2025/12/12(金) 00:00
最終更新:2025/12/11(木) 23:00
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