ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦 単語


ニコニコ動画でガイアセイバー ヒー…の動画を見に行く

ガイアセイバーヒーローサイダイノサクセン

1.4万文字の記事

ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦』とは、バンプレストから発売されたスーパーファミコンRPGである。

本記事は多くのネタバレを含みます。閲覧の際はご注意ください。

ニコニコ動画では「ガイアセイバー」でのタグ登録が多いため、検索等はこちらから。
「ガイアセイバー」でキーワード検索exit_nicovideo
「ガイアセイバー」でタグ検索exit_nicovideo

あらすじ

その闘いは、突如として始まった。

ジオン軍の仕掛けた電光石火の攻撃は、地球連邦軍をはじめとする地球全ての防衛力を力化した。時同じくして、ショッカーテロ作戦宇宙人侵略ジオンの出現、さらには津波地震竜巻、あらゆる災いが地球を襲った。ついには、ジオン軍によるコロニー落としが強行された。今の地球にこれを「阻止」する力は残されていなかった・・・・・

ヒーロー、彼らは決して闘っていなかったワケではない。あまりにも強大な敵の前に、ヒーローひとり一人の「力」は、あまりに力だったのだ・・・・

遠く離れたM-78地球ピンチは、ウルトラでもキャッチされた。宇宙トロール隊長ウルトラの父は、ゾフィーウルトラマンレオの3人の戦士を直ちに地球に送った。ヒーローを束ねる組織、『同盟』を作るために!

オープニングより

概要

本作は、当時バンプレストが展開していたSD表現のロボットアニメ特撮作品のキャラクター達が戦うクロスオーバー作品「コンパチヒーローシリーズ」の1作であり、ウルトラシリーズ仮面ライダーシリーズガンダムシリーズキャラクター達が一堂に会した作品である。本作以前に発売された同シリーズヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス』のシリアスドラマ路線をさらに推し進めた作品となっており、全8話のオムニバス形式でストーリーが進行する。

アマゾンスーパー1レオといった、原作シリーズ内でもあまりスポットの当たらないキャラをあえて軸にしており、ヒーローたちが『同盟』を組み、悪の組織と戦っていく。

※ちなみに前作とは開発元が異なっているため、前作やその他のコンパチシリーズとの繋がりはない。

登場キャラクター

ここではパーティとして扱えるキャラクター紹介し、その他は割愛する。初めから全てのキャラクターを操れるわけではなく、ストーリーの途中での加入や離脱をすることがある。

ガンダムシリーズ

モビルスーツ擬人化はされておらず、パイロットモビルスーツに搭乗する。狭い屋内ダンジョンにはモビルスーツが入らないためプチモビに搭乗して戦うことになり、その場合は通常より力値が減少する仕様になっている。このゲームの装備はSサイズ・Lサイズと種類があり、モビルスーツプチモビでは装備品が異なるため注意が必要。

アムロ・レイ
搭乗機:ガンダムF91ガンダムνガンダムガンダムキラー
ガンダムシリーズでは一番最初に仲間になる中心キャラであり、本作の主人公ポジション連邦軍士官としてジオン軍と戦っていたが、拠点としていたジャブローが陥落、日本科学特捜隊基地に墜落し生き延びる。その後ヒーロー同盟に参加し、リーダー格として活躍する、そのため最終的にはパーティから外せなくなる。
シーブック・アノー
搭乗機:νガンダムガンダムF91
第5話にてスーパー1と共に参加。終盤でガンダムνガンダムガンダムF91の3種類から機体の乗り換えが行える。倒れたウルトラキラーに対し「とどめをさしましょう」と言ったり、自軍を情報で謀ったシャアに対し「バカにしやがって!」と悪態をつくなど、およそ原作劇場版)の優等生さはなく好戦的なキャラとして描かれている。

ウルトラシリーズ

原作同様、戦闘において制限時間があるため5ターンえるとカラータイマーが点し、さらに10ターン戦闘不能になってしまう(カラータイマーリセットするアイテムが後に入手出来る)。ガンダムシリーズと異なり、室内ダンジョンでも体をミクロ化させた変身体で戦闘が可。3シリーズの中で一、回復系の技を使用することができる。

おおとりゲン / ウルトラマンレオ
ウルトラシリーズの中では一番最初に仲間になる中心キャラランバ・ラルらの攻撃によって窮地に陥っていたアムロウルトラマンと共に救出し、そのまま仲間になる。
ハヤタ・シン / ウルトラマン
レオと共にジャブローにて一時的にパーティに加入し、その後アムロ宇宙に向かった際に入れ替わりで再びパーティに加入する。オープニングイベントバトルでも操作出来るが本格的に仲間になるのは第3話から。シナリオがある程度進んだ状態での参戦なので、仲間になった時点でレベルが高い。
モロボシ・ダン / ウルトラセブン
原作からの設定で、レオ師匠でもある。第6話で加入した際、カプセル怪獣を召喚できる「ウインダムカプセル」「ミクラスカプセル」を与えられる。

仮面ライダーシリーズ

Sサイズ装備しか付けられないというデメリットはあるものの、屋内での弱体化戦闘の時間制限もなく、あらゆる環境下の戦闘にも対応できるため、3シリーズの中で最も扱いやすいキャラと思われる。

山本大介 / 仮面ライダーアマゾン
仮面ライダーシリーズでは一番最初に仲間になる中心キャラ広島ショッカーに襲われ、傷ついて倒れていたところをアムロレオに発見される。大切断やコンドラーでの攻撃など高い火力を持つ。敵の気配を察知しエンカウント率を下げる技「アマゾンコーション」は重宝する。原作とはキャラ若干違い、何があったのか後半ではやたらと饒舌になったり、人間に化けた侵略者に「これでTHE ENDだ!」と言い放ったりする。
南光太郎 / 仮面ライダーBLACK RX
第2話から加入。コンパチヒーローズではお染みのキャラであり、本作の優遇キャラの筆頭。ハードショットロボライダースパークカッターバイオライダー変身する演出がある。
沖一也 / 仮面ライダースーパー1
第5話にてシーブックと共に加入。惑星開発用の仮面ライダーで、歴代の仮面ライダーの中でもどちらかと言えばマイナーキャラではあるが、宇宙舞台となる本作では見事にマッチングしていると言える。巧みな拳法技で敵と戦う。

バンプレストオリジナル

マークハンター
本作のオリジナルキャラクターサーベルリボルバーライフルを携え、橙色の装甲に身を包んだ巨。高額な報酬と引き換えにどんな依頼も引き受ける賞金稼ぎで、ざっくり言うと守銭奴。非常に図々しく悪知恵の働く男であり、金の為なら悪の組織側にも付く。一時的に同盟に協力するがすぐに離脱、シナリオ後半で正式に仲間に加わる。
「オレの名はマークハンターあんたらとは違って金で動く薄汚ねぇハンターさ」

注意

上記の概要や登場キャラクターだけを読めば、こうしたジャンルに造詣が深い人にとってはのようなゲームと言える。ただしこのゲームの実態は、まるで素人RPGツクール適当製作したような中身であり、ゲームを購入した子ども達の期待を粉々に打ち砕くほどの恐ろしいクソゲーとして現在でも悪名高い。

以下は本作の問題点・批判点等が記述されており、更に多くのネタバレを含みます。
閲覧する場合は、それらをご了承の上お進みください。

問題点・批判点

キャラクター関連

敵キャラクター

先述のように本作はクロスオーバー作品であるので、原作とは異なる独自設定も多い。それは当然のことであり仕方のないことではあるのだが、それにしてもキャラクターの扱い方に違和感がある作品となっている。

味方キャラクター

本作のキャラの不遇さや原作レイプとして最も話題に上がるのが、仮面ライダー2号こと一文字隼人の扱いである。コミックボンボン増刊号に載っていた漫画で描かれ本編でも断片的に語られる本作の前日譚で彼はショッカー秘密基地マークハンターと共に壊滅させるのだが、ジャブナの基地において情報ヒーローに伝えるためマークハンターって捕われてしまい、洗脳改造を施され「ライダーキラー」として同盟の前に敵として立ちはだかる。

初代『仮面ライダー』においてダブル主人公の一をなし、『仮面ライダー2号』の主人公としても人気の高いキャラであるが、本作ではパーティー戻らない挙句、その後はにも触れられないまま行方不明になってしまう。よく死んだと勘違いされているが、それは某レビュー攻略サイトが勝手に解釈したものが広まっていったもの。実際はイベント戦の後敵が逃げる時や死ぬときにも使われるワープするかのような音のためどちらかというと逃げる時に使われることが多い)効果音とともに言でいなくなってしまいからも生死について触れられないまま出番が終わってしまったのである。いなくなる時の効果音が、敵が逃げる時にも死ぬときにも使われるのも死亡説の原因であろう。

アムロゾフィーストーリー中に洗脳されるものの事に助かるため、ライダー2号を何故このような扱いにしたのかスタッフの思いが分からない。しかも死亡説では彼が身を挺して助けたマークハンターに殺されたことになる。このライダーキラー戦はマークとの一騎打ちであり、自身を改造されてしまった2号ライダーを、マークが自分の手で倒すことによって借りを返す……とも取れる悲哀に満ちた場面である。(実際は何もしなくても数ターン戦闘が終わってしまうのだが)ライダー2号及びヒーロー達に向けてのマークのいい台詞などもあり、一応名シーンではある。しかし仮面ライダーシリーズファンからすれば憤りを覚える場面でもある。また、マーク自体もここまで「節操のない守銭奴」というかなり下衆なキャラクターとして描かれているため、それも相まってユーザーからは最も非難のが多い部分となった。

シナリオ関連

本作のシナリオは有り体に言えば破綻している。それどころか内情が何も語られないまま話が進んだりするため、破綻してるのかすら分からない時がある。また、世界観に合わない頓な発言をするキャラクターも多い。

戦闘関連

システム関連

先述したように、本作は「人類」と「地球」というカウンターの数値が設定されており、ストーリーが1話進む毎にカウンターの数値は必ず減少する。その中でさらにプレイヤー行動選択肢によって減少が抑えられ、最終的な数値でエンディングが変化する。マルチエンディングと言えば聞こえはいいものの、実際はゲームの一番最後に出てくるテロップが変わるのみで、ラスボス撃破後からテロップ表示までの演出はどのEDも一切変化がない

カウンターの初期値は人類が9475万、地球が95%となっている。人類は6502万以上、地球は77%以上で最高評価を得られベストエンディング(のテロップ)を拝めるのだが、スタッフが強制イベントによる減少か戦闘が起きるたびにカウンターが減る時期の計算を入れ忘れたのか、通常のプレイではどうやってもベストエンディングには到達できないようになっている。有志の解析により計算上ギリギリ最高評価を得ることはできるらしいのだが、途中でエンカウントする度にカウンターが減少する時期があったりするため、エンカウント地獄のこのゲームにおいてはチートTASでも使わない限り不可能に近い

  • 進行上次の的地の名前は教えてもらえるものの、それがどこにあるのかまでは教えてもらえない。このゲームにはマップというものが存在しないため、地上と違い印など何もない広大宇宙を当てずっぽうにひたすら探索することになる。ただし地上でも世界地理に詳しくなければ結局はひたすら歩き回るハメになる。
  • ストーリーが進行し人口が減少していくと人の部屋建物などがどんどん増えていくのだが、そもそもこのゲームは所謂ダミー部屋建物が妙に多い。一人として人が居ないビルや、人口1人の(その1人もスストーリーが進むといなくなる)、ストーリーに関係する人物が一切いないスミスさん不在の「スミスさんのなど、間で溢れかえっている。
  • マップも使い回しが酷く、どこも同じような部屋色が広がっている。ダンジョンも同様に使い回しばかりで造りが非常にチープであり、意味ありげな階層に一つとして意味のあるものがなかったりすることがザラにある。そもそも2階建て以上のダンジョンが数えるほどしかない。
  • ダンジョン虚なもう一つの理由として、このゲームには宝箱が存在しない。それにより探索や寄りメリットが薄く、ダンジョンでなくとも民家の本棚などの定番のオブジェクトも調べられない。寄りをすることで見られる意味深イベントや先述のアギラカプセルなどが手に入る隠しシナリオなども確かにあるのだが、それらが特異なだけで足を延ばしてもそれが駄足になる確率の方がかに高い。
  • アイテムは買うことはできても売ることはできない。購入の際も「はい」「いいえ」などの確認項が用意されてないので、一度でもアイテムクリックしてしまうと即購入となる。そして購入には当然お金が必要なのだが、このゲーム宝箱などが存在しないので敵を倒して落とす金を集めるしかない。また、装備品のパラメーターが表示されないので、装備して見べないとどういう性なのかさっぱり分からない
  • 戦闘終了時に「アイテムを手に入れた」と表示されることがあるのだが、この時に一体何のアイテムを手に入れたのかまでが表示されない。元々持っているアイテムの個数など覚えているわけもなく、新しいアイテムでもない限り何を手に入れたのかがさっぱり分からない。仮に所持アイテムを細かくメモしていたとしても、アイテムを手に入れた」と表示されるだけで何も手に入っていない現象が起こったりする
  • BGMループが短く単調で、同じダンジョン内でもマップを移動する度に最初から流れ出す。戦闘BGMも盛り上がりに欠け、終盤まで雑魚戦もボス戦BGMは一緒であり、終盤に初めて流れる曲を含めると2種類しかない

その他

余談

本作の評判は当時から散々なものであり、発売当時にKOTYが存在していれば大賞になってもおかしくはない作品であったと言える。ただしこのような作品でも黒歴史として闇に葬られているわけではなく、スタッフ側には一定の思い入れがあるらしい。スーパーロボット大戦シリーズプロデューサーある寺信氏は、『スーパーヒーロー作戦』を練り上げる上で原となった作品が本作であることを攻略本インタビュー等で述べている。そのため、『スーパーヒーロー作戦』の自軍部隊名前は「ガイアセイバーズ」となっている。

また、2010年2月25日に発売された『無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ』では、今作のオリジナルキャラであるマークハンター事前告知なしの参戦を果たすというサプライズもあった。その他、『スーパーロボット大戦α』の年表ではかつてガイアセイバーズが存在していたという記述があったり、『第2次スーパーロボット大戦OG』では(敵組織ではあるが)ガイアセイバーズ自体が登場している。

コンパチヒーローシリーズポータルexit』(コンパチヒーローシリーズ歴史が年表で描かれている)

漫画版

コミックボンボン』にて1993年12月号から1994年2月号まで掲載されていた。作者はときた一。単行本化はされていないため、現在では読むことが非常に困難な作品である。内容はカミーユシロッコとの戦いとその結果カミーユ精神崩壊する様子や、マークハンター仮面ライダー2号アジトに潜入する場面など、断片的に語られていたゲーム本編以前の話が描かれている。その他、ゲームに直接登場しないウルトラマンタロウ仮面ライダーV3ジュドー・アーシタなどが登場し、戦う描写も見られる。

関連動画

関連項目

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/12/06(土) 02:00

ほめられた記事

最終更新:2025/12/06(土) 02:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP