涼宮ハルヒちゃんの憂鬱とは、主に月刊少年エースにおいて連載されていたギャグマンガである。過去にはエースアサルト(少年エースの増刊誌)、ザ・スニーカー、4コマnanoエースにおいても連載されていた。月刊少年エース2007年9月号から2018年12月発売の月刊少年エース2019年2月号まで連載された。コミックスは全12巻。
作品クレジットは、原作:谷川流(涼宮ハルヒの憂鬱) 漫画:ぷよ キャラクター原案:いとうのいぢ
概要
涼宮ハルヒの憂鬱(涼宮ハルヒシリーズ)が原作となっている公式のスピンオフギャグマンガ。
登場キャラクターがギャグマンガテイストにデフォルメされており、個々の設定が原作と大きく違うキャラが多い。
- 原作で言及されたストーリーをギャグ仕立てで再構成・または膨らませたもの (例:涼宮ハルヒちゃんの消失、笹の葉ラプソディ、エンドレスエイト)
- 原作で描写された話の後日談 (例:コンピ研とのドッジボール、ミステリックサイン2)
- オリジナルキャラ「キミドリさん」、朝倉涼子をミニ化した「あちゃくらさん」、そして「長門有希」を交えた長門家の話
- まったくのオリジナルストーリー
原作・アニメともに発表されている新作に関する情報に進展がなく、ファンの鬱憤が溜まっていたところに発売されたため、1巻初版は即日完売が相次いだ。
2009年2月、『にょろーん☆ちゅるやさん』とともにアニメ化された。
また、スピンオフ作品として『長門有希ちゃんの消失』が2009年7月より「ヤングエース」誌にて連載を開始した。涼宮ハルヒちゃんの憂鬱のスピンオフ作品ではあるが実質原作の『涼宮ハルヒの消失』リビルドである。作風はシリアス。
(→Youtube 角川アニメチャンネルでの予告CM)
さらに2012年には4コマnanoエースの連載が終了したがその代替として、アルティマエースにおいて涼宮ハルヒちゃんの憂鬱のスピンオフ作品として『古泉一樹くんの陰謀』の連載が開始され、涼宮ハルヒちゃんの憂鬱第9巻に収録された。こちらはハルヒちゃんと世界観が同じではあるが登場人物は、古泉一樹、森さん、新川さんのみである。
連載が長期化しアニメに沿ったネタが尽きたのか、近年では「原作を読まずにこの漫画を読んでる奴がどこにいる」(by藤原 8巻)ということで、第7巻の生徒会長解禁で憤慨・分裂序盤のネタが解禁され、第8巻の佐々木団解禁(佐々木、九曜、橘、藤原)により分裂・驚愕ネタが解禁され、第9巻では渡橋泰水も解禁されている。
ミニコーナー
ハルヒちゃんの枠内で、SOS団以外のショート漫画が設定されることがある。現在は3編のみ。
アニメ
下表の日程で、2009年にYouTube内の角川アニメチャンネルにて配信された。アニメーション制作は京都アニメーション、監督は武本康弘、キャラクターデザインは西屋太志であり製作はえすおーえす団。当初は不定期に配信されていたが、第5話以降は毎週金曜日に2話ずつ公開された。動画の長さは毎回バラバラである。
なお、DVD版については「ちゅるやさん」同梱で、2009年5月29日に『最初』、2009年6月26日に『次』、2009年7月31日に『最後』が発売となっている。各巻初回生産特典は、1巻はサントラCD&解説ペーパー、2巻は特製BOX、3巻は実写番組DVD「鬼口はいかがでしょう」。各巻には本編切り出しのポストカードが1枚入っている。(各巻5種類、つまり15種類ある)またランダムで入っているシークレットポストカードもあるので、数はさらに膨れ上がるなお、2010年8月にはBlu-ray BOXが発売された。2016年12月18日に発売された『涼宮ハルヒの憂鬱Super Blu-ray BOX 涼宮ハルヒの大成』にも収録されている。
配信日 | 配信終了日 | その他 | |
---|---|---|---|
第1話 | 2月13日 | 2月14日 | 出来上がりませんでした。Nice boat. 後に第0話と呼称されている。 |
OP | 2月14日16時頃 | 5月22日 | |
第1話 | 2月14日16時頃 | 2月20日 | バレンタインチョコ相当ですね、わかります。 |
第2話 | 2月17日22時頃 | 2月27日 | |
第3話 | 2月20日 | 2月27日 | |
第4話 | 2月22日 | 3月6日 | |
第5話 | 2月27日 | 3月13日 | |
第6話 | 2月27日 | 3月13日 | 挿入歌「Paradise Lost」(歌:長門有希(茅原実里)) |
第7話 | 3月6日 | 3月20日 | |
第8話 | 3月6日 | 3月20日 | |
第9話 | 3月13日 | 3月27日 | |
第10話 | 3月13日 | 3月27日 | |
第11話 | 3月20日 | 4月4日 | |
第12話 | 3月20日 | 4月4日 | |
第13話 | 3月27日 | 4月11日 | |
第14話 | 3月27日 | 4月11日 | |
第15話 | 4月3日 | 4月18日 | |
第16話 | 4月3日 | 4月18日 | |
第17話 | 4月10日 | 4月25日 | |
第18話 | 4月10日 | 4月25日 | |
第19話 | 4月17日 | 5月2日 | |
第20話 | 4月17日 | 5月2日 | |
第21話 | 4月24日 | 5月9日 | |
第22話 | 4月24日 | 5月9日 | |
第23話 | 5月1日 | 5月15日 | 唯一の3巻収録エピソード(配信当時単行本未発売) |
第24話 | 5月1日 | 5月15日 | |
第25話 | 5月8日 | 5月22日 | |
ED | 5月15日 | 5月22日 | ついにエンディング配信 てかエンディングだけですか |
登場人物
- 涼宮ハルヒちゃん(CV:平野綾)
- 神聖にして不可侵たるSOS団々長様。
- アニメ等における電波な部分は適度に抑えられ、ワガママによるトラブルメーカー的な存在になっている。またいわゆる『萌え』の部分が強化されている。原作小説でも言及されている成績優秀だという設定はほぼ無視に近く、俗に言う「アホの子」である。閉鎖空間に入ることがたびたびあり、超能力戦隊のレッドの大ファンで、ガイドブックまで持ち歩いている。但し、レッドが古泉であることには気づいていない。
- どちらも同じ声優なので当然といえば当然なのだが、アニメ版「らき☆すた」の「泉こなた」を連想させるような喋り口調および表情をすることが、回を重ねるごとに多くなってきている。ゆえに「涼宮こなた」、「泉ハルヒ」というタグが併用されていることもある。
- キョン/魅惑のジェネラル パーソン虚雲(CV:杉田智和)
- 一応本作の主人公。当記事でもそうだが、主人公なのに「一応」という枕詞が付く不遇の人。
- 原作と同じく物語の中心になっていることが多い。ボケばかりのSOS団の中で貴重なツッコミ。ツッコミのスキルについては古泉に世界を救うための特殊能力だと評されたが本人は全力でこれを否定している。
- たまにハルヒちゃんに同調して一緒に遊んでしまうこともあるが、そのときにはボケしか居なくなるため暴走が止まらなくなる。古泉と一緒に何かしても、ハルヒちゃんはキョンしか叱らない。
- アニメ版に関しては中の人がマニアックなネタのアドリブを多用する。(→フリーダム杉田)
- 基本的にいじられてツッコむ人であることには変わりないが、本気で怒らせると怖い人だとハルヒちゃんには認識されている模様。「MK5」と表現するが、「マジで恋する5秒前」ではなく、「マジでキレる5秒前」の事である。
- キョン・バーストモード 記念すべきアニメ第1話の「初夢」の夢の中で披露した特殊形態。まるで神人のような姿に変身して、全力でどうでもいい事をツッコんだ。現実世界や閉鎖空間でこの形態をとる事が出来るかは不明。
- 長門有希(CV:茅原実里)
- 「対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース(TFEI端末)」の一体。
- 読書好きという設定がゲーム好きになっている。18禁に相当するエロゲーをしている場面が多い。コスプレや特撮も好きなオタク。あちゃくらさんを飼って(?)いる。
- キョンから貰ったウサギの頭の形をしたヘッドホンがトレードマーク。ヘッドホンを着けるようになった切っ掛けはエロゲーの嬌声の音漏れのため。マンガ版は有線だが、アニメ版はUSB無線デバイス。おそらくはBluetoothヘッドセットだと思われる。
- ハルヒちゃんいわく、「未来を感じる」ほどの早食い・大食いでもある。
- また、表情も豊かである(但しアニメ版は若干表情変化が控えめ)。
- マンガ版では、結構私服のバリエーションが多い。
- アニメ版では、対朝倉涼子戦で谷口のアドリブギャグである「WAWAWA」を使用したり、カラオケネタで「Paradise Lost」を歌っている。なお、長門有希版Paradise Lostは通称Paradise長門と言う。
- アニメ化されていない「涼宮ハルヒちゃんの消失」では、隠れゲーマーというどうでもいいことが判明している。
- ハルヒちゃんが「朝比奈ミクルの冒険 Episode00」用に書き下ろした適当設定の全てをこなせるらしい。この内、「岩石落とし」を「ミステリックサイン2」のクマの縫いぐるみのお化けに使用している。
- 朝比奈みくる(CV:ゴトゥーザ様 後藤邑子)
- 未来人。「タイムプレーンデストロイデバイス(TPDD)」を持つ以外は普通の人間程度の能力しかない、というのが原作における設定だが、この作品では天然成分がパワーアップしている。
- ハルヒちゃん用に「機関」が置いていったテレビの偽物の通販番組にハマるなど、騙されやすい人(天然のサクラと表記される事も…)。
- 1巻裏表紙とキョンの夢では羊に変身する事もあった。羊に変身したのをハルヒちゃんに見つかって、あわや「ラム肉」として食べられそうになった。
- 大人のみくると一緒に出てくる場合、(小)(大)で区別される。
- 基本的にいじられキャラであり、キョンが突っ込むことで助け出されているといってよい。ハルヒちゃんとキョンがボケ倒し始めると、基本誰からも助けてもらえない。
- 「みくるスリーパーホールド」なる技を用いて相手を落とすと一緒にタイムスリップ出来るという設定が語られたことがあるが真偽は不明、というか本人は思いっきり否定していた。
- 今は長門が保管する「朝比奈ミクルの冒険 Episode00」で使用したカラーコンタクトレンズを装着し、長門考案の発射モーション(恥ずかしい動作)を行うと「イ゛エ゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ビーム ミクルビーム」が撃てる。ちなみに、ハルヒちゃんによる適当設定資料集に拠ると「ビーム」以外に「ロケットパンチ」、「ミクルミサイル(おっぱいミサイル)」、「ミクルタイフーン(風力兵器?)」等の武装があるらしい。
- 可愛い物好きで渡橋がSOS団に定着して以後は渡橋を溺愛しているほか、ジャスミンを徹底的に可愛がるあまりにキョンを用いるなどしてハルヒをジャスミンにしようと暴挙にでたこともある。
- 朝比奈さん(大)は、自身の登場時のインパクトのためなら過去の自分であるみくるちゃんを生死の境を彷徨わすことも厭わない人である。
- 古泉一樹/紅のスーパーボール射月/レッドバルーン古泉(CV:小野大輔)
- 意外に常識人キャラになっている。「機関」の力をバックにいろいろ画策する。基本的にボケだが突っ込むこともある。ツッコミを入れるときは説明口調で回りくどい。
- 最近ワイシャツのボタンが全部飛んだり、水しぶきに濡れたりして無駄にセクシーポーズをすることが多い。キモカッコイイ面が強調されているのもギャグゆえか。
- 閉鎖空間では「機関」の他のメンバーと共にスーパー戦隊風の超能力戦隊を結成していて、本人はレッドであるが、力を発揮すると全員赤く光るため特に意味は無い。
- あちゃくらさん(朝倉涼子)(CV:桑谷夏子)
- 長門や喜緑さんと同じく「TFEI端末」の一体。登場4コマ目にして長門の頭突きで倒される。
- なおこの際、アニメ版では頭突きの直後に消えたらしいが、マンガ版では消滅までに2時間粘った事が語られている。
- その時語っていた四天王の残りの存在や、その上位にいるもっと強い急進派が実在するのかは不明。
- 念のために取っておいたバックアップにより復活するが、体のサイズがネコ並になってしまい、その後眠っているところを長門に捕獲される。
- ことあるごとに長門とケンカをするが、最後には2人で大盛り上がりになるのが通例。力を使うことはできるが、使った分さらに小さくなってしまう。(ねんどろいど ぷち相当らしい)
- 長門とキミドリさんにいじられることが多い。
- ネコが天敵であり、一人で外出できないため、家事のスキルが高くなっている。家事をこなしている際には完全に主婦と化し、長門が仕掛けた罠に引っかからない。
- 「涼宮ハルヒちゃんの消失」では、長門の世話を焼きに来る同級生として登場。劇中で「通い妻」とか呼ばれている。
- エースアサルト2009Springに掲載された話によると、甘酒程度で(長門も)酩酊し、その影響で二日酔いの期間だけ元の大きさに戻った。アルコールが抜けたらまた小さくなってしまった。
- 竹製のアーミーナイフを所持すると、キョンを殺害しようとした当時のような性格に戻る事が出来る。これを通称「あのころの朝倉さん」と呼称する。この言い回しの元ネタはおそらく『ケロロ軍曹』。
「にょろーん☆ちゅるやさん」に出てくる小さい朝倉は「あしゃくらさん」であり、別キャラ扱いである。
声優が声優だったこともありこの辺のキャラと誤解されやすい - 鶴屋さん(CV:松岡由貴)
- みくるちゃんの親友にしてSOS団準団員。原作では、登場回数は比較的多いけれどもゲストキャラの一人でしかなかったが、この作品ではほぼレギュラーキャラであり、6人目の正式団員といってしまっても良い。ハルヒちゃんとウマが合うので、暴走に拍車がかかる。
- お金持ちと言う設定が強調され、ことあるごとにハルヒ達と一緒に行動する。鶴屋流古武術と言う格闘技を極めており、未知の生物にも一切怯まずに戦う。気を練ることで大気まで操れる事から、その能力は森さんに匹敵する。なお、森さんに比べると若干弱いらしいが、鶴屋山という自宅私有地の山に生息するツキノワグマよりも強い。
- それ以外にも「鶴屋流~」と付く各種技能を極めているスーパーな人。
実家で経営しているのは丸鶴デパートなど多数の企業。ほかに複数の公園、山林、神社などを保有する。 - 「機関」のパトロンでもあるらしいが、新川さん、森さんが「機関」の人間であるということは知らない。
- キミドリさん(CV:白石稔)
- ひょんなことから出来た、風船の犬。長門の力により動くことや喋ることもできる。ハルヒちゃんオリジナルキャラ。よく長門と一緒にあちゃくらさんをイジることが多い。
- 喜緑さんとは同音であるが、喜緑さんはちゃんと存在しているため、ハシラなどでは体色にちなんで自称しているだけだとされる。風船であるため、食事などは摂らないらしい。
- 自力で体内の気体を水素またはヘリウムに変更できるらしく、空中浮揚することも出来る。ある程度の重量が有るものも一緒に持ち上げられる。
- あちゃくらさん等のせいで空気が抜けてしぼんでしまったり、破裂してしまうこともある。破裂してもすぐに元通りに復帰する。
- 新川さん(CV:大塚明夫)
- 古泉の所属する組織「機関」の構成員。黒塗りのタクシー車両に乗って登場する。森さんほどの身体能力はなさそうだが、超絶的なドライビングテクニックの持ち主。車体が独楽のように回転していても運転できる。超能力戦隊ショーにおけるお助けキャラ「ヒゲ仮面」の中の人。
- 第18話でついに声付きで登場。原作準拠のアニメ版では、明るめの声質であったが、この作品では「メタルギア」シリーズのスネークに近い声も併用する。頭身が縮まない人である。
- 鶴屋神社でお祭りの手伝いもしているが、男性であるにもかかわらずなぜか巫女さんの格好で登場している。
- 新川さんとタクシー運転手の関係については原作小説『涼宮ハルヒの陰謀』にて同一人物と示唆されている。
- 森園生(CV:大前茜)
- 通称「森さん」。「機関」の構成員でグラップラー。ほとんどの出番でメイドの格好をしている。喋り口調も敬語が基本である。
- 鶴屋さんのライバル。みくるちゃんのメイドとしての師匠。超能力戦隊ショーでは怪人の着ぐるみを着用していた。少年エース2009年5月号で、古泉により羞恥プレイの標的にされ、6巻では他の4人からも完全におもちゃにされた。
なお、原作での「機関」の超能力者は閉鎖空間の中とその類似の空間でだけ能力を発揮できるとされるが、この作品ではいつも超人である(例:パラシュート無しでヘリからダイブしても無傷、気を練って大気を震わせて塵を集められる)。これに関連して「怪物の中身は怪物でした」というタグが存在する。 - 作者ぷよが一番好きなキャラであると公言してはばからない。
- 無限ライオン(CV:松岡由貴)
- 通称「むーちゃん」。ハルヒちゃんがグラウンドに描いた絵によって召喚された地球外生命体。ハルヒちゃんオリジナルキャラ。今はみくるちゃんのペット。
- 見た目はミスタードーナツの「ポン・デ・ライオン」そっくりである。マフラーに変身できる。
初登場時には、体高30メートルはあろうかという巨体であった。直後に長門により急須に宿る妖精として、現在の大きさで再召喚された。 - みくるちゃんが急須の中から呼び出しているのをハルヒちゃんに見られ騒ぎになりかけたが、長門に「これは手品」と言いくるめられて事なきを得ている。
- キャットフードを食べ、猫じゃらしで遊ぶ姿もある。
アニメでは何の説明も無く最初からいることにされている。 - 谷口(CV:白石稔)
- キョンの友人でダメな方。みくるちゃんの怪しい写真データなどを餌にハルヒにこき使われている。キョンよりひどい目に遭うことが多い。下記に例示したように、主に情報改変による変身を伴う。
鬼口 節分でやる羽目になってしまった赤鬼。赤鬼らしく、他の登場人物より少し体格がよく描かれた。文芸部部室に豆桝と恵方巻きを供えられて放置された。マンガ版では、鶴屋神社の鬼退治のアトラクションでも登場し、この時はキョンと国木田には「見て見ぬ振りをする友情」で置き去りにされ、改変による変身後にお約束の暴走モードに突入した挙句、鶴屋さんと森園生という格闘乙女2人の同時正拳突きによりさながら花火の如く打ち上げられ倒される。その後二回目の節分でも登場している。DVD版のCMで白石稔が実写でこの姿になった。
サンタ クリスマスの夜、コンピ研に河童のミイラを戻そうと変装した谷口。しかしハルヒちゃんに遭遇するとハルヒちゃんの力で筋肉ムキムキ(というより暴走した某人型決戦兵器)に改変され、追っかけられたあげく、鶴屋流古武術と長門の力でぼこぼこにされてしまい、気づけば屋外で裸となってしまった。この最後の状況は、CD「いままでのあらすじ」のCMで白石稔が実写で再現した。 - 怪奇狼男 アニメ未登場の「月見」の回で登場。谷口が満月を見て変身した姿。狼には全く見えず、只の異常に毛深いだけの人。アホ毛のおかげで辛うじて谷口だとわかる。
- 国木田(CV:松元恵)
- キョンの友人でまともだけど影の薄い方。ツガノ版より確実にイケメン。この作品で一番の常識人。
- 谷口に対して辛辣で、無遠慮。本当に友達か勘ぐりたくなるくらいで、それ以外は基本的に原作通りだった。が、5巻で長門によってセーラー服姿(北高女子制服)にされてしまい、更に6巻冒頭の水着回ではスク水姿で登場し、同巻からはハルヒ&キョンの会話に参加、キョンと共に森さんと戦う(3分でキョン共々敗北)等、すっかりハルヒちゃんワールドに染まってしまった。なお、アニメ版では7話にのみ登場し、台詞は「がんばれ~」の一言のみ。同話のマンガ版では他の台詞もあったはずだが、なぜか全てキョンに取られている。
- キョンの妹(CV:あおきさやか)
- なぜか戦闘能力が高い。原作ではみくるに懐いている描写が多いが、この作品ではハルヒちゃんとウマが合うみたいである。楽しいことに目が無く、楽しいことのためには我が身すら犠牲にする。
- 5巻ではあちゃくらさん&キミドリさんを猫から助け、以降はふたりの師匠となる(やってることはただのかくれんぼや鬼ごっこ等だが)。ちなみにあちゃくらさん達は彼女の兄がキョンであることを知らない。
- シャミセン(CV:緒方賢一)
- 元野良猫の珍しいオスの三毛猫。元々は「朝比奈ミクルの冒険 Episode00」で長門の使い魔になった猫。今はキョン宅の飼い猫。退屈をもてあましたキョンの妹に虐待を受けることもある。ダンディな語り口調だが、通常の吹き出しでは表記されないため、心の声かもしれない。
- アニメでは台詞が無いが、「にょろーん☆ちゅるやさん」での声優の変更は無かったことから、もしも2期製作・配信があれば緒方氏の登場が望まれる。
- コンピ研部長(CV:こぶしのぶゆき)
- コンピ研部員A
- コンピ研部員B
- コンピ研部員C
- コンピ研部員D
- SOS団が占拠する文芸部の隣人。原作の「射手座の日」の一件でSOS団の下僕扱いとされている。リベンジとして自作のドッジボールゲームでの対戦を申し入れるが、マンガ版では結局ゲームのほとんどを長門が制作したことがハルヒちゃんの不興を買い、また、アニメ版では「ゲームなんざまどろっこしい!」の一言で実際にグラウンドでドッジボールをする羽目となる。
- マンガ版では特別な環境改変が起きたわけではないが、3時間に渡りSOS団とのプレイを戦いきって敗北すると同時に友情らしきものが芽生えた。
- アニメ版では、ハルヒちゃんの力が発動して、身体能力の100%を使ってしまい、真っ白な灰になった。
- 部室をSOS団で要らなくなった物(ハロウィン人形や河童のミイラ)の置き場所として使われている。
- 前述の「射手座の日」の一件の際、長門がコンピ研に出入りする事についての了解を取り付けているが、長門を御輿に載せて本当に「長門降臨祭」を行っている。
- 喜緑江美里(CV:白鳥由里)
- コンピ研部長の彼女と言う設定で登場した女子生徒。6巻で遂に国木田が壊れてしまったため、現状唯一の常識人である。
- 長門やあちゃくらさん同様「TFEI端末」の一体。アニメでは最終話の第25話の長門作のギャルゲーに姿だけ登場。
- この作品では「ミステリックサイン2」でコンピ研部長が性懲りも無く位相空間に落ちた際に姿だけで登場したのが最初。
- 鶴屋さんがハルヒちゃんに提供した無人島バカンスの回で初めて台詞がつき、その際は長門と一緒に行動していた。可愛い。
- 神人(CV:?)
- 閉鎖空間に出現する人型。原作では喋ったりはしないのだが、なぜかこの作品では喋る。それこそ往年のスーパー戦隊物の怪人のような台詞を吐き、正中線から真っ二つにされても増殖したりする。
- アンサイクロペディアの当項目に拠れば、声優は杉田智和ではないかと推測されていた。これは多分アニメ版の「キョン・バーストモード」からの類推であろう。結局リアル超能力戦隊の回がアニメ化されなかったため、アニメへの出演は無し。
- 生徒会長(CV:?)
- 北高校の生徒会長。初登場は第7巻。喜緑江美里や周防九曜との絡みにおいても物事に動じない風貌を見せる。ちなみにミニコーナーが設定されるなど優遇されている。
- 佐々木(CV:?)
- キョンの親友。初登場は第7巻のウソ予告。橘京子や藤原、周防九曜と一緒に登場するシーンが多い。
- 橘京子(CV:?)
- 初登場は第7巻のウソ予告で本登場は8巻から。古泉と敵対する組織の人間だが、早くも森さんなどの硬軟織り交ぜた交流によって懐柔されて古泉たちの暗躍会議に参加するまでになっている。
- 藤原(CV:?)
- 初登場は第7巻で本登場は8巻から。初登場時には原作通りの反応を見せるが、キョンの強硬な態度により、立場が逆転する。朝比奈みくる(大)を満た時には原作通りの反応をし、朝比奈みくる(大)を素に戻してしまっているほどギャグブレイカー。
- 周防九曜(CV:?)
- 初登場は第7巻で本登場は8巻から。涼宮ハルヒちゃんの憂鬱では天然キャラとなっており、喜緑江美里と一緒にいる事が多く、『くにょんさん』というデフォルメキャラクターになる傾向も増えてきている。
- 渡橋泰水(CV:?)
- 初登場は第8巻のウソ予告で本登場は9巻より。髪につけてるニコニコマークは回転したりする。
原作者の反応
この作品に対する原作者の反応は以下のとおり。
ハルヒちゃんのハルヒっぷりがハルヒよりもハルヒっぽくて素晴らしい。
小説もこういう感じにすればよかった(半ば本気の口調で)。 - 谷川流(単行本1巻の最終ページ)
ハルヒちゃん2巻発売おめでとうございます!!
ながととあちゃくらさんがなごみます。
あと森さんカコイイ! - いとうのいぢ
(単行本2巻の最終ページ)
ちなみに3巻はツガノガク、4巻は武本康弘のコメントであった(5巻以降は代わりにおまけ漫画が登場)。
ギャラリー
関連動画
第1話公開直後に例によってニコニコ動画内に転載されたが、すぐに権利者削除された。現在は主に「サウンドコミック」系、および動画の一部改変によるMAD、静止画を利用した「海外の反応」がある。
関連静画
関連項目
涼宮ハルヒシリーズ | ||
原作 | 憂鬱 | 溜息 | 退屈 | 消失 | 暴走 | 動揺 | 陰謀 | 憤慨 | 分裂 | 驚愕 | |
漫画 | 涼宮ハルヒの憂鬱 | 涼宮ハルヒちゃん | ちゅるやさん | 長門有希ちゃん| 古泉一樹くん | |
アニメ | 憂鬱 | 涼宮ハルヒちゃん | ちゅるやさん | |
映画 | 涼宮ハルヒの消失 | |
ラジオ | 涼宮ハルヒの憂鬱 SOS団ラジオ支部 | |
ゲーム | 約束(PSP) | 戸惑(PS2) | 激動(Wii) | 直列(DS) | 並列(Wii)| 涼宮ハルヒちゃんの麻雀(PSP)| 追想(PS3/PSP) |
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登場人物 | SOS団 | 涼宮ハルヒ - キョン - 長門有希 - 朝比奈みくる - 古泉一樹 |
その他 | キョンの妹 - 朝倉涼子 - 鶴屋さん - 喜緑江美里 コンピュータ研の部長 - 谷口 - 国木田 - 佐々木 - 阪中佳実 ENOZ - 森園生 - 橘京子 - 周防九曜 - 藤原 - 渡橋泰水 |
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楽曲 | 楽曲一覧 | |
関連商品 | 書籍 | コミック | DVD | CD | ゲーム | その他 | 海外版 | |
関連項目 | 関連項目一覧 | |
関連人物 | 谷川流 - いとうのいぢ - ツガノガク - ぷよ - えれっと - 石原立也 - 武本康弘 |
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