『ファンタジスタドール』とは、アンバーフィルムワークス及びフッズエンタテインメント製作のオリジナルアニメーションである。
2013年7月から10月まで、毎日放送・TOKYO MX・BS11・AT-X・ニコニコ生放送で放送されていた。アニメを中心として展開するメディアミックス作品であり、関連企画として小説、コミック、ゲームなども作られた。
概要
監督は『そらのおとしもの』の斎藤久、クリエイティブプロデューサーは『コードギアス』の谷口悟朗が担当。
これは谷口自身が「もっとも谷口悟朗らしくない谷口作品」と語っており、深夜アニメだけではなく少しライトな層に向けた楽しい雰囲気の作品として作られたようだ。そのため彼がこれまで手がけた作品とは違い、主人公だけではなく登場キャラクターのほとんどが女の子となっている。animeanime.jpのインタビューでも、以下のように語っている。
そうですね。基本、フォーマットに戻りましょうということです。「シンプル イズ ベスト」。変化球を入れること自体は否定はしませんが、変化は基本があってのものです。基本が分かっているから変化が楽しめる。(中略)もっと普通の中学生や高校生、大学生が楽しめる作品、まだアニメファンとはいえないかもしれない、ライトオタだったり、ライトオタ一歩手前かもしれないその人たちに届く作品を作らなければいけません。その人たちにそうした作品の先に、それとは違う作品があると導いてあげられないんです。
登場するドール達は多彩であり、ちょい役であろうと全員公式サイトの「ファンタジスタドール図鑑」に詳細が載っている。また衣装も複数存在する。
伝説の概要
以上のように、ライト層向けという前宣伝もあり、放送当初はニチアサ枠と呼ばれることもあったが、回が進むにつれて、カブトボーグなどと比較される凄まじいカオスアニメであることが発覚した。それもそのはず。構成協力を担当したのは「ジュエルペット サンシャイン」、「そらのおとしもの」などですでに前科を積み重ねていた、あの柿原優子である。更にその相方には「這いよれ!ニャル子さん」を手がけた木村暢という布陣。この二人がいるアニメが普通の作品な訳がない。
音泉のラジオトーク最終回で、「将来、娘さんが出来たら、このアニメをどのように説明しますか?」という質問に、主演の大橋彩香が「『ツッコミ力が鍛えられるアニメよ』みたいなですかね…」と回答したほど。
これから見る人は、3〜4話からが本番と思って視聴するとよいだろう。カオスの例:(ネタバレ回避のため文字反転)
しかし、ディテールがカオスな一方で、全体では骨子の王道展開という方針は貫かれており、要所では素直に感動してしまうという不思議な作品でもある。また、見返してみると、意外な伏線が張ってあったりと、スルメのように楽しむことができる。
ストーリー
14歳の鵜野うずめは、ホラーが苦手なごくごく平凡な中学2年生。
ある日、通学の電車内で違和感を覚え、確認すると謎のデバイスが鞄の中に。その日の放課後、戸取かがみ(とそのドール)に襲われ、逃げている最中に流されるまま5人のドールと契約。カードマスターとなる。
これは、うずめとドール達の絆と希望の物語である。これは、うずめとドール達の絆と希望の物語である。大事なことなので二回言いました。
登場人物
チームうずめ
- 鵜野うずめ- CV:大橋彩香
- 「わたし、鵜野うずめ! どこにでもいそうな中学生」 ※どこにでもいるとは言っていません
- 本作の主人公。12月24日生まれ。
棚瀬駅(モデルは田無駅)近辺在住で、私立聖悠学館(モデルは頴明館?)の中等部2年生。ドール達と契約させられ、5人のドールをまとめることに。マスターとしては珍しく、ドールたちに友達のように接する。
- かつて小学生の頃には「棚瀬の白い稲妻」と恐れられるカードゲーマーで、中高生に混じって無双しカードゲームの大会で優勝を重ねた経験を持つが(出典:サウンドドラマ1話)、そのせいで交友関係が少なくなったためカードゲームを止め、性格も引っ込み思案になってしまった(出典:ウェブノベル)。ドールとの係わりを通して再び自信を取り戻し始めるが、逆に調子に乗り過ぎるところも。
- ささら- CV:津田美波
- 「私はね、嘘と裏切りが大っ嫌いなの!」
- うずめのドール(URD0027)。10月10日生まれの16歳(データ上の設定)。
前衛も指揮もこなす、万能型で頼れるリーダー。スポーツ全般、特にフェンシングが得意。唯一、泳ぎが苦手だが、釣りの腕前はプロ級。
うずめに対し「同意しますか?しませんか?」の問いを投げかけ、契約にこじつけた。物事をはっきり言うタイプで、時には自分の嘘を棚に上げるなどクズな図々しい一面を持つ。良くも悪くもチームの牽引役。
- うずめとは喧嘩も多いが、同時に気がおけない話し合い相手でもあり、互いに成長していく本作の副主人公的存在。
- カティア- CV:徳井青空
- 「ち、違うよ~! カティア、『何か面白そうな物が有ったら持って行こ』とか、そんなこと考えてないよー!」
- うずめのドール(URD0333)。3月3日生まれ(データ上の設定)。
5人の中では一番年下で、よく駄々をこねるお姫様タイプ。いつも元気で、子供らしいわがままさと無邪気さを持つ、チームのムードメーカー。年齢が近いからか、みこと仲が良い。変人扱いされているラフレシアの君を「素敵な人ね〜」と評するなど、独特の感性。
武器は長めのマフラーと、そこから振りまかれる散弾。戦闘力はほとんどないが、「無自覚ラッキー」の固有アビリティが発動すると、マスターと自分自身の両方に多大な幸運が起こる。
- しめじ- CV:赤崎千夏
- 「あれ、わたし何かやらかしちゃいましたぁ? ごめん…」
- うずめのドール(URD0151)。4月6日生まれ(データ上の設定)。
おっとりとしたいい子で、チームの唯一の良心。特技は料理とイラスト。画力にはついてはアニメ3話でうずめと視聴者を驚愕させたが、サウンドドラマ5話で「(上野の)美術館で総合的キュビズム絵画を見たいです」と発言しており、単にそういう画風なだけのようだ。
普段はぼーっとしているが、キレると最強のドールに!? ささらからは「オフロスキーのしめじ」「素手喧嘩(ステゴロ)のしめじ」と呼ばれる。
- 小明(あかり)- CV:長谷川明子
- 「アニメとどっちが面白いの」
- うずめのドール(URD1911)。1月21日生まれの17歳(データ上の設定)。
(なお、誕生日は銃器設計に革命をもたらした『ジョン・ブローニング』の誕生日に由来しており、カードナンバーもジョン・ブローニングの代表作とも言える自動拳銃の傑作『コルト・ガバメント』の制式名称からつけられたものと思われる)
性格は無口でキツめのゴスロリ好きのミリタリーマニア。日常でも戦闘でも熊のぬいぐるみを付けている。武器はヨーヨーで、ヨーヨー史にも一家言ある。
近接戦型が多いチーム内の貴重な中距離戦担当。一見無愛想だが、うずめを強く慕っており、そのために鍛錬を欠かさない。小明はガチ。
- マドレーヌ- CV:大原さやか
- 「ご主人様がお望みならば、これからは、いつでもわたくしがご相談に乗りますわ」
- うずめのドール(URD0093)。10月20日生まれ(データ上の設定)。
知的でグラマラスな眼鏡のお姉さまで、うずめを主に知略面でサポートし頼りにされているが、ややヤンデレなおせっかい気味なところも。眼鏡は伊達メガネではなく、視力が弱いからだが、レースクイーンのバイトをしたときなどコンタクトを付けてるときもある。
武器は薙刀で、見た目によらずパワーファイターでもあり、知恵だけではなく体を張ってうずめを守ることも。5人の中では一番BBA年上と思われるが、ことあるごとに「女の子にとって~」と女の子アピールをする。
カード部
- 羽月まない(うづき―)- CV:上坂すみれ
- 「これから、マスカレード☽カレー☆ウキウキとして楽しくやっていこうね!」
- うずめの幼馴染で友人。ロング髪で少し背が高い。部活系ドールを率いる。カード部の部長で、部員が足りないため、うずめを勧誘している。カード部は何故か茶室を使用しているが、不法占拠している某アニメの部活とは違っていちおう許可は取っているらしい。
- 紙粘土で貯金箱を作ったり、名前のセンスがとぼけてたりと、少し不思議ちゃんな雰囲気がある。
- ネタバレ:最後までうずめとかがみを暖かく見守り続け、うずめのドールが一時的に小町に寝返ったときも、「マスカレード☽カレー☆ウキウキは、カード部の名前じゃなくて、心の誓いの名前なのよ」と、うずめを支えた。最終話では、小町に苦戦するうずめに、かがみと時を同じくして登場し支援。うずめ・まない・かがみのドール15体で協力して行う最終奥義「協力カノンデラックスバスター」を放つ。
- 戸取かがみ(とどり―)- CV:三澤紗千香
- 「あの娘たちは私の獲物なの。手を出すことは許さない!」
- 中等部一年生で、うずめをライバル視する。青髪で小さいリスのような雰囲気の少女。戦闘系ドールを率いる。うずめを狙う「希望相互扶助委員会」なる組織の一員だが、うずめとそのドールを倒すのは自分と自負し、結果としてうずめを手助けすることも。もしかして:ベジータ系女子
- スピンオフ漫画である、鍵空とみやき『ファンタジスタドール 〜プレリュードかがみ〜』では主人公を務める。
- ネタバレ:うずめのカードを狙っていたのは、委員会と取引をして、数年前に誘拐された兄を救うためであった。初戦で敗北した後も修練を続けた結果、他のマスターを一蹴でき、奥義『協力ブレイド』を極めるまでの強さを得る。一方で、カード部としての活動を続けるうちに仲を深めていくことに葛藤。9話で意を決して決闘を挑み総力戦となるが、最終的にうずめの身を張った説得を受けて戦いを止めた。同時に、委員会からは除名を受け、名実ともにうずめの親友となるが、アンヌに共同で立ち向かうときも「別にあんたのためじゃないんだからっ」とツンデレっぷりは健在。11話ではうずめがドールが誕生日にはもういないと気づき取り乱した時に登場し、「あんたがお兄ちゃんを一緒に探してくれると言ってくれたから」と言って協力を約束する。12話では兄の協力のもと、うずめの最終対決の地に向かい、同じく駆けつけたまないと共に3人でドール15体で協力して行う最終奥義「協力カノンデラックスバスター」を放つ。
- くのいち くぅ- CV:大亀あすか
- 「御意」
- かがみのドール(URD0901)。名前の通りくノ一で、チームかがみの一番手。1話でうずめを奇襲したところ、うずめと契約したささらに負け、カードとなった所を回収された。その後、かがみに返却される。初戦の経緯から、ささらとは好敵手の関係にある。いかなるときも主命に忠実であろうとするなど、傍若無人なささらとは好対照のドール。
カードマスター・ドール
- 吉良一成- CV:松岡禎丞
- 「俺は! お前たちと違って! タンパク質も鉄分も! 愛も持ってるんだ!!」
- 希望相互扶助委員会のカードマスターの一人。メイドドールを率いる。第3~4話に登場。ダメ男。変態。うずめたちからの通称は「残念王子」。
- 関連項目:伝説の不採用通知
- アロエ- CV : 南里侑香
- 「きっとこの人は、私がいないとダメだから…」
- 残念王子のドールの一人で、和風メイド(URD1912)。しめじの旧友。鎖鎌に長けるほか、洗脳の能力も持つ。序盤にかけて重要な役割を果たした。詳しくは吉良一成の項目を参照。
- 山田海洋(公式サイトドール図鑑では少年カードマスター大和)- CV : 松元惠
- 「オッケー! ポケモンゲットだぜゲームをやるぜ!」
- 希望相互扶助委員会に属している少年カードマスター。女の子の憧れの職業ドールを率いる。第5話に登場。委員会からカティアの捕獲を命じられるが…。
- 瑠々川みいな- CV : 潘めぐみ
- †これは…私が受けた罰†
- ゴスロリファッションの少女で、クラスA+に属する名うてのマスター。ロリータファッションのドールを率いる。第6話に登場。献身をこの世で一番美しいものと信じ、主従を逆転して自らドールたちをマスターとして仕える。
- オフィーリア- CV : 牧野由依
- 「彼女たちなら、もしかしたら、みいなを救ってくれるのではないかと思って」
- チームみいなのリーダー格(URD2000)。黒い日傘から激風を起こす力を持つ。みいなを下僕として扱い、うずめたちにも高圧的に接するが、その本心は別にあった。
- 松岡修造清水潔(きよみず きよし)- CV : 千葉進歩
- 「スポーツとは…健全なる精神と肉体を鍛えた者にのみ許されるべきものを! それを汚す奴らは許さん!!」
- 希望相互扶助委員会の体育会系カードマスター。藤邦大学ラグビーサークル所属。ラグビー選手系ドールを率い、その結束は熱く固い。第7話に登場。運動系サークルが合コン化している不純な現状を嘆き、それを変える希望を叶えるため、うずめを狙う。熱血漢のあまり、自分がハーレムを作っていることには気づいていないようだ。
- アンヌ- CV : 明坂聡美
- 「希望が曖昧な者は、やがて何もかも失うことになる…」
- 黒い長髪に眼鏡を掛けた謎の女性。第7話で奥義・協力カノンをマスターしたチームうずめの前に現れ、プロトゼロをけしかけて力を試した。かがみはその姿を見て「…委員長?」と呟き、藤玖の電話にも応答していることから、委員会の中枢部にいると思われるが…? スバリストで、愛車はスバル・インプレッサS204。
- ネタバレ:その正体は委員会の書記で、「委員長」小町の福神漬買いのパシリ片腕。第9話で、和解したうずめとかがみの前に現れ、プロトゼロを差し向けてドール10体を軽々と制圧し、マドレーヌに大打撃を与えてそのカードを奪った。それでも最初はうずめのドール全員を回収する気であったらしく、チームうずめの成長の速さに驚嘆している。10話でうずめにポーカー勝負を持ちかけるが、元ギャンブラーのみこと(うずめの母)にフルボッコにされ、うずめにもここぞの引きで負けるなど、実はドジッ娘? 必ずしも小町の計画に従ってるわけではないらしく、11話ではうずめにデータを取られるドールは消滅することを伝え、奮起を促した。12話では小町のソネット復活計画を完璧なものにするため、戸取誠を委員会のデータルームに招き、結果として全員が救われる展開に導く。誠には「優しいんだね」と言われただけで頬を大きく赤らめた。ちょろイン。
- プロトゼロ- CV : 小岩井ことり
- アンヌのドール。白衣に魔法使いの三角帽とマントをまとった少女。流麗な動きにより、ささら達五人の攻撃を易々とかわし、一瞬で投げ飛ばした。協力カノンを跳ね除け、高速移動の余波だけで他のドールを吹き飛ばすなど、隔絶した力を持つ。
- ネタバレ:アンヌのドールというのはミスリードで、実は「委員長」清正小町のドール。小町が親友のドール・ソネットを失った後、オリジナルの開発者からソネット復活のための素整体として受け取った。名称の通りURD0000のプロトタイプのため、あらゆるドールのパターンを吸収し、無限に強くなることができる。12話ではうずめ・まない・かがみの合同チーム15名の超協力技「協力カノンデラックスバスター」を無傷で弾き返すなど、ほぼ無敵と思われるが、相手の結束を見て「(ソネット復活の素材になって)消えたくない…」と涙を流した。最終的に、戸取誠が別の復活計画案を出し、小町のためにネットに潜りソネット復活に協力した。
- リン- CV : 池澤春菜
- 「チャリーン☆」
- ムチムチのチャイナ服を着た少女で、ファッション誌の投票で2位に選ばれるほどの人気読者モデル。キョンシー系ドールを率いる。第8話に登場。1位の小町を宿敵視し、人気ナンバーワンになる願いを叶えんと、委員会の依頼を受け学園祭にまぎれて鵜野うずめを狙う。アホの子。
- 藤玖純(ふじひさ じゅん)- CV : 花江夏樹
- 「出会ってしまった以上、僕らは闘いの中で映画の結末を語らなければならない…!」
- 聖悠学館高等部の男子高生で、小町のクラスメイト。映研の部長。映画スタッフ系ドールを率いる。第8話に登場。こだわりが強く、紆余曲折の末、文化祭で初監督・初クレジット作品『エンドレスワルツ』を出展するが、あまりにも前衛的な内容であったため…。「た、たまねぎ…??」
- 第8話の脚本家の一人は本作品が初クレジット作品であり、当キャラクターはメタフィクションとも見ることができる。よくもこんなキチガイ動画を!(褒め言葉)
その他の登場人物
- 清正小町(せいしょう こまち)- CV:名塚佳織
- 「いずれ全て、時が解決してくれるわ…」
- うずめの先輩。高等部のアイドル的存在で、読者モデルをしており、雑誌の人気投票でも1位を取るほどの美少女。ピアノも嗜む。うずめの悩みを聞いたり、アドバイスをしてくれるお姉さんのような存在で、お互いの助け合いが大事との信念を持っている。
- ネタバレ:その正体は希望相互扶助委員会の「委員長」。ラスボスである。知ってた。ささらやしめじたち五人の元マスターで、ささらたちを手放し、刺客を放ったのは彼女らの成長を促すためと語る。しかし、それもあくまで良質なデータとしてしか見ておらず、初めての友達でドールの「ソネット」を蘇らせるための糧とする積りであった。そのカリスマで五人(特にしめじ)を懐柔し再び配下に置くが、結局五人はうずめを好む気持ちが強く、うずめのリジェクションでデバイスに戻った。小町はソネット復活のために、うずめの最後の敵として立ちはだかる。
- 最終話では、希望は強いものをたった一つだけ持つのが良く、その信念を貫く者だけが願いを叶えるとうずめに語る。プロトゼロを使いこなし、うずめ・まない・かがみの三チームを相手にしても全く意に介さなかった。しかし、希望は他人の希望を抑えつける者ではなく、友達同士で叶えるものだといううずめの説得と、戸取誠による解析結果「うずめのドールはうずめとの想いがこもっているため、ソネットの素材には使えない」という報告を聞き、それまでのクールな笑顔を壊して泣き崩れる。最後には、誠が代替案として、ネット上に散らばったソネットのデータを白紙のカード「希望」に集める計画を出し、うずめや希望相互扶助委員会たちのドールが勢揃いし協力して回収してソネットを蘇らせ、本当の感情がこもった嬉し涙を見せた。
- 鵜野みこ- CV:山岡ゆり
- 「うずめちゃんは中学生なのに、私がついてないとダメなんです」
- うずめの妹であり、小学3年生。頼りない姉を心配するしっかり者。中盤のエピソードから、カティアと親友になる。
- 鵜野みこと- CV:倉田雅世
- 「もし悩み事があるなら、お母さんに何でも言って」
- うずめの母親。うずめとみこを優しく見守っている。実は元ギャンブラーでカードゲームが得意。「うずめを産んだのもギャンブル」と言ったり(果たしてどんな子に育ってくれるだろうか?という意味のようだ)、だいぶヤバい独特の感性を持っている。
- ラフレシアの君- CV:保志総一朗
- 「君は…ラフレシアの花言葉を知ってる?」
- 不安の原因。うずめにファンタジスタドールのカードを託し、その成長を見守る変人謎の男。うずめのカードの秘密を探っている。普段はうずめのクラスの担任として振舞っている。バードウォッチング部顧問で、部員からはかなり慕われているようだ。
- 「ラフレシアの君」は自称ではなく、クサい格好と台詞から、ささらが名付けたものだが、本人も特に否定はせず、エンドクレジットにもそう書かれている。本名は「富士見勲(ふじみ いさお)」という(公式twitterより)。
- 三笠凛人(みかさ りんと)- CV:津久井教生
- 「こんど、『ずいりゅう』のレシピを手に入れておこう」
- ラフレシアの君と同居している男。共にカードの謎を探っている。きわめて高い情報収集能力を持ち、ラングレー(=米CIA)やプリボイ(=露FSBの特殊任務センター)の動きを察知、さらに短期間で詳細な個人履歴まで入手する。海自カレーマニア。
- ネタバレ:その正体はDIH(防衛省情報本部)の諜報員。11話にてうずめたちにドール計画の真実を伝える(カレーを手作りし食べながら)。
- 岡崎れいか- CV:本多真梨子
- 「だったらまた他のおすすめホラー、貸してあげる!」
- うずめのクラスメイト。制服の中にパーカーを着ているのがトレードマーク。ホラー映画マニアで、クラスにホラーものを布教中。うずめは怖いものが苦手だが、なかなか断れずにいる。
- 伝説の鍵師- CV : 津久井教生
- 「…開いたよ」
- 伝説の鍵師。
- ジミーちゃん- CV : ?
- 巨大きのこ型のマスコットで、ご当地ゆるキャラ。地方局の番組に出たり、聖悠学館の学園祭に出たりと、人気キャラのようだ。
- ちなみに「ジミー」は斎藤監督の愛称。
- 戸取誠(とどり まこと)- CV : 田中一成
- かがみの兄。17歳のときに行方不明になる。
- ネタバレ:高校生にして、川越研究所でドールを作り上げた天才科学者集団(『ファンタジスタドール イヴ』の主人公たち)にカードのアイディアを提供していた才人。そのため、カードの謎を負う裏組織によって海外に拉致されていたが、研究所と直接の関わりはないため解放された。匿名(おそらく希望相互扶助委員会)の通報を受けた防衛省の三笠によって保護される。妹のかがみとは、ジミーちゃんの中から登場するという驚きの対面を果たした。
- 最終話ではアンヌと共に委員会のデータを解析し、小町の、うずめの成長したドールをプロトゼロに吸収させることでソネットを復活させるという計画が破綻することに気づく。しかし、白紙のカード「希望」を小町に渡し、ネット上に散らばったソネットのデータを集めることで復活させられると提案。物語の解決に大きな役割を果たした。
用語集
カード関係
組織・地名
小ネタ(魚)
ファンタジスタドールには、なぜか魚ネタが随所に仕込まれている。時には見つけるのに注意が必要な場合も。岡村和佳菜プロデューサーによれば「制作陣の好み」らしい。(公式Twitter「ちくわだったりサバだったり何故魚関係のカードが多いのですか? @mizu_tonakai えーっと、たぶん、制作陣の好みだと思います。笑(おかむP)」)
- アバンで、うずめが鑑賞しているホラー映画に魚のお頭を持った人形が登場。
- うずめがちくわのトラップカードを使用。
- うずめがカティアにサバのライティングカードを使用。
- アバンで、しめじが金魚運動マシーンを使用。
- ささらが一本釣りのバイト。
- 吉詳寺(モデルは吉祥寺)アーケードにコイコクドラッグなる店が。
- 変身バンクで、カティアの衣装棚にサバコスチュームが追加される。
- Aパート:PeachPeach誌の裏面にOCTOPUS TRAFFICのテキスト。Bパート:開始直後に、学園祭の出し物で金魚釣り屋台。
- 誘拐事件の新聞右に、「和風弁当・懐石 桃井 和水亭」の広告
- うずめのPCのメールボックスに友達から「今日深海展言ったよ!」というメールがある。
- うずめ「DIHって?」まない「頭良さげな何かじゃないかな」という会話がある(DIHは防衛省情報本部)。まないは、サバなどに多く含まれる成分DHAと勘違いしているものと思われる。
- 舞台が西東京~埼玉なのにラストシーンが浜辺。
おまけ:ソーシャルゲームのガールズロワイヤルでは、アーケード街のステージの背景に「魚忠」という店が存在。
小ネタ(カレー)
魚ほどではないが、カレーもなぜか数多く登場する。
- (不明)
- 敗北した軍隊ドール班がマニホールド空間でカレーらしき料理を作っている。
- 学食メニューに「カレー、からあげカレー、カツカレー、ハンバーグカレー」といった普通の料理に加え、「5000倍ジョロキアカレーパン」なるものが存在。
- カレー料理が得意な三笠が初登場。
- 三笠がラフレシアの君にカレーを作る。まないがマスカレード☽カレー☆ウキウキというチーム名を考案。
- アバンで、うずめの夢にカレーを持ったまないとかがみがウキウキして踊る姿が。
- カード部の「文化祭きかく案」の一つが「カレー」。
- カード部がカレーカフェを開く。
- (不明)
- (不明)
- 一同で茶室のキッチンでカレーを料理・講堂で食べながら議論。
- (不明)
スタッフ
主題歌
- オープニングテーマ「今よ!ファンタジスタドール」
- 作詞:Funta3 / 作曲・編曲:高梨康治 / 歌:鵜野うずめ(大橋彩香)、ささら(津田美波)、カティア(徳井青空)、しめじ(赤崎千夏)、マドレーヌ(大原さやか)、小明(長谷川明子)
- エンディングテーマ「DAY by DAY」
- 作詞:Funta3 / 作曲・編曲:片山修志 / 歌:鵜野うずめ(大橋彩香)、ささら(津田美波)、カティア(徳井青空)、しめじ(赤崎千夏)、マドレーヌ(大原さやか)、小明(長谷川明子)
放送局
各話リスト
関連動画
関連静画
メディアミックス
コミック
ゲーム
スマートフォン向けソーシャルゲーム『ファンタジスタドール ガールズロワイヤル』のiOS版が2013年9月2日より、Android版が2013年10月18日より配信開始。2014年6月頃にタイに進出したことが確認されている。
しかし2015年6月30日をもってサービスは終了した。またタイでのサービスも2015年8月29日に終了している。
関連生放送
関連チャンネル
関連コミュニティ
関連項目
外部リンク
公式
非公式