『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(るろうにけんしん めいじけんかくろまんたん)とは、週刊少年ジャンプで連載された和月伸宏の漫画作品。略称は「るろ剣」。
niconicoのタグ表記では副題が省かれ「るろうに剣心」とされることが多い。 →「るろうに剣心」でタグ検索
概要
『週刊少年ジャンプ』誌上において1994年19号から1999年43号まで連載された。全255話構成。
タイトルの「るろうに」は本作の造語で、漢字では「流浪人」と書き、流れ者や放浪者の事を意味する。
幕末に「人斬り抜刀斎」として恐れられ、明治維新後は「不殺(ころさず)」を誓って流浪人として人助けをしながら旅を続ける伝説の剣客・緋村剣心が様々な人物との出会いを重ね、新たな時代での生き方を模索していくストーリー。
『ジャンプ』では珍しい歴史物の漫画で、江戸末期から明治初期の日本が舞台となっている。
大半のストーリーや登場人物の設定は空想上のものであるが、ストーリーは史実とある程度リンクし、新撰組の斎藤一、明治政府内務卿の大久保利通、後の総理大臣・山県有朋、大警視の川路利良といった実在の人物も登場する。
「少年漫画で歴史物は受けない」などと連載開始前は編集者の反発を受けたりもしたが、いざ始まってみるとその人気はとてつもない物になり、海外各国でも人気を集めるまでに至った。
ちなみに、ジャンプの漫画では珍しく長期連載による設定の変更が全く無かった作品でもある。
単行本のコミックスは全28巻で、完全版は全22巻、文庫版は全14巻が刊行されている。
アニメも大ヒットし、日本のみならず世界各国で放映された。ちなみにTVアニメ版は京都編を除く大半の話がアニメオリジナル、もしくは原作部分を大幅に改変した話となっている。TVアニメやアニメ映画版が終了した後もOVAなどが何度も企画されている。
2012年には実写映画化。これも好評を得て興行収入30億の大ヒットとなった。2014年に実写映画の続編として、京都編を下敷きにした二部作『京都大火編』『伝説の最期編』が連続公開となっている。2021年には実写映画の最終章として『The Final』『The Beginning』が公開された。これら実写映画版については「るろうに剣心(実写映画)」の記事を参照。
実写映画第1作の公開に合わせて、週刊少年ジャンプでは1話読みきりの本編前日譚が掲載。さらにジャンプスクエアにて2012年6月号から2013年7月号まで、オリジナルの設定・ストーリー展開を大幅にアレンジしたリメイク作品である『るろうに剣心 -キネマ版-』が約1年間にわたって連載された。
その後もジャンプスクエアで何本かの外伝読み切り掲載を経て、ジャンプスクエア2017年10月号からは新章『北海道編』が連載開始されたが、原作者の児童ポルノ禁止法違反により休載となった。翌2018年4月、ジャンプスクエア編集部から同年7月号からの連載再開の予定が発表され、予定通り再開した。2021年12月現在『北海道編』の単行本は既刊6巻となっている。詳細は『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚・北海道編-』の記事参照。
2021年12月19日には「るろうに剣心」新アニメプロジェクトが発表された。制作はライデンフィルムが務める。2022年9月24日に、2023年に「ノイタミナ」枠他で放送されることが発表された。また、声優は一新されることも発表された。
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https://twitter.com/ruroken_anime/status/1573535306275426306
主な登場人物
太字は個別記事のある人物。
東京編 |
京都編 |
人誅編 |
TVオリジナル編 |
niconicoにおける『るろうに剣心』
他のジャンプ漫画同様、テレビアニメ版の映像を使った動画が注目される機会が多い。ニコニコ動画で『るろ剣』が元になった有名な動画としてはやはり「フタエノキワミ、アッー!」シリーズが真っ先に挙がるであろう。詳細は当該項目を参照されたし。
勿論このフタエノキワミ系に属さない本家『るろ剣』の動画も、以前は大きく再生数を伸ばしたものがいくつかあったが、現在はアニメ版権利元のフジテレビジョンの申請により殆どが削除されている。
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