破裏拳ポリマーとは、タツノコプロダクション制作で1974年10月4日~1975年3月28日までNET(現・テレビ朝日)系列で放映された、コメディ要素とSFとカンフーアクションとコメディを融合した痛快無比なTVアニメ作品である。全26話。タツノコプロダクション創業者・吉田竜夫が原作者としてクレジットされた最後の作品でもある。
かつてはニコニコでも配信していたが、2015年4月30日をもって終了してしまった。
概要
『科学忍者隊ガッチャマン』『新造人間キャシャーン』に続くタツノコオリジナルSFアクションヒーローもので、架空の都市を舞台に、ブルース・リーの怪鳥音をモチーフにした叫び声と共に徒手空拳で敵を次々になぎ倒していくカンフーアクションの爽快さに定評がある。主演の曽我部和行(現・曽我部和恭)は収録前にブルース・リーの映画を何度も見たとの事。
内容はガッチャマンやキャシャーンのシリアス路線とは異なるコメディ路線で、当時のタツノコプロダクションらしいポップなアメコミ調のキャラクターが、無国籍な世界観の中で生き生きと動いている。
- 敵が暗躍
- 主要キャラによるのんびりとした日常のやりとりの後、事件発生を知る
- 事件解決に乗り出すも、敵に捕まる等して苦戦する
- 破裏拳ポリマーが登場して雑魚敵を次々と叩きのめす
- 悪党のボスと破裏拳ポリマーが決着をつける
- 事件が解決し、またのんびりとしたやりとりで締める
といったシリアス・ギャグ・アクションがひとつの流れとなっており、主人公を食う程のボケキャラ「車錠」を生み出した。企画担当の鳥海尽三は『遠山の金さん』や『鞍馬天狗』の世界だと評している。
タツノコプロらしいギャグセンスがちりばめられたコミカルパートの他に、次々と敵を吹き飛ばし、壁壁や天井にめり込ませ、問答無用とばかりに木端微塵に粉砕してくカンフーアクションが、天井や床を陥没させ、敵の顔面や身体を変形させるレベルのオーバーアクションで表現されており、非常に爽快感が高く、ガッチャマン・キャシャーン・テッカマン・ヤッターマンらと並ぶタツノコヒーローの顔として根強い人気を誇っている。
あらすじ
アメホン国ワシンキョウ市にある三流ヘボ探偵・車錠(くるま じょう)を探偵長とする車探偵事務所では、助手の鎧武士(よろい たけし)が向かいの国際警察庁本部の無線を傍受していた。
国際警察の無線から事件が起きている事を知った武士は、普段の冴えない助手の姿を捨てて、オレガー・スッテル博士が開発したポリメットで超人「破裏拳ポリマー」に転身し、悪党達を葬る為に編み出した独自の拳法「破裏拳流」を駆使し、平和と正義の為に悪の野望を打ち砕く!
そして事件が解決すると、誰にも正体を知られないよう武士は冴えない助手の姿に戻るのだった。
転身!破裏拳ポリマー
鎧武士が「転身・ポリマー!」の掛け声と共に変身する格闘超人が破裏拳ポリマーである。
武士の姿をそのまま包んだ人型の他、5種類のマシンに変形可能(中で武士がどうなっているか想像してはいけない)で、たった一人で陸海空そして地上を移動し、「破裏拳」流と言う独自の拳法で悪党の野望を粉砕する。
転身は、普段から武士が身に着けているヘルメット「ポリメット」が、武士の「転身」の叫びを感知し、内蔵されたポリマーが身体を覆ってポリマースーツを形成する事で行われ、ポリメットや転身時に武士が装着するポリマースーツは、高分子化合物質「ポリマー」を発明したオレガ-・スッテル博士により開発されたものである。
※「ポリマー」とは実在する科学用語で「重合体」の事だが、本作では架空の物質の名称として使用されている。(元々、「ポリマー」と言う響きが気に入られた事から採用された)
磁気を用いた電磁フィールドを動力としており、基本的にエネルギー補給とは無縁だが、
- ポリマーの通気性が無い為、46分1秒の制限時間を過ぎると皮膚呼吸に問題が生じて死ぬ。
- 磁気を乱されると、動力である電磁フィールドの推進力が乱れる。
- 極寒の環境下ではポリメットが動作しない為に転身できない。
- マイナス50度以下の環境下では電磁フィールドが停止して転身が解除される。
- 長時間高圧電流を浴びると磁気フィールドが形式できなくなって転身が解除される。
- 武士からポリマーホークやポリマーグランパスなどのメカには直接転身できず、ポリマーホークからポリマーグランパスといったメカからメカへの転身もできない(一度、ポリマーに転身しなければならない)。
といった弱点があり、敵につけこまれることもある(と言うか敵の策略により上記の弱点が判明した)。
破裏拳ポリマーの基本とも言える「黄色い牙状のパーツのついたヘルメット」「赤と白を基調としたスーツ」「白いマントの人型形態を中継点として、以下の5つの形態に転身する事が出来る。モーフィングの様な変形シーンから、ゲッターロボと並んで不定形型変形の代表格である。
- ポリマーホーク
- 「ポリマァーホォーク」の掛け声と共に転身する飛行機形態。
OPには毎回登場。スピードを利用した体当たりのみが攻撃手段の為、基本的に移動や追跡に使用する。 - ポリマーグランパス
- 「ポリマァーグランパァス」の掛け声と共に転身する水中形態。
ポリマーホークと共にOP映像に登場するほか、作中で敵の秘密基地侵入が水中から行われる事が多い為、水中と言う特定環境用ながら出番は多い。 - ポリマードリル
- 「ポリマァードリィル」の掛け声と共に転身するドリルタンク形態。
ポリマーの両脚がドリルになり、地中を移動する。敵への攻撃に使用することも多く、『タツノコVSカプコン』にも唯一登場した。 - ポリマーマシン
- 「ポリマァーマシィン」の掛け声と共に転身する車形態。
地上を高速で移動するが、ポリマーホークやポリマーグランパスの存在から使用頻度は低い。ちなみに、転身する時にポリマーは正座状態になる。 - ポリマーローラー
- 「ポリマァーロォーラァー」の掛け声と共に転身するロードローラー形態。
左右に翼状につきだした補助輪がついており、方向転換時に使用する。基本的に敵をひき殺したり、驚異の圧搾力で攻撃する際に使用する。
破裏拳流
破裏拳ポリマーが使用するオリジナルの拳法で、柔道と空手が共に三段の腕前である鎧武士が、ポリメットを入手後に山で修行して独自に編み出したものである。基本的には圧倒的なスピードによる立ち回りや、回転運動により生み出された遠心力を利用した投げや打撃を使い、高速で敵を倒していくスタイルで、悪党と戦う為の拳法ゆえに金的や目つきといった所謂反則行為も辞さずに繰り出す。
※製作現場的にも、決めポーズな状態の絵を効果線をつけて上下させるといった動画枚数の省エネを可能としている。
主な必殺技
幻影破裏拳 | 高速移動により自身の幻影を生み出し、敵が幻惑したところを倒す技。 |
真空片手独楽 | 片手で持ち上げた敵を独楽の様に回転させて投げ飛ばす技。 |
回転片手独楽 | 片足立ちの状態や片手を地につけた状態を軸に回転して攻撃する技。 |
天空蹴り | 放り投げた敵の背中に、天井にめり込むほどの蹴りを叩き込む技。 |
回転蹴り | 回転しながら次々と敵を蹴り倒していく技。 |
反動三段蹴り | 敵を攻撃したりジャンプした際の反動を利用して次々と敵を蹴り倒す技。 |
キャラクター
車探偵事務所
- 鎧武士/破裏拳ポリマー(CV:曽我部和行(現・曽我部和恭))
- 車探偵事務所の探偵見習いで、探偵長の車錠からは向いにある国際警察庁本部の無線傍受ぐらいしか能が無いと思われている。実は、国際警察庁長官の鬼河原虎五郎の息子で、本名は「鬼河原武」。普段は隠しているが頭脳明晰で、柔道と空手はともに三段の腕前と言う格闘技の達人。
物語の1年前のオレガー・スッテル博士をねらった鬼トカゲの件で父と対立、独断専行の結果、博士よりポリメットを託されるが、博士を死なせてしまったことで父から勘当された。悪党達による犯罪を報を知ると、そのポリメットの力で「破裏拳ポリマー」に転身し、悪の野望を打ち砕く(ポリメットは、普段もヘルメット代わりにかぶっている)。
主演を務めた曽我部和行にとっては初主演作品となる。 - 車錠(CV:青野武)
- 本作のもう一人の主人公とも言える強烈な存在で、自称「2代目シャーロック・ホームズ」。しかし、やることなすことドジばかりな三流ヘボ探偵。38歳の独身な車探偵事務所の探偵長で、水鉄砲を所持している三枚目キャラ。自分に自惚れており、プライドにみあう依頼が来ない事を嘆いているが、その為に収入もなく、事務所の家賃を三年も滞納している。本人曰く「牛乳の飲みすぎ」で前歯が4本ほどしかのこっていないため、普段でもひどい顔が笑うとさらにひどい顔になる。ギャグキャラなので死ぬことは絶対に無い安心感に定評がある。
名前のネタは 車(しゃ:音読み) + 錠(Lock:英語) = シャーロック - 南波テル(CV:落合美穂)
- 車探偵事務所が入っているNo.1ビルのオーナー兼探偵事務所の助手で、スリルやハプニングが好きな為、探偵長や武士につきあっている。普段は、事務所でダメ助手を演じる武士をいじりながら電話番をしている。実家は大牧場を経営しているお金持ちで、セスナの運転や看護師免許を持っている。破裏拳ポリマーの追っかけであり、ピンクのポリマースーツのような自作衣装を披露した事もある。後期OP(歌は同じ)では、僅かながらアクションシーンを披露してくれる。声はアダルトだが、設定上は「少女」である。名前の元ネタは「電話(テル)番号(ナンバー → 南波)」。
- 男爵(CV:立壁和也(現・たてかべ和也))
- 車探偵長の飼い犬で、元警察犬の老犬。台詞を喋るが人間の言葉は話せない設定の為、その内容を人間キャラは聞き取ることは出来ない。飼い主に愛想を尽かしたり、テルにいびられる武士に同情する等、メンバーの中では良心的な存在であるが、老犬の為あまり動かない。自身の目の前で武士が転身した事から、最終回まで唯一の破裏拳ポリマーの正体を知る存在だった。
関係者
- 鬼河原虎五郎(CV:雨森雅司)
- 立派なカイゼル髭を蓄えた鎧武士(鬼河原武)の父親で、国際警察庁の長官を務めている。通称は「鬼虎」。犯罪を犯した悪党を追いかけてピンチに陥る度に破裏拳ポリマーに救われているが、探偵長と違って無能というわけではなく、悪党を出し抜く切れ者なところもある。オレガー・スッテル博士の件で結果的に博士を死なせてしまった事から武を勘当してしまうが、ポリマーに対して息子の行方を気にしている事を明かす等、出来た頑固親父である。
- デレット警部(CV:徳丸完)
- ダブルスーツを着た鬼虎の部下。鬼虎曰く「下っ端」。鬼虎の為に車探偵長にお茶を出したりする等したが、別件で車探偵長らに間違って捕まった際に「まぬけの顔」と言われた時は、車探偵長に対して拳をふるっている。探偵長だから仕方ない。
- オレガー・スッテル博士(CV:徳丸完)
- 高分子化合物質「ポリマー」の発明者かつあらゆる環境に対応した強化服「ポリマースーツ」および装着用アイテムである「ポリメット」の開発者。自身の発明を悪用しようとする鬼トカゲ団につけねらわれ、襲撃計画を察知して救出に現れた武士の勇気に対してポリメットを託すと、自らは悪用されない為に研究成果もろとも自爆した。
悪党
最終2話に登場したウミガメ党を除けば基本的には毎回異なる敵もしくは敵組織が登場する。個人営業から徒党を組んでいる者まで様々で、基本的に忍ぶ気の無い特徴的なコスプレをしている。ポリマーが金的・目つきもOKな「破裏拳流」の使い手の為か、壁や天井にめり込まされる等日常茶飯事であり、(ブルース・リーがモデルだからとはいえ)あまりのポリマーの強さにかわいそうに思えてくる事もある。
※破裏拳ポリマーは別に鬼畜ヒーローじゃないよ。ただちょっと破裏拳流が強すぎるだけなんだよ。
その他
基本的には番組中のナレーションは中江真司が、次回予告のナレーションは富山敬が担当している。しかし、番組中に解説などが行われていることはあまりなく、初期の次回予告は出演者がしていたこともある。
スタッフ
原作 | 吉田竜夫、タツノコプロ企画室 |
企画 | 鳥海尽三、酒井あきよし |
キャラクターデザイン | 吉田竜夫、天野嘉孝 |
メカニックデザイン | 中村光毅、大河原邦男 |
総監督 | 鳥海永行 |
脚本 | 鳥海尽三、酒井あきよし、陶山智、永田俊夫 山本優、久保田圭司、田口章一、島順一 |
演出 | 鳥海永行、西牧秀雄、案納正美、富野喜幸(富野由悠季)、高橋資祐 |
総作画監督 | 二宮常雄 |
原動画 | 西城隆詞、湖川滋(湖川友謙)、加藤茂、塩山紀生、水村十司、池谷安夫、高橋資祐 奥野芳久、山口聡、須田正己、山田正紀、石山卓也寺田直明、谷口守泰、池田順一 |
美術監督 | 中村光毅 |
美術設定 | 野々宮恒人、小杉光芳、中村光毅 |
背景 | 小杉光芳、宮本清司、明石貞一、新井寅雄 |
音楽 | 菊池俊輔 |
プロデューサー | 宮崎慎一(日本教育テレビ)、佐藤光雄(竜の子プロ)、衛藤公彦(萬年社) |
制作 | 日本教育テレビ、タツノコプロ、萬年社 |
主題歌
オープニング | 歌 | ささきいさお、コロムビアゆりかご会 | |
闘え!ポリマー | 作詞 | 鳥海尽三 | |
作編曲 | 菊池俊輔 | ||
エンディング | 歌 | ささきいさお、コロムビアゆりかご会 | |
転身ポリマー | 作詞 | 酒井あきよし | |
作編曲 | 菊池俊輔 |
OPの「闘え!ポリマー」は、出だしから
ハーッ リェーッ ケェーン ポリマー
(ダンダンダンダン)
(ディンダダーン)
(バンバンバンバン)
(ズンババーン)
(ダンダン トリャー)
と勢いにまかせた間奏等からおっさんホイホイジャンルの中でも「熱い歌」として定評がある。
この間奏は、TVサイズとフルサイズでは若干叫び方が違う。
放映リスト
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話数 | 放映日 | サブタイトル | 悪党 | 脚本 | 演出 |
1 | 1974.10.04 | 怪盗むささび党![]() |
怪盗むささび党 | 鳥海尽三 | 鳥海永行 |
2 | 1974.10.11 | 暗殺鬼紅さそり![]() |
紅さそり団 | 酒井あきよし | 西牧秀雄 |
3 | 1974.10.18 | メカギャングむかで作戦![]() |
メカギャング団 | 陶山智 | 案納正美 |
4 | 1974.10.25 | とぐろ魔王ガラガラ蛇![]() |
とぐろ魔王ガラガラ蛇 | 永田俊夫 | 西牧秀雄 |
5 | 1974.11.01 | 糸ぐる魔人土ぐも![]() |
糸ぐる魔人土ぐも | 山本優 | 西牧秀雄 |
6 | 1974.11.08 | メカ変化もぐら盗賊団![]() |
もぐら盗賊団 | 久保田圭司 | 富野喜幸 |
7 | 1974.11.15 | わんわんカムキラー![]() |
ドーベルマン | 久保田圭司 | 案納正美 |
8 | 1974.11.22 | 溶解マシン ウツボーラ![]() |
ウツボーラ | 久保田圭司 | 案納正美 |
9 | 1974.11.29 | 猫魔団闇を躍る![]() |
猫魔団 | 鳥海尽三 | 富野喜幸 |
10 | 1974.12.06 | 電魔団クラゲラー![]() |
クラゲラー | 久保田圭司 | 案納正美 |
11 | 1974.12.13 | メカ獣団ホワイトライア![]() |
ホワイトウルフ | 永田俊夫 | 西牧秀雄 |
12 | 1974.12.20 | 鳥人トリメカマン![]() |
トリメカマン | 鳥海尽三 | 西牧秀雄 |
13 | 1974.12.27 | 幻影おぼろ蝶![]() |
おぼろ党 | 酒井あきよし | 富野喜幸 |
14 | 1975.01.03 | ちゅうちゅう大作戦![]() |
ねずみ団 | 永田俊夫 | 西牧秀雄 |
15 | 1975.01.10 | 稲妻怪人ピカデール![]() |
稲妻怪人ピカデール | 酒井あきよし | 案納正美 |
16 | 1975.01.17 | 獣魚海賊ピーラカンス![]() |
海賊ピーラカンス | 山本優 | 案納正美 |
17 | 1975.01.24 | ポリマー誕生の秘密![]() |
鬼トカゲ団 | 鳥海尽三 | 高橋資祐 |
18 | 1975.01.31 | マイナス50度の危機![]() |
冷凍魔 | 永田俊夫 | 富野喜幸 |
19 | 1975.02.07 | えん魔怪人ベロダッセ![]() |
えん魔怪人 | 酒井あきよし | 西牧秀雄 |
20 | 1975.02.14 | 怪盗でっぽう魚人![]() |
怪盗でっぽう魚人 | 久保田圭司 | 西牧秀雄 |
21 | 1975.02.21 | コンコン七変化![]() |
コンチキ団 | 永田俊夫 | 案納正美 |
22 | 1975.02.28 | 復讐鬼ケラカブト![]() |
ケラカブト | 田口章一 | 富野喜幸 |
23 | 1975.03.07 | 海底魔人ウオトンビ![]() |
海底魔人ウオトンビ | 永田俊夫 | 案納正美 |
24 | 1975.03.14 | 怪傑タコ仮面![]() |
怪盗タコ仮面 | 久保田圭司 | 高橋資祐 |
25 | 1975.03.21 | 海亀将軍ベッコーダー![]() |
ウミガメ党 | 島順一 | 西牧秀雄 |
26 | 1975.03.28 | ポリマー最後の決戦![]() |
ウミガメ党 | 鳥海尽三 久保田圭司 |
案納正美 |
リメイク・パロディ
タイフーン・ホラマー
第15話「稲妻怪人ピカデール」にて登場する青い破裏拳ポリマー。車錠が転身する・・・なわきゃない!
新たな事件が発生しても「破裏拳ポリマーが解決してくれるさ」と言って公園のベンチで寝ていた車錠のもとに現れた老婆からうけとったホラマーメットをかぶって転身した姿・・・と言うのは車錠の見ていた夢だったというオチで、ホラマーメットもただのポリバケツだった。
所謂セルフパロディネタだが、インパクトがあった為か「タツノコファイト」にもサポートキャラとして登場。また、「タツノコvsカプコン」の破裏拳ポリマーの青カラーはホラマーカラーと言われいる。
新破裏拳ポリマー
1996年~1997年にかけてOVAとして発売されたリメイク作品が『新破裏拳ポリマー』である。
記事があるので、詳細はそちらを参照のこと。
実写版破裏拳ポリマー
2001年に通産省沖縄コンテンツ制作支援事業として「HURRICANE POLYMER」のタイトルで制作された実写版が存在する。但し、沖縄通信による映像素材的なパイロット版の為一般公開はされていない。
タイムボカンシリーズ ヤットデタマン
本作と同じタツノコプロ制作の『タイムボカンシリーズ ヤットデタマン』は、
- 主人公ヤットデタマンのCVが破裏拳ポリマーの曽我部和行。
- ヤットデタマンに変身する主人公・時ワタルの職業は、破裏拳ポリマーの主人公と同じ「探偵事務所の助手」。
- ヤットデタマンのメインカラー、破裏拳ポリマーと同じ赤と白。
といた共通点がある事から、「公式によるオマージュ」とも言われている。
なお、主人公のワタルが頼りなく、同じく助手の姫栗コヨミが勝ち気で勇敢な女の子という部分も共通しているが、武士と違ってワタルは基本的には本物のヘタレである。
二階堂紅丸
格闘ゲーム『THE KING OF FIGHTERS』シリーズに登場するキャラクター。「嫌いなもの=オタク」なのに特撮やアニメ作品が元ネタのものが多く存在しており、
なお、「嫌いなもの=オタク」と言う設定は、特撮やアニメ作品の技をパクリスペクトした技名ばかりなのになにそれ的なネタであり、実際はコアなオタクは嫌いではなくシンパシーも感じるらしいのだが、中途半端なオタクはとことん嫌いだという事らしい。実際、二階堂紅丸の「真空片手駒」は、破裏拳ポリマーの「回転片手独楽」と言うレアな技の別バージョンの動きをしている。さすがコアなオタクは嫌いじゃない男。
※ちなみに「タツノコvsカプコン」に登場する「破裏拳ポリマー」の声を担当しているのは、「THE KING OF FIGHTERS」シリーズでは八神庵を担当している「安井邦彦」である。
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2017年5月に実写版の公開を記念して一挙放送と特別番組の放送を行った。
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