概要
ゲーム情報 | |
---|---|
ジャンル | アクション |
開発元 | EA Redwood Shores Visceral Games |
販売元 | Electronic Arts |
フランチャイズ | Dead Space |
機種 | PS3 XB360 Win (Steam) Win (Origin) |
発売日 配信日 |
2008年10月20日 |
価格 | £14.99 (Steam) \ 270 (Origin) |
その他 | 日本語版なし 日本Steam該当なし [1] |
ゲームソフトテンプレート |
『DEAD SPACE』(デッドスペース)とは、2008年10月にElectronic Arts(EA)から発売された、Xbox360、PS3、PC(Windows)用のサバイバルホラーゲームである。
人体切断などのグロテスク表現のためか、日本では正規発売されていないが、輸入版がAmazonなどで普通に買える。PC版もEA直営のOriginでも国籍に関する特別な操作なく購入が可能。
本来の表記はスペースの入った「Dead Space」。日本では略して「デスペ」という場合も。 [2]
2023年1月27日、リメイク版がリリース。
対応機種はPlayStation 5、Windows、Xbox Series X/S。
日本国内ではPC版(Steam、Epic Games Store、EA Play)のみの展開となったが、規制なし、日本語字幕にも対応している。ゲームプレイにも改善点が見られ、一から作り直されたグラフィックは大幅に向上している。
あらすじ
地球の資源が枯渇し、宇宙開拓と惑星からの資源採取が一般的に行われるようになった遥か未来の世界が舞台。
宇宙船USG Ishimuraからの救難信号を確認したC.E.C社は、主人公アイザックらスペシャルエンジニアチームを派遣する。
しかし、そこで彼らを待ち受けていたのは正体不明の異形のモンスター達であった。モンスター集団が突如救出チームを襲う!
チームメンバーの一員であったアイザックは、工具と念力を手にモンスターと対峙する。Ishimuraに何があったのか? このモンスター達は何者なのか? そして、救出チームは果たしてこの絶命異次元(デッドスペース)から脱出する事ができるのか!
特徴
- ストーリーや設定は従来作られてきたSF作品の典型から外れないものであるが、恐怖を全面に押し出した演出やグラフィックなど、ホラーゲームとしての色合いが強い。また、死体が敵であるゾンビ系ゲームでさえHS(ヘッドショット)を狙うことが至上とされた旧来のFPSとは異なるアプローチで作られている。
- 三人称視点ではあるが、画面上の情報表示がほとんどゼロにまで削られており、ゲーム世界から逸脱したゲージの類が一切表示されない。主人公の状態は背中のインジケーターや、ホログラム映像として表示される。「荷物持ちの一人称」と評する向きもある。余計な物が表示されないため、画面が非常に映画的で没入感が高い。
- 即死効果を持ったトラップ・ギミック・攻撃が多い、BGMのけたたましい変化と共に敵の影がかすかに横切るなど恐怖演出が激しい、適切な攻撃方法を見つけないと雑魚にすら苦労するといった、プレイヤーにスリルを感じさせるシビアな作りをしているが、ゲーム進行そのものについての親切度は高い。特に、向かうべきルートを常に示してくれるナビゲーターのおかげで道に迷うことはほとんどなく、セリフが一切理解できずともクリアは可能といってよい。
- 多くの武器が登場するが、そのほとんどは工具である(一部、警備員用の準軍事的武装も存在する)。
しかし主人公が行う修理作業のほとんどがこの工具ではなく、KINESIS(念動力)で行われるのはご愛嬌。
プラズマカッター Da! Da! Da! ( 圭)ノ[〕 ))) - 敵は「人体に寄生している菌糸」のような物であり、心臓や脳のような「壊れれば他の部分も動かなくなる弱点」がないのが特徴。従って敵の腕・脚などを切断することにより、無力化しつつダメージを与えるのが主な攻撃手段となる(実際手足が弱点の敵が多い)。また菌糸のような増殖手段を持つため、船内の一部を『SILENT HILL』や『沙耶の唄』に出てくるような名状しがたいモノが覆う。
- 本作の規制理由は他のゲーム同様、人体欠損にあるといわれている(敵であるネクロモーフは人間ではないので、後述の日本で発売された外伝では普通に四肢を切断できる)。また、ラーカーと呼ばれる赤ん坊のネクロモーフも規制の一端を担うと噂されたが、上述外伝などにも出ているためそのような事実はなく、別ゲーの自主規制と混同された可能性が高い。
- 有志によって英語版テキストの翻訳が進められているので、それを見るのもアリだ。→Dead Space@wiki
- 上記のリンクで有志によるPC版の日本語化MODの開発も進められ、TexMOD方法では文字のはみ出しや未翻訳部分も解消されており、ほぼ完全な日本語化が実現されている。
登場人物
- Isaac Clarke(アイザック・クラーク) 男性
- 主人公。エンジニアチーム所属の通信機技師、兼宇宙船修理工。 (圭)(二)(三)(非)(亖)(興)←こんな顔をしている
USG Ishimuraの通信途絶を通信機の故障と判断した会社によって、他のスタッフと共にIshimuraに送り込まれた。
作業用のアーマースーツを着ており、物体の動きを遅くする「ステイシス」と、物体を動かす「キネシス」を使うことが可能。
工具を駆使し、船内のエイリアンをばったばったとなぎ倒す。必殺技は荒ぶるストンピング。( 圭)ノシ - Kendra Daniels(ケンドラ・ダニエル) 女性
生き残った同僚その1。コンピューター技師。アイザックを通信でサポートしてくれる。ハモンドとなにかと言い争う。
彼女もまた、アイザック以上の何かを知っているようだが……? - Zach Hammond(ザック・ハモンド) 男性
生き残った同僚その2。チーフ警備員。ケンドラと同様、アイザックを導く。
今回の事件について、何かを知っていてかつ隠す素振りを見せる、典型的な…ハゲ。 - Dr.Challus Mercer(チャールズ・マーサー医師) 男性
Ishimuraに乗り込んでいた医者1号。強烈な一体化教信者(Unitologist)であり、ネクロモーフを「種の進化」と崇め奉るラリパッパおじさん。
化物退治をするアイザックに対し、色々と悪質な嫌がらせを仕掛けてくる。 - Dr.Terrence Kyne(テレンス・カイン博士) 男性
Ishimuraに乗り込んでいた、生化学系の科学者。いつも恋人と一緒にいるが、彼以外にはその姿が見えない。
アイザックに助けを求め、事態を解決する手助けをしてくれる。 - Nicole Brennan(ニコル・ブレナン) 女性
Ishimuraで働いていたアイザックの恋人。助けを求めるようなビデオメール(オープニングのアレ)を送ってきた。
船内でもたびたび通信をよこしてくる。"Make us whole again..."・・・なんだって? - 石村ヒデキ(HIDEKI Ishimura) 未登場
恒星間航法システム"Shock Point Drive"(つまりワープ装置)を開発した日本の宇宙船技師。彼の功績を讃えて艦名に献名されたため、乗り込んだIssacはあちこちで「石村」なる日本語を目にすることになる。特にOP直後のばかでかいネオンサインは一見の価値あり。 - 石村屋
そのUSG Ishimura内のSTOREの通称。エリアの電源が落ちていても営業しており、作業員・警備員向けの工具やアーマー・アイテム類を支給…ではなく販売している。何気にあこぎ。\石村屋/
関連動画
実況動画
プレイ動画
その他
ストーリー
本作はそのリアリティを高め世界観を確定させるために、『Half-Life』のようなストーリーを導入している。
以下に(なぜか)ストーリーが記されている。言うまでもないが、下記記述事項はネタバレ注意である。
200年前、地球で発見された異星人の遺跡を元に"Marker"を複製した政府は、惑星Aegis7にて起動実験を行った。ところが実験は失敗。偶然発生したHive mindと、それによって引き起こされたNecromorph化の惨劇が拡散されることを恐れた地球政府は、"Marker"をAegis7地中奥深くに埋め、総てを封印した。
ところがUSG Ishimuraによって惑星Aegis7が違法採掘された結果"Marker"が露出してしまった。そもそもIshimuraの乗組員のうちいくらかはUNITOLOGY(一体化)教会)――「死による再生」を掲げる異端宗教をスポンサーとした集団であり、神から与えられた遺物"Marker"を探す事が目的だった。しかし"Marker"が起動してしまったためか、艦長を始めとして次々と謎の精神症状が現れる。コロニーでは暴動が発生し、船内でも異常な行動を取るものが現れ、遂には再びHive mind、そしてNecromorphが生まれてしまう。
"Marker"を発見した頃からKyne博士は死別した妻の幻影を見はじめ、そして"Marker"がHive mindhを封印していたという真実に気付いたらしい。彼は"Marker"を惑星Aegis7に戻すことによってNecromorphの拡大を防げるのではないかと考え、船長に積み込みを止めるよう懇願するも失敗。既に感染していた船長は死亡してしまう。その後もカイン博士は事態を解決すべく行動を続けたが、Necromorphを信奉するDr.Mercerや、船長の死を不審に思った船員達の妨害にあい、これも失敗。かくして人々は次々死に、死体はNecromorphへと変貌を遂げ、或いはその餌食となり、USG Ishimuraは壊滅した。
通信の途絶したUSG Ishimuraを修理するべく派遣されたIsaac達は、この惨劇に巻き込まれてしまう。何とか脱出しようと試みるIsaac達。ところが彼らがIshimuraに向かったのは決して偶然の事態ではなかった。IsaacをサポートしていたKendraは"Marker"を確保するために教会が派遣したエージェントだったのだ。当初は教会の息がかかった軍艦USG Valorと共同で回収作業に当たる筈が、彼らがNecromorphの入った脱出ポッドを開放し、感染してしまった為に失敗。加えてHamondまでもが死亡してしまい、彼女が頼れるのはIsaacだけとなってしまった。そこで彼女は計画を変更、Issacを利用して"Marker"の確保と脱出とを同時に進行するようになる。
Nicole、そしてKyne博士と協力し、脱出を目指しているIssacもまた、彼自身の意思で動いていたわけではない。USG Ishimuraに惨劇が起きた時点で、既にNicoleは死亡していたのだから。全ては"Marker"の作り出した幻影だった。"Hive mind"は"Marker"と共に惑星Aegis7に帰還する為、その力でIsaacに干渉し、Kyne博士と共に、死んだはずの恋人の姿を見せて二人を誘導していたのだ。
そして"Marker"を持ち去ろうとするKendra、崩壊を始めるUSG Ishimura、立ちはだかるHive mindとそれに操られたNicoleを前にして、Isaacは……。
尚、EDに関しては諸々の意見が存在するが、パッケージを参照するという説(※1)が多い。
また各章のタイトルの頭文字だけを並べると以下のようになるが、「過去形ではない」為、これこそが解答なのだという人もいる。
# Chapter 01 : New Arrival
# Chapter 02 : Intensive Care
# Chapter 03 : Course Correction
# Chapter 04 : Obliteration Imminent
# Chapter 05 : Lethal Devotion
# Chapter 06 : Environmental Hazard
# Chapter 07 : Into the Void
# Chapter 08 : Search and Rescue
# Chapter 09 : Dead on Arrival
# Chapter 10 : End of Days
# Chapter 11 : Alternate Solutions
なお、船内の一部には妙な落書きがあるが、このページでその落書きの内容を知ることが出来る。
(※1):『DeadSpace2』で引き続きアイザックが主人公であるため、ED=パッケージ説は覆ることとなる。
関連作品
ホラーゲームの新たなビッグタイトルとして海外では大人気を博しており、ゲームのみならず、外伝作品やOVA、グラフィックノベルなど様々な形で派生作品が展開されている。
が、どれもこれもグロテスクさは共通しているため、日本国内ではほぼ一切、公式展開がなされていない。
唯一、Wii向けの外伝作品である『デッドスペースエクストラクション』が発売されている。
また、『3』のみ、日本語マニュアル付属の日本向けパッケージが発売される予定だが、内容のローカライズはされないという。
太字は、大百科内に記事が存在するもの。
- 本編シリーズ
- DeadSpace(今作)
- DeadSpace2
- DeadSpace3
- 外伝ゲーム作品
- 映像作品
- DeadSpace:Downfall - 『1』直前の出来事を描いたOVA。“Downfall”とは、没落の意。
- DeadSpace:Aftermath - 『1』直後の出来事を描いたOVA。複数の登場人物のエピソードを、アメリカや韓国のアニメスタジオがそれぞれ制作した、アンソロジー的作品。“Aftermath”とは、余波の意。
- DeadSpace:Ignition - パズルゲーム要素を持ったグラフィックノベル。『2』直前の出来事を描く。主人公は、『2』冒頭に登場するフランコ。“Ignition”とは、点火の意。
- DeadSpace:Salvage - Ignitionに似た形式の作品。『Aftermath』よりさらに後、漂流するUSGイシムラに探索者が訪れた際の出来事を描く。
- DeadSpace Graphic Novel Short - 『3』発売に先駆けて公開された、短編グラフィックノベル。『3』に登場予定のジョン・カーヴァー軍曹が、惑星UxorでMarkerの脅威にさらされる様を描く。
- 実写映画化プロジェクト進行中? - 2013年5月最新情報。B級ホラー界の重鎮、ジョン・カーペンター監督が大変乗り気な発言をしている事が伝えられた。氏のツイートにおいても「DeadSpaceを監督するのが楽しみだ」と発言。マジである。
- 小説
重ね重ね、これらのほぼすべては、海外のみの展開となっている。
ただ、本編シリーズのテキストの翻訳は攻略wikiなどで盛んにおこなわれているほか、一部映像作品についても同様の努力を重ねているファンもいる。
関連項目
脚注
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- アトリエシリーズ
- アルテリオス計算式
- アーケードアーカイブス
- インディーゲーム
- WarCraftシリーズ
- 海腹川背
- F/A
- Elite:Dangerous
- 乙女ゲーム
- 餓狼伝説
- がんばれゴエモン
- 軌跡シリーズ
- Gears of War
- ギルティギアシリーズ
- くにおくんシリーズ
- CrusaderKings
- グラディウスシリーズ
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- サガシリーズ
- サムライスピリッツ
- 侍道4
- THE KING OF FIGHTERS
- 勝利の女神:NIKKE
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- スターフォックスシリーズ
- Steel Fury: Kharkov 1942
- ストリートファイターシリーズ
- Splatoonシリーズ
- スーパーマリオ
- スーパーロボット大戦
- 聖剣伝説
- 世界樹の迷宮シリーズ
- XEXEX
- ゼノシリーズ
- ゼルダの伝説
- 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
- ダライアス
- 超兄貴
- テレビゲーム
- ディスガイアシリーズ
- デザエモン
- Destiny(FPS)
- DEFCON(PCゲーム)
- ときめきメモリアルシリーズ
- どうぶつの森
- ドラゴンクエスト
- パズル
- パロディウス
- パワプロクンポケットシリーズ
- ビデオゲーム
- ピクミンシリーズ
- PCゲーム
- ファイアーエムブレム
- ファイナルファンタジー
- ファンタシースターシリーズ
- 風来のシレン
- フリーゲーム
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- ボードゲーム
- ポケモン
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- メタルギアシリーズ
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