『UGSF』とは、
①:ナムコ(現・バンダイナムコエンターテインメント)の多数のゲーム作品(及び、そこから派生した他メディア作品)に登場する架空の軍隊。「United Galaxy Space Force」の略称であり、日本語に訳すと「銀河連邦宇宙軍」となる。
この記事では①と②をまとめて解説する。
概要
黎明期の作品である『ギャラクシアン』『ギャラガ』をはじめ、ナムコは宇宙を舞台にしたゲームを多数発表してきた。
その中でも、例えば『ボスコニアン』と『スターラスター』などは、開発者による私的な設定の上で同一の世界観であるとされながらも、発表・稼働当時はそういった作品間の設定が公にされることはなかった。
これは当時のナムコに世界観よりもゲームそのものを重視する傾向(所謂「ゲームオリエンテッド」、ありていに言えば「世界観なんてどうでもいいからゲーム作れや」みたいな感じ)があり、そういった世界観等の設定は存在こそしていたものの、公式に発表の機会が得られることは殆どなかったのである。
UGSFの原型は1984年に発表された『ギャプラス』に登場する「連邦宇宙軍」である。
その後「銀河連邦軍」、「銀河連邦防衛軍」等と表記ゆれがありながらも同一とみられる組織が度々登場するようになり、1990年に国際花と緑の博覧会で発表された『ギャラクシアン³』において、ついに現在「UGSF」と呼ばれるようになる設定群が初登場。
その後は『ギャラクシアン³』以前/以後に登場したナムコ作品を取り入れていく形(所謂後付け設定)で、もしくは最初からUGSFの設定に寄せる形で作品が製作されるなどして、2016年現在においても世界観を拡大し続けている。
UGSFシリーズの最新作(2016年現在)は2014年に発表された『しんぐんデストロ~イ!』であるが、2016年3月7日をもってサービスが終了している。
UGSFシリーズについての諸注意
「後付けOK」であるということ
UGSFシリーズは基本的に「後付けOK」が公式側で容認されている。
これはUGSFシリーズ公式サイトの「ABOUT」内でも明確に記述されているとおりである。
本設定が公式ではありますが、後に発売された別タイトルからUGSFシリーズに組み込まれたタイトルもあり、設定に齟齬が生じている場合もあります。また、今後発表されるタイトルがUGSFシリーズとリンクした場合、この年表に追加、修正が発生する場合があります。が、この後付けもUGSFシリーズの特徴です。おおらかな心でお楽しみください。
とはいえ、なんでもかんでも「後付け」すればUGSF作品である、ということにはならない。これについては後述(『「この作品はUGSFである/ない」の判断基準』)を参照のこと。
ちなみに、「UGSF番長」であるTagotch氏によれば実際の後付けの比率はかなり少なく、作品開発当時からあった「開発者による私的な設定を整理してまとめ直したもの」が現在のUGSF設定の源流である、とのことである。
また、現行のUGSF設定との整合が取れていない未発表の設定・世界観が現在も多数存在しているとのこと。それらは発表した場合かなりの混乱をきたすおそれがあることから、未だ発表は控えられている。
「ユーザー参加型」であるということ
Tagotch氏による「メーカーやクリエイターの押し付けだけではなく、お客様の妄想も取り込めたら良いという思い」のもと、UGSFはかなりユーザーフレンドリーな姿勢が取られているのも特長のひとつである。
具体例として、Tagotch氏が創作者側でコミケに参加していることが挙げられる。また、Tagotch氏はTwitterにおいてもUGSFファンと活発に会話・議論を繰り広げており、UGSF公式もTwitterやYouTube等で当時の資料を開示するなど精力的に活動している。
「この作品はUGSFである/ない」の判断基準
ナムコ作品を縦横無尽に取り込んでいるとも一部で囁かれるUGSFだが、その裏ではかなり厳格(?)な判断基準が設けられている。
まず、「作品固有の世界観との整合が取れるか」という点。元の作品があまりにもUGSFの設定からかけ離れている場合(例:『アニマルカイザー』、『ブットバースト』)、その作品がUGSFに入ることはまずない。
次に、「UGSF史に組み込む場合は、オリジナル企画/製作者の了解が必要」という点。前項の「世界観の整合」が取れそうな場合においても、オリジナル企画/製作者がUGSF設定への組込を拒否した場合にはその時点でUGSFに入ることはなくなる。
具体例として『ギャラガレギオンズ』が挙げられ、こちらはUGSFの代わりに「AGAD」と呼ばれる組織が活躍する世界観が構築されている。
逆に言えば、「現在UGSF史に組み込まれているものは、すべてオリジナル企画/製作者の了解が取られている」ということである
UGSF作品一覧
ここではUGSFシリーズ公式サイトに記載されている年表内の作品を列挙する。各作品のUGSF史における立ち位置については公式サイトを参照されたし。ここでは各作品の簡単な説明に留める。
- ギャラクシアン(1979年)
- 自機「ギャラクシップ」を操り、迫り来るエイリアンを撃退するシューティングゲーム。
- 敵が隊列を組んで徐々に侵攻(降下)してくるだけでなく、編隊飛行により自機への突撃攻撃を行うことが特徴。
- 関連動画のタグ検索:ギャラクシアン
- ギャラガ(1981年)
- 自機「ファイター」を操り、エイリアン「ギャラガ」を撃退する『ギャラクシアン』の続編。
- ステージ開始時のギャラガ編隊の飛来や、敵ボスのトラクタービームなどゲーム性が一気に向上。
- 敵ボスに捕らわれた自機を奪還し攻撃力2倍のデュアルファイターとなるパワーアップ要素も採用。
- 関連動画のタグ検索:ギャラガ
- ボスコニアン(1981年)
- 前後方向にミサイルが撃てる自機「ブラスター」を操り、敵基地を破壊していくシューティングゲーム。
- 広大なマップを8方向操作によって移動し、レーダーを頼りに敵基地に向かうなど後のゲームへの影響も大きい。
- 関連動画のタグ検索:ボスコニアン
- ディグダグ(1982年)
- 主人公のディグダグを操り、地中を掘り進みながらプーカァやファイガーといったモンスターを撃退するアクションゲーム。
- ステージ内の岩を落として複数のモンスターを同時に撃退する等、プレイヤーの戦略性が問われるゲーム。
- 主人公・ディグダグは後にミスタードリラーシリーズにおいて『ミスタードリラー』の主人公「ホリ・ススム」の父親「ホリ・タイゾウ」であるというキャラクター付けがなされている。
その後ミスタードリラーシリーズがUGSFと世界観を共有したため、ディグダグシリーズもUGSF年表に組み込まれることとなった。 - 関連動画のタグ検索:ディグダグ
- ギャプラス(1984年)
- 自機「ファイター」を操り、進化したエイリアン「ギャプラス」を撃退する『ギャラガ』の続編。
- 知名度では『ギャラクシアン』や『ギャラガ』に劣るものの、「ブラスターヘッド」の装着による強化や、隠しモードによる自機の強化など「ウル技」要素も豊富。
自機は後に「オウガヘッダー」としてUGSFシリーズで再登場した。 - 関連動画のタグ検索:ギャプラス
- スターラスター(1985年)
- 自機「ガイア」を操り、ビッグバンを起こし宇宙の破壊を企む人類の敵対勢力「バッツーラ」を撃退する一人称シューティングゲーム。
- 広域マップに惑星、味方の基地、敵編隊等が表示されるRTS的要素が盛り込まれている。
- 敵編隊へワープで戦闘画面へと切り替わり、全滅させるとマップ画面に戻るというシステムは当時では画期的だった。
- 関連動画のタグ検索:スターラスター
- ディグダグII(1985年)
- ディグダグを操り、海に浮かぶ諸島に現れたプーカァ、ファイガーを撃退する『ディグダグ』の続編。
- 小島にある杭にドリルを打ち込み、島を崩壊させて敵を海に落とす大技島崩しが特徴のアクションゲーム。
- 関連動画のタグ検索:ディグダグII
- バラデューク(1985年)
- 主人公のファイターを操り、地下要塞バラデュークを支配する邪悪なオクティ族を撃退するアクションシューティングゲーム。
- 当時のナムコの主流だった明るくかわいい「ライト層・子供向け」イメージとは正反対の大人向け・マニア層に向けたアプローチとして「ブキミが気持ちいい!」というキャッチコピーで登場。
- 主人公・ファイターは後にミスタードリラーシリーズにて「ホリ・タイゾウ」の妻「トビ・マスヨ」であるというキャラクター付けがなされている。
その後ミスタードリラーシリーズがUGSFと世界観を共有した関係で、バラデュークシリーズもUGSF年表に組み込まれている。 - 関連動画のタグ検索:バラデューク
- サンダーセプター(1986年)
- 自機「サンダーセプター」を操作し、敵エイリアンを撃退しつつハイパーウェイ上を走破するシューティングゲーム。
- 敵地から敵を撃破しつつ銀河連邦宇宙基地へ向かうレースゲームとシューティングゲームの融合作品。
- 筐体は「ポールポジション」を再利用したものだった。
- 設定年代が7650年と、UGSFシリーズの中で最も未来を舞台にした作品である。
同年、液晶シャッター式3Dスコープでの立体視を実現したマイナーチェンジ版『3DサンダーセプターII』が稼働している。 - 関連動画のタグ検索:サンダーセプター
- ギャラガ'88(1987年)
- 自機「ブレスト・ファイター」を操り、エイリアン「ギャラガ」を撃退しつつ敵本星へと向かうシューティングゲーム。
- 3機合体によるトリプルファイター、次元跳躍による多層構造のステージ構成など新機軸を採用。
- 関連動画のタグ検索:ギャラガ'88
- 爆突機銃艇(1988年)
- 主人公のファイターを操り、邪悪なオクティ族を殲滅する『バラデューク』の続編。
- 主人公は前作の波動ガンだけでなく、機銃艇に乗り込んで攻撃することも可能となった。
- 関連動画のタグ検索:爆突機銃艇
- ブラスト・オフ(1989年)
- 自機「ブラスターFR」を操り、敵基地内部へ深く侵入し破壊する『ボスコニアン』の続編。
- ゲームジャンルを縦シューティングに一新。4種類の自機のショットを使い分け、敵の攻撃を迎え撃つ。
- 敵基地の外観グラフィックが最終面だけ大きく異なっている。
- 関連動画のタグ検索:ブラストオフ
- バーニングフォース(1989年)
- 自機であるエアバイクを操り、進路上に現れる敵を撃破していく3Dシューティングゲーム。
- 本作はもともとUGSFシリーズとの関連性がない作品であった。
「UGSF組込の端緒」は、バーニングフォースをUGSF設定の一部とするとあるファンサークルが発行した同人誌である。ただ同人は組込の理由にならないため、(おそらくはオリジナル企画者の了解を得て)『NAMCOxCAPCOM』において「バーニングフォース=UGSF設定」が正式に採用され、年表に記載される運びとなったという、UGSFでも類を見ない特殊な経緯を持つ作品である。 - 関連動画のタグ検索:バーニングフォース
- ファイナルブラスター(1990年)
- 自機「ブラスターMk-2・フェニックス」を操り、ボスコニアンの拠点星系へと向かうPCエンジン用ゲーム。
- 自在に変更可能な自機速度と溜め攻撃のチャージ時間には関連性があり使い分けが必要。
- ゲーム内に『ゼビウス』に登場した「バキュラ」や「地上絵」などが登場し、関連性をにおわせた。
- 関連動画のタグ検索:ファイナルブラスター
- ギャラクシアン³ プロジェクト・ドラグーン(1990年)
- 重戦闘艇「ドラグーン」の砲手となり、迫り来る機械生命体を撃退するテーマパーク向けアトラクション。
- 28人同時プレイが可能なアトラクションとして「国際花と緑の博覧会」に出展され話題を呼んだ。
- その後16人プレイ版が一部ショッピングモールに、6人プレイ版がゲームセンター用に登場した。
- 関連動画のタグ検索:ギャラクシアン³
またはギャラクシアン3
- ギャラクシアン³ アタック・オブ・ゾルギア(1990年)
- 重戦闘艇「ドラグーンJ2」の砲手となり、巨大生命体ゾルギアの破壊を目指すシューティングゲーム。
- 前述の『プロジェクト・ドラグーン』の6人プレイ版筐体の別シナリオとしてゲームセンターに登場。
- 『プロジェクト・ドラグーン』と『アタック・オブ・ゾルギア』はソフト交換で互換性があった。
- 関連動画のタグ検索:ギャラクシアン³
またはギャラクシアン3
- スターブレード(1991年)
- ジオソード小隊の一員となり、自機「FX-01」の砲手として、機械生命体を撃退するシューティングゲーム。
- 敵機械化惑星「レッドアイ」内部への侵攻経路等に『スター・ウォーズ』へのオマージュが垣間見える。
- 本作品に使用された筐体及び投影技術が後の「O.R.B.S.」や「P.O.D.」に結実している。
- 関連動画のタグ検索:スターブレード
- サイバースレッド(1993年)
- 自機「ヴィークル」を操り、「闇の支配者」が興行する競技大会を勝ち上がる3D対戦シューティングゲーム。
- 『アサルト』のような2本の操縦桿を操作して自機を操作するため、超信地旋回も可能である。
- FPSというジャンルが黎明期で無名の時期にあって、「一人称シューティングゲーム」の代表的な作品とされる。
- 関連動画のタグ検索:サイバースレッド
- サイバーコマンド(1994年)
- スペースコロニー「ウラヌス」の反乱を鎮圧するため、特殊部隊として戦闘を行う『サイバースレッド』の続編。
- 自機「ヴィークル」を操作して、暴走したマザーコンピュータ配下の戦車を撃破するシューティングゲーム。
- 明確にUGSFシリーズを謳い、ストーリーなどで前作以上にSF色が強いのが特徴。
- 関連動画のタグ検索:サイバーコマンド
- ギャラクシアン³ ザ・ライジング・オブ・ガーブ(1996年)
- 重戦闘艇「ドラグーンR」を操り、機械生命体の移動要塞GOURBの破壊を目指すシューティングゲーム。
- 前述の『ギャラクシアン³』が家庭用ゲームに移植された際に追加されたシナリオ。
- 条件を満たすと要塞内部突入時に『スターブレード』に登場したコマンダーが出現する。
- 関連動画のタグ検索:ギャラクシアン³
またはギャラクシアン3
- スターイクシオン(1999年)
- 各方面から侵攻してくる敵対勢力を撃破する『スターラスター』の続編にあたるシューティングゲーム。
- 『スターラスター』同様に広域マップと戦闘画面の二本立てのゲームシステムが特徴。
- 『ギャラクシアン』『ボスコニアン』『ギャプラス』などの自機が使用可能な点も注目を集めた。
- 関連動画のタグ検索:スターイクシオン
- ミスタードリラー(1999年)
- 主人公の「ホリ・ススム」を操作して、色分けされたブロックを消していくパズル要素の強いアクションゲーム。
- 最初からステージに敷き詰められたブロックを操作し消していく、いわゆる落ち物パズルの発展系である。
- 稼働当初、作品の設定年代は20XX年だったが、UGSFシリーズへの組込の際に設定年代が2399年に変更された。
- 関連動画のタグ検索:ミスタードリラー
- エースコンバット3 エレクトロスフィア(1999年)
- エースコンバットシリーズの中でもSF色の強い異色作。
- プレイヤーはシナリオ分岐により所属する陣営を変えることができ、計5種類のマルチエンディングが用意されている。
- アニメパートはProduction I.Gにより製作された。
- 本作はもともとUGSF作品として製作されたわけではなかったが、後に発表された『スターブレード オペレーションブループラネット』において本作に登場する企業「ゼネラルリソース」が登場したことがきっかけとなり、ゼネラルリソースやニューコムの設定がUGSFに組み込まれ、同時に『エースコンバット3』もUGSF作品の一つという位置づけが加えられた。
その後もゼネラルリソースやニューコムは『バウンティ・ハウンズ』、『NewSpaceOrder』、『しんぐんデストロ~イ!』等に登場している。 - 関連動画のタグ検索:エースコンバット3
- スターブレード オペレーションブループラネット(2001年)
- 自機「ジオキャリバー」を操り、機械生命体の反攻を迎え撃つ『スターブレード』の続編。
- 体験版が大型汎用筐体「O.R.B.S.」と共に第39回アミューズメントショーに参考出展された。
- ゲームそのものは完成することはなく、筐体はのちに「P.O.D.」として陽の目を見る。
- 関連動画のタグ検索:スターブレード
- スタートリゴン(2002年)
- アストロレスキュー隊員を操り、遭難宇宙船の乗組員を救助するアクションゲーム。
- 惑星の周囲を周回し、隣の星へタイミング良くジャンプして三角形の救助ネットを張っていく。
- 『ミスタードリラー』のホリ・ススムなどがゲストキャラクターとして参加しており、ミスタードリラーシリーズと世界観を共有している作品。
- 関連動画のタグ検索:スタートリゴン
- NewSpaceOrder(2004年)
- 4つの勢力が宇宙を舞台として勢力拡大、艦隊戦、敵惑星破壊を行うRTS。クローズドβテスト版が製作されたものの、後に開発中止となった。
- スターラインで結ばれた星系間で資源や資金、索敵範囲を共有し、敵勢力を撃破することが最終目的。
- UGSF設定の集大成であると同時に、他のナムコ作品の設定も幅広く採用されていた。
- 関連作品として、インターネット上で閲覧できるFLASHノベル『NewSpaceOrder link of life』が存在する。
- 関連動画のタグ検索:NewSpaceOrder
- バウンティ・ハウンズ(2006年)
- 傭兵のマックスを操り、開拓を行う惑星に棲息する敵対的な地球外生命体を撃退するアクションゲーム。
- 各種の武器を駆使することや、コンボ攻撃を行うことで戦略的な戦い方が可能となる。
- 関連動画のタグ検索:バウンティハウンズ
- みずいろブラッド(2007年)
- みずいろちゃんのブラッド学園での学園生活を各種のミニゲームの形態にしたバラエティゲーム。
- 対応機種であるニンテンドーDSの機能を活かしたタッチペンを使用するミニゲームが豊富。
- 公式ブログにおいて作品の位置付けを決定付ける衝撃的な後日談が綴られた。
- 関連動画のタグ検索:みずいろブラッド
- しんぐんデストロ~イ!(2014年)
- 惑星オリウスに現れた怪獣を戦車隊を率いて撃退するスマートフォン専用アプリ。
- 基本はRPGであるが、戦闘時の隊列設定や隊員と戦車の組合せによる相性など、戦術・戦略要素もある。
- 2016年時点におけるUGSFシリーズ最新作。
- 2016年3月7日をもってサービス終了を迎えた。
- 関連動画のタグ検索:しんぐんデストロ~イ!
UGSF関連作品
以下はUGSFシリーズの年表には記載されていない(=正式にUGSF作品であるとは明言されていない)ものの、作中においてUGSFを彷彿とさせる描写が存在する作品を列挙する。
- リッジレーサーシリーズ(1993年~)
- ナムコが擁するレースゲームシリーズ。
- 「ゲーム中に他ナムコ作品・およびその世界観をモチーフにした看板やガジェットが多数登場する」という特長があるため、しばしばUGSFシリーズとの関連性がささやかれている。
- 『リッジレーサーV』『6』ではゼネラルリソースの看板がゲーム中に登場。
- 『7』ではニトロシステムの開発元のひとつとしてゼネラルリソースが登場。
- また、UGSF作品・設定群にて度々登場する企業「アージュ・アビアシオン」や「テラジ・ヘヴィインダストリー」はそれぞれ『リッジ』に登場する自動車メーカー「アージュ」「テラジ」の関連会社であるという設定が存在している。
- ゼビウス(1983年)
- アーケード用縦スクロールシューティングゲーム。「ファードラウト・サーガ」の中の一作品。ビデオゲームに「世界観」を持ち込んだ初期の作品として、現代においても根強い人気を誇る。
- NewSpaceOrderにて「ファードラウト・サーガ」に登場する架空言語「ゼビ語」が公用語の「軍事帝國」が登場。それ以外にも多数のUGSF作品においてゼビウス的要素がフィーチャーされることが多々あるものの、『ゼビウス』そのものはUGSF世界観との整合が難しいためか、現在に至るまでUGSF年表に追加されていない。
- オーダイン(1988年)
- アーケード用横スクロールシューティングゲーム。後にPCエンジン等にも移植された。
- 『バーニングフォース』の主人公・天現寺ひろみの尊敬する人が本作の主人公・泊裕一郎であるという設定があり、本作もUGSFシリーズにあたるのではないかという議論が存在するが、UGSF公式は明言を避けている。
- テイルズオブエターニア(2000年)
- テイルズオブシリーズの一つ。
- NewSpaceOrderにおいて本作をモチーフとした国家「神聖宗教国」が登場している。
- スマッシュコート プロトーナメント2(2004年)
- テニスゲーム、スマッシュコートシリーズの一つ。実在の選手、コートが登場する。
- ファンサービスとして鉄拳とソウルキャリバーからのゲストキャラクターが登場。
- コートのスポンサーとしてエースコンバット3に登場する企業が確認できる。
- 公式サイトの年表には掲載されていないが、同サイトのブログにて紹介されている
。
- ACE COMBAT ADVANCE(2005年)
- エースコンバットシリーズの一つ。
- 海外のみで発売されたゲームボーイアドバンス専用ソフト。ハードの制約上トップビューシューティングである。
- ゼネラルリソースが登場するなど、エースコンバット3と共通する設定が多い。
- NAMCOxCAPCOM(2005年)
- ナムコとカプコンのコラボレーション作品。ジャンルはシミュレーションRPG。
- ホリ・タイゾウやトビ・マスヨなど、UGSFに所属するキャラクターが多数登場している。
- アイドルマスターシリーズ(2005年~)
- アーケード用シミュレーションゲームから端を発した「アイドルプロデュース体験ゲーム」。
- アイドルマスターシリーズは、ディレ1によって「全てパラレルワールド」と設定されているが、一部のアイドルの設定に未来やSFを感じさせるものがあるとされ、それ等がUGSFシリーズの設定と被る物と捉えた一部のファンの間で、UGSFシリーズではないかという議論がなされている。
- エースコンバットX スカイズ・オブ・デセプション(2006年)
- PSPで発売されたエースコンバットシリーズの一つ。
- エースコンバット3登場機体である「R-101 デルフィナス#1」に似た形状・型番の「YR-99 フォルネウス」が登場。
- エースコンバット6 解放への戦火(2007年)
- Xbox360で発売されたエースコンバットシリーズの一つ。
- ゼネラルリソースのコンテナが登場している。
- エースコンバットインフィニティ(2014年)
- PlayStation3で配信されたエースコンバットシリーズの一つ。
- エースコンバット3登場機体である「R-101 デルフィナス#1」や「X-49 ナイトレーベン」が登場するほか、エースコンバット3独自の設定であった「オプトニューロンインターフェース」が流用されている。
関連コミュニティ
関連項目
- ナムコ / バンダイナムコエンターテインメント
- SF / スペースオペラ
- シューティングゲーム
- O.R.B.S. (P.O.D.)
- シミュレーションゲーム / リアルタイムストラテジー
- おっさんホイホイ / namcoっ徒ホイホイ
- アーケードゲーム博物館計画リンク
関連リンク
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