「毎日ボーノ! おいしくておっきいのはいいこと♪ ヒシアケボノだよ~♪」
ヒシアケボノ(ウマ娘) とは、
Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
実在の競走馬「ヒシアケボノ」をモチーフとする、
でかすぎるウマ娘である。 CV:松嵜麗
概要
誕生日:2月27日 身長:180cm 体重:超大幅増 スリーサイズ:B99・W64・H88
食べるの大好き、食べさせるのも大好きな、おおらかな料理好き娘。穏やかな性格で、いつもほのぼのと、みんなの笑顔を見守っている。外国生まれで生粋の相撲マニアだが、角界ではなくレースでのがっぷり四つを選んだ。
幼少の頃の夢は『ちゃんこ鍋』だったらしい。
心も体もビッグサイズなウマ娘。いつもニコニコ明るく温厚な性格。
食べるの大好き、食べさせるのも大好き!気が付いたらトレーナー自身の体重も……?
規格外の体格を活かした走りは、まさに圧巻の一言。
紹介ページの立ち絵でも耳が紹介ページのヘッダーにハミ出すほどにデカい。サービスイン(2021/2/24)時点でここまでデカい立ち絵はヒシアケボノが唯一であった。
2024/2/24に公式サイトのリニューアルが行われ、PC版公式サイトではヘッダーではなくパンくずリストが上部に表示されるようになったが、そのパンくずリストの高さにまで耳がかかっている立ち絵も依然としてヒシアケボノが唯一である。
なお身長とスリーサイズは公式サイトリニューアル時点のもの。リニューアル前から身長は2cm、バストサイズは5cmも上昇しており、バストに関してはメイショウドトウに追いつきトップタイに(2021/3/17現在)。ウエストも61とこちらも最も高い数値。(ヒップサイズに関してはスーパークリークがH91でトップ。H88は全体で4番目の数値でゴールドシップらに並ぶ)
趣味は料理。作ること食べること両方大好き。他のウマ娘と一緒に会話しているシーンでは大体食べ物とか食べることに関する話をしている。それもあってか「ボーノ♪」[1]が口癖。
後述のサポートSSRでは超重量級ウェディングにんじんケーキを作るなど、とにかく食のスケールもデカい。
勝負服は原案では白基調で胴部に縦青二本線が入ったセーラー服だったが、2021年4月15日に実装されたカレンチャンのシナリオ等で新デザインに変わり、胴部が白と青のボーダーのコックコート(いわゆるシェフやパティシエの衣装) 風な服に正面から見て右側頭部に小さな青い帽子を付けている。
原案 | ゲーム版 |
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アニメでの活躍
Season1ではBlu-ray第4コーナー収録の新規エピソード「BNWの誓い」に登場。ファン大感謝祭でビコーペガサスとヒーローショーを開く(悪役)。
Season2では第1話、オープンキャンパス中のトレセン学園室内プールにて、ビコーペガサスと共にスク水姿で登場。スタート台に乗っているせいで、ただでさえ背丈の低いビコーペガサスがフレームアウト寸前になってしまっている。飛び込んだ瞬間トウカイテイオーは傘を広げて水しぶきガード!……と思いきや、デカすぎるヒシアケボノが起こした水しぶきは傘ごとテイオーを丸呑みする勢いの「大波」で……。
『うまゆる』では、何の脈絡もなく背景にそびえ立つ存在として頻繁に登場していた。
最終回では宇宙にまで進出したが、とうとう最後まで一言もセリフはなかった。
ゲームでの扱い
ステータス(☆3) | |||||||||||||||||||
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スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ | |||||||||||||||
99 | 60 | 108 | 91 | 92 | |||||||||||||||
バ場適性 | |||||||||||||||||||
芝 | ダート | ||||||||||||||||||
A | F | ||||||||||||||||||
距離適性 | |||||||||||||||||||
短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 | ||||||||||||||||
A | B | F | G | ||||||||||||||||
脚質適性 | |||||||||||||||||||
逃げ | 先行 | 差し | 追込 | ||||||||||||||||
B | A | C | G | ||||||||||||||||
成長率 | |||||||||||||||||||
固有スキル『I'M☆FULL☆SPEED!!』 | |||||||||||||||||||
レース中間に好位置で少し疲れてくると気合を入れ直して大きく前へ踏み込む | |||||||||||||||||||
ウマ娘テンプレートボックス |
育成目標
- ジュニア級6月:メイクデビューに出走
- ジュニア級12月前半:ファンを3000人集める
- クラシック級7月前半:ファンを10000人集める
- クラシック級9月後半:スプリンターズS(G1)で3着以内
- クラシック級10月後半:スワンS(G2)で3着以内
- クラシック級11月後半:マイルCS(G1)で3着以内
- シニア級3月後半:高松宮記念(G1)で1着
- シニア級6月前半:安田記念(G1)で2着以内
- シニア級9月後半:スプリンターズS(G1)で1着
- シニア級11月後半:マイルCS(G1)で1着
概要
育成は2021年9月10日に実装。
サポートカードは配信当初から存在するマヤノトップガンのサポートSR[カワイイ+カワイイは~?]およびビコーペガサスのサポートSSR[必殺!Wキャロットパンチ]の中で登場キャラの1人として出てくる他、同じくマヤノトップガンやカレンチャンの育成イベントにも少しだけ登場している。いずれも相手が140~150cm台の小柄なウマ娘ということもあって、やはり「ヒシアケボノでかすぎ」と言わずにはいられないことだろう。
育成モードは史実の勝ち鞍であるスプリンターズステークスを中心とした短距離・マイル路線だが、あらゆる意味で「体の大きさ」が何かと取り上げられがちなシナリオとなっている。「デカさ」を活かしたパワフルなレースで注目を集める一方、シナリオ後半では身体の大きさから来る負担が想像以上に大きかったことが判明し、ケガの可能性と向き合いつつウマ娘としてどのようにレースに取り組んでいくのか…という流れ。メイクデビュー以降のジュニア⇒クラシック中盤まではファン稼ぎが目標となっているが、第2目標のファン集めはこれまでの3000人目標のそれと違い、「12月前半」が期限である事に注意。朝日杯FS/阪神JFで事故った場合、ヒシEアケボノが爆誕してしまう。
独自のイベントとしては、「休む」コマンド選択時にヒシアケボノが夜遅くまで働くトレーナーに夜食のちゃんこ鍋を作ってきてくれるイベントが発生することがある。二種類の選択肢があり、「味噌ちゃんこ」は体力+70、「塩ちゃんこ」は体力+40とやる気+1とどちらも強力。
また、演出上でもデカさが存分に強調されており、G1レース勝利時にはジャンプして着地した際にカメラが大きく揺れる。さらに固有スキル発動時にはパドックに集まる人たちを足元に十数メートルに巨大化したヒシアケボノが登場する。足元のみを映した後に大きく見上げるように全体を映すカメラアングルはあたかも巨大怪獣が登場する特撮作品のようである。しかもこの演出は短縮版でもカットされることなく登場する。巨大娘マニア大歓喜
ウイニングライブでもその大きさは目立ち、「WINnin' 5 -ウイニング☆ファイヴ-」では5人のウマ娘が手を繋いで一緒にジャンプする場面で、ジャンプの高さはどの大きさのウマ娘でも同じ高さなのでヒシアケボノ以外を小さいウマ娘で固めるとヒシアケボノがあまりジャンプしていないように見えるという特徴がある。
レースでは2021年4月15日に実装されたカレンチャンのシナリオ内レースで登場するほか、同日から始まったレジェンドレース「VSキングヘイロー」でも対戦相手のひとりとして登場。再三言うがレース中にも存在感を放つ程デカい。同時にビコーペガサスもレースに登場するようになったため、サイズ差も際立つ。史実のレース映像で「ヒシアケボノでかすぎ」とこぼしてしまうファンの心理が幾ばくかは伝わることだろう。
サポートカード
2021年5月28日にサポート恒常RおよびサポートSSR[召しませふぁーすとBite!]が実装。同日から開催の期間限定イベント「花咲く乙女のJunePride」でもメインキャラとして登場。
特に注目すべきなのはサポートカード内での行動で
・コース上でスタックした整地車を単独でどかす
・それどころかコース上をハロー[2]を持って全力疾走して地面を均す
・学園中庭にある大樹のウロの3倍サイズ(トレーナー談)の巨大杵と巨大臼で後輩達のために餅をつく
・突進してくる暴れ牛を真正面から受け止めて持ち上げ、赤ちゃんのようにあやして落ち着かせる
・薄力粉9kg、クリームチーズ7.5kg、お砂糖2kg等の超絶物量ケーキを手作りする
といったエピソードの他、「(将来は)ちゃんこ鍋になりたかった」発言[3]などのいろんな意味でデカすぎる情報量が爆盛定食のごとく押し寄せ、トレーナー達の頭と腹はパンク寸前。
同日にサポート実装&期間限定イベントメインだったカワカミプリンセスに勝るとも劣らない強烈な個性を発揮することとなった。個性的すぎたためかビューティー安心沢すら一瞬困惑させたほど。
また、カレンチャンの育成イベント内で、料理系ウマスタグラマーとしてネット界隈を中心に有名であることが発覚。記事冒頭のセリフはその配信動画の開始挨拶である。
関連ウマ娘
- ビコーペガサス
- ヒーローに憧れるウマ娘。育成シナリオなどでよく絡んでいる。モチーフ馬はヒシアケボノとも対戦経験がある。
- ヒシアマゾン
- 美浦寮長のウマ娘。ヒシアケボノの育成シナリオで時折登場する。モチーフ馬はヒシアケボノと同時期に活躍した同じ馬主の競走馬。
史実
1992年にアメリカで生まれた外国産馬。スピードに優れた短距離馬。
1994年11月にデビューするも、5戦目まではなかなか勝てなかったが、6戦目以降初勝利を含む4連勝。95年スワンステークス(GⅡ)で重賞初勝利し以後、角田晃一が主戦騎手となる。
迎えたGⅠマイルチャンピオンシップはトロットサンダーに敗れて3着になるも、続くスプリンターズステークスでビコーペガサスとドバイから参戦したソーファクチュアルの追撃を振り切りGⅠ初勝利を飾る。
しかし、父ウッドマンや母父シアトルスルーの産駒にありがちな早熟(早枯れ)傾向が露呈してしまい、古馬になった翌1996年以降はまったく勝利できず、1997年末のスプリンターズステークスで9着になったのを最後に引退。
引退後は種牡馬になるも、目立った成績は残せないまま、2008年に16歳で死去した。
ここまでは競走成績について書いたが、ヒシアケボノと言えば勿論、
とにかくでかい!!
おおむね500kg程度からが大型馬とされる中でそれを優にぶっちぎる超大型馬として有名で、馬名の由来は当時現役だった第64代横綱の曙太郎からである。
97年スプリンターズステークス勝利時の馬体重は貫禄の
560kg
で、2022年現在も中央GⅠ優勝馬の歴代最重量記録として残っている[4]。
ヒシアケボノよりでかい競走馬は探せばいる(例:ショーグン)が、それに一線級の実力を併せ持った馬は極めて稀である。
なお、最高出走体重は
582kg。
そんな類を見ない超ヘビー級馬ということで、パドックで彼の馬体重の数字が出る度笑いやらどよめきやらが起きていたそうな。
半弟で99年フランスGⅠアベイユ・ド・ロンシャン賞王者のアグネスワールドも最高で518kgと、兄弟揃って大型馬であった。
なお、ウマ娘界隈で最軽量級だったツインターボなんかだと400kgちょっとで出走していた事もあり、それこそお相撲さん一人分くらい(約180kg)の重量差があった。ただ、名前の元ネタで曙は200kgを優に超える巨体だったので曙一人分には満たないくらいの差ではある。曙でけぇ。
細かいネタだが、ヒシアケボノが出走した30戦は全て良馬場、という珍しい記録がある。ウマ娘化された馬でほかに出走全レースが良馬場だったのはグラスワンダーのみ(グラスは15戦、ヒシアケボノは30戦している)。初期スキルに「晴れの日○」があるのはおそらくこの記録が元だろう。
関連動画
上述の巨大ウェディングにんじんケーキを1/10サイズで再現した動画。
馬体重と距離適性について
前述のとおりヒシアケボノはJRA最重量G1勝利記録を持っているが、重賞全体となると1986年の第31回京王杯スプリングカップ(GII 府中1400m)を制したトーアファルコンが570kgというJRA最重量重賞勝利記録を2018年まで持っていた。
JRA最重量重賞勝利記録は、2019年の第26回マーチステークス(GIII 中山ダート1800m)で572kgのサトノティターン[5]が、そして2023年プロキオンステークス(GIII 中京ダート1400m左)で594kgのドンフランキーが更新している。
ヒシアケボノ・トーアファルコン・ドンフランキーの3頭は全て短距離馬である事から、
「重量馬は短距離に強いのでは!?」
と馬体重と距離適性の因果関係が指摘されているが、GI勝ち馬のレースごとの平均馬体重を見ると短距離の方が中長距離より若干重いが、極端に差がある訳ではない。
実際、サトノティターンは短距離経験がなくダート中距離を中心に活躍。2020年には芝3400mという長距離のダイヤモンドステークスにも588kgの馬体重で挑戦していた。
これらのデータや馬体重に関するエピソードなど、簡単なゆっくり解説動画があるので、参考にして欲しい。
関連静画
関連項目
- ウマ娘 プリティーダービー
- 角田晃一
- 諸星きらり(でかすぎる+中の人繋がり+サイゲ繋がり)
- ヒシアケボノでかすぎ
- メロディーレーンちっちゃすぎ(上記の反対語)
脚注
- *「おいしい」「すばらしい」を意味するイタリア語。ヒシアケボノの名前とも掛けていると思われる
- *トラクターなどに取り付けて地面を整地するパーツ。重さ数百kg~1tオーバー
- *その夢を諦めた理由は「自分が鍋になったら(自分だけ)食べられない」とのこと
- *地方競馬では2016年の東京大賞典でアポロケンタッキーが565kgで優勝している
- *シンボリクリスエス産駒で、ウマ娘でも登場しているサトノダイヤモンドと同じ株式会社サトミホースカンパニーの所有馬だったが、この年(2019年)、里見治の長男で、セガサミーホールディングス代表取締役社長グループCEOの里見治紀に移管された。
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