ニュー・ジェダイ・オーダー 単語

ニュージェダイオーダー

2.0万文字の記事

ニュー・ジェダイ・オーダー(THE NEW JEDI ORDER)とは、『スター・ウォーズサーガ小説シリーズである。

通称「NJO」。「レジェンズ」作品群に属する。邦訳小説全21作。

概要

一度は銀河平和を取り戻したルーク・スカイウォーカーたちと銀河外からの未知の侵略ユージャン・ヴォングとのあいだで繰り広げられる壮絶な戦いを通して、新たなジェダイの秩序(New Jedi Order)の確立、そしてフォースそのものとジェダイのあり方への問いかけを描き出した長篇小説シリーズ

映画新三部作と並行して1999年から2003年にかけて展開され、スター・ウォーズスピンオフ小説作品史上はじめて、ルーカスフィルムによる全面的なタイムラインプロット管理のもと、これまでスピンオフ小説群に関わってきた多数の作家によるリレー形式で書き継がれるという意欲的な展開が行われた。

それまで連綿と書き継がれてきた旧三部作以降のスピンオフ作品の集大成的なシリーズであり、映画小説コミックのみならず各種のゲーム類や設定のみの存在まで含めた膨大なスター・ウォーズ関連作品の要素が再登場を果たした。長大なストーリーには従来のスピンオフ作品ではありえなかったような衝撃的展開が数多く盛り込まれただけでなく、スター・ウォーズ根本設定であるジェダイフォースについての哲学的思索と再定義ストーリーの核心に置く、意義深い作品となった。

ストーリー

遠い昔、はるか彼方銀河系で……

デス・スターを破壊したヤヴィンの戦いから25年。6年前に新共和銀河帝国との講和が成立して以来、政争や小規模な地域紛争を山ほど抱えながらも平和と繁栄を謳歌する銀河を、虎視々と狙う者たちがいた。銀河の未知領域の向こう、遠い別銀河からやってきた未知の種族ユージャン・ヴォングである。

彼らは遠い昔に荒した故郷の銀河を逃れ、新たな故郷をめて何十世代ものあいだ放浪していた。数十年に渡る入念な浸透と下準備のすえ、ついに侵略をはじめた彼らは、苦痛を礼賛するかたい信仰に基づくしい闘争心と厳格な階級社会衣食住から宇宙まですべて有機物でまかなう卓越した生物テクニックを持ち、あらゆる機的テクノロジーを冒涜としてしく憎み、そしてフォースで一切感じられなかった。

銀河の端から始まった彼らの侵略に対し、新共和軍は準備不足ながらも果敢に迎え撃ったが、すでに内憂の対処で手一杯の政府と元老院は新たなる脅威を軽視して責任をジェダイに押しつけ、対応はことごとく後手に回る。あまりに強大な敵の前には少なからぬ勝利もむなしく、く間にユージャン・ヴォングの占領地は広がり、銀河外縁部の惑星ユージャン・ヴォングの生物に溢れた世界へと改造されていった。

いっぽう、平和の守護者たるべき新たなジェダイ・オーダーも、ユージャン・ヴォングに十分な対処を取れずにいた。積極的に戦うか市民の守りにするか、ジェダイが果たすべき役割をめぐる対立。戦争への積極参加がダークサイドを招く恐れ。なにより、銀河あまねく存在するはずのフォースが存在せず、ジェダイから感知もできないユージャン・ヴォングという「生物」は、たんに戦力としてジェダイの大敵であっただけでなく、彼らが持つフォースの概念そのものを揺るがす異常な存在だったのである。

そのユージャン・ヴォングにとっても、まったく理解不能な未知の力を操るジェダイの存在は神々への挑戦にほかならなかった。彼らは銀河にジェダイの引き渡しを要する。むろんユージャン・ヴォングは「不敬者ども」との約束など然と破る種族だったが、少なからぬ数の人々がジェダイを捕らえ、差し出して安寧を得ようとしはじめた。ジェダイは守るべき市民からも脅かされはじめたのだ。

内外の脅威を前にジェダイが次々に斃れるなか、ユージャン・ヴォングの侵略は、新共和帝国、ヘイピーズやハット・スペースといった地域を問わず、銀河のあらゆる場所を巻き込む大戦争へと拡大してゆく。そして侵略者の魔手は、ついに銀河の中枢たるコアワールドへと迫っていた……!

【以下、後半はネタバレ回避のため格納】

以下、中盤以降はネタバレ回避のため格納。

ユージャン・ヴォングがフォース感知者を狩る猟を生み出したことで、ジェダイはその対処に甚大な犠牲を出した。新共和では大艦隊の猛攻の前に銀河首都コルサントが陥落し、数の難民とともに軍も散り散りになった。新共和軍はやむなくかつての反乱同盟軍時代の戦略に回帰し、ユージャン・ヴォング軍に多大な損をあたえつつもアウター・リムへと撤退する。

臨時首都モン・カラマリで行われた国家元首選挙で誕生した新体制は、ジェダイ・オーダーと一致協力しての対ユージャン・ヴォング徹底抗戦を掲げ、銀河団結を新たにする。新体制は新共和を緩やかな連邦国家へと再編し、銀河連合自由同盟銀河同盟)が成立。この政治的変革と並行して、新共和軍とジェダイユージャン・ヴォング軍を巧みな陥穽に陥れ、ついに戦局の転換点となる大勝利を挙げた。

銀河帝国チス・アセンダンシーヘイピーズ・コンソーティアの協力も得た銀河同盟軍は戦略的優位に立つが、り強いユージャン・ヴォング軍を前に苦戦を強いられつづける。ジェダイたちは事態を打開し戦争の終着点を見つけるため、未知領域を自由に移動するという伝説“生きた惑星”ゾナマ・セコートとみなして探索に旅立った。いっぽうコルサントを新たなユージャンターと宣言したユージャン・ヴォングでは、積み重なる損を前に戦力不足が深刻化し、被差別階級や下層民にはジェダイを救済者と崇める異端跋扈するなど、最高大君の絶対統治体制が次第にゆらぎつつあった。

数の戦いの末に、両軍は最終決戦に打って出る。銀河首都の奪還を至上命題とする銀河同盟軍に対し、新たな聖地コルサントを死守せんとすユージャン・ヴォング軍。さらには銀河同盟軍が極秘開発したユージャン・ヴォングの生物を皆殺しにするウイルス兵器実験投入される大波乱のなか、ジェダイの説得を受けたゾナマ・セコートハイパースペースからコルサント系へと姿をあらわす。そしてコルサントへと降り立ったジェダイが最高大君を打倒すると、ユージャン・ヴォングはついに敗北を認めた。

意思を持つ“生きた惑星”ゾナマ・セコートは、遠い昔に滅びたユージャン・ヴォングの故郷の子供というべきだった。この惑星ユージャン・ヴォングを受け入れ、彼らの新たな故郷として共生するを選んだのだ。足掛け5年、銀河のあらゆる場所を変えてしまった大戦争はここに終結した。ジェダイたちも、長い戦いとフォースに満ちたゾナマ・セコートとの交流を通じ、ジェダイの進むべき新たなを見出す。

も闇もフォースの側面にすぎない。あるのはひとつ、統合するフォースだけなのだ。


シリーズ

原著は長篇小説全19作ハードカバー・ペーパーバック混合)。邦訳にあたっては全作が文庫版上下巻構成となったうえ、原著の幅が多い一部作品は分巻(各上下あわせて4分冊配本)され文庫全21作42巻構成でソニーマガジンズより出版された。ほか電子出版や短篇小説が数作あるが邦訳されていない。

日本語訳はすべて富永和子による。邦訳本表イラストは全巻を長野剛が担当し、原著の表イラストを参考にしつつもまったくオリジナルのものとなった。

アラビア数字付番・字表記は原著、ローマ数字付番・日本語表記は邦訳を示す。ただし付番はいずれも便宜上のもので、原著・邦訳ともにシリーズを通しての巻数表記は存在しない。また原著で二部作・三部作とされているものについても、邦訳では特にそれを示すことなく出版されている。

  1. Vector Prime / I. 新たなる脅威 - R・A・サルヴァトア
    Dark Tide Duology
  2. Dark Tide I: Onslaught  / II. 暗黒の潮流 - マイケル・A・スタックポール
  3. Dark Tide II: Ruin / III. アイソアへの侵攻 - マイケル・A・スタックポール
    Agents of Chaos Duology
  4. Agents of Chaos I: Hero's Trial / IV. 英雄の試練 - ジェームズ・ルシー
  5. Agents of Chaos II: Jedi Eclipse / V. ジェダイの失墜 - ジェームズ・ルシー
  6. Balance Point / VI. バランスポイント - キャシータイアーズ
    Edge of Victory Duology
  7. Edge of Victory I: Conquest / VII. - グレッグ・キイズ
  8. Edge of Victory II: Rebirth / VIII. 復活 - グレッグ・キイズ
  9. Star by Star / IX. ・X. 陥落 - トロイデニング
  10. Dark Journey / XI.暗黒の旅路 - エレインカニンガム
    Enemy Lines Duology
  11. Enemy Lines I: Rebel Dream / XII. レベルドリーム - アーロンオールトン
  12. Enemy Lines II: Rebel Stand / XIII. 魔都潜入 - アーロンオールトン
  13. Traitor / XIV. 反逆者 - マシュー・ストーヴァー
  14. Destiny's Way / XV運命 - ウォルタージョン・ウィリアムズ
    Force Heretic Trilogy
  15. Force Heretic I: Remnant / XVI. レムナント - ショーンウィリアムズシェーン・ディックス
  16. Force Heretic II: Refugee / XVII. 逃亡者 - ショーンウィリアムズシェーン・ディックス
  17. Force Heretic III: Reunion / XVIII. 再会 - ショーンウィリアムズシェーン・ディックス
  18. The Final Prophecy / XIX. 最後の予言 - グレッグ・キイズ
  19. The Unifying Force / XX. 迷走XXI. 統合 - ジェームズ・ルシー

表紙イラスト

ソニーマガジンズより出版された邦訳では、前作となるハンドオブスローン2部作に続いて、長野画伯による、上下巻合わせて一枚絵となる美麗な新規表イラストが全巻で使用された。これらイラストは原書表イラストの要素を入れ込みつつも各巻のストーリーを反映させた[1]日本独自のデザインであるが、すべて正式な監修を経て制作されたルーカスフィルム公式のものである。

原著は一巻本であるため表の画面が縦長で、またイラスト自体も較的シンプルな傾向があった。対する邦訳書籍では文庫本サイズとはいえ二冊分あわせた横長画面として設計されており、イラストについても、原著表の要素を引き継ぎつつ当該の巻に登場する重要なキャラクターメカニックがハイクオリティな写実画で全面に配された、非常にやかなものとなっている。

その壮麗さは海外サイトにまとめ記事がある(THE FORCE.NET)exitのでぜひ見ていただきたいが、全21巻分のイラストで描かれたキャラクターは多数にのぼり、本公式でもあまり描かれたことのないキャラクターや、経年や格好の変化を反映しつつ幾度も描かれたキャラクターの例も少なくない。このため、本来は日本版独自のものであるにもかかわらず、Wookieepedia英語版のような外国語環境にあってもニュー・ジェダイ・オーダー関連のいたるところで長野画伯の作品が引用されているのを見ることができる。

なお、邦訳各巻のイラストに登場するキャラクター背景要素に関しては記事下部に「邦訳版表デザインの要素表」としてまとめた。イラスト鑑賞時に活用されたい。

ユージャン・ヴォング

銀河に発祥の地をもつヒューマノイド種族。身長1.9mほどで、体の特徴はおおむね人間に近かったが、傾斜した額やつぶれたといった相違点があり、体毛もずっと少なかった。また、身体中に刺青を入れ、部位には異形生物移植し置き換えていることが普通で、銀河の一般的な住人からは、人間シルエットは似ているがまったく異なる、きわめて恐ろしい貌に見えた。

本来、あらゆる生命はフォースの中にあり、フォースによって感じ取ることができるが、ユージャン・ヴォングと彼らの生態系にはフォースがなく、ジェダイからは感知も干渉もできない虚無として認識された。この点は、ジェダイユージャン・ヴォングの戦いに大きなをもたらした。

社会

神々との仲介者とされる最高大君をすべての頂点とする厳格な階級社会であるユージャン・ヴォングは、ドメインと呼ばれる氏族ごとに編成され、役割によって6種類の階級(カースト)のいずれかに所属した。戦士階級(軍事)、インテンダン階級(官僚)、階級(宗教)、シェイパー階級(科学)、労働者階級、そして被差別階級のシェイムド・ワン(恥ずべき者たち)である。戦士インテンダント、祭、シェイパーの上位エリートは、自らの階級やドメイン政治的優位性のために抗争を繰り返した。

ユージャン・ヴォング文明の最大の特徴は、生命への崇拝(ただし個々の生命ではなく生態系全体に対するもの)と生化学テクニックの全面的な活用シェイピングと呼ばれる)である。階級内での地位の昇格は、部位の置換や移植の手術を伴っていた。

こうした文化の反面、機械に対しては底した憎悪を抱いた。金属をはじめあらゆる機的なものに不快感を示し、銀河で一般的な機械文明を冒涜と弱さの表れとみなした。特に、人のように考え話す機械であるドロイドは、彼らにとっては冒涜の極みだった。

科学・兵器

ユージャン・ヴォングは、建築から日常小物まであらゆるものを生物由来の有機物で賄う種族である。自らの身体にも部位を有用な生物に置換する手術を行い、自分の役割に都合の良いものへと強化した。惑星に対してさえ、ワールドシェイピングと呼ばれる惑星改造によってわずかな期間で惑星ひとつの生態系をまるごとユージャン・ヴォングの生態系に作り変えた。

彼らが使う装甲酸素マスク、各種の武器支援装備も、すべて生物として育てられたものである。彼らの故郷から銀河間を渡る移民団を構成してきた巨大戦艦ワールドシップをはじめ各種の宇宙も当然ながら生物で、体はコーラル珊瑚質)によって形作られていた。ユージャン・ヴォングの生物装備の例として、状の携行武器アンフィスタッフコーラルスキッパーと呼ばれる戦闘機宇宙を喰らう巨大なグルチン、通信を行うヴィリップなどがある。

この他にユージャン・ヴォングの科学を特徴づけるものとして、重力制御の多用が挙げられる。ドヴィン・ベイサルという重力場を操る生物を装備するユージャン・ヴォングの宇宙生物は、エンジン推進ではなく重力場の自在な制御によって航行し、シールドではなく任意の地点に発生させた微小ブラックホールによって防御し(範囲や容量には限界があった)、重力で敵シールドを剥ぎ取ることもできた。

ユージャン・ヴォングの戦いは、モスクというテレパシー生物によって制御された。ヤモスクは各艦艇や数のコーラルスキッパー戦闘を直接に調整し、彼らの戦闘完璧な連携をもたらした。このためユージャン・ヴォング軍は極めて強力だったが、ヤモスクを失うと統制を失って混乱し、各個バラバラ意味な勇戦のすえ全滅することも少なくなかった。

哲学

ユージャン・ヴォングは、彼らの神々――宇宙創造者(クリエイター)たる至高神ユンユージャン、殺戮者(スレイヤー)と呼ばれる戦いの神ユン=ヤムカおよび秘密とあざむきをトリックスターこと隠匿の女神ユン=ハーラ双子神、生命の製作者(モデラー)としてシェイパーに信仰される雌雄同体の神ユン=ネシェル人たちの神々とされる男神ユンティシン女神ユンカー、そしてシェイムド・ワン女神ユン=シュノからなる――に対する強い信仰を持っていた。

その信仰の最大の特徴は、苦痛と犠牲、そして死を崇めることだった。自らの身体に与えられる苦痛は自分と神々とを繋げるものであり、犠牲と死は生命を神々にげるものだからである。このため彼らは、身体的苦痛を歓び、敵に残な死を与えることを好み、神々の栄に包まれて死ぬこと人生的とした。ユージャン・ヴォングの扱う生化学テクニックも神々の知恵によるものとされ、「昇格手術」の失敗は、神々の恩寵を失った者としてシェイムド・ワンに落とされ嘲笑される結果をもたらした。

特に戦士階級では、勇敢さとユン=ヤムカにげる犠牲をもっとも崇高なものとみなしたために、いかなる状況でも勝利か死のどちらかを得るまで戦うものがほとんどだった。このことは、敵する新共和軍にとって有利にも不利にも働いた。ユージャン・ヴォング軍の消耗のもとにはなったが、降を拒否し最期まで戦い抜こうとする戦士たちの前に、しばしば多大な損を強いられたためである。

その他組織等

ジェダイ・オーダー(新オーダー)

ルーク・スカイウォーカーグランドマスターとして率いる新たなジェダイ・オーダー。

衛星ヤヴィン4を本拠地とし、ジェダイ・プラキシウムを置く。全体数は100人を越える程度で、旧共和時代には及びもつかない程度の少数でしかない。発足して20年も経ていないため、旧ジェダイ・オーダーのような赤子からジェダイを育成する制度はなく、結婚して子をけたり、新共和軍をはじめオーダー外で別の仕事についているものも少なくない。

マスターといえる人物が長くルークひとりだったこともあって、ジェダイの多くは宇宙に広がって独自に活動しており、統制がとれていないことが大きな課題。新共和政府からは多大な援助を受け、新共和のもとでの平和維持を的としてきたものの、基本的に新共和政府や軍の揮下に入らず各自の判断で事態に介入するため、一部の元老院議員などからは力の強さを不安視されている。

特に近年では、実用義的にフォースを用い、積極的に紛争や不法行為に対処しようとする一が若いジェダイの支持を集めながらも不用意な行動で反ジェダイ感情の淵ともなっており、導者たるルークもジェダイフォース、そして新共和政治との関係については思い悩むことが多い。

新共和国

エンドアの戦いで皇帝を斃した反乱同盟軍が建を宣言した新たな国家

長く帝国軍残党との戦いを続けていたが、エンドアの戦いの15年後に停戦協定を結び、銀河に一応の穏を取り戻した。しかし平和の到来後、帝国時代に抑圧されていた地域紛争が各所で再発するなど政治情勢が極端に複雑化。「成長期の苦しみ」のなかで行政はしばしば停滞し、機不全に陥りつつある。

反乱同盟軍以来の要な政治家や軍人は多くが引退するか死去しており、初代国家元首モン・モスマや指揮官ジャンドドンナ将軍はすでに亡く、アクバーやウェッジ・アンティリーズといった軍人たちも退役生活を送っている。物語開始時点の国家元首はボサンのボースク・フェイリャ、防衛軍最高官はサラスタンのシーンソウヴが務める。

銀河帝国(残存帝国軍/インペリアル・レムナント)

エンドアの戦いで皇帝を失った後の帝国物語開始現在はモフ評議会導する。

エンドアの戦い後、軍閥化して四分五裂しながらも幾度となく新共和への逆襲を試みたが、結局は1000程度の系を持つ辺地方国家にまで縮小。エンドアの戦いから15年後、最高官であるギラッド・ペレオン提督揮下で敗北を認めて新共和に停戦協定を提案し、長い戦争を終結させた。

以後は新共和に加わらない地方独立国家として存続し、各セクター(宙域)を治めるモフたちによる合議制統治が行われている。帝国軍にはもはや往時ほどの戦力はないとはいえ、スーパー・スター・デストロイヤーをはじめ皇帝時代以来の強大な帝国艦隊をいまだに維持しつづけている。

チス・アセンダンシー

銀河の外縁部、未知領域に住むい肌とい瞳のヒューマノイド種族チスによる独立国家

ルーリングファミリーと呼ばれる複数の一族が支配する寡頭制で、極めてシステマチック保守的な社会を形成する。銀河共和時代にはほとんど知られていなかったが、かつて帝国軍のスローン大提督を輩出した縁により、皇帝生前から銀河帝国とは秘密裏の協力関係にあった。このため、スターファイターなどの技術では帝国軍のを受けている。

未知領域に一大覇権国家を築いているが、厳格に先制攻撃を禁じる規保守性、そして他種族を見下すチス特有の気位の高さのため、勢力としては孤高を保つ。しかし銀河の外縁部という土地柄、銀河外からの侵略者には敏感で、新共和へのユージャン・ヴォングの侵攻の動向を慎重に注視している。

ヘイピーズ・コンソーティアム

銀河インナーリムに位置するヘイパン団を占める君主制独立連合国家

宇宙海賊により建されて以来、永きに渡り旧共和帝国の干渉を受けつけない孤立義の国家としてを閉ざしてきた。新共和の成立後に交が立されを開放したが、独立の地位を保っている。独特の構造を持つ力艦ヘイパンバトルドラゴンを中心とする強力な宇宙軍を擁する。

クイーンマザーと呼ばれる女王によって統治される世襲女性君主制をとる。男性にも継承権はあるが君としては認められず、継承者が男性しかいない場合はその配偶者がクイーンマザーとなる。伝統的に陰謀を好む気があり、玉座をめる王族による暗殺未遂などの謀略は日常茶飯事物語開始時のクイーンマザーは、先代のクイーンマザー息子ソルダーの配偶者であるテネニエル・ディヨ。

ピース・ブリゲイド

ユージャン・ヴォングによる銀河への侵略が進むにつれて出現した組織。

宇宙海賊傭兵体となった武装集団で、新共和の敗戦を予期し、反ジェダイ義とユージャン・ヴォングへの積極的な協力による平和立を標榜する。抵抗する惑星への破壊工作や、ユージャン・ヴォングへのジェダイの引き渡しなど、積極的に利敵行為を行う集団だが、敗退を続ける新共和混乱や、ユージャン・ヴォングの容赦のない攻撃に対する各惑星の不安に乗じ、勢力を伸させる。

ユージャン・ヴォングの同盟者として、彼らの占領地統治にさまざまな点で協力しているが、ユージャン・ヴォングの言語において「平和ピース)」と「従属」に同じ語が用いられることが彼らの実態を大いに物語っているといえよう。

登場人物

シリーズ全体の登場人物は膨大な数にのぼり、作中で重要な役割を果たす存在に限っても数かぎりがない。ここではもっとも要なごく一部の人物のみ記載した。

ジェダイ

ルーク・スカイウォーカー Luke Skywalker
人間男性。新ジェダイ・オーダーを率いるグランドマスター
ユージャン・ヴォングを前に、銀河の内外で危機に直面するジェダイにどんなリーダーシップをとるべきなのか、ジェダイはいかなる立場であるべきなのか。そしてフォースを持たぬ未知の存在をどう理解すればよいのか。さまざまな苦悩を抱えながらも、平和の守護者として銀河の防衛に奮闘する。
マラジェイドスカイウォーカー Mara Jade Skywalker
人間女性ルーク妻。宇宙ヨットジェイドセイバー船長
かつては皇帝直属の秘密エージェント“皇帝の手”のひとりだった。豊富諜報・特殊工作経験とジェダイとしてのすぐれた戦闘力、タフな性格で私両面からルークを支えているが、ユージャン・ヴォングの策略によってもたらされた死病と闘っており、しだいに衰弱傾向にある。
ジェイナ・ソロ Jaina Solo
人間女性双子ソロ姉弟。10代後半の若き見習いジェダイで、マラジェイド子。
譲りの積極果敢な性格と宇宙操縦の才を持ち、ユージャン・ヴォングの侵略に際し軍人として戦うを選ぶ。エースいのローグ中隊でXウィングを駆るが、家族の命の危機に接してダークサイドに近づき、しい戦火のなか、若き士官としての年齢相応のロマンス、精神的な危機に直面する。
ジェイセン・ソロ Jacen Solo
人間男性双子ソロ姉弟。10代後半の若き見習いジェダイで、ルーク子。
フォースとジェダイのあり方を模索しつづける、理想義的な青年双子と反対に戦いへの直接介入には消極的だったが、思索の末にフォースの深遠とその本質に触れ、長引く戦争の終結、そして新たなジェダイが直面した問題の究極的な解決に向けたとなってゆく。
アナキンソロ Anakin Solo
人間男性ソロ兄弟の末。10代なかばの若き見習いジェダイで、ルーク子。
フォースとジェダイの働きについて実際義的な考えを持つ少年で、若さゆえに未熟なところもある。ユージャン・ヴォングが銀河にもたらしたすさまじい破壊に衝撃を受けながらも、戦いのなかでジェダイとして急速に成長し、やがては若きジェダイたちのリーダー格となる。
タヒーリ・ヴェイラ Tahiri Veila
人間女性タトゥイーンサンド・ピープルに育てられた若き見習いジェダイ
アナキンソロ友で、彼に心をいだく少女。戦いの中で捕らえられ、ユージャン・ヴォングの人格を植え付けられる。救出された後も、人間のジェダイユージャン・ヴォングの戦士という自分の中のふたつの精神の相に長く苦しめられることとなる。
キップ・デュロン Kyp Durron
人間男性。ジェダイナイト。新オーダーの古参で、かつて暗黒面に堕ちた経験を持つ。
ジェダイは積極的にフォースを用い銀河平和を守るべきだとする閥のリーダーで、若いジェダイから人気がある。攻撃的な行動ダークサイドへのと懸念するルークに反し、若いジェダイを中心とする戦闘機中隊を組織してユージャン・ヴォングとの戦いに乗り出す。
コラン・ホーン Corran Horn
人間男性コレリアの保安機関員、ローグ中隊員など多なキャリアを持つジェダイナイト
クローン戦争時代のジェダイの孫で優れたジェダイだが、フォースのテレキネシス力がほとんどないという弱点があり、深い洞察力とマインド・トリックの技量で補っている。新オーダーでは慎重の代表格で、キップや彼を信奉する若いジェダイたちとはしばしば対立する。
ネルカー Tenel Ka
人間女性。見習いジェダイにしてヘイピーズ・コンソーティアムの王女
ヘイピーズクイーンマザー、テネニエル・ディヨの一人譲りのフォースの力を持っていたためジェダイを選び、ジェイセンやジェイナたち若きジェダイの一員として戦うが、クイーンマザーとして故郷ヘイピーズの命運に関わる判断を迫られる。
サーバ・セバタイン Saba Sebatyne
バラベル女性一人称が「この者」という特殊な喋り方をする爬虫類種族の出。
息子ティーザー・セバタイとともに、若いジェダイたちの代表的なひとり。辺惑星バラブI出身の優れたハンターであり、生来の狩りの本とジェダイ哲学を調和させている。

この他に重要な役割にあるジェダイとして、ケンス・ハムナー人間男性。新共和軍との連絡役)、ルガル(モン・カラマリ女性外交官でフォースによる治癒の技を持つ)、クリチャドラ=ファン女性。シルガル子で治癒に長ける)、ガナー・リソーディ(ガナー・リソード。人間男性ハンサム若者英雄願望が強い)、ゼック人間男性帝国残党にダーク・ジェダイとして育てられた青年)、ローバッカ(ウーキー男性。通称ローイー。チューバッカの甥)などがいる。

新共和国

レイア・オーガナ・ソロ Leia Organa Solo
人間女性ハン・ソロの妻でソロ兄弟母親。ジェダイとして多少の訓練を受けている。
かつての新共和元首で、中央政界を退き銀河で活動するなか、偶然ユージャン・ヴォングの最初の侵略に直面。迎撃態勢を整えるため新共和へと働きかける。広がる戦火と混乱のなか、子どもたちに迫る命の危険を憂慮しながらも、ジェダイの訓練を外交官の任務にも活かし銀河中を奔走する。
ハン・ソロ Han Solo
人間男性ソロの三兄弟父親。<ミレニアム・ファルコン船長
ユージャン・ヴォングの最初の攻撃で受けた痛みを消化できないまま、故郷を脅かされる人々を守るボランティア活動に身を投じる。戦火の中でさまざまなものを喪い、それでもかつての思い出レイアのため、ときに密輸業者、ときに指揮官、ときに密使として銀河の各地で戦いに関与していく。
ボースク・フェイリャ Borsk Fey'lya
ボサン・男性。新共和元首。反乱同盟軍以来の古で、誇り高く傲慢な権勢政治家
陰謀好きで知られるボサンらしい、したたかで狡猾な機会義者だが、日々情勢が複雑化する新共和の統治には苦慮している。ジェダイレイア政治力を疎むあまりユージャン・ヴォングの脅威を軽視したため迎撃態勢の構築が遅れ、新共和に深刻な危機を招くこととなる。
カル・オマス Cal Omas
人間男性。新共和元老院議員(オルデラン遺民選出)。もと反乱同盟軍の兵士
フェイリャの諮問評議会メンバーながら、ジェダイの代表格。戦争の後半、政治家政治導者としての立場とジェダイへの協力のはざまに立ち、ユージャン・ヴォングとの戦い、ひいては新共和という国家そのものをいかに導くべきか熟慮を重ねる。
レゴス・アクラ Elegos A'Kla
カーマシ・男性。新共和元老院議員(カーマシ・レムナント選出)。
かつて帝国軍に虐殺された平和主義種族カーマシの代表者でレイアの盟友。戦いを忌みながらもを背けない強い精神性を持つ。ユージャン・ヴォングとの戦いに参加しながら平和を模索しつづけ、その文明を知るため命を賭してユージャン・ヴォングの官シェダオ・シャイのもとに赴く。
ヴィキ・セシュ Viqi Shesh
人間女性。新共和元老院議員(クワット選出)。
悪賢く欺瞞的で、権力への強い執着を隠し持つ議員。ユージャン・ヴォングの侵略に際し、自己の権力強化のため内通。侵略者に様々な情報難民たちを売り渡し、迎撃作戦を妨する。

この他に重要な役割を果たす新共和関係者として、ポウ(クオレン男性。モン・カラマリ選出議員でフェイリャの諮問評議会メンバー)、リバ(ウーキー女性キャッシーク選出議員でフェイリャの諮問評議会メンバー。ジェダイに協力的)、ディフ・スカ人間男性。新共和情報部長)、アイデア・ナイライケアタマリアン・男性。新共和艦隊情報部長)などがいる。

新共和国艦隊

トレイスト・クレフェイ Traest Kre'fey
ボサン・男性提督。ボースク・フェイリャのいとこ。
新共和防衛軍第一艦隊の官。アクバーのように天才的でこそないが、有能で実務的な戦闘指揮官。初期の侵略に対しては辺宙域の状況把握から軍部を代表しての政治工作まで積極的に対処し、戦争中盤以降は銀河の各地で猛反撃に出る。旗艦はボサン・アサルトクルーザー<ラルルースト>。
ギャヴィン・ダークライター Gavin Darklighter
人間男性大佐ルーク少年時代の友だったビッグス・ダークライターのいとこ。
銀河最高のスターファイター部隊として高名なローグ中隊で現任の中隊長を務める優秀な戦闘機パイロット。若くして戦場に飛び込んだジェイナの上官となり、中隊とともにXウイングコーラルスキッパーと渡り合い、銀河各地の最前線を転戦する。
ウェッジ・アンティリーズ Wedge Antilles
人間男性将軍。元新共和将軍ローグ隊長。妻は情報部のアイエラ・ウェジリ
帝国との戦争終結で引退していたが、ユージャン・ヴォングの侵略の報を受け軍に復帰。タイコ・ソークー大佐らかつての戦友や新ジェダイ・オーダーと組み、反乱同盟軍時代のノウハウを活かして侵略への抵抗活動を導する。旗艦はインペリアルスター・デストロイヤー<モン・モスマ>。
シーンソウヴ Sien Sovv
サラスタン・男性提督。新共和防衛軍最高官。
有能な軍人だが時の軍事管理者タイプで、アクバー提督のような天才性やカリスマ性には欠ける職業軍人。前面には未知の強大な敵ユージャン・ヴォング、後背には口を出さずにいられない新共和政治家たちという両面からの挟みにおちいり、戦争導に苦慮する。
ガーム・ベルイブリス Garm Bel Iblis
人間男性将軍。旧共和時代のコレリア選出元老院議員にして反乱同盟軍の最古参
新共和軍の現役の艦隊指揮官でもっともカリスマ的な存在で、ユージャン・ヴォングからも評価される第一級の戦略。頑固で独立心が強く、しばしば中央部の意向に抵抗しつつも多大な戦果を挙げつづける新共和軍の宿将。旗艦はモン・カラマリ・スター・クルーザー<ハービンガー>。
キーアン・ファーランダー(ケヤン・ファランダー) Keyan Farlander
人間男性将軍、ジェダイナイト。ヤヴィンの戦いやエンドアの戦いに戦闘機乗りとして参加。
クレフェイ麾下の艦隊指揮官ひとりで、官が前線を離れていた間、独自の行動ユージャン・ヴォングに反撃する。旗艦はMC80Bモン・カラマリ・スター・クルーザー<モン・アダパイン>。

銀河市民たち

ランド・カルリジアン Lando Calrissian
人間男性有能企業宇宙ヨットレディ・ラック>の船長。妻はテンドラリーザント
銀河ビジネスを展開していたところ、ユージャン・ヴォングの最初の攻撃に直面し、またしても戦争に巻き込まれる。危機にさらされたジェダイへの後方支援ユージャン・ヴォング・ハンター・ドロイド(YVHドロイド)の開発提供といった援助を通じて戦争に貢献してゆく。
タロン・カード Talon Karrde
人間男性。一大密輸組織を率いる銀河のならず者一番の大物。<ワイルドカード船長
かつてのマラジェイドの上であり、新共和帝国の講和後は両者認の情報ローカーとして活動していた。ランドブースター・テリックらとともに昔の伝手で密輸業者の同盟をとりまとめ、新共和軍では手が回らない地域の防衛や支援に尽力する。
ブースター・テリック Booster Terrik
人間男性宇宙カジノを経営するもと密輸業者。ミラックスコラン・ホーンの妻。
武装を降ろしレンガ色に塗装したインペリアルスター・デストロイヤーエラント・ヴェンチャー>を艦長兼オーナーとして個人所有する。ユージャン・ヴォングの侵略に対し、密輸業者同盟の中でも一番の巨艦である自分のを再武装し、ジェダイ支援や新共和軍の逆襲作戦に参加する。
ダニ・クイー Danni Quee
人間女性。若く勇敢な物理学者で、フォースを感知する資質を持つ。
の観測基地に務めていたが、ユージャン・ヴォングの銀河への侵入を観測したためにその最初の虜囚となり、彼らの文明を知る。ジェダイに救出されて以後は彼らとともに行動し、フォースを学ぶいっぽう、銀河随一のユージャン・ヴォング専門として物理学のみならず多方面で貢献する。
ドローマ Droma
リン男性。放浪種族リンの出身。お調子者だがサババビリティは高い。
ユージャン・ヴォングの侵略初期にハン・ソロに助けられた縁で、しばらく<ミレニアム・ファルコン>のクルーを務めた。ハンと別れてからは、銀河社会の下層市民扱いゆえに存在が無視されやすいリンという種族の利点を活かし、銀河の各所を潜行するようになる。

その他

ギラッド・ペレオン Gilad Pellaeon
人間男性帝国艦隊最高官として残存帝国軍を率いる誇り高き老将。
帝国事実上の国家元首として冷にその維持と防衛に心を砕きつつも、帝国を動かすモフ評議会に対して新共和への支援と協同を訴える。やがて帝国ユージャン・ヴォングの攻撃を受けると、いまだ強力な帝国艦隊を率いて本格的に戦争に加入する。
ジャグド・フェル Jagged Fel
人間男性。通称ジャグ。帝国軍の英雄バロンスーティアフェル息子でウェッジの甥。
亡命した未知領域の種族チスのなかで育ち、チス・アセンダンシーの拡領域防衛艦隊に入って戦闘機パイロットとなる。ユージャン・ヴォングの侵略を調研究するために中隊指揮官として新共和へと派遣され、同じ戦闘機乗りとしてジェイナ・ソロとともに戦う。
スラッカンサル=ソロ Thrackan Sal-Solo
人間男性ハン・ソロの年上のいとこで、過去幾度もハンを悩ませてきた人物。
フォンドアの戦いにおいて、新たに参戦したヘイピーズ艦隊を犠牲にしてユージャン・ヴォング艦隊を撃滅し、英雄となる。しかし戦争ユージャン・ヴォング有利に進むと、銀河を裏切ってユージャン・ヴォングの侵略に協力するピースブリゲイドの導者におさまった。
ヴァーゲア Vergere
フォシュ・女性鳥類種族で、ユージャン・ヴォングのファミリアペット)。
新共和への偽装投降と破壊工作を試みた女エラファミリアとして随行。その後もジェダイたちの前に現れてはフォースに関わるめいた問いかけを繰り返し、ユージャン・ヴォングと対峙する新ジェダイ・オーダーに重大なを与えることとなる。

ユージャン・ヴォング

最高大君ムラ Supreme Overlord Shimrra
男性ユージャン・ヴォングを率いる神な統治者である最高大君
ウォーマスターをはじめとするあらゆるユージャン・ヴォングをひれさせる強大な存在であり、銀河への侵略をもっとも強硬に導した。陥落後のコルサントをユージャン・ヴォングの新たなユージャンターと宣言し、玉座を置く。シェイムド・ワン道化者オニミを引き連れている。
ノム・アノア Nom Anor
男性ユージャン・ヴォングのインテンダント階級に属するエグゼクター
熟練のスパイとして、銀河内戦当時から長年にわたり銀河各地で諜報や破壊工作に尽力してきた、“不敬者たち”の専門ユージャン・ヴォングでありながら常に種族の利益より自己の利益を優先し、や裏切りを厭わない極めて危険な野心でもあり、出世の機会を虎視々と狙っている。
シェダオ・シャイ Shedao Shai
男性ユージャン・ヴォングの戦士階級に属する官で、侵略軍の先鋒を揮する。
痛みに強固な信仰を持つドメイン・シャイの誇り高い戦士だが、戦争揮よりも戦士としての個人的な感情を優先させる欠点がある。惑星アイソアをめぐりコラン・ホーン決闘することとなる。
サヴォング・ラ Tsavong Lah
男性ユージャン・ヴォングの戦士階級を率いる最高位者であるウォーマスター
ユージャン・ヴォング最強戦略であり、銀河への侵略揮する。ユージャン・ヴォングの信仰と相容れないジェダイを神々へのいけにえげるために執念を燃やした。新共和軍を相手に戦士の犠牲をいとわぬ容赦のない攻撃を繰り返し、ついにコルサントへと迫る。
ナスチョウカ Nas Choka
男性ユージャン・ヴォングの戦士階級に属する官。
信仰心厚く誇り高い戦士で、油断慢心を自らめる冷静で有能指揮官。ハット・スペースで面従背のハットたちの征に従事したのち、度重なる戦いで消耗し戦力不足に陥りつつあるユージャン・ヴォング軍を再編成し、新たな戦略を導入して侵略戦争遂をす。
ネン・イェム Nen Yim
女性ユージャン・ヴォングのシェイパー階級に属する。
遺伝子操作を始めとする生化学テクニックを行うシェイパーで、ユージャン・ヴォングの信仰に対する異端的な考えを持つ。研究の果てに、ユージャン・ヴォングの生物学の禁じられた深める。
ハラー Harrar
男性ユージャン・ヴォングの祭階級に属し、隠匿の女神ユン=ハーラに仕える。
サヴォング・ラの友であり、銀河への侵略の側面援護として新共和への工作に従事。ユージャン・ヴォングにとって神な意味を持つ双子ソロを神々へのいけにえめるが、その渦中にあって銀河への侵略継続、ひいては神々と信仰そのものに対して疑念を抱いていく。
オニミ Onimi
男性。最高大君ムラに仕えるシェイムド・ワン
醜い姿で忌み嫌われているが、シムラのお気に入りの道化として側に付き従う。最高会議の場で、出席するエリートたちを化したり、シムラの本心を遠回しに周囲に伝えたりする役にいるが……。

邦訳版表紙デザインの要素一覧表

以下の表は、邦訳全巻の表イラストデザインされているキャラクターおよび背景メカニックなどの要素を、各巻の巻末解説(編集・高準三による)などをもとにまとめたものである。映画に登場したことのないキャラクターも多数いるため、表イラストの鑑賞時には参考にされたい。

※上下巻の表イラストを一体で認識し、キャラクターは原則イラスト左側から順に掲載。
登場人物項に記載のないキャラクターには簡易的な説明を付した。
※原書表イラストに由来する要素は太字で区別している(デザインが一致しないものを含む)。

作品 キャラクター 背景など
1 新たなる脅威
  • 新共和の紋章(中央下)
2 暗黒の潮流
3 アイソアへの侵攻
4 英雄の試練
5 ジェダイの失墜
6 バランスポイント
7
8 復活
9
10 陥落
11 暗黒の旅路
12 レベルドリーム
13 魔都潜入
14 反逆者
15 運命
16 レムナント
17 逃亡者
18 再会
19 最後の予言
20 迷走
21 統合

関連動画

関連項目

スター・ウォーズ レジェンズの邦訳小説
(作中時系列順)
前作 本作 次作
生存者の探索
(22ABY)
ニュー・ジェダイ・オーダー
(25ABY-30ABY)
ダーク・ネスト三部作
35ABY-36ABY)

脚注

  1. *原書表プロット段階で製作表されたため、必ずしも最終的に刊されたストーリーと一致しない場合があったという。
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掲示板

  • 1 ななしのよっしん

    2021/07/10(土) 05:39:01 ID: vubhKk+7aT

    ずっと気になってるけど、文庫42巻はなかなかの量で足踏みしてしまう
    いつかまとまった時間を確保して全巻読破したい

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