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この記事では日本に第二次アニメブームを巻き起こした作品について解説してます。 同アニメに登場する巨大ロボットについては「ガンダム」を 同アニメから続く作品系列に付いては「ガンダムシリーズ一覧」をそれぞれ参照のこと。 |
機動戦士ガンダム(きどうせんし-)とは、日本サンライズ(当時)が制作し、1979年に放送された超大ヒット巨大ロボットアニメである。日本中を一大ブームに巻き込んだ。
概要
監督 | 富野喜幸 |
---|---|
キャラクター デザイン |
安彦良和 |
メカニック デザイン |
大河原邦男 |
音楽 | 渡辺岳夫 松山祐士 |
制作 | 日本サンライズ |
製作 | 名古屋テレビ 創通エージェンシー 日本サンライズ |
話数 | 43話 |
キー局 | 名古屋テレビ |
日本のロボットアニメの歴史を大きく変えた歴史的なアニメ作品。同作品は社会現象になり、「宇宙戦艦ヤマト」に続き第2次アニメブームを築いた。
現在でも機動戦士ガンダムの続編やその内容を受け継ぐ作品が出続けている。
内容は所謂巨大ロボットアニメに分類されるが、それまで半ばお約束であった"異星人の侵略者"等は一切登場せず、完全な人間同士の戦争を題材としており、富野喜幸(現・富野由悠季)監督が兼ねてより『海のトリトン』~『無敵鋼人ダイターン3』までに試みていた「善悪の概念が曖昧」な要素を、よりふんだんに盛り込んだ作品となっている。当時はロボットアニメは主人公が善で敵が悪という作品が多かったため子供から反響を呼んだ。
また主人公機「ガンダム」を含め登場するロボット"モビルスーツ"は、善悪の区別のない一勢力の兵器として登場する(ただ話のメインになるのは主要人物の搭乗するワンオフの機体であることが多い)。
しかしテレビ放映当時は、視聴率はさておき玩具がさっぱり売れず、玩具会社のクローバーがスポンサー降板を通告し、あえなく打ち切りが決定してしまう。
皮肉な話だが、テコ入れで投入した(させられた)Gアーマーの玩具はヒットし、クローバーはスポンサー降板を撤回したもののすでにアニメ制作現場は短縮されたストーリーでのまとめ作業に入っており、結局放送延長はならなかった。
その後の再放送では高視聴率を獲得し、劇場版も三部作で製作され大ヒットを記録。各界に多大な影響を与え、機動戦士ガンダム以降の日本のロボットアニメは大きく変化することになる。
放送終了後の1980年に「ベストメカコレクション」シリーズ中の一つとして発売された1/144ガンダムは大ヒットし、以降もモビルスーツが続々とキット化され、ガンプラブームを巻き起こした。
そして現在でも玩具・プラモ・漫画・小説・ゲームなどあらゆる商品が作られ続けている。
あらすじ
人類が、増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、既に半世紀。
地球の周りには巨大な『スペースコロニー』が数百基浮かび、
人々はその円筒の内壁を人工の大地とした。
その人類の第二の故郷で、人々は子を生み、育て、そして死んでいった。宇宙世紀0079(ダブルオー・セブンティナイン)。
地球から最も遠い宇宙都市『サイド3』はジオン公国を名乗り、地球連邦政府に独立戦争を挑んできた。
この1ヶ月あまりの戦いで、ジオン公国と連邦軍は総人口の半分を死にいたらしめた。人々は自らの行為に恐怖した。
1話 ナレーション
戦争が膠着状態に入り8ヶ月あまりが過ぎた頃、ジオン公国は連邦軍の新型モビルスーツの開発を察知し、コロニー・サイド7内にシャア・アズナブル少佐旗下のモビルスーツ・ザクを潜入させた。ザクの奇襲を受け破壊されていく街の中で、軍事技術者の子アムロ・レイは偶然連邦軍の新型モビルスーツ・ガンダムのコクピットに座ることになり、それをきっかけに急速に戦士としての成長を遂げていくこととなった。
総人口の半数が死んだこのとき、末端の連邦・ジオン双方の軍備は著しく疲弊しており、ガンダムやアムロ達サイド7の難民を乗せた連邦軍の新造戦艦ホワイトベースは、まだ年端もゆかぬ少年・少女達によって運用され、戦場に駆出されていった。
ダイジェスト版
ニコニコ動画には機動戦士ガンダムの各話ダイジェスト版が上げられている。
もっと見たい方は下記のタグ検索を参照のこと。
→「ガンダムシリーズダイジェスト」でタグ検索
→「6分で見るガンダムシリーズ」でタグ検索
主な登場人物
- アムロ・レイ - 声:古谷徹
- 主人公。サイド7に住む少年。偶然ガンダムに乗り合わせ、そのままガンダムのパイロットとなる。
- シャア・アズナブル - 声:池田秀一
- ジオンの赤い彗星と称されるエースパイロットで中隊長。詳細は個別記事に詳しい。
地球連邦
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ジオン公国 |
主な兵器(MS・MA)
ニコニコで引用される主な台詞
- こいつ…動くぞ!(アムロ・レイ)
- 当たらなければどうということはない!(シャア・アズナブル)
- さすがゴッグだ、なんともないぜ!(コーカ・ラサ)
- (ジオングの脚が無いことを受けて)あんなの飾りです。偉い人にはそれが分からんのです。(ジオング整備士)
主な楽曲
- 翔べ! ガンダム - オープニングテーマ
- 歌:池田鴻 / 作詞:井荻麟 / 作曲:渡辺岳夫 / 編曲:松山祐士
- 永遠にアムロ - エンディングテーマ
- 歌:池田鴻 / 作詞:井荻麟 / 作曲:渡辺岳夫 / 編曲:松山祐士
- シャアが来る - 挿入歌
- 歌:堀光一路 / 作詞:井荻麟 / 作曲:渡辺岳夫 / 編曲:松山祐士
- 砂の十字架 - 「機動戦士ガンダムI」主題歌
- 歌:やしきたかじん / 作詞・作曲:谷村新司 / 編曲:青木望
- 哀 戦士 - 「機動戦士ガンダムII 哀・戦士編」挿入歌
- 歌・作曲・編曲:井上大輔 / 作詞:井荻麟
- めぐりあい - 「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編」挿入歌
- 歌・作曲:井上大輔 / 作詞:井荻麟、売野雅勇 / 編曲:鷺巣詩郎
- ビギニング - 「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編」挿入歌
- 歌・作曲:井上大輔 / 作詞:井荻麟、売野雅勇 / 編曲:鷺巣詩郎
リアルロボット
本作は後にリアルロボットと呼ばれる作品の先駆けである。
のちの「リアルロボット」という作品に大きな影響を与えた。
しかし「リアルロボット」という単語自体は放送当時はそのような単語は無くリアルロボットという単語は1995年に出たスーパーファミコンのゲーム「第4次スーパーロボット大戦」において初めて誕生したものである。
その証拠に放送十年後に発売された第2次スーパーロボット大戦では「マジンガー,ゲッター,ガンダムの三体のスーパーロボット」という記述がされている。
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
外部リンク
関連項目
- ガンダムシリーズ一覧
- ガンダムシリーズの関連項目一覧
- ガンダムシリーズの登場人物一覧
- ガンダムシリーズのMS・MAの一覧
- 富野由悠季
- 日本サンライズ
- ロボットアニメ
- アニメ作品一覧
- 機動戦士ガンダム THE ORIGIN
- 機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島
- 砂の十字架
- SDガンダム
- ガンダムゲーム
- ガンダムウォー
- スーパーロボット大戦
- スーパーロボット大戦シリーズ登場作品の一覧
- MS少女
ガンダムシリーズ(映像作品) |
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