警告: この記事では、キャラクターの損壊・破壊などを含む暴力行為・残虐行為の描写及び性行為を示唆する表現を包含するジャンルについて記述します。そうした表現に嫌悪感を持たれる方は閲覧しないことをおすすめします。 |
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この記事には独自設定・独自研究が含まれることがあります。 この記事で記述された情報についていかなる公式性・普遍性をも保証するものではありません。 |
ゆっくり虐待とは、ゆっくりしていってね!!!(ゆっくり)を使った創作ジャンルの一つである。
「ゆっくり」は元々AAから派生したキャラクターである。2008年頃、ゆっくりAAはあらゆるところにコピペされ、爆発的な広がりを見せた。次第に、単にゆっくりのAAが貼られるだけではなく、ゆっくりを用いた創作物も作られるようになり、 その中で、ゆっくりを「虐待」するというジャンルが現れた。キャラクターを虐待する、というジャンル自体は「ゆっくり虐待」が発祥というわけではなく、以前にも存在していた。それが「ゆっくり」に広がったものが「ゆっくり虐待」である、ということもできる。
このジャンルに共通することは、ゆっくりが悲惨な目に遭うことである。人間の手によるものか否か、非があるのは人間側かゆっくり側(あるいはどちらもかないか)、などは基本的には問わない。一口に「ゆっくり虐待」と言っても、内容は様々である。
注意点
「ゆっくり虐待」は暴力・グロテスク描写をはじめとする過激な表現を含むジャンルであり、そのような過激な表現や「キャラクター虐待」と言うジャンルそのものに抵抗感・不快感を覚える人も少なくない。 本記事ではジャンルの嗜好性・特殊性に鑑み、無用の軋轢を避け上手な棲み分けを図るための配慮についてまず注意を述べる。
前提
- 「ゆっくり虐待」はキャラクターの虐待を主眼とする、暴力・グロテスク描写を根底に持つジャンルである。
- 虐待に適応した独自の設定が広く普及しており、その中には性的な表現なども含まれる。
- 虐待の対象となるキャラクターに愛着を持つ人、暴力や性的な表現などに嫌悪感がある人など、「ゆっくり虐待」を好ましく見ていない人は多い。
このため、ジャンルの愛好者は、ゆっくり虐待に特有の表現を非愛好者の目に触れさせないために可能な限りの配慮を図ることが必要である。例えば、ゆっくり虐待を取り扱う多くの創作表現コミュニティにおいては「設定の持ち出し」「無断リンク禁止」などのローカルルールが定められている。これは「虐待表現などを目にしたくない層」と棲み分けを図るためのマナーである。
以上が棲み分けを図るための基本的な原則である。各々のコミュニティにおいては、そうした棲み分けの為のローカルルール、あるいは許容される表現のガイドラインがきちんとサイト内に記述されていることがほとんどである。しっかりと目を通し、遵守することが求められる。
不用意な設定の持ち出しはゆっくり虐待に否定的な側のみならず、きちんと棲み分けへの配慮をしている愛好者の側にも嫌悪される行為である。 持ち出しによるトラブルの拡大が、ジャンルそのものへの衰退へとつながることがしばしば懸念となっている。
ニコニコ動画、および関連サイトでは
- 多くのゆっくり虐待コミュニティの側からは、「ニコニコ動画」のような間口の広いコミュニティに持ち出すことは好ましくないと考えられている。
- ニコニコ動画(及び関連サービス)は厳格なレーティングやフィルタリングを敷いておらず、ユーザー数も多いため、「住み分け」が極めて困難である。わざと覗いてる人間もいるが
- ゆっくり虐待のジャンルとしての嗜好性の強さ、表現の過激さを勘案すれば、不特定多数の目に触れやすいニコニコを無理に利用せず、創作表現はクローズドな専用コミュニティの内部にとどめるか、或いはニコニコミュニティ専用動画化するのが無用なトラブルを避ける上では最善であると考えられる。
ニコニコ動画に限らず、「ゆっくり虐待表現が明示的に是認されている場所以外のあらゆる場所」において、虐待ネタを持ち出すことは無用なトラブルの原因となる。「虐待」とは 不特定多数の人に不快感を与える可能性がある特殊なジャンルであることを改めて認識しておくこと。
もしゆっくり虐待を扱う作品を投稿する際は、「R-18G」タグをつける、「ゆっくり」タグをつけない、タグロックによる管理を行う、動画名や動画の説明文に「ゆっくり」「東方」などの文字列を入れない等の配慮を行うことが望ましい。 ただしニコニコでは上記のような手段を講じたとしても「見たくない人の目に触れてしまう」可能性は虐待専用のコミュニティに比べて非常に高いため、他者に不快感を与えないこと・よけいなトラブルを招かないことを最優先にするのならそもそも「投稿しない」ことが最善である。無断での外部コミュニティからの持ち出し・転載まとめ動画などは論外である。
ニコニコ静画においてもゆっくり虐待(ゆ虐)関係以外のスレやお題でゆっくり虐待の画像を投稿するのは荒らし行為である。また逆に、ゆっくり虐待関係のスレに無関係な画像を投稿するのも当然ながら荒らし行為である。
視聴(閲覧)にあたっては、虐待表現が明示的に使われていない動画等で、不用意に虐待設定を持ち出したり虐待を想起させるようなコメントをしないこと。そのようなコメントを見かけた際は単にスルー・NG登録・通報のどれかをすれば良い。
ゆっくり虐待の表現に嫌悪感をもつ側も、疑心暗鬼に陥るあまり少しでも虐待を想起させる文言を見るたびにいちいち「虐待設定を持ち出すな」と反応したりしないこと。単純にスルーするのが得策であり、反応すればそれは無自覚であっても荒らし行為である。
ニコニコ大百科では
大百科運営サイドは本記事(「ゆっくり虐待」)の存在および内容については規約上問題なしとしている(担当者の一人による見解が提示済み。リンク1、 2を参照 )。 ただし、ニコニコ大百科では規約上、過激に過ぎる表現や誹謗中傷、運営が公序良俗に著しく反すると判断するような記事は当然NGとなる。
現状では本記事をいかに記述していくかは掲示板における意見交換と各編集者の裁量に委ねられているが、モノがモノだけに感情的な論争や抽象論に陥りがちなので、議論に参加する際には過去の議論の流れや論点を できるだけ把握しておくことが望ましい。具体的な改善点や記事案などを提示して意見を求めれば論点も整理しやすい。記事内容について意見がある場合、自分の目的の優先順位を常に考え、論破よりも説得・理解を、 言い争いよりも現実的な目的達成を目指すよう心がける。くれぐれも早まった編集は行なわず、自身と反対の意見を持つ側の人間も含めて公約数的な合意を得るように計らうことを念頭に置く。
編集及び議論の参加に当たっては「ニコニコ大百科:楽しく過ごすために」を始め、大百科でのマナーやローカルルール、行動指針などを考えるための記事が参考になると思われる。各自で適宜参照することを強く推奨する。
本記事の掲示板にて散見される問題点を簡潔に記しておくので、議論の際の参考にしていただきたい。
- 罵倒・煽りは自身の意見の説得力・正当性を大きく損なう。自分の意見を聞いてもらいたいならば、そういった表現を用いない方が賢明であろう。常識人を自称しつつ罵倒を繰り返すような人間が常識人と認識されないのと同じである。あまりにひどい場合は荒らしと思ってスルーするのもひとつの手段である。
- 裏付けが必要な意見については必ず自分以外の論客が参照元にたどり着きやすいよう配慮する。URLの添付や安価指定がこれに当たる。過去ログと一口に言ってもどこを参照すべきかを伝えなくては自身の意見を伝える気がないのと同じであるし、裏付けのない一方的な主張に信憑性など皆無である。
概要
主な内容
「ゆっくり虐待」創作物の形態は、他ジャンルと同様にテキストによるSSやイラスト・漫画が主である。
プロットは前述のとおり多種多様である。童話によく見られる訓話のパロディから、悪意を持った人間がゆっくりを虐待するもの、ゆっくりが過酷な環境において自滅する(淘汰される)もの、ゆっくりが食品等として工業的に消費されるもの、 ゆっくり同士が互いに破滅させあうものなど、いわゆる「虐待(人間が直接ゆっくりを加害する)」行為のみにとどまらない。「ゆっくりが悲惨な目に遭う」ことが最低限の共通項となっている。
ゆっくり虐待における設定
ここからは「ゆっくり虐待」という創作ジャンルにおける特殊な用語や登場キャラクターについて述べる。以下で記述するのは虐待ジャンル特有の「設定」である。他の「ゆっくり」関連ジャンルで見られるものと共通する設定もあるが、別物と捉えるのが無難である。
ゆっくり虐待の創作においては作品ごとに様々な設定が(しばしばご都合主義的に)用いられており、中には相矛盾するものも存在する。そうした設定をどのように使用するかは創作者次第なのが通常であり、創作者独自の設定や他分野から流入する情報なども加わって日々変遷しており、絶対である設定というものは少ない。
そのため細かい設定事項は多岐にわたり、本記事で網羅的に記述するのは不可能であるため、ここではあくまでも「よく使われるもの」「全体的な傾向」を例示するのみに留める。
ゆっくり虐待における「ゆっくり」
「ゆっくり虐待」における「ゆっくり」の設定は、虐待ジャンルに特化した独自の発展を遂げている。それはもはやAAキャラクターとしての「ゆっくりしていってね!!!」や他ジャンルで普及している各種の「ゆっくり」とは(そしてAA本体の元ネタである東方projectとも)異なる別個のものと見なされるべき”ゆっくりにも東方にも関係のないよく似た何か”であると考えられている。
虐待ジャンルにおける「ゆっくり」の基本的な設定は「野生動物のような生態」と「人間のような情緒」を併せ持つ謎の 「饅頭型不思議生物(まんじゅうがたふしぎナマモノ)」である。具体的には、
- 野生動物のように活動し、捕食にしたものを餡子に変換し身体を保つ
- 同種と生殖行為によりその数を増やす
- それなりの知能や情動を備え、人間ともある程度の会話が可能
- 自然の驚異を軽視して全滅したり、人間との力の差を理解出来ないほど頭が弱いことが多い
- 身体能力は高くなく、人間を含めた他の多くの動物には為すすべもない
- その身体は通常の生物のものではなく、餡子や饅頭皮といった食品で構成されている
等の、一般的に「ゆっくり」と呼ばれるキャラクターとはかけ離れた特徴を多く持つ。
身体構造
概ねバスケットボール大の球型で、骨格はなく弾力的に体型を変える。体重は普通の饅頭を参考にすると、だいたい5kgくらいと思われる。移動はドラゴンクエストのスライムのように、体全体で飛び跳ねて行うか、這いずるように移動する。
全体として人間の頭部に似ており、目や口、舌、頭髪などの器官を備える。種類ごとに「おかざり」と呼ばれる装飾物を備えるが、これは生得的なものであり基本的に身体の一部である。
最も大きな開口部は摂食や発話を行うための「口」である。耳や鼻はないが聴覚・嗅覚は備えており、人間には分からない匂い(ゆっくりの死体・死んだゆっくりのおかざりなどに付着する「死臭」やゆっくりの排泄物の臭い)を識別することもある。他に排泄や生殖等を行うための開口部を下部に備えている。
体内はほぼ(饅頭の中身の総称としての)「あん」で占められている。小豆あん、クリーム、肉まん・ピザまん系など種類によって中身が何かは異なる。また,目は白玉でできていることが多いが,つぶされると汁が出る、乾燥などでしわしわに萎むなど設定によって異なる挙動を見せる。
設定によっては餡子は機能分化を遂げている場合があり、生命維持を司る「中枢餡」が存在するという設定もよく利用される。その場合中枢餡が過度に損傷・破壊されると死に至る。嘔吐・創傷などで体内の餡が大量に漏出したりしても同様の結果となる。
またサイズによって大まかに以下の種類に分けられる。
- 実ゆっくり
後述の植物型妊娠によって、蔦にぶら下がった状態の幼生ゆっくり。最大でピンポン玉程度まで成長し、蔦から切り離されることにより誕生するという扱いになる。 - 赤ゆっくり
ゆっくりの赤ん坊。略して「赤ゆ」等の呼称がある。ピンポン玉程度から始まり、時間経過や成長によるサイズの増大で次の段階に移行。大体ソフトボール大までが目安の模様。 - 子ゆっくり
子供のゆっくり。略して「子ゆ」等。ソフトボール大~それ以上のサイズであり,成体ゆっくりよりは小さい。舌っ足らずな「赤ゆ言葉」が抜ける頃でもある。 - 成体ゆっくり
「成ゆ」のように呼ぶ場合もあるが、最早この状態では「ゆっくり」で通じる。大きさは多くの場合でサッカーボールやバスケットボール大。設定によっては直径50cmほどの場合もある。 - 家ゆ
ここまでに記してきた分類よりもサイズが著しく小さく、成体でもピンポン玉未満のサイズにしかならないゆっくり。家とは主に人間の家のことを指し、人間の家の家具の陰などに住み着いているものを指す(早い話がゴキブリみたいなもの)。
生態
野生では主に山林に生息する。基本的に「弱い」とされているので沿岸部・高地など過酷な環境に暮らすことは稀である。食糧難や開発などの理由で山林から追われたり、飼い主に捨てられた元飼いゆっくりなどが野良として都市部や住宅地に住み着くこともある。ペット用・食用などの目的のための商業的な人工繁殖も行われている。
他の動物と同じく従属栄養生物であり、生育に必要なエネルギーの補給は食事により行われる。雑食性であり、野生では草や木の実・昆虫・きのこなどを、都市部では人間の残飯やゴミを漁って食べる。甘いものを特に「あまあま」と呼び非常に好む。逆に、酸味・辛味・苦味などの刺激物は忌避する。摂食メカニズムについては「食べたものは全て餡子に変換される」と説明されることが多い。
共食いは死骸を含め基本的にタブーとされているが、状況次第(後述の「装飾品による個体の識別」等の理由によりゆっくりの死骸を死骸と認識できない場合等)では行われる。ゆっくりの身体は甘味物で構成されているため、タブーによる忌避さえなければ、あるいは死骸と認識できなければ「あまあま」を好むゆっくりにとっては非常に魅力的な栄養物となる。
雌雄の区別はないが、繁殖はつがいのどちらかが母体になることで行う。どちらが母体となるかは、後述の「種」によって雄役・雌役がほぼ決まっていることが多い。
言語・コミュニケーション能力
ゆっくりはほぼ人間と同じ言葉を使用することができる。全体的にゆっくりの言語能力は人間の幼児、あるいは「人間が幼児的と考える」それとよく酷似したものである。未成熟な幼体の発話は輪をかけて舌足らずなものとなる。テキストでは、ゆっくりのセリフを、ひらがなで書くことによって「幼稚さ」が表現される。
ゆっくりの言語の具体的な特徴としては
- 擬態語・擬音語などのオノマトペを動詞的に使用する(表皮をすりあわせてスキンシップを図ることを「すーりすーりする」、伸びをすることを「のーびのーびする」地面を転がることを「こーろこーろする」)
- 自分の取っている行動を発話せずにいられない(「のーびのーびするよ!」「こっそり移動するよ!そろーり!そろーり!」)
- 特定の条件反射的な発話(「ゆっくりしていってね!!!」と呼びかけられたら反射的に「ゆっくりしていってね!!!」と返す、持ち上げられたり高いところに上ったりすると「おそらをとんでるみたい!」と発話する等)
- 名詞に「さん」という敬称を付けて擬人(擬ゆっくり)的に認識する(おやさいさん,ごはんさん等)
などが挙げられる。
また種族特有の鳴き声や用語、言語能力の制限などの種族による特徴が設定されることもある。
行動原理
「ゆっくりする」ことがゆっくりの目的であり行動規範であるとされる。快不快やゆっくり同士の評価などもゆっくりできるか・ゆっくりしているかに還元される (美味しい食べ物や快適な住居、かわいい赤ちゃんなどは「ゆっくりできる」。飢えや外敵、排泄物のにおいなどは「ゆっくりできない」)。
またつがいになることを「一緒にゆっくりする」、死ぬことを「えいえんにゆっくりする」等とも表現する。死を迎えた際の今際の言葉は「もっとゆっくりしたかった」となる。
他者に対して自分を「ゆっくりさせる」ことだけを要求する利己的なゆっくりは「ゲスゆっくり」と呼ばれ、人間からも、場合によっては同じゆっくりからも嫌悪される。ゲス同士では一応その限りではないが、利害の不一致等で仲間割れが生じるリスクは常に抱えている。
ゆっくりの種類
名称は「ゆっくり○○」というものが基本。略して単に「○○」、あるいは種名として「○○種」と呼ばれる。○○の部分には虐待設定ゆっくりとは全く関係はないものの、ゆっくり或いはその元ネタである東方の登場人物の名前をひらがな表記したものが入る。このひらがな表記の種名は「個」の概念が希薄なゆっくり達自身の人称代名詞としても用いられる。
ゆっくりれいむ(れいむ種)
黒い髪に赤いリボンが特徴。最も頻繁に登場する基本的なゆっくりの一つ。中身は餡子。
つがいでは妻(母親)役を演じることが多く、妊娠・出産を扱う作品では頻繁に利用される。出産や子供の面倒を見るなど母性的な役割を担う反面、子供をダシに増長する描写も多い。 また、最も広く見られる種であることから「特徴に乏しく、たいした特技がない」という微妙な立ち位置に置かれることもある。一対あるもみあげを動かし、物を持ち上げたり等人間の手のように使うことが出来る(もちろん人間や他の生物には無害)。
つがいと子供が出来て家族を形成し、その中で増長し傍若無人になったたれいむは「でいぶ」と称される。上で述べた「ゲスゆっくり」の一種であるが、自分に似たれいむ種の子供のみを贔屓し残りは育児放棄、夫(主に後述のまりさがその役になる)の持ち帰る食料について(量・質ともに)文句を言い口汚く罵る、外に出ないためナスビ状に肥え太っているといった特徴があり、夫や周囲のゆっくりにも嫌悪される存在である。
ゆっくりまりさ(まりさ種)
金髪と黒いとんがり帽子が特徴。れいむ種と並んで広く登場するゆっくりである。中身は餡子。
れいむ種に比べ活動的。運動能力に優れ狩りが得意である反面、自己を過信して破滅することも少なくない。野生の群れでは主な働き手として、つがいでは夫(父親)役として扱われることが多い。アイデンティティである帽子(「おぼうし」と呼ばれることも)は雨や日差しをよけたり、中に物を入れて運んだり、水面に浮かべて移動手段にしたりと便利に利用されるが、奪われたり壊されたりして虐待の手段にされることもしばしば。れいむ種のもみあげのようにおさげを自由に動かし手のように扱える。
ドスまりさ
通常のゆっくりとは比較にならない巨体を持つゆっくりまりさ。ドス化する条件は突然変異だったり家系だったり、単に長生きしすぎただけなど様々。概ね群れを治める長として登場する。ドススパークと言う必殺技を持ち、数人程度であれば人間相手に戦闘力で対抗できることもあれば、小学生にも駆除されるレベルだったりと、設定による強さの変動が非常に大きい。前述のドススパークも、一軒家を吹き飛ばす威力のときもあれば、人間にはちょっと温かく感じる程度だったりもする。
性格は概して穏和だが、知能や知識については差異があり、大別すると「温和だが知識が少ない」「温和かつ知識がある」「温和でなく、かつ悪い方向に知能がある(ゲス。ゲスのドス故ドゲスと呼ばれる)」の三種に分けられる。優秀なドスは人間達と協定を結んで群れの保全を図ったりもするが、単独で人間に対抗しうる能力故にゲスであるか否かにかかわらず駆除の対象となることもある。
その温和さに惹かれてか、一般的なゆっくりの間では「他のゆっくりよりゆっくりしている」と敬意を払われており、この点が群れの長に就任する大きな理由でもある。しかし「ゆっくりしている」ことを理由にあらゆる厄介事を押し付けられたり、群れの維持が困難になったりすると「ドスはみんなをゆっくりさせるのが当然」などと忽ち非難の矢面に立つことも。後者の原因は一般ゆっくりが元凶(生息地の植物・虫を食べ尽くした、人間に喧嘩を売った等)だったり、上記の「温和だが知識が少ない」ドスが群れの維持に関わる仕事をおろそかにしていた、等々。
なお、「ドスまりさ」という存在自体はゆっくり虐待のオリジナルではなく、虐待ジャンル以外でもしばしば用いられる。
ゆっくりありす(ありす種)
ゆっくりの一種で、金髪にカチューシャが特徴。中身はカスタードクリーム。
まりさ、れいむに次ぐメジャー種で「とかいは(都会派)」という独特の価値観を持つ。おうちを「とかいはにこーでぃねーと」したり、とかいはな宝物を収集したりする描写がしばしば見られる。まりさ種とつがいを形成することが多いが、れいむ種やぱちゅりー種とのつがいも見られる。もみあげを持たないかわりに舌が器用で、籠やベッド等の家具や道具を作ったりする役割が多い。
しかし物語上では後述する「れいぱー」としての役割がより広く知られている。善良な(非れいぱー)個体がれいぱーと混同されたが故の悲劇もしばしば描かれる。他種のれいぱー化・れいぷ行為もなくはないが、ありす種に比較するときわめて少なく、あったとしても大抵は赤ゆっくり目当て(後述、食糧的な意味で)である。
ゆっくりぱちゅりー(ぱちゅりー種)
他種より賢いが虚弱な種として描かれることが多いゆっくり。しばしば自らを「けんじゃ(もりのけんじゃ)」と自称する。中身は生クリーム。「むきゅ」という独特の鳴き声が特徴として知られる。
身体能力が低く、虚弱(ちょっとしたストレスで中身を吐いて死亡してしまうなどの設定もある。このため「ゲロ袋」という通称がある)なため狩りなどの活動には向かないが、知識を生かして群れの参謀的役割をつとめたり、群れの長となることも多い。しかし賢いと言っても他のゆっくりに比べての話なので人間には及ばないのが普通であり、自己の知能を過信して破滅することもしばしば。そういった個体を一部で「もりけん」と呼ぶ。稀に人間並かそれ以上の知識や判断力を備えるまでに成長した個体も登場する。
ゆっくりちぇん(ちぇん種)
元ネタ同様に耳と二股の尻尾が生えている。口癖は主に「○○だねー、わかるよー」「わからないよー」。感情的になっていたりゲス化していると「わかるよー」が「わかれよー」となる。また俊足である。中身はチョコレート。上記四種に比べると登場頻度は少ない。
ゆっくりらん(らん種)をつがいとして強く求める性質があり、それを虐待の要素として使われることも多い。
ゆっくりみょん(みょん種)
木の枝を口にくわえて戦ったり身を守ったりなど、戦闘に長ける描写が見られるゆっくり。群れの護衛役や自警団などの役を与えられることが多く、ある程度大きい規模の群れやゆっくりの社会を描く際にしばしば登場する。中身は白あんなど。
普通に喋る場合もあるが、「性器の名称・下ネタのみで会話をする」という非常に奇妙な特徴が与えられている(「ちーんぽ」「ぺにす」「たんしょう」「ほーけい」「びっぐまぐなむ」など)。「ゆっくりようむ」とは異なる別の種だという解釈も存在する。それ以外の喋り方では語尾に「みょん」とつくことが多い。
ゆっくりれみりゃ(れみりゃ種)
「捕食種」と呼ばれる通常種ゆっくりの天敵。捕食種としては最も広く見られる。中身は肉まん(の餡)。「うー」「○○だどー」「おぜうさま(一人称)」「こーまかん(巣)」といった独特の鳴き声・言語を用いることがある。
羽を持ち、飛行できるのが特徴。多くの通常種ゆっくりに恐れられ、捕食対象に噛み付いては相手の中身(餡子やカスタード)を吸い上げる。「胴付き」と呼ばれる体と手足付きの個体の嚆矢(現在では他の種でも胴付きが確認されている)。
基本的に捕食者であり、通常種を間接的に虐待する・ゆっくりの生存競争を描く上での物語的なガジェットとして利用されることが多いが、れみりゃ種中心に描写される場合は、危機に陥ると従者らしい人物に助けを求めるなどの設定が与えられることがある(大抵の場合呼んでも従者は来ない。現実は非情である)。
その他の種(希少種)
上記の他にも種類だけなら多数存在するが、多くの場合ストーリー的には上記の種(通常種と呼ばれる、まりさ、れいむ、ありす、ちぇん、ようむ、ぱちゅりーの6種と捕食種のれみりあ1種)で事足りてしまうため、登場することはあまりない。
故にその他の種が作品に登場する際には「希少種」と呼ばれ特殊な役割を担うことが多い。虐待のため「希少種」と「通常種」を対比させる「希少種優遇」と呼ばれる類型が存在する。
希少種では元ネタとなったキャラクターの二次設定が色濃く残されているケースも多い。同時に新種や新設定の導入など変遷の激しい部分でもある。
以下、一例と特徴を簡潔に記す。
- めーりん
様々な理由により通常種(主にまりさ、れいむ、ありす)から迫害・卑下されているが、本人?が手向かいすることがないだけで、身体能力は通常種よりも高い。中身はピザまんの具だったり豆板醤などの辛いものになることが多い。人間に対しては友好的で懐きやすい。喋らない場合、「じゃおーん」とだけ話す。 - ゆうか
花や野菜等の植物に詳しい。そのため人間には畑仕事やガーデニングの手伝いに重宝されている。植物(特に自分が育てたもの)を傷付けられると怒る、通常種相手には攻撃的・嗜虐的といった設定がつくこともある。また、派生として猫耳をつけた「ゆうかにゃん」という種が存在する。 中身は花の蜜などが採用されることが多い模様。 - らん
狐耳と九本の尻尾が生えた種。ちぇんを強く求める性質を持つ。中身は酢飯、あるいは尻尾が稲荷寿司という設定がつくことがある。
等々。
ゆっくり虐待に関する用語・世界観
ゆっくり虐待特有の用語や設定、ゆっくり虐待における創作物の主な世界観の説明を記す。
人間との関係
初期には幻想郷を舞台としたものも多かったが、近年では現代日本を背景として「現代社会にゆっくりが実在したらどうなるか」というif設定を軸にしたものが多くを占める。人間社会におけるゆっくりの位置付けは設定により様々である。
虐待行為を行うためのエクスキューズとするために「ゆっくりが人間に害を与える」とされるのが一つの類型である。野生のゆっくりが農作物を荒らす、ゆっくりが家屋に侵入して「おうち宣言」をする、 飼っていたゆっくりが野良ゆっくりに危害を加えられる、などの状況は制裁としての虐待における一つのテンプレ(お約束)として成立している。 こうした虐待創作のためのご都合主義は「ゆっくりは所有や生産の概念を理解できない」「ゲス化(ゲスゆっくり)」といった後付設定によって補強される。
あるいはゆっくりはペットであったり、景観や衛生上の理由で駆除される対象であったり、食品として工業的に生産・消費されるものであったりもする。 普通に暮らしているゆっくりを虐待のために虐待するようなシンプルな作品も根強い人気を持つ。
虐待お兄さん(鬼威山、鬼威惨)
ゆっくり虐待の作品に登場する「ゆっくりを虐待する趣味を持った変人」のこと。おにいさんに当て字をして鬼威山、鬼威惨などと表記される(人によって同音でも表記が異なることがある)。女性の場合は鬼寧惨、汚姉惨または普通にお姉さんと呼ばれる(お姉さんを間違えてお兄さんと呼んでしまうのは人間にとってもゆっくりにとっても強力な死亡フラグである。人間ならギャグ的な意味で、ゆっくりなら概ね本当に死ぬ)。
人間に害を与えるゆっくりのみを対象にする者、人間に迷惑をかけずに分別を持って生きているゆっくりを山や森の中まで探しに行って虐待する者など、様々なバリエーションがある。虐待の程度・趣向性も様々である。
すっきり
ゆっくりの生殖行為。行為のクライマックスにおける「すっきりー!」と言う鳴き声からこう呼ばれる(かつては「ゆっくす」とも呼ばれたが、今は殆ど見られない)。雄役の生殖器を雌役の生殖器に挿入して行う動物の交尾に似たもの(「ぺにまむ」と呼ばれる。「ぺにぺに」と「まむまむ」という、人間で言う男性器・女性器に相当するものを交わらせる)と、表皮をこすりあわせて行うものに分かれる。ゆっくり虐待界隈での生殖における妊娠率はほぼ100%である。
新しい命を作るという行為である反面、危険を伴うこともある。妊娠した時に新しく産まれてくる子供の形成に母体の餡を使用し、妊娠から出産までの期間が短いためすっきりを過度に繰り返すと産まれてくる子供に体内の中身を吸い取られすぎて母体が死亡してしまう。また、体が成熟していない子供のゆっくりに対して、すっきりをした場合も同様である。あまりにすっきりの回数が多ければ、産まれてくる子供にも十分な量の餡子が行き渡らずに、母子共に死ぬこともある。
にんっしん
ゆっくりの妊娠の形態には二通りあり、頭から子供の実が実った蔦を生やすものと、母体の中に胎生で妊娠するケースに分かれる。挿入によるすっきりを行うと胎生で妊娠する、と設定されることもある。妊娠期間、一回の出産数などは様々。
なお「にんっしん」に限らず、ひらがな表記にした後で促音を間に加える用語法(制裁→せいっさい等)はゆっくり虐待においては広く見られる。
赤ゆっくり・子ゆっくり
産まれたばかりの個体は赤ゆっくり、少し成長すると子ゆっくりと呼ばれる。産まれてすぐの段階で子ゆっくりと呼ぶ場合もあり厳密な区分はない。略称は読者に向けてのもので、親のゆっくりが子供を「赤ゆっくり」「子ゆっくり」と呼ぶことはまずない。
ゆっくりの子どもに固有の名前を付けられることはなく、親からは「あかちゃん」「おちびちゃん」のように呼ばれる。外見上は、人や動物のように両親の特徴を合わせて受け継ぐことはなく、両親のどちらかのみを受け継いで産まれる(性格面ではその限りではない)。
「あかちゃん」「おちびちゃん」はとてもゆっくりできる存在としてゆっくりに認識されている(これを応用して赤ゆっくりを人間に見せて対価をせしめようとするケースもあるが、概ね失敗する)が、不用意な繁殖(食料の乏しい厳寒期や飼い主の許可を得ない野良との交尾など)が生命の危機をもたらすことも少なくない。これに関しては去勢等の対策がとられている場合もある。
れいぱー(れいぱーありす)
常に満たされない性欲による興奮状態にあり、集団もしくは単独で他種に襲い掛かっては強制的に「すっきり」を迫るありす種。よくて望まない妊娠、 悪くすれば衰弱死などの被害をもたらし、対象も産まれたばかりの幼体(赤ゆっくり)から妊娠中の個体まで無差別に及ぶため、他種から恐れられ嫌悪されている。外見的には、上記「すっきり」の項に記した「ぺにぺに」が異常に大きい。
れいぱーは基本的に「すっきりの強要」は「愛を与えている」だけであって、対象に拒絶されたとしてもそれは表面的な「つんでれ」を演じているに過ぎないのだと考えている、と主に設定されている。
うんうん、しーしー
「排泄・排泄物」についての設定はゆっくり虐待の中でも更に嗜好の分かれる設定のため留意されたい。
体内で不要になった餡子や余剰水分は、それぞれ「うんうん」「しーしー」といった形で適宜排泄される。それらの排泄物は基本的に清潔で、普通の動物からすれば単なる砂糖水あるいは餡子に過ぎないが、ゆっくり同士では忌避される。排泄物であると気づかれなければ、ゆっくりが非常に好む「あまあま」と大差はない。
ゆっくりと水の関係
ゆっくりにとって、水は生命維持に不可欠なものであると同時に「天敵」であることが多い。ゆっくりの体は饅頭でできているため、水に長時間浸かるとふやけて動けなくなってしまう。そのため、ゆっくりは「水」を非常に怖がる。
川に落ちれば生還は絶望的だし、屋根がなければ雨も致命的になる。そのためゆっくりは基本的に、洞窟や木の洞など、雨を凌げる場所に巣を作るか、野良ゆの場合は段ボール箱を横倒しにする・何かしらの素材で屋根を作るなどして巣を作る。
おかざり
まりさ種の帽子、れいむ種のリボンなど、ゆっくりごとにそれぞれ生まれ持った装飾品はおかざりと呼ばれる。
おかざりはゆっくりの個体識別に使用され、人間にはどのおかざりも同じに見えるのだが、ゆっくり同士なら見分けがつくらしく、生まれ持ったおかざりを装備してる限りは識別を間違えることはない。おかざりの破片ほんの1枚ですら識別が可能である。
逆に、他個体のおかざりを装着しているとその個体として認識される。極端な場合はゆっくりのおかざりを装着した人間や、石などの無機物さえその持ち主として認識される。
同時におかざりを喪失したり、おかざりの一部が損傷したりしたゆっくりは「ゆっくりできないゆっくり」 として認識され、群れや家族において迫害の対象となる。そのためゆっくりはおかざりを奪われたり傷つけられることに対して多大なストレスや恐怖を感じる。
その他ゆっくりの美醜もおかざりで判断され、わずかな傷やほつれ、小さな穴でさえも侮蔑、迫害の対象となる場合がある。
おうち宣言
ゆっくりにおいては「『おうち宣言』なるものをして、それが拒否されなかったらその場所を自分の家にできる」というルールが存在する(そのため、ゆっくりは自分の家に最低1匹以上の留守番を残しておく必要がある)。このルールを人間の家にも当てはめたゆっくりが、人間の家に侵入して(家の中を荒らし)「ここを〇〇のゆっくりプレイスにするよ!」と宣言してしまうことがある。
人間側は当然そのルールを認めるわけにはいかないので、ゆっくりを追い出したり、殺害する。この一悶着を作品の主題としたものも多い。もちろん人間のルールをきちんと理解しているゆっくりも存在する。
「お野菜は勝手に生えてくるんだよ」
野生のゆっくりが人間の畑に植えてある野菜の所有権について理解出来ないときに言う台詞。農耕という概念の無いゆっくりは、畑に植えてある野菜について人間が育てたものであることを知らず、 また説明しても理解せずに「お野菜は勝手に生えてくるんだよ」と言って人間の所有権を認めようとしない。従って、畑の所有者に対して「みんなのお野菜を独り占めする悪い人間」と言って攻撃することがある。
もちろんそういったことを理解してきっちり弁えているゆっくりも存在し、そうした存在は概ね人間とうまくやっているのだが、群れの場合はそうもいかず、それを理解しない一部のゆっくりの巻き添えを食って駆除される(群れが人間の手で壊滅する)ことも。
数字をわずかしか理解できない
ゆっくりの頭の弱さを表現するのによく利用される設定。最近の傾向では1~2までは理解できるが、3以上は理解できない設定が多い。そのため、3以上の物をカウントする時は「1、2、たくさん」となる。3だろうが100だろうがすべて「たくさん」である。
このため、3以上あるものが減っても2以下になるまで減ったということを認識できない。例えば子供5匹と一緒に親ゆっくりが散歩していて、子供2匹がはぐれたとしても、「ゆゆ? おちびちゃんがすくないようなきがするよ? ゆーんと、1、2、たくさん! ちゃんといるね、れいむのきのせいだったよ!」となる。
おたべなさい
ゆっくりの自殺方法。「(さあ)、おたべなさい」の発声とともにゆっくりの体が二つに割れ、ゆっくりは絶命する。この使用目的は、「死ぬより辛い苦痛から逃れるため」と、「感謝する相手に食べて欲しいため」の大きく二つに分かれる。「ゆっくり虐待」の場合はまず間違い無く、前者の目的で用いられる。なお、始めから終わりまで正確に発音しなければ発動しない。
これを行われると虐待ができなくなるため、口をふさぐ(もしくは口内を損傷させて)発声できないようにしたり、そもそもこの設定が用いられなかったりと、採用されるか否かの差異がある。
加工所(加工場)
中身が餡子やカスタードでできているゆっくりを捕まえたり繁殖させてたりして、菓子に加工する工場のこと。当然ながらここで菓子に加工されるということは死ぬということである。繁殖用のゆっくりの場合、常に望まぬ出産を強いられ、せっかく産んだ我が子も毎回奪われ、子を産まなく(産めなく)なったら処分されるなど、正にゆっくりにとって地獄ともいえる場所である。何故か野生で生まれたゆっくりでも加工所を知っていることが多く、生意気な野生のゆっくりも「加工所」の名前を出すと恐れ怯えることもある。
ゆっくりを対象とする研究機関を内部、または別に持っている場合もある。加工所の内部は高度に自動化された近代的・SF的な工場であることが多い。
野良ゆっくり
人間のいる都市部や街中・郊外などで生活していて、かつ人間に飼われていないゆっくり。なぜ人間の街にいるかは様々である。飼われていたのに捨てられたり、その二世以降だったり、山や森から引っ越してきたりといった設定がある。先祖代々ずっと野良ゆっくりで、街に来た理由について言及されない場合も多い。
悲惨な目に会いやすいのは、ジャンルの性質上言うまでもない。ちなみに、野山や森など人間の生活圏外で生きている場合は野良とは呼ばず、そちらは野生と呼ばれる。
飼いゆっくり
人に飼われているゆっくりのこと。野生のゆっくりや野良ゆっくりの厳しい暮らしぶりと比べ、比べ物にならないほど快適な生活を送っている描写がされることが多い。ペットショップで飼い主に買われたり、野良が人間に拾われたりして飼いゆっくりとなる。また野良にとって飼いゆっくりは羨望と嫉妬の的であり、人間に飼われたがる者も妬みを持つ者も後を絶たない。
また野良のゆっくりと区別するためにバッジをつけるという設定が多い。またそのバッジもゆっくりの能力や性格に応じて銅・銀・金と階級分けされていることがある。さらに上のプラチナパッジが設定されることもあるし、バッジの設定自体が採用されないことも当然ながらある。
虐待方法等
作中で「ゆっくり虐待」をする人間が行う虐待の方法。また、人間が手を下さなない虐待方法(=自滅原因)についてもここに記す。このジャンルの「肝」となる部分であるため、ここに挙げる以外にも虐待方法は多数存在する。絵描きやSS作家の数だけ様々な表現があるといえる。
足焼き
ゆっくりの底面部を焼く行為。ゆっくりは体の底面部を使用して移動しているために、これを行うとゆっくりは移動できなくなる。軽めにやれば時間経過で治るというケースもあるが、大抵は再起不能である。逃走を防ぐために行うことが多い。
移動を封じたゆっくりをどうするかは、人それぞれである。野に返し家族の「お荷物」とさせたり、焼いた後に他の虐待に移ることが多い。
コンポスト
元々のコンポストの意味は、堆肥(が転じて、微生物に生ごみを分解させて堆肥にする設備)のことである。ゆっくりの場合、食べたものを体内で餡子に変換するという性質がある。これを利用して捕まえたゆっくり、もしくはゆっくりのつがいや家族を箱の中に入れて、廃棄生ゴミの処理をさせるというものである。
一斉駆除
一般的な害獣や害虫の駆除と同じように、ある範囲に住むゆっくりを全滅させる。駆除の理由は、農作物被害への対策や山林の保護であることが多い。基本的には機械的な駆除であり、わざわざゆっくりに苦痛を与えようとする描写はないため厳密には「虐待」ではないが、よく行われる手段である。また駆除の業者は加工所の職員が兼ねていることが多い。駆除を主体にした作品もあれば、作品のオチになる場合も。
自然の驚異に負ける
人間は全く絡まないが、よく登場するゆっくり自滅の原因である。無計画に繁殖した結果食料が足りなくなったり、冬ごもりの準備を怠って凍死したりする自業自得的な内容もあるし、大雨・台風・雪崩・大寒波・干ばつ・山火事など、自然災害で大量死するといった内容のものもある。
仲間のゆっくりに制裁される
基本的には、あるゆっくりが罪を犯し「死刑」になる、というストーリーである。処刑方法は他のゆっくりから枝で滅多刺しにされるなど原始的なものが多く、すぐに死ねない場合が殆どである。
大量に他のゆっくりを殺すなど、重罪を犯したゆっくりが正当に処罰されて殺される作品もあれば、無実のゆっくりが無能な群れの長(ぱちゅりーであることが多い)によって殺される、人間にそそのかされた長が無実のゆっくりを処刑する、などの作品もある。
仲間割れを仕向ける
様々な方法を使ってゆっくりの群れ・家族・つがいなどを崩壊させることを目的とした虐待。
などの方法がよく見られる。精神的に未熟な子ゆっくりを絡めて行う(自分の親が駄目な存在と認識させる等)ことが多い。
精神的虐待
その名の通り、ゆっくりに対し物理的にダメージを負わせるのではなく、精神的にダメージを負わせる。主にゆっくりが話す理屈に対し人間が様々な観点からツッコミを入れ、理屈の正当性を否定する。最終的には、ゆっくりが逆上(逆ギレ)するか反論できずに落胆するかに大別される。
お絵カキコ
前述の各用語について描かれたイラストである。視覚的刺激は文字よりも刺激が強いので、内部スクロール式にしている。閲覧は各自の自己責任で。
警告: この項目では、キャラクターの損壊・破壊などを含む暴力行為・残虐行為の描写及び性行為を示唆する表現を包含する表現を含んでいます。そうした表現に嫌悪感を持たれる方は閲覧しないことをおすすめします。 |
すっきり:この後母体となったゆっくりに新たな生命が宿る
足焼き:底部を焼かれて動けなくなってしまったゆっくりまりさ
おかざり紛失:飾りを失い、
家族から見放された赤ゆっくり
れいぱーありす:欲望のままに振舞う無法者。
そこに愛情は一切存在せず、あるのは肥大した醜い性欲のみ
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ニコニコ静画「お題ページ」でのゆっくり虐待関係スレ一覧(閲覧は自己責任で)
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